JP2002367442A - フラットケーブル及びその製造方法 - Google Patents

フラットケーブル及びその製造方法

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JP2002367442A
JP2002367442A JP2001168051A JP2001168051A JP2002367442A JP 2002367442 A JP2002367442 A JP 2002367442A JP 2001168051 A JP2001168051 A JP 2001168051A JP 2001168051 A JP2001168051 A JP 2001168051A JP 2002367442 A JP2002367442 A JP 2002367442A
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flat cable
web
cable according
tetrafluoroethylene
polytetrafluoroethylene
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JP2001168051A
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English (en)
Inventor
Katsutoshi Yamamoto
勝年 山本
Seigo Yamamoto
誠吾 山本
Jun Asano
純 浅野
Shinichi Chaen
伸一 茶圓
Tomohisa Konishi
智久 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 フラットケーブルにおける絶縁層の空隙率を
高めるとともに、加工の容易なフラットケーブルを提供
することにある。 【解決手段】 このフラットケーブル1は、1または複
数の導体部3と絶縁層となるウェブ5と電磁遮蔽材7
と、絶縁材9とを備えている。1または複数の導体部3
は、平行に並べて配置された複数の導線4からなる。ウ
ェブ5は、フッ素樹脂のステープルファイバーを有し、
導体部3を両側から狭持するよう配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フッ素樹脂繊維を
利用したフラットケーブル及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】各種電子機器には、複数の配線を1つの
帯状部材に設けてなるフラットケーブルを内部に備えた
ものがある。フラットケーブルは、一般に、平行に並べ
て配列された複数の導体と、複数の導体を被覆するよう
設けられたフッ素樹脂等の絶縁層とで構成されている。
【0003】この種のフラットケーブルとして、絶縁層
にポリテトラフルオロエチレン(以下、PTFE)の未
焼成フィルムを用いたものが既に提案されている。この
フラットケーブルは、PTFE未焼成フィルムを複数の
導体を狭持するよう配置し、これをPTFEの融点以上
に加熱したロール間を通すことにより得られる。この場
合において、少なくとも片方のロール表面には、導体の
径とフィルムの厚みとに基づいて形成された溝が設けら
れており、導体間の距離を一定に保てるようになってい
る。
【0004】この種のフラットケーブルにおける導電特
性誘電率は、一般に、絶縁層の空隙率が大きいほど小さ
くなる性質を有しているが、上記フラットケーブルで
は、絶縁層は樹脂で充填された形態であるために空隙率
が小さく、このため、所望の通信性能が得られないとい
う問題がある。
【0005】そこで、フラットケーブルにおける絶縁層
の空隙率を高める方法として、以下のような方法が採用
されている。 (1)並列に配置された複数の導体を、2つの未焼成P
TFEフィルムを延伸したもので狭持し、これをPTF
Eの融点以上に加熱したロール間を通すことにより加工
する方法。
【0006】(2)各導体に、(1)と同様に延伸した
未焼成PTFEテープを巻き付けた後、各導体を平行に
並べ、溶融性樹脂を塗布して焼結し、或いは接着剤で固
める方法。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記(1)の方法で
