JP2002363070A - 経皮吸収貼付剤 - Google Patents

経皮吸収貼付剤

Info

Publication number
JP2002363070A
JP2002363070A JP2001170841A JP2001170841A JP2002363070A JP 2002363070 A JP2002363070 A JP 2002363070A JP 2001170841 A JP2001170841 A JP 2001170841A JP 2001170841 A JP2001170841 A JP 2001170841A JP 2002363070 A JP2002363070 A JP 2002363070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transdermal patch
same
patch according
styrene
antifungal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001170841A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Shimojo
泰彦 下條
Shusuke Ono
秀典 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yutoku Pharmaceutical Industries Co Ltd
Original Assignee
Yutoku Pharmaceutical Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yutoku Pharmaceutical Industries Co Ltd filed Critical Yutoku Pharmaceutical Industries Co Ltd
Priority to JP2001170841A priority Critical patent/JP2002363070A/ja
Publication of JP2002363070A publication Critical patent/JP2002363070A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 貼付剤表面への抗真菌薬の結晶析出を抑制
し、抗真菌薬の放出性、皮膚粘着力及び皮膚への薬物移
行性が良好となり、抗真菌剤の効果を発揮するのに好ま
しい経皮吸収貼付剤を提供すること。 【解決手段】 粘着剤基剤成分に、抗真菌薬と当該抗真
菌薬の結晶析出を防止するのに十分な量の溶解剤を含有
することを特徴とする経皮吸収貼付剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は経皮吸収貼付剤に関
する。さらに詳細には、皮膚に貼付し、白癬、カンジダ
症等の真菌症を治療するために用いることができ、抗真
菌薬の溶解性およひ皮膚移行性に優れる経皮吸収貼付剤
に関する。
【0002】
【従来の技術】真菌の感染症に関する疾患の治療は、最
近の抗真菌薬の進歩とともに向上している。真菌は、主
として皮膚角質層に侵入し増殖するため、抗真菌薬が白
癬等の真菌症に対して優れた薬効を発揮するための条件
としては、薬物自体が強い抗真菌活性を有することに加
えて、感染部位である表皮角質層において、薬物の濃度
を高いレベルで長時間維持させることが必要である。
【0003】近年、白癬やカンジダの治療には、種々の
抗真菌活性を有する成分をクリーム剤、軟膏剤あるいは
液剤等の剤型とした外用剤が用いられている。
【0004】これらクリーム剤、軟膏剤あるいは液剤等
の外用剤は、一般的に、(1)患部の皮膚面に均一に厚
く塗布することが困難であったり、また(2)皮膚面に
投与後、靴下、衣服、床などに付着して脱落するため、
持続的な薬効が得られなかったり、さらに(3)皮膚内
部への浸透が必ずしもよくない等の欠点があった。これ
らの理由から、上記クリーム剤、軟膏剤、液剤等により
十分な抗真菌効果を得ることは現実には困難であった。
【0005】また、上記外用剤を塗布する場合には、薬
剤を手に取り、これを直接真菌で汚染されている患部に
塗布することになるので、真菌が他の部位へ感染する原
因となったり、患部に雑菌が付着したりしやすいという
問題があった。このような問題に対して、抗真菌薬が液
剤の場合には、容器の形状を工夫したり、剤型をスプレ
ー剤とすることで患部に触れることなく投与することが
できるものの、この場合には投与量や投与範囲を一定に
調整することが難しかった。
【0006】以上の問題点を改善するために、抗真菌薬
を含有する貼付剤が提案されている。古くは、ナフチオ
メート系や抗生物質系などの抗真菌剤を含有する貼付剤
(特公昭55−4084号公報、特公昭55−3892
7号公報)をはじめ、イミダゾール系抗真菌薬等を含有
する貼付剤(特開平7−309755号公報、特開平7
−309756号公報、特開平8−81373号公報、
特開平11−152223号公報)、爪用の貼付剤(特
開平10−330247号公報)、趾間水虫用の貼付剤
(特開平11−158062号公報、特開2000−2
56185号公報)等が提案されており、クリーム剤、
軟膏剤あるいは液剤で問題となっていた薬剤の脱落等に
よる薬効持続時間の短さを改善し、併せて患者のコンプ
ライアンスを向上させることによって薬理効果の増強を
目的とする貼付剤が提供されていた。
【0007】これらに挙げられる貼付剤の場合、理論的
には患部に直接貼付して使用することにより、薬物を持
続的に効率良く吸収させることができるものである。ま
た、貼付剤は適用が容易であり、靴下や衣服等への薬剤
の付着・移行がないなどの利点を有している。さらに、
貼付することにより真菌の他の部位への感染を防ぐこと
ができ、また患部を保護することができる等の長所があ
るため、抗真菌薬が有する効果を発揮するための助けと
もなっていた。
【0008】しかしながら、抗真菌薬は、貼付剤の基剤
には極めて難溶性であるため、単純に配合した場合、貼
付剤表面に抗真菌薬の結晶が析出してしまい、薬物を持
続的に効率良く吸収させることが難しかった。そして、
抗真菌薬が結晶析出してしまうことにより、放出性及び
皮膚粘着力の低下や、それに伴う皮膚への薬物移行性の
低下が問題となっていた。
【0009】ところで、抗真菌薬の溶解性を高めるため
には、これまでに、分子量3000ないし5000のポ
リエチレングリコールと、分子量300ないし500の
ポリエチレングリコールの等量混合物とサリチル酸、さ
らにエタノールを含有する液状水虫治療薬(特公昭57
−26649号公報)、炭素数3以下の低級アルコール
又はそれらから任意に選択したアルコール類の混合物、
メチルエチルケトン又はアセトンあるいはそれらの混合
物、カルボキシビニルポリマー、水、中和剤及び平均分
子量約200〜1000のポリエチレングリコールを含
有するトルナフテート外用ゲル剤(特公昭57−342
47号公報)、トルナフテートとグリコール類又はその
誘導体、アルコール、ゲル化剤及び精製水を含有する抗
真菌軟膏剤(特開昭59−70613号公報)、クロタ
ミトンとセバシン酸ジエチル、アジピン酸ジイソプロピ
ル及び/又はポリエチレングリコール、さらにエタノー
ルを配合するトルナフテート含有液剤(特開昭63−2
08517号公報)、炭素数が8乃至24個のアルコー
ル、ミリスチン酸エステル類等を含有するトルナフテー
ト含有液剤(特開平4−316517号公報)、低級ア
ルコールと常温において液状を呈する高級脂肪酸エステ
ルを組み合わせて配合する抗真菌性外用組成物(特開平
5−306223号公報、特開平9−208464号公
報)、非イオン界面活性剤、多価アルコール及びジカル
ボン酸を含有する抗真菌外用剤(特開平6−65076
号公報)、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール、
クロタミトン、ハッカ油、メントール等を含有する角質
貯留型抗真菌外用組成物(特開平8−20527号公
報)、低級アルコールの減量のために結晶析出防止剤と
