JP2002358849A - プッシュスイッチ及びプッシュスイッチを備えた電子機器 - Google Patents

プッシュスイッチ及びプッシュスイッチを備えた電子機器

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JP2002358849A
JP2002358849A JP2001163867A JP2001163867A JP2002358849A JP 2002358849 A JP2002358849 A JP 2002358849A JP 2001163867 A JP2001163867 A JP 2001163867A JP 2001163867 A JP2001163867 A JP 2001163867A JP 2002358849 A JP2002358849 A JP 2002358849A
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knob main
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押し込み操作だけで操作できる機能性及び操
作性に優れたプッシュスイッチを提供する。 【解決手段】 ノブ主体4と、該ノブ主体4に嵌合され
た筒状体よりなるもので上記ノブ主体4への嵌合量を変
化させることにより上記ノブ主体4に最も多く挿入され
た第1の位置と上記ノブ主体4より最も多く抜け出した
第2の位置とを取ることができるノブトップ5と、上記
ノブトップ5とノブ主体4との間に縮設され上記ノブト
ップ5を常時上記第2の位置に方向に付勢するスプリン
グ6とからなり、上記ノブトップ5が上記第1又は上記
第2の位置にあるときに、該ノブトップ5に上記スプリ
ング6に抗して押し込み力を付加することにより上記ノ
ブトップ5を第2又は第1の位置に変化させることがで
きるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プッシュスイッチ
及びプッシュスイッチを備えた電子機器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のプッシュスイッチとしては、特開
昭63−301436号公報又は実開昭58−5532
5号公報に開示されたものがある。これらの公報に開示
されているプッシュスイッチは、ハート形状の無端カム
溝に案内ピンを係合させ、プッシュスイッチを押し下げ
たときスイッチ接点をONするとともにハート形状のカ
ム溝を利用してこの押し下げ状態を保持し、再度プッシ
ュスイッチを押し下げたときプッシュスイッチを元の状
態に戻すとともにスイッチ接点をOFFする構造を有し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来のプッシュスイッチは、プッシュスイッチの押し
下げによって単にスイッチをON、OFFするだけの構
造であり、機能性や操作性を要求される電子機器には必
ずしも適しているものではなかった。
【0004】本発明は、従来のプッシュスイッチの課題
に鑑みて発明されたものであり、操作性や機能性に優れ
たプッシュスイッチを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のプッシュスイッチは、ノブ主体と、該ノブ主体
に嵌合された筒状体よりなるもので上記ノブ主体への嵌
合量を変化させることにより上記ノブ主体に最も多く挿
入された第1の位置と上記ノブ主体より最も多く抜け出
した第2の位置とを取ることができるノブトップと、上
記ノブトップとノブ主体との間に縮設されノブトップを
常時上記第2の位置に方向に付勢するスプリングとから
なり、上記ノブトップが上記第1又は上記第2の位置に
あるときに、該ノブトップに上記スプリングに抗して押
し込み力を付加することによりノブトップを第2又は第
1の位置に変化させることができるようにしたものであ
る。
【0006】この構成によれば、ノブトップに押し込み
力を加えるだけで、ノブ主体に対するノブトップの位置
を簡単に可変することができ、操作性に優れている。
【0007】また、本発明のプッシュスイッチは、外周
面に無端のカム溝を備えたノブ主体と、該ノブ主体に嵌
合された筒状体よりなるもので上記ノブ主体への嵌合量
を変化させることにより上記ノブ主体に最も多く挿入さ
れた第1の位置と上記ノブ主体より最も多く抜け出した
第2の位置とを取ることができるノブトップと、上記カ
ム溝に係合し該カムに沿って摺動できるように上記ノブ
トップの内面に設けられた摺動ピンと、上記ノブトップ
とノブ主体との間に縮設されノブトップを常時上記第2
の位置方向に付勢するスプリングとからなり、上記カム
溝は上記ノブトップを上記第1及び第2の位置に保持す
るために上記摺動ピンを係止する第1及び第2の係合部
を備え、上記ノブトップが上記第1又は第2の位置にあ
るとき該ノブトップに上記スプリングに抗して押し込み
力を付加することにより上記摺動ピンを上記第1又は第
2の係合部より離脱させ、その後は上記スプリングの復
元力でノブトップを上記第2又は第1の位置に移動させ
るようにしたものである。
【0008】この構成によれば、ノブトップに押し込み
力を加えるだけで、ノブ主体に対するノブトップの位置
を簡単に可変することができる。しかも、この発明では
摺動ピンを摺動ピンを第1及び第2の係合部に係止させ
ることにより、ノブトップをノブ主体上の異なる2つの
位置に保持させることができ、プッシュスイッチに優れ
た機能性と操作性を持たせることができる。
【0009】更に、上記ノブトップにスクロール機能を
