JP2002370010A - 有機化合物ガス回収システム - Google Patents

有機化合物ガス回収システム

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JP2002370010A JP2001180161A JP2001180161A JP2002370010A JP 2002370010 A JP2002370010 A JP 2002370010A JP 2001180161 A JP2001180161 A JP 2001180161A JP 2001180161 A JP2001180161 A JP 2001180161A JP 2002370010 A JP2002370010 A JP 2002370010A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸着カートリッジの交換時期を適正に判断す
ると共に、吸着カートリッジの集配効率を向上させる。 【解決手段】 洗浄施設2の排気を吸着カートリッジ8
を介して排出する溶剤吸着装置3と、排気溶剤濃度を検
出する濃度センサ4と、該濃度センサ4に接続される端
末5と、ネットワーク6を介して端末5が接続されるサ
ーバ7と、使用済吸着カートリッジ8から溶剤を回収す
る溶剤回収処理施設9と、吸着カートリッジ8を溶剤吸
着装置3の所在地まで運搬し、かつ、使用済吸着カート
リッジ8を溶剤回収処理施設9まで運搬する運搬車両1
0とを備え、端末5は、濃度センサ4の検出データ等を
サーバ7に送信する一方、サーバ7は、端末5の送信デ
ータおよび各溶剤吸着装置3の所在地データに基づいて
運搬車両10による吸着カートリッジ8の集配スケジュ
ールを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機化合物使用施
設から吸引した施設排気に含まれる有機化合物ガスを吸
着し、該吸着した有機化合物を回収する有機化合物ガス
回収システムの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】有機溶剤、VOC(Volatile Organic C
ompound:揮発性有機化合物)等の有機化合物は、化
学、塗装、印刷、薬品工場等の各種施設における溶媒、
抽出、コーティング、脱脂洗浄工程等の各種工程で広く
使用されている。例えば工業製品等の洗浄工程が行われ
る洗浄施設では、洗浄対象物や洗浄条件に適した各種の
洗浄溶剤(有機化合物)が用いられている。この種の洗
浄溶剤は、ガス化して施設外に排出される惧れがあるた
め、洗浄施設の排気経路には、排気中の溶剤ガスを除去
する装置を設けることが要請される。
【0003】洗浄施設の排気から溶剤ガスを除去する装
置としては、活性炭を用いるものが知られている。一般
に、活性炭を用いる溶剤回収装置は、排気中の溶剤ガス
を活性炭で吸着する工程と、活性炭から溶剤を回収する
工程とを同じ装置で行うように構成されているため、下
記に示すような問題点がある。 (1)装置が大型であり、設置スペースの確保が困難な
場合がある。 (2)装置の構造が複雑であり、維持管理が難しい。 (3)装置が高価であり、中小規模の洗浄施設では採用
が難しい。 (4)溶剤の回収(水蒸気脱着)に際して多量の廃水が
発生するため、廃水処理設備が必要になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、前記活性炭
を、交換が容易なカートリッジとし、該カートリッジの
みを専用の処理施設に集めて集中的に溶剤回収処理する
ことが提案される。これによれば、洗浄施設での溶剤回
収工程が不要になるため、溶剤吸着機能のみを備えた安
価な装置を提供することが可能になる。しかしながら、
この様なシステムを採用した場合には、下記に示すよう
な不都合が生じる可能性がある。 (1)吸着カートリッジの交換時期を誤ると、設定濃度
を越える洗浄排気を排出する惧れがある。 (2)吸着カートリッジの集配効率が悪いと、集配コス
トが高くなり、ユーザの費用負担が大きくなる。 (3)集配する溶剤の種類がバラバラである場合、溶剤
回収処理施設の稼働効率が低下し、ユーザの費用負担が
大きくなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、有機化合物を使用する有機化合物
使用施設に設置され、該有機化合物使用施設から吸引し
た施設排気を、着脱自在な吸着カートリッジを介して排
出する有機化合物ガス吸着装置と、前記施設排気に含ま
れる有機化合物ガスの濃度を検出する濃度センサと、該