は、延伸フィルムが長手方向に配向しているために、加
工時及び配線端末処理時にフィルムが裂け易くなる。
【0008】一方、(2)の方法では、通信用導体のよ
うに導体の径が0.2mm程度の細いものに対しては、
PTFE延伸テープを巻き付けるのが実質的にできない
状態にある。
【0009】本発明の目的は、フラットケーブルにおけ
る絶縁層の空隙率を高めるとともに、加工の容易なフラ
ットケーブルを提供することにある。また、本発明の目
的は、そのようなフラットケーブルの製造方法を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のフラッ
トケーブルは、1または複数の導体部とウェブとを備え
ている。1または複数の導体部は、平行に並べて配置さ
れた複数の線状導体からなる。ウェブは、フッ素樹脂の
ステープルファイバーを有し、導体部を両側から狭持す
るよう配置されている。
【0011】このフラットケーブルでは、絶縁層となる
ウェブは、繊維状のステープルファイバーにより構成さ
れているため、空隙率が高く、従来の樹脂で被覆した電
線に比べ誘電損失が抑えられている。また、ウェブは、
延伸フィルムのように配向性を有していないため、加工
時等に裂けることがなく、さらに、導体を狭持するよう
配置されるため、径の小さい導体であっても特に支障な
く用いることができる。
【0012】また、ウェブは、フッ素樹脂のステープル
ファイバーからなるため、可撓性に優れるとともに、耐
熱性にも優れたものとなる。さらに、このフラットケー
ブルでは、表面が多孔性を有しているため、後述するよ
うに接着塗装等の表面処理が容易となり、これにより、
種々の表面特性を備えたものが得られる。
【0013】また、導体部が複数ある場合も、各導体部
を狭持するようウェブを配置することにより、多心多層
構造のフラットケーブルを容易に得ることができる。請
求項2に記載のフラットケーブルは、請求項1のフラッ
トケーブルにおいて、フッ素樹脂はPTFEである。
【0014】PTFEは、フッ素樹脂の中でも、特に、
その低誘電性のために絶縁層としての使用に適してお
り、また、その加工方法によって繊維形状にするのが容
易な性質を有している。したがって、ここでは、特に、
ウェブとしてPTFEのステープルファイバーを用いる
こととしている。
【0015】請求項3に記載のフラットケーブルは、請
求項1のフラットケーブルにおいて、フッ素樹脂は、P
TFEの半焼成体である。PTFEの半焼生体から得ら
れるステープルファイバーは、分枝構造を有するものを
多く含み、このようなステープルファイバーはウェブの
空隙率を高めるとともに、後述する交絡によりウェブの
機械的強度をより向上させることができる性質がある。
そこで、ここでは、特に、ウェブとしてこのようなPT
FEステープルファイバーを用いることとしている。
【0016】請求項4に記載のフラットケーブルは、請
求項2または3のフラットケーブルにおいて、PTFE
の融点以下の温度で加圧加熱処理されている。このフラ
ットケーブルでは、PTFEの融点以下の温度で加圧加
熱処理されることにより、ウェブの空隙が減少し、繊維
の移動空間が減少することで交絡が強化され、機械的強
度が向上されている。
【0017】請求項5に記載のフラットケーブルは、請
求項1のフラットケーブルにおいて、ウェブは、PTF
Eのステープルファイバーと、PTFE以外の樹脂のス
テープルファイバーとが混合されたものである。
【0018】ここでは、PTFE以外の他の樹脂のステ
ープルファイバーが混合されているため、柔軟度、硬さ
等の所望の特性を持ったフラットケーブルが得られる。
請求項6に記載のフラットケーブルは、請求項1のフラ
ットケーブルにおいて、ウェブは、PTFEのステープ
ルファイバーと、ポリエチレン(以下、PE),ポリプ
ロピレン(以下、PP),エチレン−テトラフルオロエ
チレン共重合体(以下、ETFE),テトラフルオロエ
チレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(以下、F
EP)及びテトラフルオロエチレン−パーフルオロアル
キルビニルエーテル共重合体(以下、PFA)からなる
群から選択された1種以上の樹脂のステープルファイバ
ーとが混合されている。
【0019】PTFEのステープルファイバーと混合す
るのに適した他の樹脂として、具体的に上記のような樹