持たせていることから、プッシュスイッチの機能性と操
作性をより向上させることができる。
【0010】また、上記ノブトップを押し込み操作する
ことで入力操作ができるようにしているので、プッシュ
スイッチの機能性及び操作性を更に向上させることがで
きる。
【0011】また、本発明の電子機器は、ノブ主体と、
該ノブ主体に嵌合された筒状体よりなるものでノブ主体
への嵌合量を変化させることにより上記ノブ主体に最も
多く挿入された第1の位置と上記ノブ主体より最も多く
抜け出した第2の位置とを取ることができるノブトップ
と、上記ノブトップと上記ノブ主体との間に縮設され上
記ノブトップを常時上記第2の位置方向に付勢するスプ
リングとからなるプッシュスイッチを備え、上記ノブト
ップが上記第1又は第2の位置にあるときに、該ノブト
ップに上記スプリングに抗して押し込み力を付加するこ
とにより上記ノブトップを第2又は第1の位置に変化さ
せるようにしたものである。
【0012】この構成によれば、ノブトップに押し込み
力を加えるだけで、ノブ主体に対するノブトップの位置
を簡単に可変することができ、操作性に優れた電子機器
を提供することができる。
【0013】また、本発明の電子機器は、外周面に無端
のカム溝を備えたノブ主体と、該ノブ主体に嵌合された
筒状体とよりなるもので上記ノブ主体への嵌合量を変化
させることにより上記ノブ主体に最も多く挿入された第
1の位置と上記ノブ主体より最も多く抜け出した第2の
位置とを取ることができるノブトップと、上記カム溝に
係合し該カム溝に沿って摺動できるように上記ノブトッ
プの内面に設けられた摺動ピンと、上記ノブトップとノ
ブ主体との間に縮設され上記ノブトップを常時上記第2
の位置方向に付勢するスプリングとからなるプッシュス
イッチを備え、更に上記カム溝は上記ノブトップを上記
第1及び第2の位置に保持するために上記摺動ピンを係
止する第1及び第2の係合部を備え、上記ノブトップが
上記第又は第2の位置にあるとき該ノブトップに上記ス
プリングに抗して押し込み力を付加することにより上記
摺動ピンを上記第1又は第2の係合部より離脱させ、そ
の後は上記スプリングの復元力で上記ノブトップを上記
第2又は第1の位置に移動させるようにしたものであ
る。
【0014】この構成によれば、ノブトップに押し込み
力を加えるだけで、ノブ主体に対するノブトップの位置
を簡単に可変することができる。しかも、この発明では
摺動ピンを第1及び第2の係合部に係止させることによ
りノブトップをノブ主体上の異なる2つの位置に保持さ
せることができ、プッシュスイッチに優れた機能性と操
作性を持たせることができる。
【0015】そして、ロックスイッチを設け、該ロック
スイッチを操作することにより上記プッシュスイッチの
機能を無効化するようにすると、ロックスイッチを操作
することでプッシュスイッチの機能を無効化できるの
で、より操作性に優れた電子機器を提供できる。
【0016】或いは、入力キー部のいずれかに特定のキ
ーを所定時間操作することにより上記プッシュスイッチ
の機能を無効化するようにすると、入力キー部のいずれ
かの特定のキーを所定時間操作することでプッシュスイ
ッチの機能を無効化できるので、より機能性に優れた電
子機器を提供できる。
【0017】また、本発明の電子機器は、本体に対して
蓋体を開閉するようにした折り畳み式の電子機器におい
て、該電子機器の本体にノブ主体と、該ノブ主体に嵌合
された筒状体よりなるもので上記ノブ主体への嵌合量を
変化させることにより上記ノブ主体に最も多く挿入され
た第1の位置と上記ノブ主体より最も多く抜け出した第
2の位置とを取ることができるノブトップと、該ノブト
ップと上記ノブ主体との間に縮設されノブトップを常時
上記第2の位置方向に付勢するスプリングとからなるプ
ッシュスイッチを設け、上記本体に対する上記蓋体の開
閉動作に連動して上記ノブトップを上記第2及び第1の
位置に変化させるものである。
【0018】この構成によれば、折り畳み式の電子機器
の開閉、即ち折り畳み操作に連動してプッシュスイッチ
を操作することができ、操作に優れた電子機器を提供す
ることができる。
【0019】また、入力キー部の全てのキー入力を無効
にする無効化スイッチを設けると、無効化スイッチを操
作しておくことで、入力キー部の全てのキー入力を無効
にできるので、使用者の意図しない電源ONを阻止して
無駄な電池使用を抑制したり、誤動作を防止することが
できる。
【0020】或いは、入力キー部の特定のキーを所定時
間操作することにより上記入力キー部の全てのキー入力
操作を無効にするようにすると、使用者の意図しない電
源ONを阻止して無駄な電池使用を抑制したり、誤動作
を防止することができる。更には、無効化スイッチを必
要としないので、入力キー部のキーの数を増やすことな
く、所定の目的を達成することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
従って詳細に説明する。 <第1の実施形態>図1〜図4は、本発明に係るプッシ
ュスイッチの第1の実施形態を示す図であり、これらの
図から明らかなように、プッシュスイッチ1はスイッチ
本体2とスイッチノブ3とから構成されている。
【0022】そして、スイッチノブ3は、外周面に図5
(a)に示すような形状の無端のカム溝9を備えている
上端開口の円柱状の筒状部8を基台部7上に一体的に形
成した構造のノブ主体4と、下端を開口したキャップ状
の筒体であって、内面に設けた一対の摺動ピン10,1
0を上記カム溝9に摺動可能に係合させるように上記筒
体部8に嵌合されているノブトップ5と、上記筒体部8
