JP2002360825A - 遊技機及びシュミレーションゲームプログラム - Google Patents

遊技機及びシュミレーションゲームプログラム

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JP2002360825A
JP2002360825A JP2001169020A JP2001169020A JP2002360825A JP 2002360825 A JP2002360825 A JP 2002360825A JP 2001169020 A JP2001169020 A JP 2001169020A JP 2001169020 A JP2001169020 A JP 2001169020A JP 2002360825 A JP2002360825 A JP 2002360825A
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Japan
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jackpot
stock
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gaming machine
determination random
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Application number
JP2001169020A
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English (en)
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Tomotane Itakura
智胤 板倉
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Universal Entertainment Corp
Original Assignee
Aruze Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大当たり抽選の機会を増やして新たな遊技性を
付与する。 【解決手段】大当たりの状態中に大当たり判定用乱数を
抽出する契機が生じたとき逐次大当たり判定用乱数を抽
出し、抽選対象外とすることなくストックする乱数スト
ック手段、そのストックした大当たり判定用乱数の中に
大当たりの当選がある場合、大当たりを再度発生させる
ストック大当たり発生手段を設けた。こうして、大当た
り中の抽出の機会を奪うことなく、ストックした乱数中
に大当たりがある場合、再度大当たりを発生させ、遊技
者の期待感を一層増大させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機、
回胴式遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機など
の遊技機及びこれらのシュミレーションゲームプログラ
ムに関する。代表的には、風俗営業等の規制及び業務の
適正化等に関する法律(以下、風営法という)第2条第
1項第7号のぱちんこ屋や同第8号の店舗等の営業に供
される遊技機、これらを一般ユーザ向け仕様にした新・
中古品等、及び、これらのシュミレーションゲームをパ
ソコン上やゲーム機上等で実行するシュミレーションゲ
ームプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種パチンコ遊技機、回胴式遊技機な
どは、遊技者の射幸心を適度に刺激するため、入賞を容
易にするための特別の装置である役物及びこのような役
物を連続して作動させることができる装置である役物連
続作動装置を具備し(風営法施行規則第7条)、役物連
続作動装置を作動可能とするいわゆる大当たりの利益を
遊技者に付与できるようにしている。
【0003】上記大当たりは、遊技機に組み込んだマイ
コン上の主にソフト処理により、遊技盤上の特定の始動
口への入賞等といった任意タイミングを契機に抽出する
