JP2002366450A - バックアップデータの自動修復方法、自動修復装置、および写真処理装置 - Google Patents

バックアップデータの自動修復方法、自動修復装置、および写真処理装置

Info

Publication number
JP2002366450A
JP2002366450A JP2001169188A JP2001169188A JP2002366450A JP 2002366450 A JP2002366450 A JP 2002366450A JP 2001169188 A JP2001169188 A JP 2001169188A JP 2001169188 A JP2001169188 A JP 2001169188A JP 2002366450 A JP2002366450 A JP 2002366450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
backup
backup data
damaged
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001169188A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaki Maekawa
隆紀 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritsu Koki Co Ltd filed Critical Noritsu Koki Co Ltd
Priority to JP2001169188A priority Critical patent/JP2002366450A/ja
Publication of JP2002366450A publication Critical patent/JP2002366450A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コンピュータシステムのバックアップ電池付き
RAMのバックアップデータが破損しても、人手を介さ
ずに自動的にバックアップデータを正確・確実に修復す
ることのできる機能を提供すること。 【解決手段】バックアップ電池付き揮発性半導体メモリ
に書き込まれているバックアップデータが破損している
か否かを検査する検査手順(ステップS1〜5)と、バ
ックアップデータの破損が発見されたときには、不揮発
性記憶手段に書き込まれているバックアップデータを読
み出して、バックアップ電池付き揮発性半導体メモリに
書き込むことによってバックアップデータを修復する修
復手順(ステップS6、7)とを含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テムの動作に必要な設定データを、電源オフ後もバック
アップデータとして保持するためのバックアップ電池付
き揮発性半導体メモリと、前記バックアップデータを記
録できる容量を備えた不揮発性記憶手段とを備えたコン
ピュータシステム(例えば、画像記録媒体に記録された
写真画像データや伝送媒体を介して得られた写真画像デ
ータを処理するための種々の機能を、コンピュータシス
テムによって実現するように構成された写真処理装置)
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真フィルムやデジタル記憶媒体等の種
々の画像記録媒体に記録された写真画像データや、ネッ
トワーク等の伝送媒体を介して得られた写真画像データ
を処理するための種々の機能を、コンピュータシステム
によって実現するように構成された写真処理装置におい
ては、各種の保存を要するデータがある。そのような保
存を要するデータとしては、写真画像データだけでな
く、各種の保存すべき設定データがある。前記写真画像
データは、前述したような種々の画像記録媒体に記録さ
れており、前記各種の保存すべき設定データは、バック
アップデータとしてコンピュータシステムの各CPU基
板上のバックアップ電池付きRAMに保存されている。
前記バックアップ電池としては、2次電池やスーパーキ
ャパシタ等が用いられている。そして、写真処理装置の
運転に当たってコンピュータシステムが作動する時に
は、前記バックアップ電池付きRAMに保存されている
バックアップデータを読み出して、各種の設定を行うよ
うに構成されている。
【0003】このような写真処理装置の一つの例とし
て、現像済みの写真フィルムのコマ画像を印画紙にプリ
ントするように構成された写真処理装置を例にとって、
