JP4497752B2 - プッシュスイッチ及びプッシュスイッチを備えた電子機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プッシュスイッチ及びプッシュスイッチを備えた電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のプッシュスイッチとしては、特開昭63−301436号公報又は実開昭58−55325号公報に開示されたものがある。これらの公報に開示されているプッシュスイッチは、ハート形状の無端カム溝に案内ピンを係合させ、プッシュスイッチを押し下げたときスイッチ接点をONするとともにハート形状のカム溝を利用してこの押し下げ状態を保持し、再度プッシュスイッチを押し下げたときプッシュスイッチを元の状態に戻すとともにスイッチ接点をOFFする構造を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの従来のプッシュスイッチは、プッシュスイッチの押し下げによって単にスイッチをON、OFFするだけの構造であり、機能性や操作性を要求される電子機器には必ずしも適しているものではなかった。
【0004】
本発明は、従来のプッシュスイッチの課題に鑑みて発明されたものであり、操作性や機能性に優れたプッシュスイッチを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明のプッシュスイッチは、外周面に無端のカム溝を備えたノブ主体と、該ノブ主体に嵌合された筒状体よりなるもので上記ノブ主体への嵌合量を変化させることにより上記ノブ主体に最も多く挿入された第1の位置と上記ノブ主体より最も多く抜け出した第2の位置とを取ることができるノブトップと、上記カム溝に係合し該カムに沿って摺動できるように上記ノブトップの内面に設けられた摺動ピンと、上記ノブトップとノブ主体との間に縮設されノブトップを常時上記第2の位置方向に付勢するスプリングとからなり、上記カム溝は上記ノブトップを上記第1の位置に保持するために上記摺動ピンを係止する第1の係合部と、上記第1の位置に保持された上記ノブトップを押下すると該ノブトップを時計周りに回動して第1の当接部まで案内する円弧状内壁面と、該第1の当接部に到達したときに上記ノブトップの押下を停止したときに上記スプリングの復元力によりさらにノブトップを時計周りに回動する傾斜部と、該傾斜部に連なる円弧状部と、該円弧状部の突き当たりで上記摺動ピンが係合して第2の位置に保持する第2の係合部と、を備え、上記ノブトップが上記第1の位置にあるときに、該ノブトップに上記スプリングに抗して押し込み力を付加することにより上記摺動ピンを上記第1の係合部より離脱させ、その後は上記スプリングの復元力でノブトップを上記第2の位置に移動させるようにし、上記ノブトップが上記第2の位置にあるときに、該ノブトップを上記第2の位置より反時計方向に押し下げ、上記スプリングに抗して押し込み力を付加することにより上記摺動ピンを上記第2の係合部より離脱させ、上記カム溝の円弧状部内を降下し、該円弧状部を抜け出して上記円弧状内壁面を経た後、その後は上記スプリングの復元力でノブトップを上記第1の位置に移動させるようにしたものである。
【0008】
この構成によれば、ノブトップに押し込み力を加えるだけで、ノブ主体に対するノブトップの位置を簡単に可変することができる。しかも、この発明では摺動ピンを摺動ピンを第1及び第2の係合部に係止させることにより、ノブトップをノブ主体上の異なる2つの位置に保持させることができ、プッシュスイッチに優れた機能性と操作性を持たせることができる。
【0009】
更に、上記ノブトップにスクロール機能を持たせていることから、プッシュスイッチの機能性と操作性をより向上させることができる。
【0010】
また、上記ノブトップを押し込み操作することで入力操作ができるようにしているので、プッシュスイッチの機能性及び操作性を更に向上させることができる。
【0013】
また、本発明の電子機器は、外周面に無端のカム溝を備えたノブ主体と、該ノブ主体に嵌合された筒状体よりなるもので上記ノブ主体への嵌合量を変化させることにより上記ノブ主体に最も多く挿入された第1の位置と上記ノブ主体より最も多く抜け出した第2の位置とを取ることができるノブトップと、上記カム溝に係合し該カム溝に沿って摺動できるように上記ノブトップの内面に設けられた摺動ピンと、上記ノブトップとノブ主体との間に縮設され上記ノブトップを常時上記第2の位置方向に付勢するスプリングとからなるプッシュスイッチを備え、更に上記カム溝は上記ノブトップを上記第1の位置に保持するために上記摺動ピンを係止する第1の係合部と、上記第1の位置に保持された上記ノブトップを押下すると該ノブトップを時計周りに回動して第1の当接部まで案内する円弧状内壁面と、該第1の当接部に到達したときに上記ノブトップの押下を停止