JP2002362235A - 車両用トリム - Google Patents

車両用トリム

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JP2002362235A
JP2002362235A JP2001172832A JP2001172832A JP2002362235A JP 2002362235 A JP2002362235 A JP 2002362235A JP 2001172832 A JP2001172832 A JP 2001172832A JP 2001172832 A JP2001172832 A JP 2001172832A JP 2002362235 A JP2002362235 A JP 2002362235A
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Japan
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string
trim
opening
vehicle
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JP2001172832A
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Teruo Nanahara
照雄 七原
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Toyota Industries Corp
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Toyota Industries Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素化された構成の車両用トリムを実現する
のに有効な技術を提供する。 【解決手段】 自動車のドアトリムにつきドアトリム本
体には、開口部12と、この開口部12の前面を横切る
ゴム紐20が設けられている。これら開口部12および
ゴム紐20によって収納部13が形成される。ゴム紐2
0は一本の紐状であり、開口部12を3回横切る構成と
なっている。ゴム紐20は、挿通孔11b〜11eを介
し2箇所の折り返し部20c,20dで折り返され、所
定の張力が付与された状態で加締リング24,25を用
いてトリム本体11に取付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車の車
内に設けられる車両用トリムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車内には周知のようにトリムが
内張りされており、このトリムには種々の物入れとして
使用される収納部が形成されている。この収納部は、一
般にトリム本体に形成される開口部の一部を仕切板や網
ポケットで仕切ることによって形成される。例えば、特
開平5−8692号公報には、自動車の車内に設けられ
る車両用トリムに関する技術が開示されている。この公
報に記載の車両用トリムは、フレームにネットが張られ
た網ポケットを有し、この網ポケットによって収納部が
構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車両用トリムは、収納部に網ポケットを用いるゆえ
部品点数が多く組付け工数が多くなるという問題があ
る。そこで本発明は、以上のような点に鑑みてなされた
ものであり、その課題とするところは、簡素化された構
成の車両用トリムを実現するのに有効な技術を提供する
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の車両用トリムは、各請求項に記載の通りに
構成されている。なお、本発明は、トリム本体の開口部
との間で収納部を形成する紐部材を好適に用いること
で、簡素化された構成の車両用トリムを実現することが
できるようにした技術である。
【0005】請求項1に記載の車両用トリムでは、トリ
ム本体に開口部が設けられている。この開口部とは、一
部を壁に囲まれた収納用のスペースにおいて壁が実在せ
ずに開放されている部分のことであり、例えば、トリム
本体を凹状にへこませて形成されてもよいし、あるいは
トリム本体の一部を切り欠いて形成されてもよい。ある
いはトリム本体に複数の突出部を設けこれらによって囲
まれる領域を開口部としてもよい。また、これらの構成
のうちの複数を用いて開口部が形成されてもよいし、他
の種々の構成を用いて開口部が形成されてもよい。ま
た、この開口部に対応して紐部材が設けられている。そ
して、これら開口部と紐部材とによって、各種の物入れ
等に用いられる収納部が形成されることとなる。また、
本発明における紐部材は、一本の紐状である紐状部を有
している。すなわち、この紐状部は切断されたり切り離