その概略の構成と、そこにおいて用いられている各種設
定データを説明する。一例の写真処理装置は、現像済フ
ィルムのコマ画像をスキャナで読み取るスキャナ部と、
読み取ったコマ画像をデジタル画像データに処理する画
像処理部と、デジタル画像データを感光材料としての印
画紙に露光する露光部と、画像が露光された印画紙を現
像する現像部と、現像済みの印画紙を乾燥処理する乾燥
部と、乾燥処理後の印画紙を順次排出するプリント排出
部とを備えてなり、画像処理部で処理された画像データ
を印画紙に露光した後、その印画紙を現像部で現像処理
すると共に乾燥部で乾燥して、写真プリントをプリント
排出部から排出するようにしている。
【0004】以上の各処理部において使用される設定デ
ータとしては、スキャナ部におけるフィルタ等の設定デ
ータや、画像処理部における画像処理のための補正デー
タや、露光部におけるフィルタ等の設定データや、現像
部における温度条件の設定データや、乾燥部における温
度条件等の設定データ等のように、種々のデータが使用
されている。これらの設定データの内の主なデータは、
毎回の写真処理作業において繰り返し使用されるデータ
であるので、写真処理装置の電源をオフにしても消失し
ないように、バックアップ電池付きRAM等に保存され
ている。これらの設定データは、運転状況に応じて変更
する場合もあるので、書き替え可能なバックアップ電池
付きRAMが用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、バックアップ
電池付きRAMのデータ保持期間には限界があるので、
写真処理装置が長時間電源オフの状態のままになってい
た場合には、バックアップデータが破損(変化したり消
失したりする異常が発生)してしまうという問題があ
る。また、バックアップ電池付きRAMの故障によって
バックアップデータが破損する場合もある。このような
場合には、別途保存データがあれば、その保存データを
再ロードして修復することもできるが、保存データがな
ければ、再度設定データを設定し直すという作業が必要
となる。このような再ロードや再設定等の作業は、人手
による作業であるので、設定データを誤って設定してし
まう危険性があり、正確・確実なバックアップデータの
修復が困難であった。
【0006】そこで、本発明は、コンピュータシステム
の各CPU基板上のバックアップ電池付きRAMのバッ
クアップデータが破損しても、人手を介さずに自動的に
バックアップデータを修復することのできる機能を提供
することを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに請求項1に記載のバックアップデータの自動修復方
法は、コンピュータシステムの動作に必要な設定データ
を、電源オフ後もバックアップデータとして保持するた
めのバックアップ電池付き揮発性半導体メモリと、前記
バックアップデータを記録できる容量を備えた不揮発性
記憶手段と、を備えたコンピュータシステムにおけるバ
ックアップデータの自動修復方法において、バックアッ
プ電池付き揮発性半導体メモリに書き込まれているバッ
クアップデータが破損しているか否かを検査する検査手
順と、バックアップデータの破損が発見されたときに
は、前記不揮発性記憶手段に書き込まれているバックア
ップデータを読み出して、前記バックアップ電池付き揮
発性半導体メモリに書き込むことによってバックアップ
データを修復する修復手順とを含んでいることを特徴と
している。
【0008】請求項2のバックアップデータの自動修復
装置は、コンピュータシステムの動作に必要な設定デー
タを、電源オフ後もバックアップデータとして保持する
ためのバックアップ電池付き揮発性半導体メモリと、前
記バックアップデータを記録できる容量を備えた不揮発
性記憶手段と、を備えたコンピュータシステムにおい
て、バックアップ電池付き揮発性半導体メモリに記録さ
れたバックアップデータが破損しているか否かを検査す
る検査手段と、この検査手段によってバックアップデー
タの破損が発見されたときに、前記不揮発性記憶手段に
書き込まれているバックアップデータを読み出して、前
記バックアップ電池付き揮発性半導体メモリに書き込ん
でバックアップデータを自動修復する修復手段とを備え
ていることを特徴としている。
【0009】請求項3のバックアップデータの自動修復
装置は、検査手段は、バックアップデータに含まれてい
るチェック対象データを検査することによって、前記チ
ェック対象データが破損している場合にはバックアップ
データが破損していると判断し、前記チェック対象デー
