JP2002367815A - 接点摺動操作型電子部品 - Google Patents

接点摺動操作型電子部品

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JP2002367815A
JP2002367815A JP2001167583A JP2001167583A JP2002367815A JP 2002367815 A JP2002367815 A JP 2002367815A JP 2001167583 A JP2001167583 A JP 2001167583A JP 2001167583 A JP2001167583 A JP 2001167583A JP 2002367815 A JP2002367815 A JP 2002367815A
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sliding
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Masao Imamura
昌雄 今村
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Tsubame Musen Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リフロー半田付けが可能で、防塵効果が高
く、寿命が長く、小型化・薄型化に適合する可変抵抗器
等の接点操作型電子部品を提供する。 【構成】 超薄型のロータリ型可変抵抗器60は、外部
接続端子58が配設された基板51と、該基板51面上
に同心円状に印刷塗布された面状の抵抗体3または導体
5と、前記基板51に鳩目54にて軸着されて基板51
と摺接する摺接部位の円環状の凸部59を有するガラス
繊維を含有する耐熱性樹脂材からなる操作側部材52
と、該操作側部材52の底面側に配設されて前記基板5
1面上の抵抗体3または導体5と接しつつその接点位置
が前記操作側部材52の回動操作によって変化可能な摺
動導体57と、を備えており、特に前記操作側部材52
における摺接部位の凸部59表面に潤滑剤含有塗料34
が塗着されており、操作側部材52の回動操作によって
も摺動する凸部59が摩擦で摩耗することがなく滑らか
に摺動してガラス粉の飛散が防止されて、回転寿命が長
く、鉛フリー半田によるリフロー半田付けにも対応可能
な構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、つまみ等の操作側
部材を回転させたりスライドさせたりして抵抗値等を変
化させるロータリ型可変抵抗器、スライド型可変抵抗器
や接点の組み合わせを変えるエンコーダ等の所謂接点操
作型電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器は軽薄短小の傾向が著しく、カ
ードラジオ、携帯ミニディスクプレーヤ、低周波治療器
といった小型薄型の電子機器に用いる可変抵抗器等の電
子部品も厚さが2mmを切る超薄型のものが用いられる
ようになってきており、筺体がない簡素な構造のものや
樹脂パッケージ化が進んでいる。
【0003】一方、最近では電子部品の実装基板への半
田付けを、実装基板上に仮搭載した電子部品の外部接続
端子にクリーム半田を塗り、リフロー炉にて加熱溶解し
て半田接続する手法が多く採用されてきている(リフロ
ー半田付け)。
【0004】また、廃棄電化製品から出る半田に含まれ
る鉛が及ぼす環境汚染に対する認識の高まりに伴い、半
田付け工程において使用される半田として従来のような
鉛を多く含んだSn−Pb半田に代えて、鉛を含まない
半田(多くは錫を主成分として少量の銅等を含有する半
田)、所謂鉛フリー半田をリフロー半田付けに採用する
機運が高まっている。上記鉛フリー半田は従来の一般的
な鉛を含む半田(例えば60Sn−40Pb)に比して
溶融温度が高く、リフロー半田付けの際の半田リフロー
炉の加熱温度は250℃程になる。
【0005】そして通常の半田または上記鉛フリー半田
の何れを使用するにしても、樹脂製の接点摺動操作型電
子部品の基板実装にリフロー半田付けの適用を前提とす
ると、リフロー炉の加熱温度に耐え得る耐熱性樹脂材を