脂が挙げられるが、ここでは、特に、これらの樹脂とP
TFEのステープルファイバーとが混合される場合を対
象としている。
【0020】請求項7に記載のフラットケーブルは、請
求項5または6のフラットケーブルにおいて、PTFE
の融点以下の温度で加圧加熱処理されている。ここで
は、PTFE以外の樹脂にはPTFEの融点より低いも
のを用いて、その樹脂の溶融変形により、PTFEの繊
維が溶融して繊維の特性を失うことなく、繊維の起毛、
脱落を抑え、ケーブル形状の安定化を図るようにしてい
る。
【0021】請求項8に記載のフラットケーブルは、請
求項1のフラットケーブルにおいて、 フッ素樹脂はE
TFEである。ETFEは、PTFEと同様に、その低
誘電性のために絶縁層としての使用に適しており、ま
た、その加工方法によって繊維形状にするのが容易な性
質を有している。したがって、ここでは、特に、ETF
Eのステープルファイバーをウェブとして用いたものを
対象としている。
【0022】請求項9に記載のフラットケーブルは、請
求項8のフラットケーブルにおいて、ETFEの融点以
下の温度で加圧加熱処理されている。このフラットケー
ブルでは、ETFEの融点以下の温度で加圧加熱処理さ
れることにより、ウェブの空隙が減少し、繊維の移動空
間が減少することで交絡が強化され、機械的強度が向上
されている。
【0023】請求項10に記載のフラットケーブルは、
請求項1のフラットケーブルは、ウェブは、ETFEの
ステープルファイバーと、ETFE以外の樹脂のステー
プルファイバーとが混合されたものである。
【0024】ここでは、ETFE以外の他の樹脂のステ
ープルファイバーが混紡されているため、柔軟度、硬さ
等の所望の特性を持ったフラットケーブルが得られる。
請求項11に記載のフラットケーブルは、請求項1のフ
ラットケーブルにおいて、ウェブは、エチレン−テトラ
フルオロエチレンのステープルファイバーと、PE,P
P,PTFE,FEP及びPFAからなる群から選択さ
れた1種以上の樹脂のステープルファイバーとが混合さ
れている。
【0025】ETFEのステープルファイバーと混合す
るのに適した他の樹脂として、具体的に上記のような樹
脂が挙げられるが、ここでは、特に、これらの樹脂とE
TFEのステープルファイバーとが混合される場合を対
象としている。
【0026】請求項12に記載のフラットケーブルは、
請求項10または11のフラットケーブルにおいて、E
TFEの融点以下の温度で加圧加熱処理されている。こ
こでは、ETFE以外の樹脂としてETFEの融点より
低いものを用いて、その樹脂の溶融変形を利用して、E
TFEの繊維が溶融して繊維の特性を失うことなく、繊
維の起毛、脱落を抑え、ケーブルの形状安定化を図るよ
うにしている。
【0027】請求項13に記載のフラットケーブルは、
請求項1から12のいずれかのフラットケーブルにおい
て、ステープルファイバーは分枝構造を有している。分
枝構造を有するステープルファイバーは、繊維間の交絡
性に優れているので、後述のように水流交絡が施される
ことにより、ウェブの機械的強度が向上されるのに寄与
することとなる。ここでは、特に、このような分枝構造
を有するステープルファイバーからなるウェブを対象と
している。
【0028】請求項14に記載のフラットケーブルは、
請求項1から13のいずれかのフラットケーブルにおい
て、水流交絡が施されている。このフラットケーブルで
は、ウェブの繊維同士が交絡されるとともに導体も繊維
と交絡されている。したがって、ここでは、例えば、繊
維を溶融させずに交絡を施すことにより、フラットケー
ブル内での導体の移動を規制することができる。
【0029】また、ここでは、特に、水流交絡が施され
ているため、ウェブの強度がより向上され、加工時に裂
ける等の不具合もより有効に抑えられる。請求項15に
記載のフラットケーブルは、請求項1から14のいずれ
かのフラットケーブルにおいて、導体部を狭持したウェ
ブの表面に設けられる電磁遮蔽材をさらに備えている。
【0030】前述のように、このフラットケーブルで
は、ウェブの表面が多孔性を有しているため種々の表面
処理が容易になっているが、ここでは、特に、表面に電
磁遮蔽材が設けられている。したがって、このフラット
ケーブルでは、外部からの電磁波がフラットケーブル内
の導体に悪影響を及ぼすのを抑えることができる。