タが破損していない場合にはバックアップデータが破損
していないと判断することを特徴としている。
【0010】請求項4の写真処理装置は、不揮発性記憶
手段を備えたコンピュータと、CPUを備えた写真処理
ユニットと、両者間でデータの通信を行う通信手段とか
らなる写真処理装置において、コンピュータの不揮発性
記憶手段には、バックアップデータを記録するととも
に、写真処理ユニットには、その動作に必要な設定デー
タを、電源オフ後もバックアップデータとして保持する
ためのバックアップ電池付き揮発性半導体メモリと、バ
ックアップ電池付き揮発性半導体メモリに記録されたバ
ックアップデータが破損しているか否かを検査する検査
手段と、この検査手段によってバックアップデータの破
損が発見されたときに、前記不揮発性記憶手段に書き込
まれているバックアップデータを読み出して、前記バッ
クアップ電池付き揮発性半導体メモリに書き込んでバッ
クアップデータを自動修復する修復手段とを備えている
ことを特徴としている。
【0011】請求項5の写真処理装置は、検査手段は、
バックアップデータに含まれているチェック対象データ
を検査することによって、前記チェック対象データが破
損している場合にはバックアップデータが破損している
と判断し、前記チェック対象データが破損していない場
合にはバックアップデータが破損していないと判断する
ことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した写真処
理装置の全体構成を示した正面図である。図1に示した
写真処理装置Aは、別途フィルム現像装置(図示せず)
にて現像された現像済の写真フィルムの各コマから画像
データを読み取るスキャナ部1と、読み取った画像デー
タに基づき設定されたプリントデータを感光材料として
の印画紙に露光する露光部2と、画像が露光された印画
紙を現像する現像部3と、現像済みの印画紙を乾燥処理
する乾燥部4と、乾燥処理後の印画紙を順次排出するプ
リント排出部5と、画像処理部6とから構成されてい
る。
【0013】前記露光部2の第1筐体20の内部にはラ
イン露光手段21が遮光状態で配設されている。ライン
露光手段21には、現像済フィルム等の画像を印画紙に
デジタル露光するためのレーザー露光方式の露光エンジ
ン22を備えている。そして、前記露光エンジン22に
よる発熱を冷却するために外気を導入する換気ファン2
4が第1筐体20の前面パネル25に配設され、別途設
定された運転条件に応じて運転停止が制御されている。
【0014】露光部2において露光された印画紙Pは、
第1筐体の側面に開設された送り出し孔26から、後述
する現像部3の第2筐体30の側面に開設された受け入
れ孔36へ送り込まれる。
【0015】第2筐体30には、現像部3と乾燥部4と
が配設されている。現像部3には、前記露光部2におい
て画像が露光された印画紙を現像処理するための各種現
像処理液を備えている。そして、これらの薬液は例えば
40℃程度に温度調節されて現像処理に供される。これ
らの温度条件のように現像処理に使用される種々の処理
条件等は、今後の処理においても使用される設定データ
として重要なものであるので、それらのデフォルト値等
とともに、後述するバックアップ電池付きRAMにバッ
クアップデータとして保存されるように構成されてい
る。また、前記乾燥部4には、現像処理済みの印画紙を
乾燥させるために乾燥ファン(図示せず。)を備えてい
る。そして、乾燥処理済みの印画紙はプリント排出部5
から順次排出されるのである。
【0016】前記スキャナ部1は、現像済みの写真フィ
ルムをスキャナユニット11にセットすることにより、
光源ユニット12からの光を写真フィルムに照射して各
コマの画像を順次読み取って画像データを画像処理部6
に出力する。画像処理部6は、スキャナ部1からの画像
データを受付け、画像処理を施し、プリントデータを作
成する機能を有しており、画像処理ソフトウェアがイン
ストールされたコンピュータ61と、フルキーボード6
2と、マウス63と、ディスプレイ装置64と、ハード
ディスク装置65等を備えている。
【0017】前記スキャナ部1におけるスキャン条件
や、前記画像処理部6における画像処理条件や補正条件
等の条件等は、今後の処理においても使用される設定デ
ータとして重要なものであるので、それらのデフォルト
値等とともに、後述するバックアップ電池付きRAMに
バックアップデータとして保存されるように構成されて
いる。なお、スキャナ部1、露光部2及び現像部3を操
作するための専用キーボード(図示せず)が、前記フル