されたものではない。一つの紐状部によって紐部材を構
成してもよいし、あるいは複数の紐状部によって紐部材
を構成してもよい。また、この紐状部は、開口部を複数
回横切る構成となっている。すなわちこの紐状部は、開
口部の側端部で少なくとも一回折り返されることにな
る。この紐状部が開口部を横切る回数は必要に応じて適
宜設定することができる。なお、紐部材は、開口部を複
数回横切る一本の紐状である紐状部を複数設けて構成し
てもよいし、あるいは開口部を複数回横切る一本の紐状
である紐状部に、開口部を1回横切る別の紐状部を組み
合わせて構成してもよい。また、紐状部は、その両端部
が個別に所定の固定箇所に固定される構成であってもよ
いし、その両端部同士を結合する構成、すなわち紐状部
自体が連結された閉じた構成であってもよい。紐部材を
一本の紐状である紐状部を一つ設けた構成とすれば、紐
部材の部品点数を極力減らした構成が可能となる。ま
た、紐部材を一本の紐状である紐状部を複数設けた構成
とすれば、紐状部の組み合わせに種々のバリエーション
を付与することができる。このように本発明の紐部材に
よれば、収納部に網ポケットを用いる従来の車両用トリ
ムに比して、紐部材を用いた簡単な構成の車両用トリム
を実現することができる。とりわけ、開口部を複数回横
切る紐状部を一本の紐状に形成することで、この紐状部
を複数本に分けて構成する場合に比して紐状部の端部の
数、すなわちトリム本体への固定箇所の数を減らすこと
ができる。また、紐部材の組付け作業性が向上する。例
えば、紐部材として開口部を1回横切る紐状部を3本用
いる場合、トリム本体への固定箇所の数は例えば6つと
なるが、開口部を3回横切る1本の紐状部(本発明)を
用いる場合、トリム本体への固定箇所の数を2つにする
ことができる。固定箇所の数が減ることによって、紐状
部をトリム本体の固定する固定具の部品点数および組付
け工数の低減につながる。また、一つの紐状部によっ
て、開口部を横切る回数、すなわち目に見える本数を容
易に変更することができる。なお、本発明でいう「車両
用トリム」は車両の室内に設けられるものであり、この
車両用トリムには、ドアの車内側に設けられるドアトリ
ム、車内側部に設けられるサイドトリム、またトランク
ルーム、シート、デッキサイド等に設けられる各種のト
リムが含まれる。また、本発明でいう「車両」には、自
動車以外の各種の車両、例えば電車、汽車等が含まれ
る。
【0006】また、請求項2に記載の車両用トリムで
は、トリム本体に紐状部が挿通される挿通孔が設けられ
ている。この挿通孔を介して紐状部が折り返される。例
えば、開口部の側端部につき、トリム本体に形成された
隣り合う2つの挿通孔に紐状部を順次挿通することでこ
の紐状部が折り返されることとなる。この紐状部は、挿
通孔との係合作用によってトリム本体に対する移動が規
制される。従って、例えば、開口部を横切る紐状部の折
り返し前後における張力を個別に調節することができ
る。
【0007】また、請求項3に記載の車両用トリムで
は、また、この紐状部の両端部は固定具等を介してトリ
ム本体に固定される。例えば、紐状部の両端部を加締リ
ング(固定具)によって加締ることでトリム本体に固定
するのが好ましい。加締リングを用いることで紐状部の
固定作業が容易となる。このように、紐状部の両端部の
みを固定する構成であるゆえ、固定具の部品点数を極力
少なくすることができる。また、紐状部は両端部のみが
固定されているゆえ、例えば紐状部の一方の端部から折
り返し部までの張力を、この折り返し部から他方の端部
までの張力と異ならせた調節が可能となる。このような
張力の調節は、紐部材の取付け時のみならず、取付け後
においても可能である。これにより、開口部を1回横切
る紐状部の両端部を固定する場合に比して、張力を調節
可能な機会が増えるうえに張力が調節し易い。
【0008】また、請求項4に記載の車両用トリムで
は、トリム本体に支持部が設けられている。この支持部
はトリム本体につき、挿通孔に対し開口部から離反する
方向へ向けて立設する。そして、この支持部は、挿通孔
を介して折り返される紐状部の折り返し部を支持するよ
うになっている。従って、紐状部の折り返し部は、挿通
孔に対し開口部から離反する位置に設定される。例え
ば、凹状にへこんだ形状の開口部の裏面に支持部を設
け、この支持部が開口部から離反するように構成するこ
とで、紐状部の折り返し部は開口部から離れた位置に設
定されることとなり、折り返し部近傍において紐状部が
折れ曲がりないし捩れたとしても、それが乗員に見えに
くくなる。これにより、紐部材の見栄えを向上させるこ
とができる。
【0009】ここで、請求項4に記載の支持部は、請求
項5に記載のようにトリム本体の剛性を維持する剛性リ
ブを用いて形成されるのが好ましい。すなわち、この剛
性リブは、トリム本体自体の剛性を確保する機能を有す
る一方、紐状部の折り返し部を支持する機能をも有す
る。このように、既存の剛性リブを支持部の構成に用い
