JP2002370760A - ボトル型樹脂容器のキャップ体 - Google Patents

ボトル型樹脂容器のキャップ体

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JP2002370760A
JP2002370760A JP2001183431A JP2001183431A JP2002370760A JP 2002370760 A JP2002370760 A JP 2002370760A JP 2001183431 A JP2001183431 A JP 2001183431A JP 2001183431 A JP2001183431 A JP 2001183431A JP 2002370760 A JP2002370760 A JP 2002370760A
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JP
Japan
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bottle
cap body
annular band
resin container
cap
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JP2001183431A
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English (en)
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Ryuichiro Ikeshita
龍一郎 池下
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Fuji Plastic Co Ltd
Original Assignee
Fuji Plastic Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 環状バンドを除去することなくボトル型樹脂
容器のリサイクル、再生処理を可能とする。 【構成】 ブリッジ20を介して連繋されたキャップ本体
14と環状バンド18とを異質の樹脂材料とした一体成形と
するとともに、このうちの環状バンドの樹脂材料を、ペ
ットボトル12と同一のポリエチレンテレフタレートとし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ペットボトルに
代表されるボトル型樹脂容器のキャップ体、特にリサイ
クルを前提としたペットボトル用としての使用に適した
ボトル型樹脂容器のキャップ体に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレート製のボトル
型樹脂容器、いわゆるペットボトルは、通常、内容物の
封入後にそのボトル口をねじ式のキャップ体で閉栓する
こと等により商品化され、内容物の消費後、このペット
ボトルは再利用資源としてリサイクルされる。
【0003】ここで、ペットボトルのリサイクルにあた
っては、ペットボトル上からの異質物、つまりポリエチ
レンテレフタレート以外の樹脂材料からなる部材の分
離、除去が要求されることから、現在は、ペットボトル
周りに巻装される商品表示フィルムに、ボトルの軸心に
沿ったミシン目を入れてこの商品表示フィルムの分離を
容易にしたり、また、キャップ体を受けるボトル口を、
ペットボトルの一部として同一材料(ポリエチレンテレ
フタレート)から一体に成形したりすること等が一般的
に行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ペットボト
ルのボトル口を閉栓するキャップ体は、通常、ボトル口
にその螺合状態で被冠するキャップ本体と、ボトル口の
雄ねじ部下にある、環状突起としてなるあご部に係合さ
れる環状バンドと、キャップ本体、および環状バンド間
を連繋した複数のブリッジとを備えた一体の形態とし
て、所定の樹脂材料、たとえばポリプロピレン等から一
体成形されている。
【0005】この種のキャップ体においては、環状バン
ドが雄ねじ部下のあご部に係合保持されるため、キャッ
プ本体を螺退方向に回転させることによってブリッジが
せん断力を受けて破断され、その後のキャップ本体の更
なる螺退によって、ボトル口の開栓は可能となる。
【0006】ここで、このキャップ体の環状バンドは、
キャップ本体の取り外しによるボトル口の開栓後も、こ
のボトル口のあご部下に残される。つまり、単純にキャ
ップ本体をボトル口から取り外しただけでは、この環状
バンドが、材質の異なる異質物としてペットボトル上に
残されるため、ペットボトルのリサイクル時には、この
ペットボトルからの環状バンドの分離、除去が必要とな
る。
【0007】リサイクル時にはキャップ本体を外すこと
が、一般消費者には要求されている。しかし、上述した
ように、開栓後のペットボトルには、キャップ本体を取
り外したあとでも、異質の環状バンドがボトル口のあご
部下に残されているため、回収後にこの環状バンドを分
