JP2002365951A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

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JP2002365951A
JP2002365951A JP2001177656A JP2001177656A JP2002365951A JP 2002365951 A JP2002365951 A JP 2002365951A JP 2001177656 A JP2001177656 A JP 2001177656A JP 2001177656 A JP2001177656 A JP 2001177656A JP 2002365951 A JP2002365951 A JP 2002365951A
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JP2001177656A
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Mitsuhiro Ota
光弘 太田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 普通紙の搬送安定性を得る。特殊紙(OH
P)の画像品位向上。 【解決手段】 普通紙モードと特殊紙モードでオイル塗
布量を変える。普通紙モード時は、ブレードを塗布ロー
ラ側に当接し、オイル規制かクリーニングをする。特殊
紙モードでは、定着ローラに直接ブレードが当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに圧接された
定着体及び加圧体の少なくとも定着体に塗布される離型
剤の塗布量を規制する塗布量規制体、この塗布量規制体
を備える定着装置及び画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】前記定着装置として、従来にあっては、
互いに圧接された定着体及び加圧体の間に形成されたニ
ップ部に未定着像を担持した記録媒体を通紙しながら、
商用電源からの電力供給により発熱する加熱手段により
前記記録媒体を加熱処理するという形態が一般的であ
る。
【0003】定着体及び加圧体にあっては、定着処理後
に残留物が生じることがあり、特に、転写紙の未定着像
担持面に圧接される定着体にあっては、前記残留物の発
生が顕著であった。
【0004】そこで、従来にあっては、残留物の定着体
からの離型性を向上する離型剤を定着体及び加圧体のう
ちの少なくとも定着体に塗布する離型剤塗布手段と、定
着体における離型剤の塗布量を規制する塗布量規制体を
定着装置に備えることにより、定着体等からの残留物の
離型性の向上が図られていた。
【0005】(従来例1)塗布量規制体として、従来に
あっては、例えば、従来例の図1に示すように、規制ブ
レード136が知られており、実用に供されている。
尚、従来例の図1は、規制ブレード136の概略構成を
示す模式的正面図である。
【0006】規制ブレード136は、従来例の図1に示
すように、薄板状の支持部材99と、定着体たる円筒状
の回転自在な定着ローラ101の外周面に摺接すること
により前記外周面への離型剤塗布量を規制する摺接部材
98とを備えている。
【0007】支持部材99は、一端部が定着装置の本体
に支持され他端部が摺接部材98を固着されるようにな
っており、以て、支持部材99は、自身の撓み等から生
じた応力を摺接部材98に付与することにより摺接部材
98を定着ローラ103の外周面に摺接せしめるように
なっている。
【0008】よって、従来にあっては、支持部材101
の撓み等から生じた応力により摺接部材102を定着体
に摺接せしめ、以て、摺接部材102が定着ローラ10
1の外周面に摺接しながら定着体の過剰な離型剤を取り
除くことにより、前記外周面における離型剤塗布量の規
制が行われていた。塗布量を少なくできるので、特殊紙
らの画像品位を良くするのに効果的である。
【0009】(従来例2)従来例の図2に概略構成図を
示す。定着ローラ101、離型剤を定着ローラ101に
塗布する塗布ローラ134、塗布ローラ134に当接
し、塗布量を規制する規制ブレード135と塗布ローラ
に当接し定着ローラを介してオフセットしてきた異物を