してクロタミトンを配合する外用液状製剤(特開平8−
40898号公報)、溶解補助剤に酢酸エチル、アセト
ン、酢酸ブチル、炭酸プロピレン、トリアセチン、クロ
タミトン、メントール、カンフル等を含有する爪白癬用
外用組成物(WO96/11710)、クロタミトンと
多価アルコールを組み合わせて配合するクリーム剤(特
開平11−199485号公報)などの技術が報告され
ていた。
【0010】しかしながら、上記の開示技術は、液剤、
軟膏剤、クリーム剤等での使用を主眼にするものであ
り、貼付剤基剤中での結晶析出防止についての有効な溶
解剤、さらには抗真菌薬と溶解剤を配合した場合の最適
な製剤処方については明らかにされたものではなかっ
た。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】表皮角質層において薬
物濃度を長時間高レベルで維持させる貼付剤の開発のた
めには、単に抗真菌薬の結晶析出を抑えることのみなら
ず、貼付剤基剤である粘着剤の存在下であっても十分な
結晶析出抑制を得ることは重要な解決課題であり、これ
らの課題を解決できる経皮吸収貼付剤の開発が求められ
ていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく鋭意検討した結果、経皮吸収貼付剤の粘着剤
基剤成分に特定量の溶解剤を配合することで、抗真菌薬
の結晶析出を抑制し、抗真菌薬の放出性、皮膚粘着力及
び皮膚への薬物移行性が良好となり、抗真菌剤の効果を
発揮するのに好ましい経皮吸収貼付剤を提供することが
可能となることを見いだし、本発明を完成した。
【0013】すなわち、本発明は、粘着剤基剤成分に、
抗真菌薬と当該抗真菌薬の結晶析出を防止するのに十分
な量の溶解剤を含有することを特徴とする経皮吸収貼付
剤に関するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の経皮吸収貼付剤は、粘着
剤基剤成分中に、抗真菌薬とこれの結晶析出を防止する
のに十分な量の溶解剤を含有せしめたものである。
【0015】本発明で使用する溶解剤において、「抗真
菌薬の結晶析出を防止するのに十分な量」とは、例え
ば、貼付剤を室温(20℃付近)または冷所(4℃)に
保存した場合に、抗真菌薬が析出しない量であり、使用
する抗真菌薬の種類や量あるいは、使用する粘着基剤成
分により変化する。
【0016】本発明の経皮吸収貼付剤において有効成分
として使用することができる抗真菌薬は、イミダゾール
系抗真菌薬(ビホナゾール、クロトリマゾール、チオコ
ナゾール、ミコナゾール、エコナゾール、イソコナゾー
ル、スルコナゾール、オキシコナゾール、クロコナゾー
ル、ケトコナゾール、ネチコナゾール、ラノコナゾー
ル、オモコナゾール、イトラコナゾール、フルコナゾー
ル等)、アリルアミン系抗真菌薬(テルビナフィン、ナ
フチフィン等)、ベンジルアミン系抗真菌薬(ブテナフ
ィン等)、モルホリン系抗真菌薬(アモロルフィン
等)、チオカルバミン系抗真菌薬(リラナフタート、ナ
フチオメートN、トルナフタート(ナフチオメート
T)、トルシクラート等)、脂肪酸系抗真菌薬(ウンデ
シレン酸、ウンデシレン酸亜鉛、フェニル−11−ヨー
ド−10−ウンデシノエート等)、サリチル酸系抗真菌
薬(サリチル酸等)、抗真菌抗生物質類抗真菌薬(シッ
カニン、トリコマイシン、ピロールニトリン、ナイスタ
チン、ピマリシン、グリセオフルビン、バリオチン
等)、ポリエン系抗真菌薬(アンフォテリシンB等)、
ベンズアミド系抗真菌薬(エキサラミド等)、ピリミジ
ン系抗真菌薬(シクロピロクスオラミン等)、ヨードプ
ロパルギル系抗真菌薬(ハロプロジン等)、ジエチルジ
チオカルバミン酸亜鉛、チアントール、フルシトシン、
2,4,6−トリブロムフェニルカプロン酸エステル、ト
リメチルセチルアンモニウムペンタクロロフェネート、
イオウ及び木槿皮あるいはそれらの塩等を挙げることが
できる。
【0017】一方、本発明の経皮吸収貼付剤において使
用することができる溶解剤としては、多価アルコール類
(グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、
1,3−ブチレングリコール、1,3−テトラメチレン
グリコール、ポリエチレングリコール等)、フェノール
類(チモール、サフロール、イソサフロール、オイゲノ
ール、イソオイゲノール等)、高級アルコール類(ベン
ジルアルコール、オレイルアルコール、セチルアルコー
ル、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコー
ル、オクチルドデカノール等)、エステル系界面活性剤
(セスキオレイン酸ソルビタン、ポリオキシエチレン硬
化ヒマシ油、ステアリン酸ポリオキシル等)、脂肪酸エ
ステル類(ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オ
クチルドデシル、オレイン酸オレイル、フタル酸ジエチ
ル、フタル酸ジブチル等)及び有機酸類(乳酸、クエン
酸、酒石酸、マレイン酸、リンゴ酸等)を挙げることが
できる。これらの溶解剤の中で、本発明として使用する
のに好ましいものは、ポリエチレングリコール、チモー
ル及びミリスチン酸オクチルドデシルである。
【0018】上記溶解剤のうちポリエチレングリコール
としては、平均分子量約200〜約4000であり、例
えばポリエチレングリコール200、同300、同40
0、同600、同1000、同1500、同1540、
同4000が用いられる。具体的な市販品としては、マ
クロゴール200、同300、同400、同600、同
1000、同1500、同1540、同4000(いず
れも三洋化成工業社製)などが使用できる。この中で、
抗真菌薬の溶解性や製剤設計の容易さなどの点から、平
均分子量600以下のポリエチレングリコールを使用す
ることが好ましい。
【0019】本発明の経皮吸収貼付剤は、上記の抗真菌
薬とこれの結晶析出を防止するのに十分な量の溶解剤を
粘着剤成分中に含有させることにより調製される。
【0020】本発明に用いることができる粘着剤基剤成
分としては、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤及びシリ
コーン系粘着剤等が挙げられるが、ゴム系粘着剤及びア
クリル系粘着剤が好ましい。
【0021】この粘着剤のうち、ゴム粘着剤のゴム成分
としては、天然ゴム、スチレン・ブタジエンゴム、スチ
レン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、スチレ
ン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、ポリイソ
ブチレン、ポリイソプレン及びブチルゴム等を例示する
ことができるが、このうち品質設計の容易さやコストの
点から、天然ゴム、スチレン−イソプレン−スチレンブ
ロック共重合体、ポリイソブチレン及びポリイソプレン
から選ばれた少なくとも1種を使用することが好まし
い。
【0022】また、アクリル系粘着剤としては、医薬的
に利用できるものであればどのようなものであってもよ
いが、物性を調整するための架橋が容易である点から、
(メタ)アクリル酸アルキルエステルと(メタ)アクリ
ル酸の共重合体等を使用することが好ましい。
【0023】本発明の経皮吸収貼付剤には、粘着剤基剤
成分中に、さらに、公知の酸化防止剤、軟化剤、粘着付
与剤及び無機充填剤などを適宜適量配合することができ
る。酸化防止剤としては、公知の酸化防止剤、例えば、
ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト]、ジブチルヒドロキシトルエン等を使用することが
できる。
【0024】また軟化剤としては、公知の軟化剤、例え
ば流動パラフィン、ヒマシ油、綿実油、パーム油、ヤシ
油、ラノリン等を使用することができる。
【0025】更に粘着付与剤としては、公知の粘着付与
剤、例えば脂環族飽和炭化水素樹脂、ロジン系樹脂、テ
ルペン系樹脂、石油系樹脂、フェノール系樹脂等を使用
することができる。
【0026】更にまた、無機充填剤としては、公知の無
機充填剤、例えば酸化亜鉛、酸化アルミニウム、二酸化
