JP2002373437A - 光ディスク記録再生装置 - Google Patents

光ディスク記録再生装置

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JP2002373437A
JP2002373437A JP2001179817A JP2001179817A JP2002373437A JP 2002373437 A JP2002373437 A JP 2002373437A JP 2001179817 A JP2001179817 A JP 2001179817A JP 2001179817 A JP2001179817 A JP 2001179817A JP 2002373437 A JP2002373437 A JP 2002373437A
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tangential
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signal
tilt
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Eiki Nakamura
栄基 中村
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、かつ安価にタンジェンシャル
方向及びラジアル方向のチルト制御を行うことができる
光ディスク記録再生装置を提供する。 【解決手段】 第1プッシュプル信号の上側ピーク値と
下側ピーク値を極性反転した第1反転ピーク値との第1
差分値をとり、第2プッシュプル信号の上側ピーク値と
下側ピーク値を極性反転した第2反転ピーク値との第2
差分値をとり、この第1差分値と第2差分値との和に基
づいて、タンジェンシャルチルト検出信号を出力し、第
1プッシュプル信号の上側ピーク値と前記した第1反転
ピーク値とを加算した第1振幅と第2プッシュプル信号
の上側ピーク値と前記した第2反転ピーク値とを加算し
た第2振幅振幅との差に基づいて、ラジアルチルト検出
信号を出力する構成であり、信号検出手段16、17
と、ピーク検出手段32、33と、加算手段24、2
5、30と、減算手段23、29、31とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラジアルチルト制
御及びタンジェンシャルチルト制御を簡単な構成で行う
光ディスク記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク記録再生装置は、レーザビー
ムを光ディスク面に対して略垂直に照射して情報を記録
する、または記録した情報を再生するものであるが、光
ディスク面とレーザビームの光軸との間に傾き(チル
ト)が生じると、レーザビームが光ディスク面に対して
垂直からずれた状態で照射されることになり、ビームス
ポットにコマ収差が発生する。このコマ収差が発生した
場合には、情報の記録時においては、情報を記録するた
めの記録マークが正確に形成できなくなるので、情報を
正しく記録することが困難となり、情報の再生時におい
ては、正しく記録された情報であっても、それを正確に
読み出すことが困難となる。
【0003】このため、チルト補正が必要とされる。こ
のチルト補正は、機構的にもしくは信号処理等によって
行う方法が考案されているが、それらチルト補正のため
にはまずチルトを正確に検出することが重要である。一
般的なチルト検出方法としては、チルトセンサを用いる
ものが周知である。これは、光ディスクに情報の記録再
生を行うための光ピックアップとは別個にチルト検出用
の光ビーム(主にLEDが用いられる)及びセンサを設
けてチルトの検出を行うものである。
【0004】しかし、この方法は、精度良いチルト検出
が難しいという問題や光ピックアップとは別個にチルト
センサを設けなければならないので、装置の構成が複雑
になりコストが高くなるという問題があった。
【0005】この問題を解決する方法としては、特開平
9−161293号公報や特開平11−144281号
公報に開示されている。即ち、特開平9−161293
号公報には、レーザダイオードと、このレーザダイオー
ドから出射される光ビームを信号読み出し用の0次回折
光とチルト検出用の±1次回折光を生成し、かつ0次回
折光を中心とした対称位置にあって、±1次回折光に付
加されたコマ収差成分を生成する回折格子と、この回折
格子から生成された3つの光を通過させ、光ディスクか
らの反射光を反射するハーフミラーと、このハーフミラ
ーで反射された反射光を検出する6分割受光素子とを有
し、光ディスクと光ビームとのなす角がコマ収差成分を
打ち消す収差成分を与える角度内に入るように制御する
ことによって、チルト制御できる光ディスク装置が開示
されている。この公報によれば、光ピックアップに収差
を発生させる為の回折格子などの素子を組み込むだけで
良いので、チルトセンサに比べて簡素な構成でチルトを
検出することができ、コスト的に安価にすることができ
る。
【0006】特開平11−144281号公報には、光
ディスク上に予め形成されたピットにおけるタンジェン
シャルプッシュプル信号を利用して、このピットの立ち
上がり点におけるタンジェンシャルプッシュプル信号と
立ち下がり点におけるタンジェンシャルプッシュプル信
号とが不平衡となり、この不平衡量がチルトに応じて変
