JP2002358713A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2002358713A
JP2002358713A JP2001166608A JP2001166608A JP2002358713A JP 2002358713 A JP2002358713 A JP 2002358713A JP 2001166608 A JP2001166608 A JP 2001166608A JP 2001166608 A JP2001166608 A JP 2001166608A JP 2002358713 A JP2002358713 A JP 2002358713A
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spindle motor
optical disk
signal
drive
fixed angle
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JP2001166608A
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Taizo Kusano
泰三 草野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄型、小型、かつ低コストのオートローディ
ング兼オートチャッキング機能を有するディスク装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 3相のコイルと4極のマグネットとを用
いたスピンドルモータ102と、3相のコイルのうち所
定の2相を駆動するための固定角駆動信号生成器と通常
の回転と固定角駆動とを切り換える切換え器とを有する
スピンドルモータドライバ109とを有する。光ディス
ク101をスピンドルモータ102に装着するときに固
定角駆動信号生成器に切り換えてスピンドルモータドラ
イバ109を駆動することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピューター等
に接続し、光を使ってデータの記録・再生を行う光ディ
スク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の光ディスク装置のブロッ
ク図である。図10において、101は情報信号が記録
されている光ディスク、102は光ディスク101を搭
載し回転するホールセンサ駆動方式でDCブラシレス型
のスピンドルモータ、103は光ディスク101の記録
面にレーザ光を集光させるための対物レンズと、これを
光ディスク101の面に垂直な方向(以下フォーカス方
向と称す)や半径方向(以下トラック方向と称す)に動
かすためのアクチュエータ、および半導体レーザをはじ
めとする各種プリズム・信号検出用ディテクタ等が一体
に構成されている光ピックアップである。
【0003】104は光ピックアップ103で対応でき
ない可動範囲のトラッキングおよびトラック間を大きく
移動する際(アクセス動作)に使われるスレッドモー
タ、105は光ピックアップ103の出力からフォーカ
ス信号およびトラック信号等のサーボ信号、およびデー
タRF信号を生成するRFアンプ、106はサーボ信号
にもとづいてフォーカスおよびトラック等のサーボ制御
を行なうサーボプロセッサ(以下、DSP)、107は
DSP106の出力にもとづいてアクチュエータを駆動
するアクチュエータドライバ、108はDSP106の
出力にもとづいてスレッドモータ104を駆動するスレ
ッドモータドライバ、1009はDSP106の出力に
もとづいてスピンドルモータ102を駆動するスピンド
ルモータドライバ、110は装置全体の動きを管理する
CPUである。
【0004】図10において、矢印は各ブロック間の信
号の流れを、特に太線矢印はスピンドルモータ制御に関
わる信号の流れを示している。スピンドルモータ制御の
流れは、まずCPU110からの指令(CTL)により
DSP106で回転制御信号(SPDRV)を設定す
る。次に、スピンドルモータドライバ1009はSPD
RV信号にもとづいて駆動信号(DRV)を生成し、ス
ピンドルモータ102を駆動する。
【0005】スピンドルモータ102は回転に応じたホ
ールセンサ信号(SNS)を出力することでスピンドル
モータドライバ1009により回転を表す信号(FG)
が生成され、DSP106およびCPU110に返され
る。DSP106ではFGに応じたSPDRV信号を生
成することで回転制御としてのループが閉じ、回転制御
が行われる。また、CPU106ではFGをモニターす
ることで回転異常がないか等を監視することができる構
成となっている。
【0006】ここで図11は、図10のSPドライバの
ブロック図である。図11において、1101は図10
