JP2002360436A - コーヒー抽出機及びコーヒー抽出方法 - Google Patents

コーヒー抽出機及びコーヒー抽出方法

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JP2002360436A JP2001170608A JP2001170608A JP2002360436A JP 2002360436 A JP2002360436 A JP 2002360436A JP 2001170608 A JP2001170608 A JP 2001170608A JP 2001170608 A JP2001170608 A JP 2001170608A JP 2002360436 A JP2002360436 A JP 2002360436A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルター内に収容されたコーヒー粉の全体
に満遍なく湯を行き渡らせ、またコーヒー粉の層の厚さ
に応じた注湯を行って、コーヒー本来の風味や香り成分
を充分に引き出せるようにする。コーヒー粉に湯を注ぐ
際に、コーヒー粉を周囲に飛散させないようにする。 【解決手段】 コーヒー抽出機1に、貯湯タンク7と、
フィルター22に収容されたコーヒー粉23に湯を注ぐ
注湯ノズル13とを設ける。貯湯タンク7と注湯ノズル
13とを3本の並列な給湯管17a,17b,17cで
接続し、給湯管17a,17b,17cに開閉弁24
a,24b,24cを介装する。注湯ノズル13をX軸
とY軸の二方向へ移動するノズル回転手段8を設ける。
注湯ノズル13は、ノズル回転手段8によって、コーヒ
ー粉23の中心部Oと、該中心部O同心の複数の同心円
を通る軌跡を描き、注湯ノズル13からの注湯を、コー
ヒー粉23の中心部Oから開始して、同心円を小径円か
ら大径円へ向けて順次行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドリップ式コーヒ
ー抽出機及び該抽出機を用いたコーヒー抽出方法に関
し、特にネル漉し式に適したコーヒー抽出機及び抽出方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】ネル布や濾紙等のフィルターに収容され
たコーヒー粉に湯を注いでコーヒー液を抽出するドリッ
プ式のコーヒー抽出機は、従来から様々な種類のものが
開発されているが、このような機械式では、コーヒー粉
の表面全体に満遍なく湯を注ぐことが困難で、同じコー
ヒー豆を使用しても熟練した職人が入れたコーヒーのよ
うな風味や香りが得られにくいことから、例えば特開2
001−37641号公報に示されるコーヒー抽出器
や、特開2001−37642号公報に示されるコーヒ
ー抽出機器が提案されている。
【0003】前者のコーヒー抽出器は、注湯ノズルをう
ず巻き状に旋回しながらコーヒー粉に注湯するようにし
ており、後者のコーヒー抽出器は、注湯ノズルが「の」
の字を描きながら注湯するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
コーヒー抽出機に用いられるフィルターは、一般に逆円
錐形の漏斗状に形成されていて、コーヒー粉はフィルタ
ーの外側から中心部に向けて次第に厚みを増すように収
容されるため、最も厚みのあるフィルターの中央部で
は、コーヒー粉に周辺部よりも湯を多く注いで下層域に
湯を充分に行き渡らせ、コーヒー成分を充分に抽出する
必要がある。しかしながら、上述の先行するコーヒー抽
出機では、単に注湯ノズルをうず巻き状に旋回させた
り、「の」の字を描きながら注湯するだけであり、コー
ヒー粉の層の厚さの違いに応じた注湯を行うものではな
く、風味や香りを充分に得ることは困難であった。
【0005】また、注湯ノズルのこのようなうず巻き状
や「の」の字状の旋回では、コーヒー粉の中心部からの
距離が常に変化しているため、コーヒー粉の外周側で注
