JP2002368009A - 薄膜トランジスタおよび液晶表示装置 - Google Patents

薄膜トランジスタおよび液晶表示装置

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JP2002368009A
JP2002368009A JP2001169221A JP2001169221A JP2002368009A JP 2002368009 A JP2002368009 A JP 2002368009A JP 2001169221 A JP2001169221 A JP 2001169221A JP 2001169221 A JP2001169221 A JP 2001169221A JP 2002368009 A JP2002368009 A JP 2002368009A
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JP
Japan
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thin film
film
film transistor
source
insulating film
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Application number
JP2001169221A
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English (en)
Inventor
Kazuki Kitamura
一樹 北村
Shigeo Ikuta
茂雄 生田
Tetsuo Kawakita
哲郎 河北
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は薄膜トランジスタと液晶表示装置お
よびエレクトロルミネッセンス表示装置に関するもので
あり、性能に優れた薄膜トランジスタと液晶表示装置お
よびエレクトロルミネッセンス表示装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 アンダーコート膜、ゲート絶縁膜、層間
絶縁膜およびパッシベーション膜にフッ素および窒素を
1×1019cm-3から2×1020cm-3の範囲だけ取り
込ませる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の半導体装置
に使用される半導体薄膜の形成方法と、液晶表示装置お
よびセンサーアレイ等に応用される薄膜トランジスタに
関する。また、液晶表示装置、ならびにエレクトロルミ
ネッセンス表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の薄膜トランジスタの例とし
て、液晶表示装置用に開発が進められている低温多結晶
シリコン薄膜トランジスタ(以下、「低温Poly-S
iTFT」と略記する。)を図面を用いて説明を行う。
【0003】多結晶シリコン薄膜トランジスタを用いた
大型液晶表示装置は、大面積を必要とするため安価なガ
ラス基板が用いられている。しかし、ガラスを基板とし
て用いる場合、その耐熱性が十分でないため、比較的低
温(おおよそ600℃以下)で薄膜トランジスタを作製
しなくてはならない。従来例として、図11を参照しな
がら簡単に説明する。
【0004】この従来例の低温Poly-SiTFTの
製造方法では、まず、ガラス(コーニング#1737
等)基板11の表面に、ガラス基板中の不純物の拡散を
防ぐためのシリコン酸化膜によるアンダーコート膜12
(400nm程度)を設け、その上に、シラン(SiH
4)を原料ガスとして用いたプラズマCVD法により非
結晶シリコン13を50nm形成する(図11
(a))。次いで、XeClなどのエキシマレーザー1
5を照射することにより非結晶シリコン13を結晶化し
多結晶シリコン14を形成する(図11(b))。この
ときの照射条件は、非結晶シリコンの膜厚や膜質などの
条件にもよるが、エネルギー密度が150〜450mJ
・cm-2、照射回数が1〜500回の範囲で行う。この
多結晶シリコンを公知のフォトリソグラフィ・エッチン
グにより島状にパターニングする(図11(c))。そ
の後、プラズマCVD法により、島状の多結晶シリコン
上に、ゲート絶縁膜16を90nm形成する(図11
(d))。そして、モリブテン・タングステンの合金
(MoW)を用いてゲート電極31を形成し、ゲート絶