化するので、この不平衡量を検出することによってチル
ト制御できるディスク再生装置が開示されている。この
公報によれば、タンジェンシャルプッシュ信号を検出す
るための簡単なローパスフィルタやA/D変換器及びサ
ーボコントローラ等の信号検出回路を追加するだけで良
いので、前記したと同様に、チルトセンサに比べて簡素
な構成でチルト検出を実現でき、コスト的に安価にする
ことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−161293号公報に開示の光ディスク装置では、
再生型光ディスクを再生する場合のチルト検出には有効
であるが、情報が記録されていない未記録グルーブや未
記録ランドを有する光ディスクを再生する場合、これら
のグルーブやランドからの反射光強度がチルトによって
ほとんど変化しないため、チルトを検出することができ
なかった。
【0008】また、特開平11−144281号公報に
開示のディスク装置では、グルーブに情報を記録し、か
つグルーブ間のランドにプリピット部が形成されている
光ディスクの場合、再生時には、レーザービームがラン
ドに形成されたプリピット部上を走査しないで、グルー
ブ上を走査するので、ランド上に形成されているプリピ
ット部からタンジェンシャルプッシュプル信号を正確に
得ることが難しく、そのままではタンジェンシャルチル
トを検出することは出来なかった。このため、レーザー
ビームがランド上を走査するための異なる動作を別途行
わなければならず、トラッキング制御が複雑になるとい
う問題を生じていた。更に、タンジェンシャルチルトだ
けしか検出出来ないので、ラジアルチルトを検出するに
は別途装置が必要となり、コストアップを生じていた。
【0009】そこで、本発明は、上記のような問題点を
解消するためになされたもので、簡単な構成で、かつ安
価にタンジェンシャル方向及びラジアル方向のチルト制
御を行うことができる光ディスク記録再生装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明における第1の発
明は、レーザビームをメインビームとこのメインビーム
の前後にコマ収差を生じるように回折分割してなる2つ
のサイドビームのうち、一方のサイドビームを、前記グ
ルーブの内周側に隣接するランド上に照射すると共に他
方のサイドビームを照射して、前記グルーブに対する情
報の記録再生を行う光ディスク記録再生装置において、
前記光ディスクから反射した前記メインビーム及び前記
2つのサイドビームを光電変換する分割受光部を有する
複数の光検出手段と、前記複数の光検出手段で検出され
た前記一方のサイドビームの検出信号から基準レベルに
対して上下側ピーク値を有する前記コマ収差に応じた第
1タンジェンシャルプッシュプル信号を生成する第1タ
ンジェンシャルプッシュプル信号検出手段と、前記複数
の光検出手段で検出された前記他方のサイドビームの検
出信号から前記基準レベルに対して上下側ピーク値を有
する前記コマ収差に応じた第2タンジェンシャルプッシ
ュプル信号を生成する第2タンジェンシャルプッシュプ
ル信号検出手段と、前記第1タンジェンシャルプッシュ
プル信号の前記下側ピーク値を極性反転した第1極性反
転ピーク値を検出する第1ピーク検出手段と、前記第2
タンジェンシャルプッシュプル信号の前記下側ピーク値
を極性反転した第2極性反転ピーク値を検出する第2ピ
ーク検出手段と、前記第1タンジェンシャルプッシュプ
ル信号の前記上側ピーク値と前記第1極性反転ピーク値
とを加算して、第1振幅を出力する第1加算手段と、前
記第1タンジェンシャルプッシュプル信号の前記上側ピ
ーク値と前記第1極性反転ピーク値との第1差分値を検
出する第1減算手段と、前記第2タンジェンシャルプッ
シュプル信号の前記上側ピーク値と前記第2極性反転ピ
ーク値とを加算して、第2振幅を出力する第2加算手段
と、前記第2タンジェンシャルプッシュプル信号の前記
上側ピーク値と前記第2極性反転ピーク値との第2差分
値を検出する第2減算手段と、前記第1減算手段から出
力される前記第1差分値と前記第2減算手段から出力さ
れる前記第2差分値との和に基づいて、タンジェンシャ
ルチルト検出信号を出力する第3加算手段と、前記第1
加算手段から出力される前記第1振幅と前記第2加算手
段から出力される前記第2振幅との差に基づいて、ラジ
アルチルト検出信号を出力する第3減算手段と、を有
し、前記ラジアルチルト検出信号と前記タンジェンシャ
ルチルト検出信号に基づいて、ラジアルチルト制御及び
タンジェンシャルチルト制御することを特徴とする光デ
ィスク記録再生装置を提供する。第2の発明は、前記2
つのサイドビームの強度は、メインビームの1/10〜
1/20であることを特徴とする請求項1記載の光ディ
スク記録再生装置を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明における光ディスク記録再
生装置の実施形態について、図1乃至図17を用いて説
明する。図1は、本発明の光ディスク記録再生装置の実
施形態における光ピックアップを示す図である。図2
は、光ディスク上での光ビームの照射位置を示す図であ
る。図3は、本発明の光ディスク記録再生装置の実施形
態を示すブロック図である。図4は、ラジアルチルトが
ない場合のラジアル方向の強度分布を示す図である。図
5は、光ディスクがラジアル延長方向に対して上方に傾