したときに上記スプリングの復元力によりさらにノブトップを時計周りに回動する傾斜部と、該傾斜部に連なる円弧状部と、該円弧状部の突き当たりで上記摺動ピンが係合して第2の位置に保持する第2の係合部と、を備え、上記ノブトップが上記第1の位置にあるときに、該ノブトップに上記スプリングに抗して押し込み力を付加することにより上記摺動ピンを上記第1の係合部より離脱させ、その後は上記スプリングの復元力でノブトップを上記第2の位置に移動させるようにし、上記ノブトップが上記第2の位置にあるときに、該ノブトップを上記第2の位置より反時計方向に押し下げ、上記スプリングに抗して押し込み力を付加することにより上記摺動ピンを上記第2の係合部より離脱させ、上記カム溝の円弧状部内を降下し、該円弧状部を抜け出して上記円弧状内壁面を経た後、その後は上記スプリングの復元力でノブトップを上記第1の位置に移動させるようにしたものである。
【0014】
この構成によれば、ノブトップに押し込み力を加えるだけで、ノブ主体に対するノブトップの位置を簡単に可変することができる。しかも、この発明では摺動ピンを第1及び第2の係合部に係止させることによりノブトップをノブ主体上の異なる2つの位置に保持させることができ、プッシュスイッチに優れた機能性と操作性を持たせることができる。
【0015】
そして、ロックスイッチを設け、該ロックスイッチを操作することにより上記プッシュスイッチの機能を無効化するようにすると、ロックスイッチを操作することでプッシュスイッチの機能を無効化できるので、より操作性に優れた電子機器を提供できる。
【0016】
或いは、入力キー部のいずれかに特定のキーを所定時間操作することにより上記プッシュスイッチの機能を無効化するようにすると、入力キー部のいずれかの特定のキーを所定時間操作することでプッシュスイッチの機能を無効化できるので、より機能性に優れた電子機器を提供できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に従って詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1〜図4は、本発明に係るプッシュスイッチの第1の実施形態を示す図であり、これらの図から明らかなように、プッシュスイッチ1はスイッチ本体2とスイッチノブ3とから構成されている。
【0022】
そして、スイッチノブ3は、外周面に図5(a)に示すような形状の無端のカム溝9を備えている上端開口の円柱状の筒状部8を基台部7上に一体的に形成した構造のノブ主体4と、下端を開口したキャップ状の筒体であって、内面に設けた一対の摺動ピン10,10を上記カム溝9に摺動可能に係合させるように上記筒体部8に嵌合されているノブトップ5と、上記筒体部8内に縮設されて上記ノブトップ5を上方に付勢しているスプリング6とから構成されている。なお、ノブ主体4およびノブトップ5は、スイッチ本体2に対して回転可能に支持されているものとする。
【0023】
上記カム溝9は、図5(a)に示されるように、筒体部8の外周面に沿って同一の形状及び深さで形成された4つのカム部90から構成されている。そして、各カム部90は、図5(b)に示すように、順次連続する第1の係合部9a、円弧状内壁面9b、第1の当接部9c、傾斜部9d、円弧状部9e、入口9f、当たり部9g、第2の係合部9h、円弧状内壁面9i、第2の当接部9j及び傾斜部9kからなっている。
【0024】
このような構造のプッシュスイッチ1において、ノブトップ5が図1及び図2に示すように、押し込まれているときには、該ノブトップ5の摺動ピン10、10が、図5(b)に示されるようにそれぞれ対応するカム部90における始点A点に位置している。即ち、摺動ピン10はカム溝9の始点Aにおいて第1の係合部9aに係合し、上記スプリング6の復元力に抗してノブトップ5をノブ主体4の筒体部8に最も多く挿入した最下端(第1の位置)の位置にさせている。この第1の係合部9aは、カム溝9の始点Aの上部及び側部をなしている。
【0025】
この状態において、ノブトップ5をスプリング6に抗して若干押し下げると、上記摺動ピン10は第1の係合部9aより離脱して円弧状内壁面9bを経て図5(b)中のB点の位置に至る。このB点は、上記第1の係合部9aより筒体部8の外周において時計回り(図5(a)中のRの方向)に少し離れた位置で、かつ第1の係合部9aより少し低い位置にあり、上記カム溝9は、この位置に上記内壁面9bに連続している第1の当接部9cを備えている。
【0026】
従って、このB点では摺動ピン10は、第1の当接部9cに当接するが、この状態でノブトップ5から手を離すと、ノブトップ5はスプリング6の復元力によって上方向に上昇し、これに相俟って摺動ピン10はカム溝9内をB点からC点に移動する。このC点は、B点よりも遙かに高い位置にあり、かつ上記第1の係合部9a及び第1の当接部9cより筒体部8の外周面において時計回り(Rの方向)に離れた位置にある。