縁膜16およびゲート電極31を公知のフォトリソグラ
フィ・エッチングにより島状にパターニングする。そし
て、水素希釈フォスフィン(PH3)のプラズマを生成
し、加速電圧70kV、ドーズ量1×1015cm-2の条
件でゲート電極をマスクにしてイオンドーピングするこ
とにより、ソース領域32およびドレイン領域33を形
成する(図11(e))。その後、熱処理を行い、注入
されたイオンを活性化する。そして、プラズマCVD法
により層間絶縁膜34として二酸化シリコン(Si
2)を全面に堆積し、次にコンタクトホールを形成
し、ソース電極35およびドレイン電極36として例え
ばアルミニウム(Al)をスパッタ法により堆積し、そ
の後フォトリソグラフィ・エッチングによりパターニン
グし、プラズマCVD法によりパッシベーション膜39
を形成することにより、薄膜トランジスタが完成する
(図11(f))。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記(図11)に示す
従来の低温Poly-SiTFTを作製する場合、以下
の課題が生じる。
【0006】低温で形成する多結晶シリコンは多くの欠
陥を含んでおり、その欠陥がソース・ドレイン間を走る
電子をトラップするため、薄膜トランジスタの移動度が
低下し、Id−Vg特性の傾きが鈍り、そして、オン電
流が低下する。
【0007】本発明は、かかる点を鑑み、特性に優れた
薄膜トランジスタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】これらの課題を解決する
ために、本発明の発明者が様々に検討したところ、多結
晶シリコンの欠陥を終端することが重要であることがわ
かった。アンダーコート膜、ゲート絶縁膜、層間絶縁
膜、パッシベーション膜中にフッ素および窒素を導入し
ておくと、ゲート絶縁膜の成膜時の予備加熱、注入工程
による欠陥の回復のための熱処理などにより、それぞれ
の膜中のフッ素および窒素が多結晶シリコン中に移動し
欠陥を終端する。このとき、それぞれの膜中にフッ素お
よび窒素の量が多すぎると、それぞれの膜中のダングリ
ングボンドが増え、固定電荷の増加につながり、TFT
の立ち上がり電圧の変動をもたらすため、フッ素および
窒素濃度は1×1019cm-3から2×1020cm-3であ
ることが望ましい。また、フッ素が終端できない準位の
欠陥を窒素は終端することができるため、必ずフッ素と
窒素がそれぞれの膜中に含まれていなければならない。
【0009】本発明の薄膜トランジスタは、絶縁性基板
上に、アンダーコート膜と、チャネル領域とドナーまた
はアクセプタとなる不純物を含有するソース・ドレイン
領域からなるシリコンを含む半導体薄膜と、ゲート絶縁
膜と、ゲート電極と、ソース・ドレイン電極と、層間絶
縁膜と、パッシベーション膜を少なくとも有する薄膜ト
ランジスタにおいて、アンダーコート膜とシリコンを含
む半導体薄膜とゲート絶縁膜と層間絶縁膜とパッシベー
ション膜のうち少なくとも一つの膜中のフッ素濃度およ
び窒素濃度が1×1019cm-3から2×1020cm-3
あることを特徴とするものである。本発明によれば、特
性の良い薄膜トランジスタを提供できるという作用を有
する。
【0010】本発明の液晶表示装置は、薄膜トランジス
タをマトリクス状に配置した薄膜トランジスタアレイを
有する第一の基板と対向する電極を配置した第二の基板
間に液晶を挟持した液晶表示装置において、薄膜トラン
ジスタは本発明の薄膜トランジスタであることを特徴と
するものである。本発明によれば、性能に優れた液晶表
示装置を提供できるという作用を有する。
【0011】本発明のエレクトロルミネッセンス表示装
置は、薄膜トランジスタをマトリクス状に配置した薄膜
トランジスタアレイを有する第一の基板と対向する電極
を配置した第二の基板間にエレクトロルミネッセンス材
料を挟持したエレクトロルミネッセンス表示装置におい
て、薄膜トランジスタは本発明の薄膜トランジスタであ
ることを特徴とするものである。本発明によれば、性能
に優れたエレクトロルミネッセンス表示装置を提供でき
るという作用を有する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る半
導体薄膜の形成方法および薄膜トランジスタの製造方法
について図面を参照しながら説明する。
【0013】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施の形態の薄膜トランジスタの製造方法を説明するため
の工程断面図であり、以下順を追って説明する。