大当たり判定用乱数値が当たりか外れかという所定の抽
選処理による当選の判定を条件に発生される。いわゆる
前段判定による完全確率方式の採用である。これによ
り、遊技者の技量のみにより大当たりを任意に獲得でき
ないようにし、万人に平等に勝利する道を開いている。
この場合、大当たりを引き当てられるか否かは、抽選処
理の起動頻度が大きく関係する。抽選の起動と共に特別
図柄の変動表示を伴うタイプの遊技機では、特別図柄の
変動表示が頻繁にされる俗に良く回る台が良しとされ
る。
【0004】また、特別図柄の変動表示を伴うタイプの
遊技機では、特別図柄の一回の変動表示が終わらないう
ちに重ねて始動入賞が発生すると、例えば最大4個まで
の始動入賞を保留球として記憶するが、その4個の始動
入賞記憶に空きができないうちに更に追加的に生じる始
動入賞は抽選処理の対象外として無視する制限を付けて
おり、回り過ぎる台の射幸性を抑えている。尚、始動入
賞記憶すなわち保留球の数は保留球ランプの点灯数等に
より遊技者に知らされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、大当たりを
引き当てる前は、保留球ランプが3〜4個点灯すると、
発射ハンドル等に付帯するストップボタンにより遊技球
の打ち出しを一時的に止めるいわゆる止め打ちにより、
一部の始動入賞が抽選処理の対象外となるのを防止し、
効率的な遊技を行うことが可能である。
【0006】しかし、大当たり中は、大入賞口に遊技球
をどんどん入れて出玉を増やすことを本来とするため、
止め打ちなど全く意味がなく、4個の保留球を除いて殆
どの始動入賞が抽選処理の対象外となり、判定対象から
無視されてしまう。大当たり中の始動入賞総数はおおむ
ね20〜30個程度にも達し、その多くは大当たりの判
定の機会を得られないものとなるのである。
【0007】この場合、記憶する保留球の数を4個から
もっと増やしたり、保留球の制限条件自体を無くすこと
も考えられるが、このようにすると、総遊技時間の大半
を占める非大当たり時に、遊技場側の釘調節によって回
り過ぎる台が安易に作られたり、持ち球が既に無くなっ
ているにも拘わらず多数の保留球による図柄の変動表示
だけを見続け、大当たりしたときには打ち出す球が一発
も無い異常な状況が頻発する懸念がある。
【0008】本発明では、大当たり中に生じる始動入賞
数は無視できない数ではあるが、大当たりの当選確率が
通常例えば300分の1前後といった何百分の一という
ものであって、その分母に比べると少ない数であり、大
当たり中の始動入賞を無視することなく有効としても大
当たりが連続し過ぎていわゆる連チャンの弊害が生じる
こともないとの見地に立ち、大当たり中に生じる抽選の
機会の増加により新たな遊技性を付与できる遊技機及び
そのシュミレーションゲームプログラムを提供すること
を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、役物を連続して作動させる役
物連続作動装置を作動可能とする大当たりの状態をも
ち、この大当たりを任意タイミングを契機に抽出する大
当たり判定用乱数の当選を条件に発生させる遊技機にお
いて、前記大当たりの状態中に前記大当たり判定用乱数
を抽出する契機が生じたとき逐次大当たり判定用乱数を
抽出して判定対象外とすることなくストックする乱数ス
トック手段を設けると共に、この乱数ストック手段にス
トックした大当たり判定用乱数の中に大当たりの当選が
ある場合、大当たりを再度発生させるストック大当たり
発生手段を設けた。
【0010】これにより、大当たりの状態中に抽出する
大当たり判定用乱数は、判定の対象外として無視される
ことなく、大当たりの当否の判定対象とされ、その中に
運良く大当たりの当選がある場合、大当たりが再度発生
することになる。このため、遊技に対する興趣を高める
ことができ、遊技者の期待感を一層増大させることがで
きる。
【0011】請求項2記載の発明は、複数の大当たりに
ついて大当たり判定用乱数をストックすることにより遊
技者の期待感を一層高めるため、役物を連続して作動さ
せる役物連続作動装置を作動可能とする大当たりの状態
をもち、この大当たりを任意タイミングを契機に抽出す
