JP2002358831A - 耐屈曲ケーブルの接続部 - Google Patents

耐屈曲ケーブルの接続部

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JP2002358831A JP2001165196A JP2001165196A JP2002358831A JP 2002358831 A JP2002358831 A JP 2002358831A JP 2001165196 A JP2001165196 A JP 2001165196A JP 2001165196 A JP2001165196 A JP 2001165196A JP 2002358831 A JP2002358831 A JP 2002358831A
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Ryo Matsui
量 松井
Takao Ichikawa
貴朗 市川
Masayoshi Aoyama
正義 青山
Hitoshi Ueno
仁志 上野
Kandai Tanaka
寛大 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルの屈曲特性が優れ、しかも、はんだ
付けすることなくケーブルの端末と電子機器などの基板
とを接続できる耐屈曲ケーブルの接続部を提供すること
にある。 【解決手段】 繰り返し屈曲される用途に使用される耐
屈曲ケーブルの接続部10において、ケーブル導体とし
て、外周に熱硬化性樹脂2が塗装された軟銅線3を使用
し、ケーブルの端末と電子機器などの基板11とを抵抗
溶接で接続したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繰り返し屈曲され
る用途に使用される耐屈曲ケーブルの接続部に係り、特
に、ケーブルの一層の細径化を図り、ケーブルの端末と
電子機器などの基板との接続において鉛レス化を図った
耐屈曲ケーブルの接続部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器、ICテスタ、医療機器の小型
化に伴い、それらに使用されている機器電線も細径化が
進んでいる。特に医療機器用電線には、ケーブルの外径
は従来と同等で線芯数を多くしたケーブルが求められて
いる。これを実現するためにはケーブル導体の細径化が
不可欠である。
【0003】従来の耐屈曲ケーブルの接続部では、外径
が0.0799mm(素線数7本/素線径0.03m
m)、言い換えれば40AWG(American Wire Gaug
e:アメリカ式針金ゲージ)よりも細径のケーブル導体
において、屈曲特性、導電性に優れるCu−0.3w
t.%Sn合金等の硬銅線の撚線が使用されており、ケ
ーブルの端末と電子機器などの基板との接続について
は、Sn−Pb共晶はんだを用いて接続している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題 】ケーブル導体の細径
化が進むにつれて、撚線にするための素線も細径化しな
ければならず、最近では素線径φ20μm以下の撚線に
ついても需要が出始めている。
【0005】従来のCu−0.3wt.%Sn合金等の
硬銅線について素線径φ20μm以下の撚線を製造する
場合、極細伸線性、撚線作業性に課題が多く、コストが
非常に高くなることから、ケーブル導体の屈曲特性の要
求レベルが高くない用途には、撚線導体をほぼ同じ外径
の単線に置き換える動きがある。そのためには、屈曲特
性に優れるケーブル導体が不可欠である。
【0006】屈曲特性はケーブル導体が受ける曲げ歪に
より異なる。その一例を図8に示す。図8は、タフピッ
チ銅の硬銅線と軟銅線の屈曲特性である。曲げ歪ε8
小さい領域(ε8 <1.4%)では、引張強さが大きい
硬銅線の方が屈曲特性は優れているが、曲げ歪ε8 が大
きい領域(ε8 ≧1.4%)では、伸びが大きい軟銅線
の方が屈曲特性は優れている。
【0007】また、屈曲特性は導体の表面状態にも左右
される。線材表面に外傷等で平滑でない材料は屈曲した
ときに亀裂が入り易く、引張強さや伸びが大きくても良
好な屈曲寿命は得られない。以上から、引張強さと伸び
が大きく表面状態の良好なケーブル導体が求められてい
る。
【0008】しかしながら、引張強さと伸びは相反する
特性であるため、銅及び銅合金単体のみでは、引張強さ
と伸びが大きく表面状態の良好なケーブル導体の実現が
