JP4664530B2 - 氷蓄熱式空気調和装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、氷蓄熱式空気調和装置に係わり、特に蓄熱槽内に設置した蓄熱熱交換器に冷媒を流すことにより蓄熱槽の製氷及び解氷を行う氷蓄熱式空気調和装置に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の氷蓄熱式空気調和装置としては、図15及び図16に示すものがある(従来技術1)。図15は従来技術1の氷蓄熱式空気調和装置を示す構成図、図16は図15に示す氷蓄熱式空気調和装置のp−h線図の概略図である。なお、図15及び図16における符号で本発明の各実施例の図における符号と同一符号は、同一物または相当物を示す。
【0003】
図15において、この氷蓄熱式空気調和装置は、主に圧縮機1、四方弁2、室外熱交換器3、室外膨張弁4及びレシーバ5等をまとめた室外ユニット18と、水を貯めた槽内に蓄熱熱交換器7を設置した蓄熱槽8、蓄熱膨張弁10及び分岐配管等をまとめた蓄熱ユニット19と、複数の室内膨張弁11及び室内熱交換器12を有する室内ユニット20とを備え、これらを冷媒配管で接続して冷凍サイクルが構成されている。
【0004】
この蓄熱槽8は、主に夜間の深夜電力を利用して冷凍サイクルを動かし蓄熱熱交換器7で水を冷却して氷として冷熱を蓄えておき、昼間にこの氷として蓄えられた冷熱を空調に利用するのに使用される。具体的には、蓄熱槽8に冷熱を蓄熱する際は、この蓄熱槽8内の蓄熱熱交換器7を冷凍サイクルの蒸発器とすることにより、蓄熱槽8内に収められている蓄熱熱交換器7内に低温低圧の冷媒を流して、その表面に製氷して冷熱を蓄える。すなわち、この時の冷凍サイクルは、圧縮機1、凝縮器である室外熱交換器3、バルブ22hを通って開度を制御した蓄熱膨張弁10、蒸発器としての蓄熱槽8内の蓄熱熱交換器7及びバルブ22g、22eを通って圧縮機1に戻る基本構成となる。この時、バルブ22a、22d、は全閉にしておく。そして、蓄熱した冷熱を空調に利用する際は、今度は蓄熱槽8内の蓄熱熱交換器7を、主に凝縮後のサブク−ルのための熱交換器とすることにより、蓄熱熱交換器7内に高温高圧の冷媒を流して、 蓄熱熱交換器8の製氷面側から氷9を解氷して冷熱を取り出す。この時の冷凍サイクルの基本構成は、圧縮機1、凝縮器としての室外熱交換器3、バルブ22aを通って蓄熱熱交換器7、室内膨張弁11、蒸発器としての室内熱交換器12の順となる(バルブ22d、22e、22f、22g、22hは全閉)。
【0005】
図16に示すように、従来技術1の氷蓄熱式空気調和装置では、蓄熱利用冷房時において、圧縮機1を出た高温高圧の冷媒は凝縮器としての室外熱交換器3内でほぼ完全に凝縮され液体となる。そのため、その後に流される蓄熱槽8内の蓄熱熱交換器7は、単に液体である冷媒の温度を下げて過冷却をつけるためだけに主に利用されている。
【0006】
また、従来の蓄熱式の空気調和機としては、特開平6−147677号公報に示されているように、蓄冷運転時及び蓄冷利用冷房運転時に循環回路を切換可能な冷凍サイクルと、運転制御装置とを備え、蓄冷運転時は、圧縮機、室外熱交換器、減圧装置となる蓄冷流量制御弁、及び蓄熱熱交換器を冷媒配管で順次接続した蓄熱循環回路を形成し、蓄冷利用冷房時は、圧縮機、室外熱交換器、受液器、蓄熱熱交換器、減圧装置となる室内流量制御弁及び複数の室内熱交換器を順次冷媒配管で接続した蓄冷利用冷房循環回路と、圧縮機の吐出側から蓄熱熱交換器の入口側にガス冷媒をガスバイパス流量制御弁を介してバイパスするガスバイパス回路とを形成し、蓄熱器熱交換器に気液ニ相の冷媒を供給して使い勝手よく利用できて蓄冷利用効率を向上できると共に、室外熱交換器での凝縮圧力低下でき、しかも、ガスバイパス回路に設けたガスバイパス流量制御弁によりガス冷媒のバイパス流量を制御することにより、蓄冷熱の利用効率を調整できるものがある(従来技術2)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来技術1の氷蓄熱式空気調和装置では、蓄熱槽8内の蓄熱熱交換器7は、単に液体である冷媒の温度を下げて過冷却をつけるためだけに主に利用されているために、単位時間あたりの氷の使用量には限界があり、また、凝縮圧力は実質、室外熱交換器3での凝縮熱交換によってのみ支配されるため、凝縮圧力低下による消費電力の低減は望めなかった。
