JP2002363996A - ニューマチックケーソン工法における天井走行式縦孔削岩機の削孔位置決め制御方法および削孔方法 - Google Patents

ニューマチックケーソン工法における天井走行式縦孔削岩機の削孔位置決め制御方法および削孔方法

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JP2002363996A JP2001176561A JP2001176561A JP2002363996A JP 2002363996 A JP2002363996 A JP 2002363996A JP 2001176561 A JP2001176561 A JP 2001176561A JP 2001176561 A JP2001176561 A JP 2001176561A JP 2002363996 A JP2002363996 A JP 2002363996A
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overhead traveling
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Hisashi Miura
久 三浦
Akiyoshi Suzuki
章悦 鈴木
Masataka Uchida
正孝 内田
Yasutaka Kodama
康孝 児玉
Takamichi Yamamoto
隆道 山本
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Taisei Corp
Shiraishi Co Ltd
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Taisei Corp
Shiraishi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数台の天井走行式縦孔削岩機を一人または
少人数のオペレータにより削孔可能なニューマチックケ
ーソン工法における岩盤掘削の天井走行式縦孔削岩機の
削孔位置決め制御方法および削孔方法を提供する。 【解決手段】 自走式の天井走行式縦孔削岩機20の各
駆動部分に位置検出センサを取り付け、ケーソン1の作
業室内地盤(岩盤)70に設ける予め設定された所定の
発破パターンの設定値と、実際の自走式天井走行式縦孔
削岩機20の位置とを比較演算して、実際の天井走行式
縦孔削岩機20の位置が設定値に達するまで出力する位
置制御することにより、天井走行式縦孔削岩機20を作
業室内地盤70の所定の削孔位置まで自動運転すること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーソン躯体を地
盤に沈設するニューマチックケーソン工法におけるケー
ソン作業室内の岩盤掘削に関し、特にニューマチックケ
ーソン工法における、岩盤掘削のスラブ下の作業室内の
完全無人化を目指すものであり、複数台の天井走行式縦
孔削岩機を自動運転することにより、削孔位置決めおよ
び削孔作業を自動で行うようにしたニューマチックケー
ソン工法における天井走行式掘削機の位置決め制御方法
および削孔方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、(イ)ニューマチックケーソン工
法における岩盤掘削は、有人による発破削孔または天井
走行式掘削機の掘削バケットと取り替えて前記掘削機に
搭載した縦孔削岩機により発破削孔し、前記削孔内に配
設された火薬を爆破して行われている。
【0003】また、従来(ロ)天井走行式縦孔削岩機お
よびこれに搭載された縦孔削岩機を、遠隔操作室からテ
レビカメラによる作業員による監視と、および位置検出
センサ信号によるグラフィック表示とから、削孔状況を
作業員が把握することにより、作業員の遠隔操作による
削孔が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記(イ)の
従来のシステムによる削孔では、高気圧下の作業室内で
人力による削孔作業を必要とするため、人の削孔時間に
制限を受けるという問題がある。
【0005】また、これを改善したものとして、前記
(ロ)の遠隔操作による削孔の場合でも、縦孔削岩機1
台につき1人のオペレータがかならず必要であり、しか
も熟練した作業員がテレビカメラから送られてくる映像
を見ながら縦孔削岩機を操作する必要があり、一人のオ
ペレータによって、複数台の天井走行式縦孔削岩機を操
作することが困難である。
【0006】本発明は、前記従来の問題点を解決し、複
数台の天井走行式縦孔削岩機を一人または少人数のオペ
レータにより操作可能なニューマチックケーソン工法に
おける岩盤掘削の天井走行式縦孔削岩機の削孔位置決め
制御方法および削孔方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した従来の課題を解
決するために、請求項1のニューマチックケーソン工法
における天井走行式縦孔削岩機の削孔位置決め制御方法
においては、ケーソンの作業室の天井に固定された走行
レールに沿って走行する天井走行式縦孔削岩機の各駆動
部分に位置検出センサを取り付け、ケーソン1の作業室
内地盤に設ける予め設定された所定の発破パターンの設
定値と、前記位置検出センサから検出される実際の自走
式天井走行式縦孔削岩機の位置とを比較演算して、実際
の天井走行式縦孔削岩機の位置が設定値に達するまで出
力する位置制御することにより、天井走行式縦孔削岩機
を作業室内地盤の所定の削孔位置まで自動運転すること
を特徴とする。
【0008】また請求項2の発明においては、請求項1
に記載のニューマチックケーソン工法における自走式の
天井走行式縦孔削岩機の削孔位置決め制御方法の発明に
おいて、天井走行式縦孔削岩機の各駆動部分の動作によ
る変位量を、天井走行式縦孔削岩機に設けられたエンコ
ーダにより計測し、プログラマブルコントローラ(シー
ケンサ)からなる計測装置内で天井走行式縦孔削岩機の