チタン、シリカゲル、酸化マグネシウム、酸化鉄、ステ
アリン酸亜鉛等を使用することができる。
【0027】本発明の経皮吸収貼付剤の調製は、抗真菌
薬をその結晶析出を防止するのに十分な量の溶解剤に溶
解させた後、粘着剤基剤と均一になるまで混合し、剥離
フィルムないし剥離紙上に展膏(必要があればさらに乾
燥)させて、支持体を貼付したり、あるいは、抗真菌
薬、十分な量の溶解剤及び粘着剤基剤を直接混合し、剥
離フィルムないし剥離紙上に展膏(必要があればさらに
乾燥)させて、支持体を貼付することにより行われる。
なお、本発明の調製における展膏は、抗真菌薬、溶解剤
及び粘着剤基剤を混合したものを支持体上に展膏させ
て、剥離フィルムないし剥離紙を貼付する方法でもよ
い。
【0028】本発明の経皮吸収貼付剤を得るために使用
される支持体としては、薬物の放出に影響しないものが
望ましく、伸縮性及び非伸縮性を有するものが用いられ
る。例えば合成樹脂膜としてポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリブタジエン、エチレン酢酸ビニル共重合体、
ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ナイロン、ポリウレタ
ン等のフィルム又はシートあるいはこれらの積層体、多
孔質体、発泡体、紙、織布及び不織布等が使用される。
【0029】同様に、本発明の経皮吸収貼付剤を得るた
めに使用される剥離フィルムや剥離紙は、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステル等の高分子材料で作
られたフィルムや、紙の上にシリコーンオイル等を塗布
したものが使用される。
【0030】本発明の経皮吸収貼付剤の調製のより具体
的な例としては、例えば、以下に述べる製造方法を挙げ
ることができる。まず、スチレン−イソプレン−スチレ
ンブロック共重合体、ポリイソブチレンなどのゴム成分
と、軟化剤、粘着付与剤樹脂、酸化防止剤等を適宜所定
の割合で加熱混合して、次に抗真菌薬及び溶解剤を加
え、均一な融解物を得る。
【0031】次に、この融解物をドクターナイフコータ
ー、リバースロールコーター等の展膏機を用いて、剥離
フィルムもしくは剥離紙に展延塗布し、その上に支持体
を貼り合わせ、最後に、これを必要な大きさに切断し
て、目的物である経皮吸収貼付剤を得ることができる。
【0032】かくして得られた抗真菌薬及び溶解剤を含
有する貼付剤は、貼付剤表面への結晶析出をほぼ完全に
抑制することができ、抗真菌薬の粘着剤に対する溶解
性、薬物の放出性、皮膚粘着力及び皮膚への薬物移行性
を改善することができる。その結果、白癬、カンジタ症
などの真菌症の治療に十分な効果を発揮することができ
る経皮吸収貼付剤を提供することができる。
【0033】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれら実施例になんら制約される
ものではない。
【0034】実施例1:以下の組成及び製法により、経
皮吸収貼付剤を得た。
【0035】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. ビホナゾール 1.0 2. スチレン−イソプレン− 26.0 スチレンブロック共重合体*1 3. ポリイソブチレン 4.6 4. 流動パラフィン 30.6 5. 脂環族飽和炭化水素樹脂*7 36.7 6. ペンタエリスリチル−テトラキス 0.1 [3−(3,5−ジ−t−ブチル−4− ヒドロキシフェニル)プロピオネート]*12 7. チモール 1.0 *1 :クレイトンD−1112(シェルジャパン社製) *7 :アルコンP100(荒川化学工業社製) *12:イルガノックス1010(日本チバガイギー社製)
【0036】( 製 法 )スチレン−イソプレン−スチ
レンブロック共重合体、ポリイソブチレン、脂環族飽和
炭化水素樹脂、流動パラフィン及びペンタエリスリチル
−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート]を加熱混合し、次
にビホナゾール及びチモールを加え、均一な融解物を得
た。この融解物をドクターナイフ展膏機を用いて剥離フ
ィルム(ポリエチレンテレフタレート)に100g/m
で展延塗布後、塗布面に支持体(ポリエステル製織
布:クラレ社製)を貼り合わせ、55mm×72mmの
大きさに切断し、貼付剤とした。
【0037】実施例2:以下の組成及び実施例1と同様
の製法を用いて、経皮吸収貼付剤を得た。
【0038】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. ビホナゾール 1.0 2. スチレン−イソプレン− 24.9 スチレンブロック共重合体*2 3. ポリイソブチレン 4.5 4. 流動パラフィン 29.3 5. ロジン系樹脂*8 35.2 6. ペンタエリスリチル−テトラキス 0.1 [3−(3,5−ジ−t−ブチル−4− ヒドロキシフェニル)プロピオネート]*12 7. ポリエチレングリコール400*15 5.0 *2 :クレイトンD−KX401(シェルジャパン社製) *8 :エステルガムH(荒川化学工業社製) *12:上と同じ *15:マクロゴール400(三洋化成工業社製)
【0039】実施例3:以下の組成及び実施例1と同様
の製法を用いて、経皮吸収貼付剤を得た。
【0040】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. ビホナゾール 1.0 2. スチレン−イソプレン− 24.9 スチレンブロック共重合体*3 3. ポリイソプレン 4.5 4. 流動パラフィン 29.3 5. 脂環族飽和炭化水素樹脂*7 35.2 6. ペンタエリスリチル−テトラキス 0.1 [3−(3,5−ジ−t−ブチル−4− ヒドロキシフェニル)プロピオネート]*12 7. オレイルアルコール 5.0 *3 :クレイトンD−1107(シェルジャパン社製) *7 :上と同じ *12:上と同じ
【0041】実施例4:以下の組成及び実施例1と同様
の製法を用いて、経皮吸収貼付剤を得た。
【0042】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. ビホナゾール 1.0 2. スチレン−イソプレン− 19.9 スチレンブロック共重合体*2 3. ポリイソブチレン 6.2 4. 流動パラフィン 36.2 5. ロジン系樹脂*9 26.6 6. ペンタエリスリチル−テトラキス 0.1 [3−(3,5−ジ−t−ブチル−4− ヒドロキシフェニル)プロピオネート]*12 7. ミリスチン酸オクチルドデシル*13 10.0 *2 :上と同じ *9 :スーパーエステルA−100(荒川化学工業社製) *12:上と同じ *13:ODM−100(日光ケミカルズ社製)
【0043】実施例5:以下の組成及び実施例1と同様
の製法を用いて、経皮吸収貼付剤を得た。
【0044】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. ビホナゾール 2.0 2. スチレン−イソプレン− 22.9 スチレンブロック共重合体*3 3. ポリイソプレン 4.5 4. 流動パラフィン 27.3 5. 脂環族飽和炭化水素樹脂*7 35.2 6. ペンタエリスリチル−テトラキス 0.1 [3−(3,5−ジ−t−ブチル−4− ヒドロキシフェニル)プロピオネート]*12 7. ポリエチレングリコール200*14 3.0 8. セスキオレイン酸ソルビタン*21 5.0 *3 :上と同じ *7 :上と同じ *12:上と同じ *14:マクロゴール200(三洋化成工業社製) *21:SO−15R(日光ケミカルズ社製)
【0045】実施例6:以下の組成及び実施例1と同様
の製法を用いて、経皮吸収貼付剤を得た。
【0046】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. クロトリマゾール 1.0 2. スチレン−イソプレン− 30.2 スチレンブロック共重合体*3 3. 流動パラフィン 29.7 4. ロジン系樹脂*10 34.0 5. ペンタエリスリチル−テトラキス 0.1 [3−(3,5−ジ−t−ブチル−4− ヒドロキシフェニル)プロピオネート]*12 6. ステアリルアルコール 2.0 7. セスキオレイン酸ソルビタン*21 3.0 *3 :上と同じ *10:KE−311(荒川化学工業社製) *12:上と同じ *21:上と同じ