湯を終える場合に、その周辺では湯が注がれない部分を
生じたり、逆に多く注がれ過ぎたりして不均一な注湯と
なるため好ましくない。さらに、両コーヒー抽出機で
は、注湯ノズルの中間部分を支点とするうず巻き運動と
なるため、注湯がコーヒー粉の外周側へ移るに連れて注
湯ノズルが徐々にコーヒー粉の表面から傾き、コーヒー
粉を周辺に飛散させる虞がある。
【0006】本発明は、このような実情を背景にしてな
されたもので、その目的とするところは、フィルター内
に収容されたコーヒー粉の全体に満遍なく湯を行き渡ら
せながらも、コーヒー粉の層の厚さに応じた注湯を行っ
て、コーヒー本来の風味や香り成分を充分に引き出せる
ようにし、またコーヒー粉に湯を注ぐ際に、コーヒー粉
を周囲に飛散させる虞のないコーヒー抽出機及び抽出方
法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明のコーヒー抽出機は、コーヒーサーバーを載
置するウォーマーと、漏斗状のコーヒードリッパーにセ
ットしたフィルター内のコーヒー粉に湯を注いで前記コ
ーヒーサーバーにコーヒーを抽出する注湯ノズルと、該
注湯ノズルに湯を供給する貯湯タンクとを備えたコーヒ
ー抽出機において、該貯湯タンクと前記注湯ノズルとを
複数の並列な給湯管で接続するとともに、各給湯管に開
閉弁を介装し、前記注湯ノズルをX軸及びY軸の二方向
へ移動させて前記コーヒー粉の表面に正対するノズル先
端を円運動させるノズル回転手段を設け、前記複数の開
閉弁を選択開閉してコーヒー抽出時における単位時間当
たりの注湯量を制御する制御手段及び前記ノズル回転手
段を制御する制御手段を設けたことを特徴としている。
【0008】また、前記ノズル回転手段は、X軸移動機
構と、Y軸移動機構と、前記注湯ノズルを回転させる作
動片とを備え、前記X軸移動機構は、コーヒー抽出機に
固定された第1ガイド枠に、第1駆動モータと第1ガイ
ドレールとを、第1駆動モータの出力軸に対して第1ガ
イドレールが交差方向になるよう固設し、該出力軸に第
1ピニオンを固着し、第1ガイドレールをスライドする
第1スライドケースの上面に第1ラックをX軸方向へ固
着して、前記第1ピニオンと第1ラックとを歯合させた
構成であり、前記Y軸移動機構は、前記X軸移動機構の
第1スライドケースの下面に固着されたガイド枠に、第
2駆動モータと第2ガイドレールとを、第2駆動モータ
の出力軸に対して第2ガイドレールが交差方向になるよ
う固設し、第2駆動モータの出力軸に第2ピニオンを固
着し、第2ガイドレールをスライドする第2スライドケ
ースの上面に第2ラックをY軸方向へ固着して、第2ピ
ニオンと第2ラックとを歯合させた構成であり、第2ス
ライドケースに前記作動片が連結されていることを特徴
としている。
【0009】さらに、前記ノズル先端を、前記コーヒー
粉の中心部と、該中心部を同心とする同心円とを描くよ
うに作動せしめる機構を有し、前記注湯ノズルによる注
湯を、前記コーヒー粉の中心部から開始することを特徴
としている。前記ノズル回転手段は、前記注湯ノズルを
垂線と平行に移動させるようにしてもよい。前記給湯管
を3本とすると好適である。また、前記ウォーマーを導
電材で形成して、該導電材に陰電子発生装置を接続する
とともに、前記ウォーマーを絶縁材で囲繞したことを特
徴としている。
【0010】また、本発明のコーヒー抽出方法は、前記
コーヒー抽出機を用いて、制御手段により、前記複数の
開閉弁を選択開閉して、コーヒー抽出時における単位時
間当たりの注湯量を制御することを特徴としている。前
記コーヒードリッパーへの注湯を、まず前記コーヒー粉
の中心部に行い、次いで前記ノズル回転手段によって前
記注湯ノズルのノズル先端を前記同心円状に移動させて
同心円を描きながら行うようにしている。さらに、前記
中心部に続いて前記同心円への注湯を終えて前記中心部
に注湯ノズルが復帰する注湯サイクルを複数回行うとと
もに、各注湯サイクルの間に蒸らし時間を設定したこと
を特徴としている。