内に縮設されて上記ノブトップ5を上方に付勢している
スプリング6とから構成されている。なお、ノブ主体4
およびノブトップ5は、スイッチ本体2に対して回転可
能に支持されているものとする。
【0023】上記カム溝9は、図5(a)に示されるよ
うに、筒体部8の外周面に沿って同一の形状及び深さで
形成された4つのカム部90から構成されている。そし
て、各カム部90は、図5(b)に示すように、順次連
続する第1の係合部9a、円弧状内壁面9b、第1の当
接部9c、傾斜部9d、円弧状部9e、入口9f、当た
り部9g、第2の係合部9h、円弧状内壁面9i、第2
の当接部9j及び傾斜部9kからなっている。
【0024】このような構造のプッシュスイッチ1にお
いて、ノブトップ5が図1及び図2に示すように、押し
込まれているときには、該ノブトップ5の摺動ピン1
0、10が、図5(b)に示されるようにそれぞれ対応
するカム部90における始点A点に位置している。即
ち、摺動ピン10はカム溝9の始点Aにおいて第1の係
合部9aに係合し、上記スプリング6の復元力に抗して
ノブトップ5をノブ主体4の筒体部8に最も多く挿入し
た最下端(第1の位置)の位置にさせている。この第1
の係合部9aは、カム溝9の始点Aの上部及び側部をな
している。
【0025】この状態において、ノブトップ5をスプリ
ング6に抗して若干押し下げると、上記摺動ピン10は
第1の係合部9aより離脱して円弧状内壁面9bを経て
図5(b)中のB点の位置に至る。このB点は、上記第
1の係合部9aより筒体部8の外周において時計回り
(図5(a)中のRの方向)に少し離れた位置で、かつ
第1の係合部9aより少し低い位置にあり、上記カム溝
9は、この位置に上記内壁面9bに連続している第1の
当接部9cを備えている。
【0026】従って、このB点では摺動ピン10は、第
1の当接部9cに当接するが、この状態でノブトップ5
から手を離すと、ノブトップ5はスプリング6の復元力
によって上方向に上昇し、これに相俟って摺動ピン10
はカム溝9内をB点からC点に移動する。このC点は、
B点よりも遙かに高い位置にあり、かつ上記第1の係合
部9a及び第1の当接部9cより筒体部8の外周面にお
いて時計回り(Rの方向)に離れた位置にある。
【0027】このB点よりC点に至るカム溝9の形状で
あるが、B点より直ぐ上の部分は傾斜部9dとなってお
り、これを過ぎると大きな円弧状部9eとなってその突
き当たりが最も高所となって第2の係合部9hを形成し
ている。そしてこの円弧状部9eの入口9fには当たり
部9gを形成している。
【0028】従って、上記のように摺動ピン10がB点
に至ったときにノブトップ5より手離すと、該ノブトッ
プ5がスプリング6の復元力によって上昇するに伴っ
て、摺動ピン10は、まず、傾斜部9dに沿って上昇す
るとともに入口9fの当たり部9gに当たった後、円弧
状部9e内をC点の第2の係合部9hまで上昇する。こ
のとき、ノブトップ5は筒体部8より最も多く抜け出し
た最上端(第2の位置)に位置し、操作が可能となる。
【0029】即ち、ノブトップ5をこの第2の位置にあ
る起立した状態で回転させると、該ノブトップ5ととも
にノブ主体4が回転し、これに伴って該ノブ主体4の回
転がその基台部7の底面中央に形成した係合孔7aを介
してスイッチ本体2のスイッチ軸2aに伝達され、スイ
ッチを操作することになる。
【0030】このようなスイッチ操作が可能なノブトッ
プ5の起立状態において、次に、ノブトップ5をこの第
2の位置より反時計方向(Rと反対方向)に押し下げる
と、摺動ピン10は上記カム溝9の円弧状部9e内を降
下し、該円弧状部9eを抜け出しててその入口9fとは
反対側の円弧状内壁面9iを経て図5中のD点の位置に
至る。
【0031】このD点は、上記円弧状部9eの入口9f
より筒体部8の外周において時計回りの方向に少し離れ
た位置で、しかも入口9f及び上記第1の係合部9aよ
り低く、かつ上記B点と同じ高さの位置にある。そし
て、上記カム溝9は、このD点に上記内壁面9iに連続
している第2の当接部9jを備えている。
【0032】上記のように摺動ピン10がD点に至った
ときにノブトップ5より手を離すと、上記ノブトップ5
がスプリング6の復元力によって上方向に付勢されてい
ることから、摺動ピン10が第2の当接部9jとの係合
を解除されて途中カム溝9の傾斜部9kを経て次のカム
部90(第2のカム部)のA点に上昇し、該第2のカム
部90の第1の係合部9lに係合することとなる。その
結果、ノブトップ5を筒体部8の第2のカム部90にお
いて上記第1の位置に保持する。
【0033】<第2の実施形態>図6は、本発明の第2
の実施形態に係るプッシュスイッチの構成を示す図であ
り、この図から明らかなように、この第2の実施形態の
プッシュスイッチ1は、上記第1の実施形態のスイッチ
ノブ3をX又はY方向に入力操作可能に構成している。
【0034】このように構成することにより、スイッチ
ノブ3にZ方向への押し込み操作に加えて、2方向への
スクロール機能を持たせることが可能となる。勿論、X
及びY方向に入力操作が可能なように構成してもよく、
その場合には、スイッチノブ3にZ方向への押し込み操
作に加えて、4方向へのスクロール機能を持たせること
が可能となる。
【0035】<第3の実施形態>図7は、本発明の第3
の実施形態を示す図であり、この図から明らかなよう
に、この実施形態では、上記第1及び第2の実施形態で
示したプッシュスイッチ1を電子機器である携帯電話機
11に搭載している。
【0036】この携帯電話機11は、表示部12、レシ
ーバ部13、マイクロフォン部14、数字や文字などの
