JP2002362894A - リフトトラックの荷役装置 - Google Patents

リフトトラックの荷役装置

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JP2002362894A
JP2002362894A JP2001175115A JP2001175115A JP2002362894A JP 2002362894 A JP2002362894 A JP 2002362894A JP 2001175115 A JP2001175115 A JP 2001175115A JP 2001175115 A JP2001175115 A JP 2001175115A JP 2002362894 A JP2002362894 A JP 2002362894A
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lever
lift truck
operation lever
cargo handling
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JP2001175115A
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Toshihiro Suzuki
敏弘 鈴木
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Nippon Yusoki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Yusoki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレータでも簡単に瞬時にして操作レバー
に割当てられる機能を切替えることができるリフトトラ
ックの荷役装置の提供を目的とする。 【解決手段】 荷役装置の搬器2 を移動させる複数の搬
器駆動装置L,T,R が設けられ、各搬器駆動装置L,T,R の
操作レバー10a〜10cをマイクロコンピュータ14の入力部
14a の入力ポート1ch〜3chに、油圧アクチュエータ4,5,
6 に圧油を給排する油圧回路16a〜16cに介在させた電磁
比例弁17a〜17cを制御するコントローラ18a〜18cをマイ
クロコンピュータ14の出力14c の各出力ポート1ch 〜3c
hにそれぞれ固定的に接続し、該マイクロコンピュータ1
4の切替手段14b を切替操作手段19a,19b で操作して各
入力ポート1ch 〜3chと各出力ポート1ch 〜3ch の対応
関係を切替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフトの
如きリフトトラックの荷役装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7の油圧回路図に示すように、リーチ
型フォークリフトの荷役装置は搬器を昇降させるリフト
用搬器駆動装置100と、搬器を傾斜させるティルト用
搬器駆動装置200と、搬器を前後に進退させるリーチ
用搬器装置300とを備え、必要に応じて搬器を左右に
移動させるシフト用搬器駆動装置等を備えている。
【0003】これら搬器駆動装置100、200、30
0は、それぞれ操作用レバー101、201、301
と、この操作用レバー101、201、301で操作さ
れる切換弁102、202、302と油圧シリンダから
なる油圧アクチュエータ104、204、304とを介
在させた油圧回路103、203、303とを有し、各
油圧回路103、203、303は共通の圧油供給源4
00に接続されている。
【0004】上記操作用レバー101、201、301
は、例えば運転台の正面に設けられる操作パネルに左右
に並べて配置されるが、並べる順番はメーカによって異
なり、例えばA社製品では左から右にリーチ用操作レバ
ー301、ティルト用操作レバー201、リフト用操作
レバー101の順に並べられるのに対し、B社製品では
左から右にリフト用操作レバー101、ティルト用操作
レバー201、リーチ用操作レバー301の順に並べら
れる。
【0005】従来B社製品を使い慣れていたオペレータ
が買い換えなどによりA社製品に乗換えた場合、オペレ