【0031】なお、電磁遮蔽材としては、導体箔または
導体編組等が挙げられる。請求項16に記載のフラット
ケーブルは、請求項15のフラットケーブルにおいて、
PE、PP、ポリエチレンテレフタレート(以下、PE
T)、ポリ塩化ビニル(以下、PVC)、PFA、FE
P、ETFE及びポリイミド(以下、PI)からなる群
から選択された1種以上の樹脂からなるとともに、電磁
遮蔽材または導電性塗料の表面に積層されるフィルムを
さらに備えている。
【0032】このフラットケーブルでは、このような樹
脂のフィルムがラミネートされることにより表面の電気
絶縁性が向上されている。請求項17に記載のフラット
ケーブルは、請求項1から14のいずれかのフラットケ
ーブルにおいて、導体部を狭持したウェブの表面に塗布
される導電性塗料をさらに備えている。
【0033】ここでは、特に表面に導電性塗料が設けら
れている場合を対象としているが、この場合は、フラッ
トケーブル表面の導電特性が向上されている。請求項1
8に記載のフラットケーブルは、請求項1から17のい
ずれかのフラットケーブルにおいて、表面保護処理がさ
れている。
【0034】このフラットケーブルでは、表面が保護さ
れているため、外部からの衝撃等により、内部の導体が
悪影響を及ぼされるのをのを抑えることができる。な
お、表面保護処理とは、後述するように各種接着剤、塗
料、ゴムの塗布等が挙げられる。また、このような処理
が施されることにより、フラットケーブル表面に、摺動
特性、剛性、弾性等の種々の表面特性が付与される。
【0035】請求項19に記載のフラットケーブルの製
造方法は、第1工程と第2工程と第3工程とを備えてい
る。第1工程では、複数の線状導体を平行に並べて配置
して1または複数の導体部を形成する。第2工程では、
導体部をフッ素樹脂のステープルファイバーからなるウ
ェブで狭持する。第3工程では、ウェブに対し交絡を施
す。
【0036】この製造方法では、ウェブを用いて導体を
被覆するため、絶縁層の空隙率が高められ、これによ
り、従来のPTFE樹脂で被覆した電線に比べ、誘電
率、誘電正接の小さいフラットケーブルを得ることがで
きる。
【0037】また、第3工程では、繊維同士が交絡され
るのみでなく、導体も繊維と交絡されるため、フラット
ケーブル内で導体が移動するのを抑えることができる。
請求項20に記載のフラットケーブルの製造方法は、請
求項19の製造方法において、第3工程では水流交絡を
施す。
【0038】この製造方法では、水流交絡が施されるこ
とにより、ウェブの強度がより向上され、加工時に裂け
る等の不具合をより有効に抑えることができる。請求項
21に記載のフラットケーブルの製造方法は、請求項2
0の製造方法において、ウェブの密度調節や、PTFE
またはETFE以外の樹脂を溶融させ、繊維の起毛、剥
離を防ぎ、ケーブルの形状を安定化させる加圧加熱処理
を行う第4工程をさらに備えている。
【0039】ウェブの密度調整は、PTFE単独または
ETFE単独においても、その樹脂の融点以下の温度で
加熱加圧することで行う。融点を超える温度では、繊維
の融着が進行してフィルム化することによる空隙率の極
端な減少以外に、繊維の収縮によるウェブ収縮変形が生
じるので望ましくない。
【0040】
【発明の実施の形態】[フラットケーブル]図1に、本
発明の一実施形態が採用されたフラットケーブル1を示
す。
【0041】このフラットケーブル1は、導体部3と、
ウェブ5と、電磁遮蔽材7と、絶縁材9とを備えてい
る。導体部3は、平行に並べて配置された複数の導線4
からなる。
【0042】ウェブ5は、PTFEのステープルファイ
バーで構成され、導体部3を両側から狭持するよう配置
されている。ステープルファイバーの製造方法として
は、テトラフルオロエチレン(TFE)を乳化重合して
得た後、水性分散体をエマルジョン紡糸し、焼成する方
法、PTFEフィルムを焼成し、延伸し、擦過等する方
法、またはPTFEフィルムを焼成し、延伸し、スプリ
ットし、裁断等する方法等が挙げられる。
【0043】また、ステープルファイバーの製造方法と
しては、分枝、ループ等を有するステープルファイバー
が交絡性、難脱毛性に優れているという理由から、ステ
ープルファイバーに分枝、ループ等が生じるような方法
が好ましい。すなわち、PTFEフィルムを焼成または
半焼成し、延伸し、高速で回転する針刃ロールにより擦