【0047】実施例7:以下の組成及び製法により、抗
真菌薬及び溶解剤を含有する経皮吸収貼付剤を得た。
【0048】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. クロトリマゾール 1.0 2. スチレン−イソプレン− 26.0 スチレンブロック共重合体*2 3. ポリイソプレン 4.0 4. 流動パラフィン 29.8 5. ロジン系樹脂*10 36.2 6. ポリエチレングリコール1500*17 2.0 7. 乳酸 1.0 *2 :上と同じ *10:上と同じ *17:マクロゴール1500(三洋化成工業社製)
【0049】( 製 法 )スチレン−イソプレン−スチ
レンブロック共重合体、ポリイソプレン、流動パラフィ
ン及びロジン系樹脂をトルエン中で混合攪拌した後、ク
ロトリマゾール、ポリエチレングリコール1500及び
乳酸を加えさらに混合攪拌し、均一な溶解物を得た。次
にこの溶解物をドクターナイフ展膏機を用いて剥離フィ
ルム(ポリエチレンテレフタレート)に、トルエン留去
後の膏体重量が100g/m となるように展延塗布
後、乾燥し、塗布面に支持体(ポリエステル製織布:ク
ラレ社製)を貼り合わせ、55mm×72mmの大きさ
に切断して、貼付剤とした。
【0050】実施例8:以下の組成及び実施例7と同様
の製法を用いて、経皮吸収貼付剤を得た。
【0051】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. チオコナゾール 1.0 2. スチレン−イソプレン− 19.8 スチレンブロック共重合体*3 3. 天然ゴム 20.0 4. 流動パラフィン 24.2 5. ロジン系樹脂*10 30.0 6. ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油*20 5.0 *3 上と同じ *10:上と同じ *20:HCO−10(日光ケミカルズ社製)
【0052】実施例9:以下の組成及び実施例7と同様
の製法を用いて、経皮吸収貼付剤を得た。
【0053】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. チオコナゾール 1.0 2. スチレン−イソプレン− 26.0 スチレンブロック共重合体*3 3. ポリイソプレン 3.8 4. 流動パラフィン 32.0 5. ロジン系樹脂*8 32.2 6. ミリスチン酸オクチルドデシル*13 5.0 *3 :上と同じ *8 :上と同じ *13:上と同じ
【0054】実施例10:以下の組成及び製法により、
経皮吸収貼付剤を得た。
【0055】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. 硝酸ミコナゾール 2.0 2. アクリル樹脂系溶剤型感圧接着剤*6 93.0 3. ミリスチン酸オクチルドデシル*13 5.0 *6 :ニッセツPE300(日本カーバイド工業社製) *13:上と同じ
【0056】( 製 法 )アクリル樹脂系溶剤型感圧接
着剤、硝酸ミコナゾール及びミリスチン酸オクチルドデ
シルを加えて、均一な溶解物を得た。次に、この溶解物
をドクターナイフ展膏機を用いて剥離フィルム(ポリエ
チレンテレフタレート)に、溶剤留去後の膏体重量が1
00g/m になるように展延塗布後、乾燥し、塗布
面に支持体(ポリエステル製不織布:日本バイリーン社
製)を貼り合わせ、55mm×72mmの大きさに切断
して、貼付剤とした。
【0057】実施例11:以下の組成及び実施例7と同
様の製法を用いて、経皮吸収貼付剤を得た。
【0058】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. 硝酸ミコナゾール 1.0 2. スチレン−イソプレン− 26.0 スチレンブロック共重合体*4 3. 流動パラフィン 34.8 4. ロジン系樹脂*9 28.2 5. ミリスチン酸オクチルドデシル*13 10.0 *4 :クインタック3421(日本ゼオン社製) *9 :上と同じ *13:上と同じ
【0059】実施例12:以下の組成及び実施例7と同
様の製法を用いて、経皮吸収貼付剤を得た。
【0060】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. 硝酸エコナゾール 3.0 2. スチレン−イソプレン− 23.5 スチレンブロック共重合体*1 3. 天然ゴム 16.5 4. 流動パラフィン 23.8 5. ロジン系樹脂*11 28.2 6. ステアリン酸ポリオキシル*19 5.0 *1 :上と同じ *11:パインクリスタルKE−100(荒川化学工業社製) *19:MYS−40(日光ケミカルズ社製)
【0061】実施例13以下の組成及び実施例7と同様
の製法を用いて、経皮吸収貼付剤を得た。
【0062】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. 硝酸エコナゾール 1.0 2. スチレン−イソプレン− 27.0 スチレンブロック共重合体*5 3. ポリイソプレン 4.0 4. 流動パラフィン 30.0 5. ロジン系樹脂*8 33.0 6. ポリエチレングリコール400*15 5.0 *5 :ソルプレン418(日本エラストマー社製) *8 :上と同じ *15:上と同じ
【0063】実施例14:以下の組成及び実施例7と同
様の製法を用いて、経皮吸収貼付剤を得た。
【0064】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. ケトコナゾール 1.0 2. スチレン−イソプレン− 19.0 スチレンブロック共重合体*2 3. 天然ゴム 18.0 4. 流動パラフィン 28.5 5. 脂環族飽和炭化水素*7 30.5 6. ポリエチレングリコール1500*17 2.0 7. オイゲノール 1.0 *2 :上と同じ *7 :上と同じ *17:上と同じ
【0065】実施例15:以下の組成及び実施例1と同
様の製法を用いて、経皮吸収貼付剤を得た。
【0066】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. ケトコナゾール 3.0 2. スチレン−イソプレン− 28.5 スチレンブロック共重合体*1 3. 流動パラフィン 22.4 4. ロジン系樹脂*10 21.5 5. ロジン系樹脂*9 19.5 6. 二酸化チタン 2.0 7. ペンタエリスリチル−テトラキス 0.1 [3−(3,5−ジ−t−ブチル−4− ヒドロキシフェニル)プロピオネート]*12 8. チモール 3.0 *1 :上と同じ *9 :上と同じ *10:上と同じ *12:上と同じ
【0067】実施例16:以下の組成及び実施例7と同
様の製法を用いて、経皮吸収貼付剤を得た。
【0068】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. 塩酸テルビナフィン 3.0 2. スチレン−イソプレン− 28.0 スチレンブロック共重合体*1 3. 天然ゴム 25.0 4. 流動パラフィン 26.0 5. 脂環族飽和炭化水素*7 15.0 6. オレイルアルコール 2.0 7. マレイン酸 1.0 *1 :上と同じ *7 :上と同じ
【0069】実施例17:以下の組成及び実施例10と
同様の製法を用いて、経皮吸収貼付剤を得た。
【0070】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. 塩酸テルビナフィン 1.0 2. アクリル樹脂系溶剤型感圧接着剤*6 94.0 3. ポリエチレングリコール400*15 5.0 *6 :上と同じ *15:上と同じ
【0071】実施例18:以下の組成及び実施例1と同
様の製法を用いて、経皮吸収貼付剤を得た。