【0014】まず、ガラス(コーニング#1737等)
基板11の表面に、ガラス基板中の不純物の拡散を防ぐ
ための酸化シリコンによるアンダーコート膜12(40
0nm程度)を、例えばTEOS(Tetraethy
lorthosilicate:(C25O)4Si)
を原料ガスとして用いたプラズマCVD法により設け、
その後、例えばシラン(SiH4)を原料ガスとして用
いたプラズマCVD法により非結晶シリコン13を30
nm〜200nm形成する(図1(a))。その後、例
えばXeClエキシマレーザー15を照射することによ
り、非結晶シリコン13を結晶化し、多結晶シリコン1
4を形成する(図1(b))。このときの照射条件は、
非結晶シリコン13の膜厚や膜質などの条件にもよる
が、エネルギー密度が50〜450mJcm-2、照射回
数が1〜500回の範囲で行う。そして、TEOSを原
料ガスとして用いたプラズマCVD法でゲート絶縁膜1
6を形成する(図1(c))。その後、例えばモリブテ
ン・タングステンの合金(MoW)を用いてゲート電極
31を形成し、ゲート絶縁膜16およびゲート電極31
を公知のフォトリソグラフィ・エッチングにより島状に
パターニングする。そして、水素希釈フォスフィン(P
3)のプラズマを生成し、加速電圧70kV、ドーズ
量1×1013cm-2の条件でゲート電極をマスクとして
イオンドーピングすることにより、低不純物領域(Li
ghtly Doped Drain:以下ではLDD
領域37と略記する)を形成する(図1(d))。次
に、フォトレジストを用いてドーピング・マスクを形成
し、水素希釈フォスフィン(PH3)のプラズマを生成
し、加速電圧70kV、ドーズ量1×1015cm-2の条
件でイオンドーピングすることにより、ソース領域32
およびドレイン領域33を形成する(図1(e))。そ
の後、例えばRTA(Rapid ThermalAn
neal)により局所的な加熱を行い、注入されたイオ
ンを活性化する。そして、例えばTEOSを原料ガスと
して用いたプラズマCVD法により層間絶縁膜34とし
て二酸化シリコン(SiO2)を全面に堆積し、次にコ
ンタクトホールを形成し、ソース電極35およびドレイ
ン電極36として例えばアルミニウム(Al)をスパッ
タ法により堆積し、その後フォトリソグラフィ・エッチ
ングによりパターニングする。そして、例えばシランを
原料ガスとして用いたプラズマCVD法によりパッシベ
ーション膜39を形成することにより、薄膜トランジス
タが完成する(図1(f))。ただし、アンダーコート
膜12、ゲート絶縁膜16、層間絶縁膜34あるいはパ
ッシベーション膜39中にフッ素および窒素を、最終濃
度が1×1019cm-3から2×1020cm-3の範囲とな
るように添加する。フッ素および窒素の添加方法として
は、例えばNF3を原料ガスとしたプラズマ放電により
それぞれの膜中にフッ素および窒素を取り込ませる。こ
のとき、NF3のガス流量、基板温度、放電時間を調整
することにより、アンダーコート膜12、ゲート絶縁膜
16、層間絶縁膜34およびパッシベーション膜39の
フッ素および窒素濃度を制御する。実施の形態1では、
成膜直後のそれぞれの膜中のフッ素濃度および窒素濃度
が5×1019cm-3から9×1021cm-3の範囲になる
ようにした。ゲート絶縁膜の成膜時の予備加熱、注入工
程による欠陥の回復のための熱処理などにより、完成し
た薄膜トランジスタのそれぞれの膜中のフッ素濃度およ
び窒素濃度は1×1019cm-3から2×1020cm-3
範囲となり、それぞれの膜から放出されたフッ素および
窒素は、一部は外部に放出され、一部は多結晶シリコン
の欠陥を終端する。その結果、完成した薄膜トランジス
タの多結晶シリコンのフッ素濃度および窒素濃度は1×
1019cm-3から2×1020cm -3の範囲となった。
【0015】薄膜トランジスタの能力を示す移動度と完
成した薄膜トランジスタのアンダーコート膜、ゲート絶
縁膜、層間絶縁膜あるいはパッシベーション膜の膜中の
フッ素濃度および窒素濃度との関係を図6〜図9に示
す。図6〜図9より、アンダーコート膜、ゲート絶縁
膜、層間絶縁膜あるいはパッシベーション膜中に、フッ
素濃度および窒素濃度が1×1019cm-3から2×10
20cm-3の範囲だけ含まれることで、薄膜トランジスタ
の特性が向上することがわかる。また、図10に、薄膜
トランジスタの立ち上がり電圧Vgbとフッ素濃度の関係
を示す。これより、フッ素濃度が2×1021cm-3以上
では、薄膜トランジスタの立ち上がり電圧が大きく負に
