JP2002364884A - 氷蓄熱式空気調和装置 - Google Patents

氷蓄熱式空気調和装置

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Sadao Sekiya
禎夫 関谷
Junichiro Tezuka
純一郎 手塚
Toshiyuki Hojo
俊幸 北條
Yoshihiko Mochizuki
佳彦 望月
Sumio Watanabe
澂雄 渡邉
Toru Matsuda
徹 松田
Masahiko Kumagai
雅彦 熊谷
Takashi Yatabe
隆志 矢田部
Koichi Tsujii
浩一 辻井
Shinji Shato
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Abstract

(57)【要約】 【課題】氷蓄熱式空気調和装置において、蓄熱熱交換器
に流入する冷媒の乾き度を高くすると共に室外凝縮器の
凝縮温度を低下し、しかも熱負荷の変化に対応した蓄冷
熱の利用を行うことにより、蓄冷熱の利用効率を向上し
て総消費電力の低減を図りつつ、ピーク消費電力の低減
を図ることができるようにすること。 【解決手段】蓄冷利用冷房サイクルは、蓄冷利用冷房循
環回路と高乾き度冷媒をバイパスして蓄熱熱交換器の入
口側で蓄冷利用冷房循環回路の低乾き度冷媒に合流させ
るガスバイパス回路36とで形成すると共に、蓄熱熱交
換器7に流入する冷媒の乾き度を制御する抵抗器6を設
け、蓄冷利用冷房時に複数の室内熱交換器12の運転状
態に基づいて抵抗器6を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、氷蓄熱式空気調和
装置に係わり、特に蓄熱槽内に設置した蓄熱熱交換器に
冷媒を流すことにより蓄熱槽の製氷及び解氷を行う氷蓄
熱式空気調和装置に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来の氷蓄熱式空気調和装置としては、
図15及び図16に示すものがある(従来技術1)。図
15は従来技術1の氷蓄熱式空気調和装置を示す構成
図、図16は図15に示す氷蓄熱式空気調和装置のp−
h線図の概略図である。なお、図15及び図16におけ
る符号で本発明の各実施例の図における符号と同一符号
は、同一物または相当物を示す。
【0003】図15において、この氷蓄熱式空気調和装
置は、主に圧縮機1、四方弁2、室外熱交換器3、室内
膨張弁4及びレシーバ5等をまとめた室外ユニット18
と、水を貯めた槽内に蓄熱熱交換器7を設置した蓄熱槽
8、蓄熱膨張弁10及び分岐配管等をまとめた蓄熱ユニ
ット19と、複数の室内膨張弁11及び室内熱交換器1
2を有する室内ユニット20とを備え、これらを冷媒配
管で接続して冷凍サイクルが構成されている。
【0004】この蓄熱槽8は、主に夜間の深夜電力を利
用して冷凍サイクルを動かし蓄熱熱交換器7で水を冷却
して氷として冷熱を蓄えておき、昼間にこの氷として蓄
えられた冷熱を空調に利用するのに使用される。具体的
には、蓄熱槽8に冷熱を蓄熱する際は、この蓄熱槽8内
の蓄熱熱交換器7を冷凍サイクルの蒸発器とすることに
より、蓄熱槽8内に収められている蓄熱熱交換器7内に
低温低圧の冷媒を流して、その表面に製氷して冷熱を蓄
える。すなわち、この時の冷凍サイクルは、圧縮機1、
凝縮器である室外熱交換器3、バルブ22hを通って開
度を制御した蓄熱膨張弁10、蒸発器としての蓄熱槽8
内の蓄熱熱交換器7及びバルブ22g、22eを通って
圧縮機1に戻る基本構成となる。この時、バルブ22
a、22d、は全閉にしておく。そして、蓄熱した冷熱
を空調に利用する際は、今度は蓄熱槽8内の蓄熱熱交換
器7を、主に凝縮後のサブク−ルのための熱交換器とす
ることにより、蓄熱熱交換器7内に高温高圧の冷媒を流
して、 蓄熱熱交換器8の製氷面側から氷9を解氷して
冷熱を取り出す。この時の冷凍サイクルの基本構成は、
圧縮機1、凝縮器としての室外熱交換器3、バルブ22
aを通って蓄熱熱交換器7、室内膨張弁11、蒸発器と
しての室内熱交換器12の順となる(バルブ22d、2
2e、22f、22g、22hは全閉)。
【0005】図16に示すように、従来技術1の氷蓄熱
式空気調和装置では、蓄熱利用冷房時において、圧縮機
1を出た高温高圧の冷媒は凝縮器としての室外熱交換器
3内でほぼ完全に凝縮され液体となる。そのため、その
後に流される蓄熱槽8内の蓄熱熱交換器7は、単に液体
である冷媒の温度を下げて過冷却をつけるためだけに主
に利用されている。
【0006】また、従来の蓄熱式の空気調和機として
は、特開平6−147677号公報に示されているよう
に、蓄冷運転時及び蓄冷利用冷房運転時に循環回路を切
換可能な冷凍サイクルと、運転制御装置とを備え、蓄冷
運転時は、圧縮機、室外熱交換器、減圧装置となる蓄冷
流量制御弁、及び蓄熱熱交換器を冷媒配管で順次接続し
た蓄熱循環回路を形成し、蓄冷利用冷房時は、圧縮機、
室外熱交換器、受液器、蓄熱熱交換器、減圧装置となる
室内流量制御弁及び複数の室内熱交換器を順次冷媒配管
で接続した蓄冷利用冷房循環回路と、圧縮機の吐出側か
ら蓄熱熱交換器の入口側にガス冷媒をガスバイパス流量
制御弁を介してバイパスするガスバイパス回路とを形成
し、蓄熱器熱交換器に気液ニ相の冷媒を供給して使い勝
手よく利用できて蓄冷利用効率を向上できると共に、室
外熱交換器での凝縮圧力低下でき、しかも、ガスバイパ