キーボード62の載置時に障害とならないように、操作
卓の上面に凹部を設け、その凹部内に埋め込んで配置さ
れている。
【0018】図2は、前記画像処理部6のコンピュータ
61の周辺構成と、前記現像部3が備えているコントロ
ール基板35の構成を示したブロック図である。前記コ
ンピュータ61には、フルキーボード62と、マウス6
3と、ディスプレイ装置64と、ハードディスク装置6
5とが接続されている。そして、前記コントロール基板
35は、CPU351と、所定の制御プログラム等が書
き込まれているメインメモリ352と、現像部3の各種
ポンプやセンサ等が接続されるインターフェイス部35
3と、前記画像処理部6のコンピュータ61と通信する
ための通信部354等を備えている。そして、前記画像
処理部6のコンピュータ61と前記コントロール基板3
5の通信部354とは、ユニット間ネットワーク7によ
って相互にデータ通信可能に接続されている。
【0019】また、各種設定データ等のバックアップデ
ータを保存するためのバックアップ電池付き揮発性記憶
手段としてのバックアップメモリ部355を備えてい
る。このバックアップメモリ部355は、揮発性記憶手
段としてのCMOS−RAM356と、バックアップ電
池としての充電式のボタン電池357とを備えている。
前記CMOS−RAM356にはバックアップデータと
ともにチェック対象データCD2(例えばメーカ名”A
BCD”をASCIIコードで表したデータ)が、バッ
クアップデータと同様に書き込まれている。また、写真
処理装置の製造番号やメーカ名等の変更不要な固定デー
タとともに、バックアップデータをチェックするための
チェックデータCD1(前記チェック対象データCD2
と同じデータ)が記録されているフラッシュメモリ35
9を備えている。
【0020】前記ディスプレイ装置64は、前記画像処
理部6にて加工された画像データを表示するものであ
り、複数コマの画像データを一覧表示したり、各コマの
画像データを個別に順次表示したりする機能を有してい
る。このようにして、フルキーボード62によって入力
された操作情報に従って加工された画像データがディス
プレイ装置64に表示され、また、操作情報の変更は随
時ディスプレイ装置64に反映される。そして、操作情
報が決定されると、決定された操作情報に従って加工さ
れた画像データがプリントデータとして前記露光部2に
出力される。
【0021】前記露光部2は、画像処理部6で作成され
たプリントデータを画像記録媒体としての印画紙Pに露
光する機能を有している。この露光部2に遮光状態で配
設されたライン露光手段21には、2つのペーパーマガ
ジン27A,27Bから供給される印画紙Pを所定の長
さにカットするカット機構28と、カットされた印画紙
Pを順次搬送する搬送手段29と、搬送されてきた印画
紙Pにスキャナ部1にて入力された画像データをライン
露光するレーザー露光方式の露光エンジン22と、印画
紙を露光エンジン22に対して1ドットラインずつ順次
搬送する搬送機構7とを備えている。
【0022】現像部3は、複数の処理液槽31内に、現
像液、漂白液、定着液、安定化液等の各種処理液を個別
に充填すると共に、これら各処理液槽31内には、印画
紙Pの搬送を行うための搬送機構32を搭載し、これら
各処理液槽31にそれぞれ連通するサブタンク(図示せ
ず)には、各処理液槽31内の処理液の温度を所定温度
に昇温させるためのヒータ(図示せず)及び処理液を循
環させる循環ポンプ等を設けている。
【0023】そして、露光済みの印画紙を、現像部3の
処理液槽31内に充填した現像液や定着液等の各種処理
液に侵漬させて、搬送機構32により搬送しながら現像
・漂白・定着・安定等の各処理を順次行った後、この印
画紙Pを、乾燥部4に送り込んで乾燥空気により乾燥
し、続いてプリント排出部5から排出するのである。
【0024】次に、本発明の特徴であるバックアップデ
ータの自動修復の動作を説明する。バックアップメモリ
部355において、写真処理装置における写真処理が作
業中の場合には、電源がオンされているのでボタン電池
357は充電状態であり、写真処理装置における作業が
終了して電源がオフになったときには、ボタン電池35
7から前記CMOS−RAM356へバックアップ電源
が供給され、記憶データを保持するように構成されてい
る。従って、再度電源をオンにしたときには、バックア
ップ電池付きRAMから読み出したバックアップデータ
に基づいて各種設定を行へばよいのである。
【0025】しかし、前記ボタン電池357の電源供給
能力には限界があるので、例えば数週間の間、電源をオ