不可能であるという問題がある。
【0009】また、ケーブル導体の端末と電子機器など
の基板との接続については、環境への配慮から、はんだ
の鉛レス化の要求が高まっている。すでに家電品の一部
において家電リサイクル法が施行されており、鉛フリー
はんだの適用も検討されている。しかし、医療機器など
高い信頼性が要求される用途においては、信頼性の問題
から鉛フリーはんだへの切り替えが進んでおらず、環境
への配慮がなされていないという問題がある。
【0010】そこで、本発明の目的は、ケーブルの屈曲
特性が優れ、しかも、はんだ付けすることなくケーブル
の端末と電子機器などの基板とを接続できる耐屈曲ケー
ブルの接続部を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために創案されたものであり、請求項1の発明は、
繰り返し屈曲される用途に使用される耐屈曲ケーブルの
接続部において、ケーブル導体として、外周に熱硬化性
樹脂が塗装された軟銅線を使用し、ケーブルの端末と電
子機器などの基板とを抵抗溶接で接続した耐屈曲ケーブ
ルの接続部である。
【0012】請求項2の発明は、繰り返し屈曲される用
途に使用される耐屈曲ケーブルの接続部において、ケー
ブル導体として、外周に熱硬化性樹脂が塗装された軟銅
線を使用し、ケーブルの端末と電子機器などの基板とを
アーク溶接で接続した耐屈曲ケーブルの接続部である。
【0013】請求項3の発明は、繰り返し屈曲される用
途に使用される耐屈曲ケーブルの接続部において、ケー
ブル導体として、外周に導電性樹脂が塗装された軟銅線
を使用し、ケーブルの端末と電子機器などの基板とを圧
接コネクタ又は圧着コネクタを用いて接続した耐屈曲ケ
ーブルの接続部である。
【0014】請求項4の発明は、繰り返し屈曲される用
途に使用される耐屈曲ケーブルの接続部において、ケー
ブル導体として、外周に導電性樹脂が塗装された軟銅線
を使用し、ケーブルの端末と電子機器などの基板とを導
電性接着剤で接続した耐屈曲ケーブルの接続部である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適実施の形態を
添付図面にしたがって説明する。
【0016】図1は、本発明の好適実施の形態である耐
屈曲ケーブルの接続部を示す概略図である。
【0017】図1に示すように、本発明に係る耐屈曲ケ
ーブル1は、繰り返し屈曲される用途に使用されるもの
であり、その端末が、電子機器、ICテスタ、医療機器
などの基板と接続されるものである。この耐屈曲ケーブ
ル1は、ケーブル導体として、例えば、外周に熱硬化性
樹脂2が塗装された軟銅線3を使用している。
【0018】熱硬化性樹脂2としては、例えば、ゴム状
の弾性を有し、耐摩耗性、耐酸化性、耐油性、耐老化性
に優れるポリウレタンを用いている。軟銅線3として
は、例えば、電気銅より精製されたタフピッチ銅の軟銅
線を使用している。タフピッチ銅は、酸素を0.02〜
0.05%を含有し、導電率は銀に次いで良好であり、
加工性も良く、機械的性能や耐食性にも優れている。軟
銅線3は、導電率が高く引っ張り強さが大きい硬銅線
を、350〜500℃の無酸素雰囲気中で焼鈍したもの
で、硬銅線に比べ柔軟性に富み、導電率がやや向上して
いる。
【0019】この耐屈曲ケーブル1は、ケーブル導体と
して、外周に熱硬化性樹脂2が塗装された軟銅線3を使
用している点に特徴がある。樹脂を塗装した軟銅線は、
コイル等の固定配線では従来から使用されているが、耐
屈曲ケーブルについては使用されていない。
【0020】本発明に係る耐屈曲ケーブル1のケーブル
導体では、軟銅線3の外周に塗装された熱硬化性樹脂2
からなる塗装膜により、軟銅線3単体よりも破断荷重や
伸びが向上する。また、塗装膜により軟銅線3表面に亀
裂が入りにくくなり、繰り返し屈曲を受ける用途での寿
命が著しく向上する。したがって、ケーブル導体として
撚線導体ではなく、軟銅線3の単線を用いることが可能
となる。
【0021】次に、耐屈曲ケーブルの接続部を説明す
る。
【0022】本発明に係る耐屈曲ケーブルの接続部10
は、耐屈曲ケーブル1の端末と電子機器などの配線基板
11とを抵抗溶接で接続したものである。より具体的に
は、まず、耐屈曲ケーブル1の端末の被覆を除去し、外
周に熱硬化性樹脂2が塗装された軟銅線3を露出させ
る。配線基板11上に露出した軟銅線3を載置し、溶接
棒12a,12b間に軟銅線3と配線基板11を挟み込
む。溶接棒12a,12b間を通電させる抵抗溶接によ
