JP2002363875A - エラストマー複合スチールコードおよびその製造方法 - Google Patents

エラストマー複合スチールコードおよびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤ等に埋設して補強材として使用する2
層構造のスチールコードを、十分な耐腐食性および耐疲
労性を発揮し、スチールコード自体の寿命を延ばすとと
もに、それを補強材として使用したタイヤ等の寿命を延
ばすことができるものとし、且つ、安価に製造できるよ
うにする。 【解決手段】 3本以上のスチールフィラメント8を、
そのうちの一部で少なくとも1本に未加硫ゴムを被覆し
た後、撚り合わせて芯ストランド9を形成し、その芯ス
トランド9の周りに外層となる複数本のスチールフィラ
メント10を撚り合わせることにより、未加硫ゴム13
がストランド中心部14の空隙を埋めたエラストマー複
合スチールコード12とする。また、ゴムと複合化され
る際にコード内部へゴムが浸透するよう、外層フィラメ
ント相互の隙間t1を平均2/100mm以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤ等に埋設し
て補強材として使用する複層構造のスチールコードおよ
びその製造方法に関し、さらに詳しくは、例えばタイヤ
補強材として使用した場合に十分な耐腐食性および耐疲
労性を発揮することができる2層構造のエラストマー複
合スチールコードおよびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】タイヤ補強用スチールコードとして、複
数本の素線(スチールフィラメント)を内外2層に撚り
合わせた2層構造、例えば3本のスチールフィラメント
を撚り合わせて芯ストランドとなし、この芯ストランド
の周りに外層フィラメントとして9本のスチールフィラ
メント3を配置して、芯ストランド2とは撚り方向ある
いは撚りピッチを異ならせて撚り合わせてなる、所謂3
+9構造のスチールコードが従来から使用されている。
【0003】このような複数本のスチールフィラメント
を2層に撚り合わせたスチールコード、例えば3+9構
造のスチールコードは、芯ストランドの中心部に、スト
ランド長手方向にストロー状に延びる空隙ができ、ま
た、外層のスチールフィラメントの内側(芯ストランド
との間)に空隙ができて、これらの空隙に空気が溜まっ
た状態となっている。これらの空隙は、例えばタイヤ成
形工程のゴム加硫加圧時に、コード表面を取り巻くゴム
がコード内部に浸入することによって減少はするが、ス
トランド中心部の空隙にまではゴムは浸透し難く、タイ
ヤのゴム材中に埋設された状態でスチールコードの中心
部に長手方向に延びるストロー状の中空部が残存してし
まう。そして、この状態でタイヤ製品として使用した場
合に、タイヤの外傷や割れ等からタイヤ内部に浸入した
水分等が、ストランド中心部の空隙にまで達することが
あり、その水分が毛細管現象によってコード長手方向に
浸透していき、コード内部での腐食が進み、その結果、
タイヤ中でのスチールコードの性能(強度や耐疲労性)
が著しく低下し、タイヤの製品寿命が短くなってしま
う。
【0004】また、スチールコード内部に残る空隙の影
響は、上記強度や耐疲労性の低下だけではなくて、空隙
に残存した空気がタイヤ成形時に吐き出されて、エアー
溜まりとなってゴム中に残ってしまい、タイヤ本体のゴ
ム強度を損うことにもなる。
【0005】こうした2層構造のスチールコードを改良
したものとして、スチールコード外層のフィラメント
を、稠密撚りの場合のフィラメント数より何本か少ない
構造にして、外層フィラメント間に隙間を持たせ、タイ
ヤ成形時にゴムが浸透し易いようにすることも考えられ
ている。例えば、特開平7−109685号公報に示さ
れたスチールコードは、3本のコアフィラメントに対し
シースフィラメント(外層フィラメント)の本数を7〜
8本とすることで、シースフィラメントとコアフィラメ
ントの間隙にゴムが浸入し得るようにしている。しか
し、こうした構造でも、芯ストランド中心部の空隙を完
全にゴムで埋め尽くすことは難しい。
【0006】その他、例えば特開平6−49786号公
報に示されているように、スチールコード内部の空隙に