【0008】
また、従来技術2の氷蓄熱式空気調和装置では、室外熱交換器の凝縮圧力が低下でき、蓄冷利用効率を向上できる点が示されているが、蓄冷利用冷房運転時における熱負荷の変化に対応した蓄冷熱の利用割合を制御することにより、蓄冷熱の利用効率をさらに向上することについては開示されていない。また、ガスバイパス回路をレシーバから分岐し、または乾き度制御装置を固定抵抗にすることにより、冷凍サイクルの構成を簡単にして安価にすることについては開示されていない。さらには、ガスバイパス回路の合流部から蓄熱熱交換器への冷媒配管を大径にすることにより、蓄冷熱の利用効率をさらに向上することについては開示されていない。
【0009】
本発明の目的は、蓄冷利用冷房運転において、蓄熱熱交換器に流入する冷媒の乾き度を高くすると共に室外凝縮器の凝縮温度を低下することができ、しかも熱負荷の変化に対応した蓄冷熱の利用を行うことができることにより、蓄冷熱の利用効率を向上して総消費電力の低減を図りつつ、ピーク消費電力の低減を図ることができる氷蓄熱式空気調和装置を得ることにある。
【0010】
本発明の別の目的は、レシーバから高乾き度冷媒をバイパスして蓄熱熱交換器に流入する冷媒の乾き度を高くすると共に室外凝縮器の凝縮温度を低下することができことにより、安価な構成で、蓄冷熱の利用効率を向上して総消費電力の低減を図ることができる氷蓄熱式空気調和装置を得ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、蓄冷サイクル及び蓄冷利用冷房サイクルを切換可能な冷凍サイクルと、制御装置とを備え、前記蓄冷サイクルは、圧縮機、室外熱交換器、蓄熱膨張弁、及び蓄熱槽内の水中に設置された蓄熱熱交換器を冷媒配管で順次接続した蓄熱循環回路を形成し、前記蓄冷利用冷房サイクルは、前記圧縮機、前記室外熱交換器、室外熱交換器側配管部、レシーバ、低乾き度配管部、前記蓄熱熱交換器、室内膨張弁及び複数の室内熱交換器を順次冷媒配管で接続した蓄冷利用冷房循環回路と、前記レシーバ内の高乾き度冷媒を前記低乾き度配管部をバイパスして前記低乾き度配管部の出口側の低乾き度冷媒に合流させる高乾き度配管部及びこの高乾き度配管部の途中に設けられた抵抗器を有するガスバイパス回路と、を形成し、前記室外熱交換器側配管部は前記レシーバ内底部に開口部を有し、前記低乾き度配管部は前記レシーバ内底部に開口部を有し、前記高乾き度配管部は、前記蓄冷利用冷房サイクルにおける蓄熱利用冷房運転時に、前記レシーバ内の冷媒液より上部に位置する上部開口部と、前記レシーバ内の冷媒液に漬かる下端開口部とを有し、前記制御装置は、前記蓄冷利用冷房サイクルにおける蓄熱利用冷房運転時に、前記室内熱交換器側の熱負荷に基づいて前記抵抗器の流動抵抗を調節することにある。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施例を図を用いて説明する。なお、第2実施例以降の実施例においては第1実施例と共通する構成の一部を省略すると共に、重複する説明を省略する。各実施例の図における同一符号は同一物又は相当物を示す。
【0017】
まず、本発明の第1実施例を図1及び図2を用いて説明する。図1は本発明の第1実施例の氷蓄熱式空気調和装置の基本構成図、図2は図1の氷蓄熱式空気調和装置におけるp−h線図である。
【0018】
室外ユニット18は、冷凍サイクルの一部を構成する圧縮機1、四方弁2、室外熱交換器3、室外膨張弁4、レシーバ5、バルブ22d、22e、遮断弁23、冷媒配管と、運転を制御する室外制御装置39aと、室外熱交換器3に室外空気を通風して熱交換させる室外ファンと、外気温度を検出する外気温度センサ40とを備えている。
【0019】