【0027】
このB点よりC点に至るカム溝9の形状であるが、B点より直ぐ上の部分は傾斜部9dとなっており、これを過ぎると大きな円弧状部9eとなってその突き当たりが最も高所となって第2の係合部9hを形成している。そしてこの円弧状部9eの入口9fには当たり部9gを形成している。
【0028】
従って、上記のように摺動ピン10がB点に至ったときにノブトップ5より手離すと、該ノブトップ5がスプリング6の復元力によって上昇するに伴って、摺動ピン10は、まず、傾斜部9dに沿って上昇するとともに入口9fの当たり部9gに当たった後、円弧状部9e内をC点の第2の係合部9hまで上昇する。このとき、ノブトップ5は筒体部8より最も多く抜け出した最上端(第2の位置)に位置し、操作が可能となる。
【0029】
即ち、ノブトップ5をこの第2の位置にある起立した状態で回転させると、該ノブトップ5とともにノブ主体4が回転し、これに伴って該ノブ主体4の回転がその基台部7の底面中央に形成した係合孔7aを介してスイッチ本体2のスイッチ軸2aに伝達され、スイッチを操作することになる。
【0030】
このようなスイッチ操作が可能なノブトップ5の起立状態において、次に、ノブトップ5をこの第2の位置より反時計方向(Rと反対方向)に押し下げると、摺動ピン10は上記カム溝9の円弧状部9e内を降下し、該円弧状部9eを抜け出しててその入口9fとは反対側の円弧状内壁面9iを経て図5中のD点の位置に至る。
【0031】
このD点は、上記円弧状部9eの入口9fより筒体部8の外周において時計回りの方向に少し離れた位置で、しかも入口9f及び上記第1の係合部9aより低く、かつ上記B点と同じ高さの位置にある。そして、上記カム溝9は、このD点に上記内壁面9iに連続している第2の当接部9jを備えている。
【0032】
上記のように摺動ピン10がD点に至ったときにノブトップ5より手を離すと、上記ノブトップ5がスプリング6の復元力によって上方向に付勢されていることから、摺動ピン10が第2の当接部9jとの係合を解除されて途中カム溝9の傾斜部9kを経て次のカム部90(第2のカム部)のA点に上昇し、該第2のカム部90の第1の係合部9lに係合することとなる。その結果、ノブトップ5を筒体部8の第2のカム部90において上記第1の位置に保持する。
【0033】
<第2の実施形態>
図6は、本発明の第2の実施形態に係るプッシュスイッチの構成を示す図であり、この図から明らかなように、この第2の実施形態のプッシュスイッチ1は、上記第1の実施形態のスイッチノブ3をX又はY方向に入力操作可能に構成している。
【0034】
このように構成することにより、スイッチノブ3にZ方向への押し込み操作に加えて、2方向へのスクロール機能を持たせることが可能となる。勿論、X及びY方向に入力操作が可能なように構成してもよく、その場合には、スイッチノブ3にZ方向への押し込み操作に加えて、4方向へのスクロール機能を持たせることが可能となる。
【0035】
<第3の実施形態>
図7は、本発明の第3の実施形態を示す図であり、この図から明らかなように、この実施形態では、上記第1及び第2の実施形態で示したプッシュスイッチ1を電子機器である携帯電話機11に搭載している。
【0036】
この携帯電話機11は、表示部12、レシーバ部13、マイクロフォン部14、数字や文字などの入力キー部15、アンテナ部16を備えたもので、上記プッシュスイッチ1を本体上において上記表示部12と入力キー部15との間に設けている。
【0037】
この実施形態において、電子機器、即ち携帯電話機を使用する場合、プッシュスイッチ1のスイッチノブ3を図8及び図9に示すように、上記第2の位置に起立させた状態とし、上記第2の実施形態で示したように、当該スイッチノブ3をZ方向への押し込み入力操作とともにX及びY方向へスクロールさせることにより、携帯電話機11に多くの機能をもたせることができるとともに操作性の向上を図ることができる。
【0038】
また、携帯電話機11を使用しない場合、図10及び図11に示すように、上記起立状態からスイッチノブ3を第1の位置に落ち込ませることにより、携帯電話機11の形状をコンパクトにすることができ、携帯電話機11の携帯性を向上させることができる。
【0039】
<第4の実施形態>
図12は、本発明の第4の実施形態を示す図であり、この図から明らかなように、この実施形態では、上記第3の実施形態で示した電子機器である携帯電話機11の右側壁にプッシュスイッチ1の押し込み入力機能を無効にするロックスイッチ17を備えている。
【0040】
このような構成において、この実施形態では図13に示すような動作を実行する。即ち、キー入力待ちの状態(ステップS1)において携帯電話機11に備えられた制御回路(図示せず)は、ロックスイッチ17が操作されたか否かを判断する(ステップS2)。このステップS2において、ロックスイッチ17が操作されていない場合、即ちNOの場合には、制御回路はプッシュスイッチ1の押し込み入力機能を有効化の状態となった上で(ステップS3)、プッシュスイッチ1などのキー入力待ちの状態となる(ステップS5)。