フにしたままの状態が続くと、前記ボタン電池357へ
の充電は行われないので、電源供給能力が低下してCM
OS−RAM356に保持されていたバックアップデー
タが破損(一部の変化や消失等の異常が発生)してしま
う。
【0026】そこで、本発明の特徴であるバックアップ
データの自動修復方法においては、電源をオンにしたと
き、バックアップ電池付きRAMに保存されていたバッ
クアップデータが破損していないかどうかを判断し、破
損している場合には、コンピュータのハードディスクに
保存されていたバックアップデータを読み取って、バッ
クアップ電池付きRAMに書き込むことによって、バッ
クアップデータを自動的に修復するように構成した。バ
ックアップデータの自動的な修復処理を、図2を参照し
ながら、図3に基づいて説明する。
【0027】図3に示した本発明にかかるバックアップ
データの自動修復方法を実現したプログラムにおいて、
まず、写真処理装置の電源がオンされると、前記画像処
理部6のコンピュータ61が起動するとともに、前記現
像部3のコントロール基板35のCPUも起動する。そ
して、ステップS1において、現像部3のコントロール
基板35のCPU351は、フラッシュメモリ359か
らチェックデータCD1を読み取ってレジスタ等に一時的
に記憶する。
【0028】次に、ステップS2において、CPU35
1は、バックアップ電池付きRAM355からバックア
ップデータBDを読み取って、メインメモリ352等に一
時的に記憶する。次に、ステップS3において、CPU
351は、前記メインメモリ等に記憶したバックアップ
データBDを走査して、所定の位置に埋め込まれているチ
ェック対象データCD2を抽出して、レジスタ等に一時的
に記憶する。そして、ステップS4において、レジスタ
等に一時的に記憶しているチェックデータCD1とチェッ
ク対象データCD2とを比較する。
【0029】ステップS5においては、バックアップ電
池付きRAMから読み出したチェック対象データCD2が
チェックデータCD1と一致した場合には、バックアップ
電池付きRAMのデータは破損していないと判断して、
ステップS9において、バックアップ電池付きRAMの
バックアップデータBDをハードディスク65の修復用バ
ックアップデータBKに上書き保存する。なお、このよう
にデータの上書きを行うのは、ハードディスクの修復用
バックアップデータの内容を、常にバックアップ電池付
きRAMのバックアップデータと同じ内容にしておくた
めである。その後、ステップS8へ進んで、通常の処理
を行う。しかし、バックアップ電池付きRAMから読み
出したチェック対象データCD2がチェックデータCD1と一
致しない場合には、バックアップ電池付きRAMのチェ
ック対象データCD2以外のバックアップデータが破損し
ている可能性が高いので、バックアップデータの破損が
発生したと判断して、ステップS6へ進んで、バックア
ップデータの修復を行う。
【0030】ステップS6において、現像部3のコント
ロール基板35のCPU351は、通信部354とユニ
ット間ネットワーク7とを介して、画像処理部6のコン
ピュータ61に対して、バックアップデータ要求信号を
出力する。この信号を受けたコンピュータ61はハード
ディスク65に記録されている修復用バックアップデー
タBKを読み出して、ユニット間ネットワーク7を介して
前記CPU351へ出力する。ステップS7において、
前記CPU351は、コンピュータ61から受け取った
修復用バックアップデータBKをバックアップ電池付きR
AM355のCMOS−RAM356に書き込む。この
ようにして、バックアップデータを修復するのである。
ステップS8においては、修復されたバックアップデー
タもしくは異常のないバックアップデータに基づいた設
定データを用いて、通常の処理を行うのである。
【0031】なお、以上の説明において、前記コンピュ
ータ61とスキャナ部1、露光部2、現像部3、乾燥部
4、及びプリント排出部5によって特許請求の範囲に記
載されたコンピュータシステムが構成されている。ま
た、前記バックアップ電池付きRAM355は、特許請
求の範囲に記載されたバックアップ電池付き揮発性半導
体メモリに対応する構成であり、前記ハードディスク6
5は、特許請求の範囲に記載された不揮発性記憶手段に
対応する構成であり、前記CPU351は、特許請求の
範囲に記載された検査手順および修復手順を含んだバッ
クアップデータの自動修復方法に対応したプログラムが
作動するように構成されている。
【0032】そして、前記写真処理装置Aは、特許請求