る大当たり判定用乱数の当選を条件に発生させると共
に、大当たりの当選を前提として特定の条件を満たすと
き後の大当たりの発生を有利な条件下で許可する付加利
益状態に突入させる遊技機において、前記付加利益状態
の突入が確定した後この付加利益状態が解消し且つ大当
たりの状態が終わるまでの期間内における各大当たりの
状態中に、前記大当たり判定用乱数を抽出する契機が生
じたとき逐次大当たり判定用乱数を抽出して判定対象外
とすることなくストックする乱数ストック手段を設ける
と共に、この乱数ストック手段にストックした大当たり
判定用乱数の中に大当たりの当選がある場合、前記付加
利益状態の解消後に大当たりを再度発生させるストック
大当たり発生手段を設けた。
【0012】前記付加利益状態とは、特定の図柄で大当
たりとなった場合等に、次回の大当たりの当選確率を通
常よりも高めたいわゆる確率変動状態、略して確変や、
特定の図柄で大当たりとなった場合や所定の振分け抽選
で当たった場合等に、始動口に具備する電動チューリッ
プの開閉に関与する普通図柄の変動時間などを短縮した
りするいわゆる時間短縮状態、略して時短、これら確変
と時短の組み合わせなどが含まれる。
【0013】これにより、初回の大当たりと付加利益状
態中に発生する大当たりの少なくとも2以上の大当たり
状態中に抽出する大当たり判定用乱数は、判定の対象外
として無視されることなく、大当たりの当否の判定対象
とされる。このため、付加利益状態の解消後に再度大当
たりが発生する可能性が高くなり、再度運良く大当たり
が発生されると遊技者はたいへん得をした気分になれ
る。
【0014】請求項3記載の発明は、大当たり中の抽選
の機会を全て有効に生かすため、前記ストック大当たり
発生手段は、前記乱数ストック手段にストックした大当
たり判定用乱数中の当選個数に応じて大当たりを発生さ
せるものとした。これにより、大当たり中にストックし
た大当たり判定用乱数の中に複数の当選があるときは、
それら全てについて大当たりが発生され、全ての抽選の
機会に対する大当たりを有効に保証できる。
【0015】請求項4記載の発明は、大当たり中にスト
ックした大当たり判定用乱数による抽選の結果を早期に
確定させて遊技のリズムを良くするため、大当たりの当
否の結果を導出する前に所定態様の演出を行う演出手段
を有し、前記ストック大当たり発生手段により大当たり
の当否の結果を導出する場合は、前記演出手段による演
出を簡略又は省略する演出変更手段を設けた。これによ
り、大当たり中にストックした大当たり判定用乱数によ
る大当たりの当否の結果が早期に確定され、再度大当た
りする場合は大当たりが連続する感覚が強く印象づけら
れ、再度の大当たりがない場合は通常の遊技に素早く戻
り、早く気持ちを切り換えることができる。
【0016】請求項5記載の発明は、大当たり後の期待
感を一層高めるため、前記乱数ストック手段でストック
する大当たり判定用乱数の数に応じた報知を行うストッ
ク乱数量関連の報知手段を設けた。これにより、大当た
り中にストックする大当たり判定用乱数による抽選の機
会についての量的な報知がされるため、大当たり後の再
度の大当たりの発生に対する期待感を一層高めることが
できる。
【0017】請求項6記載の発明は、大当たり後のプラ
スアルファの達成感を明確なものとするため、前記スト
ック大当たり発生手段で発生させる大当たりの個数に応
じた報知を行うストック当選個数関連の報知手段を設け
た。これにより、初回の大当たり後に再度発生される大
当たりの個数に関連する報知がされるため、遊技者にプ
ラスアルファの達成感を明確に知らせることができる。
【0018】請求項7記載の発明は、ROMカートリッ
ジ、CD−ROM、DVD等の記録媒体に担持され、或
は、インターネット、衛星通信等のネットワーク環境下
で配信されるシュミレーションゲームプログラムにおい
て、実機での遊技と同様、大当たり中に生じる抽選の機
会の増加により新たな遊技性を付与せんとするものであ
る。すなわち、役物を連続して作動させる役物連続作動
装置を作動可能とする大当たりの状態をもち、この大当
たりを任意タイミングを契機に抽出する大当たり判定用