【0041】
一方、上記ステップS2において、ロックスイッチ17が操作された場合、即ちYESの場合には、制御回路はロックスイッチ17がONされたことを検知してプッシュスイッチ1の入力を無効化する状態となる(ステップS4)。そして、制御回路はこのプッシュスイッチ1の入力を無効にする状態になった上で、上記ステップS5に入り、プッシュスイッチ1以外のキー入力待ち状態になる。
【0042】
<第5の実施形態>
この実施形態では上記第4の実施形態におけるロックスイッチ17を設けることなく、プッシュスイッチ1の押し込み入力機能を有効及び無効化をソフトウエアにて処理する方法を提供するものである。
【0043】
即ち、この実施形態では入力キー部15の特定の数字や文字などのキーを所定時間の長押しすることでプッシュスイッチ1の押し込み入力機能を有効及び無効化を決定するものである。
【0044】
図14は、この第5の実施形態を示す図であり、キー入力待ちの状態(ステップS11)において携帯電話機11に備えられた制御回路(図示せず)は、入力キー部15の特定キーが所定時間操作されたか否かを判断する(ステップS12)。このステップS12において、特定キーが操作されない場合には、制御回路はキー操作がない、即ち「未入力」と判断してステップS15に移行し、他のキー入力待ちの状態となる。
【0045】
一方、ステップS12において、特定キーに対して所定時間の操作ではなく、それより短い通常の時間幅での操作があると、当該特定キーの通常のキー入力処理を行い、キー入力待ちのステップS15へと進む。
【0046】
また、他方上記ステップS12において、特定キーに対して所定時間の長押しがあると、制御回路は「長押し」と判断して次のステップS15に移行し、他のキー入力待ちの状態となる。
【0047】
これらステップS11、S12及びS14の実行で、プッシュスイッチ1の押し込み入力機能の無効化処理が実行されたことになるが、これを解除するには、上記特定キーを改めて所定時間長押しすればよい。
【0048】
即ち、上記ステップS15のキー入力待ちの状態において、再度特定キーを所定時間操作すれば制御回路はそのキーの操作時間をカウントして、その操作時間が所定時間経過すると、特定キーが長押しされたと判断して(ステップS16)、プッシュスイッチ1の押し込み入力機能の無効化を解除し、当該プッシュスイッチ1の押し込み入力機能を有効化する(ステップS18)。
【0049】
このとき、ステップS16において、特定キーが操作されない場合には、上記ステップS12及びS15と同様に制御回路はキー操作がない、即ち「未入力」と判断してステップS19に移行し、他のキー入力待ちの状態となる。
【0050】
また、ステップS16において、特定キーが通常時間幅で操作されると、ステップS17に移行し、上記ステップS13及びS15と同様に制御回路は特定キーが通常時間操作されたと判断して、キー入力待ちのステップS19へと進む。
【0051】
<第6の実施形態>
図15及び図16は、本発明の第6の実施形態を示しており、これらの図から明らかなように、この実施形態では、携帯電話機11の表示部12と入力キー部15との間に一対のプッシュスイッチ1、1を設け、これら両プッシュスイッチ1、1を上記第5の実施形態で示したソフトウエア処理することによって、それぞれ押し込み入力機能を無効化している。
【0052】
そして、本実施形態では、特に、携帯電話機11にゲーム機能を持たせるために各種プッシュスイッチについてスクロール機能のみの入力が可能にするとともに、左右の親指で操作可能にしている。
【0053】
<第7の実施形態>
図17及び図18は、本発明の第7の実施形態を示しており、この実施形態では、携帯電話機11などの電子機器に上記プッシュスイッチ1を装設するともに、該プッシュスイッチ1の近くに検知スイッチ18を設け、そして、該検知スイッチ18の検知バー19の先端を上記プッシュスイッチ1のノブトップ5の下端周縁が上下する経路途中に位置させている。
【0054】
この構成により、図17に示すように、プッシュスイッチ1のノブトップ5を押し下げて検知スイッチ18をON状態とし、また、図18のようにノブトップ5を第1の位置から起立させて第2の位置に設定すると、該ノブトップ5の下端周縁が検知バー19から離脱して検知スイッチ18をOFF状態とする。即ち、この実施形態では、検知スイッチ18でプッシュスイッチ1の状態を判別し、その結果に応じてプッシュスイッチ1の入力操作の有効化又は無効化を切り替えるようにしている。
【0055】
<第8の実施形態>