離、除去する作業が必要となる。
【0008】つまり、ペットボトル回収後の再生処理作
業における、その作業工程数の増加が避けられず、ま
た、この環状バンドの分離、除去を行う作業施設等も必
要となることから、このペットボトルの再生処理に対す
るコストが、これによって増加しているとも考えられ
る。
【0009】この発明は、環状バンドを除去することな
くボトル型樹脂容器のリサイクル、再生処理を可能とす
るボトル型樹脂容器のキャップ体の提供を目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明によれば、ブリッジを介して連繋されたキ
ャップ本体と環状バンドとを異質の樹脂材料とした一体
成形とするとともに、このうちの環状バンドの樹脂材料
を、ボトル型樹脂容器との同一樹脂材料としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0012】図1、図2に示すように、この発明に係る
ボトル型樹脂容器のキャップ体10は、ボトル型樹脂容
器、たとえばポリエチレンテレフタレート製の、いわゆ
るペットボトル12のボトル口12aにその螺合状態で被冠
するキャップ本体14と、ボトル口のあご部16に係合保持
される環状バンド18と、キャップ本体、および環状バン
ド間を連繋した複数のブリッジ20とを備えた一体の形態
として、所定の樹脂材料から成形されている。
【0013】ペットボトル(ボトル型樹脂容器)のボト
ル口12aは、たとえば、雄ねじ状のねじ部(雄ねじ部)2
2をその周面に有する形状とされ、これに対応する雌ね
じ状のねじ部(雌ねじ部)24をその内面に有して、キャ
ップ体のキャップ本体14は形成されている。
【0014】そして、この雄ねじ部22の下部端には、環
状突起からなるあご部16が設けられ、このあご部にその
下方から係合可能な内径の段部18aを有した環状バンド1
8が、キャップ本体14の下方に配置されるとともに、こ
のキャップ本体と環状バンドとを一体に連繋するせん断
可能な複数のブリッジ20が、たとえば、キャップ本体と
環状バンドとの間に規定された肉薄部として形成されて
いる。
【0015】この種のキャップ体10においては、環状バ
ンド18がボトル口のあご部16に係合保持されるため、キ
ャップ本体14をその螺退方向、つまり雄ねじ部22からの
雌ねじ部24の螺合解除方向に回転させることにより、ブ
リッジ20がそのせん断力を受けて破断される。そして、
その後おけるキャップ本体14の更なる螺退によるボトル
口12aからのキャップ本体の取り外しにより、図2に示
すようにボトル口は開栓される。
【0016】なお、この種のキャップ体10の基本構造、
および基本形態は公知であり、これら自体はこの発明の
趣旨でないため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0017】ところで、この種のキャップ体10において
は、上述したように、キャップ本体14がその開栓によっ
てペットボトル12から取り外されるものの、ブリッジ20
の破断によりキャップ本体から分離された環状バンド18
は、図2に示すように、ボトル口のあご部16の下方に残
されることになる。
【0018】ここで、この種の、ペットボトルの閉栓に
使用される公知のキャップ体は、通常、ペットボトルの
成形材料(ポリエチレンテレフタレート)とは異なるポ
リプロピレン等からの一体成形のもとで成形されるた
め、キャップ本体を取り外したとしても、環状バンド
が、異質の樹脂材料からなる異質物としてペットボトル
上に残されることになる。そこで、図1に示すように、
この発明においては、ブリッジ20を介して連繋されたキ
ャップ本体14と環状バンド18とを異質の樹脂材料とした
一体成形により、キャップ体10を成形している。そし
て、このうちの環状バンド18の樹脂材料を、ペットボト
ル12との同一樹脂材料、つまりはポリエチレンテレフタ
レートとして、この発明のキャップ体10は構成されてい
る。
【0019】なお、キャップ本体14の成形材料として
は、従来通りのポリプロピレン等が例示できる。
【0020】また、このような異質の樹脂材料からなる
キャップ本体14と環状バンド18とを一体成形する技術と
しては、たとえば、特公平07−082729号公報に開示され
ているような、いわゆる多色成形技術が応用できる。
【0021】つまり、この発明によれば、環状バンド18
がペットボトル12と同一の樹脂材料からなるため、キャ
ップ本体14を取り外した後に環状バンドがペットボトル
上に残されても、ペットボトル上には、このペットボト
ルと樹脂材料(材質)の異なる異質物が存在しないもの
となる。従って、キャップ本体14さえ取り外せば、環状
バンド18を残したままでも、ペットボトル12の再生処理
は可能となる。
【0022】このように、この発明においては、再生処
理時におけるペットボトル12からの環状バンド18の分
離、除去作業が省略できるため、その作業工程数が減少
するばかりでなく、その作業施設等も不要となることか
