JP2002363586A - スチールフィラメント用潤滑剤組成物、それで処理したスチールフィラメントおよびゴム−スチールフィラメント複合体 - Google Patents

スチールフィラメント用潤滑剤組成物、それで処理したスチールフィラメントおよびゴム−スチールフィラメント複合体

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JP2002363586A
JP2002363586A JP2001175826A JP2001175826A JP2002363586A JP 2002363586 A JP2002363586 A JP 2002363586A JP 2001175826 A JP2001175826 A JP 2001175826A JP 2001175826 A JP2001175826 A JP 2001175826A JP 2002363586 A JP2002363586 A JP 2002363586A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スチールフィラメントの伸線時における、ダ
イスと金属線材との界面の高温高圧状態においても、高
い潤滑効果を有する潤滑剤組成物を提供する。 【解決手段】 下記の一般式(I) 【化1】 (式中、R、R、RおよびRは、それぞれ独立
して炭素数1から20のアルキル基、炭素数3から20
のシクロアルキル基、炭素数3から20の一価の芳香族
環含有基を表わし、酸素原子、窒素原子、硫黄原子から
選ばれる複素原子の少なくとも1つを含んでいてもよ
く、かつ、これらの少なくとも一つはその分子中にカル
ボキシル基及び/又はそのエステル化物を少なくとも一
つ有し、xは1から5の正の数である)で表される化合
物から選択した少なくとも一種を配合してスチールフィ
ラメント用潤滑剤組成物を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム物品の補強材
として用いるスチールコードを構成するスチールフィラ
メントの伸線処理時に用いる潤滑剤組成物、および該潤
滑剤組成物で処理したスチールフィラメント並びに該ス
チールフィラメントを用いたゴム−スチールフィラメン
ト複合体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゴム物品補強用のスチールコードは、鋼
線を伸線することで所定の線径と強度にした金属素線を
撚り合わせて作られる。この伸線処理は、ダイスに線材
を通過させ、線材とダイスの界面に潤滑剤組成物を供給
して摩擦抵抗を低減させて行われ、スチールコード等の
製造においては通常エマルジョンタイプの潤滑剤組成物
を用いてプラスメッキが施された鋼線を伸線する。潤滑
剤組成物の成分は、主として油性剤、乳化剤、極圧剤、
防錆剤、消泡剤などからなる。このタイプの潤滑剤組成
物は、鋼線のメッキ金属成分と極圧剤が反応し高い潤滑
性能を付与することが知られている。
【0003】しかしながら、近年スチールコードの高強
力化に伴い、4000MPa以上の抗張力を付与するこ
とが求められ、700m/min以上の伸線速度で伸線
するようになり、その結果、より潤滑性能を向上させる
ことのできる潤滑剤組成物を開発することが要望されて
いる。すなわち、伸線機のダイスと金属線材との界面は
より高い温度と圧力の状態になるが、このような過酷な
状態においても潤滑効果を有する潤滑剤組成物が求めら
れている。潤滑不良が発生すると、ダイスへの焼付き等
が起こり、断線が発生し、生産性が悪化する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐熱
性の高い湿式伸線用のエマルジョン系潤滑剤組成物、お
よび該潤滑剤組成物で処理したスチールフィラメント並
びに該スチールフィラメントを用いたゴム−スチールフ
ィラメント複合体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、スチールフ
ィラメントの伸線工程で用いる潤滑剤組成物に添加すべ
き物質を種々検討し、後述する化合物を潤滑剤組成物に
添加して処理すると、伸線時の耐熱性が向上することを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】本発明は、下記の一般式(I)
【化5】 (式中、R、R、RおよびRは、それぞれ独立
して炭素数1から20のアルキル基、炭素数3から20
のシクロアルキル基、炭素数3から20の一価の芳香族
環含有基を表わし、酸素原子、窒素原子、硫黄原子から
選ばれる複素原子の少なくとも1つを含んでいてもよ
く、かつ、これらの少なくとも一つはその分子中にカル
ボキシル基及び/又はそのエステル化物を少なくとも一
つ有し、xは1から5の正の数である)で表される化合
