JP2002365125A - ロバーバル機構および同ロバーバル機構の四隅誤差調整方法 - Google Patents

ロバーバル機構および同ロバーバル機構の四隅誤差調整方法

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JP2002365125A JP2001173628A JP2001173628A JP2002365125A JP 2002365125 A JP2002365125 A JP 2002365125A JP 2001173628 A JP2001173628 A JP 2001173628A JP 2001173628 A JP2001173628 A JP 2001173628A JP 2002365125 A JP2002365125 A JP 2002365125A
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Naoto Izumo
直人 出雲
Akira Ota
明良 太田
Satoshi Suzaki
聡 須崎
Masahiro Sugano
将弘 菅野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一体型ロバーバル機構の四隅誤差調整を可逆
的に行えるようにする。 【解決手段】 一体型ロバーバル1の上部副桿部4の基
部に対してスリット5を形成することにより、このスリ
ット形成部に薄肉部4を変形部とする変位部7a、7b
を形成する。各変位部7a、7bには調整部材本体8a
が固定ビス9により固定される。またこの調整部材本固
体8には頭11aが係止する調整ねじ11が挿通し、か
つこの調整ねじ11は梁状部6に螺合している。調整ね
じ11を調整することにより調整部材本体8は梁状部6
に近接或いは離間し、これにより固定対象である変位部
7a、7bが変位する。この変位部7a、7bの調整に
より一体型ロバーバル機構全体の四隅誤差調整を可逆的
に実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロバーバル機構とし
て、或いはロードセル式の秤量装置の起歪体としても利
用可能なロバーバル機構に係り、特に一体型のロバーバ
ル機構として構成されかつ当該一体型ロバーバル機構の
四隅誤差の調整を正確かつ可逆的に行うことが可能なロ
バーバル機構及び同ロバーバル機構の四隅誤差調整方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】ロバーバル機構は、秤量物の荷重を計量
部に伝達する荷重伝達機構の作動を案内する機構とし
て、電子天秤と通称される電磁平衡式秤量装置を始めと
する秤量装置に広く利用されている機構である。
【0003】ロバーバル機構は複数の部材からなる従来
型のものの他、昨今では後述する理由により機構全体が
一つの部材として構成される一体型ロバーバルの採用も
多くなっている。
【0004】先ず複数の部材からなるロバーバル機構に
おいては上下左右の各部材を繋ぐ板ばねの取り付け状態
を、四隅誤差に対応して微妙に調整する必要がある。具
体的には四隅調整ねじを回転させてロバーバルの寸法を
変化させる等微調整作業が必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方一つの金属ブロッ
クから形成される一体型ロバーバル機構にあっては四隅
誤差の調整は、誤差の生じ方に対応して一体型ロバーバ
ル機構の所定の部分を切削することにより実施される。
これを発明者等が先に提案している一体型ロバーバル機
構(特開平11−87937号)の構成を用いた説明す
れば次のとおりである。
【0006】即ち図11において、矢印101は一体型
ロバーバル機構を示し、101Aは秤量装置本体側の支
持部材に支持固定される固定部、101Bは秤量物等の
荷重Wを受ける荷重受容部である。また一体型ロバーバ
ル機構101の上下部にそれぞれ2個所ずつ薄肉部が形
成されている。
【0007】一体型ロバーバル機構101の両側部には
梁状部103が、一体型ロバーバル機構101の長手方
向に沿って突出形成され、当該梁状部103のうち支点
取付部106には板ばね等の支点部材108を介して荷
重伝達用ビーム107が取り付けられ、かつこの荷重伝
達用ビーム107は図示しない接続部材により一体型ロ
バーバル機構101の荷重受容部101Bに接続し、一
体型ロバーバル機構101に加わった荷重Wが当該荷重
伝達用ビーム107を介して図示しない電磁部に伝達さ
れるように構成されている。
【0008】上述のような複雑な構成を有する一体型ロ