削孔動作位置の設定値と、実際の天井走行式縦孔削岩機
における各駆動部分の変位量との論理演算を行い、実際
の天井走行式縦孔削岩機の削孔動作位置が前記設定値に
達するまで出力して、実際の天井走行式縦孔削岩機の位
置制御を行うことを特徴とする。
【0009】さらに請求項3のニューマチックケーソン
工法における天井走行式縦孔削岩機による削孔方法にお
いては、ケーソンの作業室の天井に固定された走行レー
ルに沿って走行する天井走行式縦孔削岩機に、複数台の
縦孔削岩機が備えらており、前記各縦孔削岩機のストロ
ークと、前記各縦孔削岩機の油圧モータの油圧供給(フ
ィード)圧力,前記縦孔削岩機における油圧モータの回
転トルクを、各縦孔削岩機に設けられたセンサで計測
し、前記各縦孔削岩機の可動部分を岩質に合わせた適正
な送り速度で、前記複数台の縦孔削岩機を同時に自動運
転で削孔することを特徴とする。
【0010】また請求項4のニューマチックケーソン工
法における天井走行式縦孔削岩機の削孔方法において
は、地上に設置された遠隔操作室の計測装置に発破パタ
ーンを入力した後、ケーソンの作業室の天井に固定され
た走行レールに沿って走行する天井走行式縦孔削岩機を
自動運転させ、その天井走行式縦孔削岩機の自動運転に
よる削孔位置決めおよび削孔状況を、地上の前記計測装
置で複数台の天井走行式縦孔削岩機の相互位置と、前記
各縦孔削岩機の姿勢と、前記発破パターンとを、地上の
遠隔操作室の計測装置におけるモニタにリアルタイムで
表示することを特徴とする。
【0011】前記の場合、自走式の天井走行式縦孔削岩
機を、ケーソンの作業室の天井スラブに固定された走行
用レールに沿って走行する走行用駆動装置を備えた自走
式の走行台車の下部に、旋回用駆動装置により旋回され
る旋回フレームを取り付け、その旋回フレームに基端部
が横軸により枢着されているブームと、前記旋回フレー
ムとを、ブーム伏仰用液圧シリンダを介して連結し、前
記ブームの先端部に支持フレームを横軸および回動用駆
動装置により上下回動可能に設け、その支持フレームに
縦孔削岩機におけるガイドフレームが固定され、そのガ
イドフレームに沿って駆動装置により摺動移動可能に縦
孔削岩機における可動部分が装着されている構成とする
とよい。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施形態を図によ
って、詳細に説明する。図1〜図11は本発明方法を実
施する場合に使用する装置の一実施形態を示すものであ
って、まず図1〜図4,図10を参照して説明すると、
ニューマチックケーソン工法に使用されるコンクリート
製ケーソン1における圧気作業室5の天井スラブ2の前
端側および後端側に、それぞれ前後方向に間隔を置いて
平行に、かつ左右方向に延長するように2組の走行用レ
ール3が固定され、それぞれの走行用レール3の左右両
側に、それぞれ走行台車4が油圧式等の減速機付走行駆
動装置21により自走式に走行可能に設けられている。
この実施形態においては、走行台車4は4台使用されて
いる。(図10参照)
【0013】前記走行用レール3の下部フランジ3aに
各走行台車4における各フランジ付車輪22が載置さ
れ、前記走行台車4の前端部にロータリー式走行用エン
コーダからなる走行距離検出器13が取り付けられ、前
記走行距離検出器13にローラ押し付け用アーム14の
基端部が回動可能に枢着され、前記ローラ押し付け用ア
ーム14の先端側は、常時天井スラブ2の下面に押し付
けられるようにバネ(図示を省略した)により付勢され
るように構成され、前記ロ−ラ押し付け用アーム14の
先端側に天井スラブ下面に押し付けられた状態で回転さ
れるローラ15が横軸16により回転可能に取り付けら
れている。(図2参照)
【0014】また前記ローラ押し付け用アーム14内に
は、前記横軸16に枢着された溝付きプーリーまたはス
プロケット(図示を省略した)と前記走行距離検出器1
3の入力軸に枢着された溝付きプーリーまたはスプロケ
ットとに渡って歯付きベルトまたはチェーンが巻き掛け
られて、ローラ15の回転を走行距離検出器13により
計測している。
【0015】前記走行レール3には、間隔を置いて複数
(例えば、左右の各天井走行式縦孔削岩機20にそれぞ
れ3個)の磁気センサ式近接スイッチ等の走行位置検出
リミットスイッチ(LS)26が設けられて、前記各走
行位置検出リミットスイッチ26は走行台車4の位置補
正用に使用され、また前記走行台車4の後端側には、後
方に突出し、かつ走行時に前記走行位置検出リミットス
イッチ26に近接して対向するようにドグ(以下金属製
検出板または単に検出板23ともいう)23が設けら
れ、前記検出板23が磁気センサ式の走行位置検出リミ
ットスイッチ26の前を近接状態で対向すると検出され
る。また走行方向の中間部および走行方向の両端部の各
位置検出リミットスイッチ26により、自走式の天井走
行式縦孔削岩機20の位置が検出されていると共にその
検出信号と設定値とが後記の比較演算制御装置により比
較演算されて、予め設定値との誤差分、天井走行式縦孔
削岩機20は位置補正されるように構成されている。
(図1参照)
【0016】液圧モータ等の走行用駆動装置21を備え
た自走式の走行台車4の中央下部に、液圧モータからな
る旋回用駆動装置24により旋回される旋回フレーム6
が垂直軸を中心として旋回するように取り付けられ、前
記走行台車4に旋回フレーム6の旋回中心と共通の中心
を有する大径内歯歯車27を備えた旋回支持部材27a
が固定され、また旋回フレーム6に固定された旋回用液
圧モータからなる旋回駆動装置24の回転軸に、前記大
径内歯歯車27に噛み合う小径歯車28が固定され、前
記旋回駆動装置24により小径歯車14および大径内歯
歯車27を介して旋回フレーム6が旋回される。また前
記走行台車4の前部および後部には、前記走行レール3
の下部フランジ3の上下面に、油圧式シリンダにより可
動される圧着可能なブレーキシューを備えたブレーキ装
置79が設けられている。(図2参照)
【0017】第1ブーム構成部材29と、これに第2ブ