図19及び図20は、本発明の第8の実施形態を示しており、この実施形態では、携帯電話機11として本体部である操作本体部11aと蓋体部である表示体部11bを連結ヒンジ11cにて開閉、即ち折り畳み可能に形成した折り畳み式携帯電話機11を適用している。そして、操作本体部11aにはプッシュスイッチ1、マイクロフォン部14及び数字や文字などの入力キー部15を備えている。
【0056】
この構成において、上記プッシュスイッチ1の構造は、上記第1の実施形態と略同一であるが、ノブ主体4に形成しているカム溝9は当該第1の実施形態のものとは異なり図20に示すような形状となっている。
【0057】
即ち、カム溝91は、逆Jの字型に形成され、このような形状の一対のカム溝91、91がノブ主体4の筒体部8の外周面に互いに180°離間して設けられている。
【0058】
そして、これらのカム溝91、91にノブトップ5の摺動ピン10、10が係合しており、ノブトップ5は摺動ピン10、10がカム溝91、91に沿って上下することによって上下に移動することができる。
【0059】
上記構成において、携帯電話11が折り畳まれた状態では、図21に示すように、蓋体部である表示体部11bがプッシュスイッチ1のノブトップ5をスプリング6に抗して押し込んでおり、該プッシュスイッチ1はノブトップ5のこの状態(非操作状態)を維持する。
【0060】
このとき、摺動ピン10はカム溝91の最下端91aに位置している。次に、折り畳まれた携帯電話機11を連結ヒンジ11cを支軸として開くと、ノブトップ5は表示体部11bの押圧力により自由になるため図22に示すように、スプリング6の復元力によって持ち上げられ、これに相俟って摺動ピン10は、最下端91aより最上端91bに移動する。その結果、プッシュスイッチ1は操作可能な状態に設定され、スクロール機能などを実行することができる。
【0061】
<第9の実施形態>
この実施形態では携帯電話機11の本体側面に図12に示すように、全ての入力キーの入力操作を無効にする無効化スイッチ20を備えている。この無効化スイッチ20の入力信号は図23のフローチャートに示すようなソフトウエア処理が行われる。即ち、キー入力待ちの状態(ステップS21)よりステップS22において制御回路は無効化スイッチ20がOFFであるか否かを監視し、このステップS22において該無効化スイッチ20がOFFであると、入力キー部15のキー入力を待つステップS23に進む。
【0062】
一方、ステップS22において無効化スイッチ20がONされると、再び無効化スイッチ20がOFFされるのを待つ状態となる。
【0063】
<第10の実施形態>
この実施形態は、上記第9の実施形態のような無効化スイッチ20によって全ての入力キーの入力を無効にする方法に替えて、上記第5の実施形態のようにソフトウエア処理にて全ての入力キーの入力を無効にするものである。即ち、この実施形態では、入力キー部15の特定の数字や文字などのキーを所定時間の長押しすることで全ての入力キーの入力を無効化を決定するものである。
【0064】
図24は、この第10の実施形態を示す図であり、キー入力待ち状態(ステップS31)において携帯電話機11に備えられた制御回路(図示せず)は、入力キー部15の特定キーが所定時間操作されたか否かを判断する(ステップS32)。このステップS32において、特定キーが操作されない場合には、制御回路はキー操作がない、即ち「未入力」と判断してステップS36に移行し、他のキーの入力待ちの状態となる。
【0065】
一方、ステップS32において、特定キーに対して所定時間の操作ではなく、それより短い通常の時間幅での操作があると、制御回路は特定キーの「通常入力」と判断して次のステップS33において、当該特定キーの通常のキー入力処理を行い、キー入力待ちのステップS36へと進む。
【0066】
また、他方上記ステップS32において、特定キーに対して所定時間の長押しがあると、制御回路は「長押し」と判断して次のステップS34において、全ての入力キーの入力操作の無効化処理を行う。
【0067】
これらステップS31、S32及びS34の実行で、全ての入力キーの入力操作の無効化処理が実行されたことになるが、これを解除するには、上記特定キーを改めて所定時間の間長押しすればよい。
【0068】
即ち、再度特定キーを所定時間操作すれば制御回路は、そのキーの操作時間をカウントして、その操作時間が所定時間経過すると、特定キーが長押しされたと判断して(ステップS35)、全ての入力キーの操作の無効化を解除するとともにキー入力待ちの状態となる(ステップS36)。
【0069】
【発明の効果】
上記目的を達成するため本発明のプッシュスイッチは、ノブ主体と、該ノブ主体に嵌合された筒状体よりなるもので上記ノブ主体への嵌合量を変化させることにより上記ノブ主体に最も多く挿入された第1の位置と上記ノブ主体より最も多く抜け出した第2の位置とを取ることができるノブトップと、上記ノブトップとノブ主体との間に縮設されノブトップを常時上記第2の位置に方向に付勢するスプリングとからなり、上記ノブトップが上記第1又は上記第2の位置にあるときに、該ノブトップに上記スプリングに抗して押し込み力を付加することによりノブトップを第2又は第1の位置に変化させることができるようにしたものである。