バーバル機構においては、通常上部の薄肉部101a、
101bの所定の部分を切削することにより四隅誤差の
調整を行っている。
【0009】ここで、調整作業は人手で行われるやすり
がけ等の作業による削り量(減肉量)と四隅誤差の程度
とを比較しながら、何回も減肉作業と四隅誤差測定とを
繰り返すことにより適正な状態に徐々に調整されるもの
であり、しかも図示の一体型ロバーバル機構101で
は、秤量装置としての高い精度を保証するために、当該
一体型ロバーバル機構101の各薄肉部101a、10
1bの肉厚は極めて薄く形成されているため、切削によ
る調整は極めて微妙なものとなる。
【0010】特に、切削は不可逆的な作業であり、一度
削り過ぎを起こすと他の部分の切削による調整では対応
しきれず事実上調整が不能になり、一体型ロバーバル機
構そのものを廃棄せざるを得ない場合も多々生じてい
る。
【0011】発明者等はこの点に鑑み、切削位置を予め
示す加工ガイド部として凹所を形成し、所定の凹所を切
削することにより調整を行うよう構成したものを提案し
ている(特願平11−227201号)。これにより、
切削加工は非常に適切に実行することが可能となった
が、切削という工程により調整を行う以上、切削の不可
逆性に由来する調整不能を完全に払拭することはできな
い。
【0012】このような切削による調整に代えて、一体
型ロバーバル機構ではないが、上記構成の固定部101
Aに対応する固定部をネジ等の手段で撓ませることによ
り上下の副桿の距離を調節して四隅誤差調整を行う方法
も提案されている(特開平8−201155号)。この
方法によれば調整は可逆的になり、より適正な調整も期
待できる。しかし、図11からも明らかなとおり、固定
部は構造上強固な金属ブロックとして構成されいてるた
め、この固定部を撓ませるこには大きな力が必要であ
り、かつ無理な調整を行うと、固定部を構成する金属材
料の疲労、クラックの発生等の事態が生じる可能性があ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点に
鑑み構成されたものであり、一体型ロバーバル機構の四
隅誤差の調整を可逆的に行うことが可能なよう構成され
た一体型ロバーバル機構に係り、一体型ロバーバル機構
の一部を成す上下の副桿部のうち少なくとも一方の副桿
部の一端が薄肉部を介して梁状部側に連設支持され、か
つこの梁状部側の連設支持部から荷重受容部に向かって
スリットが形成されることにより、当該副桿部の連設支
持部は薄肉部により個々に変位可能な二つの変位部に分
断され、かつこの変位部には変位を調整する調整部材が
設けられ、この調整部材を介して当該変位部を調整する
ことにより四隅誤差の調整を可逆的に行うよう構成した
ことを特徴とする一体型ロバーバル機構である。
【0014】
【発明の実施の形態】一体型ロバーバル機構は、秤量物
の荷重を受ける荷重受容部と、この荷重受容部に一端が
連設する上下の副桿部と、この上下の副桿部の他端側か
ら荷重受容部に向かって展出する梁状部とを有し、展出
する梁状部の基部には上下の副桿部の一方、例えば上部
副桿部の他端が薄肉部を介して連設している。
【0015】当該上部副桿部は、この薄肉部を介して梁
状部基部に連設する側から荷重受容部に向かってスリッ
トが形成される。このスリットの形成により上部副桿部
は、その一部が、薄肉部を介して個々に変位可能な変位
部として構成される。
【0016】この変位部に対しては、調整部材が設けら
れ、当該調整部材により変位部を変位調整することによ
り一体型ロバーバル機構の四隅誤差調整を行うようにな
っている。調整部材は、各変位部に対してそれぞれ固設
される調整部材本体と、この調整部材本体に一端が係止
し、かつ他端は前記梁状部と螺合する調整ねじと、調整
部材本体と梁状部との間で弾発するよう配置された弾性
体とを有する。
【0017】四隅誤差の調整に当たっては、梁状部に対
する調整ねじの螺合状態を調整することにより、調整部
材本体と梁状部との間隔を近接或いは離間することによ
り個々の変位部を所定量変位させることにより一体型ロ
バーバル機構全体の四隅誤差を可逆的に調整する。
【0018】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参考に具体的に
説明する。図1乃至図4は本発明の第1の実施例を示
し、主として図1を用いて先ず構成の概略を説明する。
【0019】図中矢印1は一体型ロバーバルを示す。2
は秤量物の荷重を直接受ける荷重受容部、3は一体型ロ
バーバル全体を固定する固定部である。4は薄肉部4
a、4bにより区画形成された上部副桿部、5は同様に
薄肉部5a、5bにより区画形成され、かつ当該上部副
