JP2002368438A - 電子機器の壁掛け構造 - Google Patents

電子機器の壁掛け構造

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JP2002368438A
JP2002368438A JP2001177361A JP2001177361A JP2002368438A JP 2002368438 A JP2002368438 A JP 2002368438A JP 2001177361 A JP2001177361 A JP 2001177361A JP 2001177361 A JP2001177361 A JP 2001177361A JP 2002368438 A JP2002368438 A JP 2002368438A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、市販の壁掛けマウンタの使
用を阻害することなく、機器筐体の損傷を未然に防止す
ることの可能な、電子機器の壁掛け構造を提供すること
にある。 【解決手段】 本発明に関わる電子機器の壁掛け構造
は、電話機(電子機器)1におけるケーシング(機器筐体)
1Aの底板1Bに、第1ダルマ孔11の長孔11bを挟
んで対向して突設された側方リブ11Rを、該側方リブ
11Rから展開して第1ダルマ孔11の長孔11bに臨
む係止縁部1Eの面積が、第1ダルマ孔11の挿入孔1
1aから第2ダルマ孔12の挿入孔12aに向かって減
少する態様で形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機器筐体の底板に
形成したダルマ孔に、壁面に固設した壁掛けマウンタの
フックを係合させることで、電子機器を壁面に設置する
よう構成した電子機器の壁掛け構造に関し、詳しくはフ
ックの相対距離が相違する2種類の壁掛けマウンタに対
応させるべく、機器筐体の底板に1個の共用のダルマ孔
と隣接する2個のダルマ孔とを設けて成る電子機器の壁
掛け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8に示す如く、電子機器の1態様であ
るビジネス電話機の壁掛け構造は、ケーシング(機器筐
体)Taに複数のダルマ孔D0、D1、D2を設けた電
話機(電子機器)Tと、前記ダルマ孔D0等に係合する
一対のフックMh、Mhを有する壁掛けマウンタMとの
組合せによって構成されている。
【0003】ここで、前記壁掛けマウンタMには、従来
から図9に示す如き壁掛けマウンタM(1)と、図10に
示す如き壁掛けマウンタM(2)との2種類が慣用的に存
在しており、設置場所等の諸条件に基づいて適宜に選択
して使用される。
【0004】これら壁掛けマウンタM(1)および壁掛け
マウンタM(2)は、共に平板状のベースMbと一対のフ
ックMh、Mhとを備え、各々のフックMhはベースM
bに突設されたピンMpと該ピンMpの先端部に形成さ
れた円盤状のフランジMfとから成っている。
【0005】反面、壁掛けマウンタM(1)におけるフッ
クMh、Mhのピッチ(相対距離)P1と、壁掛けマウン
タM(2)におけるフックMh、Mhのピッチ(相対距離)
P2とは互いに相違しており、壁掛けマウンタM(1)の
ピッチP1は、壁掛けマウンタM(2)のピッチP2より
も僅かに長く設定されている。
【0006】一方、図11および図12に示す如く、電
話機TにおけるケーシングTaの底板Tbには、共用ダ
ルマ孔D0と第1ダルマ孔D1および第2ダルマ孔D2
とが、電話機Tを壁面W(図8参照)に取付けた状態にお
いて上下に延びる直線上に設けられている。
【0007】前記共用ダルマ孔D0は、壁掛けマウンタ
M(1)または壁掛けマウンタM(2)における一方のフッ
クMhが係合する部位であって、図11に示す如く、フ
ックMhのフランジMfが貫通する挿入孔D0aと、フ
ックMhのピンMpが挿通する長孔D0bとを有し、こ