の範囲に記載されたバックアップデータの自動修復装置
に対応する構成であり、前記ステップS1〜ステップS
5は特許請求の範囲に記載された検査手順もしくは検査
手段に対応する構成であり、前記ステップS6、ステッ
プS7は特許請求の範囲に記載された修復手順もしくは
修復手段に対応する構成である。また、前記コンピュー
タ61は特許請求の範囲に記載された不揮発性記憶手段
を備えたコンピュータに対応する構成であり、前記現像
部3は特許請求の範囲に記載されたCPUを備えた写真
処理ユニットに対応する構成であり、前記通信部354
および前記ユニット間ネットワーク7は特許請求の範囲
に記載された通信手段に対応する構成である。
【0033】なお、前記チェックデータCD1及びチェ
ック対象データCD2は、メーカ名”ABCD”をAS
CIIコードで表したデータに限らず、製造番号データ
や種々のデータをチェック用に使用することができる。
いずれにしても、バックアップデータと共に同じバック
アップ電池付きRAMに書き込まれているデータであれ
ばよい。また、チェックデータCD1を記憶させる記憶
手段としては、フラッシュメモリに限らず、EP−RO
M等の書き替え可能なROMや、予めチェックデータを
書き込んだROMを使用することも可能である。いずれ
にしても、電源の供給がなくても書き込まれたデータが
長時間保持可能な記憶手段であればよい。また、検査手
段としては、チェックデータを使用せずに、チェック対
象データ自身にパリティビットやCRC等の検査データ
を付加して、その検査データを用いてチェック対象デー
タの破損の有無を検査してもよい。
【0034】さらに、バックアップデータを記憶させる
不揮発性記憶手段としては、ハードディスクに限らず、
電源をオフにしても長時間記憶内容が保持される不揮発
性記憶手段であれば、半導体メモリ等の種々の不揮発性
記憶手段を用いることができる。なお、以上の説明にお
いては、写真処理装置を構成するユニットの一つとして
現像部3を例にとって、現像部3のコントロール基板3
5のバックアップデータの自動修復処理を説明したが、
現像部3以外のスキャナ部1や乾燥部4等のユニットに
備えられたそれぞれのコントロール基板のCPUが使用
するためのバックアップデータの自動修復処理にも適用
できることは当然である。
【0035】なお、露光機構21に用いるデジタル露光
の方式としては、前述したレーザー露光方式に限らず、
PLZTシャッター方式や蛍光ビーム方式や液晶シャッ
ター方式のものを用いてもよい。そして、画像データを
当該写真処理装置に入力する手段としては、前記スキャ
ナ部1に限らず、ネットワーク、磁気記憶媒体、光学的
記憶媒体、または光磁気記憶媒体等を使用することもで
きる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、バックアップ電池付き
揮発性半導体メモリに書き込まれているバックアップデ
ータの破損が発見されたときには、不揮発性記憶手段に
書き込まれているバックアップデータを読み出して、前
記バックアップ電池付き揮発性半導体メモリに書き込む
ことによってバックアップデータを自動的に修復するの
で、人手を介さずにバックアップデータを正確・確実に
修復することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の写真処理装置の構成図であ
る。
【図2】前記写真処理装置の要部のブロック図である。
【図3】前記写真処理装置に用いるバックアップデータ
の自動修復方法を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
A 写真処理装置 2 露光部 3 現像部、写真処理ユニット 351 CPU 354 通信部、通信手段 355 バックアップ電池付きRAM、バックアップ電
池付き揮発性半導体メモリ 4 乾燥部 5 プリント排出部 6 画像処理部 61 コンピュータ 65 ハードディスク、不揮発性記憶手段 7 ユニット間ネットワーク、通信手段 ステップS1〜S5 検査手順、検査手段 ステップS7、S8 修復手順、修復手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B018 GA01 GA04 HA04 KA22 LA01 LA02 NA01 QA11 QA12 5C052 AA11 AA17 AB04 DD02 DD09 FA02 FA03 FA06 FE04 FE08 FE09 GA02 GA05 GA09 GB00 GB01 GD10 GE04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンピュータシステムの動作に必要な設定