ーム構成部材32における基端側支持部材33が摺動自
在に嵌挿された前記第2ブーム構成部材32とが、ブー
ム伸縮用液圧シリンダ31を介して連結され、前記第2
ブーム構成部材32の各先端部と縦孔削岩装置支持フレ
ーム34の基端部中間部とが横軸35により枢着され、
かつ縦孔削岩装置支持フレーム34における鋼製連結支
持部材34bの中央部の下部と第2ブーム構成部材32
の上部とが支持フレーム伏仰用液圧シリンダ36により
連結され、前記第1〜第2ブーム構成部材29,32お
よび前記支持フレーム34により、伸縮および屈折自在
な掘削ブーム8が構成されている。前記縦孔削岩装置支
持用フレーム34は、間隔を置いて平行に、かつ、対称
位置に配置された一対の鋼製縦側面板34aと各鋼製縦
側面板34aの対向する内側面中央部を溶接により固定
して連結支持する横方向に延長する鋼製連結支持部材3
4bとにより構成されている。前記各鋼製縦側面板34
aの外側面には、間隔を置いて平行に、かつガイド溝3
4cを有する鋼製ガイド支承部材34dが前記鋼製縦側
面板34aの延長方向(縦方向)と同方向に配置されて
ボルト34eにより固定され、対向する前記ガイド溝3
4c間に縦ガイドフレーム12における各溝形フレーム
54のフランジ55が嵌設されている。
【0018】前記掘削ブーム8の基端部は、旋回フレー
ム6に対し横軸37により枢着され、かつ前記掘削ブー
ム8と横軸37はキー等により相対的に回転不能にさ
れ、また前記掘削ブーム8における第1ブーム構成部材
29の先端側部分と、旋回フレーム6とは、一対のブー
ム不仰用液圧シリンダ9を介して連結されている。
【0019】前記ブーム伸縮用液圧シリンダ31の先端
部にワイヤ操作式エンコーダからなるブーム長さ検出器
(エクステンションエンコーダとも言う)38が固定さ
れ、そのブーム長さ検出器38から引き出されているワ
イヤ38aの先端部は、前記ブーム伸縮用液圧シリンダ
31におけるピストン杆39の先端部に連結されている
(図3a参照)。したがって、ブーム長さ検出器38に
よりブーム伸縮用液圧シリンダ31の伸縮量を検出する
ことができる。
【0020】また図2に示すように、前記旋回フレーム
6の旋回中心と共通の中心を有する中央歯車40は、走
行台車4の下部に固定され、その中央歯車40に噛み合
う小径歯車41を有するロータリーエンコーダからなる
ブーム旋回角度検出器42は旋回フレーム6に固定され
ている。
【0021】前記旋回フレーム6に支持されている前記
横軸37の中心延長線上に配置されたロータリーエンコ
ーダからなるブーム伏仰角度検出器(メインブームエン
コーダとも言う)43は、旋回フレーム6に固定された
支持金具44に固定され、前記ブーム伏仰角度検出器4
3の回動軸に可撓継手45を介して操作杆46の上端部
が固定され、かつその操作杆46の下端部は掘削ブーム
8における第1ブーム構成部材29に対しピン47によ
り連結されている。したがって掘削ブーム8の伏仰角度
をブーム伏仰角度検出器43により検出することができ
る。(図3b参照)
【0022】前記旋回フレーム6の旋回部分の上部に周
方向に等角度間隔をおいて、複数カ所に磁気センサ式の
近接スイッチからなる旋回補正用リミットスイッチ6a
が取り付けられ、これに間隔を置いて対抗するように、
前記走行台車4の下部の旋回支持部材27aには、横方
向に張り出す旋回補正用金属製検出体6bが一つ固定さ
れ、前記旋回補正用リミットスイッチ6aにより、前記
旋回補正用金属製検出体6bを検知することで、設定値
との誤差がある場合に、所定の設定位置になるまで、旋
回フレーム6の位置の補正を行うように構成されてい
る。
【0023】前記第2ブーム構成部材32の上部に連結
された一方の支持フレーム伏仰用液圧シリンダ36から
なる回動用駆動装置11におけるシリンダの先端部に、
ワイヤ操作式エンコーダからなる支持フレーム角度検出
器48が取り付けられ、その支持フレーム角度検出器4
8から引き出されたワイヤ49の先端部は、支持フレー
ム伏仰用液圧シリンダ36におけるピストン杆50の先
端部に連結されており、従って支持フレーム角度検出器
48から引き出されるワイヤ49の長さを前記検出器4
8により測定することにより、横軸35を中心とする縦
孔掘削支持フレーム34の回転角度を測定することがで
きる。(図1および図3参照)
【0024】さらに図1、図4〜図10を参照して説明
すると、前記各縦孔削岩機支持フレーム34には、縦孔
削岩機18におけるガイドセルからなるガイドフレーム
12における一側面側(内側)が前記支持フレーム34
における鋼製縦側面板34aの外側において、これに相
対的に摺動自在に嵌設され、前記支持フレーム34にお
ける鋼製縦側面板34aに、伸縮式液圧シリンダからな
る縦孔削岩機上下移動用駆動装置51の一端部が連結さ
れ、その縦孔削岩機上下移動用駆動装置51のピストン
杆52は、前記ガイドフレーム12に連結されている。
(図4および図5参照)
【0025】前記縦孔削岩機上下移動用駆動装置51に
おけるシリンダ先端部に、ワイヤ操作式エンコーダから
なるガイドフレーム移動距離検出器52が取り付けら
れ、そのガイドフレーム移動距離検出器52から引き出
されているワイヤ53の先端部は、前記ピストン杆52
の先端部に連結されている。縦孔削岩機上下移動用駆動
装置51の後部で、その縦孔削岩機上下移動用駆動装置
51における油圧回路中の中間部に圧力センサ51aが
取り付けられ、前記ガイドフレーム12の先端部に支持
杆51bが下方に突出するように取り付けられ、前記支
持杆51bがケーソン作業室下面の岩盤面70との接触
圧力が所定の値以上になると、前記圧力センサ51aに
より感知し、岩盤面70との接触を検知することができ
る。
【0026】前記各ガイドフレーム12は、間隔を置い
て平行な溝形フレーム54を備えており、その溝形フレ
ーム54の一方のフランジ55が内側(支持フレーム3
4の外側)に、また他方の各フランジ55が外側に位置
するように構成され、その各外側フランジ55に縦孔削
岩機本体56におけるベッド部分57が摺動自在に嵌設
