JP2002361896A - 回復系ユニット及び該ユニットを備えたインクジェット記録装置 - Google Patents

回復系ユニット及び該ユニットを備えたインクジェット記録装置

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JP2002361896A JP2001175330A JP2001175330A JP2002361896A JP 2002361896 A JP2002361896 A JP 2002361896A JP 2001175330 A JP2001175330 A JP 2001175330A JP 2001175330 A JP2001175330 A JP 2001175330A JP 2002361896 A JP2002361896 A JP 2002361896A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】予備吐出受け専用のスペースを省いて装置本体
の省スペース化が可能であり、非記録領域の短縮化を実
現でき、記録装置の大型化を防止するとともに記録動作
のスループットを向上させることができるインクジェッ
ト記録装置の回復系ユニットを提供する。 【構成】回復系ユニット50内のワイパー81移動経路
に当たる領域に上下動可能な予備吐出受け200を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットヘ
ッドの吐出口面をワイピングするためのワイパーを有す
るインクジェット記録装置の回復系ユニット、及び該ユ
ニットを備えたインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンなどの出力機器として用いられる記録装置は、記録情
報に基づいて紙、布、プラスチックシート、OHP用シ
ート等の記録媒体(被記録材)に画像(文字や記号等を
含む)を記録していくように構成されている。前記記録
装置は、記録方式により、インクジェット式、ワイヤド
ット式、サーマル式、レーザービーム式等に分けること
ができる。
【0003】記録媒体の搬送方向(紙送り方向、副走査
方向)と交叉する方向に主走査しながら記録するシリア
ルタイプの記録装置においては、記録媒体に沿って移動
(主走査)するキャリッジ上に搭載した記録手段として
の記録ヘッドによって画像を記録し、1行分の記録を終
了した後に所定量の紙送り(副走査としてのピッチ搬
送)を行い、その後に再び停止した記録媒体に対して次
の行の画像を記録(主走査)するという動作を繰り返す
ことにより、記録媒体全体の記録が行われる。一方、記
録媒体(被記録材)の搬送方向の副走査のみで記録する
ラインタイプの記録装置においては、記録媒体を所定の
記録位置にセットし、一括して1行分の記録を行った
後、所定量の紙送り(ピッチ送り)を行い、さらに次の
行の記録を一括して行うという動作を繰り返すことによ
り、記録媒体全体の記録が行われる。
【0004】そのうち、インクジェット式の記録装置
(インクジェット記録装置)は、記録手段としてのイン
クジェットヘッドから記録媒体へインクを吐出して記録
を行うものであり、記録手段のコンパクト化が容易であ
り、高精細な画像を高速で記録することができ、普通紙
に特別の処理を必要とせずに記録することができ、ラン
ニングコストが安く、ノンインパクト方式であるため騒
音が少なく、しかも、多種類のインク(例えばカラーイ
ンク)を使用してカラー画像を記録するのが容易である
などの利点を有している。また、インクジェット記録装
置においては、記録媒体(被記録材)の材質に対する要
求も様々なものがあり、近年では、これらの要求に対す
る開発が進み、通常の記録媒体である紙(薄紙や加工紙
を含む)や樹脂薄板(OHP等)などの他に、布、皮
革、不織布、さらには金属等を記録媒体として用いる記
録装置も使用されるようになっている。
【0005】インクジェット記録装置は、インクジェッ
トヘッドに供給されるインクを加熱あるいは振動によっ
て用紙等の記録媒体に向かって噴出させることで記録
(画像形成、プリント、印刷等)を行うように構成され
ており、現在のところ記録媒体に沿って移動するキャリ
ッジに搭載したインクジェットヘッドを用いて記録する
シリアル式のインクジェット記録装置が広く使用されて
いる。
【0006】また、上記インクジェット記録装置におい
ては、インクジェットヘッドのメンテナンスを自動的に
行うための回復系ユニットが使用されている。この回復
系ユニットは、一般に、インクジェットヘッドの吐出口
を保護するとともにその乾燥を抑制するためのキャッピ
ング手段と、記録装置が長期に停止している場合にキャ
ッピング状態でキャップ内に負圧を発生させることによ
りインクジェットヘッドの吐出口で固まりかけたインク
や吐出口内の気泡等を強制的にヘッド外部に吸い出すた
めの吸引回復手段と、インクジェットヘッドの吐出口面
