JP2002359804A - 画像データ記録装置、画像データ記録方法および記憶媒体 - Google Patents

画像データ記録装置、画像データ記録方法および記憶媒体

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JP2002359804A
JP2002359804A JP2001164418A JP2001164418A JP2002359804A JP 2002359804 A JP2002359804 A JP 2002359804A JP 2001164418 A JP2001164418 A JP 2001164418A JP 2001164418 A JP2001164418 A JP 2001164418A JP 2002359804 A JP2002359804 A JP 2002359804A
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recording medium
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Toshinori Yamamoto
俊則 山本
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データを記録後、その編集を簡単に行う
ことが可能な画像データ記録装置、画像データ記録方法
および記憶媒体を提供する。 【解決手段】 動画像データを第1の記録媒体に記録す
るとともに、静止画像データを前記第1の記録媒体とは
異なる第2の記録媒体に記録するカムコーダにおいて、
動画像と静止画像とを同時に撮影した時点は、連続する
記録動画中、特にクライマックスシーンであるので、記
録された動画中での編集プライオリティを高めるように
している。具体的には、動画記録媒体上の静止画撮影時
点前後Nフレーム間のフレーム単位のOK/NGフラグ
をOKとし、それ以外のタイミングのOK/NGフラグ
をNGとし、このプライオリティフラグマップをDVテ
ープのサブコードエリア、または静止画用メモリカード
へ記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1の記録媒体に
動画像データを、第2の記録媒体に静止画像データまた
はクリップ動画像データを記録可能な画像データ記録装
置、画像データ記録方法および記憶媒体に関し、特に、
第1の記録媒体への記録と第2の記録媒体への記録を同
一タイミングにおいて実行可能な画像データ記録装置、
画像データ記録方法および記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、取材後の編集を意識したコンシュ
ーマ向けの画像データ記録装置、たとえばビデオカムコ
ーダは殆ど開発されていない。
【0003】業務用カメラの分野ではいくつかの提案が
なされており、たとえば特許第2983642号公報で
提案されている業務用ビデオ取材用カメラにおいては、
外付けのOK/NGスイッチを操作することにより記録
中のカットのOK/NGフラグを補助メモリ部へ記録す
るようにしている。
【0004】一方、たとえば特開平10−224726
号公報のように、銀塩フィルムに記録された静止画と同
時に撮影された動画像を同期させた形で演出再生可能な
システムの提案もされているが、このシステムもあくま
で同期鑑賞が目的であり、動画像データに手を加えるよ
うな編集を前提とした提案ではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像データ記録装置では、ユーザが撮影しながら並
行してOK/NGスイッチを操作しなければならなかっ
たので、撮影のプロフェッショナルのみが使いこなせる
機能であり、一般ユーザには取り扱いが困難であった。
【0006】本発明は、この点に着目してなされたもの
であり、画像データを記録後、その編集を簡単に行うこ
とが可能な画像データ記録装置、画像データ記録方法お
よび記憶媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の画像データ記録装置は、動画像デ
ータを第1の記録媒体に記録するとともに、静止画像デ
ータを前記第1の記録媒体とは異なる第2の記録媒体に
記録する画像データ記録装置であって、前記動画像デー
タの記録開始の指示とは独立して、前記第2の記録媒体
に前記静止画像データの記録を指示する静止画記録指示
手段と、前記第1の記録媒体に前記動画像データを記録
しているときに、前記静止画記録指示手段によって前記
静止画像データの記録指示がなされた場合には、該記録
指示がなされた時点を含む、当該記録している動画像デ
ータ中の所定領域をフラグエリアとして決定する決定手
段と、該決定されたフラグエリアに付加すべき付加情報
を生成する生成手段と、該生成された付加情報を前記第
1の記録媒体に記録する記録手段とを有することを特徴
とする。
【0008】上記目的を達成するため、請求項2に記載
の画像データ記録装置は、動画像データを第1の記録媒
体に記録するとともに、静止画像データを前記第1の記
録媒体とは異なる第2の記録媒体に記録する画像データ
記録装置であって、前記動画像データの記録開始の指示
とは独立して、前記第2の記録媒体に前記静止画像デー
タの記録を指示する静止画記録指示手段と、前記第1の
記録媒体に前記動画像データを記録しているときに、前
記静止画記録指示手段によって前記静止画像データの記
録指示がなされた場合には、該記録指示がなされた時点
を含む、当該記録している動画像データ中の所定領域を
フラグエリアとして決定する決定手段と、該決定された
フラグエリアに付加すべき付加情報を生成する生成手段
と、該生成された付加情報を前記第2の記録媒体に記録
する記録手段とを有することを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の画像データ記録装置は、
請求項1または2の画像データ記録装置において、前記
生成手段は、前記付加情報として、当該動画像データを
編集するときに補助となり得る編集補助情報を生成する
ことを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の画像データ記録装置は、
請求項1または2の画像データ記録装置において、前記
生成手段は、前記付加情報として、当該動画像データを
残しておく価値がどれだけあるかを示す優先情報を生成
することを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の画像データ記録装置は、
請求項4の画像データ記録装置において、前記生成手段
は、前記優先情報を生成するときに、当該動画像データ
を記録した日時、当該動画像データのクリップ時間およ
び当該動画像データ中に前記静止画像データの記録指示
がなされた回数のうち、少なくとも1つ以上に基づいて