入力キー部15、アンテナ部16を備えたもので、上記
プッシュスイッチ1を本体上において上記表示部12と
入力キー部15との間に設けている。
【0037】この実施形態において、電子機器、即ち携
帯電話機を使用する場合、プッシュスイッチ1のスイッ
チノブ3を図8及び図9に示すように、上記第2の位置
に起立させた状態とし、上記第2の実施形態で示したよ
うに、当該スイッチノブ3をZ方向への押し込み入力操
作とともにX及びY方向へスクロールさせることによ
り、携帯電話機11に多くの機能をもたせることができ
るとともに操作性の向上を図ることができる。
【0038】また、携帯電話機11を使用しない場合、
図10及び図11に示すように、上記起立状態からスイ
ッチノブ3を第1の位置に落ち込ませることにより、携
帯電話機11の形状をコンパクトにすることができ、携
帯電話機11の携帯性を向上させることができる。
【0039】<第4の実施形態>図12は、本発明の第
4の実施形態を示す図であり、この図から明らかなよう
に、この実施形態では、上記第3の実施形態で示した電
子機器である携帯電話機11の右側壁にプッシュスイッ
チ1の押し込み入力機能を無効にするロックスイッチ1
7を備えている。
【0040】このような構成において、この実施形態で
は図13に示すような動作を実行する。即ち、キー入力
待ちの状態(ステップS1)において携帯電話機11に
備えられた制御回路(図示せず)は、ロックスイッチ1
7が操作されたか否かを判断する(ステップS2)。こ
のステップS2において、ロックスイッチ17が操作さ
れていない場合、即ちNOの場合には、制御回路はプッ
シュスイッチ1の押し込み入力機能を有効化の状態とな
った上で(ステップS3)、プッシュスイッチ1などの
キー入力待ちの状態となる(ステップS5)。
【0041】一方、上記ステップS2において、ロック
スイッチ17が操作された場合、即ちYESの場合に
は、制御回路はロックスイッチ17がONされたことを
検知してプッシュスイッチ1の入力を無効化する状態と
なる(ステップS4)。そして、制御回路はこのプッシ
ュスイッチ1の入力を無効にする状態になった上で、上
記ステップS5に入り、プッシュスイッチ1以外のキー
入力待ち状態になる。
【0042】<第5の実施形態>この実施形態では上記
第4の実施形態におけるロックスイッチ17を設けるこ
となく、プッシュスイッチ1の押し込み入力機能を有効
及び無効化をソフトウエアにて処理する方法を提供する
ものである。
【0043】即ち、この実施形態では入力キー部15の
特定の数字や文字などのキーを所定時間の長押しするこ
とでプッシュスイッチ1の押し込み入力機能を有効及び
無効化を決定するものである。
【0044】図14は、この第5の実施形態を示す図で
あり、キー入力待ちの状態(ステップS11)において
携帯電話機11に備えられた制御回路(図示せず)は、
入力キー部15の特定キーが所定時間操作されたか否か
を判断する(ステップS12)。このステップS12に
おいて、特定キーが操作されない場合には、制御回路は
キー操作がない、即ち「未入力」と判断してステップS
15に移行し、他のキー入力待ちの状態となる。
【0045】一方、ステップS12において、特定キー
に対して所定時間の操作ではなく、それより短い通常の
時間幅での操作があると、当該特定キーの通常のキー入
力処理を行い、キー入力待ちのステップS15へと進
む。
【0046】また、他方上記ステップS12において、
特定キーに対して所定時間の長押しがあると、制御回路
は「長押し」と判断して次のステップS15に移行し、
他のキー入力待ちの状態となる。
【0047】これらステップS11、S12及びS14
の実行で、プッシュスイッチ1の押し込み入力機能の無
効化処理が実行されたことになるが、これを解除するに
は、上記特定キーを改めて所定時間長押しすればよい。
【0048】即ち、上記ステップS15のキー入力待ち
の状態において、再度特定キーを所定時間操作すれば制
御回路はそのキーの操作時間をカウントして、その操作
時間が所定時間経過すると、特定キーが長押しされたと
判断して(ステップS16)、プッシュスイッチ1の押
し込み入力機能の無効化を解除し、当該プッシュスイッ
チ1の押し込み入力機能を有効化する(ステップS1
8)。
【0049】このとき、ステップS16において、特定
キーが操作されない場合には、上記ステップS12及び
S15と同様に制御回路はキー操作がない、即ち「未入
力」と判断してステップS19に移行し、他のキー入力
待ちの状態となる。
【0050】また、ステップS16において、特定キー
が通常時間幅で操作されると、ステップS17に移行
し、上記ステップS13及びS15と同様に制御回路は
特定キーが通常時間操作されたと判断して、キー入力待
ちのステップS19へと進む。
【0051】<第6の実施形態>図15及び図16は、
本発明の第6の実施形態を示しており、これらの図から
明らかなように、この実施形態では、携帯電話機11の
表示部12と入力キー部15との間に一対のプッシュス
イッチ1、1を設け、これら両プッシュスイッチ1、1
を上記第5の実施形態で示したソフトウエア処理するこ
とによって、それぞれ押し込み入力機能を無効化してい
る。
【0052】そして、本実施形態では、特に、携帯電話
機11にゲーム機能を持たせるために各種プッシュスイ
ッチについてスクロール機能のみの入力が可能にすると
ともに、左右の親指で操作可能にしている。
【0053】<第7の実施形態>図17及び図18は、
本発明の第7の実施形態を示しており、この実施形態で
は、携帯電話機11などの電子機器に上記プッシュスイ