ス回路に設けたガスバイパス流量制御弁によりガス冷媒
のバイパス流量を制御することにより、蓄冷熱の利用効
率を調整できるものがある(従来技術2)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術1の
氷蓄熱式空気調和装置では、蓄熱槽8内の蓄熱熱交換器
7は、単に液体である冷媒の温度を下げて過冷却をつけ
るためだけに主に利用されているために、単位時間あた
りの氷の使用量には限界があり、また、凝縮圧力は実
質、室外熱交換器3での凝縮熱交換によってのみ支配さ
れるため、凝縮圧力低下による消費電力の低減は望めな
かった。
【0008】また、従来技術2の氷蓄熱式空気調和装置
では、室外熱交換器の凝縮圧力が低下でき、蓄冷利用効
率を向上できる点が示されているが、蓄冷利用冷房運転
時における熱負荷の変化に対応した蓄冷熱の利用割合を
制御することにより、蓄冷熱の利用効率をさらに向上す
ることについては開示されていない。また、ガスバイパ
ス回路をレシーバから分岐し、または乾き度制御装置を
固定抵抗にすることにより、冷凍サイクルの構成を簡単
にして安価にすることについては開示されていない。さ
らには、ガスバイパス回路の合流部から蓄熱熱交換器へ
の冷媒配管を大径にすることにより、蓄冷熱の利用効率
をさらに向上することについては開示されていない。
【0009】本発明の目的は、蓄冷利用冷房運転におい
て、蓄熱熱交換器に流入する冷媒の乾き度を高くすると
共に室外凝縮器の凝縮温度を低下することができ、しか
も熱負荷の変化に対応した蓄冷熱の利用を行うことがで
きることにより、蓄冷熱の利用効率を向上して総消費電
力の低減を図りつつ、ピーク消費電力の低減を図ること
ができる氷蓄熱式空気調和装置を得ることにある。
【0010】本発明の別の目的は、レシーバから高乾き
度冷媒をバイパスして蓄熱熱交換器に流入する冷媒の乾
き度を高くすると共に室外凝縮器の凝縮温度を低下する
ことができことにより、安価な構成で、蓄冷熱の利用効
率を向上して総消費電力の低減を図ることができる氷蓄
熱式空気調和装置を得ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の特徴は、蓄冷サイクル及び蓄冷利用冷
房サイクルを切換可能な冷凍サイクルと、運転制御装置
とを備え、蓄冷サイクルは、圧縮機、室外熱交換器、蓄
熱膨張弁、及び蓄熱槽内の水中に設置された蓄熱熱交換
器を冷媒配管で順次接続した蓄熱循環回路を形成し、蓄
冷利用冷房サイクルは、圧縮機、室外熱交換器、蓄熱熱
交換器、室内膨張弁及び複数の室内熱交換器を順次冷媒
配管で接続した蓄冷利用冷房循環回路と、高乾き度冷媒
をバイパスして蓄熱熱交換器の入口側で蓄冷利用冷房循
環回路の低乾き度冷媒に合流させるガスバイパス回路と
を形成すると共に、蓄熱熱交換器に流入する冷媒の乾き
度を制御する乾き度制御装置を設けており、運転制御装
置は、蓄冷利用冷房サイクルの際に、複数の室内熱交換
器の運転状態に基づいて乾き度制御装置を制御する機能
を有する構成にしたことにある。
【0012】本発明の第2の特徴は、さらに、運転制御
装置は、蓄冷利用冷房サイクルの際に、複数の室内熱交
換器の運転状態、室外温度及び室内温度に基づいて乾き
度制御装置を制御する機能を有する構成にしたことにあ
る。
【0013】本発明の第3の特徴は、蓄冷サイクル及び
蓄冷利用冷房サイクルを切換可能な冷凍サイクルと、制
御装置とを備え、前記蓄冷サイクルは、圧縮機、室外熱
交換器、蓄熱膨張弁、及び蓄熱槽内の水中に設置された
蓄熱熱交換器を冷媒配管で順次接続した蓄熱循環回路を
形成し、前記蓄冷利用冷房サイクルは、前記圧縮機、前
記室外熱交換器、レシーバ、前記蓄熱熱交換器、室内膨
張弁及び複数の室内熱交換器を順次冷媒配管で接続した
蓄冷利用冷房循環回路と、前記レシーバの高乾き度冷媒
をバイパスして前記蓄熱熱交換器の入口側で前記蓄冷利
用冷房循環回路の低乾き度冷媒に合流させるガスバイパ
ス回路とを形成すると共に、前記蓄熱熱交換器に流入す
る冷媒の乾き度を制御する乾き度制御装置を設けたこと
にある。
【0014】本発明の第4の特徴は、蓄熱熱交換器の入
口側に合流する蓄冷利用冷房循環回路の冷媒配管及び前
記バイパス回路の冷媒配管の少なくとも一方に乾き度調
節用固定抵抗を設けて乾き度制御装置としたことにあ
る。
【0015】本発明の第5の特徴は、蓄冷サイクル及び
蓄冷利用冷房サイクルを切換可能な冷凍サイクルと、運
転制御装置とを備え、前記蓄冷サイクルは、圧縮機、室
外熱交換器、蓄熱膨張弁、及び蓄熱槽内の水中に設置さ
れた蓄熱熱交換器を冷媒配管で順次接続した蓄熱循環回
路を形成し、前記蓄冷利用冷房サイクルは、前記圧縮
機、前記室外熱交換器、前記蓄熱熱交換器、室内膨張弁
及び複数の室内熱交換器を順次冷媒配管で接続した蓄冷
利用冷房循環回路と、高乾き度冷媒をバイパスして前記
蓄熱熱交換器の入口側で前記蓄冷利用冷房循環回路の低
乾き度冷媒に合流させるガスバイパス回路とを形成する
と共に、前記蓄熱熱交換器に流入する冷媒の乾き度を制
御する乾き度制御装置を設け、かつ前記ガスバイパス回
路の合流部から前記蓄熱熱交換器への冷媒配管を大径に
したことにある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施例を図を用
いて説明する。なお、第2実施例以降の実施例において