クリーニングするクリーニングブレード140からな
る。
【0010】離型剤を塗布しても、トナー、紙粉などの
異物の一部が定着ローラ101を通して離型剤塗布手段
に移行する。
【0011】異物が規制ブレード135のエッジ部に付
着すると、そこから、オイルのすり抜けが発生し、画像
に光沢むらのすじが出て画像品位が落ちる。
【0012】耐久時のオフセットした異物をクリーニン
グブレード140がせき止めるので、塗布ブレード13
5に、異物が付着せず、安定した離型剤塗布が行える。
塗布量を多くできるので、特に高速機に向いている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来例の図1におい
て、規制ブレード136にあっては、支持部材99の撓
み等から生じた応力の摺接部材98への付与のみにより
摺接部材98を定着ローラ101の外周面に摺接せしめ
るようになっている。
【0014】よって、定着ローラ101上にコートされ
る離型剤量は、低めに設定される。一枚あたりの塗布量
は、10mg/A4以下程度である。しかしながら、高
速化対応となってくると、記録紙の安定搬送性を得るに
は、離型剤塗布量は、多めに設定する必要がある。
【0015】また、定期清掃メンテ期間が長くなること
を期待されるが、離型剤塗布量が少ないと、オフセット
トナー・紙粉らの影響により、特に離型剤塗布量を決定
する部材への異物付着がきびしくなってくる。
【0016】一方、高速対応として、従来例の図2のよ
うな異なる離型剤塗布手段を用いる。紙搬送などには十
分安定した離型剤を塗布することができる。しかし、特
殊記録紙、例えば、OHP、キャストコート紙などは、
離型剤塗布量が多くなると、画像品位、手触りが悪くな
ってくる。
【0017】それゆえ、記録紙の種類に応じて離型剤塗
布量をコントロールし、かつ異物のクリーニング力を十
分に持つことが必要である。
【0018】高速化し排紙安定性、耐久安定性を得るに
は、離型剤量は多めに設定する必要がある。一方、OH
Pなどの特殊紙の画像品位を良くするには、離型剤量は
少なめに設定する必要ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、紙種類に応じ
て、離型剤塗布量をコントロールするものである。ブレ
ードの当接位置を変化させることによりなされる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下の添付図面に基づき本発明に
おける実施の形態に関して説明する。
【0021】(実施例1)先ず、本発明における第1の
実施形態に関して説明する。本実施形態の画像形成装置
を好適に示す一例たるデジタル方式のフルカラーコピー
機は、原稿Dの画像情報(原稿Dに描かれている文字等
を含む。)を読み込んだのち、読み込んだ画像情報をイ
エロー、シアン、マゼンタ、及び、ブラックの各色毎に
色分解するなどの画像処理を施して出力するようになっ
ているデジタルカラー画像リーダ部I(以下、リーダ部
と称する。)と、リーダ部Iからの各色毎の出力に応じ
て画像を形成したのち、各色毎に応じて形成された画像
を記録媒体Pに重ねて担持せしめることにより原稿Dの
画像情報に応じた画像を前記記録媒体Pに形成して記録
するようになっているデジタルカラー画像プリンタ部I
I(以下、プリンタ部IIと略称する。)とに主に区分
される。
【0022】リーダ部Iは、原稿Dが配置される原稿台
ガラス12a、紙面水平方向における一方光から他方向
へと移動しながら原稿Dを露光走査する露光ランプ12
b、露光ラ1ンプ12bの露光走査により原稿Dにおい
て反射された反射光を更に規定方向に向けて反射する複
数のミラー12c、複数のミラー12cからの反射光を
集光するレンズ12d、及び、レンズ12dにより集光
された前記反射光をイエロー、シアン、マゼンタ、及
び、ブラックの各色毎に応じたカラー色分解画像信号を
出力するフルカラーセンサ12e等から構成されてい
る。
【0023】又、リーダ部Iは、フルカラーセンサ12
eから出力された各色毎のカラー色分解画像信号は、リ
ーダ部Iを構成する増幅回路(図示せず)による増幅処
理、及び、リーダ部Iを構成するビデオ処理ユニット
(図示せず)による画像処理を施されたのち、プリンタ