生成することを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の画像データ記録装置は、
請求項4または5の画像データ記録装置において、前記
生成された優先情報に基づいて、前記動画像データ中の
オーバライトすべき位置を決定する位置決定手段と、前
記動画像データの記録開始が指示されたときには、前記
位置決定手段によって決定された位置から、当該動画像
データをオーバライトするオーバライト手段とを有する
ことを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するため、請求項7に記載
の画像データ記録装置の制御方法は、動画像データを第
1の記録媒体に記録するとともに、静止画像データを前
記第1の記録媒体とは異なる第2の記録媒体に記録する
画像データ記録装置を制御する制御方法であって、前記
第1の記録媒体に前記動画像データを記録しているとき
に、前記動画像データの記録開始の指示とは独立して、
前記第2の記録媒体に前記静止画像データの記録を指示
する静止画記録指示手段によって前記静止画像データの
記録指示がなされた場合には、該記録指示がなされた時
点を含む、当該記録している動画像データ中の所定領域
をフラグエリアとして決定する決定ステップと、該決定
されたフラグエリアに付加すべき付加情報を生成する生
成ステップと、該生成された付加情報を前記第1の記録
媒体に記録する記録ステップとを有することを特徴とす
る。
【0014】上記目的を達成するため、請求項8に記載
の画像データ記録装置の制御方法は、動画像データを第
1の記録媒体に記録するとともに、静止画像データを前
記第1の記録媒体とは異なる第2の記録媒体に記録する
画像データ記録装置を制御する制御方法であって、前記
第1の記録媒体に前記動画像データを記録しているとき
に、前記動画像データの記録開始の指示とは独立して、
前記第2の記録媒体に前記静止画像データの記録を指示
する静止画記録指示手段によって前記静止画像データの
記録指示がなされた場合には、該記録指示がなされた時
点を含む、当該記録している動画像データ中の所定領域
をフラグエリアとして決定する決定ステップと、該決定
されたフラグエリアに付加すべき付加情報を生成する生
成ステップと、該生成された付加情報を前記第2の記録
媒体に記録する記録ステップとを有することを特徴とす
る。
【0015】請求項9に記載の画像データ記録装置の制
御方法は、請求項7または8の画像データ記録装置の制
御方法において、前記生成ステップでは、前記付加情報
として、当該動画像データを編集するときに補助となり
得る編集補助情報を生成することを特徴とする。
【0016】請求項10に記載の画像データ記録装置の
制御方法は、請求項7または8の画像データ記録装置の
制御方法において、前記生成ステップでは、前記付加情
報として、当該動画像データを残しておく価値がどれだ
けあるかを示す優先情報を生成することを特徴とする。
【0017】請求項11に記載の画像データ記録装置の
制御方法は、請求項10の画像データ記録装置の制御方
法において、前記生成ステップでは、前記優先情報を生
成するときに、当該動画像データを記録した日時、当該
動画像データのクリップ時間および当該動画像データ中
に前記静止画像データの記録指示がなされた回数のう
ち、少なくとも1つ以上に基づいて生成することを特徴
とする。
【0018】請求項12に記載の画像データ記録装置の
制御方法は、請求項10または11の画像データ記録装
置の制御方法において、前記生成された優先情報に基づ
いて、前記動画像データ中のオーバライトすべき位置を
決定する位置決定ステップと、前記動画像データの記録
開始が指示されたときには、前記位置決定手段によって
決定された位置から、当該動画像データをオーバライト
するオーバライトステップとを有することを特徴とす
る。
【0019】上記目的を達成するため、請求項13に記
載の記憶媒体は、動画像データを第1の記録媒体に記録
するとともに、静止画像データを前記第1の記録媒体と
は異なる第2の記録媒体に記録する画像データ記録装置
を制御する制御方法を含む、コンピュータが実現できる
プログラムを格納した記憶媒体であって、前記制御方法
は、前記第1の記録媒体に前記動画像データを記録して
いるときに、前記動画像データの記録開始の指示とは独
立して、前記第2の記録媒体に前記静止画像データの記
録を指示する静止画記録指示手段によって前記静止画像
データの記録指示がなされた場合には、該記録指示がな
された時点を含む、当該記録している動画像データ中の
所定領域をフラグエリアとして決定する決定ステップ
と、該決定されたフラグエリアに付加すべき付加情報を
生成する生成ステップと、該生成された付加情報を前記
第1の記録媒体に記録する記録ステップとを有すること
を特徴とする。
【0020】上記目的を達成するため、請求項14に記
載の記憶媒体は、動画像データを第1の記録媒体に記録
するとともに、静止画像データを前記第1の記録媒体と
は異なる第2の記録媒体に記録する画像データ記録装置
を制御する制御方法を含む、コンピュータが実現できる
プログラムを格納した記憶媒体であって、前記制御方法
は、前記第1の記録媒体に前記動画像データを記録して
いるときに、前記動画像データの記録開始の指示とは独
立して、前記第2の記録媒体に前記静止画像データの記
録を指示する静止画記録指示手段によって前記静止画像
データの記録指示がなされた場合には、該記録指示がな
された時点を含む、当該記録している動画像データ中の
所定領域をフラグエリアとして決定する決定ステップ
と、該決定されたフラグエリアに付加すべき付加情報を
生成する生成ステップと、該生成された付加情報を前記
第2の記録媒体に記録する記録ステップとを有すること
を特徴とする。
【0021】請求項15に記載の記憶媒体は、請求項1
3または14の記憶媒体において、前記生成ステップで
は、前記付加情報として、当該動画像データを編集する
ときに補助となり得る編集補助情報を生成することを特
徴とする。
【0022】請求項16に記載の記憶媒体は、請求項1
3または14の記憶媒体において、前記生成ステップで
は、前記付加情報として、当該動画像データを残してお
く価値がどれだけあるかを示す優先情報を生成すること
を特徴とする。
【0023】請求項17に記載の記憶媒体は、請求項1
6の記憶媒体において、前記生成ステップでは、前記優
先情報を生成するときに、当該動画像データを記録した
日時、当該動画像データのクリップ時間および当該動画
像データ中に前記静止画像データの記録指示がなされた
回数のうち、少なくとも1つ以上に基づいて生成するこ
とを特徴とする。
【0024】請求項18に記載の記憶媒体は、請求項1
6または17の記憶媒体において、前記生成された優先
情報に基づいて、前記動画像データ中のオーバライトす
べき位置を決定する位置決定ステップと、前記動画像デ
ータの記録開始が指示されたときには、前記位置決定手