いた場合におけるラジアル方向での光反射強度分布を示
す図である。図6は、光ディスクがラジアル延長方向に
対して下方に傾いた場合におけるラジアル方向での光反
射強度分布を示す図である。図7は、タンジェンジェン
シャルチルトがない場合のタンジェンシャル方向強度分
布を示す図である。図8は、光ディスクが回転方向に対
して下方に傾いた場合におけるタンジェンシャル方向で
の光反射強度分布を示す図である。図9は、光ディスク
が回転方向に対して上方に傾いた場合におけるタンジェ
ンシャル方向での光反射強度分布を示す図である。な
お、図4乃至図9では、光反射強度分布の状態を分かり
やすくするため、メインビームRAとサイドビームRB
及びRCの強度が同程度となるようにそれぞれ規格化し
て表している。
【0012】図10は、ラジアルチルトがない場合のプ
リピット部のタンジェンシャルプッシュプル信号を示す
図である。図11は、光ディスクがラジアル延長方向に
対して上方に傾いた場合におけるタンジェンシャルプッ
シュプル信号を示す図である。図12は、光ディスクが
ラジアル延長方向に対して下方に傾いた場合におけるタ
ンジェンシャルプッシュプル信号を示す図である。図1
3は、タンジェンシャルチルトがない場合におけるタン
ジェンシャルプッシュプル信号を示す図である。図14
は、光ディスクが回転方向に対して下方に傾いた場合に
おけるタンジェンシャルプッシュプル信号を示す図であ
る。
【0013】図15は、光ディスクが回転方向に対して
上方に傾いた場合におけるタンジェンシャルプッシュプ
ル信号を示す図である。図16は、タンジェンシャルプ
ッシュプル信号の振幅差とラジアルチルトとの関係を示
す図である。図17は、タンジェンシャルプッシュプル
信号における+側ピークと−側ピーク値との差分とタン
ジェンシャルチルトとの関係を示す図である。
【0014】まず、本発明の光ディスク記録再生装置の
実施形態に用いられる光ピックアップについて説明す
る。図1に示すように、光ピックアップ10は、半導体
レーザ1と、この半導体レーザ1から出射されるビーム
を平行光にするコリメータレンンズ2と、この平行光を
メインビームと2つのサブビームに回折分離する回折素
子3と、この回折素子3から出射されるメインビームと
2つのサイドビームを通過させ、また光ディスク6から
の反射光を反射する反射面を有するビームスプリッター
4と、このビームスプリッター4から出射した3つのビ
ームを光ディスク6に集光する対物レンズ5とを有して
いる。更に、ビームスプリッター4の反射面で反射され
た3つのビームを集光する検出レンズ7と、この検出レ
ンズ7で集光された3つのビームをそれぞれ検出する光
検出器8A、8B、8Cとからなる。
【0015】次に、光ピックアップ10の動作について
説明する。半導体レーザ1は、後述するレーザ駆動回路
12(図3)からのレーザ駆動信号に従ったレーザービ
ームを出射する。このレーザービームは、記録時にはマ
ルチパルスの記録ビームとなり、再生時には一定パワー
の再生ビームとなる。このレーザビームをコリメータレ
ンズ2に入射させ平行光にした後、回折素子3において
メインビームと2つのサイドビームの3つのビームに回
折分離する。この際、この回折素子3によって、メイン
ビームを中心として、2つのサイドビームにラジアル方
向のチルトに対応したコマ収差K1、K2が点対称に付与
される。
【0016】次に、この3つのビームをビームスプリッ
タ4に通過させた後、対物レンズ5光ディスク6に集光
して、図2に示すメインビームRAのスポットをグルー
ブG上に、残りの2つのサイドビームRB及びRCのス
ポットをそれぞれ隣接するランドLB及びLC上に形成
する。なお、図2中のPPは、ランドLB、LCに形成
されたプリピット部を示している。
【0017】ここで、光ディスク上に形成されるメイン
ビームRA、サイドビームRB及びRCについて図4乃
至図9を用いて説明する。図4及び図7に示すように、
チルトがない場合には、メインビームRAのラジアル方
向及びタンジェンシャル方向の強度分布は、共にコマ収
差がほとんどない状態であり、サイドビームRB及びR
Cのラジアル方向及びタンジェンシャル方向の強度分布
は、ラジアル方向にはメインビームRAを中心として点
対称のコマ収差K1、K2を有し、タンジェンシャル方向
にはコマ収差がほとんどない。
【0018】なお、2つのサイドビームRB及びRCの
強度は、半導体レーザ1が記録ビームを出射した場合に
サイドビームRB及びRCによって意図しない記録が行
われないように、メインビームRAの強度に対して1/
10〜1/20程度となるように回折素子3によって分
割されている。
【0019】この後、光ディスク6で反射したメインビ
ームRA、2つのサイドビームRB及びRCを対物レン
ズ5に通過させ、ビームスプリッタ4の反射面で反射さ
せて検出レンズ7に導く。この検出レンズ7では、反射
した各ビームRA〜RCをそれぞれ光検出器8A〜8C
に集光する。光検出器8Aでは、反射したメインビーム
RAを4分割受光部にて検出し、グルーブGの検出信号
SA1〜SA4を出力する。光検出器8B及び8Cで
は、反射したサイドビームRB及びRCをそれぞれの4
分割受光部にて検出し、ランドLB及びLCの検出信号
SB1〜SB4及びSC1〜SC4を出力する。
【0020】次に、本発明の光ディスク記録再生装置の
実施形態について図1乃至図9を用いて説明する。ま
ず、この構成について説明する。本発明の光ディスク記