乱数の当選を条件に発生させる遊技機のシュミレーショ
ンゲームプログラムであって、前記大当たりの状態中に
前記大当たり判定用乱数を抽出する契機が生じたとき逐
次大当たり判定用乱数を抽出して判定対象外とすること
なくストックする乱数ストックステップ、このストック
した大当たり判定用乱数の中に大当たりの当選があるか
否か判定するストック大当たり判定ステップ、この判定
ステップにより大当たりの当選があると判定された場
合、大当たりを再度発生させるストック大当たり発生ス
テップとを有し、これら各ステップをコンピュータに実
行させるためのシュミレーションゲームプログラムであ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用するパチン
コ遊技機1であり、遊技枠10に本体11を開扉可能に
支持している。本体11の前面上部には、丸窓12にガ
ラス13を嵌めたフロント扉14を有し、その内方に遊
技盤2を備える。本体11の前面下部には、貸球及び賞
球を受止める上皿3、上皿3の満杯時に球出口30の内
方で溢れた球を受止める下皿4、発射装置5のハンドル
50を備える。ハンドル50のレバー51を時計方向に
回転させることにより、内蔵する発射ソレノイドを作動
させて遊技球を遊技盤2に打ち出す。レバー51の回転
時にストップボタンe1を押すと遊技球の打ち出しが止
まる。上皿3には、効果音やBGM、エラー音などを出
力するステレオ式のスピーカ6を内蔵していると共に、
遊技機1に隣接して設置される図示しないCRサンドか
ら球貸し等するための操作スイッチ部31を備える。貸
球は、現行1個4円である。
【0020】図2の通り、遊技盤2には、遊技領域を区
画すると共に該遊技領域に発射ソレノイド52から打ち
出す発射球を導くガイドレール20,21、飾り枠22
の内方画面上に左中右の三列にわたって数字・記号等の
特別図柄を変動表示させる液晶ディスプレイ等から成る
特別図柄表示装置7、その変動表示を起動すると共に左
中右の全図柄を揃える大当たりとするか否かの抽選処理
に関与する電動チューリップ式の普通電動役物から成る
始動口80、大当たり時に開放するアタッカと称する第
一種特別電動役物の大入賞口70、一般入賞口となる左
右の上入賞口23,24及び下入賞口25,26、左右
の二連風車27,28を備える。特別図柄表示装置7の
上方には、7セグメントLED等を用いた普通図柄表示
装置8を備え、遊技盤2の左下方には、該表示装置8の
変動表示を起動すると共にその表示を「7」で停止させ
て始動口80のチューリップを開く当たりとするか否か
の抽選処理に関与する通過ゲート9を備える。29は、
遊技盤2での入賞を逃したアウト球を排出するアウト口
である。尚、図示は省略したが、遊技盤2には、多数の
遊技釘が打たれている。
【0021】図2において、71は保留球最大4個まで
始動口80に入賞した始動入賞記憶を表示させる保留球
ランプ、81は同じく最大4個まで通過ゲート9に通過
した球通過記憶を表示させる通過保留球ランプである。
又、L01〜L06は天装飾用LED、L1,L2は風
車基板装飾用LED、L31,L32,L41,L4
2,L51,L52はサイド基板装飾用LED、L61
〜L63は特別図柄表示枠装飾用LED、L71,L7
2は大入賞口装飾用LED、L81,L82は始動口装
飾用LEDであり、これらの独特の点灯表示により、特
別図柄表示装置7上の動画表示による演出と相俟って、
遊技盤2の表側に独特の装飾的効果或いは演出的効果を
現出させている。
【0022】図3は発射装置5の詳細を示し、発射準備
状態では、図示しない球送装置から発射ソレノイド52
の前方に遊技球Pが一個供給されており、発射球スイッ
チ右a1がこれを検出している。発射ソレノイド52が
作動して遊技球Pを打ち出すと、発射球スイッチ左a2
がこれを検出する。このように、発射球スイッチ右a1
による球検出の後、発射球スイッチ左a2が球検出した
場合に一個の発射球を検出する。もっとも一つの発射球
スイッチにより発射球を検出してもよい。遊技盤に到達
等せずに遊技盤に有効に供給されなかったファール球P
fは、衝突片53に当たってファール球スイッチa3で
検出され、下皿に戻る。