に付着したインクや埃等を拭き取り除去するためのワイ
ピング手段(ヘッドクリーニング機構)と、を備えてい
る。
【0007】さらに、インクジェット記録装置において
は、インクジェットヘッドの吐出性能を維持するために
吐出口から吐出(予備吐出)されるインクを受けるため
のインク受け(予備吐出受け)を設けることも行われて
いる。すなわち、従来より、インクジェット記録装置に
おいては、記録手段としてのインクジェットヘッド(記
録ヘッド)に設けられた吐出口(吐出口群)から記録媒
体にインクを吐出して画像を形成する際に、吐出性能を
維持し常に安定したインク吐出を可能とするために、記
録領域外においてインクジェットヘッドからインクを吐
出させる予備吐出(空吐出)を行うことが知られてい
る。
【0008】前記予備吐出されるインクを受ける予備吐
出受けとしては、上記のキャッピング手段、吸引回復手
段及びワイピング手段等を有する回復系ユニット内に配
置され、インクジェットヘッドの吐出口を覆ってインク
の蒸発を抑制するためのキャップを利用し、該キャップ
でインクを受ける構成のものがある。しかし、前記予備
吐出受けは、キャリッジ走査上の記録領域を外れた位置
であって、且つ前記回復系ユニットの外側に配置された
インク受けで構成されるのが一般的である。さらに、前
記予備吐出受けとしては、回復系ユニットの外側ではあ
るが、該回復系ユニットの本体を形成する枠体の外周に
付随させる形で該回復系ユニットと一体化したインク受
けで構成されるものも存在する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インクジェット記録装置における回復系ユニットにおい
ては、予備吐出受けを設けると、回復系ユニットの大型
化を招いたり、記録領域外でのキャリッジ移動距離が増
大したりするため、キャリッジの移動距離が長くなり、
そのため、記録装置の大型化を招いたり、キャリッジの
往復移動に要する時間の増大によりスループットが低下
するなどの解決すべき技術的課題があった。
【0010】本発明はこのような技術的課題に鑑みてな
されたものであり、本発明の目的は、予備吐出受けを回
復ユニット内に配置することで装置本体の省スペース化
を図るとともに、キャリッジの移動距離を短縮すること
で非記録領域の短縮化を図ることができ、それによっ
て、記録装置の大型化を防止でき、記録動作のスループ
ットの向上を図ることができる回復系ユニット及び該ユ
ニットを備えたインクジェット記録装置を提供すること
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
上記目的を達成するため、インクジェットヘッドの吐出
口面をワイピングするためのワイパーを有するインクジ
ェット記録装置の回復系ユニットにおいて、前記回復系
ユニット内の前記ワイパーの移動領域に対応する位置
に、前記インクジェットヘッドから予備吐出されるイン
クを受けるための予備吐出受けが配置されていることを
特徴とする。
【0012】別の本発明(請求項5)は、上記目的を達
成するため、インクジェットヘッドの吐出口面をワイピ
ングするためのワイパーを有する回復系ユニットを備え
たインクジェット記録装置において、前記回復系ユニッ
ト内の前記ワイパーの移動領域に対応する位置に、前記
インクジェットヘッドから予備吐出されるインクを受け
るための予備吐出受けが配置されていることを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同
一符号は同一又は対応部分を示すものである。図1は本
発明を適用した回復系ユニットを備えたインクジェット
記録装置の一実施例を示す模式的正面図である。図1に
おいて、記録手段としてのインクジェットヘッド3は、
記録情報に応じて、該インクジェットヘッド3の吐出口
面に形成された複数の吐出口群より記録媒体402にイ
ンク滴を吐出して画像を形成する。このインクジェット
ヘッド3の吐出方式としては、熱によるインクの発泡に
よってインク滴を吐出するバブルジェット(登録商標)
方式やピエゾ素子等の圧電素子によってインク滴を吐出
する圧電方式等を用いることができる。
【0014】プラテン403は記録装置内へ送給された
記録媒体(記録用紙等)402を支持することで該記録
媒体の記録面をヘッド3の吐出口面に対して所定距離の
位置に規制する。記録媒体402の搬送は周知の摩擦ロ
ーラ(搬送ローラ及びピンチローラ)等の記録媒体搬送
機構によって行われる。インクジェットヘッド3はキャ
リッジ404に脱着自在に搭載されている。前記キャリ
ッジ404は、ガイドシャフト405に沿って往復移動
可能に案内支持されており、キャリッジ駆動機構によ
り、記録媒体402及びプラテン403を横断して両方
向に移動することができる。すなわち、前記キャリッジ
404は、駆動モータ(キャリッジモータ)のモータプ
ーリとその反対側に配設されたアイドラプーリとの間に
