JP2002367861A - アルミ電解コンデンサ - Google Patents

アルミ電解コンデンサ

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JP2002367861A
JP2002367861A JP2001178092A JP2001178092A JP2002367861A JP 2002367861 A JP2002367861 A JP 2002367861A JP 2001178092 A JP2001178092 A JP 2001178092A JP 2001178092 A JP2001178092 A JP 2001178092A JP 2002367861 A JP2002367861 A JP 2002367861A
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JP
Japan
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aluminum electrolytic
electrolytic capacitor
metal case
heat
heat radiating
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Application number
JP2001178092A
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English (en)
Inventor
Hisao Miyazawa
久男 宮澤
Toshiaki Shimizu
俊明 清水
剛 ▲吉▼野
Takeshi Yoshino
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過電流が流れた場合にコンデンサ素子が発熱
して電気特性を劣化させるという課題を解決し、過電流
が流れた場合でも特性の劣化が少なく、放熱性に優れた
アルミ電解コンデンサを提供することを目的とする。 【解決手段】 コンデンサ素子を駆動用電解液と共に収
納した金属ケース1と、この金属ケース1の開口部を封
止した封口部材からなり、上記金属ケース1の底部の外
表面に複数の突起により形成される放熱部3を一体で設
けることにより、コンデンサ素子に過電流が流れて発熱
した場合でも、放熱部3を介して内部の熱を逃がすこと
ができるようになるため、特性の劣化が少なく、放熱性
に優れたアルミ電解コンデンサが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子機器に使用
されるアルミ電解コンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5(a)、(b)は従来のアルミ電解
コンデンサの構成を示した正面図と斜視図であり、同図
において10は金属ケースであり、この金属ケース10
内には図示しないコンデンサ素子が駆動用電解液と共に
収納され、その開口部に図示しない封口部材を装着し、
この封口部材を絞り加工部11で金属ケース10と共に
絞り加工を行うことによって封止して構成されているも
のである。
【0003】また、上記金属ケース10の底部の外表面
は絞り加工によって平面な状態に成形されているもので
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成のアルミ電解コンデンサでは、コンデンサ素子に
所定の値を超える大電流が流れた場合には、この過電流
によってコンデンサ素子が発熱し、アルミ電解コンデン
サとしての電気特性を劣化させるばかりでなく、アルミ
電解コンデンサの内部の圧力上昇に繋がって外観の異常
や封口部材に設けた安全弁(図示せず)が作動してしま
うといった大きな課題を有したものであった。
【0005】本発明はこのような従来の課題を解決し、
過電流が流れた場合でも特性の劣化が少なく安全弁の作
動がない、放熱性に優れたアルミ電解コンデンサを提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1に記載の発明は、コンデンサ素子を
駆動用電解液と共に収納した有底筒状の金属ケースと、
この金属ケースの開口部を封止した封口部材からなるア
ルミ電解コンデンサにおいて、上記金属ケースの底部の
外表面に複数の突起により形成される放熱部を金属ケー
スと一体で設けた構成にしたものであり、これにより、
コンデンサ素子に過電流が流れて発熱した場合でも、金
属ケースに設けた放熱部を介して内部の熱を容易に逃が
すことができるようになるため、特性の劣化が少なく安
全弁の作動がない、放熱性に優れたアルミ電解コンデン
サが得られるという作用効果を有する。
【0007】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、放熱部が同一方向に平行に配
設された複数の立壁により形成された構成としたもので
あり、これにより、請求項1に記載の発明により得られ
る作用効果に加え、各立壁間に形成される空洞部内を外
気が流動しやすくなるために、更に効率良く放熱するこ
とができるという作用効果を有する。
【0008】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、放熱部が格子状に空洞部が形
成されるように配設された複数の角柱または円柱により
形成された構成としたものであり、これにより、請求項
2に記載の発明により得られる作用効果を更に効率良く
得ることができるという作用効果を有する。
【0009】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、放熱部の外表面の総面積が、
放熱部を設けない金属ケースの底部の外表面の面積の
1.3倍以上である構成としたものであり、これによ
り、請求項1に記載の発明により得られる作用効果をよ
り一層効率良く得ることができるという作用効果を有す
る。
【0010】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、放熱部がインパクト成形によ
り金属ケースに一体で設けられた構成としたものであ
り、これにより、複雑な形状の放熱部であっても精度良
く成形することができるという作用効果を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、実施の形
態1を用いて、本発明の特に請求項1、2、4、5に記
載の発明について説明する。
【0012】図1(a)、(b)は本発明の実施の形態
1によるアルミ電解コンデンサの構成を示す正面図と斜
視図であり、同図において、1はアルミニウム合金製の
金属ケースであり、この金属ケース1内には図示しない
コンデンサ素子が駆動用電解液と共に収納され、その開
口部に図示しない封口部材を装着し、この封口部材を絞
り加工部2で金属ケース1と共に絞り加工を行うことに
よって封止して構成されているものである。
【0013】また、3は上記金属ケース1の底部の外表