【0023】図4は遊技盤2の裏側を示し、始動口80
には始動入賞球を検出する始動口スイッチb1、大入賞
口70にはカウントスイッチb2及び役物連続作動装置
を作動させていわゆるラウンドを継続させるV検出スイ
ッチb3を備える。遊技盤2の表側の通過ゲート9には
該ゲート9をすり抜けて盤面を流下するゲート通過球を
検出するゲートスイッチb4を備える。各入賞口23〜
26には各入賞球を検出する入賞口スイッチc1〜c4
を備える。アウト口29の下流には、アウト球を検出す
るアウト球スイッチd1を備える。尚、入賞口スイッチ
c1〜c4は個別に設ける他、球受樋200の下流に一
つ設けても良い。大入賞口70への入賞球一個当たりの
賞球は例えば15個、その他の入賞口23〜26,80
への入賞球一個当たりの賞球は例えば5個に設定してい
る。
【0024】図5はこの遊技機1の制御回路を示し、C
PU、ROM、RAMを備える主基板100に前記各ス
イッチa1〜a3,b1〜b4,c1〜c4,d1及び
ストップボタンe1を入力させている。出力側には、サ
ブCPUを備える特別図柄制御基板700及び特別図柄
表示装置7、普通図柄制御基板800及び普通図柄表示
装置8、サブCPUを備えるLED・ランプ制御基板9
00及び装飾用LED(L01〜L82)や付帯ランプ
類、サブCPUを備える音声制御基板600及びスピー
カ6、サブCPUを備える賞球制御基板400及び賞球
払出装置40、大入賞口を開閉するソレノイドやモータ
等の大入賞口アクチュエータ72、始動口のチューリッ
プを開閉する同じくソレノイドやモータ等の始動口アク
チュエータ82、及び、発射ソレノイド52を接続して
いる。主基板100及び賞球制御基板400には賞球数
を検出する賞球検出スイッチ41を入力させている。
【0025】図6は、主基板100のROMに格納され
たプログラムの一部であって、始動口80に対する入賞
検知関連の処理手段を構成する。始動口スイッチb1で
始動入賞が検出されると(ステップS1)、後述する大
当たりフラグの有無等により大当たり遊技状態中か否か
判別し(S2)、大当たり状態でない時、保留球が上限
4個未満の場合は(S3)、RAM上に数バイト分確保
する始動入賞記憶領域に大当たり判定用乱数を転送して
順繰りに格納する(S4)。大当たり判定用乱数は、例
えば3mSの割込み毎にプラス1して高速で更新する0
〜309の310個の数字を始動入賞という任意タイミ
ングを契機としたRAMへの格納処理により抽出するも
のであり、抽出された数字の相互間にランダム性をもた
せたものである。尚、大当たり状態ではない時、保留球
が上限4個に達している場合は、大当たり判定用乱数の
格納は行わず、抽選対象から除外して無視する。
【0026】ステップS2で大当たりの状態中と判別さ
れると、保留球の制限はなく、RAM上に数十バイト乃
至百数十バイト分確保するストック領域に大当たり判定
用乱数を転送し順繰りに格納する(S5)。続いて、ス
トック乱数量関連の報知として、大当たりの開始後現時
点までに格納したストック乱数の数すなわち大当たり中
の始動入賞数を、大当たりの演出中の特別図柄表示装置
7上に表示させる(S6)。
【0027】図7,8は、同じく主基板100のROM
に格納されたプログラムの一部であって特別図柄表示装
置7及び大入賞口70に関わるゲームの処理手段を構成
する。RAMの始動入賞記憶領域に記憶があり(S
7)、処理順位の高いより先に格納された大当たり判定
用乱数から判定を行い、その乱数が大当たり値例えば数
字の「7」に一致するか否か判定し(S8)、「7」で
ない外れの場合、特別図柄表示装置7上の左中右の停止
図柄として、三つ揃いとしない2種類又は3種類の図柄
を、外れ図柄決定用乱数による抽選処理により決定する
と共に(S9)、図柄変動時に出現させる外れ演出態様
を、外れ演出決定用乱数による抽選処理により複数の既
設定態様の中から一つ決定する(S10)。
【0028】ステップS8で大当たり値「7」に一致
し、大当たりの当選が判定されると、大当たりフラグを
立てると共に、左中右で三つ揃いとする当たり図柄を、
当たり図柄決定用乱数による抽選処理により決定する