【0072】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. 塩酸ブテナフィン 1.0 2. スチレン−イソプレン− 25.3 スチレンブロック共重合体*2 3. ポリイソブチレン 4.2 4. 流動パラフィン 31.9 5. 脂環族飽和炭化水素*7 31.5 6. 二酸化チタン 5.0 7. ペンタエリスリチル−テトラキス 0.1 [3−(3,5−ジ−t−ブチル−4− ヒドロキシフェニル)プロピオネート]*12 8. チモール 1.0 *2 :上と同じ *7 :上と同じ *12:上と同じ
【0073】実施例19:以下の組成及び実施例1と同
様の製法を用いて、経皮吸収貼付剤を得た。
【0074】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. 塩酸ブテナフィン 5.0 2. スチレン−イソプレン− 29.0 スチレンブロック共重合体*3 3. 流動パラフィン 32.9 4. ロジン系樹脂*8 23.0 5. 酸化亜鉛 2.0 6. ペンタエリスリチル−テトラキス 0.1 [3−(3,5−ジ−t−ブチル−4− ヒドロキシフェニル)プロピオネート]*12 7. セスキオレイン酸ソルビタン*21 8.0 *3 :上と同じ *8 :上と同じ *12:上と同じ *21:上と同じ
【0075】
実施例20:以下の組成及び実施例1と同様
の製法を用いて、経皮吸収貼付剤を得た。
【0076】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. オキシコナゾール 3.0 2. スチレン−イソプレン− 24.0 スチレンブロック共重合体*4 3. 流動パラフィン 33.9 4. ロジン系樹脂*9 28.0 5. 酸化亜鉛 1.0 6. ペンタエリスリチル−テトラキス 0.1 [3−(3,5−ジ−t−ブチル−4− ヒドロキシフェニル)プロピオネート]*12 7. ステアリン酸ポリオキシル*19 10.0 *4 :上と同じ *9 :上と同じ *12:上と同じ *19:上と同じ
【0077】
実施例21:以下の組成及び実施例10と同
様の製法を用いて、経皮吸収貼付剤を得た。
【0078】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. クロコナゾール 1.0 2. アクリル樹脂系溶剤型感圧接着剤*6 94.0 3. オレイルアルコール 5.0 *6 :上と同じ
【0079】実施例22:以下の組成及び実施例7と同
様の製法を用いて、経皮吸収貼付剤を得た。
【0080】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. トルナフタート 2.0 2. スチレン−イソプレン− 24.0 スチレンブロック共重合体*2 3. ポリイソプレン 3.0 4. 流動パラフィン 37.9 5. ロジン系樹脂*11 28.0 6. ペンタエリスリチル−テトラキス 0.1 [3−(3,5−ジ−t−ブチル−4− ヒドロキシフェニル)プロピオネート]*12 7. オクチルドデカノール*22 5.0 *2 :上と同じ *11:上と同じ *12:上と同じ *22:エヌジェコール200A(新日本理化社製)
【0081】実施例23:以下の組成及び実施例7と同
様の製法を用いて、経皮吸収貼付剤を得た。
【0082】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. トルナフタート 2.0 2. スチレン−イソプレン− 25.0 スチレンブロック共重合体*3 3. ポリイソプレン 4.0 4. 流動パラフィン 35.0 5. 脂環族飽和炭化水素樹脂*7 29.0 6. ポリエチレングリコール400*15 5.0 *3 :上と同じ *7 :上と同じ *15:上と同じ
【0083】実施例24:以下の組成及び実施例10と
同様の製法を用いて、経皮吸収貼付剤を得た。
【0084】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. トルナフタート 3.0 2. アクリル樹脂系溶剤型感圧接着剤*6 90.0 3. チモール 2.0 4. ステアリルアルコール 5.0 *6 :上と同じ
【0085】実施例25:以下の組成及び実施例1と同
様の製法を用いて、経皮吸収貼付剤を得た。
【0086】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. トルナフタート 2.0 2. スチレン−イソプレン− 26.0 スチレンブロック共重合体*1 3. 流動パラフィン 36.9 4. ロジン系樹脂*10 28.0 5. ペンタエリスリチル−テトラキス 0.1 [3−(3,5−ジ−t−ブチル−4− ヒドロキシフェニル)プロピオネート]*12 6. ミリスチン酸オクチルドデシル*13 5.0 7. ポリエチレングリコール400*15 2.0 *1 :上と同じ *10:上と同じ *12:上と同じ *13:上と同じ *15:上と同じ
【0087】実施例26:以下の組成及び実施例7と同
様の製法を用いて、経皮吸収貼付剤を得た。
【0088】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. トルナフタート 2.0 2. スチレン−イソプレン− 26.0 スチレンブロック共重合体*2 3. ポリイソプレン 4.0 4. 流動パラフィン 29.8 5. ロジン系樹脂*10 36.2 6. ポリエチレングリコール200*14 2.0 *2 :上と同じ *10:上と同じ *14:上と同じ
【0089】実施例27:以下の組成及び実施例1と同
様の製法を用いて、経皮吸収貼付剤を得た。
【0090】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. エキサラミド 5.0 2. スチレン−イソプレン− 20.0 スチレンブロック共重合体*2 3. スチレン−イソプレン− 3.0 スチレンブロック共重合体*1 4. ポリイソブチレン 5.0 5. 流動パラフィン 26.9 6. ロジン系樹脂*8 30.0 7. ペンタエリスリチル−テトラキス 0.1 [3−(3,5−ジ−t−ブチル−4− ヒドロキシフェニル)プロピオネート]*12 8. ポリエチレングリコール1540*18 5.0 9. ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油*20 5.0 *1 :上と同じ *2 :上と同じ *8 :上と同じ *12:上と同じ *18:マクロゴール1540(三洋化成工業社製) *20:上と同じ
【0091】実施例28:以下の組成及び実施例7と同
様の製法を用いて、経皮吸収貼付剤を得た。
【0092】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. シクロピロクスオラミン 1.0 2. スチレン−イソプレン− 15.0 スチレンブロック共重合体*3 3. 天然ゴム 25.0 4. 流動パラフィン 21.0 5. ロジン系樹脂*9 28.0 6. ポリエチレングリコール600*16 10.0 *3 :上と同じ *9 :上と同じ *16:マクロゴール600(三洋化成工業社製)
【0093】比較例1:以下の組成及び溶解剤を配合し
ない以外は実施例1と同様の製法を用いて、経皮吸収貼
付剤を得た。
【0094】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. ビホナゾール 1.0 2. スチレン−イソプレン− 29.5 スチレンブロック共重合体*3 3. ポリイソプレン 5.2 4. 流動パラフィン 39.2 5. ロジン系樹脂*10 25.0 6. ペンタエリスリチル−テトラキス 0.1 [3−(3,5−ジ−t−ブチル−4− ヒドロキシフェニル)プロピオネート]*12 *3 :上と同じ *10:上と同じ *12:上と同じ
【0095】比較例2:以下の組成及び溶解剤を配合し
ない以外は実施例1と同様の製法を用いて、経皮吸収貼
付剤を得た。