の長孔D0bは挿入孔D0aと連通して上方へ延びてい
る。
【0008】前記第1ダルマ孔D1は、壁掛けマウンタ
M(1)における他方のフックMhと係合する部位であっ
て、図13および図14に示す如く、フックMhのフラ
ンジMfが貫通する挿入孔D1aと、フックMhのピン
Mpが挿通する長孔D1bとを有し、この長孔D1bは
挿入孔D1aと連通して上方へ延びている。
【0009】前記第2ダルマ孔D2は、壁掛けマウンタ
M(2)における他方のフックMhと係合する部位であっ
て、図13および図14に示す如く、フックMhのフラ
ンジMfが貫通する挿入孔D2aと、フックMhのピン
Mpが挿通する長孔D2bとを有し、この長孔D2bは
挿入孔D2aと連通して上方へ延びている。
【0010】ここで、図10に示す共用ダルマ孔D0と
第1ダルマ孔D1との間隔T1は、壁掛けマウンタM
(1)におけるフックMh、MhのピッチP1と等しく設
定されており、また共用ダルマ孔D0と第2ダルマ孔D
2との間隔T2は、壁掛けマウンタM(2)におけるフッ
クMh、MhのピッチP2と等しく設定されている。
【0011】また、壁掛けマウンタM(1)のピッチP1
と、壁掛けマウンタM(2)のピッチP2とは、上述した
ように極く僅かに相違しているだけなので、第1ダルマ
孔D1と第2ダルマ孔D2とは互いに近接して配置され
ており、図13および図14に示す如く、第1ダルマ孔
D1の長孔D1bは第2ダルマ孔D2の挿入孔D2aと
連通する態様で形成されている。
【0012】図13〜図16に示す如く、ケーシングT
aにおける底板Tbの裏面(内面)側には、第1ダルマ孔
D1および第2ダルマ孔D2を挟んで相対向するととも
に、第1ダルマ孔D1と第2ダルマ孔D2との並設方向
に沿って延びる態様で、一対の側方リブR、Rが突出形
成されている。
【0013】ここで、第1ダルマ孔D1の長孔D1bに
臨む左右の係止縁部Te、Teは、前記長孔D1bが第
1ダルマ孔D1の挿入孔D1aと第2ダルマ孔D2の挿
入孔D2aとに連通していることから、図16に示す如
く、それぞれ側方リブRを支点とした片持ち梁の状態と
なっている。
【0014】なお、一対の側方リブR、Rには、ケーシ
ングTaの内部に異物が侵入することを防止する等の目
的で、第1ダルマ孔D1および第2ダルマ孔D2に倣っ
た形状のカバー板Tcが、第1ダルマ孔D1および第2
ダルマ孔D2を底板Tbの内側から覆う態様で一体形成
されている。
【0015】上述した従来の壁掛け構造において、図8
に示す如く壁掛けマウンタM(1)を用いて電話機Tを壁
面Wに設置する場合には、先ず、電話機Tのケーシング
Taにおける共用ダルマ孔D0の挿入孔D0aと、第1
ダルマ孔D1の挿入孔D1aとに、壁面Wに固定設置し
た壁掛けマウンタM(1)における各フックMhのフラン
ジMfを各々嵌入する。
【0016】次いで、電話機Tを下方へ押し下げ、共用
ダルマ孔D0の長孔D0b、および第1ダルマ孔D1の
長孔D1bに、壁掛けマウンタM(1)における各フック
MhのピンMpを各々挿通させる。
【0017】これにより、一方(上方)のフックMhにお
けるフランジMfが、共用ダルマ孔D0の長孔D0bに
臨む左右の係止縁部に係止されるとともに、他方(下方)
のフックMhにおけるフランジMfが、図15および図
16に示す如く第1ダルマ孔D1の長孔D1bに臨む左
右の係止縁部Te、Teに係止され、もって電話機Tが
壁掛けマウンタM(1)を介して壁面Wに取付けられるこ
ととなる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、壁掛けマウ
ンタM(1)を用いて電話機Tを壁面Wに取り付けた状態
において、壁面Wから引き離す方向へ引っ張られる等し
て電話機Tに大きな外力が作用した場合、壁掛けマウン
タM(1)のフランジMfと係合している、ケーシングT
aにおける底板Tbの係止縁部Teが、過大な荷重を受