部IIに出力されるようになっている。
【0024】プリンタ部IIには、円筒状若しくは略円
筒状或いは円柱状若しくは略円柱状の回転自在な感光ド
ラム1と、リーダ部Iから出力された増幅処理及び画像
処理済みのカラー色分解画像信号に応じた露光処理工程
を行うことにより原稿Dの画像情報に応じた静電潜像を
感光ドラム1の外周面に形成する露光装置3と、現像剤
たるイエロートナー、シアントナー、マゼンタトナー、
及び、ブラックトナーにより静電潜像を現像する現像装
置4と、前記外周面に形成されたイエロートナー像、シ
アントナー像、マゼンタトナー像、及び、ブラックトナ
ー像を記録媒体Pに転写せしめる転写装置5と、転写装
置5に記録媒体Pを搬送するための給紙搬送部8と、未
定着像を担持した記録媒体Pに定着処理を施す定着装置
10と、定着処理済みの記録媒体Pがコピー機から排紙
されて積載される排紙部11とが備えられている。
【0025】プリンタ部IIに備えられた感光ドラム1
は、アルミニウムを主成分とする円筒状若しくは略円筒
状或いは円柱状若しくは略円柱状の基体1aの内周面に
OPC(有機半導体)が被覆されているなどにて構成さ
れていると共に、コピー機の本体に設けられた駆動機構
(図示せず)によりR1方向に回転駆動されるようにな
っている。
【0026】感光ドラム1の周囲には、露光装置3によ
る露光処理前に感光ドラム1の外周面を規定電位分布に
帯電せしめる一次帯電器2と、一枚の記録媒体Pへの転
写処理後において前記外周面の残留物を回収するクリー
ニング器6と、前記転写処理後において前記外周面を除
電する前露光ランプ7とが配置されている。
【0027】又、感光ドラム1の周囲には、矢印R1方
向に対する一次帯電器2と現像装置4との間に感光ドラ
ム1の外周面の電位分布を検知する電位センサS1が配
置され、更に、矢印R1方向に対する現像装置4と転写
装置5との間に前記外周面に形成されているトナー像の
濃度を検知する濃度センサS2が配置されている。
【0028】感光ドラム1の周囲に配置された一次帯電
器2は、本実施形態にあっては、感光ドラム1に対面す
る部位に開口部が形成されたシールド2aと、シールド
2aの内側において感光体ドラム1の軸線方向に平行に
配置された放電ワイヤ2bと、前記開口部に取り付けら
れることにより感光ドラム1の外周面の電位分布を調整
するグリッド2cとを備えていると共に、コピー機の外
部に設けられた外部電源(図示せず)からバイアスを印
加されることにより前記外周面を規定電位分布に帯電せ
しめるコロナ帯電器が採用されている。
【0029】感光ドラム1の周囲に配置されたクリーニ
ング器6は、一枚の記録媒体Pへの転写処理後における
感光ドラム1の外周面の残留物を掻き取るためのクリー
ニングブレード6aと、クリーニングブレード6aによ
り掻き取られた残留物を回収するためのクリーニング容
器6bとを有している。
【0030】感光ドラム1の周囲に配置された前露光ラ
ンプ7は、矢印R1方向に対して一次帯電器2から上流
側に配置されており、クリーニング器6による残留物の
回収済みの感光ドラム1の外周面の不要な電荷を除電す
るようになっている。
【0031】プリンタ部IIに備えられた露光装置3
は、リーダ部Iから出力された増幅処理及び画像処理済
みのカラー色分解画像信号に応じてレーザEを点滅する
レーザ出力部(図示せず)と、レーザ出力部からのレー
ザEを規定方向に向けて反射する回転自在なポリゴンミ
ラー3aと、ポリゴンミラー3aから反射されてきたレ
ーザEを集光するレンズ3bと、レンズ3bにより集光
されたレーザEを感光ドラム1に向けて反射するミラー
3cとを備えており、本来施形態にあっては、原稿の画
像に基づいて、イエロー、シアン、マゼンタ、及び、ブ
ラックの各色に応じた静電潜像がこの順に感光ドラム1
の外周面に形成するようになっている。
【0032】プリンタ部IIに備えられた現像装置4
は、イエロートナーを現像処理に供する現像器4Yと、
シアントナーを現像処理に供する現像器4Cと、マゼン
タトナーを現像処理に供する現像器4Mと、ブラックト
ナーを現像処理に供する現像器4Bk4個の現像器とを
備えており、各現像器4Y、4C、4M、4Bkは、感
光ドラム1の周囲においてR1方向対する上流側から順
に配置されていると共に、各色に応じたトナーを担持し