ータが操作レバー101、201、301の配置の違い
に慣れるまでに操作ミスを犯すおそれがあるという問題
はメーカにとっては悩みの種となっている。
【0006】オペレータにとってもこの問題は重要であ
り、買い替えに当たって従来使用してきたレイアウト通
りに操作レバー101、201、301を並べ替えるこ
とをメーカやディーラに要求する顧客も少なくない。
【0007】このような顧客の要望に対して、メーカや
ディーラは油圧配管を変更することにより必要に応じて
操作レバー101、201、301の機能を変更すると
いう方法で応えてきたが、この方法では既存の油圧配管
を分解した後、特別に作った配管部品を組付ける必要が
あり、在庫品の配管が無駄になる上、多大の時間と労力
を費やさねばならなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、例えば図8の
制御回路図に示すように、各操作レバー101、20
1、301の操作量を検出し、操作量に対応する電気信
号を出力する操作量検出手段105、205、305
と、油圧回路103、203、303に介在させた電磁
比例弁106、206、306と、上記操作量検出手段
105、205、305の出力に基づいて各電磁比例弁
106、206、306を個別に制御するコントローラ
107、207、307とが設けられたリフトトラック
の荷役装置が考えられる。
【0009】この技術によれば、機能が変更される操作
レバーの操作量検出手段105、305と対応するコン
トローラ107、307との間の電気配線を例えば実線
で示す電気配線108、308から破線で示す電気配線
109、309に付替えて、油圧配管を付替えるよりも
短時間で、簡単に、かつ安価に操作レバー101、30
1の機能を変更することができる。
【0010】しかし、この方法でも車体のカバーを開い
て配線工事をする必要があり、時間と労力の節約という
観点からは大きな不満が残される上、オペレータが交代
で乗る場合にオペレータが慣れている配列に変更しよう
としても簡単には変更できないという課題があった。
【0011】本発明は、これら従来の技術及び先行発明
の課題を解消し、オペレータでも簡単に、かつ瞬間的に
操作レバーの機能を変更できるリフトトラックの荷役装
置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るリフトトラ
ックの荷役装置(以下、本発明という。 )は、荷役装置
の搬器を移動させる複数の装置が設けられ、各装置に当
該装置を操作するための操作レバーと、該操作レバーの
操作量を検出し、操作量に対応する電気信号を出力する
操作量検出手段と、搬器を駆動する油圧アクチュエータ
と、該アクチュエータに圧油を給排する油圧回路と、該
油圧回路に介在させた電磁比例弁と、操作量検出手段の
出力に基づいて上記電磁比例弁を制御するコントローラ
とを有しているリフトトラックの荷役装置において、上
記目的を達成するため、以下の技術的手段を採用する。
【0013】即ち、各操作量検出手段が接続される入力
ポート、対応する電磁比例弁が接続される出力ポート、
及び入力ポートに対応する出力ポートを切替える切替手
段とを有するマイクロコンピュータと、外部から上記切
替手段を操作するための切替操作手段が設けられるとい
う技術的手段を採用する。
【0014】ここで、切替操作手段が設けられる外部と
は、上記マイクロコンピュータの外部という意味であ
り、基本的には運転席から手の届く範囲、特に操作レバ
ー又はこれの近傍の部分であることが好ましいが、これ
に限定されることはなく、例えば、マスト、フォークの
荷役装置等も含まれる。
【0015】これにより、切替操作手段でマイクロコン
ピュータの切替手段を操作すれば入力ポートに対応する
出力ポートが切替えられ、入力ポートに接続された操作
レバーの機能を切替えることができるという作用が得ら
れる。
【0016】言い換えると、操作レバーの機能を変更す
るためには、車体内の油圧配管や電気配線を変更するこ
となく、切替操作手段でマイクロコンピュータの切替手
段を操作すればよいという作用が得られるのである。
【0017】又、電気回路としては、構成が複雑なスィ
ッチ回路を用いずに、単にマイクロコンピュータの入力
ポートに各操作量検出手段を接続すると共にマイクロコ
