JP2002373334A - 指紋特徴抽出装置、指紋特徴抽出方法及び指紋抽出プログラム - Google Patents
指紋特徴抽出装置、指紋特徴抽出方法及び指紋抽出プログラムInfo
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Abstract
点の編集作業を行ったときに必須となる隆線数確認、お
よび修正作業を削減するものである。従来の指紋特徴修
正システムには、オペレータ処理として、指紋中心修正
処理と特徴点修正処理と隆線数修正処理の3つが必須で
あった。 【解決手段】本発明はオペレータ処理が必要な隆線数修
正処理を自動化し、オペレータの負担の軽減を図るもの
である。疑似特徴点設定部111,隆線方向決定部11
2,確信度計算部113,2値化部12,特徴点形状上
書部13、細線化部14、無条件芯線修正部15によっ
て隆線数修正処理の自動化を行うものである。本発明で
は、以上の構成によってオペレータの修正した指紋中心
と特徴点を利用し、隆線数を間違えることなく計測する
ことで、従来では必須であった隆線数修正処理を不要と
した。
Description
による特徴点の抽出等の操作や目視チェックが必要とな
るような不鮮明な指紋の特徴点と隆線の生成に関し、特
に特徴点間の隆線数の生成を自動化してオペレータの負
担の軽減を図る指紋特徴抽出装置、指紋特徴抽出方法及
び指紋特徴抽出プログラムに関する。
ように指紋の一部が欠けていたりする品質の悪い指紋の
場合、その入力された2値画像からなる指紋情報におい
て、その特徴点間の隆線数を利用する指紋照合システム
では、オペレータが特徴点の追加や削除を行ったとき、
隆線数の指定、および確認/修正が必要となる。従来の
指紋特徴編集システムの一例が特開平4−306779
に、指紋特徴修正システムの一例が特開平4−3067
78に記載されている。
ステムは、オペレータの追加した特徴点においてその周
囲の近傍に存在する特徴点との間の隆線数を指定する必
要があり、マニューシャリストが完成するまでに、編集
量に比例してオペレータの手間と時間がかかる。
06778の指紋特徴修正システムでは、平均隆線間距
離を算出することで、近傍特徴点間隆線数の設定処理
を、設定されている隆線数の確認/修正処理に代えるこ
とで、オペレータへの手間と時間の軽減を図っている
が、オペレータの確認する対象となる隆線数の本数が削
減されるわけではないので作業量を大幅に削減するまで
には至っていない。
を完全に削減、あるいは大幅に削減する指紋特徴抽出装
置、指紋特徴抽出方法及び指紋特徴抽出プログラムを提
供する。
抽出装置は、指紋の2値画像とオペレータによって修正
された指紋の中心点と指紋の特徴点とを入力し、前記特
徴点の位置とその方向とから前記2値画像を一定の画素
数で分割したブロックの隆線方向を決定し、前記ブロッ
クの隆線方向と前記2値画像とから特徴点間の隆線数を
求めることを備える。
中心から上部の隆線を同心円とみなして特徴点をもとに
架空の疑似特徴点をその位置と方向とともに生成し特徴
点と疑似特徴点とから指紋の2値画像を一定の画素数で
分割したブロックの隆線方向を設定する手段を備える。
の発明において、指紋の中心を垂直に通る直線を対称軸
として指紋の中心より上部にある特徴点に対し当該対称
軸の線対称位置に架空の疑似特徴点を生成する手段を有
する。
2,または第3の発明において、前記特徴点と指紋の中
心を結ぶ線分の中点にも疑似特徴点を生成するとともに
前記対称軸上にも指紋の中心より一定の間隔で疑似特徴
点を生成することを備える。
点である分岐点や端点を消去する消去形状を有する2値
画像と分岐点や端点を生成するための上書き形状を有す
る2値画像とによって、指紋の2値画像の特徴点の形状
の消去や上書きをする手段を備える。
の2値画像の芯線化処理で発生した不正な特徴点をオペ
レータによって修正された特徴点によって無条件に修正
する手段を備える。
レータによって修正された指紋の中心点と指紋の特徴点