(S11)。例えば0〜9の数字と4種類の男女キャラ
クター図形の計14種の図柄の中から一つの当たり図柄
を決定する。このとき、当たり図柄が例えば奇数数字
1,3,5,7,9又は女性キャラクター2種のうちの
何れかであって、いわゆる確変図柄であるの場合(S1
2)、例えば次回の大当たり判定で当選する数字を
「3」「7」「23」「103」「191」の5種類と
することにより、大当たり確率を通常時の5倍の5/3
10に高める確変大当たりとし、確変フラグに「1」を
セットする(S13)。当たり図柄が例えば偶数数字
0,2,4,6,8又は男性キャラクター2種のうちの
何れかの場合、確変フラグを「0」にクリアし、大当た
り確率を通常時の1/310にする(S14)。続い
て、図柄変動時に出現させるリーチ当たり演出態様を、
当たり演出決定用乱数による抽選処理により複数の既設
定態様の中から一つ決定する(S15)。
【0029】以上の前段処理の後、特別図柄表示装置7
上において図柄の変動表示処理を開始させ(S16)、
この変動表示に付帯する演出態様でほぼ決定される所定
の変動表示時間の経過後、停止図柄がすべて確定され、
大当たりの当否の結果が導出される(S17)。
【0030】図8に移り、前段処理で立てた大当たりフ
ラグの有無により大当たりか否かを判別し(S18)、
大当たりでない外れの場合は、所定のRAM更新等の特
別図柄ゲーム終了処理を経て(S19)、一回の特別図
柄ゲームを終える。
【0031】ステップS18で大当たりが判別される
と、大当たり中の始動入賞に基づいてストックする大当
たり判定用乱数中に含まれる可能性のある当選個数すな
わちストック大当たり個数を集計するためのストック大
当たりカウンタを「0」に初期化し(S20)、後述の
大当たり遊技処理に移行する(S21)。大当たり遊技
処理の後は、確変フラグの有無を判別し(S22)、確
変フラグのセット状態ではRAMのストック領域に貯め
る大当たり判定用乱数の格納先を指定するポインタの初
期化は行わず(後記ステップS25の処理を経ることな
く)、特別図柄ゲーム終了処理を経て(S19)、確変
という付加利益状態の下、特別図柄ゲームを続行するこ
とになる。
【0032】ステップS22の判別結果により確変フラ
グ未セットのクリア状態、つまり、確変図柄以外の通常
図柄での大当たりであった場合は、後述のストック大当
たり判定処理に移行する(S23)。このストック大当
たり判定処理でセットされるストック大当たりカウンタ
値が「0」つまりストック大当たりが初めからなかった
場合、若しくはストック大当たりを全て消化した場合は
(S24)、RAMのストック領域に貯める大当たり判
定用乱数の格納先を指定するポインタを初期化し(S2
5)、特別図柄ゲーム終了処理の後(S19)、通常の
特別図柄ゲームに戻る。
【0033】ステップS24でストック大当たりカウン
タが「0」でなくストック大当たりがある場合は、スト
ック当選個数関連の報知として、例えば「ストック大当
たりあと何回」というように再度行われる大当たり遊技
の回数を特別図柄表示装置7上に表示させ(S26)、
ストック大当たりカウンタをマイナス1して(S2
7)、大当たり遊技処理(S21)を繰り返す。
【0034】図9は前記大当たり遊技処理S21のサブ
ルーチンである。大当たり遊技は、ファンファーレ処理
の後(S28)、大入賞口70を開くことで始まる(S
29)。大入賞口70の1回の開放時に該大入賞口70
に例えば10個の入賞があるか(S30)、又は、開放
から例えば30秒経過すると(S31)、大入賞口70
を閉じる(S32)。大入賞口70の開放中にV検出ス
イッチb3による検知があり(S33)、最終の例えば
15ラウンドを越えていない場合(S34)、役物連続
作動装置の作動状態となり、再び大入賞口70を開く。
V入賞がないか最終ラウンドを消化すると、大当たり遊
技処理を終わる。
【0035】図10は前記ストック大当たり判定処理S
23のサブルーチンである。RAMのストック領域に未
判定の大当たり判定用乱数の記憶があるか否か判別し
(S35)、未判定分がある場合、その大当たり判定用
乱数が大当たり値の「7」に一致するか否かチェックす