【0011】また、前記給湯管を、第1開閉弁を介装し
た第1給湯管、第2開閉弁を介装した第2給湯管、第3
開閉弁を介装した第3給湯管の3本とし、これらの給湯
管の単位時間当たりの給湯量を同一に設定し、前記フィ
ルターにネルを用い、前記注湯サイクルを第1から第5
の5回行い、第1サイクルでは、前記中心部から前記同
心円の小径円と中径円に順次注湯し、第2から第5サイ
クルでは、それぞれ前記中心部から前記同心円の小径円
と大径円に順次注湯し、前記中心部の注湯時間を1とし
た場合に、前記小径円は2倍、前記中径円及び大径円の
それぞれは3倍として、第1から第5の各サイクルの合
計注湯時間は同一とし、第1サイクルでは第1開閉弁を
開き、第2サイクルでは第1から第3開閉弁を開き、第
3から第5サイクルのそれぞれでは第1及び第2開閉弁
を開き、第1,第2サイクル間及び第3から第5の各サ
イクル間の蒸らし時間に対して第2,第3サイクル間の
蒸らし時間を4/3倍にしたことを特徴としている。前
記ウォーマーには、5,000V〜20,000V程度
の高圧陰電子を印加するようにしてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一形態例を図面に
基づいて説明する。図中、図1はコーヒー抽出機の断面
側面図、図2はコーヒー抽出機の斜視図、図3はコーヒ
ー抽出機内の上部構造を示す平面図、図4はコーヒー抽
出機のノズル回転手段の斜視図、図5はコーヒー抽出機
内下部のウォーマーを示す縦断面図、図6は注湯ノズル
による注湯状態を示す平面図、図7は図6の断面側面図
である。
【0013】コーヒー抽出機1は、台板2の中間部左右
と後端両隅部とに立設した4本の支柱3の上部にケーシ
ング4を支持し、該ケーシング4の下方と台板2との間
にスペース5を解放した形状に形成されており、据付板
6にボルト固定されている。
【0014】前記ケーシング4内には、貯湯タンク7及
びノズル回転手段8と制御手段9とが収容されており、
ケーシング4の背面下部には操作盤10が配設されてい
る。ケーシング4の下部前面は、透明のアクリル板11
にて覆われており、該アクリル板11内に、円筒状のノ
ズルカバー12にて被覆される注湯ノズル13が垂設さ
れ、注湯ノズル13の下方となる台板2の前部上面に、
ウォーマー14が設けられている。
【0015】貯湯タンク7の下部には、台板2の内部と
1本の支柱3の内側に通して配設された給水管15が接
続されている。前記貯湯タンク7の上部と注湯ノズル1
3の上端に固設した管継ぎ手16とは、3本の並列な給
湯管17a,17b,17cにて接続されている。貯湯
タンク7内には、フロートスイッチ18及びヒーター1
9が設けられており、給水管15を通して供給される水
量を、フロートスイッチ18にてアッパレベルとロアレ
ベルの範囲に常に位置するよう自動的に調整しながら、
ヒーター19にて貯湯タンク7の上部の湯の温度が、例
えば95℃程度の所定温度になるように加熱している。
【0016】貯湯タンク7で所定温度に加熱された湯
は、給湯管17a,17b,17cから管継ぎ手16を
通して注湯ノズル13へ供給され、該注湯ノズル13の
下端から、ウォーマー14に載置されたコーヒーサーバ
ー20に載置される漏斗状のコーヒードリッパー21に
ネルからなるフィルター22に収容されたコーヒー粉2
3へ滴下する。
【0017】給湯管17a,17b,17cには、電磁
弁等の開閉弁24a,24b,24cが介装されてお
り、これら開閉弁24a〜24cを前述の制御手段9に
よって選択的に開閉することにより、コーヒー抽出時に
おける単位時間当たりの注湯量を制御できるようにして
いる。給湯管17a,17b,17cの単位時間当たり
の給湯量は同一に設定されており、例えば、開閉弁24
a,24b,24cのうちの1つを開いて給湯する場合
に対し、2つの開閉弁を開いた場合には、同一時間での
給湯量が2倍となり、3つのすべてを開いた場合には、
同一時間での給湯量が3倍となる。