とを入力し架空の疑似特徴点を発生する疑似特徴点設定
部と、前記特徴点と前記疑似特徴点のもつ位置と方向と
から指紋画像を一定の画素数で分割したブロックの隆線
方向を決定する隆線方向決定部と、前記隆線方向決定部
によるブロックの隆線方向についてその確からしさを計
算する確信度計算部と、指紋画像と前記隆線方向決定部
によるブロックの隆線方向とから2値化を行い2値画像
を生成する2値化部と、特徴点の端点や分岐点について
その2値画像である消去形状と上書き形状とを元に前記
2値画像にオペレータによって修正された特徴点を反映
する特徴点形状上書部と、前記特徴点形状上書部による
2値画像の細線化を行い細線画像を生成する細線化部
と、前記細線画像の不正な特徴点をオペレータによって
修正された特徴点によって無条件に修正する無条件芯線
修正部と、前記無条件芯線修正部による細線画像から特
徴点間の隆線数を記述したマニューシャリストを作成す
るマニューシャリスト作成部と、を備える。
レータによって修正された指紋の中心点と指紋の特徴点
とを入力し架空の疑似特徴点を発生する第1のステップ
と、前記特徴点と前記疑似特徴点のもつ位置と方向とか
ら指紋画像を一定の画素数で分割したブロックの隆線方
向を決定する第2のステップと、前記第2のステップに
よる隆線方向についてその確からしさを計算する第3の
ステップと、指紋画像と前記第2のステップにおけるブ
ロックの隆線方向とから2値化を行い2値画像を生成す
る第4のステップと、特徴点の端点や分岐点の2値画像
である消去形状と上書き形状とを元に前記2値画像にオ
ペレータによって修正された特徴点を反映する第5のス
テップと、前記第5のステップによる2値画像に対しそ
の細線化を行い細線画像を生成する第6のステップと、
前記細線画像の不正な特徴点に対しオペレータによって
修正された特徴点によって無条件に修正する第7のステ
ップと、前記第7のステップによる細線画像から特徴点
間の隆線数を記述したマニューシャリストを作成する第
8のステップと、を備える。
は、オペレータによって修正された指紋の中心点と指紋
の特徴点とを入力し架空の疑似特徴点を発生する第1の
ステップ、前記特徴点と前記疑似特徴点のもつ位置と方
向とから指紋画像を一定の画素数で分割したブロックの
隆線方向を決定する第2のステップ、前記第2のステッ
プによる隆線方向についてその確からしさを計算する第
3のステップ、指紋画像と前記第2のステップにおける
ブロックの隆線方向とから2値化を行い2値画像を生成
する第4のステップ、特徴点の端点や分岐点の2値画像
である消去形状と上書き形状とを元に前記2値画像にオ
ペレータによって修正された特徴点を反映する第5のス
テップ、前記第5のステップによる2値画像に対しその
細線化を行い細線画像を生成する第6のステップ、前記
細線画像の不正な特徴点に対しオペレータによって修正
された特徴点によって無条件に修正する第7のステッ
プ、前記第7のステップによる細線画像から特徴点間の
隆線数を記述したマニューシャリストを作成する第8の
ステップ、を実行させることを備える。
について図面を参照して詳細に説明する。
を接続したキーボードや表示装置を備えるコンピュータ
システムで動作し、入力した指紋の特徴を抽出する内容
を有し、不鮮明な指紋、特に遺留指紋の特徴点の編集作
業を目視によってオペレータが行ったときに必須となる
特徴点間の隆線数確認、および修正作業を自動で行いオ
ペレータの負担を削減する内容を持つものである。
するものであるが、従来との相違を明確化するため、最
初に図2について説明を行う。
動処理が行われる指紋画像入力部1と、隆線方向抽出部
2と、2値化部3と、細線化部4と、条件付き芯線修正
部5と、マニューシャリスト作成部6と、指紋中心修正
処理7と、特徴点修正処理8と、隆線数修正処理9と、
マニューシャリスト作成部10と、を含む。尚、指紋中
心修正処理7から隆線数修正処理9まではオペレータに
よる目視による処理が行われる。