物から選択した少なくとも一種を配合してなるスチール
フィラメント用潤滑剤組成物にある。
【0007】また、一般式(I)の化合物は、下記の一
般式(II)
【化6】 (式中、RおよびRは、それぞれ独立して炭素数1
から20のアルキル基、炭素数3から20のシクロアル
キル基、炭素数3から20の一価の芳香族環含有基を表
わし、酸素原子、窒素原子、硫黄原子から選ばれる複素
原子の少なくとも1つを含んでいてもよく、R、R
は、それぞれ独立して単結合炭素数1から19のアルキ
レン基、炭素数3から19のシクロアルキレン基、炭素
数3から19の二価の芳香族環含有基を表わし、R
は、それぞれ独立して水素、メチル基、エチル基を
表わし、xは1から5の正の数を表す)で表される化合
物が好ましい。
【0008】さらに、本発明は、上記潤滑剤組成物層を
表面に有するスチールフィラメント、並びに該スチール
フィラメントとゴム組成物とからなるゴム−スチールフ
ィラメント複合体にある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明において、スチールフィラメントの伸線を湿式型
の伸線機を用いて通常の湿式伸線法により行う。この場
合、伸線機の潤滑槽に取り付けたダイス中にスチールフ
ィラメントを通して所定の線径まで伸線する。スチール
フィラメントの種類は特に限定されず、たとえばメッキ
を施していない裸スチールフィラメント、ニッケルメッ
キスチールフィラメント、銅メッキスチールフィラメン
ト、黄銅メッキスチールフィラメント等を用いることが
出来る。潤滑槽内の潤滑剤組成物によりスチールフィラ
メントは表面処理されて潤滑剤組成物層が該スチールフ
ィラメントの表面に形成される。
【0010】本発明の潤滑剤組成物は、溶媒中に極圧防
止剤、油性剤、乳化剤、発泡抑制剤等を分散させた所謂
エマルジョンタイプの乳濁液である。これらの成分とし
ては、通常湿式伸線で用いられているものを適宜選択し
て使用することができる。本発明は、これらの成分のほ
かに、上述した一般式(I)で表わされる化合物から選
択した少なくとも一種の化合物を配合して潤滑剤組成物
を構成したことを特徴とする。
【0011】本発明の潤滑剤組成物は、上述した成分の
ほかに、1,6−ヘキサメチレンジアミン−ジチオ硫酸
ナトリウム二水和物(以降、HTSと略記する)を含有
していてもよい。このHTSは、熱によりラジカル開裂
して・S−(CH−S・を発生し、金属の表面お
よびポリマー中の二重結合と反応する。すなわち、HT
S含有潤滑材中でスチールフィラメントを伸線すると、
その表面に該潤滑剤組成物層が形成される。HTSの配
合量は潤滑剤組成物100重量部に対し1〜40重量部
である。
【0012】一般式(I)のR、R、RおよびR
において、炭素数1から20のアルキル基としては、
メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、
tert−ブチル基、各種ペンチル基、各種ヘキシル
基、各種オクチル基、各種デシル基、各種ドデシル基、
各種テトラデシル基、各種ヘキサデシル基、各種オクタ
デシル基等が挙げられる。
【0013】炭素数3から20のシクロアルキル基とし
ては、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペン
チル基、各種メチルシクロペンチル基、各種ジメチルシ
クロペンチル基、各種エチルシクロペンチル基、各種ジ
エチルシクロペンチル基、各種プロピルシクロペンチル
基、各種ブチルシクロペンチル基、各種ペンチルシクロ
ペンチル基、シクロヘキシル基、各種メチルシクロヘキ
シル基、各種ジメチルシクロヘキシル基、各種エチルシ
クロヘキシル基、各種ジエチルシクロヘキシル基、各種
プロピルシクロヘキシル基、各種ブチルシクロヘキシル
基、シクロオクチル基、各種メチルシクロオクチル基、
各種エチルシクロオクチル基、各種ジメチルシクロオク
チル基等が挙げられる。
【0014】炭素数3から20の一価の芳香族環含有基
としては、フェニル基、トリル基、エチルフェニル基、
キシリル基、ベンジル基、ナフチル基、メチルナフチル
基、フリル基、ピロリル基、ピリジル基等が挙げられ
る。
【0015】一般式(I)の化合物のうち、上述した一
般式(II)で表される化合物を用いるのが好ましい。
【0016】一般式(II)のRおよびRにおいて、
炭素数1から19のアルキレン基としては、エチレン
基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレ
ン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、オクタメ
チレン基、デカメチレン基、ドデカメチレン基、テトラ
デカメチレン基、ヘキサデカメチレン基、オクタデカメ
チレン基等が挙げられる。
【0017】炭素数3から19のシクロアルキレン基と