ることによりストック大当たりの当選の有無を判定する
(S36)。この処理を通るときは常に確変フラグがク
リアされ、確変が解消された状態にあり、大当たり値は
「7」のみで当選確率は通常の1/310である。ステ
ップ36でストック大当たりの当選が判定されると、ス
トック大当たりカウンタをプラス1し(S37)、ステ
ップS35から繰り返す。ストックした大当たり判定用
乱数の未判定分がなくなるまで処理を繰り返し、全て判
定するとストック大当たり判定処理を終える。
【0036】図11は、確変大当たり2回の後に通常大
当たりとなり、計3回の大当たり遊技状態中にストック
した大当たり判定用乱数の中に当選が1個あり、1回の
ストック大当たりが追加されたモデルを示す。STとあ
るのは、ストックタイムの略であり、大当たり遊技状態
中に生じる始動入賞に基づいて大当たり判定用乱数をス
トックする期間である。尚、このものではストック大当
たりによる大当たり遊技状態中もストックタイムSTと
なるが、この間はストックタイムSTとはせず、この間
の始動入賞は全て抽選の対象から除外するようにしても
よい。
【0037】図12は、以上のパチンコ遊技機と同じ遊
技仕様をもつシュミレーションゲームプログラムの構造
を示す。ROMカートリッジ、CD−ROM、DVD等
の記録媒体に担持され、或は、インターネット、衛星通
信等のネットワーク環境下で配信されるものである。前
記図6と同様の処理により前記大当たりの状態中に前記
大当たり判定用乱数を抽出する契機が生じたとき逐次大
当たり判定用乱数を抽出して判定対象外とすることなく
ストックする乱数ストックステップST1と、前記図8
及び図10と同様の処理によりストックした大当たり判
定用乱数の中に大当たりの当選があるか否か判定するス
トック大当たり判定ステップST2と、前記図8と同様
の処理により前記判定ステップST2により大当たりの
当選があると判定された場合、大当たりを再度発生させ
るストック大当たり発生ステップST3とを有する。
【0038】そして、テレビゲームコントローラやパソ
コンなどのコンピュータTCに前記各ステップST1〜
ST3を実行させるものであり、コンピュータTCの画
像モニターM上に特別図柄表示装置7及び普通図柄表示
装置8を含めた遊技盤2の全体の画像を映し出すと共
に、発射ハンドル50のレバー51に変わるキーボード
上の特定キーや専用操作ボタンなどから成る操作スイッ
チJを操作しながら擬似遊技が楽しめるようにしてい
る。
【0039】尚、以上のものでは、大当たり遊技状態中
に生じる始動入賞に基づく大当たり判定用乱数を一つ目
から全てRAMのストック領域にストックしたが、4個
の保留球の上限を超える分からRAMのストック領域に
ストックするようにしてもよい。また、以上のもので
は、ストック大当たりの当否の結果を導出する場合は、
特別図柄表示装置7上での図柄の変動表示及びリーチ等
の演出を省略したが、例えば、ストックした乱数の数に
拘わらず一回だけ、図柄の変動表示及びリーチ演出を出
現させ、ストック大当たりの当否の結果を導出してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明遊技機の一例であるパチンコ遊技機の斜
視図。
【図2】同遊技機の遊技盤及び発射装置の正面図。
【図3】同遊技機の発射装置の説明図。
【図4】同遊技機の遊技盤の背面図。
【図5】同遊技機の制御回路。
【図6】同遊技機及びシュミレーションゲームのプログ
ラム第1フロー図。
【図7】同遊技機及びシュミレーションゲームのプログ
ラム第2フロー図。
【図8】同遊技機及びシュミレーションゲームのプログ
ラム第3フロー図。
【図9】同遊技機及びシュミレーションゲームのプログ
ラム第4フロー図。
【図10】同遊技機及びシュミレーションゲームのプロ
グラム第5フロー図。
【図11】同遊技機のストック大当たりの一モデルの説
明図。
【図12】本発明シュミレーションゲームのプログラム
構造図。
【符号の説明】
70 大入賞口 80 始動口

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 役物を連続して作動させる役物連続作動