され、前記一対の溝形フレーム54の間には、先端側に
従動鎖車58が横軸により回転可能に枢着され、前記一
対の溝形フレーム54の基端部の間には、駆動鎖車59
が横軸により回転可能に枢着され、前記内側の溝形フレ
ーム54の基端部には、油圧供給圧力センサ60を備え
た油圧モータ61が取付られている。(図5参照)
【0027】前記油圧モータ61の出力軸に固定された
駆動鎖車61aと前記従動鎖車58と駆動鎖車59とに
渡ってチェーン62が巻き掛けられ、そのチェーン62
の一端側は、前記ベッド部分57の基端側に連結され、
また前記チェーン62の他端側は、前記ベッド部分57
の先端側に連結され、油圧モータ61を正回転または逆
回転することにより、前記ベッド部分57がガイドフレ
ーム12に沿って摺動可能に設けられている。(特に図
6および図9参照)前記ベッド部分57に油圧モータか
らなる油圧駆動部76を有する縦孔削岩機本体56が取
り付けられ、前記油圧モータからなる油圧駆動部76の
回転トルクを回転圧力センサ72で計測している。前記
油圧駆動部76には、先端部に縦孔掘削用ドリルビット
97を有するロッド98の基端部が接続され、前記ロッ
ド98の先端側はガイドフレーム12に設けられた支持
部材99に摺動自在に嵌設されて支持されている。
【0028】前記旋回フレーム6の前部側の側部に、水
平にテレビカメラ支持アーム78が配置された状態で、
その基端部が前記旋回フレーム6の一側前部に固定さ
れ、前記テレビカメラ支持アーム78には、比較的広角
度の魚眼レンズを備えた遠隔テレビカメラ25が角度調
整自在に取付られ、前記遠隔テレビカメラ25により、
縦孔削岩機18およびその周辺の作業室内状況を撮影
し、その映像データは、地上の遠隔操作室63のコンピ
ュータ88とは独立したモニタ93(93a〜93d)
に出力される。
【0029】次に図11のシステムフローチャートおよ
び図10、図1,2を参照しながら説明する。奥部側の
一対の走行用レール3(3a)の左右に各1台、前部側
の一対の走行用レール3(3b)の左右に各1台の計4
台の前記各天井走行式縦孔削岩機20a〜20dにおけ
る旋回フレーム6には、I/O盤(ケーソンショベルの
各動作信号[センサ信号]をカウントし、計測装置にア
ウトプットするカウンタボード)75a〜75dと、受
信機81a〜81dおよびコントロールバルブ82a〜
82dが設けられており、前記I/O盤75a〜75d
は、地上に設けられたシーケンサ(プログラマブルコン
トロ−ラ)からなる計測装置64a〜64dに後記のT
リンク通信手段(ターミナルリンク通信:I/O盤75
(a〜d)と計測装置64(a〜d)間を高速シリアル
伝送する手段)80a〜80dにより接続されている。
【0030】また、地上部には、前記計測装置64a〜
64dと、それぞれの計測装置64a〜64dに信号通
信ケーブルにより接続する信号切換え機83a〜83d
とからなる制御盤84a〜84dが設置され、前記信号
切換え機83a〜83dには、作業室5内の走行レール
3の端部側に固定された各送信機85a〜85dに通信
ケーブルにより接続している。
【0031】前記信号切換え機83a〜83dと、遠隔
操作室63内に設置された操作杆95を有する信号切換
え機操作用操作機96とは、信号通信ケーブルにより接
続されている。また前記天井走行式縦孔削岩機20aに
対応する計測装置64aと、天井走行式縦孔削岩機20
bに対応する計測装置64bとは、ECR(省配線信号
交換器を備えた多重伝送システム送信機:センサ[実施
例では、リミットスイッチ26]からの信号を変換・送
信し、長距離・省配線システムを可能とする装置)66
aに信号ケーブルにより接続され、天井走行式縦孔削岩
機20cに対応する計測装置64cと、天井走行式縦孔
削岩機20dに対応する計測装置64dとは、ECR
(多重伝送システム送信機)66bに信号ケーブルによ
り接続され、前記各計測装置64a〜64dは、Pリン
ク通信90(計測装置64a〜64d間を高速シリアル
通信するシステムで、ケーソンショベルの相互位置を認
識するために使用されている。)により接続されてい
る。
【0032】各天井走行式縦孔削岩機20a〜20dに
対応する計測装置64a〜64dが出力する各動作の電
圧信号をシーケンスインターフェース基盤からなる信号
切換え機83a〜83dがシリアル信号に変換し、各送
信機85a〜85dに出力され、各送信機85a〜85
dから送信されて、それぞれの天井走行式縦孔削岩機2
0a〜20dの各受信機81a〜81dに受信される。
【0033】前記各受信機81a〜81dから出力され
る信号により、これにそれぞれの信号ケーブルにより接
続する各コントロールバルブ(制御弁装置)82a〜8
2dが作動して、天井走行式縦孔削岩機20に所定の位
置補正動作を行なわせる。
【0034】(天井走行式縦孔削岩機20の自動運転に
ついて)次に前記の自走式の天井走行式縦孔削岩機20
を自動運転する場合について、前記説明と一部重複する
がさらに具体的に説明する。
【0035】(自動運転による位置決め)前記のよう
に、天井走行式縦孔削岩機20の各駆動部分(固定駆動
側または従動側を含む相対的に動く可動部分の意味)に
位置または角度あるいは長さ検出器13,38,42,
43,48,52,72(単にセンサとも言う)が取り
付けられているので、ケーソンスラブ2の下方の作業室
5内での天井走行式縦孔削岩機20の縦孔削岩機18の
位置を計測できる。この場合、縦孔削岩機18を含む各
天井走行式縦孔削岩機20a〜20dの各可動部分の位
置を計測(または演算して計測)していると共に、これ
らの位置から天井走行式縦孔削岩機20a〜20d全体
の姿勢を含む位置を計測している。
【0036】(走行誤差の修正について)前記のよう
に、走行台車4にエンコーダからなる走行距離検出器1
3を取り付け、天井スラブ2に走行距離検出器13のロ
ーラー15を押しつけて回転させることで移動距離を計
測して位置を検出する。この場合、モニター87上の走
行位置の補正には、磁気センサ式の近接スイッチからな