張架されたベルト(タイミングベルト)又はワイヤに連
結されており、前記駆動モータを正逆回転駆動すること
により往復移動させられる。なお、キャリッジ404に
は、インクジェットヘッド3に供給するインクを貯留し
ているインクカートリッジ(不図示)も脱着自在に搭載
されている。また、記録媒体搬送機構及びキャリッジ駆
動機構の駆動源としてはモータが使用されている。
【0015】前記記録手段としてのインクジェットヘッ
ド(記録ヘッド)3は、熱エネルギーを利用してインク
を吐出するインクジェット記録手段であって、熱エネル
ギーを発生するための電気熱変換体を備えたものであ
る。また、前記ヘッド3は、前記電気熱変換体により印
加される熱エネルギーによってインク内に膜沸騰を生じ
させ、その時に生じる気泡の成長、収縮による圧力変化
を利用して吐出口よりインクを吐出させ、記録(プリン
ト)を行うものである。
【0016】図7は、インクジェットヘッド3のインク
吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図である。図7に
おいて、記録用紙等の記録媒体402と所定の隙間(例
えば、約0.2〜約2.0ミリ程度) をおいて対面する
吐出口面181には、所定のピッチで複数の吐出口18
2が形成され、共通液室183と各吐出口182とを連
通する各液路184の壁面に沿ってインク吐出用のエネ
ルギーを発生するための電気熱変換体(発熱抵抗体な
ど)185が配設されている。ヘッド3は、前記吐出口
182が主走査方向(該ヘッド3及びキャリッジ404
の移動方向)と交叉する方向に並ぶような位置関係で、
キャリッジ404に搭載されている。こうして、画像信
号または吐出信号に基づいて対応する電気熱変換体18
5を駆動(通電)して、液路184内のインクを膜沸騰
させ、その時に発生する圧力によって吐出口182から
インクを吐出させるインクジェットヘッド(記録手段)
3が構成されている。
【0017】図1において、キャリッジ404の移動範
囲内であって記録領域(例えばプラテン403の範囲)
を外れた領域内の所定位置には回復系ユニット50が配
設されている。本実施例では、前記回復系ユニット50
は、キャリッジ404の移動範囲内でかつ記録媒体40
2が搬送される領域の外側の一方の端部に配置されてい
る。
【0018】図2は本発明を適用した回復系ユニット
(図1中の回復系ユニット)50の構成を上から見て示
す模式的平面図である。図2において、回復系ユニット
50の内部には、非記録時にインクジェットヘッド3の
吐出口182を覆うためのキャップ52と、該キャップ
52によってヘッド3の吐出口82を覆った状態(キャ
ッピング状態)で該ヘッド3の吐出口182よりインク
を吸引する(吸い出す)ための吸引ポンプ(不図示)
と、ヘッド3の吐出口面181に付着したインクを拭き
取り除去(ワイピング、クリーニング)するためのワイ
パー(ワイパーブレード)81と、安定した吐出性能を
保つためにヘッド3の吐出口182から吐出(予備吐
出)されるインクを受けるための予備吐出受け200と
が設けられている。なお、図示の例では、キャップ52
としては、ブラックインクの吐出口群とカラーインクの
吐出口群とを個別に覆う2個のキャップが設けられてい
る。また、前記予備吐出の動作は、対応する吐出口群が
前記予備吐出受け200と対面するような位置にヘッド
3を停止させた状態で行われる。
【0019】図3は図2の回復系ユニット50のキャッ
ピング手段及び吸引回復手段の部位を断面して示す模式
的縦断面図である。この図3には、本実施形態の回復系
ユニット50のカム機構の構成及び動作を説明するため
の図面でもある。図2及び図3において、インクジェッ
トヘッド3はインクを吐出する吐出口群が形成された吐
出口面181を有しており、該ヘッド3をキャリッジ4
04と共に一体に移動させることにより、紙面の搬送方
向に直交する方向(主走査方向)の走査が行われる。回
復ベース51は、前記ヘッド3に対する各種の回復手段
(キャッピング手段、吸引回復手段、ワイピング手段、
予備吐出受け等)の部品を支持・固定するものである。
【0020】キャップ52はキャップホルダ60に一体
的に固着されており、該キャップ52には吸引チューブ
53が接続されており、該吸引チューブ53を通してキ
ャップ52内に負圧を作用させることにより該キャップ
(及び吐出口182)からインクを流出させることがで
きる。図示の例では、前記吸引チューブ53は、円弧状
のチューブフレーム54とポンプフレーム55との間を
通して配設されている。前記ポンプフレーム55には円
盤状のコロホルダ56が回動可能に軸支されており、該
コロホルダ56上には半径方向外部へ突出する2個の加
圧コロ(ポンプコロ)57が取り付けられている。各加
圧コロ57は前記コロホルダ56に対して回動自在に軸
支されている。各加圧コロ57は、ポンプバネ58によ
って、チューブフレーム54の円弧状の内面に圧接する