しては、シクロプロピレン基、各種シクロブチレン基、
各種シクロペンチレン基、各種メチルシクロペンチレン
基、各種ジメチルシクロペンチレン基、各種エチルシク
ロペンチレン基、各種ジエチルシクロペンチレン基、各
種プロピルシクロペンチレン基、各種ブチルシクロペン
チレン基、各種シクロヘキシレン基、各種メチルシクロ
ヘキシレン基、各種ジメチルシクロヘキシレン基、各種
エチルシクロヘキシレン基、各種プロピルシクロヘキシ
レン基、各種シクロオクチレン基、各種メチルシクロオ
クチレン基等が挙げられる。
【0018】炭素数3から19の二価の芳香族環含有基
としては、各種フェニレン基、各種キシリレン基、各種
ナフチレン基等が挙げられる。
【0019】一般式(II)の化合物の例としては、各種
チオジデカン酸、各種チオジドデカン酸、各種チオジテ
トラデカン酸、各種チオジヘキサデカン酸、各種チオジ
オクタデカン酸、各種チオジイコサン酸、各種ジチオジ
デカン酸、各種ジチオジドデカン酸、各種ジチオジテト
ラデカン酸、各種ジチオジヘキサデカン酸、各種ジチオ
ジオクタデカン酸、各種ジチオジイコサン酸、各種トリ
チオジデカン酸、各種トリチオジドデカン酸、各種トリ
チオジテトラデカン酸、各種トリチオジヘキサデカン
酸、各種トリチオジオクタデカン酸、各種トリチオジイ
コサン酸、各種テトラチオジデカン酸、各種テトラチオ
ジドデカン酸、各種テトラチオジテトラデカン酸、各種
テトラチオジヘキサデカン酸、各種テトラチオジオクタ
デカン酸、各種テトラチオジイコサン酸、各種ペンタチ
オジデカン酸、各種ペンタチオジドデカン酸、各種ペン
タチオジテトラデカン酸、各種ペンタチオジヘキサデカ
ン酸、各種ペンタチオジオクタデカン酸、各種ペンタチ
オジイコサン酸、並びにそのメチルエステル及びエチル
エステル等が挙げられる。
【0020】一般式(II)の化合物のうち、Rおよび
がそれぞれ独立して炭素数6から10、Rおよび
がそれぞれ独立して炭素数5から9、RおよびR
が水素、並びにxが2から4の化合物が好ましい。
【0021】一般式(I)の化合物は、スチールフィラ
メントの表面でゴム組成物に対し高温下において架橋切
断と平行してより耐熱安定性の高いモノスルフィド架橋
を効率的に生成する。該化合物の配合量は潤滑剤組成物
1Lに対し10〜100gの範囲である。
【0022】本発明においては、スチールフィラメント
を湿式伸線機で700m/min以上の伸線速度で伸線
加工すると同時に、上述した構成の潤滑剤組成物により
表面処理されて該スチールフィラメントの表面に潤滑剤
組成物の被覆層が形成される。この際、スチールフィラ
メントとダイスの界面は高温高圧状態になるが、本発明
の潤滑剤組成物はかかる状況下でも高い潤滑効果を維持
し、スチールフィラメントのメッキ部分のダイスへの焼
付きを防ぐことができる。また、極めて高い伸線速度で
伸線するので、4000MPa以上の高い抗張力を有す
るスチールフィラメントを得ることができる。
【0023】このように処理したスチールフィラメント
は、モノフィラメントコードとして、または複数本撚り
合せてスチールコードとして使用される。かかるコード
をゴム物品用補強材として用いるために、コーティング
ゴムで被覆してゴム−スチールフィラメント複合体を形
成する。コーティングゴムは特に限定されず、通常用い
られているゴム組成物を使用することができる。本発明
においては、複合体のゴムとスチールフィラメントとの
界面に上記潤滑剤組成物の被覆層が存在し、両者を強固
に接着している。
【0024】本発明に係るゴム−スチールフィラメント
複合体をゴム物品の補強材として用いると、スチールフ
ィラメントの線径が均一なため、強度の安定したゴム物
品が得られる。また、ゴムとスチールフィラメント間の
接着性が優れているため、該ゴム物品の使用中にスチー
ルフィラメントがゴムから剥離することもなく、耐久性
が向上する。
【0025】
【実施例】以下に、本発明を実施例、比較例及び従来例
に基づいて説明する。表1及び表2記載の配合に従い、
潤滑剤組成物を調製した。該組成物の基本成分であるリ
ン系極圧剤、油性剤、乳化剤、防錆剤、消泡剤等は、汎
用のものを用いた。なお、潤滑剤組成物に添加した化合
物Aは次式
【化7】 で示される10,10’−トリチオジオクタデカン酸で
ある。まず、黄銅めっき(Cu:63重量%,Zn:3
7重量%)したスチールフィラメントを湿式伸線機によ
り、800m/minの伸線速度で上記潤滑剤組成物中
を通して素線径:0.25mmまで伸線加工した。
【0026】最終ダイスを通り過ぎた直後のフィラメン
トの温度を測定し、発熱性の尺度とした。測定結果を表
1及び表2に示す。表中、線温は、最終ダイスを通り過
ぎた直後のフィラメントの温度を意味する。なお、温度
が高いほど、発熱が大きいことを示す。
【0027】また、最終ダイスを通り過ぎた後のフィラ
メント径を測定し、50000m伸線する前後で線径の