【0070】
この構成によれば、ノブトップに押し込み力を加えるだけで、ノブ主体に対するノブトップの位置を簡単に可変することができ、操作性に優れている。
【0071】
また、本発明のプッシュスイッチは、外周面に無端のカム溝を備えたノブ主体と、該ノブ主体に嵌合された筒状体よりなるもので上記ノブ主体への嵌合量を変化させることにより上記ノブ主体に最も多く挿入された第1の位置と上記ノブ主体より最も多く抜け出した第2の位置とを取ることができるノブトップと、上記カム溝に係合し該カムに沿って摺動できるように上記ノブトップの内面に設けられた摺動ピンと、上記ノブトップとノブ主体との間に縮設されノブトップを常時上記第2の位置方向に付勢するスプリングとからなり、上記カム溝は上記ノブトップを上記第1及び第2の位置に保持するために上記摺動ピンを係止する第1及び第2の係合部を備え、上記ノブトップが上記第1又は第2の位置にあるとき該ノブトップに上記スプリングに抗して押し込み力を付加することにより上記摺動ピンを上記第1又は第2の係合部より離脱させ、その後は上記スプリングの復元力でノブトップを上記第2又は第1の位置に移動させるようにしたものである。
【0072】
この発明によれば、ノブトップに押し込み力を加えるだけで、ノブ主体に対するノブトップの位置を簡単に可変することができる。しかも、この発明では摺動ピンを摺動ピンを第1及び第2の係合部に係止させることにより、ノブトップをノブ主体上の異なる2つの位置に保持させることができ、プッシュスイッチに優れた機能性と操作性を持たせることができる。
【0073】
更に、上記ノブトップにスクロール機能を持たせていることから、プッシュスイッチの機能性と操作性をより向上させることができる。
【0074】
また、上記ノブトップを押し込み操作することで入力操作ができるようにしているので、プッシュスイッチの機能性及び操作性を更に向上させることができる。
【0075】
また、本発明の電子機器は、ノブ主体と、該ノブ主体に嵌合された筒状体よりなるものでノブ主体への嵌合量を変化させることにより上記ノブ主体に最も多く挿入された第1の位置と上記ノブ主体より最も多く抜け出した第2の位置とを取ることができるノブトップと、上記ノブトップと上記ノブ主体との間に縮設されノブトップを常時上記第2の位置方向に付勢するスプリングとからなるプッシュスイッチを備え、
上記ノブトップが上記第1又は第2の位置にあるときに、該ノブトップに上記スプリングに抗して押し込み力を付加することにより上記ノブトップを第2又は第1の位置に変化させるようにしたものである。
【0076】
この構成によれば、ノブトップに押し込み力を加えるだけで、ノブ主体に対するノブトップの位置を簡単に可変することができ、操作性に優れた電子機器を提供することができる。
【0077】
また、本発明の電子機器は、外周面に無端のカム溝を備えたノブ主体と、該ノブ主体に嵌合された筒状体よりなるもので上記ノブ主体への嵌合量を変化させることにより上記ノブ主体に最も多く挿入された第1の位置と上記ノブ主体より最も多く抜け出した第2の位置とを取ることができるノブトップと、上記カム溝に係合し該カム溝に沿って摺動できるように上記ノブトップの内面に設けられた摺動ピンと、上記ノブトップとノブ主体との間に縮設され上記ノブトップを常時上記第2の位置方向に付勢するスプリングとからなるプッシュスイッチを備え、更に上記カム溝は上記ノブトップを上記第1及び第2の位置に保持するために上記摺動ピンを係止する第1及び第2の係合部を備え、
上記ノブトップが上記第1又は第2の位置にあるとき該ノブトップに上記スプリングに抗して押し込み力を付加することにより上記摺動ピンを上記第1又は第2の係合部より離脱させ、その後は上記スプリングの復元力で上記ノブトップを上記第2又は第1の位置に移動させるようにしたものである。
【0078】
この発明によれば、ノブトップに押し込み力を加えるだけで、ノブ主体に対するノブトップの位置を簡単に可変することができる。しかも、この発明では摺動ピンを第1及び第2の係合部に係止させることによりノブトップをノブ主体上の異なる2つの位置に保持させることができ、プッシュスイッチに優れた機能性と操作性を持たせることができる。
【0079】
そして、ロックスイッチを設け、該ロックスイッチを操作することにより上記プッシュスイッチの機能を無効化するようにすると、ロックスイッチを操作することでプッシュスイッチの機能を無効化できるので、より操作性に優れた電子機器を提供できる。
【0080】