像を入力し、隆線方向抽出部2では入力された指紋画像
の隆線方向を指紋画像全体を一定の画素数で分割したブ
ロック単位で抽出し、2値化部3ではブロック単位で生
成された隆線方向による画像強調を利用してフィルタリ
ングを行い入力指紋画像を2値化し、細線化部4では2
値化された画像を細線化して芯線画像を生成し、条件付
き芯線修正部5では指定条件以上に誤った芯線形状を正
しく修正し、マニューシャリスト作成部6では修正され
た芯線形状からマニューシャリストを作成する。以上の
処理は自動で行われ以降のオペレータによる目視チェッ
クをサポートする情報となる。指紋中心修正処理7では
オペレータによる指紋中心の確認および修正を行い、特
徴点修正処理8ではオペレータによる特徴点の追加およ
び削除を行い、隆線数修正処理9ではオペレータによる
隆線数の確認および修正を行う。最後のマニューシャリ
スト作成部10ではオペレータの修正した指紋中心と特
徴点と隆線数からマニューシャリストを再作成する。
修正処理8までを処理Aとする。処理Aは、図1の本発
明でも同様に行われる。
れる。
体が512x512の画素からなる2値画像の場合、そ
れを例えば、16x16画素の大きさのブロックで分割
すると(512/16)x(512/16)=1024
となり1024個のブロックに分割されたことになる。
徴点(A)とその特徴点の近傍に存在し指定された条件
を持った特徴点(b1、b2、・・・)との間に存在す
る隆線の数をリストしたものである。形式としては、
A.C.b1.n1.b2.n2.b3.n3.・・・
であり、ここで Aは特徴点(A)の位置、Cは特徴点
(A)の種別(端点または分岐点)、n1は特徴点
(A)と特徴点(b1)の間に存在する隆線数、n2は
特徴点(A)と特徴点(b2)の間に存在する隆線数で
ある。このような形式ですべての特徴点(A)に対して
リストされている。
従来と同様の処理である処理Aと、処理Aに続いて実行
される隆線方向設定部11と、2値化部12と、特徴点
形状上書部13と、細線化部14と、無条件芯線修正部
15と、マニューシャスト作成部16と、を含む。尚、
隆線方向設定部11からマニューシャリスト作成部16
までは、自動処理が行われる。
タによる隆線数修正処理9を不要とし、隆線数修正処理
9の内容を図1の隆線方向設定部11から無条件芯線修
正部15の自動処理によって達成するものである。
7による指紋中心修正情報と特徴点修正処理8による特
徴点修正情報とから隆線方向を一定ブロック単位で自動
設定し、2値化部12では隆線方向設定部11が決定し
た各ブロックについて隆線方向による画像強調を利用し
て入力指紋画像を2値化し、特徴点形状上書部13では
2値化された画像に特徴点修正情報の特徴点形状を上書
きし、細線化部14では特徴点形状を上書した2値画像
を細線化して芯線画像を生成し、無条件芯線修正部15
では無条件に特徴点修正情報に存在しない誤った芯線形
状を修正し、マニューシャリスト作成部16では修正さ
れた芯線からマニューシャリストを作成する。
態の動作について詳細に説明する。
る。
た指紋画像は、隆線方向抽出部2と2値化部3と指紋中
心修正処理7と特徴点修正処理8と隆線数修正処理9に
供給される。
像の一定ブロック単位における隆線の方向を抽出する。
隆線方向の抽出方式としては、画像の水平微分と垂直微
分とから勾配ベクトルを求めて隆線方向の決定を行う特
開平8−7097をはじめ多くの提案がなされている。
隆線方向抽出部2で抽出された隆線方向は、2値化部3
と指紋中心修正処理7に提供される。
線方向から、2値画像を生成する。2値化の方式として
は、ブロック毎に決定した隆線方向を元に汗による隆線
間に生じた橋や乾燥指による隆線の切断等の補正を行い
ながら2値化を行う内容を記載した特開平5−2422
27をはじめ多くの提案がなされている。2値化部3で
生成された2値画像は、細線化部4に提供される。
ドット幅に細線化し、芯線(細線)画像を生成する。細
線化部4で生成された芯線画像は、条件付芯線修正部5