濃度センサに接続される端末と、ネットワークを介して
複数の端末が接続されるサーバと、使用済の吸着カート
リッジから有機化合物を回収する有機化合物回収処理施
設と、未使用の吸着カートリッジまたは再生した吸着カ
ートリッジを前記有機化合物ガス吸着装置の所在地まで
運搬し、かつ、使用済の吸着カートリッジを前記有機化
合物回収処理施設まで運搬する運搬車両とを備える有機
化合物ガス回収システムにおいて、前記端末は、前記濃
度センサの検出濃度データ、該検出濃度データに基づい
て演算した吸着量データ、または、前記検出濃度データ
もしくは前記吸着量データに基づいて判定した前記吸着
カートリッジの交換時期データを前記サーバに送信する
データ送信手段を備え、前記サーバは、前記端末が送信
した前記検出濃度データ、前記吸着量データ、または、
前記交換時期データを受信するデータ受信手段と、前記
受信データおよび各有機化合物ガス吸着装置の所在地デ
ータに基づいて前記運搬車両による前記吸着カートリッ
ジの集配スケジュールを決定する集配スケジュール決定
手段とを備えることを特徴とするものである。つまり、
端末から送られる濃度検出データまたは吸着量データに
基づいて吸着カートリッジの交換時期を適正に判断する
ことができるため、交換時期を誤って設定濃度を越える
有機化合物ガスを排出してしまう不都合を回避すること
ができる。しかも、端末の送信データおよび有機化合物
ガス吸着装置の所在地データに基づいて吸着カートリッ
ジの集配スケジュールを決定するため、吸着カートリッ
ジの集配効率を向上させることができ、その結果、集配
コストを削減してユーザの費用負担を軽減することがで
きる。また、前記データ送信手段は、前記有機化合物ガ
ス吸着装置の排気経路に設けられる排気濃度センサの検
出濃度データを前記サーバに送信することを特徴とする
ものである。この場合においては、有機化合物ガス吸着
装置の排気濃度変化に基づいて吸着カートリッジの交換
時期を適正に判断することができる。また、前記データ
送信手段は、前記有機化合物ガス吸着装置の吸気経路に
設けられる吸気濃度センサの検出濃度データと、前記有
機化合物ガス吸着装置の排気経路に設けられる排気濃度
センサの検出濃度データとを前記サーバに送信すること
を特徴とするものである。この場合においては、有機化
合物ガス吸着装置の吸気濃度および排気濃度変化に基づ
いて吸着カートリッジの交換時期を適正に判断すること
ができる。また、前記データ送信手段は、所定時間毎に
サンプリングした検出濃度データに基づいて平均濃度を
演算し、該平均濃度データを前記サーバに送信すること
を特徴とするものである。この場合においては、一時的
な濃度変化に基づいて誤った交換時期判断をすることが
なく、しかも、端末の送信回数を減らしてサーバの負荷
を軽減することができる。また、前記データ送信手段
は、前記吸気濃度センサおよび前記排気濃度センサの検
出濃度データに基づいて前記吸着カートリッジの有機化
合物ガス吸着量を演算し、該吸着量データを前記サーバ
に送信することを特徴とするものである。この場合にお
いては、吸着カートリッジの有機化合物ガス吸着量変化
に基づいて吸着カートリッジの交換時期を適正に判断す
ることができる。また、前記データ送信手段は、前記検
出濃度データもしくは前記吸着量データを交換時期判定
用の設定値と比較すると共に、該比較結果に基づいて前
記吸着カートリッジの交換時期を判定し、該判定した交
換時期データを前記サーバに送信することを特徴とする
ものである。この場合においては、端末から送信される
交換時期データに基づいて吸着カートリッジの交換時期
を適正に判断することができる。また、前記集配スケジ
ュール決定手段は、前記端末が送信した前記検出濃度デ
ータ、吸着量データ、または、交換時期データに基づい
て前記吸着カートリッジの交換時期を予測すると共に、
交換時期に入った吸着カートリッジまたは交換時期が近
い吸着カートリッジの中から、各運搬車両が1日で集配
可能なものを前記所在地データに基づいて特定し、該特
定した吸着カートリッジの集配業務を各運搬車両に割り
当てることを特徴とするものである。この場合において
は、吸着カートリッジの集配効率が向上するため、集配
コストを削減してユーザの費用負担を軽減することがで
きる。また、前記集配スケジュール決定手段は、交換用
吸着カートリッジの在庫データを参照し、交換用吸着カ
ートリッジの在庫が不足状態のときは、吸着カートリッ
ジの集配タイミングを遅延させることを特徴とするもの
である。この場合においては、交換用吸着カートリッジ
の在庫状況に応じて集配スケジュールが調整されるた