るリミットスイッチ26を走行レール3上に数カ所取り
付け、走行台車4の検出体(ドグ)23に近接すること
により、これを検知して、予め設定値と実際の走行誤差
がある場合、その検知したリミットスイッチ26の設定
値に修正する(リセットする)。このモニター上の位置
の修正後、引き続き、実際の走行台車4は設定値に達す
るまで走行信号が出力されて、実際の走行台車4の自動
運転が継続される。
【0037】(旋回誤差の修正について)各天井走行式
縦孔削岩機旋回部分にロータリーエンコーダからなるブ
ーム旋回角度検出器42を取り付け位置を検出する。前
記走行台車4の走行と同様に、旋回部分の周方向に間隔
を置いて数カ所(例えば周方向5〜6箇所に等角度間隔
を置いて)に磁気センサ式近接スイッチからなる旋回リ
ミットスイッチ6aを取り付け、前記旋回リミットスイ
ッチ6aによる旋回位置検出値と設定値との誤差がある
場合には、モニター87上の旋回フレーム6の旋回位置
をリミットスイッチ6a位置に修正する(リセットす
る)。その位置の修正後、引き続き設定値に達するま
で、旋回信号が出力されて旋回用駆動装置24の自動運
転が継続される。
【0038】(伸縮ブーム8の位置補正について)各天
井走行式縦孔削岩機の伸縮ブーム8の回転中心となる旋
回フレーム6側にロータリーエンコーダからなるブーム
伏仰角度検出器43を取り付け、伸縮ブーム8の伏仰角
度を検出する。ブーム伏仰用液圧シリンダ9の伸縮時の
ストロークエンド付近で補正信号を送ることで、所定の
設定位置になるように、位置の補正を行う。
【0039】(エクステンション・バケットの位置補正
について)天井走行式縦孔削岩機20のブーム長さ検出
器38および支持フレーム角度検出器48を,位置検出
センサ内蔵型とし、支持フレーム伏仰用液圧シリンダ3
6(11)の伸縮ストロークから縦孔削岩機18の削孔
姿勢を計測する。前記支持フレーム伏仰用液圧シリンダ
36(11)のストロークエンド付近で補正信号を送る
ことで、位置の補正を行う。
【0040】次に図に示す(特に図1および図2)天井
走行式縦孔削岩機1台当りの自動運転システム図につい
て説明する(図示の場合は4台の天井走行式縦孔削岩機
20a〜20dを使用しているが、各掘削機20a〜2
0dは、すべて同様であるので、1台の天井走行式縦孔
削岩機20aについて説明する)。
【0041】走行台車4より下部の、ブーム旋回角度検
出器42,旋回リミットスイッチ6a,ブーム伏仰角度
検出器43,ブーム長さ検出器38,支持フレーム角度
検出器48から出力される信号は、旋回フレーム6に設
けられたI/O盤(ケーソンショベルの各動作信号[セ
ンサ信号]をカウントし、計測装置64にアウトプット
するカウンタボード)75を通して、ターミナルリンク
ケーブルを使用した通信手段80(以下、単にTリンク
通信(ターミナルリンク通信)80とも言う)により伝
送されて、地上の計測装置64にフィードバックされ
る。また天井走行式縦孔削岩機20の旋回部より上部
の、走行距離検出器13から出力される信号は、それぞ
れの天井走行式縦孔削岩機20a〜20dに対応するす
るラインドライバ68a〜68dを介して前記計測装置
64a〜64dへ、同様に各走行位置検出リミットスイ
ッチ26からの出力信号もECT(多重伝送システム受
信機:ECRで変換した信号を受信し、元のセンサ信号
に逆変換をかける装置)65およびECR(多重伝送シ
ステム送信機)66を介して前記計測装置64(a〜
d)ヘフィードバックされる。
【0042】前記天井走行式縦孔削岩機20aに動作指
令を出す場合には、遠隔操作室63の例えばタッチパネ
ル式またはタッチパネルモニタの入力端末67から自動
運転開始信号を出すことで、予めプログラムされた発破
パターンと、各センサからフィードバックされた天井走
行式縦孔削岩機20aの位置データの相互距離を、計測
装置64a内で演算し、所定位置まで自動運転を行う。
作業室内の位置検出センサである、走行距離検出器13
と,ブーム旋回角度検出器42と,ブーム伏仰角度検出
器43と,ブーム長さ検出器38と、支持フレーム角度
検出器48とからの出力信号(各データ)は、計測装置
64に送られ、前記計測装置64からTリンク通信80
で、遠隔操作室63内の操作入力端末67に送られ、天
井走行式縦孔削岩機20の姿勢をリアルタイムでグラフ
ィック表示できる。
【0043】次に天井走行式縦孔削岩機20の自動運転
による削孔について説明する。天井走行式縦孔削岩機2
0に搭載した削岩用縦孔削岩機18の各駆動部分にセン
サが取り付けられおり、縦孔削岩機18の位置および縦
孔削岩機18にかかる負荷を計測している。
【0044】縦孔削岩機18を上下させる場合は、ガイ
ドフレーム12背面にとりつけられている縦孔削岩機上
下移動用駆動装置51を短縮または伸長させて、ガイド
フレーム12先端の支持杆51bを岩盤面に押し当て
る。縦孔削岩機上下移動用駆動装置51は、内蔵エンコ
ーダからなる位置検出センサ内蔵型のガイドフレーム長
さ検出器52で変位を計測し、位置の検出を行なってい
る。縦孔削岩機上下移動用駆動装置51の油圧回路中に
前述のように、油圧供給圧力センサ60が取り付けら
れ、前記縦孔削岩機上下移動用駆動装置51の伸長によ
り、所定の圧力に岩盤面70を加圧することで、岩盤面
70との接触を感知することができる。
【0045】次に縦孔削岩機のフィード(送り)につい
て説明する。ガイドフレーム12の基端側にワイヤーエ
ンコーダからなる縦孔削岩機本体変位検出器72が設け
られ、その縦孔削岩機本体検出器72から引き出されて
いるワイヤー71の先端部は、縦孔削岩機本体56にお
けるベッド部分57に連結され、前記縦孔削岩機本体変
位検出器72により、縦孔削岩機本体56のフィード時
の変位を計測し、縦孔削岩機本体56の位置検出を行
う。
【0046】前記ガイドフレーム12の先端部には、磁
気センサ式近接スイッチ等の送り限度(下限位置)検出
リミットスイッチ73が取り付けられ、前記送り限度検
出リミットスイッチ73により、掘削機本体56のベッ