方向に付勢されている。これら、チューブ53、チュー
ブフレーム54、ポンプフレーム55、コロホルダ5
6、加圧コロ57、ポンプバネ58などによって、吸引
回復用の吸引ポンプ(チューブポンプ)59が構成され
ている。
【0021】前記回復ベース51内の所定位置(図示の
例では右側の部位)には、コントロールカムとしてのカ
ム部材(カム軸部材)65が回動可能に軸支されてい
る。このコントロールカム(カム部材)65には、回復
系ユニット50の各種の回復手段の動作を制御するため
に必要なカム板65a・・・が一体に設けられている。
次に、回復系ユニット50に設けられた各回復手段の構
成について説明する。図3において、前記キャップ52
には、前記吸引チューブ53とは別に、大気連通チュー
ブ71が接続されている。この大気連通チューブ71の
他端は大気連通弁72に接続されている。
【0022】一方、前記回復ベース51には軸73が固
定されており、該軸73には大気連通アーム74が回動
可能に軸支されている。図3に示す状態では、前記大気
連通アーム74は、大気連通バネ75によって図示反時
計方向に付勢されることで前記大気連通弁72に圧接さ
れ、該大気連通弁72を密封状態に保っている。図3の
状態から前記カム部材65のカム板65aが回転する
と、該カム板65aの突起部65aaに追従して大気連
通アーム74が回動する。この大気連通アーム74の回
動により該大気連通アームの一端部(弁アーム部)74
bが揺動することで、前記大気連通弁72の開閉動作が
行われる。
【0023】前記キャップホルダ60は、キャップベー
ス61に設けられた軸61aにより回動可能に支持され
ている。一方、前記キャップベース61は、そのガイド
部61aが回復ベース51のスライドリブ51aに係合
するとともに、該キャップベース61のスライド軸61
bに回復ベース51のガイド孔51bが係合することに
より、該回復ベース51に上下方向に摺動可能に支持さ
れている。一方、前記キャップベース61を上下動させ
るためのキャップアーム62は、回復ベース51に固定
された前記軸73上に回動可能に支持されている。前記
キャップアーム62のカムフォロワ部62a、62b
は、前記カム部材65のカム板65b、65cの回動に
倣って揺動する。また、前記キャップアーム62の他端
部にはキャップ駆動コロ部62cが形成されており、こ
のキャップ駆動コロ部62cは前記キャップベース61
の溝部61cと係合している。従って、前記キャップア
ーム62が前記軸73を中心に回動(揺動)すると、そ
れに応じて、前記キャップベース61が上下方向にスラ
イド(移動)するように構成されている。
【0024】図4は図2の回復系ユニットの予備吐出受
けの部位を断面して示す模式的縦断面図である。図4に
は、予備吐出口200とカム部材65との関連構成が示
されている。図2及び図4において、回復ベース51に
設けられた軸205にはベルクランク状の予備吐出受け
アーム201が回動可能に軸支されており、該予備吐出
受けアーム201は、その一端部を予備吐出受けばね2
02で時計回り方向に付勢することによりカム板65h
に押圧されている。さらに、前記予備吐出受けアーム2
01の反対側の端部に形成された長孔が予備吐出受け2
00に設けられた予備吐出受け軸203に係合されてい
る。そして、前記予備吐出受け200は、その両側面に
2本づつ設けられたボスを介して、回復ベース51の縦
方向のスライドリブ51c、51du 形成された溝部
に摺動可能に係合されている。
【0025】前述のような、予備吐出受けアーム201
の長孔と予備吐出受け軸203との係合、予備吐出受け
200の側面に設けられた4本のボスと回復ベース51
のスライドリブ51c、51dとの係合によって、予備
吐出受け200は回復ベース51に対して上下方向に摺
動可能に案内支持されている。そして、予備吐出受けア
ーム201は、カム部材65の回転に伴う前記カム板6
5hの回転に倣って軸205を中心に揺動する。こうし
て、カム板65の回転に伴う予備吐出受けアーム201
の揺動によって予備吐出受け200を上下方向にスライ
ド(上下動)させ、その高さ位置(インクジェットヘッ
ド3の吐出口面181との間隔)を制御できるように構
成されている。
【0026】また、予備吐出受け200の内部には予備
吐出吸収体204が配置されている。この予備吐出吸収
体204は、ヘッド3から予備吐出されたインク滴を速
やかに吸収することにより周辺部のインク汚れを防止す
るためのものである。なお、予備吐出受け200は、図
2に示すように、回復系ユニット50内の後述するワイ
パー(ワイパーブレード)81の移動経路内(移動領域
内)内に配置されている。インクジェットヘッド3の予
備吐出を行う時には、図4に示すように、該インクジェ
ットヘッド3の吐出口面181を予備吐出受け200の
上端面と対向させる。その際、予備吐出受け200の上
端面が吐出口面181から距離Dだけ離れるように構成
されている。予備吐出によるインク滴を予備吐出受け2