り、熱硬化性樹脂2を除去すると共に、熱硬化性樹脂2
が除去された軟銅線3と配線基板11を溶融させて接合
させる。
【0023】この耐屈曲ケーブルの接続部10は、環境
への配慮から、はんだを使用しない点と、熱硬化性樹脂
2を軟銅線3から剥離する際に溶剤を使用しない点に特
徴がある。
【0024】耐屈曲ケーブル1の端末と電子機器などの
配線基板11との接続に抵抗溶接を用いたのは、軟銅線
3の外周に塗装された熱硬化性樹脂2を、通電加熱によ
り除去すると共に、接続部近傍を溶融させ金属接合させ
るためである。
【0025】このように、本発明では、繰り返し屈曲を
受ける用途に使用される耐屈曲ケーブルのケーブル導体
として、外周に熱硬化性樹脂が塗装された軟銅線を使用
しているので、撚線導体ではなく、軟銅線の単線を用い
ることができ、ケーブルの一層の細径化が可能となる。
その結果、電子機器、ICテスタ、医療機器の更なる軽
薄短小化が可能になる。これは、後述する第2および第
3の実施の形態においても同様である。
【0026】また、ケーブルの端末と電子機器などの基
板との接続においてもはんだ付けを行わないため、鉛レ
ス化が可能になる。したがって、環境への配慮も十分で
ある。これは、後述する他の実施の形態においても同様
である。
【0027】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。
【0028】図2は、本発明の第2の実施の形態である
耐屈曲ケーブルの接続部を示す概略図である。図2に示
すように、耐屈曲ケーブルの接続部20は、耐屈曲ケー
ブル1の端末と電子機器などの配線基板とを、圧着コネ
クタ21を介して接続したものである。
【0029】より具体的には、まず、耐屈曲ケーブル1
の端末の被覆を除去して外周に熱硬化性樹脂2が塗装さ
れた軟銅線3を露出させる。露出した軟銅線3を圧着コ
ネクタ21で包み込み、溶接棒12a,12b間にセッ
トする。溶接棒12a,12b間を通電させる抵抗溶接
により、熱硬化性樹脂2を除去すると共に、熱硬化性樹
脂2が除去された軟銅線3と圧着コネクタ21を溶融さ
せて接合させる。この後、圧着コネクタ21と配線基板
を接続する。
【0030】第3の実施の形態を説明する。
【0031】図3は、本発明の第3の実施の形態である
耐屈曲ケーブルの接続部を示す概略図である。図3
(a)はアーク溶接前、図3(b)はアーク溶接後を示
している。図3に示すように、耐屈曲ケーブルの接続部
30は、耐屈曲ケーブル1の端末と電子機器などの基板
の端子31とを、アーク溶接で接続したものである。
【0032】より具体的には、まず、耐屈曲ケーブル1
の端末の被覆を除去して外周に熱硬化性樹脂2が塗装さ
れた軟銅線3を露出させる。基板の端子31の外周に、
露出した軟銅線3を巻き付ける[図3(a)]。次に、ア
ーク溶接用のタングステン電極32からアークを飛ばす
アーク溶接により、熱硬化性樹脂2を除去すると共に、
熱硬化性樹脂2が除去された軟銅線3と基板の端子31
を溶融させて接合させる。溶融後のアークを飛ばした部
分には、溶融塊33が形成される[図3(b)]。
【0033】耐屈曲ケーブル1の端末と電子機器などの
基板の端子31との接続にアーク溶接を用いたのは、接
続部にアークを飛ばすことにより、軟銅線3の外周に塗
装された熱効果性樹脂2を除去すると共に、接続部近傍
を溶融させ金属接合させるためである。
【0034】以上、図1〜図3の第1〜第3の実施の形
態においては、耐屈曲ケーブル1のケーブル導体とし
て、外周に熱硬化性樹脂2が塗装された軟銅線3を使用
した例で説明した。ここで、本発明に係るケーブル導体
と従来のケーブル導体との屈曲特性を評価する。
【0035】図7は、本発明に係るタフピッチ銅軟銅線
のポリウレタン被覆線と従来のタフピッチ銅軟銅線の裸
線の左右90度屈曲試験結果を、横軸を屈曲寿命N
f7(回)にとり、縦軸を曲げ歪ε7 (%)にとって示し
た図である。
【0036】屈曲特性は線径0.1mmのワイヤに10
0gの荷重をかけ、左右90度屈曲させたときの寿命に
より評価した。図7では、ポリウレタン被覆線の屈曲特
性曲線をa、裸線の屈曲特性曲線をbとしている。図7
に示すように、全ての曲げ歪みε7 において、本発明に
係るポリウレタン被覆線の方が、従来の裸線よりも屈曲
寿命Nf7が一桁以上長く、屈曲特性が優れていることが
わかる。
【0037】次に、図4〜図6で本発明の第4〜第6の
実施の形態を説明する。第4〜第6の実施の形態では、