過し、解繊等する方法が好ましい。
【0044】さらに、ステープルファイバーの製造方法
としては、PTFEフィルムを半焼成することを含む方
法がより好ましい。この理由は、得られたステープルの
未焼成部が持つ自己粘着性により、熱プレート加工によ
り毛羽立ちを抑え、平滑性に優れたものを得やすいため
である。
【0045】また、ウェブ5は、本実施形態では、PT
FEの融点以上の温度で加圧加熱処理されている。な
お、ウェブ5は、PTFEのステープルファイバーと、
PTFE以外の樹脂のステープルファイバーとが混合さ
れたものであってもよい。PTFE以外の樹脂として
は、PE、PP、ETFE、FEP、PFA等の樹脂が
挙げられ、この場合、これらの樹脂の1種又は2種以上
のステープルファイバーが混紡されたものであってもよ
い。また、この場合、フラットケーブル1は、PTFE
の融点以下の温度で加圧加熱処理されることとなる。
【0046】また、ウェブ5は、ETFEのステープル
ファイバー、或いはETFEのステープルファイバーと
PE、PP、PTFE,FEP、PFA等の樹脂の1種
または2種以上のステープルファイバーとが混紡された
ものであってもよい。この場合も、フラットケーブル1
は、ETFEの融点以下の温度で加圧加熱処理されてい
る。
【0047】ウェブ5は導体部3を狭持した状態でウォ
ータージェットニードルによる水流交絡が施されてい
る。電磁遮蔽材7は、ウェブ5表面に設けられるシール
ド材であり、例えば、導体箔または導体編組(軟銅線な
どの細い金属線を数本以上集めて縒り合わせたものを袋
編みしたもの)等が用いられる。なお、本発明のフラッ
トケーブル1は、導電性の向上を目的とする場合は、電
磁遮蔽材7に代えて、同様にウェブ5表面に塗布される
導電性塗料を採用してもよい。
【0048】絶縁材9は、PE、PP、PET、PV
C、PFA、FEP、ETFE及びPIからなる群から
選択された1種以上の樹脂からなり、電磁遮蔽材7の表
面に積層されるフィルムである。
【0049】なお、このフラットケーブル1において
は、絶縁材9の表面が、さらに表面保護処理されていて
もよい。このような表面保護処理としては、エポキシ
系、ウレタン系、シリコーン系接着剤、エポキシ系、ウ
レタン系塗料、ウレタン系、シリコーン系、フッ素系ゴ
ムを塗布すること等が挙げられる。
【0050】また、導体部3は、図2及び図3に示すよ
うに、複数あってもよい。この場合においても、ウェブ
5は、各導体部3を両側から狭持するよう配置されてい
る。 [フラットケーブルの製造方法]このフラットケーブル
の製造方法は、導体配置工程と、ウェブ配置工程と、水
流交絡工程と、加圧加熱処理工程とを備えている。
【0051】導体配置工程では、複数の導線を平行に並
べて配置して1または複数の導体部を形成する。ウェブ
配置工程では、導体部をPTFEのステープルファイバ
ーからなるウェブで狭持する。
【0052】水流交絡工程では、ウェブ及び導体に対し
交絡処理を施し、ウェブ繊維同士ならびに繊維と導体の
交絡を行う。加圧加熱処理工程では、PTFEまたはE
TFE樹脂の融点以下の温度で加熱加圧処理を行う。
【0053】[フラットケーブル製造装置]フラットケ
ーブル製造装置は、本発明のフラットケーブルを製造す
るための装置であって、導体繰り出し機構と、ウェブ繰
り出し機構と、巻き取り装置と、ウェブ支持体と、高圧
ポンプに配管された水流ノズルと真空ポンプに配管され
た排気排水口とからなる水流交絡装置とを備えている。
【0054】導体繰り出し機構は、複数の導体を平行に
並べて配置し、導体に永久歪みが生じない程度に導体に
張力を与える。ウェブ繰り出し機構は、並べられた複数
の導体の上(表)下(裏)両側にウェブを供給する。
【0055】巻き取り装置は、導体とウェブとが交絡さ
れたもの(以下、ウェブ交絡品)を巻き取るための装置
である。ウェブ支持体は、導体及びウェブを支持するベ
ルト状の搬送部材であり、上記両機構と巻き取り装置と
の間に配置されている。ウェブ支持体は、通水性を持つ
多孔性材料である。水流交絡により繊維との交絡が少な
く、水流によるウェブ孔空きを無くす意味で、PTFE
ステープルファイバーの平均繊維径の20倍以下の多数
の開孔を有している。このウェブ支持体の移動速度(ウ
ェブ搬送速度)は30m/分以下である。なお、ウェブ