て感光ドラム1の外周面に形成された各色対応の静電潜
像に付着せしめるための外周面が形成された円筒状若し
くは略円筒状或いは円柱状若しくは略円柱状の回転自在
な現像スリーブ4aと、回勅自在な偏心カム4bとを有
しており、イエロートナーによる現像処理工程中にあっ
ては、対応する現像器4Yの有する偏心カム4bにより
現像器4Yの有する現像スリーブ4aを感光ドラム1の
外周面に近接させ、一方、各現像器4C、4M、4Bk
の有する現像スリーブ4aは感光ドラム1の外周面から
離脱させることにより、各色毎に応じた現像処理工程を
行うようになっている。
【0033】プリンタ部IIに備えられた転写装置5
は、記録媒体Pを担持するための外周面が形成された円
筒状若しくは略円筒状の回転自在な転写ドラム5aと、
感光ドラム1の外周面に形成されている各色毎のトナー
像を前記記録媒体Pに転写する転写帯電器5bと、記録
媒体Pを転写ドラム5aの外周面に吸着せしめる吸着帯
電器5cと、転写ドラム5aを介して吸着帯電器5cに
対面するよう配置された回転自在な吸着ローラ5dと、
転写ドラム5a等を内側から帯電せしめる帯電器5e
と、転写ドラム5a等を外側から帯電せしめる帯電器5
fとを有している。
【0034】転写装置5の有する転写ドラム5aは、コ
ピー機の本体に設けられた駆動機構(図示せず)により
矢印R5方向に回転駆動されるようになっており、転写
ドラム5aの外周面に形成された開口部には誘電体を主
成分とする記録媒体担持シート5gが前記外周面に一体
的に張設されていることにより、前記外周面に記録媒体
Pを担持せしめるようになっている。
【0035】転写ドラム5aの外周面に一体的に張設さ
れた記録媒体担持シート5gは、本実施形態にあって
は、ポリカーボネートフイルム等に代表される誘電体シ
ートを採用している。
【0036】又、転写ドラム5aの周囲には、転写処理
済みの記録媒体Pを転写ドラム5aの外周面から分離せ
しめるための分離装置9が配置されており、分離装置9
は、前記外周面に吸着している前記記録媒体Pを分離の
ために帯電せしめる分離帯電器9aと、前記外周面から
前記記録媒体Pを分離せしめるための分離爪9bと、前
記外周面から前記記録媒体Pを押し上げる分離押し上げ
ころ9cとを有する。
【0037】プリンタ部IIに備えられた給紙搬送部8
は、記録媒体Pをサイズ毎に分類して積載収容する複数
の給紙カセット8aと、記録媒体Pを各給紙カセット8
aから取り出して転写装置5に向けて給紙する回転自在
な給紙ローラ8bと、各給紙カセット8aからの記録媒
体Pを所定のタイミング等にて転写装置5へと搬送する
回転自在なレジストローラ8cとを有しており、以て、
使用者等の設定に応じたサイズの記録媒体Pが給紙部8
から転写装置5へと給紙され搬送されることとなる。
【0038】プリンタ部IIに備えられた排紙部11
は、記録媒体Pの搬送方向に対して定着器10の下流に
配置されていると共に、定着処理済みの記録媒体Pの搬
送を機内及び機外のいずれかに切り換える搬送パス切り
換えガイド11aと、前記記録媒体Pを機外に排紙する
回転自在な排出ローラ11bと、排紙ローラ11bによ
りコピー機から排紙された前記記録媒体Pを積載して支
持する排紙トレイ11cと、一方の面が画像形成済みで
あって他方の面が画像形成される記録媒体P(以下、両
面に画像形成される記録媒体Pと称する。)が通過する
ための搬送縦パス11dと、両面に画像形成される記録
媒体Pを反転に備えて通過するための反転パス11e
と、両面に画像形成される記録媒体Pを反転に備えて一
旦積載するための積載部材11fと、両面に画像形成さ
れる記録媒体Pを再度の画像形成に備えて一旦収容する
ための中間トレイ11gと、搬送縦パス11dを通過し
ている両面に画像形成される記録媒体Pを規定方向に搬
送するための回転自在な搬送ローラ11h及び11i
と、両面に画像形成される記録媒体Pを反転するための
回転自在な反転ローラ11jとが配置されている。
【0039】次に、コピー機における一連の画像形成工
程の概略に関して説明する。尚、以下の説明において
は、イエロー、シアン、マゼンタ、及び、ブラックの順
に4色フルカラーの画像を形成するという方法を採用す
るコピー機に関して説明することとする。
【0040】先ず、リーダ部Iにおいて、原稿台ガラス