シフトすることがわかる。
【0016】なお、本実施の形態1では出発膜(プリカ
ーサ)として、プラズマCVD法による非結晶シリコン
を用いたが、プラズマCVD法以外の減圧CVD法やス
パッタ法等で形成してもよい。また、非結晶シリコン以
外にもシリコン・ゲルマニウム、微結晶シリコンや多結
晶または単結晶シリコンを用いてもよい。また、公知の
フォトリソグラフィ工程およびエッチング工程を使用し
て所望の形状に加工されていてもよい。
【0017】また、本実施の形態1ではアンダーコート
膜として、酸化シリコンを用いたが、窒化シリコン等の
絶縁膜を用いてもよい。
【0018】また、本実施の形態1ではレーザーとし
て、XeClエキシマレーザーを用いたが、他のAr
F,KrF等のエキシマレーザーやアルゴンレーザーを
用いてもよい。
【0019】本実施の形態1ではゲート絶縁膜として、
TEOSを原料ガスとしてプラズマCVD法により作製
した酸化シリコンを用いたが、プラズマCVD法以外の
減圧CVD法やスパッタ法、高圧酸化法等で形成しても
よいし、また熱酸化膜や窒化シリコン等の絶縁膜を用い
てもよい。
【0020】また、本実施の形態1では、注入されたイ
オンの活性化としてRTAを用いたが、400℃以上の
雰囲気中でアニールしてもよいし、また、同時に注入さ
れた水素による自己活性化を期待して故意に活性化しな
くてもよい。
【0021】また、本実施の形態1では、ゲート電極や
ソース電極およびドレイン電極としてMOWとAlを用
いたが、アルミニウム(Al)、タンタル(Ta)、モ
リブテン(Mo)、クロム(Cr)、チタン(Ti)等
の金属またはそれらの合金を用いてもよいし、不純物を
多量に含む多結晶シリコンや多結晶シリコン・ゲルマニ
ウム合金やITO等の透明導電層等でもよい。
【0022】また、本実施の形態1では、層間絶縁膜と
してTEOSを原料ガスとするプラズマCVD法により
作製した二酸化シリコンを用いたが、AP−CVD法や
ECR−CVD法を用いてもよく、また窒化シリコンや
酸化タンタル、酸化アルミニウム等の絶縁膜を用いても
よし、これらの薄膜の積層構造をとってもよい。
【0023】また、本実施の形態1では、注入するイオ
ンとしてリンイオンを用いたが、アルミニウム等を用い
てもよく、また、アクセプタとなるボロン等を用いてよ
い。
【0024】(実施の形態2)図2は本発明の第2の実
施の形態の液晶表示装置およびその製造方法を説明する
ための断面図である。図3は第2の実施の形態の液晶表
示装置の等価回路図である。詳しい製造方法の手順は省
略するが、(実施の形態1)の方法に準拠して、薄膜ト
ランジスタを各画素のスイッチングトランジスタ50と
してマトリクス状に形成するのと同時に各画素トランジ
スタを駆動するためのCMOS駆動回路30を一体化し
て形成した薄膜トランジスタアレイ基板上に画素電極2
1を形成し、配向膜22を塗布し、ラビングによる配向
処理を行った。そして、対向電極24とカラーフィルタ
25を形成した対向基板23にも同様に配向膜22を塗
布し、ラビングによる配向処理を行った。両基板を貼り
合わせ、その間に液晶26を注入し、両基板前後に偏光
板27を配置することによって液晶表示装置が完成す
る。
【0025】(実施の形態3)図4は本発明の第3の実
施の形態のエレクトロルミネッセンス表示装置およびそ
の製造方法を説明するための断面図であり、図5は本発
明の第3の実施の形態のエレクトロルミネッセンス表示
装置の等価回路図である。詳しい製造方法の手段は省略
するが、(実施の形態1)の方法に準拠して、薄膜トラ
ンジスタを各画素のスイッチングトランジスタ50およ
び電流駆動用薄膜トランジスタをマトリクス状に形成す
るのと同時に各画素トランジスタを駆動するためのCM
OS駆動回路30を一体化して形成した薄膜トランジス
タアレイ基板上に透明電極49としてITO電極を形成
する。その後、例えば、導電性高分子43として、例え
ばポリエチレンジオキシチオフェン(PEDT)と実際
に発光するポリジアルキルフルオレン誘導体44を形成
し、最後にCa陰極45を蒸着してエレクトロルミネッ
センス表示装置が完成する。その動作は以下の通りであ
る。まず、スイッチングトランジスタ50がオンするよ
うに走査線41上にパルス信号を与えたときに信号線4
2に表示信号を印加すると、駆動用トランジスタ46が
オン状態となって電流供給線47から電流が流れ、エレ
クトロルミネッセンスセル48が発光する。
【0026】なお、本実施の形態3では、エレクトロル