蓄熱ユニット19は、冷凍サイクルの一部を構成する蓄熱膨張弁10、蓄熱熱交換器7、抵抗器6、バルブ22a〜22c、22f〜22h、冷媒配管と、内部に貯えた水中に蓄熱熱交換器7を設置した蓄熱槽8と、蓄熱制御装置39bとを備えている。抵抗器6は蓄熱熱交換器に流入する冷媒の乾き度を制御する乾き度制御装置を構成するものである。
【0020】
室内ユニット20は、複数(本実施例では3台)並列に接続して設けられ、冷凍サイクルの一部を構成する室内膨張弁11、室内熱交換器12、冷媒配管と、室内制御装置39cと、室内熱交換器12に室内空気を通風して熱交換させる室内ファンと、室温を検出する室外熱交換器38とをそれぞれに備えている。
【0021】
各制御装置39a〜39cは電気的に接続されて制御装置全体を構成しており、符号39は図示していないが、制御装置全体または各制御装置を総称するときには制御装置39と表現する。
【0022】
冷凍サイクルの一部を構成する部品をそれぞれ備えた室外ユニット18、蓄熱ユニット19及び室内ユニット20は、これらの部品間を冷媒配管で接続して冷凍サイクルを構成し、制御装置39により蓄冷サイクルと蓄冷利用冷房サイクルと蓄冷熱を利用しない冷房サイクルと蓄冷利用暖房サイクルと蓄冷熱を利用しない暖房サイクルとに切換可能である。
【0023】
本実施例は、圧縮機1からのガス配管を2つに分岐し、一方を室外熱交換器3とつなぎ、もう一方を室外熱交換器3を迂回して蓄熱熱交換器7の手前で室外熱交換器3出口からの配管とつないだ構成となっている。すなわち、本実施例は、圧縮機1から吐出されるガス冷媒の一部を室外熱交換器3を通さずに、蓄熱熱交換器7の手前にて残りの室外熱交換器3を通過した飽和状態もしくは湿り状態の冷媒と合流させるガスバイパス回路36を設けて、蓄熱熱交換器7の手前の冷媒の状態を所望の乾き度をもった状態とするものである。
【0024】
蓄冷サイクルによる製氷運転について説明する。製氷運転時は蓄熱槽8内の蓄熱熱交換器7を蒸発器として、室外熱交換器3を凝縮器として冷凍サイクルを形成させる。すなわち、冷媒の流路としては、圧縮機1、凝縮器である室外熱交換器3、レシーバ5、蓄熱膨張弁10、蓄熱熱交換器7の順に流れ、再び圧縮機1に戻る蓄熱循環回路となる。このとき、制御装置29により、冷凍サイクルの遮断弁23、バルブ22h、22c、22f、22eは全開とし、バルブ22a、22b、22d、22gは全閉とする。
【0025】
この製氷した氷を冷房に利用する蓄熱利用冷房運転について説明する。蓄熱利用冷房時運転は、室外熱交換器3及び着氷した蓄熱熱交換器7を凝縮器として、室内熱交換器12を蒸発器として蓄冷利用冷房サイクルを形成する。このとき、制御装置29により、冷凍サイクルの遮断弁23、バルブ22a、22d、22b及び蓄熱膨張弁10は全開とし、バルブ22e、22f、22g、22c、22hは全閉とする。
【0026】
この蓄熱利用冷房運転においては、圧縮機1からのガス冷媒の一部を前述のとおり室外熱交換器3を通さずにガスバイパス回路36を通して、直接蓄熱熱交換器7の手前にて、室外熱交換器3、レシーバ5を通過してきた飽和もしくは湿り状態の冷媒と合流させる。すなわち、蓄熱熱交換器7の入り口の冷媒の状態を、所望の乾き度をもった状態とすることにより、蓄熱熱交換器7の一部を冷媒の凝縮熱交換に利用することができる。これにより、夜間に製氷した氷を残すことなく昼間の冷房に有効利用して使い切ることができ、一日の冷房時にかかる総消費電力を低減することができる。
【0027】
このときのサイクル状態を図2を参照して説明する。A点で示すガス状態で吸込まれた冷媒は、圧縮機1で圧縮され、B点で示す過熱ガス状態で圧縮機1の吐出口から吐出される。この吐出された冷媒は、分岐されて流れる。すなわち、その冷媒の一部は、室外熱交換器3で放熱されて凝縮し、レシーバ5を出たところでC点で示す飽和液状態になり、残りの冷媒は、過熱ガス状態のままで室外熱交換器3をバイパスして前述の飽和状態の冷媒と混合する。この混合された冷媒は、D点で示す二相状態となり、このニ相状態の冷媒は、蓄熱熱交換器7で凝縮して液冷媒になり、蓄熱熱交換器7から室内膨張弁11に至る。この液冷媒は、室内膨張弁11で減圧されてF点で示す湿り冷媒となり、さらに室内熱交換器12で熱交換して蒸発し、A点で示すガス状態となって圧縮機1に吸込まれる。