録再生装置の実施形態は、半導体レーザ1から出射され
たレーザビ−ムをメインビームRA、サイドビームRB
及びRCに回折分離し、光ディスク6上に照射した後、
この光ディスク6からの反射光を光検出器8A、8B、
8CでグルーブGからの検出信号SA1〜SA4、ラン
ドLBからの検出信号SB1〜SB4及びランドLCか
らの検出信号SC1〜SC4を出力する前記した光ピッ
クアップ10と、グルーブGの検出信号SA1〜SA4
を用いて演算を行い、グルーブGの再生信号を検出する
再生信号検出回路13と、検出信号SA1〜SA4を用
いて演算を行い、フォーカスエラー信号を検出するフォ
ーカスエラー検出回路14とを有する。
【0021】更に、検出信号SA1〜SA4及びSB1
〜SB4及びSC1〜SC4を用いて演算を行い、D−
PP(差動プッシュプル)法により、トラッキングエラ
ー信号を検出するトラッキングエラー検出回路15と、
ランドLBからの検出信号SB1〜SB4を用いて演算
を行い、タンジェンシャルプッシュプル信号TBを検出
する第1タンジェンシャルプッシュプル信号検出回路1
6と、ランドLCからの検出信号SC1〜SC4を用い
て演算を行い、タンジェンシャルプッシュプル信号TC
を検出する第2タンジェンシャルプッシュプル信号検出
回路17とを有する。
【0022】更にまた、第1タンジェンシャルプッシュ
プル信号検出回路16から出力されたタンジェンシャル
プッシュプル信号TBの0レベルに対して、+側ピーク
値PT1を検出するピーク検出回路21と、−側ピーク
値PB1を+側に反転する反転回路20と、この反転さ
れた−側ピーク値PB1を検出するピーク検出回路22
と、この+側ピーク値PT1と反転された−側ピーク値
PB1を加算して振幅WBを出力する第1加算回路24
と、+側ピーク値PT1と反転された−側ピーク値PB1
の第1差分を出力する第1減算回路23とを有する。
【0023】第2タンジェンシャルプッシュプル信号検
出回路17から出力されたタンジェンシャルプッシュプ
ル信号TCの0レベルに対して、+側ピーク値PT2
検出するピーク検出回路27と、−側ピーク値PB2
+側に反転する反転回路26と、この反転された−側ピ
ーク値PB2を検出するピーク検出回路28と、この+
側ピーク値PT2と反転された−側ピーク値PB2を加算
して振幅WCを出力する第2加算回路30と、+側ピー
ク値PT2と反転された−側ピーク値PB2の第2差分を
出力する第2減算回路29とを有する。
【0024】ここで、反転回路20及びピーク検出回路
21、22により第1ピーク検出手段32を構成する。
また、反転回路26及びピーク検出回路27、28によ
り第2ピーク検出手段33を構成する。
【0025】第1加算回路24から出力される振幅WB
と第2加算回路30から出力される振幅WCとの差に基
づいて、ラジアルチルト検出信号Rを出力する第3減算
回路31と、第1減算回路23から出力される前記第1
差分と第2減算回路29から出力される前記第2差分と
の和に基づいて、タンジェンシャルチルト検出信号Tを
出力する第3加算回路25とを有する。
【0026】また、タンジェンシャルチルト検出信号T
とラジアルチルト検出信号Rとに基づいて、光ピックア
ップ10のタンジェンシャル方向及びラジアル方向のチ
ルト制御を行い、またフォーカスエラー信号及びトラッ
キングエラー信号に基づいて、フォーカス制御及びトラ
ッキングエラー制御を行うサーボ回路11とを有する。
【0027】そして、記録情報に変調等の処理を施し
て、記録信号を生成する記録信号処理回路18と、この
記録信号に従って、レーザ駆動信号を生成して光ピック
アップ10に出力するレーザ駆動回路12とを有する。
更に、前記した再生信号検出回路13から出力される再
生信号に対して、波形整形、2値化、エラー訂正及び復
号等の処理を施して、グルーブGに記録されている情報
を検出し、再生情報として出力する再生信号処理回路1
9を有している。
【0028】ここで、グルーブGへ情報を記録する際、
メインビームRAは、チルト補正されているので、メイ
ンビームRAは、図4及び図7に示すように、コマ収差
の小さい状態に保たれるため、記録マークを正確、かつ
確実に形成することができる。また、グルーブGに記録
されている情報を読み取る際、メインビームRAは、チ
ルト補正されているので、正確に情報を読み取ることが
できる。
【0029】次に、この動作について説明する。半導体
レーザ1から出射されるレーザビームを回折素子3でメ
インビームRAとラジアル方向に対応するコマ収差が略
対称に付与された2つのサイドビームRB及びRCに分
割して、光ディスク6上のグルーブG及び隣接する2つ
のランドLB及びLC上にそれぞれを照射し、その反射
光を光検出器8AでグルーブGの検出信号SA1〜SA
4を、光検出器8B及び8CでランドLB及びLCの検
出信号SB1〜SB4及びSC1〜SC4を検出する。
【0030】そして、検出信号SA1〜SA4を再生信
号検出回路13、フォーカスエラー検出回路14及びト
ラッキングエラー検出回路15に出力し、検出信号SB
1〜SB4をトラッキングエラー検出回路15及び第1
タンジェンシャルプッシュプル信号検出回路16に出力
し、検出信号SC1〜SC4をトラッキングエラー検出
回路15及び第2タンジェンシャルプッシュプル信号検
出回路17に出力する。
【0031】フォーカスエラー検出回路14では、(S