桿部4に平行に位置する下部副桿部である。符号6は、
上下の副桿部4及び5により形成された空間において、
固定部3から荷重受容部2に向かって展出している梁状
部である。
【0020】上記の構成において、上部副桿部4は、図
に示すにように薄肉部4bの形成部から更に固定部3側
に展出し、その後端部は薄肉部4cを介して梁状部3の
後端部、即ち固定部側に連設している。この展出部に対
しては薄肉部4cも含めて分割する状態でスリット20
が形成され〔図4(B)参照〕、かつこのスリット20
は上部副桿部4の薄肉部4bを越えて当該上部副桿部4
の一部に入り込むように形成されている。符号7a、7
bはこのスリット20により分離形成された変位部であ
る。また、符号10a、10bは後述する調整ねじが貫
通する調整ねじ貫通孔である。
【0021】なお、後述するように前記薄肉部4cは変
位部7a、7bの変位を許容するのに必要かつ十分の弾
性を有していればよく、この薄肉部4cが一体型ロバー
バルのロバーバル機構としての動作に影響を与えてはな
らない。従って、当該薄肉部4cは、ロバーバル機構の
動作を実現する前記薄肉部4a、4b、5a、5bに比
較してより高い剛性を有するようこれら薄肉部4a〜5
bよりも肉厚に形成されている。
【0022】8は調整部材本体であって、ビス9等の固
定手段により変位部7a、7bに取り付けられる固定部
8aと、調整ねじと係合することにより取付対象である
変位部7aを変位させるための調整部8bとを有してい
る。なお、変位部7aの側縁部には前記ビス9が螺合固
定されるためのビス穴7a´が形成されている。なお、
図示しないが変位部7bも同様の構成となっている。
【0023】次に図2乃至図4を含めて調整部材の取付
状態を示す。ビス9により調整部材本体8を上部副桿4
の一部を成す変位部(以下変位部7aを例に説明する)
に取り付ける。調整部材本体8の取り付けにより、当該
調整部材本体8の調整部8bにおける調整ねじ貫通孔8
c、上部副桿部4の調整ねじ貫通孔10b及び調整部材
本体の調整ねじ係止孔8dは何れも同一軸線上に位置す
る。
【0024】この状態で調整ネジ11を梁状部6に螺合
させるよう配置する。即ち、調整ねじ11のねじ部11
bを調整部材本体8の調整ねじ貫通孔8c、上部副桿部
4の貫通孔10b、調整部材本体部の調整ねじ係止孔8
dを介して梁状部6に貫通させ、当該梁状部6の雌ねじ
部6a(図2参照)と螺合させる。なおこの場合、図2
及び図4に示すように、調整部材本体8と梁状部6との
間には弾性体としてコイルばね12が介在配置され、前
記調整ねじ11はこのコイルばね12を挿通して梁状部
3と螺合する構成となっている
【0025】調整部材本体8の調整ねじ貫通孔8c、上
部副桿部4の貫通孔10bは何れもその内径が調整ねじ
11の頭11aの外径よりも大きく形成されているた
め、調整ねじ11はこれら調整ねじ貫通孔8c及び貫通
孔10bの何れも貫通し、当該頭11aの外径よりも小
さな内径を有する調整ねじ係止孔8dにその頭が係止す
る構成となっている〔図2及び図4(A)参照〕。なお
この場合調整部材8の調整部8bは副桿部4には接触し
ておらず、調整部材の取り付けがロバーバル機構の動作
に影響を与えないようになっている。上記と同様の構成
の調整部材が変位部7bに対しても取り付けられる。
【0026】一体型ロバーバルの四隅誤差調整に当たっ
ては、誤差の状態に応じて、所定の調整ネジ11の螺合
状態を調整する。例えば図2において、ドライバーを調
整ねじ貫通孔8c、10aを介して挿入し、調整ねじ1
1の螺合状態を調整する。即ち、調整ねじ11を前記梁
状部6に対してより深く螺合するよう調整すると、コイ
ルばね12の弾発力に抗して調整部材本体8の調整部8
bは梁状部6側に近接するよう変位する。
【0027】上記の変位は即ち一体型ロバーバル1の変
位部7bの変位であり、当該変位部7bが薄肉部4cを
中心として変位する。また反対に調整ねじ11を緩める
方向に回動させれば、コイルばね12と薄肉部4cの弾
性により変位部7bは梁状部6から離間するよう変位す
る。このように、調整ねじ11により変位部7a、7b
を変位調整することにより、切削調整の場合とは異な
り、可逆的に四隅誤差の調整を実施することができる。
即ち、本発明によれば、各変位部を可逆的にかつ微妙に
調整することが可能であるため、一体型ロバーバルの廃
棄等の危険をおかすことなく満足のゆく四隅誤差調整が
可能となる。
【0028】以上、図1乃至図4により、変位部が上部
副桿部4側に形成された場合を例に説明したが、図示の
一体型ロバーバル1を、例えば設計上、上下逆にして秤
量装置に装着しても本発明の目的は何ら支障無く達成可
能である。