段によって決定された位置から、当該動画像データをオ
ーバライトするオーバライトステップとを有することを
特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0026】近年、ユーザが動画像をデジタルVTRテ
ープへ記録中に、静止画像としてキャプチャしたい画像
が発生した場合、その静止画像を裏で同時にメモリカー
ドに記録可能なシステムが製品化されている。本実施の
形態では、このような動画と静止画を同一のタイミング
で記録可能なカムコーダに本発明を適用した場合につい
て説明する。
【0027】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
デジタルVTRの概略構成を示すブロック図である。同
図のデジタルVTRは、メモリカードを内蔵し、動画と
静止画を同一のタイミングで、動画をデジタルVTRビ
デオテープへ、静止画像をメモリカードへと、それぞれ
記録することが可能である。
【0028】同図において、画像キャプチャ回路1は、
デジタル画像を本装置へ入力するカメラ等の回路であ
り、動画像圧縮回路2は、デジタルVTR規格に基づい
た動画像の圧縮を行う回路であり、静止画像圧縮回路3
は、JPEG(Joint Photographic Expert Group)規
格等、静止画像圧縮に有利な圧縮方式で静止画像データ
を圧縮させる回路であり、DVフォーマット回路4は、
デジタルVTRテープ(以下、「DVテープ」という)
のフォーマットに従って、動画像や音声データなどをパ
ッキングさせるための回路であり、カードフォーマット
回路5は、メモリカードのフォーマットに従って静止画
像や音声データなどをパッキングさせるための回路であ
り、磁気記録インターフェース(IF)回路6は、DV
フォーマット化されたデジタルVTR信号をDVテープ
8へ記録するためのチャネルコーディングを行う回路で
あり、カード記録インターフェース(IF)回路7は、
メモリカード用にフォーマット化されたデジタル静止画
像信号をメモリカード9へ記録するための前処理を行う
回路である。
【0029】磁気再生インターフェース(IF)回路1
0は、DVテープ8からデジタル信号を読み出し、チャ
ネルデコーディングを行うための回路であり、DVデフ
ォーマット回路11は、DVテープのフォーマットに従
って、動画像や音声データなどをアンパッキングさせる
ための回路であり、タイムコードキャプチャ回路12
は、デフォーマットしたデータからタイムコードを取り
出す回路である。
【0030】プライオリティフラグ発生回路13は、周
辺回路の情報からデータのプライオリティを演算する回
路で、本実施の形態では、CPU15内のプログラムに
よって実現されている。演算メモリ14は、CPU15
の内部メモリで、プライオリティフラグ発生回路13に
よる演算結果等を一時保存しておくために使用する。
【0031】動画キャプチャトリガスイッチ16は、ユ
ーザが動画像をキャプチャするタイミングを装置へ伝達
するためのスイッチであり、静止画キャプチャトリガス
イッチ17は、ユーザが静止画をキャプチャするタイミ
ングを装置へ伝達するためのスイッチである。
【0032】以上のように構成されたデジタルVTRが
実行する動作処理を、以下、図2のフローチャートに基
づいて説明する。
【0033】まず、動画像については、ユーザが操作す
る動画キャプチャトリガスイッチ16のONタイミング
をCPU15が検知すると、画像キャプチャ回路1から
入力された画像信号が、動画像圧縮回路2でデジタルV
TR規格に基づいた動画像の圧縮が行われ、DVフォー
マット回路4にてDVテープのフォーマットに従って、
動画像データや音声データとともに記録日時分秒フレー
ムなどのタイムコードデータ、その他各種データが付さ
れパッキングされる。
【0034】DVフォーマットではデータパッキングさ
れた結果、DVテープ上では図3に示すようなトラック
構成、すなわち、ITIセクタ21、オーディオ(AU
DIO)セクタ22、ビデオ(VIDEO)セクタ23
およびサブコード(SUBCODE)セクタからなるト
ラック構成となっている。この中で、タイムコードデー
タは、オーディオセクタ22、ビデオセクタ23にも記
録可能であるが、本実施の形態では、サブコードセクタ
24に記録される、年月日時分秒フレームまで示される
タイムコードを使用している。
【0035】次に、磁気記録インターフェース回路6に
てDVテープへ記録するためのチャネルコーディングが
行われ、不図示の磁気ヘッドを通じてDVテープ8へと
記録される。
【0036】ユーザが動画像記録中に静止画キャプチャ
トリガスイッチ17を操作し、その信号をCPU15が
検知すると、画像キャプチャ回路1からの画像は動画像
圧縮回路2へ伝送されるのと並行して静止画像圧縮回路
3へ伝送され、JPEG規格等、静止画像圧縮に有利な
圧縮方式で画像データが圧縮される。圧縮された静止画
データは、メモリカードフォーマット回路5でメモリカ
ードのフォーマットに従って静止画像データ、音声デー
タなどをパッキングさせ、カード記録インターフェース
回路7を通じてメモリカード媒体9へ記録される(ステ
ップS1)。
【0037】CPU15は、内部でDVテープ8に記録
するタイムコードを発生しており、ステップS1の静止
画像キャプチャのタイミングでのタイムコードを演算メ
モリ14へ一時記憶させる(ステップS2)。
【0038】次に、CPU15は、次の方法でOK/N
Gフラグを演算し、そのタイムコードマップを演算メモ
リ14へ一時記憶させる(ステップS3)。
【0039】以下、ステップS3のOK/NGフラグの
演算方法について説明する。
【0040】図4〜図7は、動画を記録しているDVテ
ープを模式的に表現したもので、横軸は時間の流れを示
し、右側へ進むほど時間は経過する。図4の例では、D
Vテープ上にクリップ1、クリップ2およびクリップ3
の3つのクリップが記録されている。
【0041】動画を連続的に撮影する場合、普通は良い
シーンを撮り逃したくない一心からかなり余裕を持って
DVテープへの動画記録を開始してしまう。しかし、実
際にはクライマックスとなるシーンは一瞬しかないの
で、クライマックスシーンのみ切り出して別のDVテー
プへ複写する作業を行っている。この編集作業は撮影が
完全に終了してから行うため、テープ上のどの場面がク
ライマックスで、残さなければならないかという判断を
ユーザの記憶力に頼っており、撮影時期と編集時期の時
間間隔が離れれば離れるほど撮影意図を反映した編集が
難しくなっていた。
【0042】また、かなり時間的余裕を持った撮影をし
てしまうことから、撮影中の記録媒体残量が常に不足気
味になっており、ユーザが撮影に集中できなくなる一因
となっていた。
【0043】そこで、本実施の形態では、図4に示すよ
うに、動画記録と同時に静止画が撮影された瞬間が、撮
影された動画中におけるクライマックスシーンであると
考え、その前後の動画データのプライオリティを上げ、