ッチ1を装設するともに、該プッシュスイッチ1の近く
に検知スイッチ18を設け、そして、該検知スイッチ1
8の検知バー19の先端を上記プッシュスイッチ1のノ
ブトップ5の下端周縁が上下する経路途中に位置させて
いる。
【0054】この構成により、図17に示すように、プ
ッシュスイッチ1のノブトップ5を押し下げて検知スイ
ッチ18をON状態とし、また、図18のようにノブト
ップ5を第1の位置から起立させて第2の位置に設定す
ると、該ノブトップ5の下端周縁が検知バー19から離
脱して検知スイッチ18をOFF状態とする。即ち、こ
の実施形態では、検知スイッチ18でプッシュスイッチ
1の状態を判別し、その結果に応じてプッシュスイッチ
1の入力操作の有効化又は無効化を切り替えるようにし
ている。
【0055】<第8の実施形態>図19及び図20は、
本発明の第8の実施形態を示しており、この実施形態で
は、携帯電話機11として本体部である操作本体部11
aと蓋体部である表示体部11bを連結ヒンジ11cに
て開閉、即ち折り畳み可能に形成した折り畳み式携帯電
話機11を適用している。そして、操作本体部11aに
はプッシュスイッチ1、マイクロフォン部14及び数字
や文字などの入力キー部15を備えている。
【0056】この構成において、上記プッシュスイッチ
1の構造は、上記第1の実施形態と略同一であるが、ノ
ブ主体4に形成しているカム溝9は当該第1の実施形態
のものとは異なり図20に示すような形状となってい
る。
【0057】即ち、カム溝91は、逆Jの字型に形成さ
れ、このような形状の一対のカム溝91、91がノブ主
体4の筒体部8の外周面に互いに180°離間して設け
られている。
【0058】そして、これらのカム溝91、91にノブ
トップ5の摺動ピン10、10が係合しており、ノブト
ップ5は摺動ピン10、10がカム溝91、91に沿っ
て上下することによって上下に移動することができる。
【0059】上記構成において、携帯電話11が折り畳
まれた状態では、図21に示すように、蓋体部である表
示体部11bがプッシュスイッチ1のノブトップ5をス
プリング6に抗して押し込んでおり、該プッシュスイッ
チ1はノブトップ5のこの状態(非操作状態)を維持す
る。
【0060】このとき、摺動ピン10はカム溝91の最
下端91aに位置している。次に、折り畳まれた携帯電
話機11を連結ヒンジ11cを支軸として開くと、ノブ
トップ5は表示体部11bの押圧力により自由になるた
め図22に示すように、スプリング6の復元力によって
持ち上げられ、これに相俟って摺動ピン10は、最下端
91aより最上端91bに移動する。その結果、プッシ
ュスイッチ1は操作可能な状態に設定され、スクロール
機能などを実行することができる。
【0061】<第9の実施形態>この実施形態では携帯
電話機11の本体側面に図12に示すように、全ての入
力キーの入力操作を無効にする無効化スイッチ20を備
えている。この無効化スイッチ20の入力信号は図23
のフローチャートに示すようなソフトウエア処理が行わ
れる。即ち、キー入力待ちの状態(ステップS21)よ
りステップS22において制御回路は無効化スイッチ2
0がOFFであるか否かを監視し、このステップS22
において該無効化スイッチ20がOFFであると、入力
キー部15のキー入力を待つステップS23に進む。
【0062】一方、ステップS22において無効化スイ
ッチ20がONされると、再び無効化スイッチ20がO
FFされるのを待つ状態となる。
【0063】<第10の実施形態>この実施形態は、上
記第9の実施形態のような無効化スイッチ20によって
全ての入力キーの入力を無効にする方法に替えて、上記
第5の実施形態のようにソフトウエア処理にて全ての入
力キーの入力を無効にするものである。即ち、この実施
形態では、入力キー部15の特定の数字や文字などのキ
ーを所定時間の長押しすることで全ての入力キーの入力
を無効化を決定するものである。
【0064】図24は、この第10の実施形態を示す図
であり、キー入力待ち状態(ステップS31)において
携帯電話機11に備えられた制御回路(図示せず)は、
入力キー部15の特定キーが所定時間操作されたか否か
を判断する(ステップS32)。このステップS32に
おいて、特定キーが操作されない場合には、制御回路は
キー操作がない、即ち「未入力」と判断してステップS
36に移行し、他のキーの入力待ちの状態となる。
【0065】一方、ステップS32において、特定キー
に対して所定時間の操作ではなく、それより短い通常の
時間幅での操作があると、制御回路は特定キーの「通常
入力」と判断して次のステップS33において、当該特
定キーの通常のキー入力処理を行い、キー入力待ちのス
テップS36へと進む。
【0066】また、他方上記ステップS32において、
特定キーに対して所定時間の長押しがあると、制御回路
は「長押し」と判断して次のステップS34において、
全ての入力キーの入力操作の無効化処理を行う。
【0067】これらステップS31、S32及びS34
の実行で、全ての入力キーの入力操作の無効化処理が実
行されたことになるが、これを解除するには、上記特定
キーを改めて所定時間の間長押しすればよい。
【0068】即ち、再度特定キーを所定時間操作すれば
制御回路は、そのキーの操作時間をカウントして、その
操作時間が所定時間経過すると、特定キーが長押しされ
たと判断して(ステップS35)、全ての入力キーの操
作の無効化を解除するとともにキー入力待ちの状態とな
る(ステップS36)。
【0069】
【発明の効果】上記目的を達成するため本発明のプッシ
ュスイッチは、ノブ主体と、該ノブ主体に嵌合された筒