【0029】図5及び図6は第1の実施例の変形例であ
る。この例では変位部7a、7bの変位を許容する薄肉
部4cが、上部副桿部4の薄肉部4a、4bと同一平面
上に形成されている。但し、前記実施例の場合と同様の
趣旨から、当該薄肉部4cはロバーバル機構としての動
作を許容するための薄肉部4a、4b、5a、5bに比
較して厚肉に形成されている。
【0030】調整部材本体8は調整ねじ11と同じ鉛直
方向に配置された固定ビス9により各変位部7a、7b
に対して固定される。調整ねじ11による各変位部7
a、7bの変位調整等は前記実施例と同じ方法で実施さ
れる。この例では、調整ねじ11の調整以外に、固定ね
じ9の回動も調整ねじ11と同じ上方から行えるので、
例えば図示の一体型ロバーバルを秤量装置内に組み込ん
だ後に調整部材そのものに不具合が生じる等の事態が発
生した場合に、調整部材本体8の交換等の補修が容易に
行える。
【0031】図7及び図8は本発明の別の実施例を示
す。この実施例の対象となっている一体型ロバーバル
は、前記図5及び図6に示す構成と同じものが用いられ
ている。一体型ロバーバル1の固定部3に対しては固定
ブロック13が連設されている。各変位部7a、7bに
固定される調整部材本体(符号14で示す)は図8に示
す如く略「く」の字型に屈曲形成され、その一端は固定
ビス9により薄肉部4bと薄肉部4cとの間において各
変位部7a、7bに対して固定される。
【0032】一方、90度屈曲した他端は調整部14a
となっており、当該調整部14aにには調整ねじ11の
頭11aが係止している。この調整ねじ11は前記実施
例及び変形例と同様コイルばね12を介して固定ブロッ
ク13に螺合している。
【0033】調整部材本体14が90度屈曲した構成と
なっているため、例えば調整ネジ11を固定ブロック1
3に対してねじ込むようにすると、当該調整部材本体1
4の他端に位置する変位部との固定部はモーメントによ
り、薄肉部4cを介して上方に変位する。反対に調整ね
じ11を緩めると変位部は逆に梁状部6に近接するよう
下降変位する。各変位部7a、7bにそれぞれ設けた調
整部材本体14の調整ねじ11を適宜調整することによ
り四隅誤差の調整を行う。
【0034】図9及び図10は更に他の実施例を示し、
一体型ロバーバル1をロードセル式秤量装置の起歪体と
して利用する場合の構成例を示している。この構成にお
いて、調整部材本体8は上部副桿部4の下側、即ち上部
副桿部4の梁状部6に対向面側に対して固定ビス9によ
り取り付けられており、この構成の調整部材本体8に対
して頭11aを係止するようにして調整ねじ11が梁状
部6に螺合している。
【0035】上述のように構成することにより上部副桿
部4の表面部分には他の部材が設けられていないため、
例えば薄肉部4a及び4bに対してそれぞれ歪みゲージ
SG1、SG2、SG3、SG4を設けることによりこ
の一体型ロバーバルをロードセルの起歪体として利用す
る。またこの場合、調整ねじ11を用いてロードセルと
しての出力の調整を行う。
【0036】
【発明の効果】以上、本発明を各実施例を用いて説明し
たように、本発明は一体型ロバーバルの一部に変位部を
構成し、かつこの変位部の変位状態を調整することによ
り一体型ロバーバルの四隅誤差を可逆的に調整可能とす
ることができ、従来行われていた切削作業による不可逆
的な調整に比較して、適正な調整が容易に行えると共
に、削り過ぎによる一体型ロバーバルの廃棄等の問題を
無くすことが可能となる。
【0037】また調整は、基本的に調整ねじを操作する
だけで可能となるため、特別な技能を要することなく適
正な調整が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す一体型ロバーバル
機構の分解斜視図である。
【図2】図4(A)のB−B線による断面図である。
【図3】図1に示す構成の平面図である。
【図4】(A)は図3に示す構成の一部破断側面図、
(B)は図(A)のA−A線による視図である。
【図5】本発明の変形例を示す一体型ロバーバル機構の
平面図である。
【図6】図5に示す構成の一部破断側面図である。
【図7】本発明の別の変形例を示す一体型ロバーバル機
構の一部破断平面図である。
【図8】図7に示す構成の一部破断側面図である。
【図9】本発明の別の実施例を示す、ロードセルの起歪
体として使用する一体型ロバーバル機構の平面図であ
る。
【図10】図9に示す構成の一部破断側面図である。
【図11】発明者等が先に提案している一体型ロバーバ
ル機構の構成図である。
【符号の説明】