のスピンドルモータドライバの全体構成、1102はD
SP106からのアナログ制御信号(SPDRV)を入
力しアナログ基準電位(VREF)との比較を行う入力
アンプ、1103はスピンドルモータのホールセンサ
(HU、HV、HW)からの出力を受けてディジタルホ
ール信号を生成するホール信号検出器、1104はディ
ジタルホール信号を受けてFG信号を生成するFG信号
生成器、1105はディジタルホール信号を受けて各相
の切換えタイミングを生成する分配器、1106は入力
アンプ1102および分配器1105の出力を受けて駆
動小信号を生成するプリドライバ、1107はプリドラ
イバ1106の出力を受けて駆動信号を生成するパワー
MOS−FETである。
【0007】次に動作説明のため、3相4極(コイル3
相、マグネット4極)DCブラシレススピンドルモータ
を例として、図12にスピンドルモータ回転時の駆動形
態図を、図13に図12の動作波形図を示す。図12
(a)において、一点鎖線で囲んだ部分が固定部に存在
する3相の各コイルU/V/W、●印は各コイル中心に
取付けられたホールセンサHU/HV/HWで、
【0008】
【外1】
【0009】
【外2】
【0010】(外1)、(外2)印はそれぞれ前記コイ
ル内を電流が手前向き、向こう向きに流れている状態、
○印は電流が流れていない状態を示す。また、N、Sで
記載した部分が回転可動部のマグネットで、点線および
2重矢印で示した経路で磁界が形成される。また、図1
3では(1)ホールセンサ出力電圧波形、(2)ディジ
タルホール信号波形、(3)各相コイルの駆動電圧波
形、(4)各相コイルの誘起電圧波形を示している。図
12、13を用いてスピンドルモータドライバの動作を
説明する。
【0011】まず、図12(a)の状態においては、図
13中で示した極性でホールセンサ出力が発生し、ホ
ール信号検出器1103ではホールセンサ出力をコンパ
レートすることによりディジタルホール信号を生成す
る。分配器1105ではディジタルホール信号よりコイ
ルの駆動タイミングを生成し、最終的にプリドライバ1
106およびパワーMOS−FET1107を通して図
13中(3)で示される駆動電圧を生成し、各相コイル
を駆動する。
【0012】の区間では、コイルUからコイルVへ電
流が流れる状態で、このとき図12(a)において、コ
イルU、Vで示される方向に電流が流れる。そうすると
フレミングの左手の法則に則って、各相コイルに面する
可動マグネットには矢印で示す向きに推力が発生する。
DCブラシレス3相コイルにおいては、常に3相のうち
の2相が駆動されている状態で、の状態においてはコ
イルU、Vともに右回り方向の推力が発生する。
【0013】従って2相のトータルでは矢印Fで示す右
回り方向に推力が発生する。同様に、(b)から(f)
ではそれぞれからの状態が発生することで、常に右
回り方向に推力が発生することになる。従って、〜
の推移を行うことで180°の回転が行われ、これが繰
返されることで右回り回転駆動が行われる。なお付け加
えておくと、3相のうち駆動されていない1相には、図
12の各マグネットと各ホールセンサの位置関係からも
明らかなように、図13(4)で示すように駆動タイミ
ングに対して30°位相が進んだ電圧が誘起される状態
となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ここで、オートローデ
ィング兼オートチャッキング機能付き光ディスク装置を
実現することを考える。一般的に、スピンドルモータの
駆動力を利用してチャッキングのためのチャッキング機
構を光ディスク穴にねじ込む機構にするのが、最も薄
型、小型で、かつ低コストに構成できる。この構成のオ
ートローディング兼オートチャッキング機構について、
図14を用いて簡単に説明しておく。図14は、オート
ローディング兼オートチャッキングを説明する図であ
る。図14において、(a)は光ディスク挿入時、
(b)は光ディスクローディング1(引込)時、(c)
は光ディスクローディング2(押下)時、(d)は光デ
ィスクチャッキング時を示す。1402は光ディスク装
置の筐体、1403は光ディスク101を搭載し回転す
るスピンドルモータ102と、光ディスク101の記録
面にレーザ光を集光させるための対物レンズと、これを
光ディスクの面に垂直な方向(以下フォーカス方向と称
す)や半径方向(以下トラック方向と称す)に動かすた
めのアクチュエータ、および半導体レーザをはじめとす
る各種プリズム・信号検出用ディテクタ等が一体に構成
されている光ピックアップモジュール、1404は光デ
ィスク101をローディングするローディング機構、1
405は光ディスク101をチャッキングするチャッキ
ング機構を示す。
【0015】まず、図14(a)において矢印で示す方
向に光ディスク101を挿入すると、センサーにより光
