JP2002360389A - 就寝時の身体保護装置 - Google Patents
就寝時の身体保護装置Info
- Publication number
- JP2002360389A JP2002360389A JP2001168915A JP2001168915A JP2002360389A JP 2002360389 A JP2002360389 A JP 2002360389A JP 2001168915 A JP2001168915 A JP 2001168915A JP 2001168915 A JP2001168915 A JP 2001168915A JP 2002360389 A JP2002360389 A JP 2002360389A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bed
- sleeping
- protection device
- columns
- top plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C31/00—Details or accessories for chairs, beds, or the like, not provided for in other groups of this subclass, e.g. upholstery fasteners, mattress protectors, stretching devices for mattress nets
- A47C31/002—Anti-earthquake means
Landscapes
- Business, Economics & Management (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Emergency Management (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Emergency Lowering Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】地震等の突発的な災害時において、屋内におけ
る天井などの上方からの落下物や壁などの側部からの転
倒物から、とっさに避難することができない就寝者を守
り、可及的に罹災を軽減させることができる就寝時の身
体保護装置を提供する。 【解決手段】寝台bの周側部より上方へ、就寝時の身体
を包囲させるように複数本からなる支柱1,1…を立設
させて、これら支柱1,1…の上部において各支柱1,
1…に跨るように天板体2を設けると共に、支柱1,1
間に連結体3を設ける。
る天井などの上方からの落下物や壁などの側部からの転
倒物から、とっさに避難することができない就寝者を守
り、可及的に罹災を軽減させることができる就寝時の身
体保護装置を提供する。 【解決手段】寝台bの周側部より上方へ、就寝時の身体
を包囲させるように複数本からなる支柱1,1…を立設
させて、これら支柱1,1…の上部において各支柱1,
1…に跨るように天板体2を設けると共に、支柱1,1
間に連結体3を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地震等の突発的な災害
時において、上部からの落下物や側部からの転倒物より
就寝者を守ることができる就寝時の身体保護装置に関す
る。
時において、上部からの落下物や側部からの転倒物より
就寝者を守ることができる就寝時の身体保護装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】過去に発生した地震等の突発的な災害時
にあって、就寝時はこの災害からほとんど身を守るすべ
がなく、そのため、屋内にいた者の多くは建物の天井が
崩壊して、寝ている頭上に落下したり、壁などが傾倒し
て身体に覆い被さったりして、身体に重傷を負ったり、
更には、不幸なことに亡くなったりする事故が多発して
いた。
にあって、就寝時はこの災害からほとんど身を守るすべ
がなく、そのため、屋内にいた者の多くは建物の天井が
崩壊して、寝ている頭上に落下したり、壁などが傾倒し
て身体に覆い被さったりして、身体に重傷を負ったり、
更には、不幸なことに亡くなったりする事故が多発して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した問
題点を解決するためになされたもので、寝台の周側部よ
り上方へ、就寝時の身体を包囲させるように複数本から
なる支柱を立設させて、これら支柱の上部において各支
柱に跨るように天板体を設けると共に、支柱間に連結体
を設けることにより、地震等の突発的な災害時におい
て、上部からの落下物や側部からの転倒物から、とっさ