吸水性ポリマーを存在させるものや、特開昭61−13
8789号公報に示されているように、スチールコード
内部に有機材料の芯材を充填したものや、特公昭59−
24239号公報に示されているように、スチールコー
ドの芯材として加硫ゴムを使用したものが考えられてい
るが、このような吸水性ポリマーや有機材料等を使用す
るについては、タイヤ本体のゴムとの接着性およびスチ
ールフィラメントとの接着性を共に考慮する必要があっ
て、制約の多い設計となり、技術面およびコスト面で不
利なものとならざるを得ない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の2層
構造のスチールコードは、芯ストランドの中心部および
外層フィラメントの内側(芯ストランドとの間)に空隙
ができ、特にストランド中心部の空隙は、タイヤ成形時
等にゴムが浸透せず、ストロー状の中空部となって残存
してしまい、タイヤ使用中にタイヤの外傷や割れ等から
タイヤ内部に浸入した水分等が、そのストランド中心部
の空隙まで達して、コード内部を長手方向に浸透し、内
部から腐食が進んで、タイヤ中でのスチールコードの強
度や耐疲労性が著しく低下し、タイヤの製品寿命が縮ん
でしまうことがあり、また、空隙に残存した空気がエア
ー溜まりとなってゴム中に残ってしまい、タイヤ本体の
ゴム強度を損うことにもなるという問題があり、そうし
た問題を解消するため、外層フィラメントを少なくして
フィラメント間に隙間を持たせ、ゴムを浸透し易くした
ものでも、芯ストランド中心部の空隙まで完全にゴムで
埋め尽くすことは難しく、また、吸水性ポリマーや有機
材料等を使用するものでは、タイヤ本体のゴムとの接着
性およびスチールフィラメントとの接着性を共に考慮す
る必要があって、技術面およびコスト面で不利になると
いう問題がある。
【0008】本発明はこうした問題を解消するためのも
ので、タイヤ等に埋設して補強材として使用する2層構
造のスチールコードを、十分な耐腐食性および耐疲労性
を発揮し、スチールコード自体の寿命を延ばすととも
に、それを補強材として使用したタイヤ等の寿命を延ば
すことができるものとし、且つ、安価に製造できるよう
にすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためのエラストマー複合スチールコードおよびその
製造方法を提供するものである。
【0010】すなわち本発明によるエラストマー複合ス
チールコードは、3本以上のスチールフィラメントを撚
り合わせてなる芯層と、この芯層の周りに撚り合わせた
複数本のスチールフィラメントからなる外層との2層構
造としたスチールコードであって、上記芯層を構成する
3本以上のスチールフィラメントのうちの一部で少なく
とも1本のスチールフィラメントの周囲に未加硫ゴムが
被覆され、この未加硫ゴムが芯層中心部の空隙を埋めて
いることを特徴とする。
【0011】このエラストマー複合スチールコードは、
芯層を構成する3本以上のスチールフィラメントのうち
の少なくとも1本のスチールフィラメントの周囲に未加
硫ゴムが被覆され、この未加硫ゴムが芯層中心部の空隙
を埋めているため、例えばタイヤ補強材としてタイヤ成
形時にタイヤ本体のゴムに埋め込まれることにより、未
加硫ゴムが加硫化されて、芯層中心部の空隙が完全にゴ
ムで埋まる。そのため、水分等によるコード中心部から
の腐食を防止して、スチールコードの耐疲労性を改善
し、タイヤ等のゴム製品の寿命を延ばすことができ、ま
た、タイヤ成形時にゴム中に持ち込まれる空気の量を少
なくし、エアー溜まりを無くしてタイヤ本体のゴム強度
を高めることが容易となる。
【0012】また、上記エラストマー複合スチールコー
ドは、外層を構成するスチールフィラメントのフィラメ
ント相互の平均隙間が2/100mm以上であるよう、
芯層および外層のフィラメント線径および本数を設定す
るのが望ましい。
【0013】上記エラストマー複合スチールコードは、
芯層を構成する3本以上のスチールフィラメントのうち
の一部(少なくとも1本)のフィラメント周囲のみに未
加硫ゴムが被覆され、芯層中心部の空隙は未加硫ゴムで
埋まっているが、外層フィラメントの内側およびフィラ
メント間の空隙はそのまま残るため、それらの空隙には