ンピュータの出力ポートに各コントローラを接続すれば
よいので、電気回路の構成が簡単になり、その配線工事
も簡単になるという作用が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例に係るリ
フトトラックの荷役装置を図面に基づいて具体的に説明
する。
【0019】図1は本発明の一実施例に係るリフトトラ
ックの荷役装置における搬器駆動装置の制御系の機能ブ
ロック図であり、図2は本発明の一実施例が適用された
リフトトラックの斜視図である。
【0020】図2に示すように、このリフトトラックは
リーチ型バッテリフォークリフトと呼ばれるものであ
り、車体1にマスト2が前後方向に進退可能に支持さ
れ、このマスト2に搬器3が昇降可能に、かつ、前後方
向に起伏可能に支持される。
【0021】上記マスト2は、車体1に前後進退可能に
支持させたアウタマストと、このアウタマストに昇降可
能に支持させたインナマストとを備え、車体1とインナ
マストの上端部とにわたって架着された左右1対のリフ
トシリンダと呼ばれる油圧アクチュエータ4を伸縮させ
ることにより伸縮させる。
【0022】上記搬器3は、上記インナマストに昇降可
能に、かつ左右方向に向けた軸心の周りに回転可能に支
持され、一端が上記アウタマストに固定され、インナマ
ストの上端部に回転自在に支持させた案内輪に逆U字形
に巻き掛けた条体の他端をこの搬器3に連結することに
より、インナマストの昇降の2倍速で、インナマストの
昇降ストロークに対して2倍の昇降ストロークにわたっ
て昇降するようにしている。
【0023】又、上記搬器3とマスト2のインナマスト
との間には図1に示す左右1対のティルトシリンダと呼
ばれる別の油圧アクチュエータ5が架着され、これら油
圧アクチュエータ5を同期して伸縮させると搬器3が左
右方向を向いた軸心のまわりに起伏する。
【0024】更に、車体1とマスト2のアウタマストと
の間には図1に示すリーチシリンダと呼ばれる又別の油
圧アクチュエータ6が架着され、この油圧アクチュエー
タ6を伸縮させると上記マスト2及び搬器3が前後方向
に進退する。
【0025】即ち、図1に示すように、このリフトトラ
ックの搬器を移動させる搬器駆動装置としては、搬器3
を昇降させるリフト用搬器駆動装置Lと、搬器3を左右
方向の軸心周りに起伏させるティルト用搬器駆動装置T
と、搬器3を前後方向に進退させるリーチ用搬器駆動装
置Rとが設けられる。
【0026】各搬器駆動装置L、T、Rは、当該搬器駆
動装置L、T、Rを操作するための操作レバー10a〜
10cと、該操作レバー10a〜10cの操作量を検出
し、操作量に対応する電気信号を出力する操作量検出手
段13aと、搬器3を駆動する油圧シリンダからなる油
圧アクチュエータ4〜6と、該アクチュエータ4〜6に
圧油を給排する油圧回路16a〜16cと、該油圧回路
16a〜16cに介在させた電磁比例弁17a〜17c
と、上記操作量検出手段13a〜13cの出力に基づい
て上記電磁比例弁17a〜17cを制御するコントロー
ラ18a〜18cとを有している。
【0027】即ち、リフト用搬器駆動装置Lは油圧アク
チュエータ4、油圧回路16a、電磁比例弁17a及び
コントローラ18aを備え、ティルト用搬器駆動装置T
は油圧アクチュエータ5、油圧回路16b、電磁比例弁
17b及びコントローラ18bを備え、リーチ用駆動手
段Rは油圧アクチュエータ6、油圧回路16c、電磁比
例弁17c及びコントローラ18cを備えている。
【0028】ところで、図2に示すように、車体1の右
後部にはオペレータが乗り込むコックピット7が形成さ
れ、このコックピット7の左側には操舵ハンドル8が配
置され、又、このコックピット7の前側に配置された操
作パネル9に上記3本の操作レバー10a〜10cに加
えてアクセル操作レバー10dが左右に並べて設けられ
ている。
【0029】図3は上記操作パネル9の縦断側面図であ
り、 この図3に示すように、搬器駆動用の各操作レバ
ー10a〜10cは所定の位置に固定された支軸11の
周りに左右方の軸心まわりに所定の範囲にわたって回転
可能に支持され、又、アクセル操作レバー10dは別の
所定の位置に固定された支軸12の周りに左右方の軸心
まわりに所定の範囲にわたって回転可能に支持されてい
る。