に避難することができない就寝者を守り可及的に罹災を
軽減させることができる就寝時の身体保護装置を提供す
ることを目的としている。
題点を解決するためになされたもので、寝台の周側部よ
り上方へ、就寝時の身体を包囲させるように複数本から
なる支柱を立設させて、これら支柱の上部において各支
柱に跨るように天板体を設けると共に、支柱間に連結体
を設けることにより、地震等の突発的な災害時におい
て、上部からの落下物や側部からの転倒物から、とっさ
に避難することができない就寝者を守り可及的に罹災を
軽減させることができる就寝時の身体保護装置を提供す
ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、寝台の周側部より上方へ、就寝
時の身体を包囲させるように立設させて複数本からなる
支柱と、これら支柱の上部において各支柱に跨るように
設けた天板体と、前記支柱間に設けた連結体とを備えさ
せた就寝時の身体保護装置の構成にある。
ための本発明の手段は、寝台の周側部より上方へ、就寝
時の身体を包囲させるように立設させて複数本からなる
支柱と、これら支柱の上部において各支柱に跨るように
設けた天板体と、前記支柱間に設けた連結体とを備えさ
せた就寝時の身体保護装置の構成にある。
【0005】また、複数本からなる支柱は、少なくとも
就寝時の身体における上半身を包囲させるように設け
る。
就寝時の身体における上半身を包囲させるように設け
る。
【0006】更に、支柱は、寝台の周側部において四方
に配設してあって、連結体は、前記寝台の両側部に立設
させた前記一対の支柱に取り付けた横連結体と、前記寝
台の前側部に立設させた前記一対の支柱に取り付けた前
連結体とからなる。
に配設してあって、連結体は、前記寝台の両側部に立設
させた前記一対の支柱に取り付けた横連結体と、前記寝
台の前側部に立設させた前記一対の支柱に取り付けた前
連結体とからなる。
【0007】
【実施例】次に、本発明に関する就寝時の身体保護装置
の一実施例を図面に基づいて説明する。図1〜図3およ
び図11においてAは、地震等の突発的な災害時におい
て、上方からの落下物や側部からの転倒物より、就寝者
を前記災害から守ることができる就寝時の身体保護装置
であって、支柱1と、天板体2と、連結体3とにより基
本的に構成される。なお、これら支柱1および天板体
2,連結体3は、木質系、例えば、木材積層体などによ
り成形することができる。
の一実施例を図面に基づいて説明する。図1〜図3およ
び図11においてAは、地震等の突発的な災害時におい
て、上方からの落下物や側部からの転倒物より、就寝者
を前記災害から守ることができる就寝時の身体保護装置
であって、支柱1と、天板体2と、連結体3とにより基
本的に構成される。なお、これら支柱1および天板体
2,連結体3は、木質系、例えば、木材積層体などによ
り成形することができる。
【0008】そして、前記した支柱1は、寝台bの周側
部より上方へ、就寝時の身体を包囲させるように立設さ
せてあり、複数本以上からなるものであって、例えば、
図1〜図3に示すように、四本により構成される。
部より上方へ、就寝時の身体を包囲させるように立設さ
せてあり、複数本以上からなるものであって、例えば、
図1〜図3に示すように、四本により構成される。
【0009】この複数本以上からなる支柱1,1,1,
1は、少なくとも就寝時の身体における上半身を包囲さ
せるように、寝台の周側部において四方に配設する。ま
た、該支柱1の高さは、人の就寝状態から起きあがった
ときに、頭部などが後記する天板体2や連結体3に当た
らない高さに設けることが好ましいものであるが、任意
に高さ設定することができる。
1は、少なくとも就寝時の身体における上半身を包囲さ
せるように、寝台の周側部において四方に配設する。ま
た、該支柱1の高さは、人の就寝状態から起きあがった
ときに、頭部などが後記する天板体2や連結体3に当た
らない高さに設けることが好ましいものであるが、任意
に高さ設定することができる。
【0010】前記した天板体2は、方形状に形成して、
これら支柱1,1,1,1の上部において各支柱1,
1,1,1に跨るように方形状に設けてあって、これら
支柱1,1,1,1間に掛け渡した横架材4a,4b,
4c,4dおよび緩衝材5を介してボルト・ナット等の
固定手段6により取り付けてある。なお、緩衝材5は、
ゴム質やウレタン等からなる軟質材を用いて、上部から
の動荷重を柔軟的に受けて、支柱1,1,1,1に過剰
の衝撃を与えないようにする。
これら支柱1,1,1,1の上部において各支柱1,
1,1,1に跨るように方形状に設けてあって、これら
支柱1,1,1,1間に掛け渡した横架材4a,4b,
4c,4dおよび緩衝材5を介してボルト・ナット等の
固定手段6により取り付けてある。なお、緩衝材5は、