ディスク挿入が検出され、ローディング機構1404で
図14(b)の矢印の方向に光ディスク101が引込ま
れる。引込み位置にローディングされた後、次に図14
(c)の矢印の方向に光ディスク101が押下され、押
下位置にローディングされる。そこで図14(d)に示
すように光ディスク101が押下された状態でチャッキ
ング機構1405を回転させることで、チャッキング機
構が光ディスク穴にねじ込まれ、チャッキングされる構
成となっている。
【0016】なお、光ディスク排出の際には、逆のシー
ケンスでアンチャッキングおよびアンローディングを行
えばよい。本チャッキング構成をとることで、ローディ
ングおよびチャッキング用のメカは大規模で強力なもの
ではなく、光ディスク101を搬送できる程度のもの
(特に押下力は軽く押える程度)で良くなり、小型薄型
かつ低コストの構成が可能となる。しかしながら、従来
のスピンドルモータ102のように単に回転機能のみを
有するものでこの機能を生成すると、チャッキング時に
チャッキング機構1405と光ディスク穴との接触摩擦
によって磨耗が発生する等の間題が発生する。
【0017】そこで本発明では、チャッキング時に不要
な磨耗を発生させない薄型&小型、かつ低コストのオー
トチャッキング機構を実現し、薄型&小型、かつ低コス
トのオートローディング兼オートチャッキング機能付き
光ディスク装置を提供できるようにすることを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、3相のコイルと4極のマグネットとを用い
たスピンドルモータと、スピンドルモータを駆動するス
ピンドルモータ駆動手段とを有する光ディスク装置であ
って、スピンドルモータ駆動手段は、3相のコイルのう
ち所定の2相を駆動するための固定角駆動信号生成手段
と、通常の回転と固定角駆動とを切り換える切換え手段
とを有し、光ディスクをスピンドルモータに装着すると
きに固定角駆動信号生成手段に切換え手段を切り換えて
スピンドルモータ駆動手段を駆動することを特徴とする
光ディスク装置、としたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、3相のコイルと4極のマグネットとを用いたスピン
ドルモータと、スピンドルモータを駆動するスピンドル
モータ駆動手段とを有する光ディスク装置であって、ス
ピンドルモータ駆動手段は、3相のコイルのうち所定の
2相を駆動するための固定角駆動信号生成手段と、通常
の回転と固定角駆動とを切り換える切換え手段とを有
し、光ディスクをスピンドルモータに装着するときに固
定角駆動信号生成手段に切換え手段を切り換えてスピン
ドルモータ駆動手段を駆動することを特徴とする光ディ
スク装置、としたものである。
【0020】光ディスクをチャッキングするときに、不
要な摩耗を生じさせることがなく、薄型、小型、かつ低
コストのオートチャッキング機構を実現することができ
る。さらに、これを用いた光ディスク装置は、薄型、小
型、かつ低コストのオートローディング兼オートチャッ
キング機能を有する光ディスク装置を提供することがで
きる。
【0021】以下、本発明の実施の形態について、図を
用いて説明する。
【0022】(実施の形態1)図1は本発明の光ディス
ク装置のブロック図である。図1において、101は情
報信号が記録されている光ディスク、102は光ディス
ク101を搭載し回転するホールセンサ駆動方式で3相
のDCブラシレス型のスピンドルモータ、103は光デ
ィスク101の記録面にレーザ光を集光させるための対
物レンズと、これを光ディスク101の面に垂直な方向
(以下フォーカス方向と称す)や半径方向(以下トラッ
ク方向と称す)に動かすためのアクチュエータ、および
半導体レーザをはじめとする各種プリズム・信号検出用
ディテクタ等が一体に構成されている光ピックアップで
ある。
【0023】104は光ピックアップ103で対応でき
ない可動範囲のトラッキングおよびトラック間を大きく
移動する際(アクセス動作)に使われるスレッドモー
タ、105は光ピックアップ103の出力からフォーカ
ス信号およびトラック信号等のサーボ信号、およびデー
タRF信号を生成するRFアンプである。106はサー
ボ信号にもとづいてフォーカスおよびトラック等のサー
ボ制御を行なうサーボプロセッサ(以下、DSP)、1
07はDSP106の出力にもとづいてアクチュエータ
を駆動するアクチュエータドライバ、108はDSP1
06の出力にもとづいてスレッドモータ104を駆動す
るスレッドモータドライバ、109はDSP106の出
力および外部指令にもとづいてスピンドルモータ102
を通常回転駆動もしくは固定角度駆動できる固定角駆動
機能付きスピンドルモータドライバ、110は装置全体
の動きを管理するCPUである。
【0024】図1において、矢印は各ブロック間の信号
の流れを、特に太線矢印はスピンドルモータ制御に関わ
