JP2002369671A - 海洋深層水の濃縮水と源流水をブレンドしたミネラルウォーター - Google Patents

海洋深層水の濃縮水と源流水をブレンドしたミネラルウォーター

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JP2002369671A JP2001220618A JP2001220618A JP2002369671A JP 2002369671 A JP2002369671 A JP 2002369671A JP 2001220618 A JP2001220618 A JP 2001220618A JP 2001220618 A JP2001220618 A JP 2001220618A JP 2002369671 A JP2002369671 A JP 2002369671A
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Masuki Motoki
益樹 元木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミネラルウォーターは、数多くの商品が市販
されているが、ミネラル分の含有量が少なく、厚生省基
準の、一日当たりの目標摂取量からして、不充分な商品
と言わざるをえないものであった。しかし、ミネラル分
は、高濃度で水中に溶解させることは、困難であり、そ
の技術の開発が待たれていた。また、最近、海洋深層水
を利用したミネラルウォーターが開発されているが、脱
塩過程で失われたミネラル分を後からにがりを入れて補
っているのが現状である。そのため海洋深層水独特の成
分が失われている可能性があると言われている。 【解決手段】 海洋深層水の濃縮水と源流水を原料とし
て、適当な割合で配合することにより、上記課題を解決
した、ミネラル分の含有割合の大きいミネラルウォータ
ーを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカリウム、カルシウ
ム、マグネシウムを豊富に含んだミネラルウォーターに
関するものであり、飲料用及び料理用として利用できる
ものである。
【0002】
【従来の技術】ミネラルウォーターは、従来、天然の湧
き水を利用していた。しかし、天然の湧き水においては
ミネラル分の含有割合は少なく、健康飲料水としては不
充分なものであった。近年、海洋深層水を主原料とする
ミネラルウォーターが注目され、ミネラル分の濃度も、
かなり高いものが得られるようになった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、海洋深
層水を主原料としたミネラルウォーターにしても、脱塩
過程でミネラル分がほとんど無くなり、後からにがりを
入れて、ミネラル分を補っているのが現状であり、脱塩
過程で失われたミネラル分その他海洋深層水独特の成分
を、にがりの添加だけでは補うことができないと言われ
ている。
【0004】そこで、本発明は、海洋深層水の成分を失
うことなく、ミネラル分を無理なく、より効率的に摂取
することのできる健康飲料水を得ることを目的として開
発したものである。
【0005】また、ミネラル分の濃度の高いもの(硬水
〜中硬水;本書類において硬水とは硬度170以上のも
のを意味し、中硬水とは硬度100〜170のものを意
味するものとする)は、料理用には適さないのが一般で
あったが、本発明は、原材料に源流水を使用することに
より、本来、軟水の効用である炊飯等の料理用に適した
効果を、分類的には中硬水である本発明においても兼ね
備えることができ、広範な用途が期待できる。
【0006】さらに、一般の水道水には汚れが多く含ま
れていて、発癌物質のトリハロメタン等も含まれている
ことが最近知られてきた。原材料に海洋深層水と源流水
を使うことで、安全性の保証できる製品を、本発明によ
り得ることができる。
【0007】さらに、海洋深層水として市販されている
もののうちミネラル分の濃度の高いミネラルウォーター
は味覚的には苦みがあり、人によってはお腹がゆるくな
る場合もあり、飲料用に適したものと言えなっかった
が、本発明は、源流水を原材料とすることにより、水道
水にはない、また、海洋深層水にもないまろやかな味覚
を得ることができる。
【0008】さらに、一般に、海の水と陸の水は調合し
にくいと言われており、混合して商品化する技術を開発
することが課題であったが、本発明の製造過程を採用す
ることにより、商品化が可能となる。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、原料として、海洋深層水の濃縮水と源流
水を適当な割合で配合し、原料の持つミネラル分を損な
わないように工夫して加熱殺菌する。そうすることによ
り、海洋深層水と源流水に含まれるミネラル分とが相互
に生かされ、しかも、飲料用又は料理用に適した、まろ
やかな味のミネラルウォーターを得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】海洋深層水の濃縮水と源流水を、
前者0.1〜10、後者100の容積割合で配合する。
そして、攪拌混合し、均質化させた後、加熱し、殺菌す
る。加熱温度は110度C、時間は30秒である。
【0011】以上の実施形態により、原材料の持つミネ
ラル分がそのまま含まれた、また、味覚的にも優れたミ
ネラルウォーターを得ることができる。
【0012】