るため合理的である。なお、剛性リブ自体が支持部であ
ってもよいし、あるいは剛性リブに支持部となる別の部
材が取付けられてもよい。
【0010】また、請求項6に記載の車両用トリムで
は、紐部材自体が、開口部を複数回横切る一本の紐状で
ある紐状部となっている。これにより、紐部材の部品点
数を極力減らした構成が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の車両用トリムの
一実施の形態であるドアトリム10の構成等を図1〜図
3を用いて説明する。なお、本実施の形態は、いわゆる
観音開き式のドアを有する車体において、後部ドアのド
アトリムおよび後部シート側方のサイドトリムに本発明
を適用したものである。ここで、図1は車体1の車内を
示す側面図である。図2は図1中のドアトリム10を車
内側から見た図である。図3は図2中のIII−III
線断面矢視図である。
【0012】図1に示すように、自動車の車体1の左側
面(図1中の手前側)には、前部ドア2および後部ドア
4が設けられている。この前部ドア2と後部ドア4とに
よっていわゆる観音開き式のドア開閉構造が構成されて
いる。一方、車体1の右側面(図1中の奥側)には、一
般的な開閉構造の前部ドア3が設けられている。車内に
は、前部ドア2,3に対応して前部シート5が設けら
れ、また後部ドア4に対応して後部シート6が設けられ
ている。また、後部シート6の右側面にはサイドトリム
7が設けられている。このサイドトリム7は、凹状にへ
こんだ形状の開口部8にネット部材9を設けることで、
種々の物品を収納する物入れとして使用される収納部が
形成される構成となっている。
【0013】次に、本発明の特徴部分である後部ドア4
のドアトリム10の構成について説明する。後部ドア4
の車内側には、本発明における車両用トリムとしてのド
アトリム10が設けられている。また、後部ドア4に
は、後部シート6用のシートベルト14が取付けられて
いる。ドアトリム10は、例えば樹脂成形によって形成
され、ドアパネル4aに内張りされている。ドアトリム
10のトリム本体11には、凹状にへこんだ形状の開口
部12と、この開口部12の前面を横切るゴム紐20が
設けられている。なお、開口部は、本実施の形態以外
に、トリム本体の一部を切り欠いて形成されてもよい。
あるいはトリム本体に複数の突出部を設けこれらによっ
て囲まれる領域を開口部としてもよい。また、本実施の
形態を含む構成のうちの複数を用いて開口部が形成され
てもよいし、他の種々の構成を用いて開口部が形成され
てもよい。ゴム紐20は、例えばゴムバンドを布材で被
覆した構成であり、ゴムバンドの弾性に応じて伸縮する
ようになっている。なお、このゴム紐20の材質、形
状、ゴムバンドの有無等の構成は必要に応じて種々変更
可能である。これら開口部12およびゴム紐20によっ
て収納部13が形成される。この収納部13は、例えば
種々の物品を収納する物入れとして使用され、ゴム紐2
0によって収納された物品の飛び出しを防止することが
できる。本実施の形態では、本発明における紐部材とし
てのゴム紐20は一本の紐状であり、開口部12を3回
横切る構成となっている。すなわち、ゴム紐20自体
が、開口部12を3回横切る一本の紐状である紐状部と
なっている。また、図1には示されていないが、ゴム紐
20は、一端から他端までの間において車内側に露出し
ていない箇所が全てつながった構成を有している。
【0014】次に、トリム本体11へのゴム紐20の取
付け構造について図2および図3を参照しながら説明す
る。図2に示すように、トリム本体11の両側には、ゴ
ム紐20を挿通する計6個の挿通孔11a〜11fが設
けられている。そして、ゴム紐20の端部20a,20
bは、それぞれ加締リング24,25を介してトリム本
体11に固定されている。ゴム紐20は、挿通孔11b
〜11eを介し2箇所の折り返し部20c,20dで折
り返され、所定の張力が付与された状態でトリム本体1
1に取付けられている。従って、トリム本体11に取付
けられた状態のゴム紐20に荷重が作用すると、その荷
重に応じてゴム紐20が伸縮可能である。
【0015】また、挿通孔11a〜11fの内径はゴム
紐20の外径よりも僅かに大きく形成されており、挿通
孔内をゴム紐20が移動可能となっている。一方、ゴム
紐20は、開口部12の側端部につき、折り返し部20
c,20dで折り返された構成である。これにより、ゴ
ム紐20と挿通孔との係合作用によって、トリム本体1
1に対する移動が規制される。従って、開口部12を横
切るゴム紐20の各部、すなわち上段部21、中段部2
2、下段部23の張力を個別に調節することができる。
例えば、ゴム紐20の初期取付け時に、上段部21、中
段部22、下段部23を一旦均一な張力に設定しても、
使用しているうちにへたりが生じこれら各部の張力が変
化する場合がある。また、収納部13に収納する物品の
形状に応じて予め、上段部21、中段部22、下段部2