耐屈曲ケーブルのケーブル導体として、外周に導電性樹
脂が塗装された軟銅線を使用している。
【0038】図4は、本発明の第4の実施の形態である
耐屈曲ケーブルの接続部を示す概略図である。図4に示
すように、耐屈曲ケーブル40は、ケーブル導体とし
て、外周に導電性樹脂41が塗装された軟銅線3を使用
している。耐屈曲ケーブルの接続部43は、耐屈曲ケー
ブル40の端末と電子機器などの基板とを、圧着コネク
タ44を介して接続したものである。
【0039】導電性樹脂41としては、金属、例えば、
銀系、銀・銅複合系、ニッケル系、カーボン系、銅系な
どの導電性フィラー(導電性溶加金属)を分散させた樹
脂を用いている。
【0040】より具体的には、まず、耐屈曲ケーブル4
0の端末の被覆を除去して外周に導電性樹脂41が塗装
された軟銅線3を露出させる。露出した軟銅線3を圧着
コネクタ44で包み込み、軟銅線3と圧着コネクタ44
をかしめ接続する。この後、圧着コネクタ44と基板を
接続する。
【0041】この耐屈曲ケーブルの接続部43では、耐
屈曲ケーブル40の端末と電子機器などの基板とを、圧
着コネクタ44を介して接続したが、図5に示す第5の
実施の形態における耐屈曲ケーブルの接続部50のよう
に、圧接コネクタを介して接続してもよい。この場合、
被覆が除去されて露出した軟銅線42を、圧接コネクタ
端子51の導体収容溝52に押し込み接続する。
【0042】第4および第5の実施の形態において、圧
着コネクタ44、圧接コネクタを使用したのは、軟銅線
3の外周に導電性樹脂41が塗装されているため、導電
性樹脂41を除去することなく、耐屈曲ケーブル40の
端末と電子機器などの基板とを接続できるからである。
【0043】本発明に係る耐屈曲ケーブル40のケーブ
ル導体では、軟銅線3の外周に塗装された導電性樹脂4
1からなる塗装膜により、軟銅線3単体よりも破断荷重
や伸びが向上する。また、塗装膜により軟銅線3表面に
亀裂が入りにくくなり、繰り返し屈曲を受ける用途での
寿命が著しく向上する。したがって、ケーブル導体とし
て撚線導体ではなく、軟銅線3の単線を用いることが可
能となる。
【0044】このように、本発明では、繰り返し屈曲を
受ける用途に使用される耐屈曲ケーブルのケーブル導体
として、外周に導電性樹脂が塗装された軟銅線を使用し
ているので、撚線導体ではなく、軟銅線の単線を用いる
ことができ、ケーブルの一層の細径化が可能となる。そ
の結果、電子機器、ICテスタ、医療機器の更なる軽薄
短小化が可能になる。これは、後述する第6の実施の形
態においても同様である。
【0045】第6の実施の形態を説明する。
【0046】図6は、本発明の第6の実施の形態である
耐屈曲ケーブルの接続部を示す概略図である。図6に示
すように、耐屈曲ケーブルの接続部60は、耐屈曲ケー
ブル40の端末と電子機器などの配線基板11とを、導
電性接着剤61で接続したものである。
【0047】導電性接着剤61としては、金属、例え
ば、銀系、銀・銅複合系、ニッケル系、カーボン系、銅
系などの導電性フィラー(導電性溶加金属)を分散させ
た接着剤を用いている。
【0048】より具体的には、まず、耐屈曲ケーブル4
0の端末の被覆を除去して外周に導電性樹脂41が塗装
された軟銅線3を露出させる。配線基板11上に露出し
た軟銅線3を載置し、配線基板11上の軟銅線3を覆う
ように導電性接着剤61を塗布して導電性接着剤層62
を形成する。
【0049】耐屈曲ケーブル40の端末と電子機器など
の配線基板11との接続に導電性接着剤61を用いたの
は、軟銅線3の外周に塗装された導電性樹脂41が塗装
されているため、導電性樹脂41を除去することなく、
耐屈曲ケーブル40の端末と電子機器などの配線基板1
1とを接続できるからである。
【0050】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば次のごとき優れた効果を発揮する。
【0051】(1)繰り返し屈曲を受ける用途に使用さ
れる耐屈曲ケーブルのケーブル導体として、単線が適用
できるため、ケーブルの一層の細径化が可能となる。そ
の結果、電子機器、ICテスタ、医療機器の更なる軽薄
短小化が可能になる。
【0052】(2)また、ケーブルの端末と電子機器な
どの基板との接続においてもはんだ付けを行わないた
め、鉛レス化が可能になる。したがって、環境への配慮