12aに配置された原稿Dの画像情報は、露光ランプ1
2bの露光走査を経たのち、フルカラーセンサ12eか
ら先ずイエローに応じた色分解画像信号(以下、イエロ
ー画像信号と称する。)が、増幅回路による増幅処理及
びビデオ処理ユニットによる画像処理等を経たのち露光
装置3へと出力される。
【0041】一方、プリンタ部IIにおいては、駆動機
構により矢印R1方向に回転駆動されている感光ドラム
1の外周面が、所定のタイミング等にて一次帯電器2に
より規定電位分布に帯電せしめられたのち、リーダ部I
から出力されたイエロー画像信号に応じて露光手段3の
レーザ出力部からレーザEが点滅されて、ポリゴンミラ
ー3a等を介して前記外周面のうちの帯電処理済みの部
位(以下、帯電領域と称する。)に露光されることによ
り、帯電領域は除電されて前記イエロー画像信号に応じ
た静電画像が形成される。
【0042】次に、所定の現像処理を行うための位置
(以下、現像位置と称する。)に現像器4Yが配置さ
れ、他の現像器4C、4M、4Bkは現像位置から退避
されたのち、感光ドラム1の外周面においてイエロー画
像信号に応じて形成された静電潜像が、現像器4Yのイ
エロートナーによりイエロートナー像に可視像化され
る。
【0043】次に、原稿Dの画像情報に応じた画像が形
成される記録媒体Pは、例えば、前記画像情報に適した
サイズの記録媒体Pを収容する給紙カセット8aから給
紙ローラ8b及びレジストローラ8c等を介して所定の
タイミングで転写ドラム5aに搬送され、吸着帯電器5
c及び吸着ローラ5d等により転写ドラム5aの外周面
に巻き付けられると共に、転写ドラム5aが矢印R5方
向に回転駆動されることにより、感光ドラム1の外周面
に形成されたイエロートナー像が転写帯電器5bにより
転写される。
【0044】一方、転写処理後の感光ドラム1は、クリ
ーニング器6による残留物回収及び前露光ランプ7によ
り除電が施されたのち、次にフルカラーセンサ12eか
ら出力されるシアンに応じた色分解画像信号に基づく静
電潜像形成に備えるために再度一次帯電器2により感光
ドラム1の外周面が規定電位分布に帯電せしめられる。
【0045】よって、リーダ部Iによる原稿Dの画像情
報の読み込みから転写ドラム5aの外周面に担持された
記録媒体Pへの転写処理に至るまでのプロセス、及び、
一次帯電器2による感光ドラム1の外周面の規定電位分
布への帯電処理から転写処理後における前記外周面の残
留物回収及び除電に至るまでのプロセスが、シアン、マ
センタ、及び、ブラックの各色に応じた色分解情報につ
いても繰り返されることにより、4色のトナー像が同期
して重なることにより得られた画像、即ち、原稿Dの画
像情報に応じた画像が(以下、フルカラー画像と称す
る。)、転写ドラム5aの外周面に巻き付けられた記録
媒体Pに担持されることとなる。
【0046】未定着状態のフルカラー画像(以下、未定
着像)が担持された記録媒体Pは、分離帯電器9a及び
分離爪9b等により転写ドラム5aの外周面から分離さ
れたのち、前記記録媒体Pの未定着像担持面を図におけ
る紙面上方に向けて定着装置10に搬送され、定着装着
10における加熱及び加圧により定着処理が施される。
【0047】次に、定着処理済みの記録媒体Pは、排出
ローラ11b等により機外へと排紙されて排紙トレイ1
1c上に積載される、或いは、一方の面のみ画像形成済
みであり他方の面に画像形成が行われるときにあって
は、搬送パス切り換えガイド11a等により機内へと搬
送される等により一旦反転パス11eに導かれ、次に、
反転ローラ11jにより反転されて一旦中間トレイ11
gに収容されたのち、再度、上述した一連の画像形成プ
ロセスが繰り返されたのち、排紙トレイ11c上に積載
される。
【0048】一方、イエロー、シアン、マゼンタ、及
び、ブラックの4色に亘る転写処理済みの記録媒体Pが
外周面から分離された転写ドラム5aは、記録媒体担持
シート5gへの粉体等の飛散や付着、及び、次に画像が
形成される記録媒体Pへのオイル付着等を防止するため
に、記録媒体担持シート5gを介して相互に対向するフ
ァーブラシ13a、バックアップブラシ13b、回転自
在なオイル除去ローラ14a、及び、バックアップブラ
シ14b等により清掃が行われると共に、画像形成プロ
セス開始前、画像形成プロセス終了後、及び、紙詰まり
発生時等においてもファーブラシ13a等による清掃が