【0018】前記注湯ノズル13の中間管体13aに
は、例えばシリコンチューブ等の可撓性材料が用いられ
ており、その全体が保温用のノズルヒーター(図示せ
ず)にて被覆されるとともに、金属管で形成したノズル
先端13bをノズルカバー12から突出させている。保
温用のヒーターは、注湯ノズル13の上端が接続する管
継ぎ手16にも付設されていて、貯湯タンク7から供給
された湯が注湯ノズル13の先端から滴下するまでの
間、貯湯タンク7内の温度と同程度に保つようにしてい
る。
【0019】ノズルカバー12は、上部管12a及び下
部管12bとを蛇腹状の可撓管12cで接続した構成で
あり、下部管12bの下端中央に注湯ノズル13が貫通
支持されている。下部管12bの側部には、ノズル回転
手段8の作動片25が連結されており、ノズル回転手段
8の駆動によって、ノズルカバー12の可撓管12cか
ら下側部分と注湯ノズル13の全体が一体に円運動する
ようになっている。
【0020】前記ノズル回転手段8は、前記作動片25
と、台板2と平行な平面をコーヒー抽出機1の左右方向
へ移動するX軸移動機構26と、同じく台板2と平行な
平面をコーヒー抽出機1の前後方向へ移動するY軸移動
機構27とで構成され、該Y軸移動機構27は、前記X
軸移動機構26の下側に配設されるとともに前記作動片
25が接続されている。
【0021】両移動機構26,27のそれぞれには、ラ
ック・ピニオンの歯車機構が用いられおり、X軸移動機
構26は、ケーシング4に固定された第1ガイド枠28
に、第1駆動モータ29と一対の第1ガイドレール3
0,30とを、第1駆動モータ29の出力軸29aに対
して第1ガイドレール30,30が交差方向になるよう
固設し、該出力軸29aに第1ピニオン31を固着し、
第1ガイドレール30,30をスライドする第1スライ
ドケース32の上面に第1ラック33をコーヒー抽出機
1の左右方向であるX軸方向へ固着して、第1ピニオン
31と第1ラック33とを歯合させた構成となってい
る。
【0022】また、Y軸移動機構27は、X軸移動機構
26の第1スライドケース32の下面に固着された第2
ガイド枠34に、第2駆動モータ35と一対の第2ガイ
ドレール36,36とを、第2駆動モータ35の出力軸
35aに対して第2ガイドレール36,36が交差方向
になるよう固設し、前記出力軸35aに第2ピニオン3
7を固着し、第2ガイドレール36,36をスライドす
る第2スライドケース38の上面に第2ラック39をコ
ーヒー抽出機1の前後方向であるY軸方向へ固着して、
第2ピニオン37と第2ラック39とを歯合させた構成
となっており、第2スライドケース38の下面に前記作
動片25が連結されている。
【0023】このように構成されたノズル回転手段8
は、前述の制御手段9によって第1,第2駆動モータ2
9,35の運転を制御される。そして、両移動機構2
6,27の駆動モータ29,35を駆動しない非作動時
に、注湯ノズル13は、コーヒー粉23の中心部Oを通
る中心線(垂線)L上に位置するよう設定されている。
また、X軸移動機構26の第1ピニオン31が第1駆動
モータ29の駆動によって単独で回転すると、X軸移動
機構26の第1ラック33及び第1スライドケース32
と、Y軸移動機構27の全体と、作動片25及びノズル
カバー12の可撓管12cから下側部分並びに注湯ノズ
ル13とが、中心線Lと平行にX軸方向へ一体に移動す
る。
【0024】また、Y軸移動機構27の第2ピニオン3
7が第2駆動モータ35の駆動によって単独で回転する
と、第2ラック39及び第2スライドケース38,作動
片25,ノズルカバー12の可撓管12cから下側部分
及び注湯ノズル13とが、中心線Lと平行にY軸方向へ
一体に移動する。
【0025】さらに、両移動機構26,27の双方のピ
ニオン31,37が同時に回転した場合は、Y軸移動機
構27の第2ラック39から注湯ノズル13までが、3
60度全方向へ中心線Lと平行に移動することが可能で
あり、本形態例では、1ピニオン31,37の双方を回