る信号の流れを示している。図に示すように本発明で
は、CPUからの指令により、通常回転駆動と固定角駆
動が切換えられる構成となっている。
【0025】ここで図2に図1のスピンドルモータドラ
イバのブロック図を示す。図2において、201はスピ
ンドルモータドライバ109の全体構成、202はDS
P106からのアナログ制御信号(SPDRV)を入力
しアナログ基準電位(VREF)との比較を行う入力ア
ンプ、203はスピンドルモータ102のホールセンサ
(HU、HV、HW)からの出力を受けてディジタルホ
ール信号を生成するホール信号検出器、204はディジ
タルホール信号を受けてFG信号を生成するFG信号生
成器である。
【0026】205は外部指令をもとにディジタルホー
ル信号を受けて固定角駆動タイミング信号を生成する固
定角駆動信号生成器である。206は外部指令をもとに
ディジタルホール信号と固定角駆動タイミング信号を切
換える切換え器、207は切換え器出力を受けて各相の
切換えタイミングを生成する分配器、208は入力アン
プ202および分配器207の出力を受けて駆動小信号
を生成するプリドライバ、209はプリドライバ208
の出力を受けて駆動信号を生成するパワーMOS−FE
Tである。
【0027】ここで図3はオートローディング兼チャッ
キングのフローチャートである。図3を用いて、本発明
を使用したときのオートローディング兼オートチャッキ
ングの流れを説明する。まず、光ディスクを挿入する
(S1)と、メカスイッチあるいはその他センサにより
CPU110は光ディスクが挿入されたことを検知し、
DSP106に指令してスピンドルモータ推力を決める
ためのSPDRV設定を行う(S2)。次に、CPU1
06はスピンドルモータドライバ201を固定角駆動モ
ードに設定(ANGLE;L→H)し(S3)、切換え
器206を固定角駆動信号生成器205の出力側に切換
える。
【0028】ここで、固定角駆動信号生成器205の動
作について、図4から図7を用いて説明する。図4は、
スピンドルモータの回転形態を表わす図である。図4に
おいて例えば、図4(a)のようなコイルとマグネット
の位置状態にあるとき、通常回転駆動ではのコイル電
流設定がなされる。しかし仮にのコイル電流設定を続
けたとすると、コイルWからコイルVへ電流が流れる状
態となる。即ち、コイルUは推力0、コイルVは右回転
の推力、コイルWは相殺されて推力0となるので、トー
タルでは矢印Fで示す右回り方向に推力が発生する。
【0029】ここで、図4(b)の状態までマグネット
が回転すると、逆に左回り方向に推力が切換わるので、
最終的には図4(c)の状態にロックされることにな
る。次に図5は、スピンドルモータの他の回転形態を表
わす図である。従って、例えば図5に示すように、図5
(a)の状態から→→→…という順序で適当な間
隔をおいて入力したとすると、図5(b)→図5(d)
→図5(f)→…の状態に順次ロックさせることがで
き、30°づつのモータ駆動が実現できる。
【0030】また図6は、スピンドルモータの他の回転
形態を表わす図である。図6に示すように、図6(a)
のようなコイルとマグネットの位置状態にあるとき、仮
にのコイル電流設定を続けたとすると、前述したよう
に、コイルU、Vともに右回転の推力、コイルWは推力
0となるので、トータルでは矢印Fで示す右回り方向に
推力が発生する。ここで、図6(b)の状態までマグネ
ットが回転すると、コイルUは右回転の推力のまま、コ
イルVは相殺されて推力0となるが、トータルでは矢印
Fで示す右回り方向に推力が発生し続ける。さらに、図
6(c)の状態までマグネットが回転すると、コイルU
は相殺されて推力0となるが、コイルVは左回転の推力
に変わるので、トータルでは矢印Fで示す左回り方向に
推力が切換わり、最終的には図6(d)の状態にロック
されることになる。
【0031】図7は、スピンドルモータの他の回転形態
を表わす図である。従って、例えば図7に示すように、
図7(a)の状態から→→→…という順序で適当
な間隔をおいて入力したとすると、図7(b)→図7
(d)→図7(f)→…の状態に順次ロックさせること
ができ、60°づつのモータ駆動が実現できる。また、
図4〜7ではホールセンサ出力を利用して、現状の初期
角度近傍にロック位置を設定し、そこから固定角駆動を
行うフローで説明したが、特にこれに限らず、特定の初
期角度にロックさせ、そこから固定角駆動を行うように
しても構わない。
【0032】ここで、特定の初期角度にロックさせる方
法について説明する。図8は、スピンドルモータの他の
回転形態を表わす図であって、図6に対してマグネット
の初期角度を90°変えた状態を示している。図8
(a)のようなコイルとマグネットの位置状態にあると
き、のコイル電流設定を続けたとすると、図6の状態
とは逆にコイルU、Vともに左回転の推力、コイルWは