ミネッセンス材料として、ポリジアルキルフルオレン誘
導体を用いたが、他の有機材料、例えば、他のポリフル
オレン系材料やポリフェニルビニレン系の材料でもよい
し、無機材料でもよい。
【0027】また、本実施の形態3では、エレクトロル
ミネッセンス材料の形成方法は、スピンコートなどの塗
布方法、蒸着、インクジェットによる吐出形成等の方法
を用いもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明を行ってきたように、本発明の
薄膜トランジスタによれば、特性に優れた薄膜トランジ
スタを提供でき、その実用上の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく第1の実施の形態の薄膜トラン
ジスタの製造方法を説明するための主要工程ごとの概略
断面図
【図2】本発明に基づく第2の実施の形態の液晶表示装
置を説明するための概略断面図
【図3】本発明に基づく第2の実施の形態の液晶表示装
置を説明するための等価回路図
【図4】本発明に基づく第3の実施の形態のエレクトロ
ルミネッセンス表示装置を説明するための概略断面図
【図5】本発明に基づく第3の実施の形態のエレクトロ
ルミネッセンス表示装置を説明するための等価回路図
【図6】本発明に基づく第1の実施の形態で製造した薄
膜トランジスタの移動度とアンダーコート膜中のフッ素
および窒素濃度の関係図
【図7】本発明に基づく第1の実施の形態で製造した薄
膜トランジスタの移動度とゲート絶縁膜中のフッ素およ
び窒素濃度の関係図
【図8】本発明に基づく第1の実施の形態で製造した薄
膜トランジスタの移動度と層間絶縁膜中のフッ素および
窒素濃度の関係図
【図9】本発明に基づく第1の実施の形態で製造した薄
膜トランジスタの移動度とパッシベーション膜中のフッ
素および窒素濃度の関係図
【図10】本発明に基づく第1の実施の形態で製造した
薄膜トランジスタの立ち上がり電圧とフッ素濃度の関係
【図11】従来の薄膜トランジスタの製造方法を説明す
るための概略断面図
【符号の説明】
11 基板 12 アンダーコート膜 13 非結晶シリコン 14 多結晶シリコン 15 レーザー光 16 ゲート絶縁膜 17 酸化シリコン 21 画素電極 22 配向膜 23 対向基板 24 対向電極 25 カラーフィルタ 26 液晶 27 偏光板 28 蓄積容量 29 液晶セル 30 CMOS駆動回路 31 ゲート電極 32 ソース領域 33 ドレイン領域 34 層間絶縁膜 35 ソース電極 36 ドレイン電極 37 LDD領域 38 アレイ基板 39 パッシベーション膜 41 走査線 42 信号線 43 導電性高分子(ポリエチレンジオキシチオフェ
ン) 44 ポリフルオレン誘導体 45 Ca陰極 46 駆動用トランジスタ 47 電流供給線 48 エレクトロルミネッセンスセル 49 透明電極(ITO) 50 スイッチングトランジスタ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/786 H01L 29/78 627E H05B 33/14 617T 619A 626C (72)発明者 河北 哲郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H092 JA24 JA34 JA37 JB57 KB24 KB25 MA07 MA08 MA13 MA17 NA21 PA01 3K007 AB01 AB18 BA06 CA01 CB01 DA00 DB03 EB00 FA01 5C094 AA21 BA03 BA29 BA43 CA19 CA24 DA14 DA15 DB04 EA04 EA07 EB02 ED03 ED14 5F110 AA17 BB02 BB04 CC02 DD02 DD13 DD14 DD30 EE03 EE04 EE06 EE07 EE09 FF02 FF03 FF07 FF23 FF28 FF30 FF32 GG01 GG02 GG12 GG13 GG25 GG33 GG34 GG43 GG45 GG47 HJ01 HJ12 HJ23 HL03 HL04 HL06 HL07 HL08 HL23 HM15 NN03 NN05 NN22 NN23 NN24 NN35 NN72 NN73 NN80 PP03 QQ11 QQ23

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板上に、アンダーコート膜と、
    チャネル領域とドナーまたはアクセプタとなる不純物を