面に一体で設けられた放熱部であり、この放熱部3は金
属ケース1をインパクト成形する際に同時に一体で成形
され、同一方向に平行に配設された複数の立壁4によっ
て形成されたものである。
【0014】このように金属ケース1の底部の外表面に
放熱部3を一体で設けた構成とすることにより、コンデ
ンサ素子に所定の値を超える大電流が流れた場合でも、
この過電流によって発生するコンデンサ素子の発熱を金
属ケース1に設けた放熱部3を介して容易に外部に逃が
すことができるようになるため、アルミ電解コンデンサ
内部の圧力上昇を抑制して外観の異常や封口部材に設け
た安全弁(図示せず)が作動してしまうことを未然に防
止し、電気特性の劣化が少ない、放熱性に優れたアルミ
電解コンデンサを提供することができるものである。
【0015】また、上記放熱部3は同一方向に平行に配
設された複数の立壁4によって形成されているため、各
立壁間に形成される空洞部内を外気が流動しやすくなる
ために更に効率良く放熱することができるようになり、
特に自動車のエンジンルーム内等の高温度雰囲気下にて
使用されるような場合には効果の大きいものである。
【0016】図2は上記放熱部3の効果を確認する目的
で行った実験の結果を示した発熱特性図であり、放熱部
3の総面積の変化による発熱を放熱部3が無い従来品と
比較して示したものであり、横軸に印加電流を、縦軸に
発熱を示し、定格450V4700μF(φ64×L1
68mm)のアルミ電解コンデンサをサンプルとしたも
のである。
【0017】図2から明らかなように、本実施の形態1
によるアルミ電解コンデンサは放熱部3を持たない従来
品の印加電流に対する発熱と比較して発熱が相当低く抑
えられていることが明確であり、特に、放熱部3の外表
面の総面積が、放熱部3を設けない状態の金属ケース1
の底部外表面の面積の1.3倍以上になれば顕著な効果
が現れており、これらから放熱部3の外表面の総面積
が、放熱部3を設けない状態の金属ケース1の底部の外
表面の面積の1.3倍以上であればその効果を十分に発
揮することができ、総面積が大きければ大きい方が良い
ことがわかる。但し、総面積をむやみに大きくした放熱
部3を設けると、製品寸法が大きくなると共にコストア
ップに繋がるため、最適な寸法に設定することが重要で
ある。
【0018】(実施の形態2)以下、実施の形態2を用
いて、本発明の特に請求項3に記載の発明について説明
する。
【0019】本実施の形態2は、上記実施の形態1にお
ける金属ケースの底面の外表面に一体で設けた放熱部の
形状が異なる構成としたものであり、これ以外の構成は
実施の形態1と同様であるために同一部分には同一の符
号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分につ
いてのみ以下に説明する。
【0020】図3(a)、(b)と図4(a)、(b)
は本発明の実施の形態2によるアルミ電解コンデンサの
構成を示す正面図と斜視図であり、同図において、1は
アルミニウム合金製の金属ケース、2は絞り加工部、3
は上記実施の形態1と同様に金属ケース1をインパクト
成形する際に同時に一体で成形された放熱部である。
【0021】この図3の放熱部3は、格子状に空洞部が
形成されるように配設された複数の角柱5により形成さ
れ、また図4の放熱部3は格子状に空洞部が形成される
ように配設された先細の複数の円柱6により形成された
ものであり、格子状に形成される空洞部内を外気が流動
しやすくなるために、上記実施の形態1による作用効果
を更に効率良く得ることが可能になると共に、外表面積
を大きくしやすいことから放熱部3の高さを抑えても十
分な放熱効果が得られるものである。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によるアルミ電解コ
ンデンサは、コンデンサ素子を駆動用電解液と共に収納
した金属ケースと、この金属ケースの開口部を封止した
封口部材からなり、上記金属ケースの底部の外表面に複
数の突起により形成される放熱部を金属ケースと一体で
設けた構成にしたことにより、コンデンサ素子に過電流
が流れて発熱した場合でも、金属ケースに設けた放熱部
を介して内部の熱を逃がすことができるようになるた
め、特性の劣化が少なく安全弁の作動がない、放熱性に
優れたアルミ電解コンデンサが得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態1によるアルミ電解
コンデンサの構成を示す正面図 (b)同斜視図
【図2】同実施の形態による放熱部の効果を示す発熱特
性図
【図3】(a)本発明の実施の形態2によるアルミ電解
コンデンサの構成を示す正面図 (b)同斜視図
【図4】(a)本発明の実施の形態2によるアルミ電解
コンデンサの構成を示す正面図 (b)同斜視図
【図5】(a)従来のアルミ電解コンデンサの構成を示
す正面図 (b)同斜視図
【符号の説明】
1 金属ケース 2 絞り加工部 3 放熱部 4 立壁 5 角柱 6 円柱
フロントページの続き (72)発明者 ▲吉▼野 剛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンデンサ素子を駆動用電解液と共に収
    納した有底筒状の金属ケースと、この金属ケースの開口
    部を封止した封口部材からなるアルミ電解コンデンサに
    おいて、上記金属ケースの底部の外表面に複数の突起に
    より形成される放熱部を金属ケースと一体で設けたアル
    ミ電解コンデンサ。
  2. 【請求項2】 放熱部が同一方向に平行に配設された複
    数の立壁により形成された請求項1に記載のアルミ電解
    コンデンサ。
  3. 【請求項3】 放熱部が格子状に空洞部が形成されるよ
    うに配設された複数の角柱または円柱により形成された
    請求項1に記載のアルミ電解コンデンサ。
  4. 【請求項4】 放熱部の外表面の総面積が、放熱部を設
    けない金属ケースの底部の外表面の面積の1.3倍以上
    である請求項1に記載のアルミ電解コンデンサ。
  5. 【請求項5】 放熱部がインパクト成形により金属ケー
    スに一体で設けられた請求項1に記載のアルミ電解コン
    デンサ。
JP2001178092A 2001-06-13 2001-06-13 アルミ電解コンデンサ Pending JP2002367861A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107045941A (zh) * 2016-09-14 2017-08-15 深圳市中元吉康电子有限公司 电容中段束腰的耐振动高压铝电解电容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107045941A (zh) * 2016-09-14 2017-08-15 深圳市中元吉康电子有限公司 电容中段束腰的耐振动高压铝电解电容器

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