けて破損してしまう問題があった。
【0019】このような問題を解決するには、底板Tb
における係止縁部Teの肉厚を厚く形成して、該係止縁
部Teの剛性を増大させる手法が考えられるものの、前
記係止縁部Teの肉厚を徒らに厚く形成した場合には、
市販されている既存の壁掛けマウンタM(1)、M(2)を
使用できなくなってしまう不都合があった。
【0020】本発明は上記実状に鑑みて、市販の壁掛け
マウンタの使用を阻害することなく機器筐体の損傷を未
然に防止することの可能な、電子機器の壁掛け構造の提
供を目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に関わる電子機器
の壁掛け構造は、ピンの先端にフランジを有する一対の
フックを備えた壁掛けマウントと、フックのフランジが
貫通する挿入孔とピンが挿通する長孔とを有するダルマ
孔を機器筐体の底板に形成した電子機器との組合せから
成り、フックの相対距離が相違する2種類の壁掛けマウ
ンタに対応させるべく、機器筐体の底板に2種類の壁掛
けマウンタが共通に使用する1つの共用ダルマ孔を形成
するとともに、一方の壁掛けマウンタのフックが係止さ
れる第1ダルマ孔と他方の壁掛けマウンタのフックが係
止される第2ダルマ孔とを、互いに隣接させかつ第1ダ
ルマ孔の長孔を第2ダルマ孔の挿入孔に連通させて形成
した電子機器の壁掛け構造であって、電子機器における
機器筐体の底板に第1ダルマ孔の長孔を挟んで対向して
突設された側方リブを、該側方リブから展開して第1ダ
ルマ孔の長孔に臨む係止縁部の面積が、第1ダルマ孔の
挿入孔から第2ダルマ孔の挿入孔に向かって減少する態
様で形成している。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を、図面
を参照しながら詳細に説明する。図1〜図7は、本発明
を電子機器の1態様であるビジネス電話機の壁掛け構造
に適用した一実施例を示している。
【0023】図1に示す如く、本実施例におけるビジネ
ス電話機の壁掛け構造は、ケーシング(機器筐体)1A
に共用ダルマ孔10、第1ダルマ孔11および第2ダル
マ孔12を設けた電話機(電子機器)1と、前記共用ダ
ルマ孔10等に係合する一対のフックMhを有する壁掛
けマウンタMとの組合せによって構成されている。
【0024】ここで、前記壁掛けマウンタMは、図8〜
図16を示して説明した従来の壁掛け構造における壁掛
けマウンタMと全く同一であり、図9に示す如き壁掛け
マウンタM(1)と、図10に示す如き壁掛けマウンタM
(2)との2種類が用意され、設置場所等の諸条件に基づ
いて適宜に選択して使用されるものである。
【0025】よって、壁掛けマウンタM(1)および壁掛
けマウンタM(2)の具体的な構成に関しては、図9およ
び図10を参照することで説明を省略するとともに、以
下の説明中における壁掛けマウンタM(1)および壁掛け
マウンタM(2)の記述については、図9および図10を
参照しているものとする。
【0026】一方、図2に示す如く、電話機1における
ケーシング1Aの底板1Bには、共用ダルマ孔10と第
1ダルマ孔11および第2ダルマ孔12とが、電話機1
を壁面W(図1参照)に取付けた状態で上下に延びる直線
上に設けられている。
【0027】前記共用ダルマ孔10は、壁掛けマウンタ
M(1)または壁掛けマウンタM(2)における一方のフッ
クMhが係合する部位であり、フックMhのフランジM
fが貫通する挿入孔10aと、フックMhのピンMpが
挿通する長孔10bとを有し、この長孔10bは挿入孔
10aと連通して上方へ延びている。
【0028】前記第1ダルマ孔11は、壁掛けマウンタ
M(1)における他方のフックMhと係合する部位であっ
て、図3および図4に示す如く、フックMhのフランジ
Mfが貫通する挿入孔11aと、フックMhのピンMp
が挿通する長孔11bとを有し、この長孔11bは挿入
孔11aと連通して上方へ延びている。