転することによって、注湯ノズル13の中心部Oと、該
中心部Oを同心とする複数の同心円とを描き、かつこれ
ら同心円と中心部Oとを渡る横移動とが行えるように設
定されている。
【0026】前記ウォーマー14は、コーヒーサーバー
20内のコーヒー液を適温に保持するために、ヒーター
(図示せず)によって例えば90℃程度に加熱されるも
ので、導電材である鉄又はステンレス等の金属板を皿形
に浅絞りして形成され、絶縁材であるリング状のシリコ
ンゴム40を囲繞して、台板2に開設された取り付け孔
2aに装着されている。台板2の内部に配設した金属板
41を、絶縁材であるリング状のマイカ42を介して前
記取り付け孔2aの下側から装着し、金属板41に金属
製のボルト43を螺着して、該ボルト43の先端をウォ
ーマー14の下面に当接させている。また、前記金属板
41は、別途配設された陰電子発生装置(図示せず)の
二次高圧側の電極の1極と、配線44により接続されて
いる。
【0027】ウォーマー14には、陰電子発生装置で発
生した5,000V〜20,000V程度、例えば1
0,000V程度の高圧陰電子が金属板41からボルト
44を通して印加され、ウォーマー14から高圧陰電子
を放電することによって、コーヒーサーバー20に抽出
したコーヒーの酸化を長時間防止して、風味や香りの低
下を極力防止するようにしている。この酸化防止の原理
は、正確には明らかでないが、高圧陰電子の放電が、コ
ーヒーサーバー内のコーヒー抽出液に作用することによ
り、コーヒーの分子が活性化して酸化の進行を極力くい
止めることができると推論する。
【0028】次に、上述の形態例に基づくコーヒー抽出
機1で行った実験例を説明する。この実験例は、コーヒ
ー粉90gから5人分のコーヒー液を1200cc抽出
するものである。
【0029】水切りしたネル製のフィルター22をセッ
トした漏斗状のコーヒードリッパー21をコーヒーサー
バー20に載せて、フィルター22内にコーヒー粉90
gを収容し、コーヒーサーバー20をウォーマー14に
載置した。注湯ノズル13による注湯は、ノズル回転手
段8を駆動させて、フィルター22内のコーヒー粉23
の中心部Oから開始し、注湯ノズル13を、コーヒー粉
23の中心線Lと平行に移動させて、小径円C1の次に
中径円C2又は大径円C3を描いたのち、中心部Oに復
帰するまでを1サイクルとした。小径円C1の直径を3
0mm、中径円C2の直径を60mm、大径円C3の直
径を70mmにそれぞれ設定し、1サイクルの単位時間
を12秒に設定した。
【0030】そして、注湯サイクルを第1から第5の5
回行い、中心部Oの注湯時間を1とした場合に、小径円
C1は2倍、中径円C2及び大径円C3のそれぞれは3
倍として、第1から第5の各サイクルの合計注湯時間が
同一となるようにし、具体的には、第1サイクルでは、
中心部Oに2秒間、小径円C1に4秒間、中径円C2に
6秒間注湯し、第2サイクルから第5サイクルでは、そ
れぞれ中心部Oに2秒間、小径円C1に4秒間、大径円
C3に6秒間注湯した。
【0031】また、各給湯管17a,17b,17cの
流量は12cc/秒に設定されており、第1サイクルで
は、第1開閉弁24aを開いて120ccを注湯し、第
2サイクルでは、第1,第2,第3の各開閉弁24a,
24b,24cを開いて360ccを注湯し、第3,第
4,第5サイクルのそれぞれでは、第2,第3開閉弁2
4b,24cを開いて240ccを注湯した。
【0032】各サイクル間の蒸らし時間は、注湯量や湯
が浸透したコーヒーの膨張量を考慮して、第2,第3サ
イクル間を、第1,第2サイクル間及び第3から第5の
各サイクル間に対して4/3倍、具体的には、第1,第
2サイクル間及び第3から第5の各サイクル間の蒸らし
時間を30秒、第2,第3サイクル間の蒸らし時間を4
0秒間とした。なお、ウォーマー14には、10,00
0V程度の高圧陰電子を印加した。