は第1実施例と共通する構成の一部を省略すると共に、
重複する説明を省略する。各実施例の図における同一符
号は同一物又は相当物を示す。
【0017】まず、本発明の第1実施例を図1及び図2
を用いて説明する。図1は本発明の第1実施例の氷蓄熱
式空気調和装置の基本構成図、図2は図1の氷蓄熱式空
気調和装置におけるp−h線図である。
【0018】室外ユニット18は、冷凍サイクルの一部
を構成する圧縮機1、四方弁2、室外熱交換器3、室外
膨張弁4、レシーバ5、バルブ22d、22e、遮断弁
23、冷媒配管と、運転を制御する室外制御装置39a
と、室外熱交換器3に室外空気を通風して熱交換させる
室外ファンと、外気温度を検出する外気温度センサ40
とを備えている。
【0019】蓄熱ユニット19は、冷凍サイクルの一部
を構成する蓄熱膨張弁10、蓄熱熱交換器7、抵抗器
6、バルブ22a〜22c、22f〜22h、冷媒配管
と、内部に貯えた水中に蓄熱熱交換器7を設置した蓄熱
槽8と、蓄熱制御装置39bとを備えている。抵抗器6
は蓄熱熱交換器に流入する冷媒の乾き度を制御する乾き
度制御装置を構成するものである。
【0020】室内ユニット20は、複数(本実施例では
3台)並列に接続して設けられ、冷凍サイクルの一部を
構成する室内膨張弁11、室内熱交換器12、冷媒配管
と、室内制御装置39cと、室内熱交換器12に室内空
気を通風して熱交換させる室内ファンと、室温を検出す
る室外熱交換器38とをそれぞれに備えている。
【0021】各制御装置39a〜39cは電気的に接続
されて制御装置全体を構成しており、符号39は図示し
ていないが、制御装置全体または各制御装置を総称する
ときには制御装置39と表現する。
【0022】冷凍サイクルの一部を構成する部品をそれ
ぞれ備えた室外ユニット18、蓄熱ユニット19及び室
内ユニット20は、これらの部品間を冷媒配管で接続し
て冷凍サイクルを構成し、制御装置39により蓄冷サイ
クルと蓄冷利用冷房サイクルと蓄冷熱を利用しない冷房
サイクルと蓄冷利用暖房サイクルと蓄冷熱を利用しない
暖房サイクルとに切換可能である。
【0023】本実施例は、圧縮機1からのガス配管を2
つに分岐し、一方を室外熱交換器3とつなぎ、もう一方
を室外熱交換器3を迂回して蓄熱熱交換器7の手前で室
外熱交換器3出口からの配管とつないだ構成となってい
る。すなわち、本実施例は、圧縮機1から吐出されるガ
ス冷媒の一部を室外熱交換器3を通さずに、蓄熱熱交換
器7の手前にて残りの室外熱交換器3を通過した飽和状
態もしくは湿り状態の冷媒と合流させるガスバイパス回
路36を設けて、蓄熱熱交換器7の手前の冷媒の状態を
所望の乾き度をもった状態とするものである。
【0024】蓄冷サイクルによる製氷運転について説明
する。製氷運転時は蓄熱槽8内の蓄熱熱交換器7を蒸発
器として、室外熱交換器3を凝縮器として冷凍サイクル
を形成させる。すなわち、冷媒の流路としては、圧縮機
1、凝縮器である室外熱交換器3、レシーバ5、蓄熱膨
張弁10、蓄熱熱交換器7の順に流れ、再び圧縮機1に
戻る蓄熱循環回路となる。このとき、制御装置29によ
り、冷凍サイクルの遮断弁23、バルブ22h、22
c、22f、22eは全開とし、バルブ22a、22
b、22d、22gは全閉とする。
【0025】この製氷した氷を冷房に利用する蓄熱利用
冷房運転について説明する。蓄熱利用冷房時運転は、室
外熱交換器3及び着氷した蓄熱熱交換器7を凝縮器とし
て、室内熱交換器12を蒸発器として蓄冷利用冷房サイ
クルを形成する。このとき、制御装置29により、冷凍
サイクルの遮断弁23、バルブ22a、22d、22b
及び蓄熱膨張弁10は全開とし、バルブ22e、22
f、22g、22c、22hは全閉とする。
【0026】この蓄熱利用冷房運転においては、圧縮機
1からのガス冷媒の一部を前述のとおり室外熱交換器3
を通さずにガスバイパス回路36を通して、直接蓄熱熱
交換器7の手前にて、室外熱交換器3、レシーバ5を通
過してきた飽和もしくは湿り状態の冷媒と合流させる。
すなわち、蓄熱熱交換器7の入り口の冷媒の状態を、所
望の乾き度をもった状態とすることにより、蓄熱熱交換
器7の一部を冷媒の凝縮熱交換に利用することができ
る。これにより、夜間に製氷した氷を残すことなく昼間
の冷房に有効利用して使い切ることができ、一日の冷房
時にかかる総消費電力を低減することができる。
【0027】このときのサイクル状態を図2を参照して
説明する。A点で示すガス状態で吸込まれた冷媒は、圧
縮機1で圧縮され、B点で示す過熱ガス状態で圧縮機1
の吐出口から吐出される。この吐出された冷媒は、分岐
されて流れる。すなわち、その冷媒の一部は、室外熱交
換器3で放熱されて凝縮し、レシーバ5を出たところで
C点で示す飽和液状態になり、残りの冷媒は、過熱ガス
状態のままで室外熱交換器3をバイパスして前述の飽和
状態の冷媒と混合する。この混合された冷媒は、D点で
示す二相状態となり、このニ相状態の冷媒は、蓄熱熱交
換器7で凝縮して液冷媒になり、蓄熱熱交換器7から室
内膨張弁11に至る。この液冷媒は、室内膨張弁11で
減圧されてF点で示す湿り冷媒となり、さらに室内熱交
換器12で熱交換して蒸発し、A点で示すガス状態とな
って圧縮機1に吸込まれる。
【0028】ここで、ガスバイパス回路36を流れるガ
ス冷媒の流量を増加させると、D点における混合された
冷媒の乾き度が高くなってエンタルピーも大きくなり、
D点とE点とのエンタルピー差が増加するので、氷の使