支持体は、ドラム状の形状のものであってもよい。
【0056】水流ノズルは、ウェブに向けてウォーター
ジェットニードルを放出するための複数のノズルで構成
され、ウェブ支持体の支持面の法線方向に沿って設けら
れている。なお、使用するノズルは、出口直径0.05
mm〜0.2mmで、ノズルピッチは0.5mm〜2m
mで配列されている。これと配管接続された高圧ポンプ
の吐出圧は2MPa〜30MPaである。
【0057】排気排水口は、ノズル直下のウェブ支持体
の下面側にノズル毎に設けられており、これに配管接続
された真空ポンプ(ブロワー)により、ウェブ内に溜ま
った交絡水を空気と共に排出する。
【0058】水流交絡は上(表)下(裏)2枚のウェブ
の表裏の両面から行うのが、交絡強度・外観の点で均一
な仕上がりが得られる。特に、厚いウェブの場合には、
反対側まで十分な交絡が得られないので、両面から行う
のが望ましい。
【0059】ノズルの向きは、排水の効果の点で、重力
方向が優れているので、まず、ウェブの表側から交絡
し、次いで、ウェブの表裏を反転させてウェブの裏側を
交絡するのが望ましい。
【0060】交絡におけるノズル入口側の圧力(概ね高
圧ポンプ吐出圧力)は、徐々に上げていくことが望まし
い。特に、最初の交絡(予備交絡)では、ウェブの密度
が交絡直後と比べて高いために水の通りが悪いので、大
きな径のノズル、高い圧力での交絡は、多量の交絡水の
供給によってウェブの間に水が溜まり、導体配列の寸法
精度が低下したり、ウェブにしわが生じたりする。予備
交絡は5MPa以下の水圧で1回以上行ない、本交絡で
は予備交絡圧以上20MPa以下の圧力で、かつ徐々に
裏表交互に行うのが望ましい。
【0061】[加圧加熱処理]水流交絡直後のウェブ密
度は低いため、通気乾燥又はロール加熱乾燥を行った
後、加圧・加熱ロール間に通してウェブ交絡品の密度、
剛性を上げ、これにより、弾性伸びが低く抑えられたウ
ェブ導体を得られる。この場合において、少なくとも片
方のロール表面には、導体の径とフィルムの厚みとに基
づいて形成された溝が設けられており、導体間の距離を
一定に保てるようにしておくのが好ましい。
【0062】また、PTFEまたはETFE以外の樹脂
を含むウェブを、その樹脂の溶融温度以上で加熱加圧す
ることで、その樹脂の溶融変形により、PTFEまたは
ETFEの繊維が強固に結合され、繊維の起毛、脱落を
抑え、ケーブル形状の安定化が図れる。
【0063】[表面処理および電磁遮蔽] <ラミネート処理>ウェブは多孔性を有しているため、
ウェブ導体内部に導電性液が浸透して、絶縁性が低下す
るおそれがある。このため、これを防止可能な材料を表
面に設けることにより、ウェブ導体の表面を保護でき
る。
【0064】ラミネートによる表面保護は、熱融着性の
点ではPE、PP、PFA、FEPフィルムが好まし
く、硬さ、強度の点ではPIが好ましい。また、これら
のフィルム以外にもETFE、PET、PVC等他のフ
ィルムを用いてもよい。
【0065】<表面塗装処理>ウェブは、多孔性を有し
ているため、塗料、接着剤は、アンカー効果により強固
にウェブと接着するが、具体的には、エポキシ系塗料/
接着剤、ウレタン系塗料/接着剤/ゴム、シリコーン系
接着剤/ゴム、フッ素ゴム等を用いることができる。
【0066】<電磁遮蔽>ウェブには、電磁遮蔽材料と
して、銅箔・導体編組を接着してもよい。接着にはウレ
タン系やゴム系の接着剤が柔軟性の点で望ましい。導電
性塗料を塗布することで、電磁遮蔽効果が望める。
【0067】
【実施例】<ウェブと導体との結合>最初に、複数の導
体を並べるとともにこれらの導体の上(表)下(裏)両
側にウェブを配置し、これらの水流交絡を行った。な
お、本実施例で使用したウェブは、目付250g/
2、幅80mm、見掛け比重0.86、厚さ0.29
mmであり、また、使用した導体は、φ0.22のNi
メッキ線であり、導体間距離2mm、導体の本数は11
本用いた。
【0068】使用したノズルは孔径0.1mmで、入口
側孔径0.2mm、ノズルピッチ1mmを使用した。ウ
ェブは3m/分の速度で移動させた。予備交絡は、圧力
3MPa、交絡回数2回、本交絡は、圧力6MPa、交
絡回数は表側から2回行った後、ウェブ導体を表裏反転
させ、さらに2回行った。
【0069】なお、真空ポンプには最大吸入圧力−40
kPaのルーツブロワーを使用した。 <加熱加圧処理>加圧加熱処理は、上記ウェブ交絡品