め、在庫不足によるトラブルの発生を回避することがで
きる。また、前記集配スケジュール決定手段は、各有機
化合物使用施設で使用される有機化合物の種類データを
参照し、同一種の有機化合物ガス吸着に使用されている
吸着カートリッジが纏めて集配されるように集配スケジ
ュールを決定することを特徴とするものである。この場
合においては、有機化合物回収処理施設の稼働効率が向
上するため、有機化合物回収処理コストを削減してユー
ザの費用負担を軽減することができる。また、前記有機
化合物回収処理施設は、回収する有機化合物の種類に応
じて処理条件を切換える処理条件切換手段を備え、前記
サーバは、前記処理条件切換タイミングを含む前記有機
化合物ガス回収処理施設の回収処理スケジュールを前記
交換時期予測データまたは前記集配スケジュールに基づ
いて決定する回収処理スケジュール決定手段を更に備え
ることを特徴とするものである。この場合においては、
有機化合物回収処理施設の稼働効率が向上するため、有
機化合物回収処理コストを削減してユーザの費用負担を
軽減することができる。また、前記有機化合物ガス回収
システムは、有機化合物回収処理装置を搭載した回収処
理車両を更に備え、前記サーバは、交換用吸着カートリ
ッジの在庫状況、有機化合物回収処理施設の回収処理ス
ケジュール、または、緊急の回収処理指令に基づいて前
記回収処理車両による前記吸着カートリッジの現地回収
処理スケジュールを決定する現地回収処理スケジュール
決定手段を更に備えることを特徴とするものである。こ
の場合においては、有機化合物ガス回収システムの柔軟
性を高め、集配効率や回収処理効率を更に向上させるこ
とができる。また、前記サーバは、各吸着カートリッジ
から回収した有機化合物の量を含む報告データを、対応
する端末に送信する報告データ送信手段を更に備えるこ
とを特徴とするものである。この場合においては、ユー
ザが有機化合物回収量等を認識できる許りでなく、上記
報告データを、公害防止条例等に基づく報告書の作成等
に利用することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の一つ
を図面に基づいて説明する。図面において、1は溶剤回
収システム(有機化合物ガス回収システム)であって、
該溶剤回収システム1は、溶剤(有機化合物)を用いる
洗浄施設(有機化合物使用施設)2に設置される溶剤吸
着装置(有機化合物ガス吸着装置)3と、洗浄施設2の
洗浄排気に含まれる溶剤の濃度を検出する濃度センサ4
と、該濃度センサ4に接続される端末5と、ネットワー
ク6を介して複数の端末5が接続されるサーバ7と、使
用済の吸着カートリッジ8から溶剤を回収する溶剤回収
処理施設(有機化合物回収処理施設)9と、未使用の吸
着カートリッジ8または再生した吸着カートリッジ8を
前記溶剤吸着装置3の所在地まで運搬し、かつ、使用済
の吸着カートリッジ8を前記溶剤回収処理施設9まで運
搬する運搬車両10とを備えて構成される。
【0007】洗浄施設2は、気密的に遮蔽された洗浄空
間11内に単一もしくは複数の洗浄槽12を設置して構
成される。洗浄槽12には、洗浄対象物や洗浄条件に適
した洗浄溶剤が供給され、所定の手順で洗浄工程が実行
される。洗浄空間11には、吸気口(図示せず)および
排気口13が確保されており、吸気ダクト14を介して
排気口13に接続されるブロア15が洗浄空間11から
洗浄排気を吸引する。
【0008】溶剤吸着装置3は、吸着カートリッジ8を
着脱自在に装着可能な溶剤吸着空間を備える。吸着カー
トリッジ8は、所定形状の筐体内部に活性炭を充填して
構成されるものであり、吸着する溶剤の種類や吸着能力
に応じて複数の仕様が設定される。ブロア15によって
吸引された洗浄排気は、吸着カートリッジ8内を通って
排気ダクト16から排出され、このとき、洗浄排気に含
まれるガス化した溶剤が活性炭に吸着される。上記吸気
ダクト14および排気ダクト16には、洗浄排気に含ま
れる溶剤濃度を検出する濃度センサ4がそれぞれ設けら
れている。吸気ダクト14に設けられる吸気濃度センサ
4Aは、溶剤吸着装置3による吸着処理前の洗浄排気濃
度を検出し、排気ダクト16に設けられる排気濃度セン
サ4Bは、溶剤吸着装置3による吸着処理後の洗浄排気
濃度を検出する。
【0009】端末5は、吸気濃度センサ4Aおよび排気
濃度センサ4Bの検出信号を入力するための入力インタ
フェースと、インターネット、PHS等のネットワーク
6を介してサーバ7と通信を行うためのネットワークイ
ンタフェースと、端末用プログラムを記憶する記憶媒体
とを備えるパソコン等のネットワーク端末で構成されて