に提供される。
画像の誤った芯線形状を条件付きで修正する。図3に条
件付きの芯線修正の例を示す。通常の指紋の隆線は、図
3の(a)のように途中で短く途切れていることはな
く、図3の(b)のように途切れを結ぶことで正しい芯
線形状となる。しかし、途切れが一定の長さ以上の時、
例えば2mm以上の時に、芯線を結んでしまうと、正し
かった芯線形状が誤った芯線形状になる可能性がある。
この場合は、図3の(c)のように芯線の接続は行わな
い。条件付芯線修正部5で修正された芯線は、マニュー
シャリスト作成部6に提供される。条件付芯線修正部5
はこのような条件をいくつか保有してその条件に従った
補正を実行する。
ューシャ(隆線の端の端点や隆線が2本に分岐する分岐
点)から近傍のマニューシャ間を横切る隆線の数を計測
し、マニューシャリストを作成する。マニューシャリス
トの内容は、概要を前述したが、特開平4−30677
7の指紋特徴修正システムで詳細な説明がなされてい
る。マニューシャリスト作成部6で作成されたマニュー
シャリストは、オペレータによる特徴点修正処理8に提
供される。
1から与えられた指紋画像を画面に表示することで、オ
ペレータが指紋中心の入力を行う。このとき、隆線方向
抽出部2の隆線方向から指紋中心を自動で検出する方式
を利用すれば、誤って検出された指紋中心だけを修正す
れば良いので、全ての指紋画像の指紋中心を入力する必
要がなくなり、オペレータの入力作業を軽減できる。指
紋中心を自動で検出する方式は、特開平01−2718
84の指紋中心検出方式に提案されているが、当該発明
は、限られた指紋紋様のみでは無く一般的な指紋紋様に
おける指紋中心点の検出と指紋中心部が不鮮明な指紋の
場合における指紋中心点の検出を目的とした内容を持つ
ものである。
は、マニューシャリスト作成部10に提供される。
から与えられた指紋画像と、マニューシャリスト作成部
6から与えられた特徴点を画面で表示することで、オペ
レータは、誤って抽出された特徴点の削除、および抽出
されなかった特徴点の追加を行う。このとき、特徴点の
位置と方向と種別が入力される。特徴点の種別には、隆
線の端である端点と、隆線の分岐である分岐点の2種類
がある。
データに対してオペレータによる特徴点の追加や削除を
行い、オペレータの指定する特徴点間の隆線数を算出す
る内容を持つ特開平4−306779の指紋特徴修正シ
ステムで説明がなされている。特徴点修正処理8で修正
されたマニューシャリストは、隆線数修正処理9に提供
される。
から与えられた指紋画像を画面に表示することで、オペ
レータは特徴点修正処理8から与えられたマニューシャ
リストの隆線数の修正を行う。特徴点修正処理8で削除
された特徴点の近傍にある特徴点からの隆線数と、特徴
点修正処理8で追加された特徴点からの隆線数は未計測
なので、オペレータが隆線数を入力する必要がある。こ
のとき、特開平4−306778の指紋特徴修正システ
ムに提案されている隆線数の推定を利用すれば、前述の
指紋中心修正処理7と同様に、オペレータの入力作業を
軽減出来るが、オペレータの入力作業が完全になくなる
訳ではない。隆線数修正処理9で修正されたマニューシ
ャリストは、マニューシャリスト作成部10に提供され
る。
数修正処理9から与えられたマニューシャリストに、指
紋中心修正処理7から与えられた指紋中心を追加するこ
とで、最終的なマニューシャリストを作成する。
の動作を説明する。
111からマニューシャリスト作成部16までの処理内
容はソフトウェアプログラムとしての実現が可能であ
る。
入力部1から特徴点修正処理8までと同様の動作であ
る。
心修正処理7で修正された指紋中心と、特徴点修正処理
8で修正されたマニューシャリストから隆線方向を自動
で設定する。隆線方向設定部11は、疑似特徴点設定部
111と、隆線方向決定部112と、確信度計算部11
3と、から構成される。
である指紋中心から上部の隆線方向が同心円状になって
いる性質を利用して、指紋中心から上部に擬似的に架空