推力0となるので、トータルでは矢印Fで示す左回り方
向に推力が発生する。ここで、図8(b)の状態までマ
グネットが回転すると、コイルUは左回転の推力のま
ま、コイルVは相殺されて推力0となるが、トータルで
は矢印Fで示す左回り方向に推力が発生し続ける。さら
に、図8(c)の状態までマグネットが回転すると、コ
イルUは相殺されて推力0となるが、コイルVは右回転
の推力に変わるので、トータルでは矢印Fで示す右回り
方向に推力が切換わり、最終的には図8(d)の状態に
ロックされることになる。
【0033】即ち、マグネットの初期角度がいかなる状
態にあってものコイル電流設定を行うことで図8
(d)の状態にロックされることになり、その後、→
→→…という順序で駆動することで30°づつのモ
ータ駆動を、→→→…という順序で駆動すること
で60°づつのモータ駆動を行うことができる。また、
のかわりに〜の設定を使用することで、の状態
に対して30°ずつ異なる初期角度にロックさせること
ができるとともに、さらには応じた出力シーケンスをと
ることで、その角度から固定角ずつ駆動させることも可
能となる。
【0034】ここで図3の説明に戻ると、スピンドルモ
ータドライバ201を固定角駆動モードに設定した時点
で、ロック状態となる固定角駆動タイミングを、固定角
駆動信号生成器205から出力させるようにする。これ
により、ローディング兼チャッキング前にスピンドルモ
ータ102をある角度にロックさせることができる。
【0035】次に、オートローディングおよびオートチ
ャッキング動作を開始(S4、S5)し、図14での
(c)の状態まできたところで、CPU110からパル
ス信号(PULSE)を出力することで必要角の固定角
駆動(S6)を行う。ちなみに、固定角駆動信号生成器
205ではパルス入力のタイミングでコイル電流設定が
前述のシーケンスに則って切換わるようになっており、
例えばx°角駆動(例えば前述の30°あるいは60°
起動)の設定でNパルス入力なら、N×x°の固定角駆
動が行われる。
【0036】ここで、N×x°を、チャッキング機構1
405が光ディスク穴に十分にねじ込まれる角度として
おくことで、チャッキング動作が確実に行われる(S
7)。この後、CPU110はスピンドルモータドライ
バ201を通常駆動モードに設定することで、通常ドラ
イブ動作へ移行される(S8、S9)。
【0037】なお、以上の説明では時計回転方向の固定
角駆動について説明したが、逆のシーケンスをとること
により反時計回転方向の固定角駆動も可能である。この
とき、スピンドルモータドライバ201への指令方法と
しては、CPU110から回転方向を指示する指令信号
を与える方式や、SPDRV信号を逆極性で与える方式
が考えられる。
【0038】なお、固定角駆動モードはブラシレスDC
モータをステップ的に動作させることが可能になるモー
ドで、一見ステッピングモータにも見えるが、構造上、
ステッピングモータは動作している相の駆動力が相殺さ
れる状態が発生することがないのに対し、本発明の固定
角駆動では30°駆動状態において2相のうちの1相が
相殺状態になる駆動方法(ステッピングモータとは異な
る)であることは付け加えておく。
【0039】以上のように、本発明を適用することで、
ごく一般的な構成で薄型、小型、かつ低コストのオート
チャッキング機構が実現でき、しいては薄型、小型、か
つ低コストのオートローディング兼オートチャッキング
機能付き光ディスク装置が構成できる。
【0040】(実施の形態2)図9は他のスピンドルモ
ータドライバのブロック図であって、本発明の光ディス
ク装置をホールセンサレス駆動方式のDCブラシレスス
ピンドルモータで構成した場合のスピンドルモータドラ
イバの構成図である。図9において、901はスピンド
ルモータドライバの全体構成、902はDSP106か
らのアナログ制御信号(SPDRV)を入力しアナログ
基準電位(VREF)との比較を行う入力アンプ、90
3はスピンドルモータの誘起電圧を一定位相遅らせる位
相遅れ器、904は位相遅れ器903の出力を受けて通
常駆動タイミングを生成する通常駆動信号生成器、90
5は通常駆動タイミング受けてFG信号を生成するFG
信号生成器である。
【0041】906は外部指令をもとに通常駆動タイミ
ングを受けて固定角駆動タイミングを生成する固定角駆
動信号生成器、907は外部指令をもとに通常駆動タイ
ミングと固定角駆動タイミングを切換える切換え器、9
08は入力アンプ902および切換え器907の出力を
受けて各相の切換えタイミングおよび出力レベルを生成
する分配器、909は分配器908の出力を受けて駆動
小信号を生成するプリドライバ、910はプリドライバ
909の出力を受けて出力負荷を駆動するパワーMOS
−FETである。
【0042】ホールセンサレス駆動においては、従来の
技術で説明したように、3相のうち駆動されていない1