OKフラグを立てるようにしている。図4中、斜線の施
されている部分がOKフラグが立っている所で、斜線の
施されていない部分がNGフラグが立っている所であ
る。たとえば、動画クリップ1の撮影中には一回の静止
画撮影があり、その前後Nフレームの間にOKフラグを
立てている。編集用語で言うならば、このOKフラグが
立ち始めた箇所がマークイン点を示し、OKフラグが終
了し、NGフラグへ移行する箇所がマークアウト点を示
す。動画クリップ2では、2回の静止画撮影があり、2
回のクライマックスと判断し、クリップ1と同様にし
て、前後Nフレーム間にOKフラグを立てている。動画
クリップ3は、動画記録を開始してみたものの、結局ク
ライマックスがないまま撮影を中断したシーンを示して
いる。
【0044】なお、図4では、説明を分かり易くするた
めに、動画クリップ中の静止画撮影時点の前後Nフレー
ムにOKフラグを立てる方法を述べたが、このOKフラ
グエリアの時間幅設定はユーザによって撮影の癖がある
ので、ユーザが任意に設定可能にする必要がある。図5
は、図4のクリップ1の部分を抜き出して拡大した拡大
図であり、静止画撮影時点の前後NフレームをOKフラ
グエリアとしている。図6は、OKフラグエリアの設定
を図5の場合より広い前後M(>N)フレームとした場
合である。このOKフラグエリアの幅設定は、このカム
コーダのシステム環境設定時に一度、ユーザに選択さ
せ、そのデータを電源立上げ時に毎回、CPU15へロ
ードするようにすればよい。図5および図6は、OKフ
ラグの幅として静止画撮影時点の前後で同じ幅を持たせ
るようにした例を示しているのに対して、図7は、OK
フラグの幅を静止画撮影時点の前と後で異ならせた例を
示している。つまり、静止画撮影時点より前の部分をよ
り時間幅の広いMフレームとし、静止画撮影時点より後
の部分をより時間幅の狭いN(<M)フレームとしてい
る。
【0045】以上説明したようなOKフラグとNGフラ
グの別は、図8に示すように、マップ化される。
【0046】図8は、図4に模式的に示した撮影データ
を表数値化したもので、CPU15は、この表形式のデ
ータマップを演算メモリ14へ保存する。
【0047】図2に戻り、CPU15は、動画キャプチ
ャトリガスイッチ16の状態を検知し、動画記録が終了
したか、動画記録が継続されているかを調査する(ステ
ップS4)。動画記録が継続されている場合には、ステ
ップS1へ戻り、再度静止画が取り込まれた場合には、
演算メモリ14上のOK/NGデータマップを追記して
行く。動画記録が終了している場合にはステップS5へ
移り、演算メモリ14内のOK/NGデータマップをプ
ライオリティフラグマップへ変換する。
【0048】図9は、プライオリティフラグマップの一
例を示す図である。プライオリティフラグとはデータの
重要度を示すフラグである。ステップS3によって、デ
ータのOK/NGが判定されるが、後述する記録エリア
拡大処理を実施する際に、OK/NGフラグが割り当て
られた一つ一つのエリア毎に重要度の順位を決定づけ、
より不要なデータから優先的に削除していく必要があ
り、この尺度を本実施の形態ではプライオリティフラグ
で明示している。つまり、ユーザ毎にデータの重要度を
測る尺度は違うが、本実施の形態では、たとえば同じN
Gのデータでも、より古い時期に撮影された、記憶に残
っていないようなデータの方が重要度が低いという判定
を行う。重要度の判定材料としては、撮影された日時の
古さ、撮影されたクリップの時間の長さ、撮影された動
画クリップ内で同時撮影されている静止画像の撮影回数
など様々な尺度で測ることができる。どの方法で判定す
るかということについては、判定尺度の種類、あるいは
種類の組み合わせをこのカムコーダのシステム環境設定
時に一度、ユーザに選択させ、そのデータを電源立上げ
時に毎回、CPU15へロードするようにすれば良い。
【0049】本実施の形態では、撮影された日時の古さ
をプライオリティ決定の因子として選択し、図8のOK
/NGフラグを図9に示すプライオリティフラグへと変
換した。
【0050】次に、図9におけるプライオリティフラグ
の表現方法を説明する。図9中、最初のフラグ欄に記載
されているプライオリティフラグ「N−0」は、「N
G、重要度0番目」ということを意味し、最も重要度が
低いデータである。重要度は最も重要度の低い0番か
ら、新しいクリップが追記される毎に順次インクリメン
トするようにすれば、簡易なプログラムで実施すること
が可能となる。二番目のフラグ欄に記載されているプラ
イオリティフラグ「O−0」は、「OK、重要度0番
目」ということを意味し、OKなクリップであるが、O
Kなものの中でも最も重要度が低いデータである。この
ようにOKなクリップ側もプライオリティフラグを割り
当てておくことにより、後述する記録エリア拡大処理の
完全な形での実施が可能となる。
【0051】次に、このようにして作成したプライオリ
ティフラグマップを、前記図3のサブコードセクタ24
へ記録する。すなわち、動画一枚一枚のフレーム毎に、
このプライオリティフラグを一つずつ記入しておくこと
により、後述する記録エリア拡大処理の実施を可能にす
る。プライオリティフラグマップの記入は、直前に記録
した動画クリップのサブコードへ記録を施すことにな
る。つまり、DVテープ媒体8から不図示の磁気ヘッド
を通じて磁気再生インターフェース回路10でチャネル
デコーディングが行われ、タイムコードキャプチャ回路
12にてデフォーマットしたデータからタイムコードが
取り出され、演算メモリ14に保持されているプライオ
リティフラグマップに記載されているタイムコードと比
較されながら、直前に撮影された動画クリップの頭へテ
ープ搬送される。そして、アフレコの要領で動画クリッ
プの頭からDVテープ8に記録されているタイムコード
を確認しながら、DVフォーマット回路4および磁気記
録インターフェース回路6を通して、磁気記録プライオ
リティフラグをDVテープ8上のサブコードセクタ24
へ記録して行く(ステップS6)。
【0052】直前に撮影された動画クリップの全長につ
いてサブコード部へプライオリティフラグを書き戻すと
ようやく、動画クリップ記録ステップが終了する。
【0053】デジタルVTR規格、NTSC(National
Television System Committee)、SD(Super Densit
y)では1フレーム当たり10トラックで信号を構成す
るが、このプライオリティフラグの記録は再生時のデー
タの取れ率を確保するために、10トラック全てのサブ
コードエリアに同じプライオリティフラグを連続記録す
る。もしも、CPU15の動作周波数などの問題によ
り、多くのフラグ書き込みに割り与える時間的余裕がな
い場合には、動画クリップ開始点、マークイン、マーク
アウトおよび動画クリップ終了点の各サブコードエリア
にのみ、プライオリティフラグを記録する。
【0054】次に、図10のフローチャートに基づい
て、記録エリア拡大処理の手順を説明する。