【0096】 ( 組 成 ) 成分 重量部 1. トルナフタート 2.0 2. スチレン−イソプレン− 29.5 スチレンブロック共重合体*2 3. ポリイソプレン 5.2 4. 流動パラフィン 38.2 5. ロジン系樹脂*9 25.0 6. ペンタエリスリチル−テトラキス 0.1 [3−(3,5−ジ−t−ブチル−4− ヒドロキシフェニル)プロピオネート]*12 *2 :上と同じ *9 :上と同じ *12:上と同じ
【0097】試 験 例 1 結晶析出性試験:各実施例および比較例で調製した経皮
吸収貼付剤を、アルミ箔をベースとした複合フィルムの
袋に密封した。これを、室温(20℃付近)及び冷所
(4℃)に保存し、製剤中の抗真菌剤の溶解状態を目視
により経時的に確認した。
【0098】この結果、比較例(比較品1、2)の製剤
は、保存開始3日後に冷所保存品はもとより室温保存品
でも結晶析出が見られたが、実施例で得られた製剤(本
発明品1〜28)はいずれも冷所保存1箇月後において
も結晶の析出は見られず安定であった。
【0099】試 験 例 2 皮膚透過試験:ヘアレスマウスの背部から摘出した皮膚
を用い、実施例1、実施例2、実施例3、実施例4、実
施例25、比較例1及び比較例2で得た経皮吸収貼付剤
の皮膚透過性を確認した。試験は、ヘアレスマウス摘出
皮膚に貼付剤を貼付した後、これをインビトロ膜透過試
験器に装着し、レセプター液に40%ポリエチレングリ
コール溶液を使用し、レセプター液中へ移行した抗真菌
薬の量を測定することにより行った。実施例1、2、
3、4及び比較例1の結果を図1に、実施例25及び比
較例2の結果を図2にそれぞれ示す。
【0100】図1及び2から明らかなように、本発明品
及び比較品の累積皮膚透過量は、貼付時間に依存して上
昇しており、貼付剤中の抗真菌薬は貼付27時間後まで
持続的に吸収されることが確認された。また、溶解剤を
配合した本発明品1〜4及び25の製剤は、溶解剤を配
合しない比較品1及び2の製剤よりも高い皮膚透過性を
示すことが確認できた。
【0101】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の経皮吸収
貼付剤は、抗真菌薬と溶解剤とを含有し、粘着剤基剤中
での抗真菌薬の結晶析出を抑制しているので良好な薬物
の放出性及び皮膚への薬物移行性を有し、薬物を皮膚か
ら持続的に吸収させることができるものである。
【0102】従って、本発明の経皮吸収貼付剤は、皮膚
上の白癬、カンジダ症などの真菌症の治療に十分な効果
を発揮することができ、水虫、たむしなどの表在性真菌
症等の治療に有用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ヘアレスマウス皮膚透過試験による本発明品
1〜4及び比較品1からの薬物の皮膚透過性を示した図
面である。
【図2】 ヘアレスマウス皮膚透過試験による本発明品
25及び比較品2からの薬物の皮膚透過性を示した図面
である。 以 上
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/205 A61K 31/205 31/216 31/216 31/222 31/222 31/26 31/26 31/343 31/343 31/352 31/352 31/382 31/382 31/40 31/40 31/4174 31/4174 31/4178 31/4178 31/4196 31/4196 31/451 31/451 31/496 31/496 31/513 31/513 31/5375 31/5375 31/7048 31/7048 33/04 33/04 33/30 33/30 35/78 35/78 C 47/10 47/10 47/14 47/14 47/46 47/46 Fターム(参考) 4C076 AA72 BB31 CC31 CC32 DD01 DD03 DD37 DD38 DD45 EE03 EE10 EE23 EE49 FF32 4C086 AA01 AA02 BA06 BA08 BA12 BB02 BB04 BC05 BC38 BC42 BC50 BC73 EA15 HA03 HA08 NA11 ZA90 ZB32 4C088 AB13 AC02 MA01 MA32 MA63 NA11 ZB32 4C206 AA01 AA02 CA26 DA03 DB15 FA09 FA41 HA14 JA32

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着剤基剤成分に、抗真菌薬と当該抗真
    菌薬の結晶析出を防止するのに十分な量の溶解剤を含有
    することを特徴とする経皮吸収貼付剤。
  2. 【請求項2】 溶解剤として多価アルコール類、フェノ
    ール類、高級アルコール類、エステル系界面活性剤、脂
    肪酸エステル類及び有機酸類からなる群より選ばれる少
    なくとも1種を含有することを特徴とする請求項第1項
    記載の経皮吸収貼付剤。
  3. 【請求項3】 多価アルコール類がポリエチレングリコ
    ールである請求項第2項記載の経皮吸収貼付剤。
  4. 【請求項4】 フェノール類がチモールである請求項第
    2項に記載の経皮吸収貼付剤。
  5. 【請求項5】 脂肪酸エステル類がミリスチン酸オクチ
    ルドデシルである請求項第2項記載の経皮吸収貼付剤。
  6. 【請求項6】 抗真菌薬として、ビホナゾール、クロト
    リマゾール、チオコナゾール、ミコナゾール、エコナゾ
    ール、イソコナゾール、スルコナゾール、オキシコナゾ
    ール、クロコナゾール、ケトコナゾール、ネチコナゾー
    ル、ラノコナゾール、オモコナゾール、イトラコナゾー
    ル、フルコナゾール、テルビナフィン、ナフチフィン、
    ブテナフィン、アモロルフィン、リラナフタート、ナフ
    チオメートN、トルナフタート(ナフチオメートT)、
    トルシクラート、ウンデシレン酸、フェニル−11−ヨ
    ード−10−ウンデシノエート、サリチル酸、シッカニ
    ン、トリコマイシン、ピロールニトリン、ナイスタチ
    ン、ピマリシン、グリセオフルビン、バリオチン、アン
    フォテリシンB、エキサラミド、シクロピロクスオラミ
    ン、ハロプロジン、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、
    チアントール、フルシトシン、2,4,6−トリブロムフ
    ェニルカプロン酸エステル、トリメチルセチルアンモニ
    ウムペンタクロロフェネート、イオウ、木槿皮あるいは
    それらの塩から選ばれた少なくとも1種を含有すること
    を特徴とする請求項第1項ないし第5項のいずれかに記
    載の経皮吸収貼付剤。
  7. 【請求項7】 抗真菌薬がビホナゾールであり、溶解剤
    がチモール、平均分子量が600以下のポリエチレング
    リコール、ミリスチン酸オクチルドデシル、乳酸から選
    ばれた少なくとも1種を含有することを特徴とする請求
    項第1項記載の経皮吸収貼付剤。
  8. 【請求項8】 抗真菌薬がトルナフタートであり、溶解
    剤がチモール、平均分子量が600以下のポリエチレン
    グリコール、ミリスチン酸オクチルドデシル、オクチル
    ドデカノールから選ばれた少なくとも1種を含有するこ
    とを特徴とする請求項第1項記載の経皮吸収貼付剤。
  9. 【請求項9】 基剤成分としてゴム系粘着剤及び/又は
    アクリル系粘着剤を含有することを特徴とする請求項第
    1項ないし第8項のいずれかに記載の経皮吸収貼付剤。
  10. 【請求項10】 ゴム系粘着剤として天然ゴム、スチレ
    ン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、ポリイソ
    ブチレン及びポリイソプレンから選ばれた少なくとも1
    種を含有することを特徴とする請求項第9項記載の経皮
    吸収貼付剤。
  11. 【請求項11】 アクリル系粘着剤として(メタ)アク
    リル酸アルキルエステルと(メタ)アクリル酸の共重合
    体を含有することを特徴とする請求項第9項記載の経皮
    吸収貼付剤。