3の張力を調節したい場合がある。このような場合に、
上段部21、中段部22、下段部23の各部を引張るこ
とで各部の張力を個別に調節することができる。
【0016】また、図3に示すように、トリム本体11
の裏面につき挿通孔11bと挿通孔11cとの間には、
これら挿通孔11b,11cに対し開口部12の反対側
(図3中の左方向)へ向けて立設する剛性リブ14が設
けられている。すなわち、この剛性リブ14は挿通孔1
1b,11cに対し開口部12から離反する方向へ向け
て設けられている。剛性リブ14は、トリム本体11の
外周に延在することでトリム本体11自体の剛性を確保
する機能を有する一方、折り返し部20cを支持する機
能をも有する。図3のように、挿通孔11bと挿通孔1
1cとの間に剛性リブ14を配置することで、剛性リブ
14に当接する折り返し部20cは、剛性リブ14を設
けない場合の位置(二点鎖線)よりもずれた位置に配置
されることとなる。すなわち、折り返し部20cは、挿
通孔11b,11cに対し図3中の左側へずれた位置に
配置される。これにより、ゴム紐20の折り返し部20
cが挿通孔11b,11cを通じて開口部12側、すな
わち車内側から見えるのを極力避けることができ、した
がってゴム紐20の見栄えを向上させることができる。
【0017】次に、トリム本体11へのゴム紐20の取
付け方法について説明する。トリム本体11にゴム紐2
0を取付ける場合、まず、トリム本体11の挿通孔11
aに挿通したゴム紐20の端部20aを加締リング24
によって加締める。その後、ゴム紐20の端部20b
を、トリム本体11の両端で折り返しながら、挿通孔1
1b〜11fに順次挿通していく。そして、最後に、ゴ
ム紐20の端部20bを加締リング25によって加締め
る。これにより、ゴム紐20は、2箇所に折り返し部2
0c,20dを有し、開口部12を3回横切る形態でト
リム本体11に取付けられる。
【0018】以上のように本実施の形態のドアトリム1
0によれば、開口部12を3回横切る一本の紐状部であ
るゴム紐20を用いることで、ゴム紐20を複数本に分
けて構成する場合に比して端部の数、トリム本体11へ
の固定箇所の数を減らすことができ、加締リング24,
25の部品点数および組付け工数の低減につながる。こ
れにより、より安価なドアトリムを実現することができ
る。例えば、開口部12を1回横切る紐状部を3本用い
る場合に比して、トリム本体11への固定箇所の数を減
らすことができる。また、ゴム紐20が一本の紐状であ
るため、組付け作業性が向上する。また、挿通孔の数、
ゴム紐20の長さ等を種々変更することで、ゴム紐20
が開口部12を横切る回数、すなわち目に見える本数を
容易に変更することができる。また、本実施の形態のド
アトリム10によれば、ゴム紐20の取付け時あるいは
取付け後において、加締リング24,25で固定された
間の各部、すなわち上段部21、中段部22、下段部2
3の張力を容易に調節することができる。また、本実施
の形態のドアトリム10によれば、剛性リブ14によっ
てゴム紐20の折り返し部20cの位置を開口部12か
ら離反するように調節することができるためゴム紐20
の見栄えが向上する。また、既存の剛性リブ14を折り
返し部20cの位置を調節するのに用いるため合理的で
ある。また、本実施の形態のドアトリム10によれば、
ゴム紐20自体が一本の紐状である紐状部となっている
ため、ゴム紐20を構成する部品点数を極力減らし、更
に簡素化された構成が可能となる。
【0019】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。
例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施す
ることもできる。
【0020】(A)上記実施の形態では、2箇所に折り
返し部20c,20dを有し、開口部12を3回横切る
形態のゴム紐20について記載したが、紐部材の配置形
態はこれに限定されず必要に応じて種々変更可能であ
る。ここで、別の実施の形態の紐部材の配置形態を図4
〜図6を用いて説明する。なお、図4〜図6はいずれも
別の実施の形態の紐部材の配置形態を示す概略図であ
る。図4に示す実施の形態では、構成部材120と構成
部材130とを組み合わせて本発明の紐部材であるゴム
紐が構成される。構成部材120は開口部を2回横切る
構成である一方、一本の紐状に構成され、その端部12
0a,120bが加締リング124,125を介してト
リム本体に固定されている。この構成部材120が本発
明の紐状部に対応している。また、構成部材130は開
口部を1回横切る構成である一方、一本の紐状に構成さ
れ、その端部130a,130bが加締リング134,
135を介してトリム本体に固定されている。なお、構
成部材120や構成部材130を複数組み合わせて紐部
材を構成することもできる。次に、図5に示す実施の形
態では、本発明の紐部材であるゴム紐220は、4箇所