用量も増加する。また、この蓄熱熱交換器7の入り口に
おける乾き度は、ガスバイパス回路36を通過してきた
ガス冷媒と室外熱交換器3を通過してきた飽和もしくは
湿り状態の冷媒の流量割合によって決まる。そして、ガ
スバイパス回路36を流れるガス流量を増加させると、
室外熱交換器3を流れる冷媒流量が減少して凝縮圧力を
低減できるので、圧縮機1の消費電力を低減できるが、
蓄熱熱交換器7に流入する乾き度が増加し過ぎると、氷
の消費速度が速くなるため、短時間で氷を消費してしま
う。氷が無くなった後の冷房運転は、通常の冷房サイク
ルとなるので、消費電力が多くなり、一日の冷房に費や
す総消費電力量は、ある乾き度以上では逆に増加してし
まう。発明者らの実験によると、冷房能力/蓄熱量=0.
06〜0.07kW/MJの氷蓄熱式空気調和装置で
は、蓄熱熱交換器7入口における乾き度(ガス質量流量
割合)は0.2〜0.4が望ましいという結果が得られ
た。
【0029】室内熱交換器側熱負荷の定格値に対する変
動が小さく、冷媒の循環量の変動が小さい場合は、ガス
バイパス回路36内に設けた抵抗器6は、合流させた乾
き度状態が所望の乾き度となるようなある一定の開度か
もしくは全閉の2つの状態のみできる弁でも差し支えな
い。
【0030】一方、室内ユニット20の台数切り替えや
室温が大きく変動する場所への設置等で室内熱交換器1
2側の熱負荷が大きく変化する場合は、抵抗器6の流動
抵抗を大きく変化できるように構成する。すなわち、本
実施例では、室温センサ38や外気温センサ40の信号
および室内ユニット20の使用台数等の信号を入力する
制御装置39を有し、これらの信号に基づいて抵抗器6
の流動抵抗を変化させるようにしている。
【0031】ここで、室内ユニット20の使用台数が定
格台数以下で、外気温センサ40の信号が定格値以下ま
たは室内ユニット20の熱負荷が定格値以下の場合に
は、抵抗器6の流動抵抗を小さくしてガスバイパス36
を流れるガス流量を多くして蓄熱熱交換器7に流入する
二相状態に占めるガスの質量割合、すなわち乾き度を高
くさせることにより、氷の単位時間当たりの消費量を増
加させる。これにより、蓄熱槽8内の氷9を使い切るこ
とができるので、一日の冷房時にかかる総消費電力を低
減することができると共に、残氷状態での再製氷による
蓄熱熱交換器7の破損を防止できる。また、室外熱交換
器3を流れる冷媒の流量が減少して凝縮圧力を低減でき
るので、圧縮機1の消費電力もより低減できる。
【0032】また、室内ユニット20の使用台数が定格
台数より多く、外気温度センサ40の信号が定格値より
大きく、室内ユニット20の熱負荷が定格値より大きい
場合には、乾き度0.2〜0.4の範囲内で乾き度を最小
にするように抵抗器6の抵抗を調整することにより、氷
を更に有効に利用できる。
【0033】なお、上記説明ではバルブ22gは閉じた
状態を想定していたが、電力負荷が特に大きい日中(例
えば13〜16時)の間のみバルブ22gを開くことに
より、冷媒の全てを蓄熱熱交換器7のみで凝縮させて圧
縮機1の吐出圧力を低下させ、消費電力を大幅に低減さ
せる運転も可能である。この場合には、バルブ22g
は、乾き度制御装置を構成することになる。
【0034】また、室外熱交換器3とレシーバ5の間に
暖房用の室外膨張弁4が設けられる場合は、室外熱交換
器3から流出する冷媒が所望の乾き度をもった二相状態
となる場合があり、このときの室外膨張弁4を通過する
際の圧力損失が大きくなる。そのため、室外膨張弁4を
回避するバイパス管17を設けるほうが好ましい。また
室外膨張弁利用時にバイパス管17を遮断できる遮断弁
23を設けておくことは言うまでもない。
【0035】さらには、レシーバ5からの出口配管15
とバイパス回路36との合流点から蓄熱熱交換器7まで
の合流配管16の管径を出口配管15及びバイパス回路
36の管径より大きくしてあるので、合流配管16にお
けるニ相状態の冷媒に対する抵抗を小さくすることがで
き、冷媒流量を増加して蓄冷熱の利用効率を向上するこ
とができる。
【0036】次に、本発明の第1実施例の蓄熱ユニット
の各変形例を図3及び図4を用いて説明する。
【0037】図3に示す変形例では、ガスバイパス回路
36内に抵抗器6を複数個並列に設けた構成となってい
る。低負荷時の場合は、前述のように蓄熱熱交換器7入
り口の冷媒の乾き度を大きくできるため、抵抗器6を全
て開けて蓄熱熱交換器7の入口におけるガス冷媒割合を
増やす。また定格に近い高負荷時の場合は、抵抗器6の
ほとんどを閉めることによってガス冷媒の流量割合をへ
らし、乾き度を小さくする。このときの開閉個数は室温
や室内運転台数など室内側の負荷に対応して調節する。
このような構成とすることにより、ガスバイパス回路3
6における抵抗を容易に可変とすることができる。
【0038】図4に示す変形例では、ガスバイパス回路
36内の抵抗器6として小内径管37を用いた構成とな
っている。室内側の負荷が小さくなり、全体の冷媒循環
量が減った場合、抵抗値が相対的に低下する。このよう
な構成とすることにより、乾き度制御としての精度は落
ちるが、ある程度の流量自己調整機能を持たせることが
でき、安価とすることができる。特に、室内側の冷房負
荷の変動が比較的小さく、乾き度を大幅に変える必要の
ない場合などに適する。
【0039】なお、本変形例においても電力負荷の大き
い日中(例えば13〜16時)の間のみバルブ22gを