A1+SA3)−(SA2+SA4)なる演算にて、フ
ォーカスエラー信号を検出し、サーボ回路11へ出力す
る。トラッキングエラー検出回路15では、(SA1+
SA2−SA3−SA4)−q(SB1+SB2−SB
3−SB4+SC1+SC2−SC3−SC4)(qは
定数)なる演算にてD−PP(差動プッシュプル)法に
よるトラッキングエラー信号を検出し、サーボ回路11
へ出力する。
【0032】サーボ回路11では、前記したフォーカス
エラー信号及びトラッキングエラー信号に基づいて、光
ピックアップ10のフォーカス制御及びトラッキング制
御を行い、光ディスク6上のグルーブGへ情報の記録や
再生が可能な状態にする。第1タンジェンシャルプッシ
ュプル信号検出回路16では、(SB1+SB4)−
(SB2+SB3)なる演算をして、ランドLBに対応
するタンジェンシャルプッシュプル信号TBを検出す
る。
【0033】第2タンジェンシャルプッシュプル信号検
出回路17では、(SC1+SC4)−(SC2+SC
3)なる演算をして、ランドLCに対応するタンジェン
シャルプッシュプル信号TCを検出する。
【0034】ここで、タンジェンシャルプッシュプル信
号TB及びTCによって、ラジアルチルト及びタンジェ
ンシャルチルトが検出できることについて、以下詳細に
図4乃至図17を用いて説明する。まず、ラジアルチル
トの検出について説明する。ラジアルチルトがない場合
には、図4に示すように、サイドビームRB及びRCの
ラジアル方向強度分布は、メインビームRAを中心とし
て、ラジアル方向に対称なコマ収差K1、K2を有し、図
10に示すように、ランドLB及びLCのプリピット部
におけるタンジェンシャルプッシュプル信号TB及びT
Cのそれぞれの振幅WB及びWCは、ほぼ等しい。
【0035】光ディスク6がラジアル延長方向に対して
上方に傾いた場合には、図5に示すように、サイドビー
ムRBのラジアル方向のコマ収差K1の強度分布は、予
め有していたコマ収差よりも小さくなり、サイドビーム
RCのラジアル方向のコマ収差K2の強度分布は、予め
有していたコマ収差に増加分が加わり、より大きいコマ
収差K2を生じる。この状態においては、図11に示す
ように、プリピット部PPにおけるタンジェンシャルプ
ッシュプル信号TB及びTCのそれぞれの振幅WB及び
WCは、WB>WCの関係になる。
【0036】光ディスク6がラジアル延長方向に対して
下方に傾いた場合は、図6に示すように、サイドビーム
RB及びRCのラジアル方向強度分布は、上記とは逆の
関係になる。即ち、サイドビームRBのラジアル方向強
度分布は、予め有していたコマ収差に増加分が加わり、
より大きいコマ収差K1を生じ、サイドビームRCのラ
ジアル方向強度分布は、予め有していたコマ収差がキャ
ンセルされて小さいコマ収差K2を生じる。この状態に
おいては、図12に示すように、プリピット部PPにお
けるタンジェンシャルプッシュプル信号TB及びTCの
それぞれの振幅WB及びWCは、WB<WCの関係にな
る。
【0037】図16に示すように、プリピット部PPに
おけるタンジェンシャルプッシュプル信号TB及びTC
に対応する振幅WB及びWCの振幅差(WB−WC)
は、ラジアルチルトに比例して増加するので、この振幅
差(WB−WC)をラジアルチルト検出信号として用
い、これに基づいてラジアル方向のチルト制御を行うよ
うにすれば、精度の良いラジアルチルト補正が可能とな
る。
【0038】次に、タンジェンシャルチルトの検出につ
いて説明する。ここでは、説明の便宜上、前記したタン
ジェンシャルプッシュプル信号TB、TCの+側ピーク
値PT1、PT2を総称してPTとして表し、−側ピーク
値PB 1、PB2を総称してPBとして表す。タンジェン
シャルチルトがない場合には、図7に示すように、サイ
ドビームRB及びRCのタンジェンシャル方向強度分布
は、両方ともコマ収差がほとんどない。この状態におい
ては、図13に示すように、ランドLB及びLCのプリ
ピット部PPにおけるタンジェンシャルプッシュプル信
号TB及びTCは、+側ピーク値PTと−側ピーク値P
Bとが等しい。
【0039】光ディスク6が回転方向に対して下方に傾
いた場合には、図8に示すように、サイドビームRB及
びRCのタンジェンシャル方向強度分布は、両方とも同
じ方向にコマ収差K3、K4を有するようになる。この状
態においては、図14に示すように、プリピット部PP
におけるタンジェンシャルプッシュプル信号TB及びT
Cは、共に+側ピーク値PTと−側ピーク値PBとがP
T>PBという関係となる。
【0040】光ディスク6が回転方向に対して上方に傾
いた場合には、図9に示すように、サイドビームRB及
びRCのタンジェンシャル方向強度分布は、上記とは逆
の方向にコマ収差K5、K6を有するようになる。この状
態においては、プリピット部PPにおけるタンジェンシ
ャルプッシュプル信号TB及びTCは、共に、図15に
示すように+側ピーク値PTと−側ピーク値PBとがP
T<PBという関係となる。このように、プリピット部
PPにおけるタンジェンシャルプッシュプル信号TB及
びTCはタンジェンシャルチルトに応じて、その+側ピ
ーク値PTと−側ピーク値PBのバランスが変化するの
で、その差分(PT−PB)を検出することでタンジェ
ンシャルチルトの検出が可能である。
【0041】図17に示すように、+側ピーク値PTと
−側ピーク値PBの差分(PT−PB)は、タンジェン
シャルチルトに比例して増加するので、この差分(PT