    装置を作動可能とする大当たりの状態をもち、この大当
    たりを任意タイミングを契機に抽出する大当たり判定用
    乱数の当選を条件に発生させる遊技機において、前記大
    当たりの状態中に前記大当たり判定用乱数を抽出する契
    機が生じたとき逐次大当たり判定用乱数を抽出して判定
    対象外とすることなくストックする乱数ストック手段を
    設けると共に、この乱数ストック手段にストックした大
    当たり判定用乱数の中に大当たりの当選がある場合、大
    当たりを再度発生させるストック大当たり発生手段を設
    けたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 役物を連続して作動させる役物連続作動
    装置を作動可能とする大当たりの状態をもち、この大当
    たりを任意タイミングを契機に抽出する大当たり判定用
    乱数の当選を条件に発生させると共に、大当たりの当選
    を前提として特定の条件を満たすとき後の大当たりの発
    生を有利な条件下で許可する付加利益状態に突入させる
    遊技機において、前記付加利益状態の突入が確定した後
    この付加利益状態が解消し且つ大当たりの状態が終わる
    までの期間内における各大当たりの状態中に、前記大当
    たり判定用乱数を抽出する契機が生じたとき逐次大当た
    り判定用乱数を抽出して判定対象外とすることなくスト
    ックする乱数ストック手段を設けると共に、この乱数ス
    トック手段にストックした大当たり判定用乱数の中に大
    当たりの当選がある場合、前記付加利益状態の解消後に
    大当たりを再度発生させるストック大当たり発生手段を
    設けたことを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 前記ストック大当たり発生手段は、前記
    乱数ストック手段にストックした大当たり判定用乱数中
    の当選個数に応じて大当たりを発生させるものである請
    求項1又は2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 大当たりの当否の結果を導出する前に所
    定態様の演出を行う演出手段を有し、前記ストック大当
    たり発生手段により大当たりの当否の結果を導出する場
    合は、前記演出手段による演出を簡略又は省略する演出
    変更手段を設けた請求項1〜3何れか一記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記乱数ストック手段でストックする大
    当たり判定用乱数の数に応じた報知を行うストック乱数
    量関連の報知手段を設けた請求項1〜4何れか一記載の
    遊技機。
  6. 【請求項6】 前記ストック大当たり発生手段で発生さ
    せる大当たりの個数に応じた報知を行うストック当選個
    数関連の報知手段を設けた請求項3記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 役物を連続して作動させる役物連続作動
    装置を作動可能とする大当たりの状態をもち、この大当
    たりを任意タイミングを契機に抽出する大当たり判定用
    乱数の当選を条件に発生させる遊技機のシュミレーショ
    ンゲームプログラムであって、前記大当たりの状態中に
    前記大当たり判定用乱数を抽出する契機が生じたとき逐
    次大当たり判定用乱数を抽出して判定対象外とすること
    なくストックする乱数ストックステップ、このストック
    した大当たり判定用乱数の中に大当たりの当選があるか
    否か判定するストック大当たり判定ステップ、この判定
    ステップにより大当たりの当選があると判定された場
    合、大当たりを再度発生させるストック大当たり発生ス
    テップとを有し、これら各ステップをコンピュータに実
    行させるためのシュミレーションゲームプログラム。
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