【0030】オペレータはこれらの操作レバー10a〜
10dを例えば鉛直方向に直立する中立位置を中心に前
後方向に所定の範囲にわたって傾倒操作し、オペレータ
がこれらの操作レバー10a〜10dを手放すと各操作
レバー10a〜10dは上記中立位置に自動復帰するよ
うにしてある。
【0031】各操作レバー10a〜10dは、それぞれ
メーカにより割当てられた機能を有し、例えばA社製品
の場合にはコックピット7から向かって左から右の順に
リーチ用操作レバー10a、ティルト用操作レバー10
b、リフト用操作レバー10c、アクセル操作レバー1
0dの機能が割当てられる。
【0032】又、B社製品の場合にはコックピット7か
ら向かって左から右の順にリフト用操作レバー10a、
ティルト用操作レバー10b、リーチ用操作レバー10
c、アクセル操作レバー10dの機能が割当てられる。
【0033】搬器駆動用の各操作レバー10a〜10c
にそれぞれの機能を果させるために、これらの操作レバ
ー10a〜10cにはそれぞれの操作量を検出する例え
ばポテンショメータからなる操作量検出手段13a〜1
3cが付設され、各操作量検出手段13a〜13cの出
力を対応する上記各コントローラ18a〜18cに転送
するために、マイクロコンピュータ14が設けられる。
【0034】このマイクロコンピュータ14には、各操
作量検出手段13a〜13cが個別に、かつ固定的に接
続される入力ポート1ch〜3chを有する入力部14
aと、各コントローラ18a〜18cが個別に、かつ固
定的に接続される出力ポート1ch〜3chを有する出
力部14cと、入力部14aの各入力ポート1ch〜3
chと出力部14cの各出力ポート1ch〜3chとの
対応関係を切替える切替手段14bが設けられる。
【0035】加えて、このコンピュータ14の外部に
は、この切替手段14bを操作するために、例えば後述
するように1対の切替スィッチからなる切替操作手段1
9a、19bと、この対応関係を代表する操作レバー1
0a〜10cの機能割当てを表示するレバー配列表示手
段20a、20bとが設けられる。
【0036】ところで、図2に示すように、上記操作パ
ネル9には荷役操作用の3本の操作レバー10a〜10
cの前方に例えば液晶表示手段からなる複合表示手段2
0が設けられている。
【0037】図4はこの複合表示手段20の表示画面の
パターン図であり、この図4に示すように、この複合表
示手段20の表示画面には、上記レバー配列表示手段2
0a、20bの他に、放電表示手段20c、各種の警報
表示手段20d〜20g、走行速度表示手段20h、出
力表示手段20i、アクセル表示手段20j、積算消費
電力表示手段20k、積算距離表示手段20mが設けら
れているが、上記レバー配列表示手段20a、20b以
外の表示手段20c〜20mは本発明に直接関係がない
ので、その詳細な説明は省略する。
【0038】さて、上記レバー配列表示手段20aには
A社製品の操作レバー10a〜10cに割当てた機能を
左から右の順に並べて表示され、もう1つのレバー配列
表示手段20bにはB社製品の操作レバー10a〜10
cに割当てた機能を左から右の順に並べて表示されてい
る。
【0039】上記複合表示手段20の上面には、透明電
極を内蔵したタッチパネル19が重ねて設けられ、上記
両レバー配置表示手段20a、20bに重なるこのタッ
チパネル19の部分にそれぞれに対応するキースィッチ
からなる切替操作手段19a、19bが形成されてい
る。
【0040】例えばオペレータがいずれか一方の切替操
作手段19a、19bを押えて操作レバー10a〜10
bの機能の割当て選択すると、選択された切替操作手段
19a、19bより上記マイクロコンピュータ14の切
替手段14bに選択信号A又は選択信号Bが与えられ
る。
【0041】図5は上記切替手段14bの制御プログラ
ムのフロー図であり、この図5に示すように、上記マイ
クロコンピュータ14の切替手段14bはこの選択信号
A又は選択信号Bを入力すると(S1)、A社製品のレ
バー配列Aが選択されたのか、B社製品のレバー配列B
が選択されたのかを判定する(S2)。
【0042】ここで、例えばA社製品のレバー配列が選
択された場合には、切替手段14bは入力部14aの入
力ポート1ch〜3chと同じ順で出力部14cの出力