加硫加圧によってゴム製品(タイヤ等)のゴムとコード
が複合化される際に、ゴムを浸透させる必要がある。外
層を構成するスチールフィラメントのフィラメント相互
の平均隙間が2/100mm以上であると、ゴム製品の
ゴムとコードが複合化される際に、残存した空隙にゴム
が浸透し易く、上記課題の達成が確実なものとなる。
【0014】また、本発明によるエラストマー複合スチ
ールコードの製造方法は、コアフィラメントとする3本
以上のスチールフィラメントのうちの一部で少なくとも
1本のスチールフィラメントの周囲に未加硫ゴムを被覆
し、その未加硫ゴムを被覆した少なくとも1本を含む上
記3本以上のスチールフィラメントを同時に撚り合わせ
て芯ストランドとなし、次いで、その芯ストランドの周
りに外層フィラメントとする複数本のスチールフィラメ
ントを撚り合わせることを特徴とする。
【0015】このエラストマー複合スチールコードの製
造方法によれば、未加硫ゴムが被覆された少なくとも1
本のスチールフィラメントを含む3本以上のスチールフ
ィラメントが撚り合わされ芯ストランドとされた後、そ
の芯ストランドの周りに複数本のスチールフィラメント
が撚り合わされることにより、3本以上のスチールフィ
ラメントを撚り合わせてなる芯層と、この芯層の周りに
撚り合わせた複数本のスチールフィラメントからなる外
層との2層構造としたスチールコードであって、未加硫
ゴムが芯層中心部の空隙に充填された2層構造のエラス
トマー複合スチールコードが得られる。そして、このエ
ラストマー複合スチールコードは、未加硫ゴムが芯層中
心部の空隙を埋めているため、例えばタイヤ補強材とし
てタイヤ成形時にタイヤ本体のゴムに埋め込まれること
により、未加硫ゴムが加硫化されて、芯層中心部の空隙
が完全にゴムで埋まる。また、空隙が残る外層フィラメ
ントの内側およびフィラメント間には、タイヤ成形時等
の加硫加圧によってゴムを浸透させることができる。そ
のため、水分等によるコード中心部からの腐食を防止し
て、スチールコードの耐疲労性を改善し、タイヤ等のゴ
ム製品の寿命を延ばすことができ、また、タイヤ成形時
にゴム中に持ち込まられる空気の量を少なくし、エアー
溜まりを無くしてタイヤ本体のゴム強度を高めることが
容易となる。また、未加硫ゴムは、タイヤ本体のゴムと
の接着性およびスチールフィラメントとの接着性が良好
で、技術面およびコスト面で問題を生じない。
【0016】上記エラストマー複合スチールコードの製
造方法において、予めスチールフィラメントに被覆する
未加硫ゴムは、接着性およびコスト等の面から、タイヤ
ゴムと同質であるのが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0018】図1および図2は、本発明の実施の形態の
エラストマー複合スチールコードの製造方法を示してい
る。この例は、例えば3+8構造のエラストマー複合ス
チールコードを製造する場合で、その製造方法は、芯ス
トランドを製造する工程(図1に示す)と、芯ストラン
ドの周りに外層フィラメントを撚り合わせる工程(図2
に示す)からなる。図1において、1は未加硫ゴム被覆
装置、2は線分け装置、3は集合ボイス、4はバンチャ
ー撚線機、図2において、5は線分け装置、6は集合ボ
イス、7はバンチャー撚線機である。いずれも装置自体
は従来公知のものである。
【0019】図1に示す芯ストランド製造の工程では、
芯層フィラメントとするスチールフィラメント8が3本
平行に繰り出され、バンチャー撚り線機4の撚口に向け
て供給される。そして、その供給の途中、3本のスチー
ルフィラメント8にうちの1本は、未加硫ゴム被覆装置
1でフィラメント周囲に未加硫ゴムが被覆される。そし
て、それら3本のスチールフィラメント8が線分け装置
2で3本に分けられて集合ボイス3に送られ、集合ボイ
ス3で集合し、バンチャー撚線機4に供給されて、所定
ピッチで3本同時に撚り合わされる。こうして芯ストラ
ンドが形成され、一旦リールに巻き取られる。
【0020】そして、次工程において、図2に示すよう
に、芯ストランド9と、外層フィラメントとする8本の
スチールフィラメント10が、芯ストランド9の周りを
8本の外層フィラメントが取り巻く配置で平行に繰り出
され、バンチャー撚線機7の撚口に向けて供給される。