状体よりなるもので上記ノブ主体への嵌合量を変化させ
ることにより上記ノブ主体に最も多く挿入された第1の
位置と上記ノブ主体より最も多く抜け出した第2の位置
とを取ることができるノブトップと、上記ノブトップと
ノブ主体との間に縮設されノブトップを常時上記第2の
位置に方向に付勢するスプリングとからなり、上記ノブ
トップが上記第1又は上記第2の位置にあるときに、該
ノブトップに上記スプリングに抗して押し込み力を付加
することによりノブトップを第2又は第1の位置に変化
させることができるようにしたものである。
【0070】この構成によれば、ノブトップに押し込み
力を加えるだけで、ノブ主体に対するノブトップの位置
を簡単に可変することができ、操作性に優れている。
【0071】また、本発明のプッシュスイッチは、外周
面に無端のカム溝を備えたノブ主体と、該ノブ主体に嵌
合された筒状体よりなるもので上記ノブ主体への嵌合量
を変化させることにより上記ノブ主体に最も多く挿入さ
れた第1の位置と上記ノブ主体より最も多く抜け出した
第2の位置とを取ることができるノブトップと、上記カ
ム溝に係合し該カムに沿って摺動できるように上記ノブ
トップの内面に設けられた摺動ピンと、上記ノブトップ
とノブ主体との間に縮設されノブトップを常時上記第2
の位置方向に付勢するスプリングとからなり、上記カム
溝は上記ノブトップを上記第1及び第2の位置に保持す
るために上記摺動ピンを係止する第1及び第2の係合部
を備え、上記ノブトップが上記第1又は第2の位置にあ
るとき該ノブトップに上記スプリングに抗して押し込み
力を付加することにより上記摺動ピンを上記第1又は第
2の係合部より離脱させ、その後は上記スプリングの復
元力でノブトップを上記第2又は第1の位置に移動させ
るようにしたものである。
【0072】この発明によれば、ノブトップに押し込み
力を加えるだけで、ノブ主体に対するノブトップの位置
を簡単に可変することができる。しかも、この発明では
摺動ピンを摺動ピンを第1及び第2の係合部に係止させ
ることにより、ノブトップをノブ主体上の異なる2つの
位置に保持させることができ、プッシュスイッチに優れ
た機能性と操作性を持たせることができる。
【0073】更に、上記ノブトップにスクロール機能を
持たせていることから、プッシュスイッチの機能性と操
作性をより向上させることができる。
【0074】また、上記ノブトップを押し込み操作する
ことで入力操作ができるようにしているので、プッシュ
スイッチの機能性及び操作性を更に向上させることがで
きる。
【0075】また、本発明の電子機器は、ノブ主体と、
該ノブ主体に嵌合された筒状体よりなるものでノブ主体
への嵌合量を変化させることにより上記ノブ主体に最も
多く挿入された第1の位置と上記ノブ主体より最も多く
抜け出した第2の位置とを取ることができるノブトップ
と、上記ノブトップと上記ノブ主体との間に縮設されノ
ブトップを常時上記第2の位置方向に付勢するスプリン
グとからなるプッシュスイッチを備え、上記ノブトップ
が上記第1又は第2の位置にあるときに、該ノブトップ
に上記スプリングに抗して押し込み力を付加することに
より上記ノブトップを第2又は第1の位置に変化させる
ようにしたものである。
【0076】この構成によれば、ノブトップに押し込み
力を加えるだけで、ノブ主体に対するノブトップの位置
を簡単に可変することができ、操作性に優れた電子機器
を提供することができる。
【0077】また、本発明の電子機器は、外周面に無端
のカム溝を備えたノブ主体と、該ノブ主体に嵌合された
筒状体よりなるもので上記ノブ主体への嵌合量を変化さ
せることにより上記ノブ主体に最も多く挿入された第1
の位置と上記ノブ主体より最も多く抜け出した第2の位
置とを取ることができるノブトップと、上記カム溝に係
合し該カム溝に沿って摺動できるように上記ノブトップ
の内面に設けられた摺動ピンと、上記ノブトップとノブ
主体との間に縮設され上記ノブトップを常時上記第2の
位置方向に付勢するスプリングとからなるプッシュスイ
ッチを備え、更に上記カム溝は上記ノブトップを上記第
1及び第2の位置に保持するために上記摺動ピンを係止
する第1及び第2の係合部を備え、上記ノブトップが上
記第1又は第2の位置にあるとき該ノブトップに上記ス
プリングに抗して押し込み力を付加することにより上記
摺動ピンを上記第1又は第2の係合部より離脱させ、そ
の後は上記スプリングの復元力で上記ノブトップを上記
第2又は第1の位置に移動させるようにしたものであ
る。
【0078】この発明によれば、ノブトップに押し込み
力を加えるだけで、ノブ主体に対するノブトップの位置
を簡単に可変することができる。しかも、この発明では
摺動ピンを第1及び第2の係合部に係止させることによ
りノブトップをノブ主体上の異なる2つの位置に保持さ
せることができ、プッシュスイッチに優れた機能性と操
作性を持たせることができる。
【0079】そして、ロックスイッチを設け、該ロック
スイッチを操作することにより上記プッシュスイッチの
機能を無効化するようにすると、ロックスイッチを操作
することでプッシュスイッチの機能を無効化できるの
で、より操作性に優れた電子機器を提供できる。
【0080】或いは、入力キー部のいずれかに特定のキ
ーを所定時間操作することにより上記プッシュスイッチ
の機能を無効化するようにすると、入力キー部のいずれ
かの特定のキーを所定時間操作することでプッシュスイ
ッチの機能を無効化できるので、より機能性に優れた電
子機器を提供できる。
【0081】また、本発明の電子機器は、本体に対して
蓋体を開閉するようにした折り畳み式の電子機器におい