1 一体型ロバーバル 2 荷重受容部 3 固定部 4 上部副桿部 4a、4b、4c 薄肉部 5 下部副桿部 5a、5b 薄肉部 6 梁状部 7a、7b 変位部 8 調整部材本体 8a 固定部 8b 調整部 9 固定ビス 11 調整ねじ 11a (調整ねじの)頭 12 コイルぱね 13 固定ブロック 14 調整部材本体 20 スリット SG1〜SG4 歪みゲージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須崎 聡 埼玉県北本市朝日1丁目243番地 株式会 社エー・アンド・デイ開発・技術センター 内 (72)発明者 菅野 将弘 埼玉県北本市朝日1丁目243番地 株式会 社エー・アンド・デイ開発・技術センター 内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷重受容部と、この荷重受容部に対向す
    る固定部と、荷重受容部と固定部との間に介在する上下
    の副桿部とによりロバーバル機構が構成され、当該上下
    の副桿部のうち、一方の副桿部の一部には個別に変位可
    能な変位部が形成され、この変位部には当該変位部を変
    位させる手段が設けられ、当該変位手段により変位部を
    変位させることにより機構全体の四隅誤差の調整が実施
    可能なよう構成したことを特徴とするロバーバル機構。
  2. 【請求項2】 荷重受容部と、この荷重受容部に対向す
    る固定部と、荷重受容部と固定部との間に介在する上下
    の副桿部とが一体的に形成されることにより一体型ロバ
    ーバル機構として構成され、当該上下の副桿部のうち、
    一方の副桿部の一部には個別に変位可能な変位部が形成
    され、この変位部には当該変位部を変位させる手段が設
    けられ、当該変位手段により変位部を変位させることに
    より一体的に形成された機構全体の四隅誤差を可逆的に
    調整可能なよう構成したことを特徴とするロバーバル機
    構。
  3. 【請求項3】 荷重受容部と、この荷重受容部に対向す
    る固定部と、荷重受容部と固定部との間に介在する上下
    の副桿部とを有するロバーバル機構の四隅誤差を調整す
    る方法であって、一方の副桿部の一部に予め形成されて
    いる複数の変位部を変位させることにより機構全体の四
    隅誤差の調整を可逆的に行うことを特徴とするロバーバ
    ル機構の四隅誤差調整方法。
  4. 【請求項4】 荷重受容部と、この荷重受容部に対向す
    る固定部と、荷重受容部と固定部との間に介在する上下
    の副桿部とが一体的に形成されることにより一体型ロバ
    ーバル機構として構成され、当該上下の副桿部のうち、
    何れか一方の副桿部は薄肉部を介して固定部側に連設
    し、かつ当該薄肉部形成部から荷重受容部に向かってス
    リットが形成されることにより当該副桿部の一部が、当
    該薄肉部によって変位可能な二つの変位部として形成さ
    れ、上下の副桿部により形成された空間部には固定部か
    ら荷重受容部に向かって梁状部が展出形成されているこ
    とを特徴とするロバーバル機構。
  5. 【請求項5】 前記変位部に対してはそれぞれ調整部材
    が設けられ、調整部材は変位部に固定される調整部材本
    体と、当該調整部材本体に係止しかつ梁状部と螺合する
    調整ねじとを有し、調整ねじにより調整部材本体を梁状
    部に近接或いは離間させることにより各変位部の変位を
    調整するよう構成したことを特徴とする請求項4記載の
    ロバーバル機構。
  6. 【請求項6】 調整部材本体は90度屈曲形成され、一
    端は変位部に固定され、かつ他端は上下の副桿部に平行
    し、かつ固定部に対して直接に或いは固定ブロックを介
    して間接に螺合する調整ねじが係止するよう構成したこ
    とを特徴とする請求項4記載のロバーバル機構。
  7. 【請求項7】 荷重受容部と、この荷重受容部に対向す
    る固定部と、荷重受容部と固定部との間に介在する上下
    の副桿部とにより構成されたロバーバル機構で、当該上
    下の副桿部のうち、一方の副桿部の一部には個別に変位
    可能な変位部が形成され、この変位部には当該変位部を
    変位させる手段が設けられ、当該変位手段により変位部
    を変位させることにより機構全体の四隅誤差の調整が実
    施可能なよう構成した機構に対し、歪みゲージを配置す
    ることより当該ロバーバル機構をロードセルの起歪体と
    して利用することを特徴とするロバーバル機構。
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