JP2001170841A 2001-06-06 2001-06-06 経皮吸収貼付剤 Pending JP2002363070A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001170841A JP2002363070A (ja) 2001-06-06 2001-06-06 経皮吸収貼付剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001170841A JP2002363070A (ja) 2001-06-06 2001-06-06 経皮吸収貼付剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002363070A true JP2002363070A (ja) 2002-12-18

Family

ID=19012698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001170841A Pending JP2002363070A (ja) 2001-06-06 2001-06-06 経皮吸収貼付剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002363070A (ja)

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006182733A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Taisho Pharmaceut Co Ltd 外用剤組成物
JP2006232853A (ja) * 2006-06-05 2006-09-07 Kobayashi Pharmaceut Co Ltd 抗真菌組成物
JP2006232854A (ja) * 2006-06-05 2006-09-07 Kobayashi Pharmaceut Co Ltd 抗真菌組成物
JP2007091643A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Nippon Nohyaku Co Ltd 医療用抗白癬菌剤
WO2006120565A3 (fr) * 2005-05-13 2007-08-23 Advenced Scient Developements Combinaison pharmaceutique comprenant un agent antifongique et un actif choisi parmi le carveol, l'eugenol, le thymol, le borneol, le carvacrol, et les i0n0nes alpha- et beta-.
WO2007102241A1 (ja) * 2006-03-08 2007-09-13 Nihon Nohyaku Co., Ltd. 外用の医薬組成物
WO2007102243A1 (ja) 2006-03-08 2007-09-13 Nihon Nohyaku Co., Ltd. 外用の医薬組成物
WO2008066115A1 (fr) * 2006-11-30 2008-06-05 Nipro Patch Co., Ltd. Patch cutané adhésif et procédé d'évaluation dudit patch cutané adhésif
WO2008102880A1 (ja) 2007-02-23 2008-08-28 Nichiban Company Limited 抗真菌症用貼付剤
WO2009125667A1 (ja) * 2008-04-08 2009-10-15 帝國製薬株式会社 塩酸ブテナフィン含有水性貼付剤
WO2009139411A1 (ja) 2008-05-15 2009-11-19 久光製薬株式会社 パロノセトロンを含有する経皮吸収製剤
WO2010117089A2 (en) * 2009-04-09 2010-10-14 Pola Pharma Inc. Antimycotic pharmaceutical composition
WO2010117091A2 (en) * 2009-04-09 2010-10-14 Pola Pharma Inc. Antimycotic pharmaceutical composition
US7938811B2 (en) * 2003-01-22 2011-05-10 Takashi Furukawa Athlete's foot treatment tool
WO2011155640A1 (en) * 2010-06-11 2011-12-15 Pola Pharma Inc. Antimycotic pharmaceutical composition
JP2012062323A (ja) * 2011-12-19 2012-03-29 Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd 抗真菌組成物
US8349882B2 (en) 2006-03-08 2013-01-08 Nihon Nohyaku Co., Ltd. Pharmaceutical composition for external use
US8513296B2 (en) 2007-09-05 2013-08-20 Pola Pharma Inc. Pharmaceutical composition
US8952044B2 (en) 2009-08-25 2015-02-10 Pola Pharma Inc. Antimycotic pharmaceutical composition
US9480678B2 (en) 2007-09-05 2016-11-01 Pola Pharma Inc. Antifungal pharmaceutical composition
US9968591B2 (en) 2007-09-05 2018-05-15 Pola Pharma Inc. Antifungal composition
WO2018199303A1 (ja) * 2017-04-28 2018-11-01 持田製薬株式会社 ミコナゾール及び/又は硝酸ミコナゾールを含むシート製剤

Cited By (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7938811B2 (en) * 2003-01-22 2011-05-10 Takashi Furukawa Athlete's foot treatment tool
JP2006182733A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Taisho Pharmaceut Co Ltd 外用剤組成物
JP2008540506A (ja) * 2005-05-13 2008-11-20 アドヴァンスト・サイエンティフィック・ディヴェロップメンツ 抗真菌剤およびカルベオール、オイゲノール、チモール、ボルネオール、カルバクロール、ならびにアルファ−およびベータ−イオノンから選択される活性物質を含んでなる製薬組成物
EA014068B1 (ru) * 2005-05-13 2010-08-30 Адванст Сайентифик Дивелопментс Фармацевтическая композиция, содержащая противогрибковый агент и активный ингредиент, выбранный из карвеола, тимола, эвгенола и карвакрола
WO2006120565A3 (fr) * 2005-05-13 2007-08-23 Advenced Scient Developements Combinaison pharmaceutique comprenant un agent antifongique et un actif choisi parmi le carveol, l'eugenol, le thymol, le borneol, le carvacrol, et les i0n0nes alpha- et beta-.