ド部分57の下降移動先端部を検出し、これにより削孔
完了の信号および縦孔削岩機本体56の位置の補正を行
う。同時に、油圧フィードモータ61の圧力を油圧供給
圧力センサ60により検知し、岩盤面70への押し付け
力を計測する。
【0047】次に縦孔削岩機の回転トルクについては、
縦孔削岩機の回転の油圧回路中の中間経路に回転油圧圧
力センサ74を取り付け、削孔中の回転トルクを計測す
る。
【0048】次に図4および図5を参照しながら、天井
走行式縦孔削岩機1台当りの自動削孔システムについて
説明する。前記自走式の天井走行式縦孔削岩機20が、
自動運転により走行距離検出器13および走行途中の磁
気式近接スイッチからなるリミットスイッチにより補正
されて、所定位置まで移動した状態から、縦孔削岩機
(削岩機)18における支持杆51bを縦孔削岩機上下
移動用駆動装置51で、岩盤面70に押し当てる。前記
縦孔削岩機上下移動用駆動装置51の油圧回路中に設け
られている圧力センサ51aからの出力信号は、旋回フ
レーム6に取り付けられているI/O盤75を通して、
Tリンク通信80により、地上の計測装置64にフィー
ドバックされ、岩盤面70との接触を感知し、縦孔削岩
機18の上下動(この場合は下動)を停止する。
【0049】次に、前記縦孔削岩機18の下動が停止し
た後、縦孔削岩機本体56の油圧モータが自動的に運転
されると共に、ベッド部分進退移動用の油圧モータ61
が自動的に運転されて、縦孔削岩機18による削孔がス
タートし、油圧フィードモータ61の圧力センサ60で
岩盤70への押し付け力を計測する。同時に、縦孔削岩
機本体56の油圧モータからなる油圧駆動部76の回転
トルクを回転圧力センサ74で計測し、油圧フィードモ
ータ61の圧力センサ60からの信号と回転圧力センサ
74から出力される信号の両信号は、I/O盤75を通
してTリンク通信80により、地上の計測装置64に送
られる。
【0050】前記計測装置64では、前記油圧供給圧力
センサ60および回転圧力センサ74の出力データか
ら、岩盤70の岩質に合わせた、適正スピードを演算
し、同経路を通って、縦孔削岩機18の削孔スピードに
フィードバックされる。前記作業室5内の位置検出セン
サである走行距離検出器13およびブーム旋回角度検出
器42からの各出力信号は、計測装置64に各データが
送られ、そこからTリンク通信80で、タッチパネル8
6と、モニタ87とを備えたコンピュータ88からなる
操作入力端末89に送られ、縦孔削岩機18の姿勢をリ
アルタイムで、前記モニタ87にグラフィック表示でき
る。所定の位置に発破用縦孔92を削孔し、天井走行式
縦孔削岩機20における縦孔削岩機18を引き上げて走
行体制にし、ブレーキ装置79における走行レール3の
下部フランジ3aに圧着しているブレーキシュウを開放
した後、地上の制御室63のコンピュータ88および天
井走行式縦孔削岩機20におけるI/O盤75からの入
力により、所定の発破パターン91における次の縦孔削
孔位置92に天井走行式縦孔削岩機20を移動させ、次
いでブレーキ装置79を作動させて、天井走行式縦孔削
岩機20の位置を固定すると共に縦孔削岩機18によ
り、新たに発破用縦孔92の掘削を開始する。以下、各
天井走行式縦孔削岩機20に同様に掘削・移動の工程を
繰り返すことにより、所定の発破パターン通りに、発破
用縦孔92の掘削を行なわせる。
【0051】次に1台または複数台の天井走行式縦孔削
岩機20を自動運転する場合のリンクについて説明す
る。1台または2台以上の天井走行式縦孔削岩機20a
〜20dで自動運転を行う場合、各々の制御部である計
測装置64a〜64d同士を、計測装置間を高速シリア
ル通信するシステムからなるPリンク通信90により繋
ぐことで、天井走行式縦孔削岩機20a〜20dの相互
位置を把握する。計測装置64a〜64d同士を繋ぎ、
またコンピュータ88a〜88dをリンクさせること
で、各天井走行式縦孔削岩機20a〜20dに対応する
タッチパネル86a〜86dと、モニタ87とを備えた
コンピュータ88からなる前記操作入力端末89には、
複数台の天井走行式縦孔削岩機20a〜20dの位置関
係を、モニタ87の画面を図15およびその各部分
(イ、ロ、ハ、ニの部分)を拡大して図16〜図19に
示すように、リアルタイムでグラフィック表示すること
が可能となる。図16において、上下の2000〜22
000の数値は、ケーソン内の移動距離(mm)を示す
寸法であり、また、符号91は発破パターン(発破用縦
孔の配列のパターン)の一例を示し、符号92はパター
ン設定値の縦孔位置を示し、符号93は、天井走行式縦
孔削岩機20における各縦孔削岩機18間を結ぶ設定位
置を示す線である。従って、実際の各縦孔削岩機18が
この設定位置になるように制御される。図16のグラフ
ィック表示中、左側中央の第1発破パターン区間91a
は実際に施工している状態のグラフィック表示で、各縦
孔位置92には、右上から左下にかけて、番号1から7
5までの各縦孔位置92に番号が付されている。右側中
央の第2発破パターン区間91b、左側端部の第3発破
パターン区間91c、右側端部の第4発破パターン区間
91dから発破パターン91が構成されている。
【0052】図17は天井走行式縦孔削岩機20の旋回
角度をグラフィック表示している部分で、図18は削孔
状況のデータをグラフィック表示している部分で、図1
9は天井走行式縦孔削岩機20の側面図および正面図を
グラフィック表示している部分である。
【0053】本発明を実施する場合、各検出器13,3
8,42,43,52,72としては、他の適宜の距離
検出装置または長さ検出装置あるいは角度検出装置を使
用するようにしてもよく、また本発明を実施する場合、
モニタ87上に入力用のタッチパネル86を設けるよう
にしてもよく、タッチパネルに代えて、独立した入力手
段を採用するようにしてもよい。さらに前記実施形態に
おいては、4台の天井走行式縦孔削岩機20a〜20d
を使用しているが、ケーソン1の大きさによっては、一
対の走行用レール3の一組でもよく、3組以上設けるよ