相には、図13(4)で示すように駆動タイミングに対
して30°位相が進んだ電圧が誘起される状態となって
いる。従って、位相遅れ器903で30°位相を遅らせ
ることにより、誘起タイミングから駆動タイミングを生
成することができる。この位相遅れを正確に生成するこ
とでホールセンサ駆動方式と同様、ホールセンサレス駆
動方式で安定して回転駆動することが可能となる。
【0043】また、固定角駆動機能については本方式に
おいても図3で示したフローにより、ある特定の初期角
度にロックさせた後、一定の角度づつ駆動させることが
実現可能である。
【0044】以上のように、本発明を適用することで、
薄型、小型、かつより低コストのオートチャッキング機
構が実現でき、しいては薄型、小型、かつより低コスト
のオートローディング兼オートチャッキング機能付き光
ディスク装置が構成できる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、チャッキ
ング時に不要な磨耗を発生させない薄型、小型、かつ低
コストのオートチャッキング機構を実現し、しいては薄
型、小型、かつ低コストのオートローディング兼オート
チャッキング機能付き光ディスク装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク装置のブロック図
【図2】図1のスピンドルモータドライバのブロック図
【図3】オートローディング兼チャッキングのフローチ
ャート
【図4】スピンドルモータの回転形態を表わす図
【図5】スピンドルモータの他の回転形態を表わす図
【図6】スピンドルモータの他の回転形態を表わす図
【図7】スピンドルモータの他の回転形態を表わす図
【図8】スピンドルモータの他の回転形態を表わす図
【図9】他のスピンドルモータドライバのブロック図
【図10】従来の光ディスク装置のブロック図
【図11】図10のSPドライバのブロック図
【図12】スピンドルモータ回転時の駆動形態図
【図13】図12の動作波形図
【図14】オートローディング兼オートチャッキングを
説明する図
【符号の説明】
101 光ディスク 102 スピンドルモータ 103 光ピックアップ 104 スレッドモータ 105 RFアンプ 106 DSP(サーボプロセッサ) 107 アクチュエータドライバ(ACTドライバ) 108 スレッドモータドライバ(SLDドライバ) 109 スピンドルモータドライバ(SPドライバ) 110 CPU 201,901 スピンドルモータドライバ 202,902 入力アンプ 203 ホール信号検出器 204,905 FG信号生成器 205,906 固定角駆動信号生成器 206,907 切換え器 207,908 分配器 208,909 プリドライバ 209,910 パワーMOS−FET 1009 スピンドルモータドライバ 1101 スピンドルモータドライバ 1102 入力アンプ 1103 ホール信号検出器 1104 FG信号生成器 1105 分配器 1106 プリドライバ 1107 パワーMOS−FET 1402 筐体 1403 光ピックアップモジュール 1404 ローディング機構 1405 チャッキング機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3相のコイルと4極のマグネットとを用い
    たスピンドルモータと、前記スピンドルモータを駆動す
    るスピンドルモータ駆動手段とを有する光ディスク装置
    であって、 前記スピンドルモータ駆動手段は、前記3相のコイルの
    うち所定の2相を駆動するための固定角駆動信号生成手
    段と、通常の回転と固定角駆動とを切り換える切換え手
    段とを有し、 光ディスクを前記スピンドルモータに装着するときに前
    記固定角駆動信号生成手段に前記切換え手段を切り換え
    て前記スピンドルモータ駆動手段を駆動することを特徴
    とする光ディスク装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008542964A (ja) * 2005-06-02 2008-11-27 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 光ディスクの回転速度を制御するための方法及び装置

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JP2008542964A (ja) * 2005-06-02 2008-11-27 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 光ディスクの回転速度を制御するための方法及び装置

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