て、該電子機器の本体にノブ主体と、該ノブ主体に嵌合
された筒状体よりなるもので上記ノブ主体への嵌合量を
変化させることにより上記ノブ主体に最も多く挿入され
た第1の位置と上記ノブ主体より最も多く抜け出した第
2の位置とを取ることができるノブトップと、該ノブト
ップと上記ノブ主体との間に縮設され上記ノブトップを
常時上記第2の位置方向に付勢するスプリングとからな
るプッシュスイッチを設け、上記本体に対する上記蓋体
の開閉動作に連動して上記ノブトップを上記第2及び第
1の位置に変化させるものである。
【0082】この発明によれば、折り畳み式の電子機器
の開閉、即ち折り畳み操作に連動してプッシュスイッチ
を操作することができ、操作に優れた電子機器を提供す
ることができる。
【0083】また、入力キー部の全てのキー入力を無効
にする無効化スイッチを設けると、無効化スイッチを操
作しておくことで、入力キー部の全てのキー入力を無効
にできるので、使用者の意図しない電源ONを阻止して
無駄な電池使用を抑制したり、誤動作を防止することが
できる。
【0084】或いは、入力キー部の特定のキーを所定時
間操作することにより上記入力キー部の全てのキー入力
操作を無効にするようにすると、使用者の意図しない電
源ONを阻止して無駄な電池使用を抑制したり、誤動作
を防止することができる。更には、無効化スイッチを必
要としないので、入力キー部のキーの数を増やすことな
く、所定の目的を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1の実施形態のプッシュス
イッチにおいて、ノブトップを第1の位置に設定した状
態を示す斜視図である。
【図2】 同上プッシュスイッチの正面斜視図であ
る。
【図3】 同上プッシュスイッチにおいて、ノブトッ
プを第2の位置に設定した状態を示す斜視図である。
【図4】 同上プッシュスイッチの正面断面図であ
る。
【図5】 (a)は同上プッシュスイッチにおけるノ
ブ主体の筒体部の外周面に形成されたカム溝を示す斜視
図であり、(b)は同上プッシュスイッチにおけるカム
溝の構造を示す拡大分解図である。
【図6】 本発明に係る第2の実施形態のプッシュス
イッチにおいて、ノブトップを第1の位置に設定した状
態を示す斜視図である。
【図7】 本発明の第3の実施形態として、本発明に
係るプッシュスイッチを備えた携帯電話機の概略斜視図
である。
【図8】 同上携帯電話において、プッシュスイッチ
を第2の位置に設定した状態を示す要部斜視図である。
【図9】 同上携帯電話において、プッシュスイッチ
を第2の位置に設定した状態を示す側面概略図である。
【図10】 同上携帯電話において、プッシュスイッチ
を第1の位置に設定した状態を示す要部斜視図である。
【図11】 同上携帯電話において、プッシュスイッチ
を第1の位置に設定した状態を示す側面概略図である。
【図12】 本発明の第4の実施形態として、本発明
に係るプッシュスイッチを備えた携帯電話機の概略斜視
図である。
【図13】 同上携帯電話機の動作説明に供されたフロ
ーチャートを示す図である。
【図14】 本発明の第5の実施形態として、本発明に
係るプッシュスイッチを備えた携帯電話機の動作説明に
供されたフローチャートを示す図である。
【図15】 本発明の第6の実施形態として、本発明に
係るプッシュスイッチを2つ備えた携帯電話機の概略斜
視図である。
【図16】 同上携帯電話機の使用状態を示す図であ
る。
【図17】 本発明の第7の実施形態として、本発明に
係るプッシュスイッチを備えた携帯電話機において、プ
ッシュスイッチを第1の位置に設定した状態を示す要部
断面概略図である。
【図18】 同上携帯電話機のプッシュスイッチを第2
の位置に設定した状態を示す要部断面概略図である。
【図19】 本発明の第8の実施形態として、本発明に
係るプッシュスイッチを備えた折り畳み式携帯電話機の
概略斜視図である。
【図20】 同上携帯電話機におけるプッシュスイッチ
のカム溝の構造を示す拡大分解図である。
【図21】 同上取り畳み式携帯電話機を折り畳んだ状
態でのプッシュスイッチの状態を示す要部概略断面図で
ある。
【図22】 同上取り畳み式携帯電話機を開いた状態で
のプッシュスイッチの状態を示す要部概略断面図であ
る。
【図23】 本発明に係る第9の実施形態として、入力
キー部の動作を無効にする無効化スイッチを備えた携帯
電話機の動作説明に供されたフローチャートを示す図で
ある。
【図24】 本発明に係る第10の実施形態として、入
力キー部の動作を無効にする機能を入力キー部の特定の
キーに持たせた携帯電話機の動作説明に供されたフロー
チャートを示す図である。
【符号の説明】
1 プッシュスイッチ 2 スイッチ本体 3 スイッチノブ 4 ノブ主体 5 ノブトップ 9 カム溝 10 摺動ピン 11 携帯電話機 15 入力キー部 17 ロックスイッチ 20 無効化スイッチ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノブ主体と、該ノブ主体に嵌合された筒
    状体よりなるもので上記ノブ主体への嵌合量を変化させ
    ることにより上記ノブ主体に最も多く挿入された第1の
    位置と上記ノブ主体より最も多く抜け出した第2の位置
    とを取ることができるノブトップと、上記ノブトップと
    ノブ主体との間に縮設されノブトップを常時上記第2の
    位置に方向に付勢するスプリングとからなり、上記ノブ
    トップが上記第1又は上記第2の位置にあるときに、該
    ノブトップに上記スプリングに抗して押し込み力を付加