【0055】動画キャプチャトリガスイッチ16の状態
変化をCPU15が検知すると、本記録エリア拡大処理
が開始される。
【0056】まず、既に動画が記録されているDVテー
プ8のサブコードエリアをサーチし、記入されているプ
ライオリティフラグおよびタイムコードを読み出し、C
PU15の内部メモリ(演算メモリ)14へプライオリ
ティフラグマップとして保持しておく(ステップS1
1)。
【0057】次に、これから記録するべき動画記録のた
めの空きテープエリアが残っているか否かを、ステップ
S12でデジタルVTR規格の信号が既に記録されてい
るか、記録されていないかによって検査する。空きテー
プエリアが残っている場合にはステップS15に移行
し、テープへの動画記録が継続される。一方、空きテー
プエリアが残っていない場合にはステップS13へ移行
し、既に記録した動画データ中の重要度が低いデータ部
分をサーチする。ステップS13では、CPU15がス
テップS11で読み出し、演算メモリ14上に保持され
ているプライオリティフラグマップを参照し、最もプラ
イオリティが低い部分を算出する。
【0058】保持されているプライオリティマップが前
記図9のものとするならば、クリップ1の第一のエリア
が「N−0」で最もプライオリティが低い箇所である。
そこで、タイムコードキャプチャ回路12を働かせつ
つ、DVテープのサーチを行い、DVテープ上のタイム
コード「00:12:24:17:02:29:04」
のトラックへ移動する(ステップS13)。
【0059】そして、この地点を先頭にして動画像のオ
ーバーライトを開始する(ステップS14)。
【0060】次に、本発明の第2の実施の形態に係るデ
ジタルVTRについて説明する。本実施の形態において
も、動画と静止画を同一のタイミングで、動画をデジタ
ルVTRビデオテープへ、静止画像をメモリカードへ
と、それぞれ記録することが可能であるメモリカード付
きデジタルVTRを例に挙げる。上記第1の実施の形態
との差は、プライオリティフラグマップの格納場所であ
る。第1の実施の形態では、動画像を記録する媒体であ
るDVテープのサブコード上に記録格納しているのに対
して、第2の実施の形態では、この格納場所を静止画像
が記録されるメモリカードとしている。
【0061】図11は、本実施の形態のデジタルVTR
の概略構成を示すブロック図である。同図中、各構成要
素は図1の各構成要素と同じ働きをするものが全てであ
り、同じ働きをするブロック図には図1のブロックと同
一番号を付してあるため、各ブロックの詳細な説明は省
略する。
【0062】図12は、本実施の形態のデジタルVTR
が実行する動作処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【0063】まず、動画像については、ユーザが操作す
る動画キャプチャトリガスイッチ16のONタイミング
をCPU15が検知すると、画像キャプチャ回路1から
入力された画像信号が、動画像圧縮回路2でデジタルV
TR規格に基づいた動画像の圧縮が行われ、DVフォー
マット回路4にてDVテープのフォーマットに従って、
動画像データや音声データとともに記録日時分秒フレー
ムなどのタイムコードデータ、その他各種データが付さ
れパッキングされる。
【0064】次に、磁気記録インターフェース回路6に
て磁気テープへ記録するためのチャネルコーディングが
行われ、不図示の磁気ヘッドを通じてDVテープ8へと
記録される。
【0065】ユーザが動画像記録中に静止画キャプチャ
トリガスイッチ17を操作し、その信号をCPU15が
検知すると、画像キャプチャ回路1からの画像は動画像
圧縮回路2へ伝送されるのと並行して静止画像圧縮回路
3へ伝送され、JPEG規格等、静止画像圧縮に有利な
圧縮方式で画像データが圧縮される。圧縮された静止画
データはメモリカードフォーマット回路5でメモリカー
ドのフォーマットに従って静止画像、音声データなどを
パッキングさせ、カード記録インターフェース回路7を
通じてメモリカード媒体9へ記録される(ステップS2
1)。
【0066】CPU15は、内部でDVテープに記録す
るタイムコードを発生しており、ステップS21の静止
画像キャプチャのタイミングでのタイムコードを演算メ
モリ14へ一時記憶させる(ステップS22)。
【0067】次に、CPU15は、後述する方法でOK
/NGフラグを演算し、そのタイムコードマップを演算
メモリ14へ一時記憶させる(ステップS23)。
【0068】ステップS23のOK/NGフラグの演算
については、先に説明した第1の実施の形態と同じ方法
で行う。したがって、第1の実施の形態で説明したよう
なOKフラグ、NGフラグの別が図8に示される形にマ
ップ化される。図8は、図4に模式的に示した撮影デー
タを表数値化したもので、CPU15はこの表形式のデ
ータマップを演算メモリ14へ保存する。
【0069】一方、近年、ユーザが動画像をDVテープ
へ記録中に、静止画像としてキャプチャしたい画像が発
生した場合、その静止画像を裏で同時にメモリカードに
記録可能なシステムが製品化されているが、それだけで
なく、短時間のクリップ動画をもメモリカードに記録可
能なシステムも製品化されている。この種のクリップ動
画撮影可能なシステムの場合、図5〜図7に示すよう
に、メモリカードへの撮影時点の前後をOKフラグエリ
アとした場合、メモリカードに記録されているクリップ
動画内容とVTRテープに残る動画内容に重複が生じ
る。考え方によっては、これは記録媒体の無駄遣いとも
言える。そこで、本発明の応用として図13および図1
4のようにOKフラグエリアを設定することによって記
録媒体の無駄を避けることが可能になる。つまり、第1
の実施の形態では動画像記録と同時に静止画像記録を試
みた時点の前後の動画像をOKフラグエリアとしたが、
本実施の形態では、動画像記録と同時に静止画像記録を
試みた時点の前後の動画像をNGフラグエリアとしてい
る。
【0070】図13は、正に図5のフラグ決定方法とは
全く逆の発想でOKフラグエリアを設定したものであ
り、動画像撮影クリップ中の静止画撮影時点の前後Nフ
レーム間だけをNGフラグエリアとし、その他のエリア
をOKフラグエリアとしている。
【0071】図14は、メモリカードに記録されるデー
タが静止画像ではなく、クリップ動画である場合を意識
したフラグの立て方である。すなわち、ユーザがDVテ
ープとメモリカードへ同時動画撮影するために操作する
トリガースイッチを押している間のみのテープ側のフラ
グをNGとしている。こうすることで動画を2つの媒体
へ同時に撮影してしまう無駄を回避することができる。
ここで説明したように、テープとメモリカード両方に同
時に記録することを無駄であると捕えるか、または、大
切なシーンにかける投資は惜しくないと捕えるかの別に
ついては、ユーザ毎に、またシチュエーション毎に違っ
てくるので、このOKフラグエリアの設定はこのカムコ
ーダのシステム環境設定時に一度、ユーザに選択させ、
そのデータを電源立ち上げ時に毎回、CPU15へロー