【0033】なお、この実験の諸条件を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】この実験によれば、開閉弁24a,24
b,24cを制御手段9で制御し、開閉弁24a〜24
cの使用個数を選択することによって単位時間当たりの
注湯量を変更するようにしたので、コーヒー粉23に浸
透する湯量や膨張に合わせて短時間に効率のよい注湯を
行うことができた。また、ノズル回転手段8によって、
注湯ノズル13がコーヒー粉23の中心部Oと、これと
同心の大小3つ円を描いて注湯作業をするので、コーヒ
ー粉23の略円形の表面全体に満遍なく湯を注ぐことが
できた。さらに、コーヒー粉23の部位毎の層の厚さの
相違に対しては、注湯ノズル13がサイクル毎に必ず最
も厚みのある中心部Oへ位置して注湯するので、コーヒ
ー粉23の中心部Oの下層域にも湯を充分に行き渡らせ
て、コーヒー成分を充分に抽出したコクのあるコーヒー
液を得ることができた。
【0036】また、このような一連の注湯サイクルを、
注湯ノズル13を垂線であるコーヒー粉23の中心線L
と平行に移動させて行うため、注湯ノズル13をコーヒ
ー粉23の表面に対して傾かせてコーヒー粉23を周辺
に飛散させるといった不具合がなかった。しかも、各サ
イクル間に設定した蒸らし時間は、コーヒー粉23の下
層域にも湯を充分に行き渡らせるのに有効であって、全
体として、熟練した職人が入れたような風味や香り,コ
クを持つコーヒーが得られた。
【0037】さらに、ウォーマー14に10,000V
程度の高圧陰電子を印加したことにより、コーヒーサー
バー20に貯留されたコーヒー液の酸化がよく防止さ
れ、経時的変化にもコーヒーの風味や香りを入れ立ての
状態に極力維持することが確認できた。
【0038】なお、注湯ノズルが描く同心円の大きさや
個数は、フィルターに収容したコーヒー粉の表面積や量
等の条件に応じて変更可能である。さらに、開閉弁の個
数も注湯量の増減に応じて適宜変更可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、貯湯タ
ンクと注湯ノズルとの間に並列に設けた複数の開閉弁を
選択的に使用することにより、単位時間当たりの注湯量
を簡便に変更できて、コーヒー粉に浸透していく湯量や
膨張に合わせて短時間に効率のよい注湯を行うことがで
きる。ノズル回転手段には、X軸移動機構とY軸移動機
構との組み合わせを用いたから、低コストで確実な作動
を長期間安定して発揮することができる。また、注湯ノ
ズルがコーヒー粉の中心部と、これと同心の複数の同心
円を描いて注湯するので、略円形のコーヒー粉の表面全
体に満遍なく湯を注ぐことができる。さらに、フィルタ
ーに収容したコーヒー粉の部位毎の層の厚さの相違に対
して、注湯サイクルごとに注湯ノズルが最も厚みのある
中心部へ位置して注湯するので、コーヒー粉の中心部の
下層域にも湯を充分に行き渡らせて、コーヒー成分を充
分に抽出したコクのあるコーヒー液を得ることができ
る。また、注湯ノズルの注湯サイクルは、注湯ノズルを
垂線と平行に移動させて行うため、注湯ノズルが常にコ
ーヒー粉の表面と対峙するので、コーヒー粉を周辺に飛
散させるといった不具合がない。さらにまた、高圧陰電
子を印加したウォーマーにコーヒーサーバーを載置して
いるので、コーヒー液の酸化を長時間防止し、経時的変
化にもコーヒーの風味や香りを入れ立ての状態に極力維
持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一形態例を示すコーヒー抽出機の断
面側面図
【図2】 コーヒー抽出機コーヒー抽出機の斜視図
【図3】 コーヒー抽出機の上部構造を示す平面図
【図4】 コーヒー抽出機のノズル回転手段の斜視図
【図5】 コーヒー抽出機下部のウォーマーを示す縦断
面図
【図6】 注湯ノズルによる注湯状態を示す平面図
【図7】 図6の断面側面図
【符号の説明】
1…コーヒー抽出機、2…台板、3…支柱、4…ケーシ
ング、6…据付板、7…貯湯タンク、8…ノズル回転手