    含有するソース・ドレイン領域からなるシリコンを含む
    半導体薄膜と、ゲート絶縁膜と、ゲート電極と、ソース
    ・ドレイン電極と、層間絶縁膜と、パッシベーション膜
    を少なくとも有する薄膜トランジスタにおいて、前記ア
    ンダーコート膜とシリコンを含む半導体薄膜とゲート絶
    縁膜と層間絶縁膜とパッシベーション膜のうち少なくと
    も一つの膜中のフッ素濃度および窒素濃度が1×1019
    cm-3から2×1020cm-3であることを特徴とする薄
    膜トランジスタ。
  2. 【請求項2】 絶縁性基板上に、アンダーコート膜と、
    チャネル領域とドナーまたはアクセプタとなる不純物を
    含有するソース・ドレイン領域からなるシリコンを含む
    半導体薄膜と、ゲート絶縁膜と、ゲート電極と、ソース
    ・ドレイン電極と、層間絶縁膜と、パッシベーション膜
    を少なくとも有する薄膜トランジスタにおいて、前記ア
    ンダーコート膜中のフッ素濃度および窒素濃度が1×1
    19cm -3から2×1020cm-3であることを特徴とす
    る薄膜トランジスタ。
  3. 【請求項3】 絶縁性基板上に、アンダーコート膜と、
    チャネル領域とドナーまたはアクセプタとなる不純物を
    含有するソース・ドレイン領域からなるシリコンを含む
    半導体薄膜と、ゲート絶縁膜と、ゲート電極と、ソース
    ・ドレイン電極と、層間絶縁膜と、パッシベーション膜
    を少なくとも有する薄膜トランジスタにおいて、シリコ
    ンを含む半導体薄膜中のフッ素濃度および窒素濃度が1
    ×1019cm-3から2×1020cm-3であることを特徴
    とする薄膜トランジスタ。
  4. 【請求項4】 絶縁性基板上に、アンダーコート膜と、
    チャネル領域とドナーまたはアクセプタとなる不純物を
    含有するソース・ドレイン領域からなるシリコンを含む
    半導体薄膜と、ゲート絶縁膜と、ゲート電極と、ソース
    ・ドレイン電極と、層間絶縁膜と、パッシベーション膜
    を少なくとも有する薄膜トランジスタにおいて、前記ゲ
    ート絶縁膜中のフッ素濃度および窒素濃度が1×1019
    cm-3から2×1020cm-3であることを特徴とする薄
    膜トランジスタ。
  5. 【請求項5】 絶縁性基板上に、アンダーコート膜と、
    チャネル領域とドナーまたはアクセプタとなる不純物を
    含有するソース・ドレイン領域からなるシリコンを含む
    半導体薄膜と、ゲート絶縁膜と、ゲート電極と、ソース
    ・ドレイン電極と、層間絶縁膜と、パッシベーション膜
    を少なくとも有する薄膜トランジスタにおいて、前記層
    間絶縁膜中のフッ素濃度および窒素濃度が1×1019
    -3から2×1020cm-3であることを特徴とする薄膜
    トランジスタ。
  6. 【請求項6】 絶縁性基板上に、アンダーコート膜と、
    チャネル領域とドナーまたはアクセプタとなる不純物を
    含有するソース・ドレイン領域からなるシリコンを含む
    半導体薄膜と、ゲート絶縁膜と、ゲート電極と、ソース
    ・ドレイン電極と、層間絶縁膜と、パッシベーション膜
    を少なくとも有する薄膜トランジスタにおいて、前記パ
    ッシベーション膜中のフッ素濃度および窒素濃度が1×
    1019cm-3から2×1020cm-3であることを特徴と
    する薄膜トランジスタ。
  7. 【請求項7】 薄膜トランジスタをマトリクス状に配置
    した薄膜トランジスタアレイを有する第一の基板と対向
    する電極を配置した第二の基板間に液晶を挟持した液晶
    表示装置において、前記薄膜トランジスタは請求項1か
    ら6のうちのいずれかに記載の薄膜トランジスタである
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 薄膜トランジスタをマトリクス状に配置
    した薄膜トランジスタアレイを有する第一の基板と対向
    する電極を配置した第二の基板間にエレクトロルミネッ
    センス材料を挟持したエレクトロルミネッセンス表示装
    置において、前記薄膜トランジスタは請求項1から6の
    うちのいずれかに記載の薄膜トランジスタであることを
    特徴とするエレクトロルミネッセンス表示装置。
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