行われる。
【0049】次に、プリンタ部IIに備えられている定
着装置に関して図3に基づき説明する。尚、図3は、定
着装置の概略構成を示す模式的断面図である。
【0050】定着装置は、図3に示すように、定着体た
る円筒状若しくは略円筒状の回転自在な定着ローラ10
1と、加圧体たる円筒状若しくは略円筒状の回転自在な
加圧ローラ102と、加熱手段たるハロゲンヒータ10
6(以下、ヒータ106と略称する。)と、温度検知体
たるサーミスタ感温検知センサ(以下、サーミスタと略
称する。)と、塗布量規制体たるブレード状の規制ブレ
ード135と、離型剤塗布手段たるオイル塗布機構10
3と、定着ローラ101側に当接するときは、定着ロー
ラ101上の塗布量を規制し、塗布ローラ側に当接する
ときは、塗布ローラをクリーニングするブレード13
6、定着処理後における定着ローラ101の外周面の残
留物を除去するためのクリーニング機構104と、加圧
ローラ102の外周面の残留物を除去するためのクリー
ニングブレード105とを備えている。
【0051】定着ローラ101は、アルミニウム等の金
属を主成分とし円筒状若しくは略円筒状に成形された芯
金111の外周面にHTV(高温加硫型)シリコーンゴ
ムを主成分とする1mm厚のシリコーンゴム層112及
び特定付加型シリコーンゴムを主成分とするシリコーン
ゴム層114が積層されており、以て、定着ローラ31
の外径値が60mmに採られている。
【0052】加圧ローラ102は、アルミニウム等の金
属を主成分とし円筒状若しくは略円筒状に成形された芯
金121の外周面にHTVシリコーンゴムを主成分とす
るシリコーンゴム層122及び特定付加型シリコーンゴ
ムを主成分とするシリコーンゴム層124が積層されて
おり、以て、加圧ローラ102の外径値が60mmに採
られている。
【0053】又、加圧ローラ102は、定着装置の外部
に設置された駆動機構から駆動力を付与されることによ
り所定周速度にて回転駆動されるようになっていると共
に、前記外部に設置された加圧機構から加圧値約80k
gにて加圧されることにより定着ローラ101に圧接さ
れるようになっている。
【0054】即ち、本実施形態にあっては、互いに定着
ローラ101及び加圧ローラ102の間に未定着像を担
持した記録媒体Pが通紙されるニップ部Nが形成される
と共に、定着ローラ101の回転に加圧ローラ102が
従動することにより、前記記録媒体Pのニップ部Nにお
ける通紙が行われる。
【0055】ヒータ106は定着ローラ101に形成さ
れた中空部に配置され、一方、ヒータ106は加圧ロー
ラ102に形成された中空部に配置されており、以て、
ニップ部Nを通紙中の記録媒体Pを両面から加熱処理す
ることにより、前記記録媒体Pに担持された未定着像が
溶融して前記記録媒体Pに染み込むようになっている。
【0056】本実施形態あっては、加圧ローラ102の
外周面に当接して配置されたサーミスタの検知温度に応
じて通電制御回路40が商用電源(図示せず)から各ヒ
ータ106、への通電を調整することにより、ニップ部
N等の目標温度への昇温及び維持が図れている。
【0057】即ち、本実施形態にあっては、サーミスタ
の検知温度が目標温度、例えば、170℃に維持される
よう通電制御回路40が商用電源から各ヒータ106へ
の通電を制御するようになっている。
【0058】オイル塗布機構103は、離型剤の一種た
るシリコーンオイル(以下、オイルと略称する。)を定
着ローラ101の外周面に塗布することにより、記録媒
体Pに担持された未定着像等の前記外周面からの離型性
を向上せしめるための機構である。
【0059】オイル塗布機構103は、本実施形態にあ
っては、所定量のオイルを貯蔵可能なオイルパン131
と、オイルパン131からオイルを汲み上げる汲み上げ
ローラと定着ローラ101の外周面にオイルを供給する
オイル塗布ローラとオイル塗布ローラ上のオイルコート
量を規制するオイル規制ブレードを備える。
【0060】(普通紙モード)高速対応でオイル塗布量
が多いことを望まれるモードでは、ブレード136は塗
布ローラ134側に当接される。そこで、定着ローラ1
01を介して塗布ローラ134にオフセットしてきた異
物をクリーニングする。書き取られた異物は、下方に配
置する受け皿で回収される。この時のオイル塗布量は、