ゴム質やウレタン等からなる軟質材を用いて、上部から
の動荷重を柔軟的に受けて、支柱1,1,1,1に過剰
の衝撃を与えないようにする。
【0011】また、天板体2の取り付けにあっては、図
4および図5において拡大して示すように、支柱1の上
端部へ緩衝材5を載置した後、横架材4a,4b・・の
両端部に形成した合い欠き状の接合部7を噛み合わせ
て、支柱1の緩衝材5上へ載置し、方形状の枠を成形し
て、これら横架材4a,4b,4c,4dによって成形
された枠状へ天板体2を乗せる。
4および図5において拡大して示すように、支柱1の上
端部へ緩衝材5を載置した後、横架材4a,4b・・の
両端部に形成した合い欠き状の接合部7を噛み合わせ
て、支柱1の緩衝材5上へ載置し、方形状の枠を成形し
て、これら横架材4a,4b,4c,4dによって成形
された枠状へ天板体2を乗せる。
【0012】そして、横架材4a,4bにおける接合部
7,7と緩衝材5とに穿設した通孔8,8,9へ固定手
段6におけるボルト10を通し、支柱1の上端部に埋設
したナット11へ螺合して緊締することで、支柱1と緩
衝材5、横架材4a,4bおよび天板体2とが一体的に
連結される。
7,7と緩衝材5とに穿設した通孔8,8,9へ固定手
段6におけるボルト10を通し、支柱1の上端部に埋設
したナット11へ螺合して緊締することで、支柱1と緩
衝材5、横架材4a,4bおよび天板体2とが一体的に
連結される。
【0013】前記した連結体3は、支柱1,1間に設け
て、該支柱1の傾倒を防止する補強部材であって、寝台
bの両側部に立設させた一対の支柱1,1に取り付けた
横連結体12,13と、寝台bの前側部に立設させた一
対の支柱1,1に取り付けた前連結体14,15とから
なる。
て、該支柱1の傾倒を防止する補強部材であって、寝台
bの両側部に立設させた一対の支柱1,1に取り付けた
横連結体12,13と、寝台bの前側部に立設させた一
対の支柱1,1に取り付けた前連結体14,15とから
なる。
【0014】このうち、横連結体12は、寝台bにおけ
るマット16付近の両側部に設けてあるもので、寝台b
における長さ方向の一対の支柱1,1の間において嵌合
させてあり、この補強作用以外にも布団のずり落ちを防
止する。また、横連結体13は、寝台bにおける長さ方
向の一対の支柱1,1の上部において、その対応内側面
に刻設した縦溝17,17および横架材4a,4dに刻
設した横溝18,18へ、その両端部と上端部とを挿嵌
してある。
るマット16付近の両側部に設けてあるもので、寝台b
における長さ方向の一対の支柱1,1の間において嵌合
させてあり、この補強作用以外にも布団のずり落ちを防
止する。また、横連結体13は、寝台bにおける長さ方
向の一対の支柱1,1の上部において、その対応内側面
に刻設した縦溝17,17および横架材4a,4dに刻
設した横溝18,18へ、その両端部と上端部とを挿嵌
してある。
【0015】また、前記した前連結体14は、図8に示
すように、寝台bにおける幅方向の一対の支柱1,1の
下部において、その対応内側面に刻設した凹溝19,2
0に上枠21および下枠22を嵌合すると共に、これら
上枠21および下枠22に刻設した内溝23,24と一
対の支柱1,1の対応内側面に刻設した縦溝25,25
とへ、幕板体26の上下端部と両側端部とを挿嵌してあ
る。
すように、寝台bにおける幅方向の一対の支柱1,1の
下部において、その対応内側面に刻設した凹溝19,2
0に上枠21および下枠22を嵌合すると共に、これら
上枠21および下枠22に刻設した内溝23,24と一
対の支柱1,1の対応内側面に刻設した縦溝25,25
とへ、幕板体26の上下端部と両側端部とを挿嵌してあ
る。
【0016】更に、横連結体15は、図6に示すよう
に、寝台bにおける幅方向の一対の支柱1,1の上部に
おいて、その対応内側面に刻設した縦溝27,27およ
び横架材4bに刻設した横溝28へ、その両端部と上端
部とを挿嵌してある。
に、寝台bにおける幅方向の一対の支柱1,1の上部に
おいて、その対応内側面に刻設した縦溝27,27およ
び横架材4bに刻設した横溝28へ、その両端部と上端
部とを挿嵌してある。
【0017】なお、寝台bの前側部(前連結体15とは
他側)に立設させた一対の支柱1,1にも連結体3を設
けることがあるもので、この連結体3における後連結体
29は、図9に示すように、寝台bにおける幅方向の一
対の支柱1,1の上部において、その対応内側面に刻設
した縦溝30,30および横架材4cに刻設した横溝3
1へ、その両端部と上端部とを挿嵌してある。また、こ
れら連結体3は、補強作用以外にも装飾を兼ねることも
できる。
他側)に立設させた一対の支柱1,1にも連結体3を設
けることがあるもので、この連結体3における後連結体