段、9…制御手段、10…操作盤、11…アクリル板、
12…ノズルカバー、12a…上部管、12b…下部
管、12c…可撓管、13…注湯ノズル、13a…中間
管体、13b…ノズル先端、14…ウォーマー、15…
給水管、16…管継ぎ手、17a,17b,17c…給
湯管、18…フロートスイッチ、19…ヒーター、20
…コーヒーサーバー、21…コーヒードリッパー、22
…フィルター、23…コーヒー粉、24a,24b,2
4c…開閉弁、25…作動片、26…X軸移動機構、2
7…Y軸移動機構、28…第1ガイド枠、29…第1駆
動モータ、30…第1ガイドレール、31…第1ピニオ
ン、32…第1スライドケース、33…第1ラック、3
4…第2ガイド枠、35…第2駆動モータ、36…第2
ガイドレール、37…第2ピニオン、38…第2スライ
ドケース、39…第2ラック、40…シリコンゴム、4
1…金属板、42…マイカ、43…ボルト、O…コーヒ
ー粉の中心部、L…コーヒー粉23の中心部Oを通る中
心線(垂線)、C1…小径円、C2…中径円、C3…大
径円
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 由一 東京都港区芝1丁目10番13号 株式会社ト リコロール内 (72)発明者 井上 大輔 東京都港区芝1丁目10番13号 株式会社ト リコロール内 Fターム(参考) 4B004 AA12 AA17 BA12 BA32 CA02 CA21

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コーヒーサーバーを載置するウォーマー
    と、漏斗状のコーヒードリッパーにセットしたフィルタ
    ー内のコーヒー粉に湯を注いで前記コーヒーサーバーに
    コーヒーを抽出する注湯ノズルと、該注湯ノズルに湯を
    供給する貯湯タンクとを備えたコーヒー抽出機におい
    て、該貯湯タンクと前記注湯ノズルとを複数の並列な給
    湯管で接続するとともに、各給湯管に開閉弁を介装し、
    前記注湯ノズルをX軸及びY軸の二方向へ移動させて前
    記コーヒー粉の表面に正対するノズル先端を円運動させ
    るノズル回転手段を設け、前記複数の開閉弁を選択開閉
    してコーヒー抽出時における単位時間当たりの注湯量を
    制御する制御手段及び前記ノズル回転手段を制御する制
    御手段を設けたことを特徴とするコーヒー抽出機。
  2. 【請求項2】 前記ノズル回転手段は、X軸移動機構
    と、Y軸移動機構と、前記注湯ノズルを回転させる作動
    片とを備え、前記X軸移動機構は、コーヒー抽出機に固
    定された第1ガイド枠に、第1駆動モータと第1ガイド
    レールとを、第1駆動モータの出力軸に対して第1ガイ
    ドレールが交差方向になるよう固設し、該出力軸に第1
    ピニオンを固着し、第1ガイドレールをスライドする第
    1スライドケースの上面に第1ラックをX軸方向へ固着
    して、前記第1ピニオンと第1ラックとを歯合させた構
    成であり、前記Y軸移動機構は、前記X軸移動機構の第
    1スライドケースの下面に固着されたガイド枠に、第2
    駆動モータと第2ガイドレールとを、第2駆動モータの
    出力軸に対して第2ガイドレールが交差方向になるよう
    固設し、第2駆動モータの出力軸に第2ピニオンを固着
    し、第2ガイドレールをスライドする第2スライドケー
    スの上面に第2ラックをY軸方向へ固着して、第2ピニ
    オンと第2ラックとを歯合させた構成であり、第2スラ
    イドケースに前記作動片が連結されていることを特徴と
    する請求項1に記載のコーヒー抽出機。
  3. 【請求項3】 前記ノズル先端を、前記コーヒー粉の中
    心部と、該中心部を同心とする同心円とを描くように作
    動せしめる機構を有し、前記注湯ノズルによる注湯を、
    前記コーヒー粉の中心部から開始することを特徴とする