ポート1ch〜3chを入力ポート1ch〜3chに対
応させ(S3)、操作された切替操作手段19aに対応
するレバー配列表示手段20aのバックライトを点灯し
て選択された操作レバー10a〜10cの機能の配列を
明示すると共に、選択されなかった切替操作手段19b
に対応するレバー配列表示手段20bのバックライトを
消灯して、レバー配列の選択が誤認されることを防止す
る(S4)。
【0043】この表示は、次にレバー配列の選択を切替
えるまで、このリフトトラックのキースィッチがオンに
なっている間中連続して行われ、次にレバー配列の選択
が切替えられると、切替手段14bは入力部14aの入
力ポート1ch〜3chと逆の順で出力部14cの出力
ポート3ch〜1chを入力ポート1ch〜3chに対
応させ(S5)、操作された切替操作手段19bに対応
するレバー配列表示手段20bのバックライトを点灯し
て選択された操作レバー10a〜10cの機能の配列を
明示すると共に、選択されなかった切替操作手段19a
に対応するレバー配列表示手段20aのバックライトを
消灯して、レバー配列の選択が誤認されることを防止す
る(S6)。
【0044】図1に示すように、上記切替手段14bは
選択された入力ポート1ch〜3chと出力ポート1c
h〜3chの対応関係に従って、例えばA社製品の配列
が選択されている時には、操作レバー10aに付設した
操作量検出手段13aより入力部14aの1chに入力
する検出信号lを出力部14cの1chよりリフト用コ
ントローラ18aに、操作レバー10bに付設した操作
量検出手段13bより入力部14aの2chに入力する
検出信号tを出力部14cの2chよりティルト用コン
トローラ18bに、操作レバー10cに付設した操作量
検出手段13cより入力部14aの3chに入力する検
出信号rを出力部14cの3chよりリーチ用コントロ
ーラ18aにそれぞれ転送する。
【0045】又、B社製品の配列が選択されている時に
は、操作レバー10aに付設した操作量検出手段13a
より入力部14aの1chに入力する検出信号rを出力
部14cの3chよりリーチ用コントローラ18cに、
操作レバー10bに付設した操作量検出手段13bより
入力部14aの2chに入力する検出信号tを出力部1
4cの2chよりティルト用コントローラ18bに、操
作レバー10cに付設した操作量検出手段13cより入
力部14aの3chに入力する検出信号lを出力部14
cの1chよりリフト用コントローラ18aにそれぞれ
転送する。
【0046】何れのレバー配置が選択された場合でも、
検出信号lを与えられたリフト用コントローラ18aは
その信号値に従ってリフト用電磁比例弁17aを駆動
し、検出信号tを与えられたティルト用コントローラ1
8bはその信号値に従ってティルト用電磁比例弁17b
を駆動し、検出信号rを与えられたリーチ用コントロー
ラ17cはその信号値に従ってリーチ用電磁比例弁17
cを駆動する。
【0047】このように、この実施例に係るリフトトラ
ックの荷役装置によれば、油圧回路16a〜16cを付
替えたり、電気配線を付替えたりすることなく、切替操
作手段19a、19bを操作するだけで、瞬時に操作レ
バー10a、10cに与えられた機能を切替えることが
でき、油圧配管工事や電気配線工事に不慣れなオペレー
タでも、短時間で簡単に操作レバー10a、10cの機
能を切替えることができる。
【0048】従って、同じリフトトラックで、A社製品
に慣れたオペレータは切替操作手段19aを操作してA
社製品のレバー配列で荷役作業を遂行することができ、
B社製品に慣れたオペレータは切替操作手段19bを操
作してB社製品のレバー配列で荷役作業を遂行すること
ができる。
【0049】又、このように簡単にオペレータがレバー
配置を切替えることにより、同じリフトトラックを経歴
の異なる複数のオペレータがそれぞれ慣れた操作で荷役
作業ができるので、人手不足の中で必要数のオペレータ
を確保することが容易になる上、不慣れな操作から誘発
される事故を防止することができるのである。
【0050】更に、メーカやディーラは油圧回路16a
〜16cを付替えたり、電気配線を付替えたりすること
から解放されるので、改造コストが不要になり、又、販
売コストを低廉に押えることができる。
【0051】加えて、複雑な構造のスィッチ手段や複雑