そして、芯ストランド9と外層の8本のスチールフィラ
メント10は線分け装置5で分けられて集合ボイス6に
送られ、集合ボイス6で集合し、バンチャー撚線機7に
供給されて、芯ストランド9の周りに外層の8本のスチ
ールフィラメント10が撚り合わされる。
【0021】こうして例えば図3に断面形状を示す2層
構造のエラストマー複合スチールコード12が得られ
る。このエラストマー複合スチールコード12は、芯ス
トランド9を構成する3本のスチールフィラメント8の
うちの1本のフィラメント周囲に被覆された未加硫ゴム
13が、ストランド中心部14の空隙を埋めているもの
となる。
【0022】このエラストマー複合スチールコード12
は、例えばタイヤ補強材としてタイヤ成形時にタイヤ本
体のゴムに埋め込まれるもので、その場合、芯層フィラ
メントとするスチールフィラメント8の1本に被覆され
る未加硫ゴム13は、タイヤゴムと同質のものが用いら
れる。そして、その未加硫ゴム13は、タイヤ成形(加
硫)時に加硫化され、ストランド中心部14の空隙が完
全にゴムで埋まる。また、外層フィラメントの内側およ
びフィラメント間の空隙には、加硫加圧によってタイヤ
等のゴムとコードが複合化される際に、ゴムが浸透す
る。
【0023】図3に示す例は、芯層および外層に全て同
径のフィラメントを使用した3+8構造であって、外層
を構成するスチールフィラメント10のフィラメント相
互の隙間t1を平均2/100mm以上とし、ゴム製品
のゴムと複合化される際にコード内部へのゴムの浸透性
が良好なものとすることができる。
【0024】図4は、本発明の実施の形態の他の例のエ
ラストマー複合スチールコードの断面図である。この例
では、芯ストランド21を構成するスチールフィラメン
ト8’の径を外層を構成するスチールフィラメント1
0’の径よりも大きくした3+9構造のエラストマー複
合スチールコード22を示している。
【0025】この場合も製造方法は同様で、芯ストラン
ドの製造工程では、芯層フィラメント21とするスチー
ルフィラメント8’を3本平行に繰り出してバンチャー
撚線機に供給し、その供給の途中で、3本のスチールフ
ィラメント8’のうちの1本の周囲に未加硫ゴム13’
を被覆する。そして、外層フィラメントを撚り合わせる
工程で、芯ストランド21の周りに、外層フィラメント
とする径の小さいスチールフィラメント10’を9本配
置し、バンチャー撚線機に供給して撚り合わす。
【0026】このエラストマー複合スチールコード22
もまた、芯ストランド21を構成する3本のスチールフ
ィラメント8’のうちの1本のフィラメント周囲に被覆
された未加硫ゴム13’が、ストランド中心部23の空
隙を埋めるものとなる。そして、その未加硫ゴム13’
が、タイヤ成形(加硫)時に加硫化され、ストランド中
心部23の空隙が完全にゴムで埋まり、外層フィラメン
トの内側およびフィラメント間の空隙には、加硫加圧に
よってタイヤ等のゴムとコードが複合化される際に、ゴ
ムが浸透する。
【0027】また、この図4に示す例は、芯層のフィラ
メントの径を外層のフィラメントの径よりも大きくした
3+9構造であるため、外層を構成するスチールフィラ
メント10’のフィラメント相互の隙間t2をやはり平
均2/100mm以上とすることができ、ゴム製品のゴ
ムと複合化される際にコード内部へのゴムの浸透性が良
好なものとすることができる。
【0028】なお、これら図示した実施の形態は、3+
8あるいは3+9構造の場合を示すものであるが、本発
明は、芯ストランドを3本以上のスチールフィラメント
で形成する2度撚り2層構造のスチールコード一般に適
用することができる。
【0029】また、上記実施の形態では、芯ストランド
を構成するスチールフィラメントの1本に未加硫ゴムを
被覆しているが、未加硫ゴムを被覆するフィラメント数
は、芯ストランドを構成するスチールフィラメントの一
部で少なくとも1本であってよく、例えば芯ストランド
を3本のスチールフィラメントで形成する場合は、1本
あるいは2本に、また、4本のスチールフィラメントで
形成する場合は、1本、2本あるいは3本に未加硫ゴム
を被覆する。
【0030】本発明は、タイヤ補強用以外のスチールコ