操作側部材や筺体に適用することが必須であり、この耐
熱性樹脂材としては必然的にガラス繊維を混ぜて高耐熱
化した46ナイロン、9Tナイロン、ポリフェニレンス
ルフィド(PPS)等を選択することになる。
【0006】ところで、樹脂製のロータリ型の可変抵抗
器やエンコーダ等の接点摺動操作型電子部品の一般的な
構造は、例えば図4に示されるロータリ型可変抵抗器1
0のように、外部接続端子8が配設された基板1(エポ
キシ樹脂等)と、該基板1上に環状に設けられた面状の
抵抗体3(抵抗材料として炭素粉末、膠着剤として油状
フェノール樹脂及び溶剤を混合した抵抗液を塗布印刷し
て所定の形状に形成したもの等。)もしくは導体5(銀
ペイント等を印刷したもの。)と、前記基板1に摺接す
る摺接部位である円環状の凸部9を有するガラス繊維含
有の耐熱性樹脂材からなる操作側部材2と、前記操作側
部材2の底面側に配設されて前記基板面上の抵抗体3も
しくは導体5と接しつつその接点位置が操作側部材2の
回転操作で変化可能な金属薄板を所定形状に打ち抜き成
形した摺動導体7(可変抵抗器では摺動子と称され
る。)と、ガラス繊維含有の耐熱性樹脂材からなり基板
1に取り付けられて前記操作側部材2を軸支している筺
体6と、を備えている。
【0007】次に、図5に示される一般的な樹脂製のス
ライド型可変抵抗器20では、外部接続端子18が配設
された基板11と、前記基板11上に短冊状に設けられ
た面状の抵抗体13または導体(図示略)と、前記基板
11に取り付けられたガラス繊維含有の耐熱性樹脂材か
らなる筺体16と、前記筺体16の内面側に摺接する摺
接部位である凸部19を有するガラス繊維含有の耐熱性
樹脂材からなる操作側部材12と、前記操作側部材12
の底面側に配設されて前記基板面上の抵抗体3もしくは
導体と接しつつその接点位置が操作側部材2のスライド
操作で変化可能な金属薄板状を所定形状に打ち抜き成形
した摺動導体17と、を備えている。なお、上記操作側
部材12(スライダーと称される。)の上部はつまみと
して筺体16の上面側に設けられたスリット14から突
出していて、つまみを持って左右にスライド動させるこ
とができる。上記操作側部材12の凸部19はスライド
時のガタツキ防止の作用を有している。
【0008】このように接点操作型電子部品は操作側部
材2、12のガタツキ防止のために、基板1あるいは筺
体16と当接して摺接する摺接部位(一般には凹凸形状
である。)が設けられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の可変抵抗器
10、20において、リフロー炉の熱に耐え得るように
操作側部材2、12(つまみや摺動導体7、17を受け
るスライダーと称される部材。)をガラス繊維を混ぜて
高耐熱化した9Tナイロン、46ナイロン、ポリフェニ
レンスルフィド(PPS)等のガラス繊維含有の耐熱性
樹脂製とすると、その表面は粗くなっており(面粗度が
高い)、操作側部材2、12の摺接部位も凸部9、19
と基板1または筺体16との接触部分が操作時に擦るこ
とによって耐熱性樹脂材中のガラス粉が飛散して抵抗体
3、13や摺動導体7、17に付着し、これが研摩材と
なって抵抗体3、13や摺動導体7、17が削られて回
転寿命、スライド寿命が短くなってしまうという不具合
点がある。
【0010】上記不具合点に関して、実開平4−654
10号公報には、図6の断面図に示される薄型のロータ
リ型可変抵抗器30について、操作側部材を鳩目24で
抵抗基板21に軸着したつまみとなる操作体22と、摺
動子27を取り付けるとともに抵抗基板21と摺接する
ガタ防止の突起29を設けた摺動子受26とに分け、且
つ前記操作体22は摺動子受26を覆うように構成し
て、この操作体22は耐熱性のガラス繊維含有の耐熱性
樹脂製とするとともに前記摺動子受26は一般のガラス
繊維を含有しない面粗度の低い樹脂とした構造のロータ
リ型可変抵抗器が考案されている。
【0011】即ち、面粗度が小さく滑らかなものの熱に
弱い樹脂材からなり抵抗基板21に摺接する突起29を
備える摺動子受26の周囲を面粗度が大きいものの耐熱
性に優れるガラス繊維含有の耐熱性樹脂製の操作体22
(つまみ)で覆うように保護しているので、半田リフロ
ー熱から摺動子受26が保護される訳である。