な電気配線が不要になり、簡単な構成で安価に実施でき
るという効果も得ることができるのである。
【0052】上記一実施例においては、切替操作手段1
9a、19bがタッチパネル19に組み込まれた一対の
キースィッチで構成されているが、これに代えてレバー
スィッチ、スライドスィッチ、ロータリスィッチなどの
スィッチを用いてもよい。
【0053】又、切替手段14bは2種類の入力ポート
1ch〜3chと出力ポート1ch〜3chの対応関係
を交互に切替えるように構成しているが、3種類以上の
対応関係を順に、又は、ランダムに切替えるように構成
することもできる。
【0054】更に、機能を切替える操作レバーの本数は
2本に限らず、3本以上の操作レバーの機能を切替える
ように上記切替手段14b及び切替操作手段19a、1
9bの構成を変更することも可能である。
【0055】ところで、図6は上記操作レバー10a
(又は10c)の要部の分解斜視図であり、この図6に
示すように操作レバー10a(又は10c)のグリップ
21の先端には、この操作レバー10a(又は10c)
に割当てられた機能を象徴する個別機能表示手段22が
交換可能に嵌着される。
【0056】この機能表示手段22は例えば金属、プラ
スチックなどからなり、上記グリップ21の上端面に凹
設された凹部23に押込まれて固定され、例えば上記凹
部23の周縁部に形成した切欠24にマイナスドライバ
の先を差込んでこじることにより上記凹部23から取出
される。
【0057】上述したようにして、操作レバー10a
(又は10c)の機能を切替えるごとに切替により与え
られた機能を象徴する機能表示手段22を付替えると、
上記レバー配列表示手段20a、20bを見なくてもオ
ペレータがその操作レバー10a(又は10c)に与え
られた機能を認識することができ、誤操作を防止するこ
とができ、又、上記レバー配列表示手段20a、20b
を省略することも可能になる。
【0058】更に、操作レバー10a(又は10c)の
レバー軸25にグリップ22の全体を緩解可能に螺合さ
せ、操作レバー10a(又は10c)の機能を切替える
たびにグリップ22全体を対応する機能を割当てられた
操作レバー10a(又は10c)のレバー軸25に付替
えるようにしても同様の作用ないし効果を得ることがで
きる。
【0059】又更に、操作レバー10a(又は10c)
の先端部分を基端部分に緩解可能に螺合させ、操作レバ
ー10a(又は10c)の機能を切替えるたびにブリッ
プ22の先端部を対応する機能を割当てられた操作レバ
ー10a(又は10c)の基端部に付替えるようにして
もよい。
【0060】加えて、各操作レバー10a〜10cに液
晶表示手段を嵌め込み、この液晶表示手段に当該操作レ
バー10a〜10cに割当てられている機能を表示させ
ることも可能である。
【0061】もちろん、本発明はリーチ型リフトトラッ
ク以外のリフトトラックにも、該リフトトラックの搬器
2を駆動する2種類以上の搬器駆動装置を備えるもので
ありさえすれば適用することが可能である。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、各操作
量検出手段が接続される入力ポート、対応する電磁比例
弁が接続される出力ポート、及び入力ポートに対応する
出力ポートを切替える切替手段とを有するマイクロコン
ピュータと、外部から上記切替手段を操作するための切
替操作手段が設けられるので、本発明によれば、油圧回
路を付替えたり、電気配線を付替えたりすることなく、
切替操作手段を操作するだけで、瞬時に操作レバーに与
えられた機能を切替えることができるという作用が得ら
れ、この作用により油圧配管工事や電気配線工事に不慣
れなオペレータでも、短時間で簡単に操作レバー10
a、10cの機能を切替えることができるという効果を
得ることができる。
【0063】又、本発明によれば、同じリフトトラック
で、オペレータが切替操作手段を操作して自分の慣れた
レバー配列で荷役作業を遂行することができるので、オ
ペレータが慣れ親しんだ操作で荷役作業ができ、人手不
足の中で必要数のオペレータを確保することが容易にな
る上、不慣れな操作から誘発される事故を防止すること
ができるのである。
【0064】更に、メーカやディーラは油圧回路を付替
えたり、電気配線を付替えたりすることから解放される