ドするようにすれば良い。
【0072】次に、ステップS24へ移り、演算メモリ
14内のOK/NGデータマップを第1の実施の形態と
同じ要領で図9に示すようなプライオリティフラグマッ
プへ変換する。そして、図9のプライオリティフラグマ
ップをCPU15から、メモリカードフォーマット回路
5、カード記録インターフェース回路7を通じてメモリ
カード媒体9へ記録する(ステップS25)。
【0073】第1の実施の形態ではプライオリティフラ
グマップを動画像が記録されているVTRテープのサブ
コードエリアへ記録する方法を採っていたので、静止画
撮影時点より前の時点のフラグを修正するためにはテー
プを巻き戻す必要があり、リアルタイムに書き直すこと
が不可能であったが、プライオリティフラグマップをメ
モリカードへ記録する本実施の形態の方法を使った場合
には、リアルタイムにマップの書き換えが可能になるた
め、これにより、カムコーダシステム全体制御に与える
負担は軽減される。
【0074】ただし、本実施の形態では、プライオリテ
ィフラグをDVテープとは別の媒体に記録するため、編
集するときには動画を記録したDVテープと同時に使用
していたメモリカードをセットにして作業する必要があ
り、DVテープ単体では編集できないという短所もあ
る。そこで、DVテープ側のサブコードエリアには、同
時にメモリカードへ撮影したというフラグとそのメモリ
カードを識別する番号を記録し、編集時ユーザが混乱し
ないようにする(ステップS26)。
【0075】第1の実施の形態の説明の最後には図10
のフローチャートを使い記録エリア拡大処理の説明を行
ったが、本実施の形態においても動作は同じであるた
め、この説明は省略する。
【0076】このように、本実施の形態ではプライオリ
ティフラグマップをメモリカードへ記録する例を示した
が、このプライオリティフラグマップの記録先として動
画を記録しているデジタルVTRカセット付属のカセッ
トメモリへ置き換わった場合にも同じ技術を応用するこ
とは非常にたやすいことである上、編集時、DVテープ
とメモリカードとセットにして扱わなければならないと
いう制約からも解放される。
【0077】以上、第1および第2の実施の形態では、
メモリカード付きのデジタルVTRを例に挙げて説明し
たが、第1の記録媒体をディスク媒体に置き換えた場合
も、同じ技術を使い本発明の特徴であるプライオリティ
付けと空きエリアの構築ステップを再現することは容易
であるばかりでなく、テープ媒体に比較しエリアのサー
チ速度が高速であることから、本技術をより有効に生か
すことが可能となる。
【0078】なお、上述した各実施の形態の機能を実現
するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒
体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまた
は装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶
媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行するこ
とによっても、本発明の目的が達成されることは言うま
でもない。
【0079】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することに
なり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発
明を構成することになる。
【0080】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、たとえば、フロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ
カード、ROMなどを用いることができる。また、通信
ネットワークを介してサーバコンピュータからプログラ
ムコードが供給されるようにしてもよい。
【0081】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、上述した各実施の形態の
機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの
指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなど
が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっ
て上述した各実施の形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0082】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって上述した各実施の形態の機能が実現され
る場合も含まれることは言うまでもない。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,7また
は13に記載の発明によれば、第1の記録媒体に動画像
データを記録しているときに、静止画記録指示手段によ
って静止画像データの記録指示がなされた場合には、該
記録指示がなされた時点を含む、当該記録している動画
像データ中の所定領域がフラグエリアとして決定され、
該決定されたフラグエリアに付加すべき付加情報が生成
され、該生成された付加情報が前記第1の記録媒体に記
録されるので、ユーザが編集を特別に意識することな
く、第2の記録媒体へ静止画像データを記録キャプチャ
するときに自動的にフラグエリアが決定されるとともに
その付加情報が生成される。
【0084】また、請求項2,8または14に記載の発
明によれば、第1の記録媒体に動画像データを記録して
いるときに、静止画記録指示手段によって静止画像デー
タの記録指示がなされた場合には、該記録指示がなされ
た時点を含む、当該記録している動画像データ中の所定
領域がフラグエリアとして決定され、該決定されたフラ
グエリアに付加すべき付加情報が生成され、該生成され
た付加情報が第2の記録媒体に記録されるので、ユーザ
が編集を特別に意識することなく、第2の記録媒体へ静
止画像データを記録キャプチャするときに自動的にフラ
グエリアが決定されるとともにその付加情報が生成され
る。
【0085】さらに、請求項3,9または15に記載の
発明によれば、前記付加情報として、当該動画像データ
を編集するときに補助となり得る編集補助情報が生成さ
れるので、編集処理を容易化することが可能となる。
【0086】また、請求項4,10または16に記載の
発明によれば、前記付加情報として、当該動画像データ
を残しておく価値がどれだけあるかを示す優先情報が生
成されるので、当該動画像データをオーバライトしてよ
いか否かを容易に判断することが可能となる。
【0087】さらに、請求項5,11または17に記載
の発明によれば、前記優先情報は、当該動画像データを