【実施例】河川の源流より採取した新鮮な水を、100
0リットルタンクに入れ、そのタンクに海洋深層水の濃
縮水を0.1〜10リットル添加し、攪拌させ、濃度を
均質化する。
【0013】ここにいう海洋深層水の濃縮水とは、沖合
の水深200〜1000メートル層にある、安定した環
境下にある海水を採取し、その海水を逆浸透法により、
脱塩水とそれ以外の濃縮水に分けた場合の濃縮水のこと
である。濃縮割合は、原水を100とした場合、脱塩水
40、濃縮水60の容積割合になるように濃縮したもの
を使用した。表1において、このようにして得られた濃
縮水の、1リットル中に含まれる成分を、原水、脱塩水
とともに示した。逆浸透法については図2を参照。原理
としては、水は透過するが、食塩は透過させない膜(半
透膜)を介して、希薄溶液と濃厚溶液を入れると(左
図)、希薄溶液は、膜を透過して、濃厚溶液側に移動
し、濃厚溶液の水位が上昇する(中図)。この水位上昇
分の圧力を浸透圧と言い、この状態が浸透平衡の状態で
ある。ここで、濃厚溶液側の圧力を浸透圧以上に上げる
と、濃厚溶液中の溶媒は、膜を通過して、希薄溶液側に
移動する(右図)。この現象を逆浸透と言い、逆浸透法
は、この現象を応用した膜分離技術である。
【0014】
【表1】
【0015】また、ここにいう源流水とは、鉱水(地表
から浸透し、地下を移動中に地層中の無機塩類が溶解し
た地下水)のうち、性質が軟水(本書類においては高度
100以下のものをいう)であり、安全性確保のため、
蒸発残留物の合計が、1リットル中200ミリグラム以
下のものを使用する。参考資料として、表2に、市販の
ミネラルウォーターの1リットル中に含まれる蒸発残留
物の量を示した。
【0016】
【表1】
【0017】次に、タンクを加熱して、殺菌を行う。温
度は110度C、時間は30秒で行う。
【0018】このような製造方法によると、濃縮水と源
流水の割合が1対100の場合、表3のように、他社の
深層水と比較すると、カリウム、カルシウム、マグネシ
ウムの含有量が、5〜10倍程多いミネラルウォーター
を得ることができる。また、濃縮水と源流水の割合が2
〜5対100の場合は表4のようになり、ミネラル分の
多さが際立っていることがわかる。(但し、前記条件を
満たす原材料として、高知県室戸沖の海洋深層水と高知
県大野見村より採取した四万十川源流水を使用した。な
お、比較の対象には、海洋深層水としては、消費者に知
名度のあるマリンゴールドを使用した。)
【0019】
【表3】
【0020】
【表4】
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、従来のミネラルウォー
ターに比べて、ミネラル分の含有割合が非常に大きいも
のが製造できる。特に、カリウム、カルシウム、マグネ
シウムの含有量は、濃縮水と源流水の割合が1対100
の場合、他社の、市販の海洋深層水と比べて、5〜10
倍あり、健康飲料水として、無理なく、効率的にミネラ
ル分を摂取することができる。
【0022】これらのミネラル分の効用については以下
のとおりである。カルシウムは、骨格や軟組織を形成す
る他、細胞内において、神経伝達、細胞分裂、血液凝
固、酸素輸送等の調節機構に関与している。カリウム
は、細胞内でたんぱく質合成を制御している。マグネシ
ウムは、細胞内でのエネルギー源となるATPアーゼ酵
素を活性化したり、たんぱく質の合成を調節する因子の
一つとして作用したり、循環器病を予防する働きがあ
る。
【0024】しかも、本発明は料理用としてすぐれた効
果が得られ他社の海洋深層水とは違う特色を持ってい
る。具体的には、炊飯用、味噌汁他和風だし、お茶、コ
ーヒー等に優れた効果があることがわかった。
【0022】また、本発明は、蒸発残留物量の少ない源
流水と、水深200〜1000メートルの汚染されてい
ない海洋深層水の濃縮水を使用しているので、安全性に
も優れ、健康飲料水として期待できるものである。
【0025】さらに、本発明は、ミネラル含有量の高い
ミネラルウォーターが苦みがあり、飲料用としては、適
したものと言えないというのが一般的であったのにもか
かわらず、原材料に源流水を使用することで、飲料用と
してもまろやかな味覚を得ることができる。但し、飲料
用として使用する場合、ごく普通の味覚を持つ人に試飲
させた場合、容積割合が、源流水を100とした場合、
濃縮水の割合が0.5〜4.0のものがまろやかさの点
で良好で、さらに、0.5〜1.0のものが極めて良好
であることがわかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した製造工程を示した工程図であ
る。
【図2】逆浸透法による淡水化の原理を図面化したもの
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海洋深層水の濃縮水と源流水を、0.1
    〜10対100の容積割合で混合したミネラルウォータ
    ーの製造方法
JP2001220618A 2001-06-15 2001-06-15 海洋深層水の濃縮水と源流水をブレンドしたミネラルウォーター Pending JP2002369671A (ja)

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

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Effective date: 20031224