うにしてもよく、走行レール3の平面形態を閉鎖環状と
してもよい。また天井走行式縦孔削岩機20も適宜の台
数設置するようにしてもよい。
【0054】前記実施形態では、本発明を実施する場合
の一形態例を示したが、本発明を実施する場合、各駆動
部あるいはセンサ等については、適宜公知の駆動手段あ
るいはセンサを採用することもできる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる請
求項1のニューマチックケーソン工法における天井走行
式縦孔削岩機の削孔位置決め制御方法によると、天井走
行式縦孔削岩機の各駆動部分に位置検出センサを取り付
け、ケーソンの作業室内地盤に設ける予め設定された所
定の発破パターンの設定値と、前記位置検出センサから
検出される実際の天井走行式縦孔削岩機の位置とを比較
演算して、実際の天井走行式縦孔削岩機の位置が、前記
設定値に達するまで、出力する位置制御するので、天井
走行式縦孔削岩機を作業室内地盤の所定の削孔位置まで
正確に自動運転することができ、しかも従来のように人
力による削孔をすることなく、また従来のように、オペ
レータがテレビモニタを見ながら、そのオペレータの操
作による天井走行式縦孔削岩機の削孔作業をする必要が
ないので、オペレータに高度の天井走行式縦孔削岩機の
運転技術を要求されることなく、天井走行式縦孔削岩機
を所定の位置に移動させることができる。
【0056】また請求項2の発明によると、請求項1の
発明において、前記天井走行式縦孔削岩機の各駆動部分
の動作による変位量を、天井走行式縦孔削岩機に設けら
れたエンコーダにより計測し、計測装置内で天井走行式
縦孔削岩機の削孔動作位置の設定値と、実際の天井走行
式縦孔削岩機における各駆動部分の変位量との論理演算
を行い、実際の天井走行式縦孔削岩機の削孔動作位置が
前記設定値に達するまで出力して、実際の天井走行式縦
孔削岩機の位置制御を行うので、単にエンコーダを使用
して変位量を計測して、その値が設定値に達するまで出
力信号を天井走行式縦孔削岩機に送るだけで、天井走行
式縦孔削岩機を所定の削孔位置に運転制御することがで
きる。
【0057】また、複数台の天井走行式縦孔削岩機およ
び縦孔削岩機からのセンサから、地上の遠隔操作室に送
られる信号と、発破パターンの設定値とを、計測装置内
で論理演算することにより、天井走行式縦孔削岩機を削
孔位置まで自動運転することで、オペレータを作業室内
の苦渋作業から解放すると共に、複数台の天井走行式縦
孔削岩機を一人あるいは少人数のオペレータで運転管理
することを可能とする。
【0058】また、請求項3の発明によると、削孔作業
に関しても、熟練した作業員を必要とすることなく、天
井走行式縦孔削岩機に複数台等の縦孔削岩機を搭載し、
縦孔削岩機のストローク,前記各縦孔削岩機の油圧モー
タの油圧供給(フィード)圧力,前記掘削機における油
圧モータの回転トルクを、各掘削機に設けられたセンサ
により計測することで、熟練したオペレータでなくと
も、単にオペレータが削孔開始指令を出すだけで、岩質
に合わせた適正スピードにより、一人または少人数で、
複数台等同時に自動削孔を行うことを可能とする。
【0059】さらにまた、請求項4の発明によると、オ
ペレータが地上に設置された遠隔操作室のタッチパネル
モニタあるいはモニタ等に発破パターンを入力すること
により、天井走行式縦孔削岩機を自動運転させて、自動
運転による削孔位置決めおよび削孔状況を、前記タッチ
パネルモニタあるいはモニタ等で、複数台の天井走行式
縦孔削岩機の相互位置と、前記各縦孔削岩機の姿勢と、
発破パターンとを、地上の遠隔操作室の計測装置におけ
るモニタにリアルタイムで表示することができ、しかも
従来のように遠隔操作室からテレビカメラを常時監視し
た状態で、天井走行式縦孔削岩機を操作することなく、
天井走行式縦孔削岩機を自動運転することができる。
【0060】なおまた、前記のように構成することによ
り、天井走行式縦孔削岩機を運転するための複雑なプロ
グラムの入力をすることなく、地上のオペレータは、発
破パターンの変更を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のニューマチックケーソンにおける岩盤
掘削方法を使用して天井走行式縦孔削岩機により発破用
縦孔を掘削する直前の状態を示す一部縦断側面図であ
る。
【図2】図1の主要部を拡大して示す一部縦断側面図で
ある。
【図3】(a)は図1の一部を拡大示す一部縦断側面図
であり、(b)はブーム伏仰角度検出器付近を示す正面
図である。
【図4】図1における走行用レールと天井走行車体との
関係を示す一部縦断側面図である。
【図5】図1における縦孔掘削装置部分を拡大示す正面
図である。
【図6】(a)は図5の一部を拡大示す正面図である。
(b)は縦孔削岩機支持フレームと縦ガイドフレームと
の関係を示す概略横断平面図である。
【図7】(a)は図5の右側部分の一部を拡大して示す
正面図であり、(b)はその側面図である。
【図8】(a)は図5の縦孔削岩機の側面図であり、
(b)は縦孔削岩機を伸長して削孔する場合の状態を示
す側面図である。
【図9】図8(a)の上部を拡大して示す正面図であ
る。
【図10】(a)はケーソン躯体と走行用レールおよび
これに走行自在に配設されている天井走行式縦孔削岩機
の配置状態を示す一部縦断概略正面図であり、(b)は
(a)の概略底面図である。
【図11】削孔位置決め自動化システムを示すフローチ
ャート図である。
【図12】図11の一部を拡大して示す図である。
【図13】図11の一部を拡大して示す図である。
【図14】図11の一部を拡大して示す図である。
【図15】分割式モニタ部分を示す図である。
【図16】図15のイの部分を拡大して示す図である。
【図17】図15のロの部分を拡大して示す図である。
【図18】図15のハの部分を拡大して示す図である。
【図19】図15のニの部分を拡大して示す図である。