JP2007091643A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Nippon Nohyaku Co Ltd 医療用抗白癬菌剤
WO2007102243A1 (ja) 2006-03-08 2007-09-13 Nihon Nohyaku Co., Ltd. 外用の医薬組成物
US8058303B2 (en) 2006-03-08 2011-11-15 Nihon Nohyaku Co, Ltd Pharmaceutical composition for external use
WO2007102241A1 (ja) * 2006-03-08 2007-09-13 Nihon Nohyaku Co., Ltd. 外用の医薬組成物
JP5184341B2 (ja) * 2006-03-08 2013-04-17 日本農薬株式会社 外用の医薬組成物
US8268876B2 (en) 2006-03-08 2012-09-18 Nihon Nohyaku Co., Ltd. Pharmaceutical composition for external use
US8349882B2 (en) 2006-03-08 2013-01-08 Nihon Nohyaku Co., Ltd. Pharmaceutical composition for external use
JP2006232854A (ja) * 2006-06-05 2006-09-07 Kobayashi Pharmaceut Co Ltd 抗真菌組成物
JP2006232853A (ja) * 2006-06-05 2006-09-07 Kobayashi Pharmaceut Co Ltd 抗真菌組成物
JP5546131B2 (ja) * 2006-11-30 2014-07-09 ニプロパッチ株式会社 貼付剤、及び貼付剤の評価方法
JPWO2008066115A1 (ja) * 2006-11-30 2010-03-11 ニプロパッチ株式会社 貼付剤、及び貼付剤の評価方法
US8389000B2 (en) 2006-11-30 2013-03-05 Nipro Patch Co., Ltd. Adhesive skin patch and method for evaluation of adhesive skin patch
WO2008066115A1 (fr) * 2006-11-30 2008-06-05 Nipro Patch Co., Ltd. Patch cutané adhésif et procédé d'évaluation dudit patch cutané adhésif
WO2008105038A1 (ja) * 2007-02-23 2008-09-04 Nichiban Company Limited 抗真菌症用貼付剤
WO2008102880A1 (ja) 2007-02-23 2008-08-28 Nichiban Company Limited 抗真菌症用貼付剤
US9968591B2 (en) 2007-09-05 2018-05-15 Pola Pharma Inc. Antifungal composition
US8513296B2 (en) 2007-09-05 2013-08-20 Pola Pharma Inc. Pharmaceutical composition
US9480678B2 (en) 2007-09-05 2016-11-01 Pola Pharma Inc. Antifungal pharmaceutical composition
WO2009125667A1 (ja) * 2008-04-08 2009-10-15 帝國製薬株式会社 塩酸ブテナフィン含有水性貼付剤
WO2009139411A1 (ja) 2008-05-15 2009-11-19 久光製薬株式会社 パロノセトロンを含有する経皮吸収製剤
WO2010117089A2 (en) * 2009-04-09 2010-10-14 Pola Pharma Inc. Antimycotic pharmaceutical composition
US10130610B2 (en) 2009-04-09 2018-11-20 Pola Pharma Inc. Antimycotic pharmaceutical composition
JP2012523410A (ja) * 2009-04-09 2012-10-04 株式会社ポーラファルマ 抗真菌医薬組成物
US9050271B2 (en) 2009-04-09 2015-06-09 Pola Pharma Inc. Antimycotic pharmaceutical composition
WO2010117091A2 (en) * 2009-04-09 2010-10-14 Pola Pharma Inc. Antimycotic pharmaceutical composition
WO2010117089A3 (en) * 2009-04-09 2010-12-09 Pola Pharma Inc. Antimycotic pharmaceutical composition
WO2010117091A3 (en) * 2009-04-09 2010-12-02 Pola Pharma Inc. Antimycotic pharmaceutical composition
US8952044B2 (en) 2009-08-25 2015-02-10 Pola Pharma Inc. Antimycotic pharmaceutical composition
WO2011155640A1 (en) * 2010-06-11 2011-12-15 Pola Pharma Inc. Antimycotic pharmaceutical composition
US8962669B2 (en) 2010-06-11 2015-02-24 Pola Pharma Inc. Antimycotic pharmaceutical composition
JP2012062323A (ja) * 2011-12-19 2012-03-29 Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd 抗真菌組成物
JP7030110B2 (ja) 2017-04-28 2022-03-04 持田製薬株式会社 ミコナゾール及び/又は硝酸ミコナゾールを含むシート製剤
JPWO2018199303A1 (ja) * 2017-04-28 2020-05-14 持田製薬株式会社 ミコナゾール及び/又は硝酸ミコナゾールを含むシート製剤
WO2018199303A1 (ja) * 2017-04-28 2018-11-01 持田製薬株式会社 ミコナゾール及び/又は硝酸ミコナゾールを含むシート製剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002363070A (ja) 経皮吸収貼付剤
JP6077596B2 (ja) ロピニロール含有貼付剤及びその包装体
KR101734602B1 (ko) 도네페질 함유 경피 흡수형 제제
RU2713207C2 (ru) Трансдермальная композиция, содержащая донепезил в качестве активного ингредиента
EP1121941B1 (en) Sorbefacients and preparations for percutaneous absorption containing the same
US9155710B2 (en) Ropinirole-containing patch and package thereof
KR100640039B1 (ko) 세르타코나졸을 포함하며, 손발톱의 기능장애와 질환을치료하기 위한 플라스터
EP1552822B1 (en) Patch
JP2009013171A (ja) メマンチン含有経皮吸収製剤
JP5738727B2 (ja) 爪用貼付剤
JP5535640B2 (ja) フェンタニル含有経皮吸収製剤
WO2005011662A1 (ja) 貼付剤
JP2014177428A (ja) ロジン系樹脂を含有するロチゴチン経皮吸収型貼付製剤
JP7005539B2 (ja) メチルフェニデートまたはその塩を含有する経皮送達システムならびにその方法
WO2014068600A1 (en) Stable transdermal pharmaceutical drug delivery system comprising diclofenac
JPWO2017006974A1 (ja) 経皮吸収型貼付剤
JP6695571B2 (ja) 経皮吸収型製剤
JP2004067539A (ja) 経皮投与用貼付剤
JP6512905B2 (ja) フェンタニル含有貼付剤
JP7179501B2 (ja) フェンタニル含有貼付剤
JP6864968B2 (ja) 貼付剤
TW201605498A (zh) 含有可樂寧之貼劑
WO2017011611A1 (en) Pharmaceutical administration system for the transdermal application of vardenafil
JP2018104418A (ja) 鎮痒剤を含有するロチゴチン経皮吸収型貼付製剤
JP2017007994A (ja) 経皮吸収型製剤