−PB)をタンジェンシャルチルト検出信号として用
い、これに基づいて、タンジェンシャル方向のチルト制
御を行うようにすれば、精度の良いタンジェンシャルチ
ルト補正が可能となる。
【0042】図17に示す+側ピーク値PTと−側ピー
ク値PBの差分(PT−PB)とタンジェンシャルチル
トとの関係は、タンジェンシャルプッシュプル信号TB
及びTCのそれぞれについて成り立つので、タンジェン
シャルプッシュプル信号TBにおけるピーク値の差分
(PT1−PB1)及び、タンジェンシャルプッシュプル
信号TCにおけるピーク値の差分(PT2−PB2)のど
ちらでもタンジェンシャルチルト検出信号として用いる
ことが可能であるが、本発明の実施形態では、チルト検
出の精度を高めるためにタンジェンシャルプッシュプル
信号TBにおけるピーク値の差分(PT1−PB1)とタ
ンジェンシャルプッシュプル信号TCにおけるピーク値
の差分(PT2−PB2)とを加算したものをタンジェン
シャルチルト検出信号として用いるようにしている。
【0043】このようにして、ランド上に形成されたプ
リピット部PPにおけるタンジェンシャルプッシュプル
信号TB及びTCの振幅差がラジアルチルトに比例して
増加すること、及び+側ピーク値PTと−側ピーク値P
Bの差がタンジェンシャルチルトに比例して増加するこ
とを利用して、ラジアル方向及びタンジェンシャル方向
のチルトを検出するようにしているので、ビームが未記
録のグルーブを走査しているか、ビームが記録済みのグ
ルーブを走査しているかに関わらず、両方のチルトを精
度良く検出することが可能である。
【0044】なお、プリピット部PPのない部分では、
タンジェンシャルプッシュプル信号TB及びTCは、0
となるので、特にプリピット部PPからのタンジェンシ
ャルプッシュプル信号だけを抽出する必要はなく、単純
にプリピット部PPの形成されているランドからのタン
ジェンシャルプッシュプル信号を検出し、その振幅差や
+側ピーク値と−側ピーク値との差分を求めるだけで良
い。
【0045】ここで、図3に戻り、動作についての説明
を引き続いて説明する。前記した第1タンジェンシャル
プッシュプル信号検出回路16で検出されたタンジェン
シャルプッシュプル信号TBをピーク検出回路21と反
転回路20へ同時に出力し、反転回路20からは、極性
反転したタンジェンシャルプッシュプル信号TBをピー
ク検出回路22へ出力する。ピーク検出回路21では、
タンジェンシャルプッシュプル信号TBの+側ピーク値
PT1を検出し、ピーク検出回路22では、+側に極性
反転されたタンジェンシャルプッシュプル信号TBの−
側ピーク値PB1を検出する。この後、+側ピーク値P
1及び+側に極性反転された−側ピーク値PB1を共に
第1減算回路23及び第1加算回路24へ出力する。
【0046】第1減算回路23では、タンジェンシャル
プッシュプル信号TBにおける+側ピーク値PT1及び
+側に反転された−側ピーク値PB1の差分(PT1−P
1)を検出し、第3加算回路25へ出力する。第1加
算回路24では、+側ピーク値PT1と+側に反転され
た−側ピーク値PB1を加算することによって、タンジ
ェンシャルプッシュプル信号TBの振幅WBを検出し、
第3減算回路31へ出力する。
【0047】一方、前記した第2タンジェンシャルプッ
シュプル信号検出回路17で検出されたタンジェンシャ
ルプッシュプル信号TCを反転回路26とピーク検出回
路27へ同時に出力し、反転回路26からは、極性反転
したタンジェンシャルプッシュプル信号TCをピーク検
出回路28へ出力する。ピーク検出回路27では、タン
ジェンシャルプッシュプル信号TCの+側ピーク値PT
2を検出し、ピーク検出回路28では、+側に極性反転
されたタンジェンシャルプッシュプル信号TCの−側ピ
ーク値PB2を検出する。この後、+側ピーク値PT2
び−側ピーク値PB2を共に第2減算回路29及び第2
加算回路30へ出力する。
【0048】第2減算回路29では、タンジェンシャル
プッシュプル信号TCにおける+側ピーク値PT2及び
+側に極性反転された−側ピーク値PB2の差分(PT2
−PB2)を検出し、第3加算回路25へ出力する。第
2加算回路30では、+側ピーク値PT2と+側に反転
された−側ピーク値PB2を加算することによって、タ
ンジェンシャルプッシュプル信号TCの振幅WCを検出
し、第3減算回路31へ出力する。
【0049】第3加算回路25では、第1減算回路23
で検出されたタンジェンシャルプッシュプル信号TBに
おけるピーク値の差分(PT1−PB1)と第2減算回路
29で検出されたタンジェンシャルプッシュプル信号T
Cにおけるピーク値の差分(PT2−PB2)とを加算
し、これをタンジェンシャルチルト検出信号Tとして、
サーボ回路11へ出力する。第3減算回路31では、第
1加算回路24で検出されたタンジェンシャルプッシュ
プル信号TBの振幅WBと第2加算回路30で検出され
たタンジェンシャルプッシュプル信号TCの振幅WCと
の差分(WB−WC)を検出し、これをラジアルチルト
検出信号Rとして、サーボ回路11へ出力する。
【0050】サーボ回路11では、このタンジェンシャ
ルチルト検出信号Tとラジアルチルト検出信号Rに基づ
き、光ピックアップ10のタンジェンシャル方向及びラ
ジアル方向のチルト制御を行う。
【0051】なお、光ディスク6のグルーブGへの記録
は、以下のようにして行う。記録情報に変調等の処理を