おり、上記の端末用プログラムに基づいて下記の処理を
実行する。 (1)濃度データ送信処理(データ送信手段) 吸気濃度センサ4Aおよび排気濃度センサ4Bの検出濃
度データを所定時間毎(例えば1分毎)にサンプリング
すると共に、これらのサンプリングデータの平均値を所
定時間毎(例えば1時間毎)に演算し、これをサーバ7
に定期送信する。尚、本実施形態では、検出濃度(平均
値)に変化が無い場合、サーバ7の負荷を軽減するため
に定期送信を省略するが、無送信状態が所定時間(例え
ば24時間)に達した場合には、端末5の稼働をサーバ
7側で確認するために検出濃度データの送信を行う。 (2)吸着量データ送信処理(データ送信手段) 吸気濃度センサ4Aの検出濃度データ(平均値)と、排
気濃度センサ4Bの検出濃度データ(平均値)との差に
基づいて吸着カートリッジ8の溶剤吸着量を推定し、該
吸着量データをサーバ7に送信する。 (3)カートリッジ交換時期判定処理 排気濃度または溶剤吸着量が交換時期判定用の設定値に
達したとき、これを端末5側で報知(アラーム)すると
共に、サーバ7に交換時期データを送信する。 (4)異常報知処理 排気濃度が異常判定用の設定値に達したとき、これを端
末5側で報知すると共に、サーバ7に異常発生信号を送
信する。 (5)報告データ蓄積処理 サーバ7から送信された報告データを受信し、記憶媒体
に蓄積する。
【0010】溶剤回収処理施設9は、例えば使用済吸着
カートリッジ8から間接加熱および蒸気加熱により溶剤
を脱着する脱着装置と、液化された脱着溶剤を回収溶剤
と分離水とに分離する水分離器と、分離水を排水処理す
る排水処理装置とを備えて構成される。回収処理を経た
吸着カートリッジ8は、再生吸着カートリッジ8として
再利用され、また、回収した溶剤は、元のユーザもしく
は廃液処理業者にて再利用される。また、溶剤回収処理
施設9においては、複数種類の溶剤回収に対応してお
り、回収する溶剤種に応じて処理条件の切換えが行われ
る(処理条件切換手段)。
【0011】運搬車両10は、所定個数の吸着カートリ
ッジ8を積載可能なトラック等で構成される。運搬車両
10は、例えば溶剤回収処理施設9に並設される配送基
地を基点とし、複数の洗浄施設2との間で吸着カートリ
ッジ8の集配を行う。その際、運搬車両10の集配ルー
トは、サーバ7が作成した集配スケジュールに基づいて
決定される。また、本実施形態の溶剤回収システム1
は、溶剤回収処理装置を搭載した回収処理車両17を備
える。この回収処理車両17は、溶剤吸着装置3の所在
地で吸着カートリッジ8の溶剤回収処理を行うことが可
能であり、サーバ7が作成した現地回収処理スケジュー
ルに従って現地回収処理を行う。
【0012】サーバ7は、インターネット、PHS等の
ネットワーク6を介して複数の端末5が接続されるネッ
トワークサーバであり、記憶媒体に記憶されたサーバ用
プログラムに基づいて下記の処理を実行する。 (1)ユーザ情報登録処理 各ユーザの所在地、使用する溶剤種、吸着カートリッジ
8の仕様および使用個数等を記憶媒体に蓄積する。 (2)データ受信処理(データ受信手段) 複数の端末5から検出濃度データ、吸着量データ、交換
時期判定データ等を受信し、記憶媒体に蓄積する。 (3)集配スケジュール作成処理(集配スケジュール決
定手段) 複数の端末5から受信した各種データおよびユーザの所
在地データに基づいて運搬車両10による吸着カートリ
ッジ8の集配スケジュールを作成する。具体的には、端
末5が送信した検出濃度データ等のデータに基づいて吸
着カートリッジ8の交換時期を予測すると共に、交換時
期に入った吸着カートリッジ8または交換時期が近い吸
着カートリッジ8の中から、各運搬車両10が1日で集
配可能なものを所在地データに基づいて特定し、該特定
した吸着カートリッジ8の集配業務を各運搬車両10に
割り当てる。その際、各ユーザが使用する溶剤種データ
を参照し、同一種の溶剤吸着に使用されている吸着カー
トリッジ8が纏めて集配されるように集配スケジュール
を調整する。さらに、集配スケジュールを作成する際に
は、交換用吸着カートリッジ8の在庫データを参照し、
交換用吸着カートリッジ8の在庫が不足状態のときは、
吸着カートリッジ8の集配タイミングを遅延させ、在庫
不足に起因するトラブルの発生を回避する。 (4)回収処理スケジュール作成処理(回収処理スケジ
ュール決定手段) 交換時期予測データや集配スケジュールを参照し、処理
条件切換タイミングを含む溶剤回収処理施設9の回収処
理スケジュールを作成する。 (5)現地処理スケジュール作成処理(現地回収処理ス