00で確実に捕捉する点からは、前記距離Dはできるだ
け小さい方が望ましい。そこで、本実施例においては、
上下動可能(上下方向にスライド可能)な予備吐出受け
200が最も上方に位置するときに、前記距離Dが十分
に小さくなるように構成されている。
【0027】図5は図2の回復系ユニットのワイピング
手段の部位を断面して示す模式的縦断面図であり、図6
は図2の回復系ユニットのワイパー及び予備吐出受けの
動作を説明するための模式的縦断面図である。図2〜図
6において、インクジェットヘッド3の吐出口面181
をワイピングするためのワイパー81は、ウレタン等の
可撓性の材質で形成されており、ワイパーホルダ82に
固定支持されている。ワイパーホルダ82は、回復ベー
ス51に対し左右方向にスライド可能に支持されてい
る。図5において、ギアホルダ301には順に噛み合っ
たアイドラギア302、303、304が軸支されてお
り、前記アイドラギア304は回復ベース51に設けら
れたワイパー用ラック51eと噛み合い、前記アイドラ
ギア302はワイパーホルダ82が取り付けられたワイ
パーベース300に形成されたラックと噛み合ってい
る。
【0028】カム部材65が回転すると、該カム部材6
5に固定されたワイパーアーム306が回転し、ワイパ
ーアーム306は前記ギアホルダ301の外周面305
aに接触しながら該ギアホルダ301を図5中の左方へ
押しやる。すると、前記ギア群(前記ラックを含む)の
駆動伝達により、ワイパー81及びワイパーホルダ82
はワイパーベース300と共に図5中の左方へ移動す
る。ワイパー81が図5中で左方向へ移動することによ
り、回復系ユニット50に対向する位置にあるインクジ
ェットヘッド3の吐出口面181が摺擦され、該吐出口
面のクリーニング(ワイピング、拭き取り清掃)が行わ
れる。ワイパー81が吐出口面181を通過すると、該
ワイパー81の先端部81a(図6)がワイパークリー
ナ83に接触することで、該ワイパー81のクリーニン
グが行われる。このワイパークリーナ83は、ワイパー
81のワイピング機能(クリーニング機能)を維持する
ためのものであり、インク吸収性に優れた材質で形成さ
れている。
【0029】前記ワイパーアーム306が更に回動して
前記ギアホルダ301の外周面305aから離れると、
該ギアホルダ301はギアホルダばね305によって図
5中の右方向へ押し戻される。このギアホルダ301が
右方向へ移動することで、前述の場合と逆方向の動き
で、前記ワイパーベース300、前記ワイパーホルダ8
2、前記ワイパー81も図5中の右方向へ押し戻され
る。前記ギアホルダ301は、前記右方向の移動によ
り、ワイパーベース300の端部が回復ベース51のワ
イパーストッパ51fに衝当(当接)する位置(図5に
示す位置)まで押し戻される。
【0030】図3において、回復ベース51に設けられ
た軸102を中心に回動可能に軸支された選択カム10
1が設けられている。この選択カム101が回動する
と、大気連通アーム74のアーム部74cがこれに倣う
ことで、該大気連通アーム74が揺動する。この大気連
通アーム74の揺動により、前記カム部材65の位相
(回動)に関係なく、キャップ52の内部を大気連通状
態に保つことができる。つまり、前記選択カム101
は、前記大気連通アーム74による前記大気連通弁72
の開閉を独自に制御する(切り換える)ためのものであ
る。
【0031】次に、回復系ユニット50の回復動作(回
復手段)の一つであるワイピング動作(ワイピング手
段)及び該ワイピング動作から記録動作への一連の動作
について、主として図6を参照して説明する。図6にお
いて、カム板65b、65cの回転に応じてカムフォロ
ワ部62bがカム板65cの斜面65baから外周面6
5bbに倣うことにより、キャップアーム62が軸73
を中心に反時計回りに揺動すると、キャップベース61
(図3)が下方向へ移動(スライド)し、キャップ52
が下方向へ移動する。また、このキャップベース61の
下方向スライドと同時に、予備吐出受け200も図4で
説明した機構によって下方向へ移動(スライド)する。
【0032】すなわち、図4において、インクジェット
ヘッド3が回復系ユニット50と対向する位置にあると
きにカム部材65を回動させると、カム板65hの回転
に応じて、予備吐出受けばね202によって該カム板6
5hに押圧されている予備吐出受けアーム201が軸2
05を中心に反時計回りに揺動し、予備吐出受け200
が下方向に移動(スライド)する。この状態(キャップ
52及び予備吐出受け200が下方向の離隔位置にある
状態)で、ワイパー(ワイパーブレード)81を図5で
説明したワイピング手段の動作によって左方向へ移動さ
せると、該ワイパー81の先端部81aがヘッド3の吐
出口面を摺擦することで、インクジェットヘッド3のク
リーニング(ワイピング、拭き取り清掃)が実行され
る。
【0033】ワイパー81によるインクジェットヘッド