施した記録情報を記録信号処理回路18に入力して記録
信号を生成した後、この記録信号をレーザ駆動回路12
へ出力する。レーザ駆動回路12では、この記録信号に
従ってレーザ駆動信号を生成して光ピックアップ10の
半導体レーザ1へ出力する。そして、このレーザ駆動信
号に従って半導体レーザ1を駆動して、光ディスク6の
グルーブG上に記録マークを形成する。
【0052】ここで、グルーブGへの記録を行うメイン
ビームRAは、ラジアル方向にチルトが生じた場合に
は、図5や図6に示すように、コマ収差を有し、光ディ
スク6の回転方向にチルトが生じた場合には、図8や図
9に示すように、コマ収差を有するようになるため、記
録マークを正しく形成できない恐れがあるが、本発明の
実施形態では、前記したチルト補正によってメインビー
ムRAは、図4や図7に示すようにコマ収差の少ない状
態に保たれるので、記録マークを正しく形成し情報を確
実に記録することが出来る。
【0053】また、光ディスク6の再生は、以下のよう
にして行う。光ディスク6のグルーブGの検出信号SA
1〜SA4を再生信号検出回路13に入力し、ここで
(SA1+SA2+SA3+SA4)なる演算を行って
グルーブGの再生信号を検出し、再生信号処理回路19
へ出力する。この後、グルーブGの再生信号を再生信号
処理回路19で波形整形や2値化、エラー訂正、復号等
の処理を施すことによって、グルーブGに記録されてい
る情報を検出し、再生情報として出力する。この再生の
場合にも、記録の場合と同様に、チルト補正がなされて
いるので、正しく情報を読み出すことが出来る。
【0054】以上のように、本発明の実施形態によれ
ば、第1タンジェンシャルプッシュプル信号TBの振幅
WBと第2タンジェンシャルプッシュプル信号TCの振
幅WCとの差に基づいて、ラジアルチルト検出信号Rを
出力し、一方、第1タンジェンシャルプッシュプル信号
TBの+側ピーク値と+側に反転した−側ピーク値との
第1差分値をとり、第2タンジェンシャルプッシュプル
信号TCの+側ピーク値と+側に反転した−側ピーク値
との第2差分値をとり、この第1差分値と第2差分値と
の和に基づいて、タンジェンシャルチルト検出信号Tを
出力する構成であるので、簡単な構成で、安価にラジア
ル方向及びタンジェンシャル方向のチルト制御を行うこ
とができる。
【0055】なお、本発明の実施形態は、チルト検出信
号に基づいてチルト制御によるチルト補正を行う構成と
したが、波形等化器のフィルタ係数制御やクロストーク
キャンセラのフィルタ係数制御などのチルト情報を利用
する多くの装置に適用できるものである。また、トラッ
キングサーボにD−PP法を用いるようにしているが、
当然通常のプッシュプル法を用いることも可能である。
その場合、図3に示したトラッキングエラー検出回路1
5では、(SA1+SA2)−(SA3+SA4)なる
演算を行うようにすればよい。
【0056】更に、プッシュプル法だけでD−PP法を
全く行わない場合においては、図1に示す光検出器8B
及び8Cは、4分割受光部を有する必要はなく、タンジ
ェンシャルプッシュプル信号の検出が可能なように2分
割された受光部を有するようにしても良い。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、基準レベ
ルに対して、第1タンジェンシャルプッシュプル信号の
上側ピーク値と下側ピーク値を極性反転した第1極性反
転ピーク値との第1差分値をとり、第2タンジェンシャ
ルプッシュプル信号の上側ピーク値と下側ピーク値を極
性反転した第2極性反転ピーク値との第2差分値をと
り、この第1差分値と第2差分値との和に基づいて、タ
ンジェンシャルチルト検出信号を出力し、一方、基準レ
ベルに対して、第1タンジェンシャルプッシュプル信号
の上側ピーク値と前記した第1極性反転ピーク値とを加
算した第1振幅と第2タンジェンシャルプッシュプル信
号の上側ピーク値と前記した第2極性反転ピーク値とを
加算した第2振幅振幅との差に基づいて、ラジアルチル
ト検出信号を出力する構成であるので、簡単な構成で、
しかも安価にラジアル方向及びタンジェンシャル方向の
チルト制御を行うことができる。メインビームの前後に
形成する2つのサイドビームの強度をメインビームの1
/10〜1/20にしたので、ランドに意図しない記録
がなされないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク記録再生装置における光ピ
ックアップを示す図である。
【図2】光ディスク上での光ビームの照射位置を示す図
である。
【図3】本発明の実施形態の光ディスク記録再生装置を
示すブロック図である。
【図4】ラジアルチルトがない場合のラジアル方向の強
度分布を示す図である。
【図5】光ディスクがラジアル延長方向に対して上方に
傾いた場合におけるラジアル方向での光反射強度分布を
示す図である。
【図6】光ディスクがラジアル延長方向に対して下方に
傾いた場合におけるラジアル方向での光反射強度分布を
示す図である。
【図7】タンジェンジェンシャルチルトがない場合のタ
ンジェンシャル方向強度分布を示す図である。
【図8】光ディスクが回転方向に対して下方に傾いた場
合におけるタンジェンシャル方向での光反射強度分布を
示す図である。
【図9】光ディスクが回転方向に対して上方に傾いた場
合におけるタンジェンシャル方向での光反射強度分布を
示す図である。
【図10】ラジアルチルトがない場合のプリピット部の