比較を行った。測定結果を表1及び表2に示す。表中、
線径太りは、50000m伸線した後の線径と伸線する
前の線径の差を意味する。線径の太りが少ないほど良好
な潤滑性が保持されていることを示す。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】表1及び表2の結果より、各実施例は、各
比較例に較べて線温の上昇、線径の太りが抑制されてお
り、良好な潤滑性が保持されていることが分かる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、一般式
(I)で表わされる化合物を配合した潤滑剤組成物を用
いてスチールフィラメントを伸線加工することにより、
潤滑不良による表面欠陥の発生やダイスへのメッキの焼
付き等が有効に抑制され、断線等の発生等が生じにくい
被覆金属線材の伸線方法を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10N 40:32 C10N 40:32

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(I) 【化1】 (式中、R、R、RおよびRは、それぞれ独立
    して炭素数1から20のアルキル基、炭素数3から20
    のシクロアルキル基、炭素数3から20の一価の芳香族
    環含有基を表わし、酸素原子、窒素原子、硫黄原子から
    選ばれる複素原子の少なくとも1つを含んでいてもよ
    く、かつ、これらの少なくとも一つはその分子中にカル
    ボキシル基及び/又はそのエステル化物を少なくとも一
    つ有し、xは1から5の正の数である)で表される化合
    物から選択した少なくとも一種を配合してなるスチール
    フィラメント用潤滑剤組成物。
  2. 【請求項2】 前記一般式(I)の化合物が、下記の一
    般式(II) 【化2】 (式中、RおよびRは、それぞれ独立して炭素数1
    から20のアルキル基、炭素数3から20のシクロアル
    キル基、炭素数3から20の一価の芳香族環含有基を表
    わし、酸素原子、窒素原子、硫黄原子から選ばれる複素
    原子の少なくとも1つを含んでいてもよく、R、R
    は、それぞれ独立して単結合炭素数1から19のアルキ
    レン基、炭素数3から19のシクロアルキレン基、炭素
    数3から19の二価の芳香族環含有基を表わし、R
    は、それぞれ独立して水素、メチル基、エチル基を
    表わし、xは1から5の正の数を表す)で表されること
    を特徴とする請求項1に記載のスチールフィラメント用
    潤滑剤組成物。
  3. 【請求項3】 表面に、一般式(I) 【化3】 (式中、R、R、RおよびRは、それぞれ独立
    して炭素数1から20のアルキル基、炭素数3から20
    のシクロアルキル基、炭素数3から20の一価の芳香族
    環含有基を表わし、酸素原子、窒素原子、硫黄原子から
    選ばれる複素原子の少なくとも1つを含んでいてもよ
    く、かつ、これらの少なくとも一つはその分子中にカル
    ボキシル基及び/又はそのエステル化物を少なくとも一
    つ有し、xは1から5の正の数である)で表される化合
    物から選択した少なくとも一種を配合してなる潤滑剤組
    成物層を有することを特徴とするスチールフィラメン
    ト。
  4. 【請求項4】 ゴム組成物とスチールフィラメントから
    なり、その界面に一般式(I) 【化4】 (式中、R、R、RおよびRは、それぞれ独立
    して炭素数1から20のアルキル基、炭素数3から20
    のシクロアルキル基、炭素数3から20の一価の芳香族
    環含有基を表わし、酸素原子、窒素原子、硫黄原子から
    選ばれる複素原子の少なくとも1つを含んでいてもよ
    く、かつ、これらの少なくとも一つはその分子中にカル
    ボキシル基及び/又はそのエステル化物を少なくとも一
    つ有し、xは1から5の正の数である)で表される化合
    物から選択した少なくとも一種を配合してなる潤滑剤組
    成物層を有することを特徴とするゴム−スチールフィラ
    メント複合体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015510554A (ja) * 2012-02-06 2015-04-09 ナムローゼ・フェンノートシャップ・ベーカート・ソシエテ・アノニムN V Bekaert Societe Anonyme 蒸気経年変化および硬化後湿潤接着のための三元または四元合金被覆物、三元または四元黄銅合金被覆物を備えた細長い鋼製エレメント、ならびに対応する方法

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