JP2002369367A - 海底中継装置 - Google Patents

海底中継装置

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JP2002369367A
JP2002369367A JP2001169021A JP2001169021A JP2002369367A JP 2002369367 A JP2002369367 A JP 2002369367A JP 2001169021 A JP2001169021 A JP 2001169021A JP 2001169021 A JP2001169021 A JP 2001169021A JP 2002369367 A JP2002369367 A JP 2002369367A
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JP
Japan
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pressure
face plate
shape
plate
conical
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Pending
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JP2001169021A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Sato
満 佐藤
Shigeo Osugi
重夫 大杉
Shuichi Tani
周一 谷
Tatsuya Miyashita
達哉 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 海水に対する耐圧性能を向上させ、軽量でシ
ール性のよい海底中継装置を得ることを目的としてお
り、さらに製造材料のコスト低減を目的とするものであ
る。 【解決手段】 端面板2の底面(耐圧筐体内部の面)の
形状が凹型の円錐形状であり、端面板2の上面(耐圧筐
体外部の面)の形状が、開口穴に向かって耐圧筐体の外
方に凸型の円錐形状であり、凸型の円錐形状部の板厚
は、端面板2の円筒部1との接続部から開口穴に向かっ
て、一定あるいは大きくなっているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海底中継装置に係
わり、特に海底ケーブルの中継器回路を海水の圧力およ
び水分から保護する機能を有する耐圧筐体の構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年は、海底ケーブルシステムの通信容
量増大に伴い、中継器回路の大型化・大容量化が加速さ
れている。したがって、より大きな中継器回路をより多
く搭載し、かつ海底の水圧に充分耐える海底中継装置が
要求されている。
【0003】図4は、例えば特開昭49−71492号
公報に示された、従来の海底中継装置を示す断面図であ
る。同図において、耐圧筐体の円筒部1と端面板2は溶
接リップ3で溶接され、円筒部1に端面板2が固定され
ている。端面板2には開口穴が設けられ、この開口穴に
金属インサート4及び内部導体5が挿入されており、金
属インサート4と内部導体5の間には、プラスチック絶
縁物6が充填されている。金属インサート4はプロテク
タ7を介して締付リング8によって端面板2に押し付け
られるように構成されている。
【0004】次に、動作について説明する。端面板2は
溶接リップ3によって円筒部1に溶接されており、外部
から加えられる海水の圧力に耐え、かつ、気密を保つよ
うに機能する。金属インサート4は、先端が凸型円錐形
状になっており、この凸型円錐形状部のエッジが端面板
2の開口穴における凹型円錐形状部に当接してメタルシ
ールを構成することによって気密を保つように構成され
ている。
【0005】金属インサート4の押付力はプロテクタ7
を介して締付リング8を締め込むことで発現される。電
力は、内部導体5によって図示していない中継器回路へ
供給される。内部導体5は、プラスチック絶縁物6によ
って端面板2と絶縁されている。また、プラスチック絶
縁物6は海水の進入を防止する機能も有している。中継
信号は内部導体5自身もしくは内部導体5内部に通され
た信号線によって耐圧筐体の端面板2外部から内部へ導
入される。
【0006】図4に示したように、従来の海底中継器は
端面板2の底面が平坦な平板形状をしているので、耐圧
筐体の円筒部1及び端面板2の直径が増大すると、海底
に沈んで水圧が負荷された場合、端面板2の底面におけ
る開口穴のまわりに引張応力が生じる。
【0007】また、金属インサート4が端面板2の開口
穴における凹型円錐形状部を強く押圧しているために、
さらに、端面板2の底面における開口穴のまわりに生じ
る引張応力が大きくなる。
【0008】この引張応力のために、開口穴の径が広が
り、海水をシールする部分のシール性が劣化するので、
強度を維持するために必然的に板厚を増加させることが
必要になり、この板厚の増加に伴って端面板2の重量が
増加する。ひいては海底中継装置の重量が増加するとい