に折り返し部220c,220d,220e,220f
を有し、開口部を3回横切る構成である一方、一本の紐
状に構成され、その端部320a,320bが加締リン
グ324,325を介してトリム本体に固定されてい
る。次に、図6に示す実施の形態では、本発明の紐部材
であるゴム紐320は、3箇所に折り返し部320c,
320d,320eを有し、開口部を4回横切る構成で
ある一方、一本の紐状に構成され、その端部320a,
320bが加締リング324,325を介してトリム本
体に固定されている。紐部材320は開口部の中央位置
で互いに交差する配置態様となっている。
【0021】(B)また、上記実施の形態では、端部2
0a,20bを有するゴム紐20を用いる場合について
記載したが、この端部同士を結合した構成のゴム紐を用
いることもできる。例えば、図6中のゴム紐320の端
部320a,320bを相互に結び付けることで、ゴム
紐320自体が連結された閉じた構成とすることもでき
る。
【0022】(C)また、上記実施の形態では、剛性リ
ブ14自体が、折り返し部20cを支持する支持部であ
る場合について記載したが、この剛性リブ14に支持部
となる別の部材を取付けた構成であってもよい。また、
剛性リブ14とは別の位置に支持部を設けることもでき
る。
【0023】(D)また、上記実施の形態では、後部ド
ア4のドアトリム10について記載したが、前部ドア
2,3のドアトリムやサイドトリム7、またトランクル
ーム、シート、デッキサイド等に設けられる各種のトリ
ムに本発明を適用することもできる。また、自動車以外
の各種の車両、例えば電車、汽車等におけるトリムに本
発明を適用することもできる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡素化された構成の車両用トリムを実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】車体1の車内を示す側面図である。
【図2】図1中のドアトリム10を車内側から見た図で
ある。
【図3】図2中のIII−III線断面矢視図である。
【図4】別の実施の形態の紐部材の配置形態を示す概略
図である。
【図5】別の実施の形態の紐部材の配置形態を示す概略
図である。
【図6】別の実施の形態の紐部材の配置形態を示す概略
図である。
【符号の説明】
1…車体 2,3…前部ドア 4…後部ドア 7…サイドトリム 10…ドアトリム(車両用トリム) 11…トリム本体 11a〜11f…挿通孔 12…開口部 13…収納部 14…剛性リブ(支持部) 20…ゴム紐(紐部材) 20a,20b…端部 20c,20d…折り返し部 21…上段部、22…中段部、23…下段部 24,25…加締リング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両において、トリム本体に設けられる
    開口部と、該開口部に対応して取付けられる紐部材とを
    有し、前記開口部および紐部材によって収納部が形成さ
    れる車両用トリムであって、 前記紐部材は一本の紐状である紐状部を有し、該紐状部
    は前記開口部を複数回横切るように構成されていること
    を特徴とする車両用トリム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した車両用トリムであっ
    て、 前記トリム本体には前記紐状部を挿通する挿通孔が設け
    られ、前記紐状部は、前記開口部の側端部につき前記挿
    通孔を介して折り返されることを特徴とする車両用トリ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載した車両用トリムであっ
    て、 前記紐状部の両端部が前記トリム本体に固定されるよう
    に構成されていることを特徴とする車両用トリム。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載した車両用トリ
    ムであって、 前記トリム本体は、前記挿通孔に対し前記開口部から離
    反する方向へ向けて立設する支持部を有し、該支持部に
    よって前記紐状部の折り返し部が支持されるように構成
    されていることを特徴とする車両用トリム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載した車両用トリムであっ
    て、 前記支持部は前記トリム本体の剛性を維持する剛性リブ
    を用いて形成されていることを特徴とする車両用トリ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載した車両
    用トリムであって、 前記紐部材自体が前記紐状部であることを特徴とする車
    両用トリム。
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