ケジュール決定手段) 交換用吸着カートリッジ8の在庫状況、溶剤回収処理施
設9の回収処理スケジュール、緊急の回収処理指令の有
無等に基づいて回収処理車両17による吸着カートリッ
ジ8の現地回収処理スケジュールを作成する。 (6)報告データ送信処理(報告データ送信手段) 各ユーザの洗浄施設2における排気濃度、該排気濃度お
よび排気風量から演算される排出溶剤量、吸着カートリ
ッジ8からの回収溶剤量等を集計した報告データを、対
応する端末5に送信する。 (7)カートリッジ履歴管理処理 各吸着カートリッジ8の再生回数を管理し、活性炭の劣
化を把握する。 (8)カートリッジ在庫管理処理 集配基地および溶剤回収処理施設9における未使用カー
トリッジ、再生カートリッジおよび未処理カートリッジ
の個数を管理し、集配スケジュールの作成時に参照す
る。 (9)カートリッジ製作管理処理 吸着カートリッジの必要数、劣化状況等を把握し、カー
トリッジ数が不足する惧れがあるときは、新規カートリ
ッジの製作を依頼する。
【0013】次に、集配スケジュール作成処理の具体的
な手順をフローチャートに沿って説明する。本実施形態
の集配スケジュール作成処理においては、各端末5から
の送信データに基づいて各吸着カートリッジ8の交換時
期を予測する。交換時期を予測するためのパラメータと
しては、前述した排気濃度データ、吸着量データまたは
交換時期判定データが用いられる。各吸着カートリッジ
8の交換時期を予測した後、スケジュール作成日数内に
集配すべき吸着カートリッジ8を仮設定すると共に、各
吸着カートリッジ8の溶剤種に基づいて溶剤回収処理ス
ケジュールを仮設定する。その際、溶剤回収処理施設9
における処理条件の切換えが頻繁に発生しないように配
慮される。溶剤回収処理スケジュールを仮設定した後、
まず、交換時期に入った吸着カートリッジ8または交換
時期が近い吸着カートリッジ8の中から、第1日目に回
収処理する溶剤種のものを検索し、その中から同日に集
配可能なものを所在地データに基づいて組み合せて各運
搬車両10に割り当てる。この処理をスケジュール作成
日数分だけ繰返し、仮の集配スケジュールを作成する。
その後、交換期間をオーバーする吸着カートリッジ8が
あるか否かを判断し、ここで交換期間をオーバーするも
のがある場合には、該当する吸着カートリッジ8と最も
所在地が近い吸着カートリッジ8とを強制的に組み合
せ、所定の運搬車両10に割り当てる。その後、強制割
り当てしたスケジュールを除外して組み合せ処理を再実
行し、これを交換期間オーバーがなくなるまで繰り返
す。その後、上記の集配スケジュールに沿った在庫状況
をシミュレートし、在庫不足が発生するか否かを判断す
る。在庫不足が発生すると判断した場合には、それが溶
剤回収処理スケジュールの変更によって解消できるか否
かを判断し、該判断がYESの場合には、溶剤回収処理
スケジュールを変更して上記の処理を再実行する。一
方、上記判断がNOである場合は、在庫不足によって配
送不能となる吸着カートリッジ8の集配を遅延させるべ
くスケジュール調整を行う。その後、上記の処理に基づ
いて作成された集配スケジュールおよび回収処理スケジ
ュールを記憶媒体に記憶し、集配スケジュール作成処理
を終了する。
【0014】叙述の如く構成されたものにおいて、溶剤
回収システム1は、溶剤を用いる洗浄施設2に設置さ
れ、該洗浄施設2から吸引した洗浄排気を、着脱自在な
吸着カートリッジ8を介して排出する溶剤吸着装置3
と、前記洗浄排気に含まれる溶剤の濃度を検出する濃度
センサ4と、該濃度センサ4に接続される端末5と、ネ
ットワーク6を介して複数の端末5が接続されるサーバ
7と、使用済の吸着カートリッジ8から溶剤を回収する
溶剤回収処理施設9と、未使用の吸着カートリッジ8ま
たは再生した吸着カートリッジ8を前記溶剤吸着装置3
の所在地まで運搬し、かつ、使用済の吸着カートリッジ
8を前記溶剤回収処理施設9まで運搬する運搬車両10
とを備えて構成される。前記端末5は、前記濃度センサ
4の検出濃度データ、該検出濃度データに基づいて演算
した吸着量データ、または、前記検出濃度データもしく
は前記吸着量データに基づいて判定した前記吸着カート
リッジ8の交換時期データを前記サーバ7に送信し、一
方、前記サーバは、前記端末5が送信した前記検出濃度
データ、前記吸着量データ、または、前記交換時期デー
タを受信すると共に、該受信データおよび各溶剤吸着装
置3の所在地データに基づいて前記運搬車両10による
前記吸着カートリッジ8の集配スケジュールを決定す
る。従って、端末5から送られる濃度検出データ等に基
づいて吸着カートリッジ8の交換時期が適正に判断さ