う問題点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
海底中継装置は端面板の底面が平坦な平板形状をしてい
るので、耐圧筐体の円筒部及び端面板の直径が増大する
と、海底に沈んで水圧が負荷された場合、端面板の底面
に開口している穴のまわりに引張応力が生じ、シール部
分におけるシール性が劣化するので、端面板の板厚を増
加させることが必要になり、海底中継装置の重量が増加
するという問題があった。
【0010】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたものであり、海水に対する耐圧性能を向上
させ、軽量でシール性のよい海底中継装置を得ることを
目的としており、さらに製造材料のコスト低減を目的と
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明における海底中継
装置は、円筒部の両端に端面板を気密に接続し、上記端
面板に設けた開口穴に金属インサートを気密に取り付け
た耐圧筐体を備え、上記端面板の底面(耐圧筐体内部の
面)の形状が凹形状であり、上記端面板の上面(耐圧筐
体外部の面)の形状が、上記開口穴に向かって上記耐圧
筐体の外方に凸形状であり、該凸形状部の板厚は、上記
円筒部との接続部側から上記開口穴に向かって、一定あ
るいは大きくなっているものである。
【0012】また、底面の形状が円錐形であるものであ
る。
【0013】また、底面の形状が球面形であるものであ
る。
【0014】また、上面の形状が円錐形であるものであ
る。
【0015】また、上面の形状が球面形であるものであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図に基づいて説明する。なお、耐圧筐体の円筒部の両端
における端面板の構造は、対称形であるので、図におい
て、片側のみを示している。 実施の形態1.図1は、本発明に係る海底中継装置にお
ける実施の形態1を示すための断面図であり、耐圧筐体
の端面板の構造を示している。
【0017】同図において、1は耐圧筐体の円筒部、2
は端面板、3は溶接リップ、4は金属インサート、5は
内部導体、6はプラスチック絶縁物、7はプロテクタ、
8は締付リングであり、端面板2は、底面が凹型円錐形
状で、上面が金属インサート4を挿入された開口穴に向
かって耐圧筐体の外方に凸型となった円錐形状になって
おり、また、凸型となった円錐形状部の板厚は円筒部1
との接続部側から開口穴に向かって大きくなっている。
【0018】図2は、コンピュータシミュレーションに
よって外圧による端面板の変形を求めた結果を模式的に
示す断面図であり、端面板2が平板である場合(a)と
端面板2が凸型円錐形状の場合(b)を示している。以
下、図1を参照しつつ、動作を説明する。
【0019】図2に示したように、矢印で示す外圧が加
えられると、実線で示す形状から破線で示す形状に変形
する。端面板2が平板の場合(図2(a))には、端面
板2は耐圧筐体の内方に凸形状に変形し、底面2aにお
ける開口穴2bには白抜き矢印で示す大きな引張応力が
加わり開口穴2bの径が広がる。
【0020】一方、端面板2が凸型円錐形状の場合(図
2(b))には、凸型円錐形状の円錐部の傾斜がやや緩
やかになる変形が生じ、この場合に底面2aにおける開
口穴2bには白抜き矢印で示す引張応力と黒塗り矢印で
示す圧縮応力が加わり、引張応力はその一部が圧縮応力
によって打ち消され、トータルとして底面2aにおける
開口穴2bに加わる引張応力は小さくなり、開口穴2b
の径の広がりは極めて小さくなる。
【0021】また、金属インサート4の押付力による底
面2aにおける開口穴2bの変形は、端面板2が平板の
場合に比べて、端面板2の底面2aが凹型円錐形状の場
合の方が押付力による応力が分散されるので、少なくな
り、金属インサート4によるシール性がよくなる。
【0022】以上のように、端面板2の底面を凹型円錐
形状とし、上面を凸型円錐形状とすることによって、端
面板2の底面2aにおける開口穴2bに加わる引張応力
は小さくなるので、端面板2の板厚を薄くして海底中継
装置の重量を軽量化することができ、また、端面板2の
底面2aにおける開口穴2bの径の広がりも小さくなる
ので、金属インサートによるシール性もよくなる。
【0023】なお、本実施の形態において、上面の形状
を球面としても、底面及び上面が円錐形の場合と同様の
効果が得られる。
【0024】また、上面が凸型円錐形状部の板厚を円筒
部1との接続部側から開口穴に向かって大きくなってい
る例を示したが、一定の厚さとしてもよい。
【0025】実施の形態2.図3は、本発明に係る海底
中継装置における実施の形態2を示すための断面図で、
耐圧筐体の端面板の構造を示しており、図1と同一符号
は同一部分または相当部分を示している。
【0026】端面板2は、底面が凹型球面形状で、上面
が金属インサート4を挿入する開口穴に向かって耐圧筐
体の外方に凸型となった球面形状になっている。
【0027】また、端面板2上面の凸型となった球面形
状部における板厚は、円筒部1との接続部側から開口穴
に向かって大きくなっている。
【0028】本実施の形態において、実施の形態1と同
様に、外圧による変形のコンピュータシミュレーション