【符号の説明】 1 ケーソン 2 天井スラブ 3 走行用レール 3a 下フランジ 4 自走式の走行フレーム 5 圧気作業室 6 旋回フレーム 8 伸縮ブーム 9 ブーム伏仰用液圧シリンダ 10 横軸 11 回動用駆動装置 12 縦ガイドフレーム 13 走行用エンコーダ 14 ローラ押し付け用アーム 15 ローラ 16 横軸 17 支持フレーム 18 縦孔削岩機 19 駆動装置 20 天井走行式縦孔削岩機 21 走行駆動装置 22 フランジ付車輪 23 ドグ(金属製検出体) 24 旋回駆動装置 25 遠隔テレビカメラ 26 走行位置検出リミットスイッチ 27 大径内歯歯車 28 小径歯車 29 第1ブーム構成部材 31 ブーム伸縮式液圧シリンダ 32 第2ブーム構成部材 33 支持部材 34 縦孔掘削装置支持フレーム 34a 鋼製縦側面板 34b 鋼製連結支持部材 34c ガイド溝 34d 鋼製ガイド支承部材 35 横軸 36 支持フレーム伏仰用液圧シリンダ 37 横軸 38 ブーム長さ検出器 39 ピストン杆 40 中央歯車 41 小径歯車 42 ブーム旋回角度検出器 43 ブーム伏仰角度検出器 44 支持金具 45 可撓継手 46 操作杆 47 ピン 48 支持フレーム角度検出器 49 ワイヤ 50 ピストン杆 51 縦孔削岩機上下移動用駆動装置 52 ガイドフレーム移動距離検出器 52 ピストン杆 53 ワイヤ 54 溝形フレーム 55 フランジ 56 縦孔削岩機本体 57 ベッド部分 58 従動鎖車 59 駆動鎖車 60 油圧供給圧力センサ 61 油圧モータ 62 チェーン 63 制御室(遠隔操作室) 64 シーケンス 65 ECT 66 ECR 67 入力端末 68 ラインドライバ 70 岩盤面 71 ワイヤー 72 縦孔削岩機本体変位検出器 73 送り限度(下限位置)検出リミットスイッチ 74 回転油圧圧力センサー 75 I/O盤 76 縦孔削岩機本体の油圧駆動部 78 テレビカメラ 79 ブレーキ装置 80 通信手段 81 受信機 82 コントロールバルブ 83 信号切換え機 84 制御盤 85 送信機 86 タッチパネル 87 モニタ 88 コンピュータ 89 操作入力端末 90 Pリンク通信 91 発破パターン 92 パターン設定値の縦孔位置 93 テレビカメラ用のモニタ 95 操作杆 96 信号切換え機操作用操作機 97 ドリルビット 98 ロッド 99 支持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 章悦 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 内田 正孝 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 児玉 康孝 東京都千代田区神田岩本町1番地14 株式 会社白石内 (72)発明者 山本 隆道 東京都千代田区神田岩本町1番地14 株式 会社白石内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーソンの作業室の天井に固定された走
    行レールに沿って走行する天井走行式縦孔削岩機の各駆
    動部分に位置検出センサを取り付け、ケーソンの作業室
    内地盤に設ける予め設定された所定の発破パターンの設
    定値と、前記位置検出センサから検出される実際の自走
    式天井走行式縦孔削岩機の位置とを比較演算して、実際
    の天井走行式縦孔削岩機の位置が設定値に達するまで出
    力する位置制御することにより、天井走行式縦孔削岩機
    を作業室内地盤の所定の削孔位置まで自動運転すること
    を特徴とするニューマチックケーソン工法における天井
    走行式縦孔削岩機の削孔位置決め制御方法。
  2. 【請求項2】 前記天井走行式縦孔削岩機の各駆動部分
    の動作による変位量を、天井走行式縦孔削岩機に設けら
    れた各エンコーダにより計測し、計測装置内で天井走行
    式縦孔削岩機の削孔動作位置の設定値と、実際の天井走
    行式縦孔削岩機における各駆動部分の変位量との論理演
    算を行い、実際の天井走行式縦孔削岩機の削孔動作位置
    が前記設定値に達するまで出力して、実際の天井走行式
    縦孔削岩機の位置制御を行うことを特徴とする請求項1
    に記載のニューマチックケーソン工法における自走式の
    天井走行式縦孔削岩機の削孔位置決め制御方法。
  3. 【請求項3】 ケーソンの作業室の天井に固定された走
    行レールに沿って走行する天井走行式縦孔削岩機に、複
    数台の縦孔削岩機が備えられており、前記各縦孔削岩機
    のストロークと、前記各縦孔削岩機の油圧モータの油圧
    供給(フィード)圧力,前記縦孔削岩機における油圧モ
    ータの回転トルクを、各縦孔削岩機に設けられたセンサ
    で計測し、前記各縦孔削岩機の可動部分を岩質に合わせ
    た適正な送り速度で、前記複数台の縦孔削岩機を同時に
    自動運転で削孔することを特徴とするニューマチックケ
    ーソン工法における天井走行式縦孔削岩機による削孔方
    法。
  4. 【請求項4】 地上に設置された遠隔操作室の計測装置
    に発破パターンを入力した後、ケーソンの作業室の天井
    に固定された走行レールに沿って走行する天井走行式縦
    孔削岩機を自動運転させ、その天井走行式縦孔削岩機の
    自動運転による削孔位置決めおよび削孔状況を、地上の
    前記計測装置で複数台の天井走行式縦孔削岩機の相互位
    置と、前記各縦孔削岩機の姿勢と、前記発破パターンと
    を、地上の遠隔操作室の計測装置におけるモニタにリア
    ルタイムで表示することを特徴とするニューマチックケ
    ーソン工法における天井走行式縦孔削岩機による削孔方
    法。
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Citations (9)

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