の特徴点を増加させている。これにより、指紋中心より
上部の特徴点が少ないときでも、隆線方向決定部112
で隆線方向を決定することができる。図5が疑似特徴点
設定前の特徴点情報で、図6が疑似特徴点設定後の特徴
点情報である。図5、図6の円の中心が指紋中心で、図
6の塗りつぶされた特徴点が擬似的に追加した特徴点で
ある。
第1は既に存在する真の特徴点のY軸をはさんで線対称
の位置に擬似特徴点を発生させる。この場合の疑似特徴
点のもつ方向は真の特徴点の方向とY軸をはさんで線対
称とする。第2は、X軸Y軸が直交する中心に位置する
指紋の中心より上部のY軸上には一定間隔で水平方向の
疑似特徴点を発生させる。また、第3は、中心と真の特
徴点を結ぶ直線の中点にも疑似特徴点を発生させる。こ
の疑似特徴点の方向は、元の真の特徴点の持つ方向と同
じとする。
しの無い真の特徴点を元に、塗りつぶされた疑似特徴点
を含む図6に例示する特徴点情報が生成される。
定部111で設定された特徴点の方向を利用して、一定
のブロック単位に隆線方向を計算する。ブロックbにお
ける隆線方向d(b)を以下の式(1)で計算する。図
7が式(1)で求めた隆線方向である。このとき、各ブ
ロックの中心を通る水平方向、垂直方向の直交するX
軸、Y軸によって当該ブロックを4つの象限に分割した
局所座標を想定する。正確にはブロックが16x16画
素からなる場合、上から8画素目を水平に通る直線をX
軸、左から8画素目を垂直に通る直線をY軸とし指紋画
像全体を4つの象限に分割する。
る。) qi :第i象限に属する中心に最も近接した指紋
画像全体における特徴点。
定するときに使用した特徴点qiの存在する象限qの
数。1=<C(b)=<4である。
d)が最小になるときの隆線方向d M(b、qi):ブロックbの象限i(1=< i =
<4)の最近傍特徴点qiの特徴点方向 K(b、q) :ブロックbの象限qの最近傍特徴点ま
での距離。
112で決定した隆線方向の確信度を求める。ブロック
bにおける確信度R(b)は式(2)で計算する。図8
が式(2)で求めた隆線方向の確信度を表示したもので
ある。色が濃い(黒い)ほど確信度が高く、色が薄い
(白い)ほど確信度が低いことを表している。
用した象限qの数。
は2値化部12に提供され、隆線方向の確信度はマニュ
ーシャリスト作成部16に提供される。
部1の多値の指紋画像と、隆線方向決定部112の各ブ
ロックの持つ隆線方向から2値画像を生成する。2値化
の方式は処理Aの2値化部3の方式と同様である。2値
化部12で生成された2値画像は、特徴点形状上書部1
3に提供される。
から与えられた2値画像に、処理Aの特徴点修正処理8
でオペレータが修正した特徴点を上書きする。オペレー
タが修正した特徴点を上書きすることで、マニューシャ
リスト作成部16において、端点と分岐点の違いから発
生する隆線数の計測誤差がなくなる。
した例である。図9の(a)は本来隆線1と隆線2は点
Aで接触した分岐点であり隆線数は1であったが、誤っ
て非接触状態としたため上部の特徴点が端点となり隆線
数が2となっている。図9の(b)は(a)の場合とは
逆に、本来は端点の上部の特徴点が分岐点となり隆線数
が1となっている。以上のような誤りの箇所を上書きし
て修正する。
きするときは、その周囲の2値画像を消去してから行
う。分岐点の時は、図11の白部分形状で2値画像を消
去した後、図10の黒部分の分岐点形状で2値画像を上
書きしている。端点も同様に、図13の白部分形状で2
値画像を消去した後、図12の黒部分の端点形状で2値
画像を上書きしている。
15〜図18に示す。尚、図14の指紋内部における上
部の網線部分は指紋の不鮮明な部分を表しているもので
以降、図15〜図25においても同様の内容を持つもの
とする。
を描画した結果が図16である。そして、特徴点形状を
上書きしなかったときの2値画像を細線化部4により細
線化し、細線化された芯線画像を条件付芯線修正部5で
修正した芯線画像が図17で、本発明の処理に従って特