を行うと、図2と同様に、底面における開口穴には引張
応力と圧縮応力が加わり、引張応力の一部が圧縮応力に
よって打ち消され、トータルとして底面における開口穴
に加わる引張応力は小さくなる。
【0029】また、金属インサートの押付力による底面
における開口穴の変形は、端面板が平板の場合に比べて
少なくなり、シール性がよくなる。
【0030】なお、本実施の形態において、底面の形状
を円錐形としても、底面及び上面が球面の場合と同様の
効果が得られる。
【0031】また、上面が凸型球面形状部の板厚を円筒
部1との接続部側から開口穴に向かって大きくなってい
る例を示したが、一定の厚さとしてもよい。
【0032】また、上記実施の形態1及び2は円錐形状
の場合と球面形状の場合を示したが、これに限られるも
のではなく、端面板2の底面2aの形状が凹形状であ
り、端面板2の上面が、端面板2に設けられた金属イン
サートを挿入する開口穴2bの方向に向かって、耐圧筐
体の外方に凸形状であり、この凸形状部における板厚
が、円筒部1との接続部側から開口穴に向かって、一定
あるいは大きくなっているようにすることによって、上
記実施の形態1及び2で得られる効果と同様の効果が得
られる。
【0033】
【発明の効果】本発明における海底中継装置によれば、
円筒部の両端に端面板を気密に接続し、上記端面板に設
けた開口穴に金属インサートを気密に取り付けた耐圧筐
体を備え、上記端面板の底面(耐圧筐体内部の面)の形
状が凹形状であり、上記端面板の上面(耐圧筐体外部の
面)の形状が、上記開口穴に向かって上記耐圧筐体の外
方に凸形状であり、該凸形状部の板厚は、上記円筒部と
の接続部側から上記開口穴に向かって、一定あるいは大
きくなっているものであるので、海水に対する耐圧性能
を向上させることができ、端面板の板厚を薄くして海底
中継装置を軽量化することができる。
【0034】また、金属インサートを挿入する開口穴の
気密に取り付けたシール部における半径方向の変形量を
抑制することができ、より海水シール性能を向上するこ
とができる。
【0035】さらに、板厚を減少させることができるの
で、製造時の材料コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る海底中装置の実施の形態1を示
す断面図である。
【図2】 本発明に係る海底中装置の実施の形態1にお
ける端面板の変形を模式的に示す図である。
【図3】 本発明に係る海底中装置の実施の形態2を示
す断面図である。
【図4】 従来の海底中継器を示す断面図である。
【符号の説明】
1 耐圧筐体、2 端面板、3 溶接リップ、4 金属
インサート、5 内部導体、6 プラスチック絶縁物、
7 プロテクタ、8 締付リング。
フロントページの続き (72)発明者 谷 周一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 宮下 達哉 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5G375 AA09 BA27 BB74 CA02 CA14 CC02 DB22 DB41 EA08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒部の両端に端面板を気密に接続し、
    上記端面板に設けた開口穴に金属インサートを気密に取
    り付けた耐圧筐体を備え、上記端面板の底面(耐圧筐体
    内部の面)の形状が凹形状であり、上記端面板の上面
    (耐圧筐体外部の面)の形状が、上記開口穴に向かって
    上記耐圧筐体の外方に凸形状であり、該凸形状部の板厚
    は、上記円筒部との接続部側から上記開口穴に向かっ
    て、一定あるいは大きくなっていることを特徴とする海
    底中継装置。
  2. 【請求項2】 底面の形状が円錐形であることを特徴と
    する請求項1記載の海底中継装置。
  3. 【請求項3】 底面の形状が球面形であることを特徴と
    する請求項1記載の海底中継装置。
  4. 【請求項4】 上面の形状が円錐形であることを特徴と
    する請求項1記載の海底中継装置。
  5. 【請求項5】 上面の形状が球面形であることを特徴と
    する請求項1記載の海底中継装置。
JP2001169021A 2001-06-05 2001-06-05 海底中継装置 Pending JP2002369367A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EA010472B1 (ru) * 2006-08-24 2008-10-30 Общество С Ограниченной Ответственностью "Пассат" Кабельный переход

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EA010472B1 (ru) * 2006-08-24 2008-10-30 Общество С Ограниченной Ответственностью "Пассат" Кабельный переход

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