【0029】前記第2ダルマ孔12は、壁掛けマウンタ
M(2)における他方のフックMhと係合する部位であっ
て、図3および図4に示す如く、フックMhのフランジ
Mfが貫通する挿入孔12aと、フックMhのピンMp
が挿通する長孔12bとを有し、この長孔12bは挿入
孔12aと連通して上方へ延びている。
【0030】ここで、共用ダルマ孔10と第1ダルマ孔
11との間隔は、壁掛けマウンタM(1)におけるフック
Mh、MhのピッチP1と等しく設定されており、また
共用ダルマ孔10と第2ダルマ孔12との間隔は、壁掛
けマウンタM(2)におけるフックMh、MhのピッチP
2と等しく設定されている。
【0031】また、壁掛けマウンタM(1)のピッチP1
と、壁掛けマウンタM(2)のピッチP2とは、極く僅か
に相違しているだけなので、第1ダルマ孔11と第2ダ
ルマ孔12とは互いに近接して配置されており、図3お
よび図4に示す如く、第1ダルマ孔11の長孔11bは
第2ダルマ孔12の挿入孔12aと連通する態様で形成
されている。
【0032】因みに、電話機1のケーシング1Aに形成
された共用ダルマ孔10、第1ダルマ孔11および第2
ダルマ孔12の、形状、大きさ、相対位置は、図8〜図
16を示して説明した従来の壁掛け構造における電話機
Tと全く同一であり、電話機1におけるケーシング1A
の外観は、従来の電話機TにおけるケーシングTaの外
観と何ら相違するところはない。
【0033】図3〜図6に示す如く、ケーシング1Aに
おける底板1Bの裏面(内面)側には、第1ダルマ孔11
および第2ダルマ孔12を挟んで相対向するとともに、
第1ダルマ孔11と第2ダルマ孔12との並設方向に沿
って延びる態様で、一対の側方リブ1R、1Rが突出形
成されている。
【0034】ここで、第1ダルマ孔11の長孔11bに
臨む左右の係止縁部1E、1Eは、前記長孔11bが第
1ダルマ孔11の挿入孔11aと第2ダルマ孔12の挿
入孔12aとに連通していることから、図6に示す如
く、それぞれ側方リブ1Rを支点とした片持ち梁の状態
となっている。
【0035】また、図4および図6に示す如く、相対向
する一対の側方リブ1R、1Rは、全体として互いに平
行に延在しているものの、第1ダルマ孔11の長孔11
bにおける、第2ダルマ孔12の挿入孔12aに連通し
ている側を挟んだ部位が、互いに近接する態様で湾曲形
成されている。
【0036】具体的には、第1ダルマ孔11の長孔11
bに係合した状態での、フックMhにおけるフランジM
fの外形に倣って、各側方リブ1R、1Rの一部が湾曲
形成されており、これによって第1ダルマ孔11の長孔
11bに臨む係止縁部1E、1Eの面積が、第1ダルマ
孔11の挿入孔11aから第2ダルマ孔12の挿入孔1
2aに向かって減少するよう構成されている。
【0037】なお、一対の側方リブ1R、1Rには、ケ
ーシング1Aの内部に異物が侵入することを防止する等
の目的で、第1ダルマ孔11および第2ダルマ孔12に
倣った形状のカバー板1Cが、第1ダルマ孔11および
第2ダルマ孔12を底板1Bの内側から覆う態様で一体
形成されている。
【0038】上述した従来の壁掛け構造において、図1
に示す如く壁掛けマウンタM(1)を用いて電話機1を壁
面Wに設置する場合には、先ず、電話機1のケーシング
1Aにおける共用ダルマ孔10の挿入孔10aと、第1
ダルマ孔11の挿入孔11aとに、壁面Wに固定設置し
た壁掛けマウンタM(1)における各フックMhのフラン
ジMfを各々嵌入する。
【0039】次いで、電話機1を下方へ押し下げ、共用
ダルマ孔10の長孔10b、および第1ダルマ孔11の
長孔11bに、壁掛けマウンタM(1)における各フック
MhのピンMpを各々挿通させる。
【0040】これにより、一方(上方)のフックMhにお
けるフランジMfが、共用ダルマ孔10の長孔10bに
臨む左右の係止縁部に係止されるとともに、他方(下方)
のフックMhにおけるフランジMfが、図5および図6