開くことにより冷媒の全てを蓄熱熱交換器7のみで凝縮
させて圧縮機1の吐出圧を低下させ、消費電力を大幅に
低下させる運転も可能である。
【0040】次に、本発明の第2実施例を図5及び図6
を用いて説明する。図5は本発明の第2実施例の氷蓄熱
式空気調和装置の構成図、図6は図5の氷蓄熱式空気調
和装置におけるp−h線図である。
【0041】本実施例では、室外熱交換器3と蓄熱ユニ
ット19内の蓄熱熱交換器7との間にレシーバ5を持
ち、このレシーバ5からは、3本の配管が設けられた構
成となっている。1本は室外熱交換器3とつながれた室
外熱交換器側配管部13で、レシーバ内底部に開口部を
持つ。残り2本は、高乾き度配管部14と低乾き度配管
部15で、レシーバ5出口で合流管部16にて合流した
後、蓄熱熱交換器7とつながれた構成となっており、前
者14はレシーバ5内上部に開口部をもち、後者15は
レシーバ5内底部に開口部を持つ。すなわち、本実施例
では、蓄熱熱交換器7に流入する冷媒の乾き度は、高乾
き度配管部14からの冷媒と低乾き度配管部15からの
冷媒を混合させることにより、所望の乾き度とする構成
となっている。これにより上述した第1実施例のバイパ
ス回路36と比較して構成が簡単となり、安価なものと
することができる。
【0042】本実施例の蓄冷サイクルにおける製氷運転
について説明する。基本的には第1実施例と同じであ
り、製氷運転時は蓄熱槽8内の蓄熱熱交換器7を蒸発器
として、室外熱交換器3を凝縮器として冷凍サイクルを
形成させる。すなわち、冷媒の流路としては、圧縮機
1、凝縮器である室外熱交換器3、レシーバ5、蓄熱膨
張弁10、蓄熱熱交換器7の順に流れ、再び圧縮機1に
戻る蓄熱循環回路となる。このとき、室外熱交換器3と
蓄熱膨張弁10の間にあるレシーバ5から流出する冷媒
は、液状態とすべきである。よって、蓄冷サイクルのと
きは高乾き度配管部14に設けられた抵抗器6を遮断し
て低乾き度配管部15のみとすることにより、レシーバ
5から多くの液状態の冷媒が流出するため、それに見合
った液状態の冷媒が室外熱交換器側配管部13から供給
され、安定状態では、合流管部16出口はほぼ飽和状態
となりうる。
【0043】この製氷した氷を冷房に利用する蓄熱利用
冷房運転について説明する。蓄熱利用冷房時は、室外熱
交換器3及び製氷された蓄熱熱交換器7を凝縮器とし
て、室内熱交換器12を蒸発器として蓄冷利用冷房サイ
クルを形成する。すなわち、冷媒は、圧縮機1、室外熱
交換器3、レシーバ5、並列の高乾き度配管部14及び
低乾き度配管部15、蓄熱熱交換器7を経て、室内膨張
弁11、室内熱交換器12を通り、再び圧縮機1に戻る
サイクルとなる。
【0044】このときのサイクル状態を図6を参照して
説明する。A点で示すガス状態で吸込まれた冷媒は、圧
縮機1で圧縮され、B点で示す過熱ガス状態で吐出され
る。この吐出された冷媒は室外熱交換器3を通りレシー
バ5に流入する。このレシーバ5の出口では、高乾き度
配管14からのガス質量割合の多い冷媒と低乾き度配管
15からの液質量割合の多い冷媒を混合させることによ
って、蓄熱熱交換器7の入口の冷媒の組成状態をD点で
示す所望の乾き度状態とする。このため蓄熱熱交換器7
の出入口D点とE点とのエンタルピー差を大きくするこ
とができるので、氷の使用量が増加する。このときレシ
ーバ5から蓄熱熱交換器7間に設けられた合流管部16
内の冷媒の乾き度は、高乾き度配管部14からの冷媒と
低乾き度配管部15からの冷媒を混合させる流量割合に
よって決まる。
【0045】室内熱交換器側熱負荷の定格値に対する変
動が小さく、冷媒の循環量の変動が小さい場合は、高乾
き度配管部14に設けた抵抗器6は、ある一定の抵抗か
もしくは遮断の2つの状態にできる弁でも差し支えな
い。
【0046】一方、室内ユニット20の台数切り替えや
室温の大きく変動する場所への設置等で室内熱交換器1
2側の熱負荷が大きく変化する場合は、抵抗器6の流動
抵抗を大きく変化できるように構成する。すなわち、本
実施例では、室温センサ38や外気温センサ40の信号
および室内ユニット20の使用台数等の信号を入力する
制御装置39を有し、これらの信号に基づいて高乾き度
配管14に設けた抵抗器6の流動抵抗を変化させる。外
気温センサ40の信号が定格値以下で室内ユニット20
の熱負荷が定格値以下、または室内ユニット20の使用
台数が定格台数以下の場合には、抵抗器6の流動抵抗を
小さくして高乾き度配管14を流れるガス流量を多くし
て蓄熱熱交換器7に流入する二相状態に占めるガスの質
量割合、すなわち乾き度を高くさせることにより、氷の
単位時間当たりの消費量を増加させる。これにより、蓄
熱槽8内の氷9を使い切ることができるので、一日の冷
房時にかかる総消費電力を低減することができると共
に、残氷状態での再製氷による蓄熱熱交換器7の破損を
防止できる。さらに室外熱交換器3を流れる冷媒の流量
が減少して凝縮圧力を低減できるので、圧縮機1の消費
電力もより低減できる。
【0047】また本実施例において、蓄熱運転時および
暖房運転時には高乾き度配管部14を遮断することによ
って、上述のように冷媒を飽和液に近い状態で流出させ
ることもできるため、製氷能力、暖房能力を低下させる
ことがない。
【0048】次に、図5の氷蓄熱式空気調和装置におけ
るレシーバ5の各種変形例を図7から図14を参照して
説明する。
【0049】図7に示す変形例は、高乾き度配管部14