3のクリーニングを行った後、キャリッジ404を主走
査方向に駆動して該インクジェットヘッド3を図6中の
紙面奥方向へ移動させることにより、該ヘッド3を回復
系ユニット50と対向する領域から外れた位置へ移動
(退避)させる。こうしてヘッド3を外れた位置へ移し
た状態で、図5で説明した機構を戻し方向へ動作させる
ことにより、ワイパー81を右側へ移動させ、図5に示
す位置へ戻す。こうしてワイパー81が戻り切ったとこ
ろで、予備吐出受け200も図4で説明した予備吐出受
け駆動機構の動作によって上方向に戻され、図4に示す
元の位置(吐出口面から距離Dの上方位置)に復帰させ
られる。
【0034】以上の実施例においては、図2において、
キャップ52及び予備吐出受け200が下方向に位置す
ると共に、インクジェットヘッド3がキャップ52の真
上に位置する状態で、ワイパー(ワイパーブレード)8
1を矢印B方向へ移動させて吐出口面181のクリーニ
ング(ワイピング)を行い、ワイパー81が矢印B方向
へ行き切ったところで、インクジェットヘッド3を矢印
A方向(キャリッジ404の往復移動方向)へ移動させ
て回復系ユニット50から外れた位置へ退避させ、次い
で、ワイパー81を矢印C方向(戻し方向)へ移動させ
るとともに、予備吐出受け200を上昇させる(図2の
紙面に垂直方向手前へ移動させる)ことで、一連のワイ
ピング動作が完了する。ワイピング動作が完了した後、
インクジェットヘッド3による記録動作を再開する。そ
して、記録動作中では、安定した予備吐出性能を保つた
めに、例えばインクジェットヘッド3のスキャン毎に
(主走査方向の往復移動毎に)、ヘッド3を回復系ユニ
ット50に対向させ、予備吐出受け200の真上で予備
吐出を行わせる。
【0035】前述の通り、前記予備吐出受け200は、
通常の状態では、予備吐出によるインク滴を確実に捕捉
できるように吐出口面181からの距離Dが十分に小さ
い位置に配置されている。そして、前記予備吐出受け2
00は、回復系ユニット50の内部に配設されているの
で、上記の通常の状態(吐出口面181から距離Dの位
置)では、ワイパー81の通過領域(移動経路)に位置
することから、そのままではワイパー81と干渉するお
それがある。しかるに、前述の本実施例においては、吐
出口面181をワイピング(クリーニング)する際に
は、キャップ52を下方向へ移動(すらいど)させると
ともに予備吐出受け200も下方向へ移動(スライド)
させ、ワイピングの後で予備吐出受けを上方向の位置
(吐出口面181から距離Dの位置)に戻すように構成
され、これらを自動的に動作させるので、予備吐出受け
200とワイパー(ワイパーブレード)81との干渉を
確実に避けることができる。同時に、確実で安定した予
備吐出性能を維持することができる。
【0036】以上説明した実施例においては、インクジ
ェットヘッド3の吐出口面181をワイピングするため
のワイパー81を有するインクジェット記録装置の回復
系ユニット50において、前記回復系ユニット内の前記
ワイパー81の移動領域に対応する位置に、前記インク
ジェットヘッド3から予備吐出されるインクを受けるた
めの予備吐出受け200が配置されている構成としたの
で、予備吐出受け200を回復ユニット50内に配置す
ることで記録装置本体の省スペース化を図るとともに、
キャリッジ404の移動距離を短縮することで非記録領
域の短縮化を図ることができ、それによって、記録装置
の大型化を防止でき、記録動作のスループットの向上を
図ることができる回復系ユニット及び該ユニットを備え
たインクジェット記録装置がが提供される。
【0037】また、以上説明した実施例においては、さ
らに、ワイピング動作に伴う前記ワイパー81の移動時
に、前記予備吐出受け200を前記ワイパーの移動領域
を外れた位置へ移動させるように構成し、その場合、前
記予備吐出受け200は前記インクジェットヘッド3の
通過領域に対して垂直方向にスライドすることで前記ワ
イパー81の移動領域を外れた位置へ移動するように構
成し、さらに、ワイピング動作に伴う前記ワイパー81
の移動時に、前記ワイパー81と前記予備吐出受け20
0は一体のコントロールカム65の動作に連動する構成
としたので、一層効率よく、予備吐出受け200を回復
ユニット50内に配置することで記録装置本体の省スペ
ース化を図るとともに、キャリッジ404の移動距離を
短縮することで非記録領域の短縮化を図ることができ、
それによって、記録装置の大型化を防止でき、記録動作
のスループットの向上を図ることができる回復系ユニッ
ト及び該ユニットを備えたインクジェット記録装置が提
供される。
【0038】なお、以上の実施例では、記録手段として
のインクジェットヘッドを主走査方向に移動させながら
記録するシリアル型のインクジェット記録装置の場合を
例に挙げて説明したが、本発明は、記録媒体の全幅また
は一部をカバーする長さのラインタイプのインクジェッ
トヘッドを用いて副走査のみで記録するライン型のイン