塗布ローラに当接している規制ブレード135によって
コントロールされる。
【0061】(特殊紙モード)特殊紙でオイル塗布量が
少ないことが望まれるモードでは、ブレード136は、
定着ローラ101側に当接される。オイルパン131か
ら汲み上げられたオイルは塗布ローラ134を介して、
定着ローラ101上に供給される。
【0062】定着ローラ101の外周面のうちの定着ロ
ーラ101の回転方向におけるオイル塗布機構103位
置から下流側の部位にブレード136の一端部たる摺接
端部を摺接せしめることにより、ブレード136が定着
ローラ上の離型剤を均一に薄くコートし、記録紙Pに供
給される離型剤量少なくする。また前記外周面から除去
されたオイルがオイルパン131に回収されるようにな
っている。
【0063】この時のオイル塗布量は、定着ローラに当
接している規制ブレードによって決定される。普通紙モ
ードと特殊紙モードの区別は、例えば、ユーザーが設定
したり、図示されない紙種検知機構によってなされる。
【0064】クリーニング機構104は、定着ローラ1
04の外周面における残留物を除去するための帯状のウ
エブ141と、ウエブ141の一面を前記外周面に摺接
せしめるための回転自在な押圧ローラ142からなる。
【0065】即ち、本実施形態にあっては、定着処理後
における定着ローラ101及び加圧ローラ102の各外
周面の残留物がクリーニング機構104及びクリーニン
グブレード105により除去されたのち、定着ローラ1
01の外周面のうちの残留物が除去された部位にオイル
塗布機構103からオイルが塗布されることにより、次
の記録媒体Pへの定着処理に備えるようになっている。
【0066】上記クリーニング機構104は定着ローラ
101上に離型剤むらを作る。OHPなどの特殊紙で
は、そのむらが画像に写り、画像にすじむらとなって表
れる。それゆえ、従来機では、クリーニング機構104
の着脱機構を設けて、特殊紙モードでは、クリーニング
機構104が定着ローラ101から離れるようになって
いる。
【0067】しかし、特殊紙モードで、定着ローラ10
1にブレード136を直接当接することにより、クリー
ニング機構104からの離型剤すじを均一化するので、
クリーニング機構は常時、定着ローラ上に当接したまま
にでき、クリーニング機構104の着脱メカ機構を省く
ことができる。ブレード136の当接位置変更は、例え
ば、ソレノイドのオン・オフや、カムを利用してなされ
る。ソレノイドやカムの動作は、本体からのプリントモ
ードの信号によって変更される。
【0068】次に、ブレード136の概略構成に関して
従来例の図1に基づき説明する。ブレード136の概略
構成を示す図であって、(A)は、ブレード136の概
略構成を示す模式的図である。ブレードの弾性を持つ部
分の形状は例えば矩形(先端を細くしたもの、台形形状
など)である。材料は、例えば、耐熱性を有するフッ素
ゴム、硬度70°(JIS・A)程度のものである。エ
ッジ部は、例えばカットや研磨によって作られる。本実
施例では、両面を使用するため、定着ローラ101およ
び、塗布ローラ134に当接するエッジ形状は、垂直で
あることが望ましい。
【0069】定着ローラヘの当接するブレード荷重は、
約10〔N〕 塗布ローラヘ当接するときにブレード荷重は、約30
〔N〕 オイ歩塗布量測定は、オイル塗布ありと無い状態を作
り、両者の設定で白紙を通紙し、排紙後の紙重量変化の
差を比較して見積もった。一例として、離型剤塗布量の
測定値をしめす。
【0070】普通紙モード 30mg/A4 特殊紙モード 8mg/A4 本実施例では、プリントモードで、オイル塗布量がコン
トロールでき、特に、特殊紙モードのときは、定着ロー
ラ101側に、ブレード136が当接するため、すじや
むらの無い画像が得られる。塗布量も少ないので、画像
品位、手触りが良くなる。
【0071】定着ローラ101側にブレード136が当
接することにより、従来、特殊紙モードでは、クリーニ
ング104着脱機構をつけていたが、常時当接しても、
それによるスジは、ブレードによって消されるので、構
成が簡略になり、コストダウンができる。
【0072】一方、普通紙モードでは、十分なオイル量
を定着ローラに塗布できるので、安定した紙搬送性が得
られる。
【0073】(実施例2)図5に概略図を示す。