徴点形状を上書きしたときの2値画像を細線化部14に
より細線化し、細線化された芯線画像を無条件芯線修正
部15で修正した芯線画像が図18である。上書きを行
った図18の方が上書きを行わない図17に比べ、特徴
点と芯線の形状がより合ったものになっている。尚、図
17、図18に表示されている特徴点は、特徴点修正処
理8でオペレータが修正した特徴点で、丸形状のものが
端点で、四角形状のものが分岐点である。
画像は、細線化部14に提供される。
細線化し、芯線画像を生成する。細線化部15で生成さ
れた芯線画像は、無条件芯線修正部16に提供される。
から与えられた芯線画像の誤った芯線形状を無条件で修
正する。このとき、処理Aの特徴点修正処理8でオペレ
ータが修正した特徴点に存在しない全ての特徴点を消去
するように芯線を修正する。
作の例を示す。
画像から特徴点を全て抽出した結果を表している。図1
9には、特徴点修正処理8でオペレータが決定した最終
的な特徴点以外の特徴点が生成されている。図20は処
理Aの特徴点修正処理8でオペレータが修正した特徴点
で、図21は、図20の特徴点に従い無条件で芯線修正
を行う特徴点を決定した結果である。図21の塗りつぶ
された特徴点が、処理Aの特徴点修正処理8でオペレー
タが修正した特徴点なので、それ以外の特徴点を全て消
去するように芯線を無条件に修正する。図22が無条件
に芯線を修正した結果である。無条件芯線修正部16で
修正された芯線画像はマニューシャリスト作成部16に
提供される。
徴点から近傍の特徴点間への隆線の数を計測し、マニュ
ーシャリストを作成する。このときの隆線数計測におい
て、隆線方向設定部11から与えられた隆線方向の確信
度が極端に低いときは隆線数を不明とする。図23、図
24に、マニューシャリスト作成部16で計測された隆
線数の例を示す。図23が特徴点修正処理8でオペレー
タが修正した特徴点で、図24が自動で計測された隆線
数である。また、図25は従来の方式によるオペレータ
の目視による確認を行った場合を例示しており、自動に
よる図24の内容は、図25による内容と近い内容を持
つものとなっている。
修正が削減出来るため、時間が節約できる。
いるため、オペレーションミスによる隆線数の設定間違
いがなくなることにある。
なるので、本発明を組み込んだ指紋照合システムの照合
精度が向上する。
ある。
る。
明図である。
である。
である。
の隆線方向の設定を行った図である。
る。
る。
る。
図である。
を表示した図である。
画像を表示した図である。
像を表示した図である。
出した状態を説明する図である。
図である。
映した図である。
反映した図である。
な隆線数を表した2値画像である。
な隆線数を表した説明図である。
隆線数を決定した場合の説明図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 指紋の2値画像とオペレータによって修
正された指紋の中心点と指紋の特徴点とを入力し、前記
特徴点の位置とその方向とから前記2値画像を一定の画
素数で分割したブロックの隆線方向を決定し、前記ブロ
ックの隆線方向と前記2値画像とから特徴点間の隆線数
を求めることを特徴とする指紋特徴抽出装置。 - 【請求項2】 指紋中心から上部の隆線を同心円とみな
して特徴点をもとに架空の疑似特徴点をその位置と方向
とともに生成し特徴点と疑似特徴点とから指紋の2値画
像を一定の画素数で分割したブロックの隆線方向を設定
する手段を備えることを特徴とする指紋特徴抽出装置。 - 【請求項3】 請求項2において、指紋の中心を垂直に
通る直線を対称軸として指紋の中心より上部にある特徴
点に対し当該対称軸の線対称位置に架空の疑似特徴点を
生成することを特徴とする指紋特徴抽出装置。 - 【請求項4】 請求項2,または3において、前記特徴
点と指紋の中心を結ぶ線分の中点にも疑似特徴点を生成
するとともに前記対称軸上にも指紋の中心より一定の間
隔で疑似特徴点を生成することを特徴とする指紋特徴抽