    請求項1又は2に記載のコーヒー抽出機。
  4. 【請求項4】 前記ノズル回転手段は、前記注湯ノズル
    を垂線と平行に移動させるものであることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれか1に記載のコーヒー抽出機。
  5. 【請求項5】 前記給湯管を3本設けたことを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれか1に記載のコーヒー抽出
    機。
  6. 【請求項6】 前記ウォーマーを導電材で形成して、該
    導電材に陰電子発生装置を接続するとともに、前記ウォ
    ーマーを絶縁材で囲繞したことを特徴とする請求項1乃
    至5のいずれか1に記載のコーヒー抽出機。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のコーヒー抽出機を用いた
    コーヒー抽出方法において、制御手段により、前記複数
    の開閉弁を選択開閉して、コーヒー抽出時における単位
    時間当たりの注湯量を制御することを特徴とするコーヒ
    ー抽出方法。
  8. 【請求項8】 前記コーヒードリッパーへの注湯を、ま
    ず前記コーヒー粉の中心部に行い、次いで前記ノズル回
    転手段によって前記注湯ノズルのノズル先端を前記同心
    円状に移動させて同心円を描きながら行うことを特徴と
    する請求項7に記載のコーヒー抽出方法。
  9. 【請求項9】 前記中心部に続いて前記同心円への注湯
    を終えて前記中心部に注湯ノズルが復帰する注湯サイク
    ルを複数回行うとともに、各注湯サイクルの間に蒸らし
    時間を設定したことを特徴とする請求項7又は8に記載
    のコーヒー抽出方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のコーヒー抽出方法に
    おいて、前記給湯管を、第1開閉弁を介装した第1給湯
    管、第2開閉弁を介装した第2給湯管、第3開閉弁を介
    装した第3給湯管の3本とし、これらの給湯管の単位時
    間当たりの給湯量を同一に設定し、前記フィルターにネ
    ルを用い、前記注湯サイクルを第1から第5の5回行
    い、第1サイクルでは、前記中心部から前記同心円の小
    径円と中径円に順次注湯し、第2から第5サイクルで
    は、それぞれ前記中心部から前記同心円の小径円と大径
    円に順次注湯し、前記中心部の注湯時間を1とした場合
    に、前記小径円は2倍、前記中径円及び大径円のそれぞ
    れは3倍として、第1から第5の各サイクルの合計注湯
    時間は同一とし、第1サイクルでは第1開閉弁を開き、
    第2サイクルでは第1から第3開閉弁を開き、第3から
    第5サイクルのそれぞれでは第1及び第2開閉弁を開
    き、第1,第2サイクル間及び第3から第5の各サイク
    ル間の蒸らし時間に対して第2,第3サイクル間の蒸ら
    し時間を4/3倍にしたことを特徴とするコーヒー抽出
    方法。
  11. 【請求項11】 前記ウォーマーに5,000V〜2
    0,000V程度の高圧陰電子を印加したことを特徴と
    する請求項7乃至10のいずれか1に記載のコーヒー抽
    出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101652754B1 (ko) * 2015-04-30 2016-08-31 이기택 커피 드립 머신

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KR101652754B1 (ko) * 2015-04-30 2016-08-31 이기택 커피 드립 머신

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