ードの製造方法にも適用できることは勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、芯層を構成する3本以上のスチールフィラメ
ントのうちの一部で少なくとも1本のスチールフィラメ
ントの周囲に未加硫ゴムが被覆され、この未加硫ゴムが
芯層中心部の空隙を埋めたエラストマー複合スチールコ
ードが得られ、それが例えばタイヤ補強材としてタイヤ
成形時にタイヤ本体のゴムに埋め込まれることにより、
未加硫ゴムが加硫化されて、芯層中心部の空隙が完全に
ゴムで埋まるため、水分等によるコード中心部からの腐
食を防止して、スチールコードの耐疲労性を改善し、タ
イヤ寿命を伸ばすことができ、また、タイヤ成形時にゴ
ム中に持ち込まれる空気の量を少なくし、エアー溜まり
を無くしてタイヤ本体のゴム強度を高めることが容易と
なる。
【0032】また、例えば外層のフィラメント相互の平
均隙間を2/100mm以上とすることにより、ゴム製
品のゴムとコードが複合化される際に、外層フィラメン
トの内側およびフィラメント間にゴムが浸透し、コード
内部の空隙が完全にゴムで埋まるため、耐腐食性および
耐疲労性を一層向上させることができる。
【0033】そして、被覆する未加硫ゴムはタイヤのゴ
ムと同質とすることができるため、フィラメントとの接
着性も全く問題がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態において芯ストランドを製
造する工程の概略図である。
【図2】本発明の実施の形態において芯ストランドの周
りに外層フィラメントを撚り合わせる工程の概略図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態におけるエラストマー複合
スチールコードの一例の断面図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるエラストマー複合
スチールコードに他の例の断面図である。
【符号の説明】
1 未加硫ゴム被覆装置 2 線分け装置 3 集合ボイス 4 バンチャー撚線機 5 線分け装置 6 集合ボイス 7 バンチャー撚線機 8、8’ スチールフィラメント(芯層) 9、21 芯ストランド 10、10’ スチールフィラメント(外層) 12、22 エラストマー複合スチールコード 13、13’ 未加硫ゴム 14、23 ストランド中心部
フロントページの続き Fターム(参考) 3B153 AA12 AA18 BB15 CC29 CC52 FF16 GG05 GG07 GG13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3本以上のスチールフィラメントを撚り
    合わせてなる芯層と、この芯層の周りに撚り合わせた複
    数本のスチールフィラメントからなる外層との2層構造
    としたスチールコードであって、上記芯層を構成する3
    本以上のスチールフィラメントのうちの一部で少なくと
    も1本のスチールフィラメントの周囲に未加硫ゴムが被
    覆され、この未加硫ゴムが芯層中心部の空隙を埋めてい
    ることを特徴とするエラストマー複合スチールコード。
  2. 【請求項2】 外層を構成するスチールフィラメントの
    フィラメント相互の平均隙間が2/100mm以上であ
    る、請求項1に記載のエラストマー複合スチールコー
    ド。
  3. 【請求項3】 コアフィラメントとする3本以上のスチ
    ールフィラメントのうちの一部で少なくとも1本のスチ
    ールフィラメントの周囲に未加硫ゴムを被覆し、その未
    加硫ゴムを被覆した少なくとも1本を含む上記3本以上
    のスチールフィラメントを同時に撚り合わせて芯ストラ
    ンドとなし、次いで、その芯ストランドの周りに外層フ
    ィラメントとする複数本のスチールフィラメントを撚り
    合わせることを特徴とするエラストマー複合スチールコ
    ードの製造方法。
  4. 【請求項4】 上記未加硫ゴムはタイヤのゴムと同質で
    あることを特徴とする請求項3記載のエラストマー複合
    スチールコードの製造方法。
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