タンジェンシャルプッシュプル信号を示す図である。
【図11】光ディスクがラジアル延長方向に対して上方
に傾いた場合におけるタンジェンシャルプッシュプル信
号を示す図である。
【図12】光ディスクがラジアル延長方向に対して下方
に傾いた場合におけるラジアルチルト方向でのタンジェ
ンシャルプッシュプル信号を示す図である。
【図13】タンジェンシャルチルトがない場合における
タンジェンシャルプッシュプル信号を示す図である。
【図14】光ディスクが回転方向に対して下方に傾いた
場合におけるタンジェンシャルプッシュプル信号を示す
図である。
【図15】光ディスクが回転方向に対して上方に傾いた
場合におけるタンジェンシャルプッシュプル信号を示す
図である。
【図16】タンジェンシャルプッシュプル信号の振幅差
とラジアルチルトとの関係を示す図である。
【図17】タンジェンシャルプッシュプル信号における
+側ピークと−側ピーク値との差分とタンジェンシャル
チルトとの関係を示す図である。
【符号の説明】
1…レーザ、2…コリメータレンズ、3…回折素子、4
…ビームスプリッタ、5…対物レンズ、6…光ディス
ク、7…集光レンズ、8A〜8C…光検出器、10…光
ピックアップ、11…サーボ回路、12…レーザ駆動回
路、13…再生信号検出回路、14…フォーカスエラー
検出回路、15…トラッキングエラー検出回路、16…
第1タンジェンシャルプッシュプル信号検出回路(第1
タンジェンシャルプッシュプル信号検出手段)、17…
第2タンジェンシャルプッシュプル信号検出回路(第2
タンジェンシャルプッシュプル信号検出手段)、18…
記録信号処理回路、19…再生信号処理回路、20、2
6…反転回路、21、22、27、28…ピーク検出回
路、23…第1減算回路(第1減算手段)、24…第1
加算回路(第1加算手段)、25…第3加算回路、29
…第2減算回路(第2減算手段)、30…第3加算回路
(第3加算手段)、31…第3減算回路(第3減算手
段)、32…第1ピーク検出手段、33…第2ピーク検
出手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザビームをメインビームとこのメイン
    ビームの前後にコマ収差を生じるように回折分割してな
    る2つのサイドビームのうち、一方のサイドビームを、
    前記グルーブの内周側に隣接するランド上に照射すると
    共に他方のサイドビームを照射して、前記グルーブに対
    する情報の記録再生を行う光ディスク記録再生装置にお
    いて、 前記光ディスクから反射した前記メインビーム及び前記
    2つのサイドビームを光電変換する分割受光部を有する
    複数の光検出手段と、 前記複数の光検出手段で検出された前記一方のサイドビ
    ームの検出信号から基準レベルに対して上下側ピーク値
    を有する前記コマ収差に応じた第1タンジェンシャルプ
    ッシュプル信号を生成する第1タンジェンシャルプッシ
    ュプル信号検出手段と、 前記複数の光検出手段で検出された前記他方のサイドビ
    ームの検出信号から前記基準レベルに対して上下側ピー
    ク値を有する前記コマ収差に応じた第2タンジェンシャ
    ルプッシュプル信号を生成する第2タンジェンシャルプ
    ッシュプル信号検出手段と、 前記第1タンジェンシャルプッシュプル信号の前記下側
    ピーク値を極性反転した第1極性反転ピーク値を検出す
    る第1ピーク検出手段と、 前記第2タンジェンシャルプッシュプル信号の前記下側
    ピーク値を極性反転した第2極性反転ピーク値を検出す
    る第2ピーク検出手段と、 前記第1タンジェンシャルプッシュプル信号の前記上側
    ピーク値と前記第1極性反転ピーク値とを加算して、第
    1振幅を出力する第1加算手段と、 前記第1タンジェンシャルプッシュプル信号の前記上側
    ピーク値と前記第1極性反転ピーク値との第1差分値を
    検出する第1減算手段と、 前記第2タンジェンシャルプッシュプル信号の前記上側
    ピーク値と前記第2極性反転ピーク値とを加算して、第
    2振幅を出力する第2加算手段と、 前記第2タンジェンシャルプッシュプル信号の前記上側
    ピーク値と前記第2極性反転ピーク値との第2差分値を
    検出する第2減算手段と、 前記第1減算手段から出力される前記第1差分値と前記
    第2減算手段から出力される前記第2差分値との和に基
    づいて、タンジェンシャルチルト検出信号を出力する第
    3加算手段と、 前記第1加算手段から出力される前記第1振幅と前記第
    2加算手段から出力される前記第2振幅との差に基づい
    て、ラジアルチルト検出信号を出力する第3減算手段
    と、 を有し、 前記ラジアルチルト検出信号と前記タンジェンシャルチ
    ルト検出信号に基づいて、ラジアルチルト制御及びタン
    ジェンシャルチルト制御することを特徴とする光ディス
    ク記録再生装置。
  2. 【請求項2】前記2つのサイドビームの強度は、メイン
    ビームの1/10〜1/20であることを特徴とする請
    求項1記載の光ディスク記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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