【0028】
ここで、ガスバイパス回路36を流れるガス冷媒の流量を増加させると、D点における混合された冷媒の乾き度が高くなってエンタルピーも大きくなり、D点とE点とのエンタルピー差が増加するので、氷の使用量も増加する。また、この蓄熱熱交換器7の入り口における乾き度は、ガスバイパス回路36を通過してきたガス冷媒と室外熱交換器3を通過してきた飽和もしくは湿り状態の冷媒の流量割合によって決まる。そして、ガスバイパス回路36を流れるガス流量を増加させると、室外熱交換器3を流れる冷媒流量が減少して凝縮圧力を低減できるので、圧縮機1の消費電力を低減できるが、蓄熱熱交換器7に流入する乾き度が増加し過ぎると、氷の消費速度が速くなるため、短時間で氷を消費してしまう。氷が無くなった後の冷房運転は、通常の冷房サイクルとなるので、消費電力が多くなり、一日の冷房に費やす総消費電力量は、ある乾き度以上では逆に増加してしまう。発明者らの実験によると、冷房能力/蓄熱量=0.06〜0.07kW/MJの氷蓄熱式空気調和装置では、蓄熱熱交換器7入口における乾き度(ガス質量流量割合)は0.2〜0.4が望ましいという結果が得られた。
【0029】
室内熱交換器側熱負荷の定格値に対する変動が小さく、冷媒の循環量の変動が小さい場合は、ガスバイパス回路36内に設けた抵抗器6は、合流させた乾き度状態が所望の乾き度となるようなある一定の開度かもしくは全閉の2つの状態のみできる弁でも差し支えない。
【0030】
一方、室内ユニット20の台数切り替えや室温が大きく変動する場所への設置等で室内熱交換器12側の熱負荷が大きく変化する場合は、抵抗器6の流動抵抗を大きく変化できるように構成する。すなわち、本実施例では、室温センサ38や外気温センサ40の信号および室内ユニット20の使用台数等の信号を入力する制御装置39を有し、これらの信号に基づいて抵抗器6の流動抵抗を変化させるようにしている。
【0031】
ここで、室内ユニット20の使用台数が定格台数以下で、外気温センサ40の信号が定格値以下または室内ユニット20の熱負荷が定格値以下の場合には、抵抗器6の流動抵抗を小さくしてガスバイパス36を流れるガス流量を多くして蓄熱熱交換器7に流入する二相状態に占めるガスの質量割合、すなわち乾き度を高くさせることにより、氷の単位時間当たりの消費量を増加させる。これにより、蓄熱槽8内の氷9を使い切ることができるので、一日の冷房時にかかる総消費電力を低減することができると共に、残氷状態での再製氷による蓄熱熱交換器7の破損を防止できる。また、室外熱交換器3を流れる冷媒の流量が減少して凝縮圧力を低減できるので、圧縮機1の消費電力もより低減できる。
【0032】
また、室内ユニット20の使用台数が定格台数より多く、外気温度センサ40の信号が定格値より大きく、室内ユニット20の熱負荷が定格値より大きい場合には、乾き度0.2〜0.4の範囲内で乾き度を最小にするように抵抗器6の抵抗を調整することにより、氷を更に有効に利用できる。
【0033】
なお、上記説明ではバルブ22gは閉じた状態を想定していたが、電力負荷が特に大きい日中(例えば13〜16時)の間のみバルブ22gを開くことにより、冷媒の全てを蓄熱熱交換器7のみで凝縮させて圧縮機1の吐出圧力を低下させ、消費電力を大幅に低減させる運転も可能である。この場合には、バルブ22gは、乾き度制御装置を構成することになる。
【0034】
また、室外熱交換器3とレシーバ5の間に暖房用の室外膨張弁4が設けられる場合は、室外熱交換器3から流出する冷媒が所望の乾き度をもった二相状態となる場合があり、このときの室外膨張弁4を通過する際の圧力損失が大きくなる。そのため、室外膨張弁4を回避するバイパス管17を設けるほうが好ましい。また室外膨張弁利用時にバイパス管17を遮断できる遮断弁23を設けておくことは言うまでもない。
【0035】
さらには、レシーバ5からの出口配管15とバイパス回路36との合流点から蓄熱熱交換器7までの合流配管16の管径を出口配管15及びバイパス回路36の管径より大きくしてあるので、合流配管16におけるニ相状態の冷媒に対する抵抗を小さくすることができ、冷媒流量を増加して蓄冷熱の利用効率を向上することができる。