出装置。 - 【請求項5】 特徴点である分岐点や端点を消去する消
去形状を有する2値画像と分岐点や端点を生成するため
の上書き形状を有する2値画像とによって、指紋の2値
画像の特徴点の形状の消去や上書きをする手段を備える
ことを特徴とする指紋特徴抽出装置。 - 【請求項6】 指紋の2値画像の芯線化処理で発生した
不正な特徴点をオペレータによって修正された特徴点に
よって無条件に修正する手段を備えることを特徴とする
指紋特徴抽出装置。 - 【請求項7】 オペレータによって修正された指紋の中
心点と指紋の特徴点とを入力し架空の疑似特徴点を発生
する疑似特徴点設定部と、前記特徴点と前記疑似特徴点
のもつ位置と方向とから指紋画像を一定の画素数で分割
したブロックの隆線方向を決定する隆線方向決定部と、
前記隆線方向決定部によるブロックの隆線方向について
その確からしさを計算する確信度計算部と、指紋画像と
前記隆線方向決定部によるブロックの隆線方向とから2
値化を行い2値画像を生成する2値化部と、特徴点の端
点や分岐点についての2値画像である消去形状と上書き
形状とを元に前記2値画像にオペレータによって修正さ
れた特徴点を反映する特徴点形状上書部と、前記特徴点
形状上書部による2値画像の細線化を行い細線画像を生
成する細線化部と、前記細線画像の不正な特徴点をオペ
レータによって修正された特徴点によって無条件に修正
する無条件芯線修正部と、前記無条件芯線修正部による
細線画像から特徴点間の隆線数を記述したマニューシャ
リストを作成するマニューシャリスト作成部と、を備え
ることを特徴とする指紋特徴抽出装置。 - 【請求項8】 オペレータによって修正された指紋の中
心点と指紋の特徴点とを入力し架空の疑似特徴点を発生
する第1のステップと、 前記特徴点と前記疑似特徴点とのもつ位置と方向とから
指紋画像を一定の画素数で分割したブロックの隆線方向
を決定する第2のステップと、 前記第2のステップによるブロックの隆線方向について
その確からしさを計算する第3のステップと、 指紋画像と前記第2のステップにおけるブロックの隆線
方向とから2値化を行い2値画像を生成する第4のステ
ップと、 特徴点の端点や分岐点についての2値画像である消去形
状と上書き形状とを元に前記2値画像にオペレータによ
って修正された特徴点を反映する第5のステップと、 前記第5のステップによる2値画像に対しその細線化を
行い細線画像を生成する第6のステップと、 前記細線画像の不正な特徴点に対しオペレータによって
修正された特徴点によって無条件に修正を行う第7のス
テップと、 前記第7のステップによる細線画像から特徴点間の隆線
数を記述したマニューシャリストを作成する第8のステ
ップと、を備えることを特徴とする指紋特徴抽出方法。 - 【請求項9】 オペレータによって修正された指紋の中
心点と指紋の特徴点とを入力し架空の疑似特徴点を発生
する第1のステップ、 前記特徴点と前記疑似特徴点とのもつ位置と方向とから
指紋画像を一定の画素数で分割したブロックの隆線方向
を決定する第2のステップ、 前記第2のステップによるブロックの隆線方向について
その確からしさを計算する第3のステップ、 指紋画像と前記第2のステップにおけるブロックの隆線
方向とから2値化を行い2値画像を生成する第4のステ
ップ、 特徴点の端点や分岐点についての2値画像である消去形
状と上書き形状とを元に前記2値画像にオペレータによ
って修正された特徴点を反映する第5のステップ、 前記第5のステップによる2値画像に対しその細線化を
行い細線画像を生成する第6のステップ、 前記細線画像の不正な特徴点に対しオペレータによって
修正された特徴点によって無条件に修正を行う第7のス
テップ、 前記第7のステップによる細線画像から特徴点間の隆線
数を記述したマニューシャリストを作成する第8のステ
ップ、を実行させるための指紋特徴抽出プログラム。
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