或いは、入力キー部のいずれかに特定のキーを所定時間操作することにより上記プッシュスイッチの機能を無効化するようにすると、入力キー部のいずれかの特定のキーを所定時間操作することでプッシュスイッチの機能を無効化できるので、より機能性に優れた電子機器を提供できる。
【0081】
また、本発明の電子機器は、本体に対して蓋体を開閉するようにした折り畳み式の電子機器において、
該電子機器の本体にノブ主体と、該ノブ主体に嵌合された筒状体よりなるもので上記ノブ主体への嵌合量を変化させることにより上記ノブ主体に最も多く挿入された第1の位置と上記ノブ主体より最も多く抜け出した第2の位置とを取ることができるノブトップと、該ノブトップと上記ノブ主体との間に縮設され上記ノブトップを常時上記第2の位置方向に付勢するスプリングとからなるプッシュスイッチを設け、上記本体に対する上記蓋体の開閉動作に連動して上記ノブトップを上記第2及び第1の位置に変化させるものである。
【0082】
この発明によれば、折り畳み式の電子機器の開閉、即ち折り畳み操作に連動してプッシュスイッチを操作することができ、操作に優れた電子機器を提供することができる。
【0083】
また、入力キー部の全てのキー入力を無効にする無効化スイッチを設けると、無効化スイッチを操作しておくことで、入力キー部の全てのキー入力を無効にできるので、使用者の意図しない電源ONを阻止して無駄な電池使用を抑制したり、誤動作を防止することができる。
【0084】
或いは、入力キー部の特定のキーを所定時間操作することにより上記入力キー部の全てのキー入力操作を無効にするようにすると、使用者の意図しない電源ONを阻止して無駄な電池使用を抑制したり、誤動作を防止することができる。更には、無効化スイッチを必要としないので、入力キー部のキーの数を増やすことなく、所定の目的を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1の実施形態のプッシュスイッチにおいて、ノブトップを第1の位置に設定した状態を示す斜視図である。
【図2】 同上プッシュスイッチの正面斜視図である。
【図3】 同上プッシュスイッチにおいて、ノブトップを第2の位置に設定した状態を示す斜視図である。
【図4】 同上プッシュスイッチの正面断面図である。
【図5】 (a)は同上プッシュスイッチにおけるノブ主体の筒体部の外周面に形成されたカム溝を示す斜視図であり、(b)は同上プッシュスイッチにおけるカム溝の構造を示す拡大分解図である。
【図6】 本発明に係る第2の実施形態のプッシュスイッチにおいて、ノブトップを第1の位置に設定した状態を示す斜視図である。
【図7】 本発明の第3の実施形態として、本発明に係るプッシュスイッチを備えた携帯電話機の概略斜視図である。
【図8】 同上携帯電話において、プッシュスイッチを第2の位置に設定した状態を示す要部斜視図である。
【図9】 同上携帯電話において、プッシュスイッチを第2の位置に設定した状態を示す側面概略図である。
【図10】 同上携帯電話において、プッシュスイッチを第1の位置に設定した状態を示す要部斜視図である。
【図11】 同上携帯電話において、プッシュスイッチを第1の位置に設定した状態を示す側面概略図である。
【図12】 本発明の第4の実施形態として、本発明に係るプッシュスイッチを備えた携帯電話機の概略斜視図である。
【図13】 同上携帯電話機の動作説明に供されたフローチャートを示す図である。
【図14】 本発明の第5の実施形態として、本発明に係るプッシュスイッチを備えた携帯電話機の動作説明に供されたフローチャートを示す図である。
【図15】 本発明の第6の実施形態として、本発明に係るプッシュスイッチを2つ備えた携帯電話機の概略斜視図である。
【図16】 同上携帯電話機の使用状態を示す図である。
【図17】 本発明の第7の実施形態として、本発明に係るプッシュスイッチを備えた携帯電話機において、プッシュスイッチを第1の位置に設定した状態を示す要部断面概略図である。
【図18】 同上携帯電話機のプッシュスイッチを第2の位置に設定した状態を示す要部断面概略図である。
【図19】 本発明の第8の実施形態として、本発明に係るプッシュスイッチを備えた折り畳み式携帯電話機の概略斜視図である。
【図20】 同上携帯電話機におけるプッシュスイッチのカム溝の構造を示す拡大分解図である。
【図21】 同上取り畳み式携帯電話機を折り畳んだ状態でのプッシュスイッチの状態を示す要部概略断面図である。
【図22】 同上取り畳み式携帯電話機を開いた状態でのプッシュスイッチの状態を示す要部概略断面図である。
【図23】 本発明に係る第9の実施形態として、入力キー部の動作を無効にする無効化スイッチを備えた携帯電話機の動作説明に供されたフローチャートを示す図である。
【図24】 本発明に係る第10の実施形態として、入力キー部の動作を無効にする機能を入力キー部の特定のキーに持たせた携帯電話機の動作説明に供されたフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 プッシュスイッチ