【0036】
次に、本発明の第1実施例の蓄熱ユニットの各変形例を図3及び図4を用いて説明する。
【0037】
図3に示す変形例では、ガスバイパス回路36内に抵抗器6を複数個並列に設けた構成となっている。低負荷時の場合は、前述のように蓄熱熱交換器7入り口の冷媒の乾き度を大きくできるため、抵抗器6を全て開けて蓄熱熱交換器7の入口におけるガス冷媒割合を増やす。また定格に近い高負荷時の場合は、抵抗器6のほとんどを閉めることによってガス冷媒の流量割合をへらし、乾き度を小さくする。このときの開閉個数は室温や室内運転台数など室内側の負荷に対応して調節する。このような構成とすることにより、ガスバイパス回路36における抵抗を容易に可変とすることができる。
【0038】
図4に示す変形例では、ガスバイパス回路36内の抵抗器6として小内径管37を用いた構成となっている。室内側の負荷が小さくなり、全体の冷媒循環量が減った場合、抵抗値が相対的に低下する。このような構成とすることにより、乾き度制御としての精度は落ちるが、ある程度の流量自己調整機能を持たせることができ、安価とすることができる。特に、室内側の冷房負荷の変動が比較的小さく、乾き度を大幅に変える必要のない場合などに適する。
【0039】
なお、本変形例においても電力負荷の大きい日中(例えば13〜16時)の間のみバルブ22gを開くことにより冷媒の全てを蓄熱熱交換器7のみで凝縮させて圧縮機1の吐出圧を低下させ、消費電力を大幅に低下させる運転も可能である。
【0040】
次に、本発明の第2実施例を図5及び図6を用いて説明する。図5は本発明の第2実施例の氷蓄熱式空気調和装置の構成図、図6は図5の氷蓄熱式空気調和装置におけるp−h線図である。
【0041】
本実施例では、室外熱交換器3と蓄熱ユニット19内の蓄熱熱交換器7との間にレシーバ5を持ち、このレシーバ5からは、3本の配管が設けられた構成となっている。1本は室外熱交換器3とつながれた室外熱交換器側配管部13で、レシーバ内底部に開口部を持つ。残り2本は、高乾き度配管部14と低乾き度配管部15で、レシーバ5出口で合流管部16にて合流した後、蓄熱熱交換器7とつながれた構成となっており、前者14はレシーバ5内上部に開口部をもち、後者15はレシーバ5内底部に開口部を持つ。すなわち、本実施例では、蓄熱熱交換器7に流入する冷媒の乾き度は、高乾き度配管部14からの冷媒と低乾き度配管部15からの冷媒を混合させることにより、所望の乾き度とする構成となっている。これにより上述した第1実施例のバイパス回路36と比較して構成が簡単となり、安価なものとすることができる。
【0042】
本実施例の蓄冷サイクルにおける製氷運転について説明する。基本的には第1実施例と同じであり、製氷運転時は蓄熱槽8内の蓄熱熱交換器7を蒸発器として、室外熱交換器3を凝縮器として冷凍サイクルを形成させる。すなわち、冷媒の流路としては、圧縮機1、凝縮器である室外熱交換器3、レシーバ5、蓄熱膨張弁10、蓄熱熱交換器7の順に流れ、再び圧縮機1に戻る蓄熱循環回路となる。このとき、室外熱交換器3と蓄熱膨張弁10の間にあるレシーバ5から流出する冷媒は、液状態とすべきである。よって、蓄冷サイクルのときは高乾き度配管部14に設けられた抵抗器6を遮断して低乾き度配管部15のみとすることにより、レシーバ5から多くの液状態の冷媒が流出するため、それに見合った液状態の冷媒が室外熱交換器側配管部13から供給され、安定状態では、合流管部16出口はほぼ飽和状態となりうる。
【0043】
この製氷した氷を冷房に利用する蓄熱利用冷房運転について説明する。蓄熱利用冷房時は、室外熱交換器3及び製氷された蓄熱熱交換器7を凝縮器として、室内熱交換器12を蒸発器として蓄冷利用冷房サイクルを形成する。すなわち、冷媒は、圧縮機1、室外熱交換器3、レシーバ5、並列の高乾き度配管部14及び低乾き度配管部15、蓄熱熱交換器7を経て、室内膨張弁11、室内熱交換器12を通り、再び圧縮機1に戻るサイクルとなる。
【0044】