がレシーバ5内上部にガス用開口部24をもち、且つ、
端部は蓄熱利用冷房運転時の液面21aに漬かる構成と
なっている。室内ユニット20運転台数の変更や室温の
変化等で負荷が小さく、循環流量が少ない場合は、循環
流量の多い場合と同じ乾き度で運転をすると、氷があま
ってしまうので、単位時間の氷の使用量を同じにするた
めにはレシーバ出口の乾き度を大きくする必要がある。
そこで、このような構成とすることにより、循環流量が
多いときはガス用開口部24を通過するガス冷媒の吸引
力によってある一定の液冷媒が端部より吸引混入され、
ある乾き度を保つが、循環流量が少なくなった場合に
は、高乾き度配管14部全体の流量が減って管内流速が
落ちるため、端部からの液冷媒の吸引力も低下し、高乾
き度配管部14の乾き度を相対的に大きくすることがで
き、合流管部16の乾き度も大きくできる。
【0050】以上のように本変形例では、負荷変動に応
じて乾き度を変えることによって、ほぼ一定の氷の消費
速度を保つことができる。
【0051】図8に示す変形例では、高乾き度配管部1
4は、レシーバ5内上部にガス用開口部24をもち、さ
らにその開口部24より下流部に絞り部25を設け、そ
の絞り部25で合流する液面21a下に端部を持つ液管
部26を備えた構成となっている。このような構成とす
ることにより、絞りによる吸引力に応じた液冷媒を混入
させるため、より安定した乾き度を保つことができる。
【0052】図9に示す変形例は、レシーバ5内上部に
開口部をもつ高乾き度配管部14とレシーバ5内の液面
下に開口部をも低高乾き度配管部15をもち、その合流
部16にスライド具27をもつ切換弁28を備えた構成
となっている。前述のように、室内ユニット20運転台
数の変更や室温の変化等で負荷が小さく、循環流量が少
ない場合は、循環流量の多い場合と同じ乾き度で運転を
すると、氷があまってしまうので単位時間の氷の使用量
を同じにするためにはレシーバ5の出口の乾き度を大き
くする必要がある。そこでこのような構成とすることに
より、低乾き度配管部15からの流量と高乾き度配管部
14からの流量割合をきめ細かく調節することができ
る。なお、この切換弁28による流量割合の調節は、ま
ったく同様な構成として、図1に示す第1実施例におい
ても適用できることは言うまでもない。
【0053】図10に示す変形例は、レシーバ5内液面
の低い蓄熱利用冷房時には液面21aが広径部29に存
在し、液面の高くなる製氷運転時には液面21bが狭径
部30に存在するような構造とし、さらに高乾き度配管
部14の開口部は利用冷房時には液面が届かない狭径部
30に位置するような構成となっている。このような構
成とすることにより、製氷時には高乾き度配管部14の
開口部は液面21b下となりうるので、抵抗器6をキャ
ピラリチュ−ブなどの抵抗管31で代用することができ
る。またレシーバ5の液面変化領域を狭径部30とする
ことにより、液面の変化をよりシャ−プにあらわすこと
ができる。
【0054】図11に示す変形例は、高乾き度配管部1
4のレシーバ5内開口部付近に液の跳ね上げを遮蔽する
遮蔽具32を設けた構成となっている。このような構成
とすることにより、液の跳ね上げによる高乾き度配管部
14内の乾き度の乱れを抑えることができるため、合流
管部16における乾き度をより安定したものとすること
ができる。また室外熱交換器側配管部13のレシーバ5
内開口部33を図11のように管中心線に対して斜めと
することにより、開口部面積を稼ぐことができる。よっ
て室外熱交からの二相冷媒をレシーバ5内の液内に速や
かに拡散させることができるため、液面の乱れ及び跳ね
上げを抑えることができ、よって乾き度もより安定した
ものとすることができる。
【0055】図12に示す変形例は、室外熱交換器側配
管部13の上面部に分岐管34を設け、さらにその分岐
管34が高乾き度配管部14に直接つながれた構成とな
っている。このような構成とすることにより、室外熱交
換器3からレシーバ5に流入する冷媒のガス成分を分岐
し、高乾き度配管部14に混入させるため、レシーバ5
内の液面の状態も安定し、低乾き度配管部15及び高乾
き度配管部14の各乾き度状態をより安定したものとす
ることができる。
【0056】図13に示す変形例は、レシーバ5から蓄
熱熱交換器7までの配管部を1本の配管で構成してお
り、レシーバ5内の端部における開口部が低乾き度配管
部15、レシーバ5内における配管の途中に設けられた
スリットが高乾き度配管部14にあたる。すなわち、本
変形例は、比較的室内ユニット20側の負荷の変更が少
なく、乾き度の調整が不要な場合に適している。また、
高乾き度配管部14のスリットは、蓄熱利用冷房時より
もレシーバ内液面が上昇する製氷運転時には、液面下に
入るような位置とすべきである。このような構成とする
ことにより、製氷運転時には高乾き度配管部14及び低
乾き度配管部15から飽和液を流出させることができる
ため、製氷時の能力を低下させることもない。
【0057】図14に示す変形例は、レシーバ5内の室
外熱交側配管13に、スリット35を設けた構成となっ
ている。このような構成とすることにより、室外熱交換
器3からの二相冷媒中のガス成分を、効率よく分離して
レシーバ5内の液中に導入するガス量を極力減らすこと
ができる。またこのスリット35は、蓄熱利用冷房時よ
りもレシーバ5内の液面が上昇する製氷運転時及び暖房
運転時には、液面下に入るような位置とすべきである。