29は、図9に示すように、寝台bにおける幅方向の一
対の支柱1,1の上部において、その対応内側面に刻設
した縦溝30,30および横架材4cに刻設した横溝3
1へ、その両端部と上端部とを挿嵌してある。また、こ
れら連結体3は、補強作用以外にも装飾を兼ねることも
できる。
【0018】前記した寝台bは、図2および図10に示
すように、脚体31へ横枠板32,32をボルト・ナッ
ト等の止着手段33により、床面から所定の間隙をもっ
て取り付けられているもので、横枠板32,32に固着
した受け桟34,34に支持板35を載置して、この支
持板35上へマット17を敷いてある。なお、脚体31
は、身体保護装置Aにおける支柱1を兼用使用すること
ができるもので、この場合、支柱1の下部において横枠
板32,32をボルト・ナット等の止着手段33により
固着する。
すように、脚体31へ横枠板32,32をボルト・ナッ
ト等の止着手段33により、床面から所定の間隙をもっ
て取り付けられているもので、横枠板32,32に固着
した受け桟34,34に支持板35を載置して、この支
持板35上へマット17を敷いてある。なお、脚体31
は、身体保護装置Aにおける支柱1を兼用使用すること
ができるもので、この場合、支柱1の下部において横枠
板32,32をボルト・ナット等の止着手段33により
固着する。
【0019】また、図1および図2に示すように、支柱
1へ手摺り36を付設することにより、自力での起き上
がり動作ができにくい場合に、この手摺り36に掴まり
ながら起きることでその動作を容易に行うことができ
る。
1へ手摺り36を付設することにより、自力での起き上
がり動作ができにくい場合に、この手摺り36に掴まり
ながら起きることでその動作を容易に行うことができ
る。
【0020】したがって、前記のように構成される本発
明に係る実施例の就寝時の身体保護装置Aは、以下に述
べる作用を奏する。寝台bにおける少なくとも就寝時の
身体における上半身を包囲させるように、該寝台bの周
側部において四方に支柱1,1,1,1を配設して、こ
れら支柱1,1,1,1の上部において各支柱1,1,
1,1に跨るように天板体2を設けると共に、支柱1,
1間に連結体3を設けることにより、この寝台bの利用
にあっては、寝台bの後部脚体31と該寝台bにおける
中間部に位置する支柱1との間に出入り口40が形成さ
れるため、この出入り口40から寝台bへの出入りを行
って通常の就寝に用いる。
明に係る実施例の就寝時の身体保護装置Aは、以下に述
べる作用を奏する。寝台bにおける少なくとも就寝時の
身体における上半身を包囲させるように、該寝台bの周
側部において四方に支柱1,1,1,1を配設して、こ
れら支柱1,1,1,1の上部において各支柱1,1,
1,1に跨るように天板体2を設けると共に、支柱1,
1間に連結体3を設けることにより、この寝台bの利用
にあっては、寝台bの後部脚体31と該寝台bにおける
中間部に位置する支柱1との間に出入り口40が形成さ
れるため、この出入り口40から寝台bへの出入りを行
って通常の就寝に用いる。
【0021】また、就寝時に、地震が発生して家屋の天
井が崩れ落ちても、その落下物は、支柱1および天板体
2により支承されて、就寝者の上部を覆い、該就寝者に
当たることがない。更にまた、寝台bの後部脚体31の
高さを高くしておけば、長尺物や大きい落下物はこの脚
体31に遮られて、就寝者の足などに落下することが防
止される。
井が崩れ落ちても、その落下物は、支柱1および天板体
2により支承されて、就寝者の上部を覆い、該就寝者に
当たることがない。更にまた、寝台bの後部脚体31の
高さを高くしておけば、長尺物や大きい落下物はこの脚
体31に遮られて、就寝者の足などに落下することが防
止される。
【0022】更に、壁などの、側方からの転倒や傾倒を
生じた場合には、四方の支柱1,1,1,1がこの倒壊
物を支承して寝台bの就寝者への加害を防止する。この
寝台bから立設された支柱1は、該支柱1,1,1,1
の上部および下部に連結体3がそれぞれ取り付けられて
いるため、支柱1が斜めに倒れようとする力を、この連
結体3が支持して、その大きな耐力を発揮する。
生じた場合には、四方の支柱1,1,1,1がこの倒壊
物を支承して寝台bの就寝者への加害を防止する。この
寝台bから立設された支柱1は、該支柱1,1,1,1
の上部および下部に連結体3がそれぞれ取り付けられて
いるため、支柱1が斜めに倒れようとする力を、この連
結体3が支持して、その大きな耐力を発揮する。
【0023】このとき、支柱1の高さが高いほど、天井
の落下をその天板体2の間近で受けることができるた
め、崩れ落ちる天井の補強効果を発揮すると共に、前記
落下物に加速度が付きにくく、該落下物による被害度合
いが軽減される。一方、支柱1の高さが低ければ、該支