    データを、電源オフ後もバックアップデータとして保持
    するためのバックアップ電池付き揮発性半導体メモリ
    と、前記バックアップデータを記録できる容量を備えた
    不揮発性記憶手段と、を備えたコンピュータシステムに
    おけるバックアップデータの自動修復方法において、バ
    ックアップ電池付き揮発性半導体メモリに書き込まれて
    いるバックアップデータが破損しているか否かを検査す
    る検査手順と、バックアップデータの破損が発見された
    ときには、前記不揮発性記憶手段に書き込まれているバ
    ックアップデータを読み出して、前記バックアップ電池
    付き揮発性半導体メモリに書き込むことによってバック
    アップデータを自動修復する修復手順とを含んでいるこ
    とを特徴とするバックアップデータの自動修復方法。
  2. 【請求項2】コンピュータシステムの動作に必要な設定
    データを、電源オフ後もバックアップデータとして保持
    するためのバックアップ電池付き揮発性半導体メモリ
    と、前記バックアップデータを記録できる容量を備えた
    不揮発性記憶手段と、を備えたコンピュータシステムの
    バックアップデータの自動修復装置において、バックア
    ップ電池付き揮発性半導体メモリに記録されたバックア
    ップデータが破損しているか否かを検査する検査手段
    と、この検査手段によってバックアップデータの破損が
    発見されたときに、前記不揮発性記憶手段に書き込まれ
    ているバックアップデータを読み出して、前記バックア
    ップ電池付き揮発性半導体メモリに書き込んでバックア
    ップデータを自動修復する修復手段とを備えていること
    を特徴とするバックアップデータの自動修復装置。
  3. 【請求項3】検査手段は、バックアップデータに含まれ
    ているチェック対象データを検査することによって、前
    記チェック対象データが破損している場合にはバックア
    ップデータが破損していると判断し、前記チェック対象
    データが破損していない場合にはバックアップデータが
    破損していないと判断することを特徴とする請求項2に
    記載のバックアップデータの自動修復装置。
  4. 【請求項4】不揮発性記憶手段を備えたコンピュータ
    と、CPUを備えた写真処理ユニットと、両者間でデー
    タの通信を行う通信手段とからなる写真処理装置におい
    て、コンピュータの不揮発性記憶手段には、バックアッ
    プデータを記録するとともに、写真処理ユニットには、
    その動作に必要な設定データを、電源オフ後もバックア
    ップデータとして保持するためのバックアップ電池付き
    揮発性半導体メモリと、 バックアップ電池付き揮発性半導体メモリに記録された
    バックアップデータが破損しているか否かを検査する検
    査手段と、 この検査手段によってバックアップデータの破損が発見
    されたときに、前記不揮発性記憶手段に書き込まれてい
    るバックアップデータを読み出して、前記バックアップ
    電池付き揮発性半導体メモリに書き込んでバックアップ
    データを自動修復する修復手段とを備えていることを特
    徴とする写真処理装置。
  5. 【請求項5】検査手段は、バックアップデータに含まれ
    ているチェック対象データを検査することによって、前
    記チェック対象データが破損している場合にはバックア
    ップデータが破損していると判断し、前記チェック対象
    データが破損していない場合にはバックアップデータが
    破損していないと判断することを特徴とする請求項4に
    記載の写真処理装置。
JP2001169188A 2001-06-05 2001-06-05 バックアップデータの自動修復方法、自動修復装置、および写真処理装置 Withdrawn JP2002366450A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001169188A JP2002366450A (ja) 2001-06-05 2001-06-05 バックアップデータの自動修復方法、自動修復装置、および写真処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001169188A JP2002366450A (ja) 2001-06-05 2001-06-05 バックアップデータの自動修復方法、自動修復装置、および写真処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002366450A true JP2002366450A (ja) 2002-12-20