も十分である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施の形態を示す概略図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す概略図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す概略図であ
る。図3(a)はアーク溶接前、図3(b)はアーク溶
接後を示している。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示す概略図であ
る。
【図5】本発明の第5の実施の形態を示す概略図であ
る。
【図6】本発明の第6の実施の形態を示す概略図であ
る。
【図7】本発明に係るケーブル導体(タフピッチ銅軟銅
線のポリウレタン被覆線)と従来のケーブル導体(タフ
ピッチ銅軟銅線の裸線)の左右90度屈曲試験結果を示
す図である。
【図8】タフピッチ銅(硬銅線と軟銅線)の屈曲特性を
示す図である。
【符号の説明】
1 耐屈曲ケーブル 2 熱硬化性樹脂 3 軟銅線 10 耐屈曲ケーブルの接続部 11 配線基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01R 4/04 H01R 4/04 H02G 1/14 H02G 1/14 H 15/08 15/08 P // B21D 39/00 B21D 39/00 D (72)発明者 青山 正義 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社総合技術研究所内 (72)発明者 上野 仁志 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (72)発明者 田中 寛大 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 Fターム(参考) 4E001 AA03 BB07 CC04 5E085 BB01 BB08 CC03 FF01 FF08 FF11 FF13 HH13 JJ36 JJ50 5G309 LA20 LA27 5G355 AA03 BA01 BA08 CA15 5G375 AA02 CA02 CA12 CA14 DB04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繰り返し屈曲される用途に使用される耐
    屈曲ケーブルの接続部において、ケーブル導体として、
    外周に熱硬化性樹脂が塗装された軟銅線を使用し、ケー
    ブルの端末と電子機器などの基板とを抵抗溶接で接続し
    たことを特徴とする耐屈曲ケーブルの接続部。
  2. 【請求項2】 繰り返し屈曲される用途に使用される耐
    屈曲ケーブルの接続部において、ケーブル導体として、
    外周に熱硬化性樹脂が塗装された軟銅線を使用し、ケー
    ブルの端末と電子機器などの基板とをアーク溶接で接続
    したことを特徴とする耐屈曲ケーブルの接続部。
  3. 【請求項3】 繰り返し屈曲される用途に使用される耐
    屈曲ケーブルの接続部において、ケーブル導体として、
    外周に導電性樹脂が塗装された軟銅線を使用し、ケーブ
    ルの端末と電子機器などの基板とを圧接コネクタ又は圧
    着コネクタを用いて接続したことを特徴とする耐屈曲ケ
    ーブルの接続部。
  4. 【請求項4】 繰り返し屈曲される用途に使用される耐
    屈曲ケーブルの接続部において、ケーブル導体として、
    外周に導電性樹脂が塗装された軟銅線を使用し、ケーブ
    ルの端末と電子機器などの基板とを導電性接着剤で接続
    したことを特徴とする耐屈曲ケーブルの接続部。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004238525A (ja) * 2003-02-06 2004-08-26 Auto Kagaku Kogyo Kk ポリウレタン系電気絶縁塗料及びこれを用いたポリウレタン系絶縁電線
CN100409991C (zh) * 2006-05-19 2008-08-13 广州金升阳科技有限公司 焊接线材与引线框架的点焊方法
CN108213674A (zh) * 2018-01-16 2018-06-29 广州亨龙智能装备股份有限公司 一种接线板排插支架焊接机及其电阻焊接工艺

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