このような構成とすることにより、とくに暖房運転時に
は室外熱交側配管に飽和液を流入させることができるた
め、暖房時の能力を低下させることもない。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、蓄熱熱交換器に流入す
る冷媒の乾き度を高くすると共に室外凝縮器の凝縮温度
を低下することができ、しかも熱負荷の変化に対応した
蓄冷熱の利用を行うことができることにより、蓄冷熱の
利用効率を向上して総消費電力の低減を図りつつ、ピー
ク消費電力の低減を図ることができる氷蓄熱式空気調和
装置が得られる。
【0059】また、本発明によれば、レシーバから高乾
き度冷媒をバイパスして蓄熱熱交換器に流入する冷媒の
乾き度を高くすると共に室外凝縮器の凝縮温度を低下す
ることができことにより、安価な構成で、蓄冷熱の利用
効率を向上して総消費電力の低減を図ることができる氷
蓄熱式空気調和装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の氷蓄熱式空気調和装置の
基本構成図である。
【図2】図1の氷蓄熱式空気調和装置におけるp−h線
図である。
【図3】図1の氷蓄熱式空気調和装置における蓄熱槽の
変形例を示す構成図である。
【図4】図1の氷蓄熱式空気調和装置における蓄熱槽の
他の変形例を示す構成図である。
【図5】本発明の第2実施例の氷蓄熱式空気調和装置の
構成図である。
【図6】図5の氷蓄熱式空気調和装置におけるp−h線
図である。
【図7】図5の氷蓄熱式空気調和装置におけるレシーバ
の変形例を示す構成図である。
【図8】図5の氷蓄熱式空気調和装置におけるレシーバ
の他の変形例を示す構成図である。
【図9】図5の氷蓄熱式空気調和装置におけるレシーバ
の他の変形例を示す構成図である。
【図10】図5の氷蓄熱式空気調和装置におけるレシー
バの他の変形例を示す構成図である。
【図11】図5の氷蓄熱式空気調和装置におけるレシー
バの他の変形例を示す構成図である。
【図12】図5の氷蓄熱式空気調和装置におけるレシー
バの他の変形例を示す構成図である。
【図13】図5の氷蓄熱式空気調和装置におけるレシー
バの他の変形例を示す構成図である。
【図14】図5の氷蓄熱式空気調和装置におけるレシー
バの他の変形例を示す構成図である。
【図15】従来技術1の氷蓄熱式空気調和装置を示す構
成図である。
【図16】図15に示す氷蓄熱式空気調和装置のp−h
線図の概略図である。
【符号の説明】
1…圧縮機、2…四方弁、3…室外熱交換器、4…室外
膨張弁、5…レシーバ、6…抵抗器(乾き度制御装
置)、7…蓄熱熱交換器、8…蓄熱槽、9…氷、10…
蓄熱膨張弁、11…室内膨張弁、12…室内熱交換器、
13…室外熱交換器側配管部、14…高乾き度配管部、
15…低乾き度側配管部、16…合流管部、17…バイ
パス管、18…室外ユニット、19…蓄熱ユニット、2
0…室内ユニット、22a〜22h…バルブ、23…遮
断弁、24…ガス用開口部、25…絞り部、26…液管
部、27…スライド具、28…切換弁、29…広径部、
30…狭径部、 31…抵抗管、32…遮蔽具、33…
開口部、34…分岐管、35…スリット、36…ガスバ
イパス回路、37…小内径管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000156938 関西電力株式会社 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 (72)発明者 今成 正雄 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 福島 敏彦 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 関谷 禎夫 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 手塚 純一郎 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 空調システム清水生産本部内 (72)発明者 北條 俊幸 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 空調システム清水生産本部内 (72)発明者 望月 佳彦 静岡県清水市村松390番地 日立清水エン ジニアリング株式会社内 (72)発明者 渡邉 澂雄 愛知県名古屋市緑区大高町字北関山20番地 の1 中部電力株式会社電気利用研究所内 (72)発明者 松田 徹 愛知県名古屋市緑区大高町字北関山20番地 の1 中部電力株式会社電気利用研究所内 (72)発明者 熊谷 雅彦 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社電力技術研究所内 (72)発明者 矢田部 隆志 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社エネルギー営業部内 (72)発明者 辻井 浩一 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社 (72)発明者 社頭 真二 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社 Fターム(参考) 3L060 AA03 CC02 CC03 DD08 EE09 3L092 TA11 UA04 UA25 UA34 VA07 WA14 XA21 XA23 XA32 YA14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓄冷サイクル及び蓄冷利用冷房サイクルを