を、表面温度250℃のφ80加熱金属ロールと、φ8
0加圧シリコンゴムロールとの間を通すことにより行っ
た。両ロールは、線荷重10kgf/cm、周速度1.
5m/分であった。この処理により、水流交絡で生じた
ウェブ表面の凹凸は平均化、平滑化された。
【0070】以上のようにして得られたフラットケーブ
ルは、端部厚さ(導体の無い部分のウェブの厚さ)0.
40m、中央部厚さ(導体が介在する部分のウェブの厚
さ)0.51mmで、端部の見掛け密度は約1.1g/
cm3であった。PTFEの密度から、ウェブ部の空隙
率が約50%のフラットケーブルが得られた。
【0071】このフラットケーブル表面には、フッ素ゴ
ム系塗料、エポキシ樹脂接着剤、変性シリコーンゴム系
接着剤、ウレタン系接着剤等の塗膜が、そのアンカー効
果により強固に接着した。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、絶縁層としてフッ素樹
脂のステープルファイバーを有するウェブを用いたた
め、ウェブの空隙率が高められ、これにより、誘電特性
が改善されたフラットケーブルが得られる。また、本発
明の製造方法は、導体をウェブで狭持し、適宜水流交絡
を施す方法であるため、比較的容易な方法で幅の広いフ
ラットケーブルを得ることができる。
【0073】さらに、多孔性を有する表面を持つので、
各種表面処理が容易であり、これにより電磁遮蔽効果に
優れたフラットケーブルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が採用されたフラットケー
ブルを示す幅方向断面図。
【図2】本発明の他の実施形態が採用されたフラットケ
ーブルの平面図。
【図3】前記フラットケーブルの幅方向断面概略図。
【符号の説明】
1 フラットケーブル 3 導体部 4 導線 5 ウェブ 7 電磁遮蔽材 9 絶縁材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 純 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 茶圓 伸一 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 小西 智久 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 Fターム(参考) 5G311 CD10

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平行に並べて配置された複数の線状導体か
    らなる1または複数の導体部と、 フッ素樹脂のステープルファイバーを有し、前記導体部
    を両側から狭持するよう配置されたウェブと、を備えた
    フラットケーブル。
  2. 【請求項2】前記フッ素樹脂はポリテトラフルオロエチ
    レンである、請求項1に記載のフラットケーブル。
  3. 【請求項3】前記フッ素樹脂は、ポリテトラフルオロエ
    チレンの半焼成体である、請求項1に記載のフラットケ
    ーブル。
  4. 【請求項4】ポリテトラフルオロエチレンの融点以下の
    温度で加圧加熱処理されている、請求項2または3に記
    載のフラットケーブル。
  5. 【請求項5】前記ウェブは、ポリテトラフルオロエチレ
    ンのステープルファイバーと、ポリテトラフルオロエチ
    レン以外の樹脂のステープルファイバーとが混合された
    ものである、請求項1に記載のフラットケーブル。
  6. 【請求項6】前記ウェブは、ポリテトラフルオロエチレ
    ンのステープルファイバーと、ポリエチレン,ポリプロ
    ピレン,エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体,
    テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共
    重合体及びテトラフルオロエチレン−パーフルオロアル
    キルビニルエーテル共重合体からなる群から選択された
    1種以上の樹脂のステープルファイバーとが混合されて
    いる、請求項1に記載のフラットケーブル。
  7. 【請求項7】ポリテトラフルオロエチレンの融点以下の