【0012】しかしながら、上記構造はある程度の半田
リフロー熱に対しては有効であっても断熱されている訳
ではないのでその保護は完全ではない。摺動子受26は
熱ダメージを少なからず受けるのである。さらに、鉛フ
リー半田を使用する場合は前述のように半田リフロー熱
は250℃程と従来のリフロー温度よりも高く設定され
るので、単に摺動子受26を耐熱性の操作体22で覆う
ように構成されていても熱ダメージは避けられないので
ある。また、操作体22で覆うように構成することは部
品全体の寸法拡大を伴うので、熱ダメージが受け易くな
る小型化、薄型化には適合しない。
【0013】而して、鉛フリー半田の採用、電子部品の
小型化、超薄型化が進展すると、上記対策では対応出来
なくなるのである。本発明は上記事情に鑑みてなされた
ものであり、鉛フリー半田のリフロー半田付けにも適合
し、信頼性が高く寿命が長いロータリ型可変抵抗器、ス
ライド型可変抵抗器、エンコーダ等を典型とする接点摺
動操作型電子部品を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、 (1)外部接続端子が配設された基板と、該基板面上に
所定パターンに設けられた面状の抵抗体または導体と、
前記基板に摺接する摺接部位を有する耐熱性樹脂材から
なる操作側部材と、前記操作側部材に配設されて前記基
板面上の抵抗体または導体と接しつつその接点位置が前
記操作側部材の操作によって変化可能な摺動導体と、を
備える接点摺動操作型電子部品において、前記操作側部
材における摺接部位の表面に潤滑剤含有塗料が塗着され
ていることを特徴とする接点摺動操作型電子部品を提供
することにより、上記目的を達成する。 (2)また、外部接続端子が配設された基板と、該基板
面上に所定パターンに設けられた面状の抵抗体または導
体と、前記基板に取り付けられた耐熱性樹脂材からなる
筺体と、前記基板または筺体に摺接する摺接部位を有す
る耐熱性樹脂材からなる操作側部材と、前記操作側部材
に配設されて前記基板面上の抵抗体または導体と接しつ
つその接点位置が前記操作側部材の操作によって変化可
能な摺動導体と、を備える接点摺動操作型電子部品にお
いて、前記操作側部材における摺接部位の表面及び/ま
たは前記摺接部位と摺接する前記基板もしくは筺体の表
面に潤滑剤含有塗料が塗着されていることを特徴とする
接点摺動操作型電子部品を提供することにより、上記目
的を達成する。
【0015】即ち、上記(1)では、基板表面に直接摺
接する操作側部材の摺接部位との間に潤滑剤含有塗料が
介されているので、摩擦することなく滑らかに操作側部
材が摺動してガラス繊維含有の耐熱性樹脂材が研磨され
てガラス粉が飛び散ることが抑えられる。而して操作寿
命が長くなり、防塵効果も得られて信頼性が高くなる。
そして、操作側部材は全てガラス繊維含有の耐熱性樹脂
材で構成されているので、鉛フリー半田によるリフロー
半田付けにも対応可能なのである。
【0016】また、上記(2)では、基板の他に、基板
に取り付けられた筺体を備える接点摺動操作型電子部品
であって、操作側部材の摺接部位は基板または筺体また
はその双方と当接して摺動するタイプである。この場合
も潤滑剤含有塗料が摺接する基板あるいは筺体または摺
接部位の少なくとも一方の面に塗着されているので、滑
らかな摺動となり、上記(1)と同様の効果が得られ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係る接点操作型電子部品
の典型として、図1の樹脂製筺体を備えるロータリ型可
変抵抗器、図2の樹脂製筺体を備えるスライド型可変抵
抗器、図3の筺体のない基板と操作側部材(つまみ)の
みを主要素とする超薄型ロータリ型可変抵抗器を例にそ
の実施の形態を図面に基づき詳述する。なお、同様部材
については同符号にて示す。
【0018】図1において、ロータリ型可変抵抗器40
は、前述の従来のロータリ型可変抵抗器10とほぼ同様
の構造であり、外部接続端子8が配設された基板1と、
該基板1の面上に同心円状に塗布印刷されるとともに前
記外部接続端子8に電気的に接続された抵抗体3と導体
5と、前記基板1に取り付けられた耐熱性樹脂材からな
る筺体36と、前記基板1に摺接する摺接部位の円環状
の凸部9を有する耐熱性樹脂材からなる操作側部材32