    することによりノブトップを第2又は第1の位置に変化
    させることができるようにしたことを特徴とするプッシ
    ュスイッチ。
  2. 【請求項2】 外周面に無端のカム溝を備えたノブ主体
    と、該ノブ主体に嵌合された筒状体よりなるもので上記
    ノブ主体への嵌合量を変化させることにより上記ノブ主
    体に最も多く挿入された第1の位置と上記ノブ主体より
    最も多く抜け出した第2の位置とを取ることができるノ
    ブトップと、上記カム溝に係合し該カムに沿って摺動で
    きるように上記ノブトップの内面に設けられた摺動ピン
    と、上記ノブトップとノブ主体との間に縮設されノブト
    ップを常時上記第2の位置方向に付勢するスプリングと
    からなり、上記カム溝は上記ノブトップを上記第1及び
    第2の位置に保持するために上記摺動ピンを係止する第
    1及び第2の係合部を備え、上記ノブトップが上記第1
    又は第2の位置にあるときに、該ノブトップに上記スプ
    リングに抗して押し込み力を付加することにより上記摺
    動ピンを上記第1又は第2の係合部より離脱させ、その
    後は上記スプリングの復元力でノブトップを上記第2又
    は第1の位置に移動させるようにしたことを特徴とする
    プッシュスイッチ。
  3. 【請求項3】 上記ノブトップを操作することでスクロ
    ール機能を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載のプッシュスイッチ。
  4. 【請求項4】 上記ノブトップを押し込み操作すること
    で入力操作ができるようにしたことを特徴とする請求項
    1〜請求項3のいずれかに記載のプッシュスイッチ。
  5. 【請求項5】 ノブ主体と、該ノブ主体に嵌合された筒
    状体よりなるものでノブ主体への嵌合量を変化させるこ
    とにより上記ノブ主体に最も多く挿入された第1の位置
    と上記ノブ主体より最も多く抜け出した第2の位置とを
    取ることができるノブトップと、上記ノブトップと上記
    ノブ主体との間に縮設され上記ノブトップを常時上記第
    2の位置方向に付勢するスプリングとからなるプッシュ
    スイッチを備え、 上記ノブトップが上記第1又は第2の位置にあるとき
    に、該ノブトップに上記スプリングに抗して押し込み力
    を付加することにより上記ノブトップを第2又は第1の
    位置に変化させるようにしたことを特徴とする電子機
    器。
  6. 【請求項6】 外周面に無端のカム溝を備えたノブ主体
    と、該ノブ主体に嵌合された筒状体よりなるもので上記
    ノブ主体への嵌合量を変化させることにより上記ノブ主
    体に最も多く挿入された第1の位置と上記ノブ主体より
    最も多く抜け出した第2の位置とを取ることができるノ
    ブトップと、上記カム溝に係合し該カム溝に沿って摺動
    できるように上記ノブトップの内面に設けられた摺動ピ
    ンと、上記ノブトップとノブ主体との間に縮設され上記
    ノブトップを常時上記第2の位置方向に付勢するスプリ
    ングとからなるプッシュスイッチを備え、更に上記カム
    溝は上記ノブトップを上記第1及び第2の位置に保持す
    るために上記摺動ピンを係止する第1及び第2の係合部
    を備え、 上記ノブトップが上記第1又は第2の位置にあるとき該
    ノブトップに上記スプリングに抗して押し込み力を付加
    することにより上記摺動ピンを上記第1又は第2の係合
    部より離脱させ、その後は上記スプリングの復元力で上
    記ノブトップを上記第2又は第1の位置に移動させるよ
    うにしたことを特徴とする電子機器。
  7. 【請求項7】 ロックスイッチを設け、該ロックスイッ
    チを操作することにより上記プッシュスイッチの機能を
    無効化するようにしたことを特徴とする請求項5又は請
    求項6に記載の電子機器。
  8. 【請求項8】 入力キー部のいずれかに特定のキーを所
    定時間操作することにより上記プッシュスイッチの機能
    を無効化するようにしたことを特徴とする請求項5又は
    請求項6に記載の電子機器。
  9. 【請求項9】 本体に対して蓋体を開閉するようにした
    折り畳み式の電子機器において、 該電子機器の本体にノブ主体と、該ノブ主体に嵌合され
    た筒状体よりなるもので上記ノブ主体への嵌合量を変化
    させることにより上記ノブ主体に最も多く挿入された第
    1の位置と上記ノブ主体より最も多く抜け出した第2の
    位置とを取ることができるノブトップと、該ノブトップ
    と上記ノブ主体との間に縮設されノブトップを常時上記
    第2の位置方向に付勢するスプリングとからなるプッシ
    ュスイッチを設け、上記本体に対する上記蓋体の開閉動
    作に連動して上記ノブトップを上記第2及び第1の位置
    に変化させることを特徴とする電子機器。
  10. 【請求項10】 入力キー部の全てのキー入力部を無効
    にする無効化スイッチを設けたことを特徴とする請求項
    5〜請求項9のいずれかに記載の電子機器。
  11. 【請求項11】 入力キー部の特定のキーを所定時間操
    作することにより上記入力キー部の全てのキー入力操作
    を無効にするようにしたことを特徴とする請求項5〜請
    求項9のいずれかに記載の電子機器。
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