クジェット記録装置の場合にも、同様に適用することが
でき、同様の効果を達成し得るものである。また、本発
明は、単色記録を行うインクジェット記録装置、1個ま
たは複数個のインクジェットヘッドを用いて複数の異な
る色で記録するカラーインクジェット記録装置、同一色
彩で異なる濃度の複数濃度で記録する階調記録用のイン
クジェット記録装置、さらには、これらを組み合わせた
インクジェット記録装置などの場合にも、同様に適用す
ることができ、同様の効果を達成しうるものである。
【0039】また、本発明は、インクジェットヘッドと
インクタンクを一体化した交換可能なヘッドカートリッ
ジを用いる構成、インクジェットヘッドとインクタンク
を別体にし、その間をインク供給用のチューブ等で接続
する構成など、インクジェットヘッドとインクタンクの
配置構成がどのような場合にも同様に適用することがで
き、同様の効果が得られるものである。
【0040】さらに、本発明は、例えば、ピエゾ素子等
の電気機械変換体等を用いるインクジェットヘッドを使
用するものにも適用できるが、中でも、熱エネルギーを
利用してインクを吐出する方式のインクジェットヘッド
を使用するインクジェット記録装置において優れた効果
をもたらすものである。かかる方式によれば、記録の高
密度化、高精細化が達成できるからである。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、本発明
(請求項1)によれば、インクジェットヘッドの吐出口
面をワイピングするためのワイパーを有するインクジェ
ット記録装置の回復系ユニットにおいて、前記回復系ユ
ニット内の前記ワイパーの移動領域に対応する位置に、
前記インクジェットヘッドから予備吐出されるインクを
受けるための予備吐出受けが配置されている構成とした
ので、予備吐出受けを回復ユニット内に配置することで
記録装置本体の省スペース化を図るとともに、キャリッ
ジの移動距離を短縮することで非記録領域の短縮化を図
ることができ、それによって、記録装置の大型化を防止
でき、記録動作のスループットの向上を図ることができ
るインクジェット記録装置の回復系ユニットが提供され
る。
【0042】請求項2〜4の発明によれば、上記請求項
1の構成に加えて、ワイピング動作に伴う前記ワイパー
の移動時に、前記予備吐出受けを前記ワイパーの移動領
域を外れた位置へ移動させる構成、前記予備吐出受けは
前記インクジェットヘッドの通過領域に対して垂直方向
にスライドすることで前記ワイパーの移動領域を外れた
位置へ移動する構成、あるいは、ワイピング動作に伴う
前記ワイパーの移動時に、前記ワイパーと前記予備吐出
受けは一体のコントロールカムの動作に連動する構成と
したので、一層効率よく、予備吐出受けを回復ユニット
内に配置することで記録装置本体の省スペース化を図る
とともに、キャリッジの移動距離を短縮することで非記
録領域の短縮化を図ることができ、それによって、記録
装置の大型化を防止でき、記録動作のスループットの向
上を図ることができるインクジェット記録装置の回復系
ユニットが提供される。
【0043】別の本発明(請求項5)によれば、インク
ジェットヘッドの吐出口面をワイピングするためのワイ
パーを有する回復系ユニットを備えたインクジェット記
録装置において、前記回復系ユニット内の前記ワイパー
の移動領域に対応する位置に、前記インクジェットヘッ
ドから予備吐出されるインクを受けるための予備吐出受
けが配置されている構成としたので、予備吐出受けを回
復ユニット内に配置することで記録装置本体の省スペー
ス化を図るとともに、キャリッジの移動距離を短縮する
ことで非記録領域の短縮化を図ることができ、それによ
って、記録装置の大型化を防止でき、記録動作のスルー
プットの向上を図ることができる回復系ユニットを備え
たインクジェット記録装置が提供される。
【0044】請求項6〜8の発明によれば、上記請求項
5の構成に加えて、ワイピング動作に伴う前記ワイパー
の移動時に、前記予備吐出受けを前記ワイパーの移動領
域を外れた位置へ移動させる構成、前記予備吐出受けは
前記インクジェットヘッドの通過領域に対して垂直方向
にスライドすることで前記ワイパーの移動領域を外れた
位置へ移動する構成、あるいは、ワイピング動作に伴う
前記ワイパーの移動時に、前記ワイパーと前記予備吐出
受けは一体のコントロールカムの動作に連動する構成と
したので、一層効率よく、予備吐出受けを回復ユニット
内に配置することで記録装置本体の省スペース化を図る
とともに、キャリッジの移動距離を短縮することで非記
録領域の短縮化を図ることができ、それによって、記録
装置の大型化を防止でき、記録動作のスループットの向
上を図ることができる回復系ユニットを備えたインクジ
ェット記録装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した回復系ユニットを備えたイン
クジェット記録装置の一実施例を示す模式的正面図であ