このときのサイクル状態を図6を参照して説明する。A点で示すガス状態で吸込まれた冷媒は、圧縮機1で圧縮され、B点で示す過熱ガス状態で吐出される。この吐出された冷媒は室外熱交換器3を通りレシーバ5に流入する。このレシーバ5の出口では、高乾き度配管14からのガス質量割合の多い冷媒と低乾き度配管15からの液質量割合の多い冷媒を混合させることによって、蓄熱熱交換器7の入口の冷媒の組成状態をD点で示す所望の乾き度状態とする。このため蓄熱熱交換器7の出入口D点とE点とのエンタルピー差を大きくすることができるので、氷の使用量が増加する。このときレシーバ5から蓄熱熱交換器7間に設けられた合流管部16内の冷媒の乾き度は、高乾き度配管部14からの冷媒と低乾き度配管部15からの冷媒を混合させる流量割合によって決まる。
【0045】
室内熱交換器側熱負荷の定格値に対する変動が小さく、冷媒の循環量の変動が小さい場合は、高乾き度配管部14に設けた抵抗器6は、ある一定の抵抗かもしくは遮断の2つの状態にできる弁でも差し支えない。
【0046】
一方、室内ユニット20の台数切り替えや室温の大きく変動する場所への設置等で室内熱交換器12側の熱負荷が大きく変化する場合は、抵抗器6の流動抵抗を大きく変化できるように構成する。すなわち、本実施例では、室温センサ38や外気温センサ40の信号および室内ユニット20の使用台数等の信号を入力する制御装置39を有し、これらの信号に基づいて高乾き度配管14に設けた抵抗器6の流動抵抗を変化させる。外気温センサ40の信号が定格値以下で室内ユニット20の熱負荷が定格値以下、または室内ユニット20の使用台数が定格台数以下の場合には、抵抗器6の流動抵抗を小さくして高乾き度配管14を流れるガス流量を多くして蓄熱熱交換器7に流入する二相状態に占めるガスの質量割合、すなわち乾き度を高くさせることにより、氷の単位時間当たりの消費量を増加させる。これにより、蓄熱槽8内の氷9を使い切ることができるので、一日の冷房時にかかる総消費電力を低減することができると共に、残氷状態での再製氷による蓄熱熱交換器7の破損を防止できる。さらに室外熱交換器3を流れる冷媒の流量が減少して凝縮圧力を低減できるので、圧縮機1の消費電力もより低減できる。
【0047】
また本実施例において、蓄熱運転時および暖房運転時には高乾き度配管部14を遮断することによって、上述のように冷媒を飽和液に近い状態で流出させることもできるため、製氷能力、暖房能力を低下させることがない。
【0048】
次に、図5の氷蓄熱式空気調和装置におけるレシーバ5の各種変形例を図7から図14を参照して説明する。
【0049】
図7に示す変形例は、高乾き度配管部14がレシーバ5内上部にガス用開口部24をもち、且つ、端部は蓄熱利用冷房運転時の液面21aに漬かる構成となっている。室内ユニット20運転台数の変更や室温の変化等で負荷が小さく、循環流量が少ない場合は、循環流量の多い場合と同じ乾き度で運転をすると、氷があまってしまうので、単位時間の氷の使用量を同じにするためにはレシーバ出口の乾き度を大きくする必要がある。そこで、このような構成とすることにより、循環流量が多いときはガス用開口部24を通過するガス冷媒の吸引力によってある一定の液冷媒が端部より吸引混入され、ある乾き度を保つが、循環流量が少なくなった場合には、高乾き度配管14部全体の流量が減って管内流速が落ちるため、端部からの液冷媒の吸引力も低下し、高乾き度配管部14の乾き度を相対的に大きくすることができ、合流管部16の乾き度も大きくできる。
【0050】
以上のように本変形例では、負荷変動に応じて乾き度を変えることによって、ほぼ一定の氷の消費速度を保つことができる。
【0051】
図8に示す変形例では、高乾き度配管部14は、レシーバ5内上部にガス用開口部24をもち、さらにその開口部24より下流部に絞り部25を設け、その絞り部25で合流する液面21a下に端部を持つ液管部26を備えた構成となっている。このような構成とすることにより、絞りによる吸引力に応じた液冷媒を混入させるため、より安定した乾き度を保つことができる。
【0052】