    温度で加圧加熱処理されている、請求項5または6に記
    載のフラットケーブル。
  8. 【請求項8】前記フッ素樹脂はエチレン−テトラフルオ
    ロエチレン共重合体である、請求項1に記載のフラット
    ケーブル。
  9. 【請求項9】エチレン−テトラフルオロエチレン共重合
    体の融点以下の温度で加圧加熱処理されている、請求項
    8に記載のフラットケーブル。
  10. 【請求項10】前記ウェブは、エチレン−テトラフルオ
    ロエチレン共重合体のステープルファイバーと、エチレ
    ン−テトラフルオロエチレン共重合体以外の樹脂のステ
    ープルファイバーとが混合されたものである、請求項1
    に記載のフラットケーブル。
  11. 【請求項11】前記ウェブは、エチレン−テトラフルオ
    ロエチレンのステープルファイバーと、ポリエチレン,
    ポリプロピレン,ポリテトラフルオロエチレン,テトラ
    フルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体
    及びテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビ
    ニルエーテル共重合体からなる群から選択された1種以
    上の樹脂のステープルファイバーとが混合されている、
    請求項1に記載のフラットケーブル。
  12. 【請求項12】エチレン−テトラフルオロエチレン共重
    合体の融点以下の温度で加圧加熱処理されている、請求
    項10または11に記載のフラットケーブル。
  13. 【請求項13】前記ステープルファイバーは分枝構造を
    有している、請求項1から12のいずれかに記載のフラ
    ットケーブル。
  14. 【請求項14】水流交絡が施されている、請求項1から
    13のいずれかに記載のフラットケーブル。
  15. 【請求項15】前記導体部を狭持したウェブの表面に設
    けられる電磁遮蔽材をさらに備えた、請求項1から14
    のいずれかに記載のフラットケーブル。
  16. 【請求項16】ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
    チレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、テトラフルオ
    ロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重
    合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピ
    レン共重合体、エチレン−テトラフルオロエチレン共重
    合体及びポリイミドからなる群から選択された1種以上
    の樹脂からなるとともに、前記電磁遮蔽材または導電性
    塗料の表面に積層されるフィルムをさらに備えた、請求
    項15に記載のフラットケーブル。
  17. 【請求項17】前記導体部を狭持したウェブの表面に塗
    布される導電性塗料をさらに備えた、請求項1から14
    のいずれかに記載のフラットケーブル。
  18. 【請求項18】表面保護処理がされている、請求項1か
    ら17のいずれかに記載のフラットケーブル。
  19. 【請求項19】複数の線状導体を平行に並べて配置して
    1または複数の導体部を形成する第1工程と、 前記導体部をフッ素樹脂のステープルファイバーからな
    るウェブで狭持する第2工程と、 前記ウェブに対し交絡を施す第3工程と、を備えたフラ
    ットケーブルの製造方法。
  20. 【請求項20】前記第3工程では水流交絡を施す、請求
    項19に記載のフラットケーブルの製造方法。
  21. 【請求項21】前記ウェブの密度の調節のために用いら
    れるポリテトラフルオロエチレンまたはエチレンーテト
    ラフルオロエチレン共重合体の融点以下の温度で加熱加
    圧処理を行う第4工程をさらに備えた、請求項20に記
    載のフラットケーブルの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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