    切換可能な冷凍サイクルと、運転制御装置とを備え、前
    記蓄冷サイクルは、圧縮機、室外熱交換器、蓄熱膨張
    弁、及び蓄熱槽内の水中に設置された蓄熱熱交換器を冷
    媒配管で順次接続した蓄熱循環回路を形成し、前記蓄冷
    利用冷房サイクルは、前記圧縮機、前記室外熱交換器、
    前記蓄熱熱交換器、室内膨張弁及び複数の室内熱交換器
    を順次冷媒配管で接続した蓄冷利用冷房循環回路と、高
    乾き度冷媒をバイパスして前記蓄熱熱交換器の入口側で
    前記蓄冷利用冷房循環回路の低乾き度冷媒に合流させる
    ガスバイパス回路とを形成すると共に、前記蓄熱熱交換
    器に流入する冷媒の乾き度を制御する乾き度制御装置を
    設けており、前記運転制御装置は、前記蓄冷利用冷房サ
    イクルの際に、前記複数の室内熱交換器の運転状態に基
    づいて前記乾き度制御装置を制御する機能を有すること
    を特徴とする氷蓄熱式空気調和装置。
  2. 【請求項2】蓄冷サイクル及び蓄冷利用冷房サイクルを
    切換可能な冷凍サイクルと、制御装置とを備え、前記蓄
    冷サイクルは、圧縮機、室外熱交換器、蓄熱膨張弁、及
    び蓄熱槽内の水中に設置された蓄熱熱交換器を冷媒配管
    で順次接続した蓄熱循環回路を形成し、前記蓄冷利用冷
    房サイクルは、前記圧縮機、前記室外熱交換器、前記蓄
    熱熱交換器、室内膨張弁及び複数の室内熱交換器を順次
    冷媒配管で接続した蓄冷利用冷房循環回路と、高乾き度
    冷媒をバイパスして前記蓄熱熱交換器の入口側で前記蓄
    冷利用冷房循環回路の低乾き度冷媒に合流させるガスバ
    イパス回路とを形成すると共に、前記蓄熱熱交換器に流
    入する冷媒の乾き度を制御する乾き度制御装置を設けて
    おり、前記運転制御装置は、前記蓄冷利用冷房サイクル
    の際に、前記複数の室内熱交換器の運転状態、室外温度
    及び室内温度に基づいて前記乾き度制御装置を制御する
    機能を有することを特徴とする氷蓄熱式空気調和装置。
  3. 【請求項3】蓄冷サイクル及び蓄冷利用冷房サイクルを
    切換可能な冷凍サイクルと、制御装置とを備え、前記蓄
    冷サイクルは、圧縮機、室外熱交換器、蓄熱膨張弁、及
    び蓄熱槽内の水中に設置された蓄熱熱交換器を冷媒配管
    で順次接続した蓄熱循環回路を形成し、前記蓄冷利用冷
    房サイクルは、前記圧縮機、前記室外熱交換器、レシー
    バ、前記蓄熱熱交換器、室内膨張弁及び複数の室内熱交
    換器を順次冷媒配管で接続した蓄冷利用冷房循環回路
    と、前記レシーバの高乾き度冷媒をバイパスして前記蓄
    熱熱交換器の入口側で前記蓄冷利用冷房循環回路の低乾
    き度冷媒に合流させるガスバイパス回路とを形成すると
    共に、前記蓄熱熱交換器に流入する冷媒の乾き度を制御
    する乾き度制御装置を設けたことを特徴とする氷蓄熱式
    空気調和装置。
  4. 【請求項4】蓄冷サイクル及び蓄冷利用冷房サイクルを
    切換可能な冷凍サイクルと、制御装置とを備え、前記蓄
    冷サイクルは、圧縮機、室外熱交換器、蓄熱膨張弁、及
    び蓄熱槽内の水中に設置された蓄熱熱交換器を冷媒配管
    で順次接続した蓄熱循環回路を形成し、前記蓄冷利用冷
    房サイクルは、前記圧縮機、前記室外熱交換器、レシー
    バ、前記蓄熱熱交換器、室内膨張弁及び複数の室内熱交
    換器を順次冷媒配管で接続した蓄冷利用冷房循環回路
    と、前記レシーバの高乾き度冷媒をバイパスして前記蓄
    熱熱交換器の入口側で前記蓄冷利用冷房循環回路の低乾
    き度冷媒に合流させるガスバイパス回路とを形成すると
    共に、前記蓄熱熱交換器の入口側に合流する前記蓄冷利
    用冷房循環回路の冷媒配管及び前記バイパス回路の冷媒
    配管の少なくとも一方に乾き度調節用固定抵抗を設けた
    ことを特徴とする氷蓄熱式空気調和装置。
  5. 【請求項5】蓄冷サイクル及び蓄冷利用冷房サイクルを
    切換可能な冷凍サイクルと、運転制御装置とを備え、前
    記蓄冷サイクルは、圧縮機、室外熱交換器、蓄熱膨張
    弁、及び蓄熱槽内の水中に設置された蓄熱熱交換器を冷
    媒配管で順次接続した蓄熱循環回路を形成し、前記蓄冷
    利用冷房サイクルは、前記圧縮機、前記室外熱交換器、
    前記蓄熱熱交換器、室内膨張弁及び複数の室内熱交換器
    を順次冷媒配管で接続した蓄冷利用冷房循環回路と、高
    乾き度冷媒をバイパスして前記蓄熱熱交換器の入口側で
    前記蓄冷利用冷房循環回路の低乾き度冷媒に合流させる
    ガスバイパス回路とを形成すると共に、前記蓄熱熱交換
    器に流入する冷媒の乾き度を制御する乾き度制御装置を
    設け、かつ前記ガスバイパス回路の合流部から前記蓄熱
    熱交換器への冷媒配管を大径にしたことを特徴とする氷
    蓄熱式空気調和装置。
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