記録した日時、当該動画像データのクリップ時間および
当該動画像データ中に前記静止画像データの記録指示が
なされた回数のうち、少なくとも1つ以上に基づいて生
成されるので、ユーザの多様な重要度判定基準に対応す
ることが可能となる。
【0088】また、さらに、請求項6,12または18
に記載の発明によれば、前記生成された優先情報に基づ
いて、前記動画像データ中のオーバライトすべき位置が
決定され、動画像データの記録開始が指示されたときに
は、前記決定された位置から、当該動画像データがオー
バライトされるので、不足しがちな動画記録媒体の空き
エリアを自動的に見つけ、その空きエリアに動画像デー
タをオーバライトすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るデジタルVT
Rの概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1のデジタルVTRが実行する動画記録処理
の手順を示すフローチャートである。
【図3】DVフォーマットのトラック構成を示す図であ
る。
【図4】動画を記録しているDVテープを模式的に表現
した一例を示す図である。
【図5】図4のクリップ1を抜き出して拡大した拡大図
である。
【図6】動画を記録しているDVテープを模式的に表現
した他の一例から、クリップ1を抜き出して拡大した拡
大図である。
【図7】動画を記録しているDVテープを模式的に表現
したさらに他の一例から、クリップ1を抜き出して拡大
した拡大図である。
【図8】図4に模式的に示した撮影データを表数値化し
た図である。
【図9】プライオリティフラグマップの一例を示す図で
ある。
【図10】記録エリア拡大処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係るデジタルV
TRの概略構成を示すブロック図である。
【図12】図11のデジタルVTRが実行する動画記録
処理の手順を示すフローチャートである。
【図13】図5のフラグ決定方法とは全く逆の発想でO
Kフラグエリアを設定した図である。
【図14】図11のメモリカードに記録されるデータが
静止画像ではなく、クリップ動画である場合を意識した
フラグの立て方を説明するための図である。
【符号の説明】
1 画像キャプチャ回路 2 動画像圧縮回路 3 静止画像圧縮回路 4 DVフォーマット回路 5 メモリカードフォーマット回路 6 磁気記録インターフェース回路 7 カード記録インターフェース回路 8 VTRテープ媒体 9 メモリカード媒体 10 磁気再生インターフェース回路 11 DVデフォーマット回路 12 タイムコードキャプチャ回路 13 プライオリティフラグ発生回路 14 CPU内部メモリ 16 動画キャプチャトリガスイッチ 17 静止画キャプチャトリガスイッチ 21 ITIセクタ 22 オーディオセクタ 23 ビデオセクタ 24 サブコードセクタ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像データを第1の記録媒体に記録す
    るとともに、静止画像データを前記第1の記録媒体とは
    異なる第2の記録媒体に記録する画像データ記録装置で
    あって、 前記動画像データの記録開始の指示とは独立して、前記
    第2の記録媒体に前記静止画像データの記録を指示する
    静止画記録指示手段と、 前記第1の記録媒体に前記動画像データを記録している
    ときに、前記静止画記録指示手段によって前記静止画像
    データの記録指示がなされた場合には、該記録指示がな
    された時点を含む、当該記録している動画像データ中の
    所定領域をフラグエリアとして決定する決定手段と、 該決定されたフラグエリアに付加すべき付加情報を生成
    する生成手段と、 該生成された付加情報を前記第1の記録媒体に記録する
    記録手段とを有することを特徴とする画像データ記録装
    置。
  2. 【請求項2】 動画像データを第1の記録媒体に記録す
    るとともに、静止画像データを前記第1の記録媒体とは
    異なる第2の記録媒体に記録する画像データ記録装置で
    あって、 前記動画像データの記録開始の指示とは独立して、前記
    第2の記録媒体に前記静止画像データの記録を指示する
    静止画記録指示手段と、 前記第1の記録媒体に前記動画像データを記録している
    ときに、前記静止画記録指示手段によって前記静止画像
    データの記録指示がなされた場合には、該記録指示がな
    された時点を含む、当該記録している動画像データ中の
    所定領域をフラグエリアとして決定する決定手段と、 該決定されたフラグエリアに付加すべき付加情報を生成
    する生成手段と、 該生成された付加情報を前記第2の記録媒体に記録する
    記録手段とを有することを特徴とする画像データ記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記生成手段は、前記付加情報として、
    当該動画像データを編集するときに補助となり得る編集
    補助情報を生成することを特徴とする請求項1または2
    のいずれかに記載の画像データ記録装置。
  4. 【請求項4】 前記生成手段は、前記付加情報として、
    当該動画像データを残しておく価値がどれだけあるかを
    示す優先情報を生成することを特徴とする請求項1また
    は2のいずれかに記載の画像データ記録装置。
  5. 【請求項5】 前記生成手段は、前記優先情報を生成す
    るときに、当該動画像データを記録した日時、当該動画
    像データのクリップ時間および当該動画像データ中に前
    記静止画像データの記録指示がなされた回数のうち、少
    なくとも1つ以上に基づいて生成することを特徴とする
    請求項4に記載の画像データ記録装置。
  6. 【請求項6】 前記生成された優先情報に基づいて、前
    記動画像データ中のオーバライトすべき位置を決定する
    位置決定手段と、 前記動画像データの記録開始が指示されたときには、前
    記位置決定手段によって決定された位置から、当該動画
    像データをオーバライトするオーバライト手段とを有す
    ることを特徴とする請求項4または5のいずれかに記載
    の画像データ記録装置。
  7. 【請求項7】 動画像データを第1の記録媒体に記録す
    るとともに、静止画像データを前記第1の記録媒体とは
    異なる第2の記録媒体に記録する画像データ記録装置を
    制御する制御方法であって、 前記第1の記録媒体に前記動画像データを記録している
    ときに、前記動画像データの記録開始の指示とは独立し
    て、前記第2の記録媒体に前記静止画像データの記録を
    指示する静止画記録指示手段によって前記静止画像デー
    タの記録指示がなされた場合には、該記録指示がなされ
    た時点を含む、当該記録している動画像データ中の所定