と、前記操作側部材32に配設されて前記基板面上の抵
抗体3または導体5と接しつつその接点位置が前記操作
側部材32のつまみ部分の回動操作によって変化可能な
摺動導体7と、を備える構造である。上記操作側部材3
2は前記基板1に回動自在に中心を軸着されたつまみ部
分と円盤状の摺動導体7取り付け部分とその周縁の円環
状の凸部9とで構成されている。そして、特に前記操作
側部材32における基板1との摺接部位である凸部9の
表面に潤滑剤含有塗料34が塗着されていることを特徴
とする。
【0019】上記摺接部位の凸部9は摺動導体7を抵抗
体3や導体5から一定の高さに保持して操作側部材32
のガタツキを防止する作用を担うものであり、常に基板
1の表面に当接していて、操作側部材32の操作時には
基板1上を摺動することになるが、その摺接部位に潤滑
剤含有塗料34が塗着されているため、たとえ前記操作
側部材32がガラス繊維含有の耐熱性樹脂材であっても
摩擦で擦ることが無く滑らかに摺動するので、耐熱性樹
脂に含まれるガラス繊維がガラス粉となって飛散するこ
とが防止されるのである。勿論、この防塵作用は上記潤
滑剤含有塗料34が上記凸部9ではなく凸部9と摺接す
る前記基板1の表面側にも塗着されていてもよく、また
ガラス繊維含有の耐熱性樹脂材からなる筺体36との摺
接部位がある場合はその箇所にも潤滑剤含有塗料34が
塗着されることが肝要である。
【0020】次に、図2のスライド型可変抵抗器50に
おいても、前述の従来のスライド型可変抵抗器20とほ
ぼ同様の構造であり、外部接続端子18が配設された基
板11と、該基板11の面上に短冊状に塗布印刷される
とともに前記外部接続端子8に電気的に接続された抵抗
体13と導体(図示略)と、前記基板11に取り付けら
れた耐熱性樹脂材からなる筺体46と、前記基板11に
摺接する摺接部位の凸部19を有する耐熱性樹脂材から
なる操作側部材42と、前記操作側部材42に配設され
て前記基板11面上の抵抗体3または導体と接しつつそ
の接点位置が前記操作側部材42のスリット14から突
出するつまみ部分の左右のスライド操作によって変化可
能な摺動導体17と、を備える構造である。そして、特
に前記操作側部材42における筺体46との摺接部位で
ある凸部19の表面に潤滑剤含有塗料34が塗着されて
いることを特徴とする。
【0021】上記スライド型可変抵抗器50においても
ガラス繊維を含有する耐熱性樹脂材からなる操作側部材
42の摺接部位が潤滑剤含有塗料34で覆われているの
で滑らかに摺動し、摩擦でガラス粉が飛散することはな
い。
【0022】次に、図3の超薄型のロータリ型可変抵抗
器60では筺体がなく、外部接続端子58が配設された
基板51と、該基板51面上に同心円状に印刷塗布され
た面状の抵抗体3または導体5と、前記基板51に摺接
する摺接部位の円環状の凸部59を有する耐熱性樹脂材
からなる操作側部材52(つまみ)と、前記操作側部材
52の底面側に配設されて前記基板51面上の抵抗体3
または導体5と接しつつその接点位置が前記操作側部材
52の回動操作によって変化可能な摺動導体57と、を
備えており、特に前記操作側部材52における摺接部位
の凸部59表面に潤滑剤含有塗料34が塗着されている
ことを特徴とする。この構造によって、耐熱性樹脂材か
らなる操作側部材52の回動操作によっても基板51と
当接して摺動する凸部59が摩擦で摩耗することがな
く、ガラス粉の飛散も防止される。
【0023】本発明において使用する耐熱性、耐摩耗性
に優れ潤滑の良好な上記潤滑剤含有塗料34としては、
フェノール系のワニスに潤滑剤として黒煙、二硫化モリ
ブデン、タルク等を混入し、さらに高沸点溶剤を混ぜて
インク状に仕上げたものが良好である。このインク状の
潤滑剤含有塗料34をゴムローラーにて直接に前記操作
側部材32、42、52の凸部9、19、59の表面に
塗布して焼き付けることで塗着する。なお、上記潤滑剤
含有塗料34の材質、製法、塗布方法は上記に限定され
ず、耐摩耗性、潤滑性、耐熱性等を考慮して適宜採用し
うるものであることは勿論である。
【0024】念のために付言すれば、本発明の射程範囲
は接点を動かして抵抗値等の電気的パラメータや接点関
係を変化させる樹脂製の操作側部材や樹脂製の筺体を備