れ、交換時期を誤って設定濃度を越える洗浄排気を排出
してしまう不都合を回避でき、しかも、端末5の送信デ
ータおよび溶剤吸着装置3の所在地データに基づいて吸
着カートリッジ8の集配スケジュールを決定するため、
吸着カートリッジ8の集配効率を向上させることがで
き、その結果、集配コストを削減してユーザの費用負担
を軽減することができる。
【0015】また、前記端末5においては、前記溶剤吸
着装置3の排気経路に設けられる排気濃度センサ4Bの
検出濃度データを前記サーバ7に送信するため、溶剤吸
着装置3の排気濃度変化に基づいて吸着カートリッジ8
の交換時期を適正に判断することができる。
【0016】また、前記端末5においては、前記溶剤吸
着装置3の吸気経路に設けられる吸気濃度センサ4Aの
検出濃度データと、前記溶剤吸着装置3の排気経路に設
けられる排気濃度センサ4Bの検出濃度データとを前記
サーバ7に送信するため、溶剤吸着装置3の吸気濃度お
よび排気濃度変化に基づいて吸着カートリッジ8の交換
時期を適正に判断することができる。
【0017】また、前記端末5においては、所定時間毎
にサンプリングした検出濃度データに基づいて平均濃度
を演算し、該平均濃度データを前記サーバ7に送信する
ため、一時的な濃度変化に基づいて誤った交換時期判断
をすることがなく、しかも、端末5の送信回数を減らし
てサーバ7の負荷を軽減することができる。
【0018】また、前記端末5においては、前記吸気濃
度センサ4Aおよび前記排気濃度センサ4Bの検出濃度
データに基づいて前記吸着カートリッジ8の溶剤吸着量
を演算し、該吸着量データを前記サーバ7に送信するた
め、吸着カートリッジ8の溶剤吸着量変化に基づいて吸
着カートリッジ8の交換時期を適正に判断することがで
きる。
【0019】また、前記端末5においては、前記検出濃
度データもしくは前記吸着量データを交換時期判定用の
設定値と比較すると共に、該比較結果に基づいて前記吸
着カートリッジ8の交換時期を判定し、該判定した交換
時期データを前記サーバ7に送信するため、端末5から
送信される交換時期データに基づいて吸着カートリッジ
8の交換時期を適正に判断することができる。
【0020】また、前記サーバ7においては、前記端末
5が送信した前記検出濃度データ、吸着量データ、また
は、交換時期データに基づいて前記吸着カートリッジ8
の交換時期を予測すると共に、交換時期に入った吸着カ
ートリッジ8または交換時期が近い吸着カートリッジ8
の中から、各運搬車両10が1日で集配可能なものを前
記所在地データに基づいて特定し、該特定した吸着カー
トリッジ8の集配業務を各運搬車両10に割り当てるた
め、吸着カートリッジ8の集配効率が向上し、その結
果、集配コストを削減してユーザの費用負担を軽減する
ことができる。
【0021】また、前記サーバ7においては、交換用吸
着カートリッジ8の在庫データを参照し、交換用吸着カ
ートリッジ8の在庫が不足状態のときは、吸着カートリ
ッジ8の集配タイミングを遅延させるため、交換用吸着
カートリッジ8の在庫状況に応じて集配スケジュールが
自動的に調整され、在庫不足によるトラブルの発生を回
避することができる。
【0022】また、前記サーバ7においては、各洗浄施
設2で使用される溶剤種データを参照し、同一種の溶剤
吸着に使用されている吸着カートリッジ8が纏めて集配
されるように集配スケジュールを決定するため、溶剤回
収処理施設9の稼働効率を向上させることができ、その
結果、溶剤回収処理コストを削減してユーザの費用負担
を軽減することができる。
【0023】また、前記サーバ7においては、処理条件
切換タイミングを含む前記溶剤回収処理施設9の回収処
理スケジュールを前記交換時期予測データまたは前記集
配スケジュールに基づいて決定するため、溶剤回収処理
施設9の稼働効率を向上させることができ、その結果、
溶剤回収処理コストを削減してユーザの費用負担を軽減
することができる。
【0024】また、前記溶剤回収システム1は、溶剤回
収処理装置を搭載した回収処理車両17を更に備え、前
記サーバ7においては、交換用吸着カートリッジ8の在
庫状況、溶剤回収処理施設9の回収処理スケジュール、
または、緊急の回収処理指令に基づいて前記回収処理車
両17による前記吸着カートリッジ8の現地回収処理ス
ケジュールを決定するため、溶剤回収システム1の柔軟
性を高め、集配効率や回収処理効率を更に向上させるこ
とができる。
【0025】また、前記サーバ7においては、各吸着カ
ートリッジ8から回収した溶剤の量を含む報告データ
を、対応する端末5に送信するため、ユーザが溶剤回収