図9に示す変形例は、レシーバ5内上部に開口部をもつ高乾き度配管部14とレシーバ5内の液面下に開口部をも低高乾き度配管部15をもち、その合流部16にスライド具27をもつ切換弁28を備えた構成となっている。前述のように、室内ユニット20運転台数の変更や室温の変化等で負荷が小さく、循環流量が少ない場合は、循環流量の多い場合と同じ乾き度で運転をすると、氷があまってしまうので単位時間の氷の使用量を同じにするためにはレシーバ5の出口の乾き度を大きくする必要がある。そこでこのような構成とすることにより、低乾き度配管部15からの流量と高乾き度配管部14からの流量割合をきめ細かく調節することができる。なお、この切換弁28による流量割合の調節は、まったく同様な構成として、図1に示す第1実施例においても適用できることは言うまでもない。
【0053】
図10に示す変形例は、レシーバ5内液面の低い蓄熱利用冷房時には液面21aが広径部29に存在し、液面の高くなる製氷運転時には液面21bが狭径部30に存在するような構造とし、さらに高乾き度配管部14の開口部は利用冷房時には液面が届かない狭径部30に位置するような構成となっている。このような構成とすることにより、製氷時には高乾き度配管部14の開口部は液面21b下となりうるので、抵抗器6をキャピラリチュ−ブなどの抵抗管31で代用することができる。またレシーバ5の液面変化領域を狭径部30とすることにより、液面の変化をよりシャ−プにあらわすことができる。
【0054】
図11に示す変形例は、高乾き度配管部14のレシーバ5内開口部付近に液の跳ね上げを遮蔽する遮蔽具32を設けた構成となっている。このような構成とすることにより、液の跳ね上げによる高乾き度配管部14内の乾き度の乱れを抑えることができるため、合流管部16における乾き度をより安定したものとすることができる。また室外熱交換器側配管部13のレシーバ5内開口部33を図11のように管中心線に対して斜めとすることにより、開口部面積を稼ぐことができる。よって室外熱交からの二相冷媒をレシーバ5内の液内に速やかに拡散させることができるため、液面の乱れ及び跳ね上げを抑えることができ、よって乾き度もより安定したものとすることができる。
【0055】
図12に示す変形例は、室外熱交換器側配管部13の上面部に分岐管34を設け、さらにその分岐管34が高乾き度配管部14に直接つながれた構成となっている。このような構成とすることにより、室外熱交換器3からレシーバ5に流入する冷媒のガス成分を分岐し、高乾き度配管部14に混入させるため、レシーバ5内の液面の状態も安定し、低乾き度配管部15及び高乾き度配管部14の各乾き度状態をより安定したものとすることができる。
【0056】
図13に示す変形例は、レシーバ5から蓄熱熱交換器7までの配管部を1本の配管で構成しており、レシーバ5内の端部における開口部が低乾き度配管部15、レシーバ5内における配管の途中に設けられたスリットが高乾き度配管部14にあたる。すなわち、本変形例は、比較的室内ユニット20側の負荷の変更が少なく、乾き度の調整が不要な場合に適している。また、高乾き度配管部14のスリットは、蓄熱利用冷房時よりもレシーバ内液面が上昇する製氷運転時には、液面下に入るような位置とすべきである。このような構成とすることにより、製氷運転時には高乾き度配管部14及び低乾き度配管部15から飽和液を流出させることができるため、製氷時の能力を低下させることもない。
【0057】
図14に示す変形例は、レシーバ5内の室外熱交側配管13に、スリット35を設けた構成となっている。このような構成とすることにより、室外熱交換器3からの二相冷媒中のガス成分を、効率よく分離してレシーバ5内の液中に導入するガス量を極力減らすことができる。またこのスリット35は、蓄熱利用冷房時よりもレシーバ5内の液面が上昇する製氷運転時及び暖房運転時には、液面下に入るような位置とすべきである。このような構成とすることにより、とくに暖房運転時には室外熱交側配管に飽和液を流入させることができるため、暖房時の能力を低下させることもない。
【0058】
【発明の効果】
本発明によれば、蓄熱熱交換器に流入する冷媒の乾き度を高くすると共に室外凝縮器の凝縮温度を低下することができ、しかも熱負荷の変化に対応した蓄冷熱の利用を行うことができることにより、蓄冷熱の利用効率を向上して総消費電力の低減を図りつつ、ピーク消費電力の低減を図ることができる氷蓄熱式空気調和装置が得られる。