ので、改造コストが不要になり、又、販売コストを低廉
に押えることができるという効果も得られる。
【0065】加えて、複雑な構造のスィッチ手段や複雑
な電気配線が不要になり、簡単な構成で安価に実施でき
るという効果も得ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機能ブロック図である。
【図2】本発明の斜視図である。
【図3】本発明の縦断側面図である。
【図4】本発明の要部の正面図である。
【図5】本発明の制御プログラムのフロー図である。
【図6】本発明の要部の分解斜視図である。
【図7】従来例の油圧回路図である。
【図8】従来例の機能ブロック図である。
【符号の説明】
L 搬器駆動装置 R 搬器駆動装置 T 搬器駆動装置 4 油圧アクチュエータ 5 油圧アクチュエータ 6 油圧アクチュエータ 10a 操作レバー 10b 操作レバー 10c 操作レバー 13a 操作量検出手段 13b 操作量検出手段 13c 操作量検出手段 14 マイクロコンピュータ 14a 入力部 14b 切替手段 14c 出力部 16a 油圧回路 16b 油圧回路 16c 油圧回路 17a 電磁比例弁 17b 電磁比例弁 17c 電磁比例弁 18a コントローラ 18b コントローラ 18c コントローラ 19a 切替操作手段 19b 切替操作手段 20a レバー配列表示手段 20b レバー配列表示手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷役装置の搬器を移動させる複数の搬器
    駆動装置が設けられ、各搬器駆動装置は、当該搬器駆動
    装置を操作するための操作レバーと、該操作レバーの操
    作量を検出し、操作量に対応する電気信号を出力する操
    作量検出手段と、搬器を駆動する油圧アクチュエータ
    と、該アクチュエータに圧油を給排する油圧回路と、該
    油圧回路に介在させた電磁比例弁と、操作量検出手段の
    出力に基づいて上記電磁比例弁を制御するコントローラ
    とを有しているリフトトラックの荷役装置において、 各操作量検出手段が接続される入力ポート、対応する電
    磁比例弁が接続される出力ポート、及び入力ポートに対
    応する出力ポートを切替える切替手段を有するマイクロ
    コンピュータと、外部から上記切替手段を操作するため
    の切替操作手段とが設けられることを特徴とするリフト
    トラックの荷役装置。
  2. 【請求項2】 上記操作レバーの近傍に上記切替操作手
    段が配置されることを特徴とする請求項1に記載された
    リフトトラックの荷役装置。
  3. 【請求項3】 上記入力ポートに対応する出力ポートの
    切替えにより切替えられた操作レバーの機能を順に並べ
    て表示するレバー配列表示手段が設けられることを特徴
    とする請求項1又は2に記載されたリフトトラックの荷
    役装置。
  4. 【請求項4】 各操作レバーに当該操作レバーの機能を
    表示する個別表示手段が設けられえることを特徴とする
    請求項1又は2に記載されたリフトトラックの荷役装
    置。
  5. 【請求項5】 上記個別表示手段が交換可能に設けられ
    ることを特徴とする請求項4に記載されたリフトトラッ
    クの荷役装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100632456B1 (ko) 2003-12-04 2006-10-09 히다치 겡키 가부시키 가이샤 작업 차량의 조작 회로
JP2010095327A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Toyota Industries Corp 荷役車両における荷役操作装置の識別システム

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KR100632456B1 (ko) 2003-12-04 2006-10-09 히다치 겡키 가부시키 가이샤 작업 차량의 조작 회로
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