柱1の横方向(図3に示す矢印XY方向参照)に対する
傾斜への耐久力が増して、その大きな耐力を発揮する。
の落下をその天板体2の間近で受けることができるた
め、崩れ落ちる天井の補強効果を発揮すると共に、前記
落下物に加速度が付きにくく、該落下物による被害度合
いが軽減される。一方、支柱1の高さが低ければ、該支
柱1の横方向(図3に示す矢印XY方向参照)に対する
傾斜への耐久力が増して、その大きな耐力を発揮する。
【0024】なお、本発明実施例における就寝時の身体
保護装置Aに対して、下記の試験内容により、財団法人
建材試験センター(東京都中央区日本橋茅場町2−9−
8)が平成13年4月9日にて強度試験を行ったもの
で、その試験結果を示す。試験体(就寝時の身体保護装
置A)の各構成は、 ・支柱1(105mm×105mm×1660mm)…
たも積層材(広葉樹) ・横架材4a,4b,4c,4d(105mm×105
mm×1260mm)…たも積層材(広葉樹) ・天板体2(1250mm×1250mm×12mm)
…ラワン合板 ・連結体3(厚さ)12mm)…たも積層材(広葉樹) よりなる。 試験内容 (1)曲げ試験…1000KN構造物試験機により、前
記試験体を支持体に静置した後、天板体2の中央部に木
製加力治具を介して、一方向の曲げ荷重を破壊に至るま
で連続的に加えた。 (2)衝撃試験…試験体を平坦なアスファルト路面上に
静置した後、天板体2の中央部に衝撃帯を落下高さ3m
および6mから自由落下させ、前記試験体の破壊状況を
目視により観察した。試験結果は以下の通りである。
保護装置Aに対して、下記の試験内容により、財団法人
建材試験センター(東京都中央区日本橋茅場町2−9−
8)が平成13年4月9日にて強度試験を行ったもの
で、その試験結果を示す。試験体(就寝時の身体保護装
置A)の各構成は、 ・支柱1(105mm×105mm×1660mm)…
たも積層材(広葉樹) ・横架材4a,4b,4c,4d(105mm×105
mm×1260mm)…たも積層材(広葉樹) ・天板体2(1250mm×1250mm×12mm)
…ラワン合板 ・連結体3(厚さ)12mm)…たも積層材(広葉樹) よりなる。 試験内容 (1)曲げ試験…1000KN構造物試験機により、前
記試験体を支持体に静置した後、天板体2の中央部に木
製加力治具を介して、一方向の曲げ荷重を破壊に至るま
で連続的に加えた。 (2)衝撃試験…試験体を平坦なアスファルト路面上に
静置した後、天板体2の中央部に衝撃帯を落下高さ3m
および6mから自由落下させ、前記試験体の破壊状況を
目視により観察した。試験結果は以下の通りである。
【0025】曲げ試験については、横架材4a,4b,
4c,4dのうち、一部のものに割れを生じ、連結体3
において一部が角部に割れを生じたり、支柱1からの外
れを起こした。また、固定手段6におけるボルトの抜け
を生じた。しかしながら、全体的に、支柱1および天板
体2共に試験前の状態を保持して、落下物に対して十分
な強度を有すること示した。
4c,4dのうち、一部のものに割れを生じ、連結体3
において一部が角部に割れを生じたり、支柱1からの外
れを起こした。また、固定手段6におけるボルトの抜け
を生じた。しかしながら、全体的に、支柱1および天板
体2共に試験前の状態を保持して、落下物に対して十分
な強度を有すること示した。
【0026】衝撃試験については、天板体2と支柱1と
を結合している固定手段6におけるボルトが一部抜けを
起こし、横架材4a,4b,4c,4dおよび連結体3
において一部に割れを生じたり、外れを起こした。しか
しながら、全体的に、支柱1および天板体2共に試験前
の状態を保持して、落下物に対して十分な強度を有する
こと示した。
を結合している固定手段6におけるボルトが一部抜けを
起こし、横架材4a,4b,4c,4dおよび連結体3
において一部に割れを生じたり、外れを起こした。しか
しながら、全体的に、支柱1および天板体2共に試験前
の状態を保持して、落下物に対して十分な強度を有する
こと示した。
【0027】図11においてAは、寝台bの上部全体を
覆った形状の例を示す就寝時の身体保護装置で、支柱
1,1,1,1は、寝台bにおける四隅において、該横
枠板32の側部からそれぞれ立設させてあり、方形状に
形成した天板体2を、これら支柱1,1,1,1の上部
において各支柱1,1,1,1に跨るようにその前面に
設けてある。この例にあっては、寝台b上を天板体2が
すべてを覆っているため、上方からの落下物に対して確
実に回避することができる利点を有する。なお、各支柱
1は、天井に達した高さでも良い。
覆った形状の例を示す就寝時の身体保護装置で、支柱
1,1,1,1は、寝台bにおける四隅において、該横
枠板32の側部からそれぞれ立設させてあり、方形状に
形成した天板体2を、これら支柱1,1,1,1の上部