【0059】
また、本発明によれば、レシーバから高乾き度冷媒をバイパスして蓄熱熱交換器に流入する冷媒の乾き度を高くすると共に室外凝縮器の凝縮温度を低下することができことにより、安価な構成で、蓄冷熱の利用効率を向上して総消費電力の低減を図ることができる氷蓄熱式空気調和装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の氷蓄熱式空気調和装置の基本構成図である。
【図2】図1の氷蓄熱式空気調和装置におけるp−h線図である。
【図3】図1の氷蓄熱式空気調和装置における蓄熱槽の変形例を示す構成図である。
【図4】図1の氷蓄熱式空気調和装置における蓄熱槽の他の変形例を示す構成図である。
【図5】本発明の第2実施例の氷蓄熱式空気調和装置の構成図である。
【図6】図5の氷蓄熱式空気調和装置におけるp−h線図である。
【図7】図5の氷蓄熱式空気調和装置におけるレシーバの変形例を示す構成図である。
【図8】図5の氷蓄熱式空気調和装置におけるレシーバの他の変形例を示す構成図である。
【図9】図5の氷蓄熱式空気調和装置におけるレシーバの他の変形例を示す構成図である。
【図10】図5の氷蓄熱式空気調和装置におけるレシーバの他の変形例を示す構成図である。
【図11】図5の氷蓄熱式空気調和装置におけるレシーバの他の変形例を示す構成図である。
【図12】図5の氷蓄熱式空気調和装置におけるレシーバの他の変形例を示す構成図である。
【図13】図5の氷蓄熱式空気調和装置におけるレシーバの他の変形例を示す構成図である。
【図14】図5の氷蓄熱式空気調和装置におけるレシーバの他の変形例を示す構成図である。
【図15】従来技術1の氷蓄熱式空気調和装置を示す構成図である。
【図16】図15に示す氷蓄熱式空気調和装置のp−h線図の概略図である。
【符号の説明】
1…圧縮機、2…四方弁、3…室外熱交換器、4…室外膨張弁、5…レシーバ、6…抵抗器(乾き度制御装置)、7…蓄熱熱交換器、8…蓄熱槽、9…氷、10…蓄熱膨張弁、11…室内膨張弁、12…室内熱交換器、13…室外熱交換器側配管部、14…高乾き度配管部、15…低乾き度側配管部、16…合流管部、17…バイパス管、18…室外ユニット、19…蓄熱ユニット、20…室内ユニット、22a〜22h…バルブ、23…遮断弁、24…ガス用開口部、25…絞り部、26…液管部、27…スライド具、28…切換弁、29…広径部、30…狭径部、 31…抵抗管、32…遮蔽具、33…開口部、34…分岐管、35…スリット、36…ガスバイパス回路、37…小内径管。
Claims (1)
- 蓄冷サイクル及び蓄冷利用冷房サイクルを切換可能な冷凍サイクルと、制御装置とを備え、
前記蓄冷サイクルは、圧縮機、室外熱交換器、蓄熱膨張弁、及び蓄熱槽内の水中に設置された蓄熱熱交換器を冷媒配管で順次接続した蓄熱循環回路を形成し、
前記蓄冷利用冷房サイクルは、
前記圧縮機、前記室外熱交換器、室外熱交換器側配管部、レシーバ、低乾き度配管部、前記蓄熱熱交換器、室内膨張弁及び複数の室内熱交換器を順次冷媒配管で接続した蓄冷利用冷房循環回路と、
前記レシーバ内の高乾き度冷媒を前記低乾き度配管部をバイパスして前記低乾き度配管部の出口側の低乾き度冷媒に合流させる高乾き度配管部及びこの高乾き度配管部の途中に設けられた抵抗器を有するガスバイパス回路と、を形成し、
前記室外熱交換器側配管部は前記レシーバ内底部に開口部を有し、
前記低乾き度配管部は前記レシーバ内底部に開口部を有し、
前記高乾き度配管部は、前記蓄冷利用冷房サイクルにおける蓄熱利用冷房運転時に、前記レシーバ内の冷媒液より上部に位置する上部開口部と、前記レシーバ内の冷媒液に漬かる下端開口部とを有し、
前記制御装置は、前記蓄冷利用冷房サイクルにおける蓄熱利用冷房運転時に、前記室内熱交換器側の熱負荷に基づいて前記抵抗器の流動抵抗を調節する
ことを特徴とする氷蓄熱式空気調和装置。
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