に示す如く第1ダルマ孔11の長孔11bに臨む左右の
係止縁部1E、1Eに係止され、もって電話機1が壁掛
けマウンタM(1)を介して壁面Wに取付けられることと
なる。
【0041】ところで、図7(a)に示す本実施例におけ
る係止縁部1Eの形状と、図7(a)に示す従来の壁掛け
構造における係止縁部Teの形状との比較から明らかな
ように、第1ダルマ孔11の長孔11bに臨む各係止縁
部1Eの面積を、第1ダルマ孔11の挿入孔11aから
第2ダルマ孔12の挿入孔12aに向かって減少させる
態様で、各側方リブ1Rの一部を湾曲形成した本実施例
における各係止縁部1Eの面積は、従来の壁掛け構造に
おける各係止縁部Teの面積よりも少ないものとなって
いる。
【0042】ここで、図7に示す如く鎖線で分割した互
いに幅の等しい片持ち梁の集合として考える解法から
も、本実施例における面積の少ない係止縁部1Eの剛性
が、面積の多い従来の係止縁部Teより高いものとなる
ことは明白であり、同じ荷重を加えて実施した荷重試験
によって、本実施例に関わる係止縁部1Eにおいては、
従来の係止縁部Teに比べて 1.3 〜 1.5 倍に及ぶ強度
を有していることが確かめられている。
【0043】このように、第1ダルマ孔11の長孔11
bに臨む係止縁部1E、1Eの面積を、第1ダルマ孔1
1の挿入孔11aから第2ダルマ孔12の挿入孔12a
に向かって減少させる態様で、一対の側方リブ1Rにお
ける一部を湾曲形成したことにより、係止縁部1E、1
Eの面積が従来の壁掛け構造よりも減少するため、肉厚
を増大させることなく係止縁部1E、1Eの剛性を増大
させことができる。
【0044】かくして、本実施例に関わる電子機器の壁
掛け構造においては、市販の壁掛けマウンタM(1)、M
(2)の使用が阻害されることなく、壁面Wから引き離す
方向へ引っ張られる等して電話機1に大きな外力が作用
した場合でも、前記電話機1におけるケーシング1Aの
不本意な損傷を未然に防止することが可能となる。
【0045】なお、上述した実施例においては、電話機
1のケーシング1Aにおける側方リブ1Rの一部を、壁
掛けマウンタMのフックMhにおけるフランジMfの外
形に倣った湾曲形状としているが、該フランジMfの移
動領域に干渉することなく、係止縁部1Eの面積を従来
構造より減少させ得る形状であれば、例えば屈曲した多
角形状とする等、様々な形状をも採用し得ることは言う
までもない。
【0046】また、上述した実施例においては、ベース
に一対のフックを設けて成る壁掛けマウンタを例示した
が、フックとしての2本のネジを壁面に所定の間隔で取
付けた場合も、実質的な壁掛けマウンタを構成するもの
であることは勿論である。
【0047】また、上述した実施例においては、本発明
を卓上/壁掛け対応のビジネス電話機に適用した例を示
したが、例えばファクシミリ装置等、壁掛け対応の様々
な電子機器に対しても本発明を有効に適用し得ることは
言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】以上、詳述した如く、本発明に関わる電
子機器の壁掛け構造は、ピンの先端にフランジを有する
一対のフックを備えた壁掛けマウントと、フックのフラ
ンジが貫通する挿入孔とピンが挿通する長孔とを有する
ダルマ孔を機器筐体の底板に形成した電子機器との組合
せから成り、フックの相対距離が相違する2種類の壁掛
けマウンタに対応させるべく、機器筐体の底板に2種類
の壁掛けマウンタが共通に使用する1つの共用ダルマ孔
を形成するとともに、一方の壁掛けマウンタのフックが
係止される第1ダルマ孔と他方の壁掛けマウンタのフッ
クが係止される第2ダルマ孔とを、互いに隣接させかつ
第1ダルマ孔の長孔を第2ダルマ孔の挿入孔に連通させ
て形成した電子機器の壁掛け構造において、電子機器に
おける機器筐体の底板に第1ダルマ孔の長孔を挟んで対
向して突設された側方リブを、該側方リブから展開して