える電子部品全般に及ぶものである。
【0025】したがって、上記ロータリ型可変抵抗器4
0、60の例では、更に2連、3連の可変抵抗器であっ
てもよいし、スイッチ付きの可変抵抗器であってもよい
ことは勿論である。また、その全体の寸法、形状、並び
に各部材の寸法、形状は種々の形態が想定されるもので
あり、上記実施の形態に記載されたものに限定されない
ことは勿論である。
【0026】以上詳述したように、本発明に係る可変抵
抗器を典型とする接点操作型電子部品は半田リフローに
適応し、高い信頼性と長い寿命を有し、小型化、薄型化
にも対応可能な誠に有用な発明であることは疑いない。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る接点操作型電子部品は上記
のように構成されていることから、(1)ガラス繊維含
有の耐熱性樹脂材からなる操作側部材が操作時に基板ま
たは筺体と直接に接触する摺接部位に潤滑剤含有塗料が
塗着されているので、擦ることがなく滑らかに摺動し、
寿命も長くなって防塵効果が大きい。 (2)耐熱性樹脂材からなる操作側部材と筺体を採用し
ているので、鉛フリー半田を用いてのリフロー半田付け
も対応可能であるという優れた効果を有する。 (3)従来に比して小型化、薄型化に適合し、潤滑剤含
有塗料の塗布工程が増えるのみなので、コストが抑えら
れるという優れた効果を有する。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る樹脂製筺体を備えるロータリ型
可変抵抗器の構造を説明するための断面図である。
【図2】 本発明に係る樹脂製筺体を備えるスライド型
可変抵抗器の構造を説明するための断面図である。
【図3】 本発明に係る筺体のない基板と操作側部材の
みを主要素とする超薄型ロータリ型可変抵抗器の構造を
説明するための断面図である。
【図4】 従来のロータリ型可変抵抗器の構造を説明す
るための断面図である。
【図5】 従来のスライド型可変抵抗器の構造を説明す
るための断面図である。
【図6】 従来のリフロー半田付け対応の薄型ロータリ
型可変抵抗器の構造を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1、11、21、51 基板 2、12、22、32、42、52 操作側部材 3、13 抵抗体 5 導体 6、16、36、46 筺体 7、17、27、57 摺動導体 8、18、28、58 外部接続端子 9、19、、29、59 凸部 10、40 ロータリ型可変抵抗器 20、50 スライド型可変抵抗器 30、60 薄型回転可変抵抗器 34 潤滑剤含有塗料

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部接続端子が配設された基板と、該基
    板面上に所定パターンに設けられた面状の抵抗体または
    導体と、前記基板に摺接する摺接部位を有する耐熱性樹
    脂材からなる操作側部材と、前記操作側部材に配設され
    て前記基板面上の抵抗体または導体と接しつつその接点
    位置が前記操作側部材の操作によって変化可能な摺動導
    体と、を備える接点摺動操作型電子部品において、前記
    操作側部材における摺接部位の表面に潤滑剤含有塗料が
    塗着されていることを特徴とする接点摺動操作型電子部
    品。
  2. 【請求項2】 外部接続端子が配設された基板と、該基
    板面上に所定パターンに設けられた面状の抵抗体または
    導体と、前記基板に取り付けられた耐熱性樹脂材からな
    る筺体と、前記基板または筺体に摺接する摺接部位を有
    する耐熱性樹脂材からなる操作側部材と、前記操作側部
    材に配設されて前記基板面上の抵抗体または導体と接し
    つつその接点位置が前記操作側部材の操作によって変化
    可能な摺動導体と、を備える接点摺動操作型電子部品に
    おいて、前記操作側部材における摺接部位の表面及び/
    または前記摺接部位と摺接する前記基板もしくは筺体の
    表面に潤滑剤含有塗料が塗着されていることを特徴とす
    る接点摺動操作型電子部品。
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