において各支柱1,1,1,1に跨るようにその前面に
設けてある。この例にあっては、寝台b上を天板体2が
すべてを覆っているため、上方からの落下物に対して確
実に回避することができる利点を有する。なお、各支柱
1は、天井に達した高さでも良い。
【0028】
【発明の効果】前述のように構成される本発明は、寝台
の周側部より上方へ、就寝時の身体を包囲させるように
立設させて複数本からなる支柱と、これら支柱の上部に
おいて各支柱に跨るように設けた天板体と、前記支柱間
に設けた連結体とを備えさせることにより、地震等の家
屋が崩壊するような災害時にあって、天井などの上方か
らの落下物や側方からの壁などの倒壊物に対して、寝台
に寝ている該就寝者の安全を守ることができる。また各
支柱間に連結体を設けることにより、側方からの壁など
の倒壊物があっても、これら支柱の骨組み形態を崩すこ
となく維持させることができる。等の格別な効果を奏す
るものである。
の周側部より上方へ、就寝時の身体を包囲させるように
立設させて複数本からなる支柱と、これら支柱の上部に
おいて各支柱に跨るように設けた天板体と、前記支柱間
に設けた連結体とを備えさせることにより、地震等の家
屋が崩壊するような災害時にあって、天井などの上方か
らの落下物や側方からの壁などの倒壊物に対して、寝台
に寝ている該就寝者の安全を守ることができる。また各
支柱間に連結体を設けることにより、側方からの壁など
の倒壊物があっても、これら支柱の骨組み形態を崩すこ
となく維持させることができる。等の格別な効果を奏す
るものである。
【図1】本発明に関する就寝時の身体保護装置の一実施
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
【図2】図1における就寝時の身体保護装置を示す縦断
正面図である。
正面図である。
【図3】図1における就寝時の身体保護装置を一部を破
断して示す平面図である。
断して示す平面図である。
【図4】図1における就寝時の身体保護装置の支柱と天
板体との取付状態を示す要部の縦断正面図である。
板体との取付状態を示す要部の縦断正面図である。
【図5】図1における就寝時の身体保護装置の天板体を
取り付ける横架材の接合状態を示す要部の斜視図であ
る。
取り付ける横架材の接合状態を示す要部の斜視図であ
る。
【図6】図1における就寝時の身体保護装置の上部横連
結体の取付状態を示す要部の縦断正面図である。
結体の取付状態を示す要部の縦断正面図である。
【図7】図1における就寝時の身体保護装置の上部横連
結体の取付状態を示す要部の横断平面図である。
結体の取付状態を示す要部の横断平面図である。
【図8】図1における就寝時の身体保護装置の下部横連
結体の取付状態を示す要部の斜視図である。
結体の取付状態を示す要部の斜視図である。
【図9】図1における就寝時の身体保護装置の上部後連
結体の取付状態を示す要部の縦断正面図である。
結体の取付状態を示す要部の縦断正面図である。
【図10】図1における就寝時の身体保護装置の支柱と
横枠板との取付状態を示す要部の横断平面図である。
横枠板との取付状態を示す要部の横断平面図である。
【図11】本発明に関する就寝時の身体保護装置の他の
例の実施例を示す斜視図である。
例の実施例を示す斜視図である。
b 寝台 1 支柱 2 天板体 3 連結体 12,13 横連結体 14,15 前連結体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀住 順一郎 静岡県静岡市駒形通5丁目9−1 財団法 人静岡総合研究機構 防災情報研究所内 (72)発明者 袴田 恒夫 静岡県静岡市駒形通5丁目9−1 財団法 人静岡総合研究機構 防災情報研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 寝台の周側部より上方へ、就寝時の身体
を包囲させるように立設させて複数本からなる支柱と、
これら支柱の上部において各支柱に跨るように設けた天
板体と、前記支柱間に設けた連結体とを備えさせたこと
を特徴とする就寝時の身体保護装置。 - 【請求項2】 複数本からなる支柱は、少なくとも就寝
時の身体における上半身を包囲させるように設けたこと
を特徴とする請求項1記載の就寝時の身体保護装置。 - 【請求項3】 支柱は、寝台の周側部において四方に配
設してあって、連結体は、前記寝台の両側部に立設させ
た前記一対の支柱に取り付けた横連結体と、前記寝台の
前側部に立設させた前記一対の支柱に取り付けた前連結
体とからなることを特徴とする請求項1記載の就寝時の