【0074】(特殊紙モード)定着ローラ101にブレ
ード136を直接当接する。
【0075】(普通紙モード)ブレード136を塗布ロ
ーラ134にオイル供給するローラ133(例えば汲み
上げローラ)に当接する。オイル汲み上げ、供給のしか
たによって、さまざまなケースが考えられる。
【0076】この場合は、ブレード136が2つの異な
るモードで、両面を使用し、オイル規制ブレードとして
働く。
【0077】汲み上げローラに当接するブレードの総荷
重は約30〔N〕で設定した。
【0078】塗布量を測定したところ、 普通紙モード 35mg/A4 特殊紙モード 8mg/A4 となり、通紙安定性、及び、高い画像品位を得ることが
できた。
【0079】本発明の実施例にあるように、ブレードの
着脱をする構成は様様な構成が考えられる。特にオイル
の供給方法、例えば、オイルパンから汲み上げローラに
よって供給するタイプ、オイルパイプを使い上からオイ
ルを供給するタイプ、塗布ローラからオイルが染み出す
タイプなど様様な構成で、応用可能である。
【0080】本発明の構成により、特に高速機での紙搬
送安定性、高画質を得るのに非常に効果的である。
【0081】
【発明の効果】以上にて説明してきたように、本出願に
係る発明に依れば、記録紙に応じて、離型剤塗布量をコ
ントロールでき、かつクリーニング力を高めれるので、
普通紙では紙搬送安定性、特殊紙では画像品位向上、手
触り向上が図られる。
【0082】特殊紙モードでは定着部材に規制部材を当
接するので、定着ローラに当接しているクリーニング部
材などの着脱をしなくても、画像品位の劣化を起こさな
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来例2で使用した加熱加圧定着装置の断面
図。
【図2】 従来例2で使用した加熱加圧定着装置の断面
図。
【図3】 本発明の実施例1で使用した加熱加圧定着装
置の断面図。
【図4】 本発明の実施例1で使用した離型材塗布装置
の断面図。
【図5】 本発明の実施例2で使用した離型材塗布装置
の断面図。
【符号の説明】
101 定着ローラ 102 加圧ローラ 103 オイル塗布ユニット 104 クリーニングウェブユニット 105 オイル除去ブレード 106 加熱ヒータ 111 芯金 112 弾性層 113 オイルバリア層 114 表層 121 芯金 122 弾性層 123 オイルバリア層 124 表層 131 オイルパン 132 離型オイル 133 オイル汲み上げローラ 134 オイル塗布ローラ 135 オイル規制ブレード 141 クリーニングウェブ 142 押し当てローラ P 紙またはOHPフイルムシート T1 未定着トナー T2 定着トナー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに圧接された定着体及び加圧体のい
    ずれかに離型剤を塗布する離型剤塗布手段と、離型剤の
    規制あるいは、クリーニングをする薄板状部材を持つ定
    着装置において、薄板状部材は移動可能で、記録紙の種
    類によって当接する相手部材を変えることを特徴とする
    定着装置。
  2. 【請求項2】 薄板状部材は弾性ブレードであることを
    特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 薄板状部材の当接する相手部材は定着部
    材が離型剤供給部材のいずれかであることを特徴とする
    請求項1に記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 薄板状部材の使用する部分は両面である
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4の何れか1項記載の定着
    装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012093755A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Xerox Corp 画像形成システムにおける弾力的ブレードを用いた離型剤の再分配

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