量等を認識できる許りでなく、上記報告データを、公害
防止条例等に基づく報告書の作成等に利用することがで
きる。
【0026】尚、本発明は、前記実施形態に限定されな
いものであることは勿論であって、前記実施形態で示し
た洗浄溶剤ガス以外の有機化合物ガスを吸着・回収可能
であることは言うまでもなく、例えば、下記に例示する
VOC(揮発性有機化合物)の回収システムを構成して
もよい。 1.石油系炭化水素(脂肪族):n−ヘキサン、ガソリ
ン 2.芳香族炭化水素:ベンゼン、トルエン、キシレン 3.ハロゲン系炭化水素:二塩化メチレン、二塩化エチ
レン、クロロホルム、四塩化炭素、三塩化エチレン、ク
ロルベンゼン、オルソジクロルベンゼン、トリクロロエ
チレン、パークロルエチレン、メチレンクロライド、フ
ッ素系溶剤、臭素系溶剤 4.アルコール類:メタノール、イソプロピルアルコー
ル、イソアミルアルコール、ブチルアルコール、クレゾ
ール 5.ケトン類:アセトン、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトン、メチルブチルケトン、シクロヘキサ
ン 6.エーテル類:エチルエーテル、ジオキサン、メチル
セロソルブ 7.エステル類:酢酸エチル、酢酸ブチル
【図面の簡単な説明】
【図1】溶剤回収システム(有機化合物ガス回収システ
ム)の構成を示すブロック図である。
【図2】溶剤回収システム(有機化合物ガス回収システ
ム)における吸着カートリッジおよび各種データの流れ
を示す説明図である。
【図3】集配スケジュール作成処理の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 溶剤回収システム(有機化合物ガス回収システ
ム) 2 洗浄施設(有機化合物使用施設) 3 溶剤吸着装置(有機化合物ガス吸着装置) 4A 吸気濃度センサ 4B 排気濃度センサ 5 端末 6 ネットワーク 7 サーバ 8 吸着カートリッジ 9 溶剤回収処理施設(有機化合物回収処理施設) 10 運搬車両 17 回収処理車両
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森川 潤一 東京都豊島区上池袋1−33−20 株式会社 モリカワ内 Fターム(参考) 2G052 AA03 AB11 AC23 AD02 AD22 AD42 BA05 BA14 BA21 CA04 CA14 DA01 ED03 HC03 HC13 HC17 HC24 JA20 JA24 4D002 AA21 AA33 AA34 AA40 AB03 AC07 BA04 DA41 EA07 FA01 4D012 CA11 CB05 CD02 CE02 CF05 CK07 CK10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機化合物を使用する有機化合物使用施
    設に設置され、該有機化合物使用施設から吸引した施設
    排気を、着脱自在な吸着カートリッジを介して排出する
    有機化合物ガス吸着装置と、 前記施設排気に含まれる有機化合物ガスの濃度を検出す
    る濃度センサと、 該濃度センサに接続される端末と、 ネットワークを介して複数の端末が接続されるサーバ
    と、 使用済の吸着カートリッジから有機化合物を回収する有
    機化合物回収処理施設と、 未使用の吸着カートリッジまたは再生した吸着カートリ
    ッジを前記有機化合物ガス吸着装置の所在地まで運搬
    し、かつ、使用済の吸着カートリッジを前記有機化合物
    回収処理施設まで運搬する運搬車両とを備える有機化合
    物ガス回収システムにおいて、 前記端末は、 前記濃度センサの検出濃度データ、該検出濃度データに
    基づいて演算した吸着量データ、または、前記検出濃度
    データもしくは前記吸着量データに基づいて判定した前
    記吸着カートリッジの交換時期データを前記サーバに送
    信するデータ送信手段を備え、 前記サーバは、 前記端末が送信した前記検出濃度データ、前記吸着量デ
    ータ、または、前記交換時期データを受信するデータ受
    信手段と、 前記受信データおよび各有機化合物ガス吸着装置の所在
    地データに基づいて前記運搬車両による前記吸着カート
    リッジの集配スケジュールを決定する集配スケジュール
    決定手段とを備えることを特徴とする有機化合物ガス回
    収システム。
  2. 【請求項2】 前記データ送信手段は、前記有機化合物
    ガス吸着装置の排気経路に設けられる排気濃度センサの