る。
【図2】本発明を適用したインクジェット記録装置の回
復系ユニットの一実施例を示す模式的平面図である。
【図3】図2の回復系ユニットのキャッピング手段及び
吸引回復手段の部位を断面して示す模式的縦断面図であ
る。
【図4】図2の回復系ユニットの予備吐出受けの部位を
断面して示す模式的縦断面図である。
【図5】図2の回復系ユニットのワイピング手段の部位
を断面して示す模式的縦断面図である。
【図6】図2の回復系ユニットのワイパー及び予備吐出
受けの動作を説明するための模式的縦断面図である。
【図7】図1中のインクジェットヘッドのインク吐出部
の構造を模式的に示す部分斜視図である。
【符号の説明】
3 インクジェットヘッド(記録手段、記録ヘッ
ド) 50 回復系ユニット 51 回復ベース 52 キャップ 53 チューブ 54 チューブフレーム 55 ポンプフレーム 56 コロホルダ 57 加圧コロ 58 ポンプバネ 60 キャップホルダ 61 キャップベース 62 キャップアーム 65 コントロールカム 71 大気連通チューブ 72 大気連通弁 74 大気連通アーム 81 ワイパー(ブレード) 82 ブレードホルダ 83 ワイパークリーナ 101 選択カム 181 吐出口面 182 吐出口 185 電気熱変換体 200 予備吐出受け 201 予備吐出受けアーム 202 予備吐出受けばね 204 予備吐出吸収体 300 ワイパーベース 301 ギアホルダ 305 ギアホルダばね 306 ワイパーアーム 402 記録媒体(記録用紙) 403 プラテン 404 キャリッジ 405 ガイド

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドの吐出口面をワイ
    ピングするためのワイパーを有するインクジェット記録
    装置の回復系ユニットにおいて、 前記回復系ユニット内の前記ワイパーの移動領域に対応
    する位置に、前記インクジェットヘッドから予備吐出さ
    れるインクを受けるための予備吐出受けが配置されてい
    ることを特徴とする回復系ユニット。
  2. 【請求項2】 ワイピング動作に伴う前記ワイパーの移
    動時に、前記予備吐出受けを前記ワイパーの移動領域を
    外れた位置へ移動させることを特徴とする請求項1に記
    載の回復系ユニット。
  3. 【請求項3】 前記予備吐出受けは上下方向にスライド
    することで前記ワイパーの移動領域を外れた位置へ移動
    することを特徴とする請求項2に記載の回復系ユニッ
    ト。
  4. 【請求項4】 ワイピング動作に伴う前記ワイパーの移
    動時に、前記ワイパーと前記予備吐出受けは一体のコン
    トロールカムの動作に連動することを特徴とする請求項
    2又は3に記載の回復系ユニット。
  5. 【請求項5】 インクジェットヘッドの吐出口面をワイ
    ピングするためのワイパーを有する回復系ユニットを備
    えたインクジェット記録装置において、 前記回復系ユニット内の前記ワイパーの移動領域に対応
    する位置に、前記インクジェットヘッドから予備吐出さ
    れるインクを受けるための予備吐出受けが配置されてい
    ることを特徴とするインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 ワイピング動作に伴う前記ワイパーの移
    動時に、前記予備吐出受けを前記ワイパーの移動領域を
    外れた位置へ移動させることを特徴とする請求項5に記
    載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記予備吐出受けは上下方向にスライド
    することで前記ワイパーの移動領域を外れた位置へ移動
    することを特徴とする請求項6に記載のインクジェット
    記録装置。
  8. 【請求項8】 ワイピング動作に伴う前記ワイパーの移
    動時に、前記ワイパーと前記予備吐出受けは一体のコン
    トロールカムの動作に連動することを特徴とする請求項
    6又は7に記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記インクジェットヘッドは、インクを
    吐出するために利用される熱エネルギーを発生する電気
    熱変換体を備えていることを特徴とする請求項5〜8の
    いずれかに記載のインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記インクジェットヘッドは、前記
    電気熱変換体が発生する熱エネルギーによりインクに生
    じる膜沸騰を利用して吐出口よりインクを吐出すること
    を特徴とする請求項9に記載のインクジェット記録装
    置。
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