身体保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001168915A JP2002360389A (ja) | 2001-06-05 | 2001-06-05 | 就寝時の身体保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001168915A JP2002360389A (ja) | 2001-06-05 | 2001-06-05 | 就寝時の身体保護装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002360389A true JP2002360389A (ja) | 2002-12-17 |
Family
ID=19011053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001168915A Pending JP2002360389A (ja) | 2001-06-05 | 2001-06-05 | 就寝時の身体保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002360389A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100427013C (zh) * | 2005-03-23 | 2008-10-22 | 王树庆 | 防震床 |
CN101524215A (zh) * | 2009-03-26 | 2009-09-09 | 徐林波 | 一种可节能防灾、改善睡眠的多功能床 |
CN112006465A (zh) * | 2020-08-31 | 2020-12-01 | 江西志超科教设备有限公司 | 一种可保护学生隐私的公寓床 |
-
2001
- 2001-06-05 JP JP2001168915A patent/JP2002360389A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100427013C (zh) * | 2005-03-23 | 2008-10-22 | 王树庆 | 防震床 |
CN101524215A (zh) * | 2009-03-26 | 2009-09-09 | 徐林波 | 一种可节能防灾、改善睡眠的多功能床 |
CN112006465A (zh) * | 2020-08-31 | 2020-12-01 | 江西志超科教设备有限公司 | 一种可保护学生隐私的公寓床 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2582266B1 (en) | Impact resistant structure | |
US8764575B1 (en) | Trampoline arena | |
US5662132A (en) | Structural protective shelter | |
US4965895A (en) | Earthquake shelter with bed support and canopy | |
US6085867A (en) | Modular platform system | |
JP5023266B2 (ja) | 安全防護装置 | |
JP2002360389A (ja) | 就寝時の身体保護装置 | |
JP2007007406A5 (ja) | ||
CN201253028Y (zh) | 一种组合式防震床架 | |
KR101188797B1 (ko) | 식탁 | |
AU2009295264A1 (en) | Fence panel support foot | |
JP2009174287A (ja) | 安全防護装置 | |
KR100572932B1 (ko) | 조립식 철제 침대 | |
US6618878B1 (en) | Jesus manger baby sleep protector | |
JP3831375B2 (ja) | 墓石 | |
CN210767769U (zh) | 一种装配式建筑安全施工平台 | |
JP5613924B1 (ja) | ウッドデッキ | |
JP2005016293A (ja) | 組立式地震シェルター及び地震シェルター用補強具 | |
US6698142B2 (en) | Netting system for use with bleachers and grandstands | |
JP2001025421A (ja) | 防災装置 | |
JPH08284462A (ja) | 組立式耐衝撃構造物 | |
JP2015100480A (ja) | 介護用ベッド及び介護補助機構 | |
JP3947765B2 (ja) | 災害安全装置 | |
KR101371144B1 (ko) | 수직프레임 겸용 사다리가 구비된 이층침대 | |
JPH01500134A (ja) | 落下物の危険を減じるためのキャノピー |