ら、このペットボトルの再生処理に対するコストの低減
が十分に可能となる。
【0023】また、この発明のキャップ体10によれば、
一般消費者が環状バンド18をその回収時等に分離、除去
する必要もないため、一般消費者にその作業的負担を強
いることもない。従って、ペットボトル12のリサイクル
の促進をはかることも、この発明によれば容易に可能と
なる。
【0024】ここで、この発明の実施の形態において
は、ポリエチレンテレフタレート製の、いわゆるペット
ボトル12を、ボトル型樹脂容器として具体化している
が、この発明の趣旨は、このボトル型樹脂容器の材質を
ポリエチレンテレフタレートに限定するものではないた
め、これに限定されず、他の樹脂材料からなるボトル型
樹脂容器のキャップ体に、この発明を応用してもよい。
【0025】なお、この場合においても、上述した実施
の形態と同様に、キャップ体の環状バンド18が、ボトル
型樹脂容器との同一樹脂材料から成形されることはいう
までもない。
【0026】また、キャップ本体14としてはポリプロピ
レンを例示しているが、その螺退によってブリッジ20を
破断可能とする樹脂材料であれば足りるため、その樹脂
材料はポリプロピレンに限定されない。
【0027】なお、上述したこの発明の実施の形態にお
いては詳細に説明していないが、キャップ本体14、環状
バンド18間のブリッジ20は、キャップ本体側の樹脂材
料、環状バンド側の樹脂材料、あるいはこの両者の混合
された樹脂材料のいずれであってもよい。要は、キャッ
プ本体14側の境界部、環状バンド18側の境界部、あるい
はその中間部のいずれかで、ブリッジ20が破断されれば
足りるため、このブリッジをなす樹脂材料の限定は、特
に必要のないものと考えられる。
【0028】上述した実施の形態は、この発明を説明す
るためのものであり、この発明を何等限定するものでな
く、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたも
のも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
【0029】
【発明の効果】上記のように、この発明に係るボトル型
樹脂容器のキャップ体によれば、環状バンドがボトル型
樹脂容器との同一の樹脂材料からなるため、再生処理時
におけるボトル型樹脂容器からの環状バンドの分離、除
去作業が省略できる。そのため、その作業工程数が減少
するばかりでなく、その作業施設等も不要となることか
ら、このボトル型樹脂容器の再生処理に対するコストの
低減が十分に可能となる。
【0030】また、この発明のキャップ体によれば、一
般消費者が環状バンドをその回収時等に分離、除去する
必要もないため、一般消費者にその作業的負担を強いる
こともない。従って、ボトル型樹脂容器のリサイクルの
促進をはかることも、この発明によれば容易に可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るボトル型樹脂容器のキャップ体
の、一部破断の概略側面図である。
【図2】キャップ本体を取り外した状態における、ボト
ル型樹脂容器(ペットボトル)の部分側面図である。
【符号の説明】
10 ボトル型樹脂容器のキャップ体 12 ペットボトル(ボトル型樹脂容器) 14 キャップ本体 18 環状バンド 20 ブリッジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボトル口にその螺合状態で被冠するキャ
    ップ本体と;ボトル口の雄ねじ部下にあるあご部に係合
    される環状バンドと;キャップ本体、および環状バンド
    間を連繋した複数のブリッジと;を備えた一体の形態と
    して、所定の樹脂材料から一体成形されたボトル型樹脂
    容器のキャップ体において、 ブリッジを介して連繋されたキャップ本体と環状バンド
    とを異質の樹脂材料とした一体成形とするとともに、こ
    のうちの環状バンドの樹脂材料を、ボトル型樹脂容器と
    の同一樹脂材料としたことを特徴とするボトル型樹脂容
    器のキャップ体。
  2. 【請求項2】 ボトル型樹脂容器がポリエチレンテレフ
    タレート製のペットボトルであり、キャップ体の環状バ
    ンドが、このペットボトルと同一のポリエチレンテレフ
    タレートから成形された請求項1記載のボトル型樹脂容
    器のキャップ体。
JP2001183431A 2001-06-18 2001-06-18 ボトル型樹脂容器のキャップ体 Pending JP2002370760A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008179382A (ja) * 2007-01-23 2008-08-07 Masayuki Makita ボトルキャップ
WO2015025532A1 (ja) 2013-08-21 2015-02-26 株式会社西秋工作所 ボトル型樹脂容器

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