第1ダルマ孔の長孔に臨む係止縁部の面積が、第1ダル
マ孔の挿入孔から第2ダルマ孔の挿入孔に向かって減少
する態様で形成したことを特徴とするものである。
【0049】上記構成によれば、壁掛けマウンタのフッ
クと係合する電子機器の係止縁部の面積を減少させたこ
とで、肉厚を増大させることなく係止縁部の剛性が増大
することとなる。
【0050】かくして、本発明に関わる電子機器の壁掛
け構造によれば、市販の壁掛けマウンタの使用を阻害す
ることなく、機器筐体の損傷を未然に防止することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる壁掛け構造を採用した電話機お
よび壁掛けマウンタを示す要部破断側面図。
【図2】図1に示した電話機の機器筐体を底面側から観
た外観斜視図。
【図3】図1に示した電話機における機器筐体の要部断
面側面図。
【図4】(a)は図3中の矢視 IVa図、(b)は図3中の
矢視 IVb図。
【図5】図1に示した電話機の機器筐体に壁掛けマウン
タのフックが係合した状態を示す要部断面側面図。
【図6】(a)は図5中の VIa−VIa 線断面図、(b)は図
5中の VIb−VIb 線断面図。
【図7】(a)は図1に示した電話機における係止縁部を
示す図、(b)は従来の電話機における係止縁部を示す
図。
【図8】従来の壁掛け構造を採用した電話機および壁掛
けマウンタを示す要部破断側面図。
【図9】(a)および(b)は壁掛けマウンタを示す正面図
および側面図。
【図10】(a)および(b)は壁掛けマウンタを示す正面
図および側面図。
【図11】図8に示した電話機の機器筐体を底面側から
観た外観斜視図。
【図12】図8に示した電話機の機器筐体を概念的に示
す底面図。
【図13】図8に示した電話機における機器筐体の要部
断面側面図。
【図14】(a)は図13中の矢視 XIVa図、(b)は図1
3中の矢視 XIVb図。
【図15】図8に示した電話機の機器筐体に壁掛けマウ
ンタのフックが係合した状態を示す要部断面側面図。
【図16】(a)は図15中の XVIa−XVIa 線断面図、
(b)は図5中の XVIb−XVIb 線断面図。
【符号の説明】
1…電話機(電子機器)、 1A…ケーシング(機器筐体)、 1B…底板、 11R…側方リブ、 1E…係止縁部、 10…共用ダルマ孔、 11…第1ダルマ孔、 11a…挿入孔、 11b…長孔、 12…第2ダルマ孔、 12a…挿入孔、 12b…長孔、 M(1)、M(2)…壁掛けマウンタ、 Mb…ベース、 Mh…フック、 Mp…ピン、 Mf…フランジ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピンの先端にフランジを有する一対の
    フックを備えた壁掛けマウントと、フックのフランジが
    貫通する挿入孔とピンが挿通する長孔とを有するダルマ
    孔を機器筐体の底板に形成した電子機器との組合せから
    成り、フックの相対距離が相違する2種類の壁掛けマウ
    ンタに対応させるべく、機器筐体の底板に2種類の壁掛
    けマウンタが共通に使用する1つの共用ダルマ孔を形成
    するとともに、一方の壁掛けマウンタのフックが係止さ
    れる第1ダルマ孔と他方の壁掛けマウンタのフックが係
    止される第2ダルマ孔とを、互いに隣接させかつ第1ダ
    ルマ孔の長孔を第2ダルマ孔の挿入孔に連通させて形成
    した電子機器の壁掛け構造であって、 前記電子機器における機器筐体の底板に前記第1ダルマ
    孔の長孔を挟んで対向して突設された側方リブを、該側
    方リブから展開して前記第1ダルマ孔の長孔に臨む係止
    縁部の面積が、第1ダルマ孔の挿入孔から第2ダルマ孔
    の挿入孔に向かって減少する態様で形成したことを特徴
    とする電子機器の壁掛け構造。
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