    検出濃度データを前記サーバに送信することを特徴とす
    る請求項1に記載の有機化合物ガス回収システム。
  3. 【請求項3】 前記データ送信手段は、前記有機化合物
    ガス吸着装置の吸気経路に設けられる吸気濃度センサの
    検出濃度データと、前記有機化合物ガス吸着装置の排気
    経路に設けられる排気濃度センサの検出濃度データとを
    前記サーバに送信することを特徴とする請求項1又は2
    に記載の有機化合物ガス回収システム。
  4. 【請求項4】 前記データ送信手段は、所定時間毎にサ
    ンプリングした検出濃度データに基づいて平均濃度を演
    算し、該平均濃度データを前記サーバに送信することを
    特徴とする請求項1乃至3に記載の有機化合物ガス回収
    システム。
  5. 【請求項5】 前記データ送信手段は、前記吸気濃度セ
    ンサおよび前記排気濃度センサの検出濃度データに基づ
    いて前記吸着カートリッジの有機化合物ガス吸着量を演
    算し、該吸着量データを前記サーバに送信することを特
    徴とする請求項1乃至4に記載の有機化合物ガス回収シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記データ送信手段は、前記検出濃度デ
    ータもしくは前記吸着量データを交換時期判定用の設定
    値と比較すると共に、該比較結果に基づいて前記吸着カ
    ートリッジの交換時期を判定し、該判定した交換時期デ
    ータを前記サーバに送信することを特徴とする請求項1
    乃至5に記載の有機化合物ガス回収システム。
  7. 【請求項7】 前記集配スケジュール決定手段は、前記
    端末が送信した前記検出濃度データ、吸着量データ、ま
    たは、交換時期データに基づいて前記吸着カートリッジ
    の交換時期を予測すると共に、交換時期に入った吸着カ
    ートリッジまたは交換時期が近い吸着カートリッジの中
    から、各運搬車両が1日で集配可能なものを前記所在地
    データに基づいて特定し、該特定した吸着カートリッジ
    の集配業務を各運搬車両に割り当てることを特徴とする
    請求項1乃至6に記載の有機化合物ガス回収システム。
  8. 【請求項8】 前記集配スケジュール決定手段は、交換
    用吸着カートリッジの在庫データを参照し、交換用吸着
    カートリッジの在庫が不足状態のときは、吸着カートリ
    ッジの集配タイミングを遅延させることを特徴とする請
    求項1乃至7に記載の有機化合物ガス回収システム。
  9. 【請求項9】 前記集配スケジュール決定手段は、各有
    機化合物使用施設で使用される有機化合物の種類データ
    を参照し、同一種の有機化合物ガス吸着に使用されてい
    る吸着カートリッジが纏めて集配されるように集配スケ
    ジュールを決定することを特徴とする請求項1乃至8に
    記載の有機化合物ガス回収システム。
  10. 【請求項10】 前記有機化合物回収処理施設は、回収
    する有機化合物の種類に応じて処理条件を切換える処理
    条件切換手段を備え、前記サーバは、前記処理条件切換
    タイミングを含む前記有機化合物回収処理施設の回収処
    理スケジュールを前記交換時期予測データまたは前記集
    配スケジュールに基づいて決定する回収処理スケジュー
    ル決定手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至
    9に記載の有機化合物ガス回収システム。
  11. 【請求項11】 前記有機化合物ガス回収システムは、
    有機化合物回収処理装置を搭載した回収処理車両を更に
    備え、前記サーバは、交換用吸着カートリッジの在庫状
    況、有機化合物回収処理施設の回収処理スケジュール、
    または、緊急の回収処理指令に基づいて前記回収処理車
    両による前記吸着カートリッジの現地回収処理スケジュ
    ールを決定する現地回収処理スケジュール決定手段を更
    に備えることを特徴とする請求項1乃至10に記載の有
    機化合物ガス回収システム。
  12. 【請求項12】 前記サーバは、各吸着カートリッジか
    ら回収した有機化合物の量を含む報告データを、対応す
    る端末に送信する報告データ送信手段を更に備えること
    を特徴とする請求項1乃至11に記載の有機化合物ガス
    回収システム。
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