Family

ID=19011289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001169188A Withdrawn JP2002366450A (ja) 2001-06-05 2001-06-05 バックアップデータの自動修復方法、自動修復装置、および写真処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002366450A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1297907C (zh) * 2003-03-31 2007-01-31 联想(北京)有限公司 一种计算机硬盘数据恢复和备份的实现方法
JP2007219954A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Murata Mach Ltd メモリシステムの制御方法
JP2015148977A (ja) * 2014-02-07 2015-08-20 キヤノン株式会社 制御装置、制御装置の制御方法、及びプログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1297907C (zh) * 2003-03-31 2007-01-31 联想(北京)有限公司 一种计算机硬盘数据恢复和备份的实现方法
JP2007219954A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Murata Mach Ltd メモリシステムの制御方法
JP4501868B2 (ja) * 2006-02-17 2010-07-14 村田機械株式会社 メモリシステムの制御方法
JP2015148977A (ja) * 2014-02-07 2015-08-20 キヤノン株式会社 制御装置、制御装置の制御方法、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6222607B1 (en) System and method for process and/or manipulating images
JP2002366450A (ja) バックアップデータの自動修復方法、自動修復装置、および写真処理装置
JPH0814802B2 (ja) 電子プリントシステムの不揮発性メモリを交換する方法
JP2000241893A (ja) 画像記録装置
CN100483250C (zh) 照片打印系统
JP3952378B2 (ja) 写真プリント装置
JP3811942B2 (ja) データ記録管理システム及びデータ記録管理プログラム
JP2003122645A (ja) 写真処理装置
JP3183023B2 (ja) 写真フィルム処理装置の制御方法
JP2000259050A (ja) 画像形成装置
JPH11184760A (ja) 画像形成装置
JP2008276492A (ja) フラッシュメモリのデータ更新方法、そのデータ更新プログラム、およびデータ書込み装置
JP4883338B2 (ja) ソフトウェアプロテクト方法
JP2002323721A (ja) 写真処理装置
JPH09281855A (ja) 複写条件決定方法、複写装置及び複写条件管理装置
JP4407409B2 (ja) 画像処理装置及び写真処理装置
JP4432701B2 (ja) 画像形成装置
JPH10289077A (ja) 印刷装置
JP2002157139A (ja) 電子装置、画像読み取り装置、及び不揮発性メモリの書き換え方法
JP2004110220A (ja) プログラムの更新方法
JP2004171355A (ja) 画像バックアップシステム
JPH0713753A (ja) 制御装置
JP2004094820A (ja) 電子機器
JP2004245852A (ja) 写真処理システム
JPH0461464A (ja) 画像形成装置におけるデータ処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080805