2 スイッチ本体
3 スイッチノブ
4 ノブ主体
5 ノブトップ
9 カム溝
10 摺動ピン
11 携帯電話機
15 入力キー部
17 ロックスイッチ
20 無効化スイッチ
Claims (6)
- 外周面に無端のカム溝を備えたノブ主体と、該ノブ主体に嵌合された筒状体よりなるもので上記ノブ主体への嵌合量を変化させることにより上記ノブ主体に最も多く挿入された第1の位置と上記ノブ主体より最も多く抜け出した第2の位置とを取ることができるノブトップと、上記カム溝に係合し該カムに沿って摺動できるように上記ノブトップの内面に設けられた摺動ピンと、上記ノブトップとノブ主体との間に縮設されノブトップを常時上記第2の位置方向に付勢するスプリングとからなり、上記カム溝は上記ノブトップを上記第1の位置に保持するために上記摺動ピンを係止する第1の係合部と、上記第1の位置に保持された上記ノブトップを押下すると該ノブトップを時計周りに回動して第1の当接部まで案内する円弧状内壁面と、該第1の当接部に到達したときに上記ノブトップの押下を停止したときに上記スプリングの復元力によりさらにノブトップを時計周りに回動する傾斜部と、該傾斜部に連なる円弧状部と、該円弧状部の突き当たりで上記摺動ピンが係合して第2の位置に保持する第2の係合部と、を備え、
上記ノブトップが上記第1の位置にあるときに、該ノブトップに上記スプリングに抗して押し込み力を付加することにより上記摺動ピンを上記第1の係合部より離脱させ、その後は上記スプリングの復元力でノブトップを上記第2の位置に移動させるようにし、
上記ノブトップが上記第2の位置にあるときに、該ノブトップを上記第2の位置より反時計方向に押し下げ、上記スプリングに抗して押し込み力を付加することにより上記摺動ピンを上記第2の係合部より離脱させ、上記カム溝の円弧状部内を降下し、該円弧状部を抜け出して上記円弧状内壁面を経た後、その後は上記スプリングの復元力でノブトップを上記第1の位置に移動させるようにしたことを特徴とするプッシュスイッチ。 - 上記ノブトップを操作することでスクロール機能を備えたことを特徴とする請求項1に記載のプッシュスイッチ。
- 上記ノブトップを押し込み操作することで入力操作ができるようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプッシュスイッチ。
- 外周面に無端のカム溝を備えたノブ主体と、該ノブ主体に嵌合された筒状体よりなるもので上記ノブ主体への嵌合量を変化させることにより上記ノブ主体に最も多く挿入された第1の位置と上記ノブ主体より最も多く抜け出した第2の位置とを取ることができるノブトップと、上記カム溝に係合し該カム溝に沿って摺動できるように上記ノブトップの内面に設けられた摺動ピンと、上記ノブトップとノブ主体との間に縮設され上記ノブトップを常時上記第2の位置方向に付勢するスプリングとからなるプッシュスイッチを備え、更に上記カム溝は上記ノブトップを上記第1の位置に保持するために上記摺動ピンを係止する第1の係合部と、上記第1の位置に保持された上記ノブトップを押下すると該ノブトップを時計周りに回動して第1の当接部まで案内する円弧状内壁面と、該第1の当接部に到達したときに上記ノブトップの押下を停止したときに上記スプリングの復元力によりさらにノブトップを時計周りに回動する傾斜部と、該傾斜部に連なる円弧状部と、該円弧状部の突き当たりで上記摺動ピンが係合して第2の位置に保持する第2の係合部と、を備え、
上記ノブトップが上記第1の位置にあるときに、該ノブトップに上記スプリングに抗して押し込み力を付加することにより上記摺動ピンを上記第1の係合部より離脱させ、その後は上記スプリングの復元力でノブトップを上記第2の位置に移動させるようにし、
上記ノブトップが上記第2の位置にあるときに、該ノブトップを上記第2の位置より反時計方向に押し下げ、上記スプリングに抗して押し込み力を付加することにより上記摺動ピンを上記第2の係合部より離脱させ、上記カム溝の円弧状部内を降下し、該円弧状部を抜け出して上記円弧状内壁面を経た後、その後は上記スプリングの復元力でノブトップを上記第1の位置に移動させるようにしたことを特徴とする電子機器。 - ロックスイッチを設け、該ロックスイッチを操作することにより上記プッシュスイッチの機能を無効化するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
- 入力キー部のいずれかに特定のキーを所定時間操作することにより上記プッシュスイッチの機能を無効化するようにしたことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の電子機器。
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