    領域をフラグエリアとして決定する決定ステップと、 該決定されたフラグエリアに付加すべき付加情報を生成
    する生成ステップと、 該生成された付加情報を前記第1の記録媒体に記録する
    記録ステップとを有することを特徴とする画像データ記
    録装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 動画像データを第1の記録媒体に記録す
    るとともに、静止画像データを前記第1の記録媒体とは
    異なる第2の記録媒体に記録する画像データ記録装置を
    制御する制御方法であって、 前記第1の記録媒体に前記動画像データを記録している
    ときに、前記動画像データの記録開始の指示とは独立し
    て、前記第2の記録媒体に前記静止画像データの記録を
    指示する静止画記録指示手段によって前記静止画像デー
    タの記録指示がなされた場合には、該記録指示がなされ
    た時点を含む、当該記録している動画像データ中の所定
    領域をフラグエリアとして決定する決定ステップと、 該決定されたフラグエリアに付加すべき付加情報を生成
    する生成ステップと、 該生成された付加情報を前記第2の記録媒体に記録する
    記録ステップとを有することを特徴とする画像データ記
    録装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記生成ステップでは、前記付加情報と
    して、当該動画像データを編集するときに補助となり得
    る編集補助情報を生成することを特徴とする請求項7ま
    たは8のいずれかに記載の画像データ記録装置の制御方
    法。
  10. 【請求項10】 前記生成ステップでは、前記付加情報
    として、当該動画像データを残しておく価値がどれだけ
    あるかを示す優先情報を生成することを特徴とする請求
    項7または8のいずれかに記載の画像データ記録装置の
    制御方法。
  11. 【請求項11】 前記生成ステップでは、前記優先情報
    を生成するときに、当該動画像データを記録した日時、
    当該動画像データのクリップ時間および当該動画像デー
    タ中に前記静止画像データの記録指示がなされた回数の
    うち、少なくとも1つ以上に基づいて生成することを特
    徴とする請求項10に記載の画像データ記録装置の制御
    方法。
  12. 【請求項12】 前記生成された優先情報に基づいて、
    前記動画像データ中のオーバライトすべき位置を決定す
    る位置決定ステップと、 前記動画像データの記録開始が指示されたときには、前
    記位置決定手段によって決定された位置から、当該動画
    像データをオーバライトするオーバライトステップとを
    有することを特徴とする請求項10または11のいずれ
    かに記載の画像データ記録装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 動画像データを第1の記録媒体に記録
    するとともに、静止画像データを前記第1の記録媒体と
    は異なる第2の記録媒体に記録する画像データ記録装置
    を制御する制御方法を含む、コンピュータが実現できる
    プログラムを格納した記憶媒体であって、 前記制御方法は、 前記第1の記録媒体に前記動画像データを記録している
    ときに、前記動画像データの記録開始の指示とは独立し
    て、前記第2の記録媒体に前記静止画像データの記録を
    指示する静止画記録指示手段によって前記静止画像デー
    タの記録指示がなされた場合には、該記録指示がなされ
    た時点を含む、当該記録している動画像データ中の所定
    領域をフラグエリアとして決定する決定ステップと、 該決定されたフラグエリアに付加すべき付加情報を生成
    する生成ステップと、 該生成された付加情報を前記第1の記録媒体に記録する
    記録ステップとを有することを特徴とする記憶媒体。
  14. 【請求項14】 動画像データを第1の記録媒体に記録
    するとともに、静止画像データを前記第1の記録媒体と
    は異なる第2の記録媒体に記録する画像データ記録装置
    を制御する制御方法を含む、コンピュータが実現できる
    プログラムを格納した記憶媒体であって、 前記制御方法は、 前記第1の記録媒体に前記動画像データを記録している
    ときに、前記動画像データの記録開始の指示とは独立し
    て、前記第2の記録媒体に前記静止画像データの記録を
    指示する静止画記録指示手段によって前記静止画像デー
    タの記録指示がなされた場合には、該記録指示がなされ
    た時点を含む、当該記録している動画像データ中の所定
    領域をフラグエリアとして決定する決定ステップと、 該決定されたフラグエリアに付加すべき付加情報を生成
    する生成ステップと、 該生成された付加情報を前記第2の記録媒体に記録する
    記録ステップとを有することを特徴とする記憶媒体。
  15. 【請求項15】 前記生成ステップでは、前記付加情報
    として、当該動画像データを編集するときに補助となり
    得る編集補助情報を生成することを特徴とする請求項1
    3または14のいずれかに記載の記憶媒体。
  16. 【請求項16】 前記生成ステップでは、前記付加情報
    として、当該動画像データを残しておく価値がどれだけ
    あるかを示す優先情報を生成することを特徴とする請求
    項13または14のいずれかに記載の記憶媒体。
  17. 【請求項17】 前記生成ステップでは、前記優先情報
    を生成するときに、当該動画像データを記録した日時、
    当該動画像データのクリップ時間および当該動画像デー
    タ中に前記静止画像データの記録指示がなされた回数の
    うち、少なくとも1つ以上に基づいて生成することを特
    徴とする請求項16に記載の記憶媒体。
  18. 【請求項18】 前記生成された優先情報に基づいて、
    前記動画像データ中のオーバライトすべき位置を決定す
    る位置決定ステップと、 前記動画像データの記録開始が指示されたときには、前
    記位置決定手段によって決定された位置から、当該動画
    像データをオーバライトするオーバライトステップとを
    有することを特徴とする請求項16または17のいずれ
    かに記載の記憶媒体。
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JP2010087723A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Fujifilm Corp 撮影装置及び動画像編集方法
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