JP2002358364A - 居宅介護支援システム、居宅介護支援プログラム、記録媒体 - Google Patents

居宅介護支援システム、居宅介護支援プログラム、記録媒体

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JP2002358364A
JP2002358364A JP2001299590A JP2001299590A JP2002358364A JP 2002358364 A JP2002358364 A JP 2002358364A JP 2001299590 A JP2001299590 A JP 2001299590A JP 2001299590 A JP2001299590 A JP 2001299590A JP 2002358364 A JP2002358364 A JP 2002358364A
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Norihiko Haneda
紀彦 羽田
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NIPPKU CARE SERVICE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要な介護用品の在庫の有無、在庫の所在、
配送所要日数等を簡単に把握し、アクセスメントに対応
して介護用品の種類、限界額等の絞り込みを容易化して
ケアプラン作成時における効率化を図る。 【解決手段】 居宅サービス事業者が持つ配送ネットワ
ーク20とウェッブ10経由で端末装置11を接続し、
この端末装置を利用して居宅介護支援専門員が要居宅介
護者のケアプランを作成する際、要居宅介護者の症状に
よって一意に決まる介護保険対象製品をデータベース検
索により得ると共に、その介護保険対象製品に相当する
電子カタログを画面表示する。そして、カタログ表示さ
れた介護保険対象製品を発注する際、配送ネットワーク
20に接続して対象製品の取引情報の交換を行い、介護
保険対象製品が持つその利用属性に応じて請求項目を振
り分け、配送ネットワーク20に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、居宅介護支援事業
者(ケアマネージャ)が要居宅介護者に必要な介護を聞
き取り等によって調査、確認してケアプランを作成する
際に用いて好適な居宅介護支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】介護保険法、障害者福祉法等に基づく居
宅介護支援システムでは、居宅介護支援事業者(有資格
者であるケアマネージャ)が要介護者に対するアセスメ
ントに基づいてケアプランを作成し、このケアプランに
基づいて居宅介護サービス事業者が介護サービスを提供
する流れが一般的である。
【0003】ところで、居宅介護サービス事業者からの
請求費用のうち、1割を要居宅介護者が負担し、残りの
9割が居宅介護サービス事業者から国民健康保険団体連
合会(国保連)へ請求(介護給付費請求書、介護給付費
明細書等の提出)することによって給付される。但し、
国保連から居宅介護サービス事業者への介護給付は、居
宅介護支援事業者から国保連への介護サービス提供内容
の報告(給付管理票、介護給付費請求書、居宅介護支援
介護給付費明細書の提出)との照合作業の後に行なわれ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の居宅介
護支援システムによれば、居宅介護支援事業者は、市場
に流通している福祉介護製品あるいは介護用具(以下、
単に介護用品という)についての知識に明るくない場合
が多く、しかもベッドや風呂等の大型の介護用品は貸し
出しが基本であることから調達の可否、調達所要日数等
の把握に膨大な手間と時間を要し、アセスメントに基づ
くケアプランに適合する適切な介護用品の選定および調
達に多大な負担を強いていた。
【0005】また、適切な介護用品を選定できたとして
も、居宅介護サービス事業者やその他レンタル事業者側
で在庫がないと利用できない。特に、要介護者が病院か
らの退院時、例えば親戚宅への移転等においては、ベッ
ドやその他当該要介護者の介護に必須の介護用品の提供
が滞らないようにする必要があるが、業者サイドの在庫
にも限界があり、調整に膨大な手間を要していた。更
に、業者サイドで管理する介護用品の稼働率にもばらつ
きがあってその改善が求められていた。
【0006】また、単に在庫の問題のみならず、配送に
関してもサービス利用の可否に大きく影響する。すなわ
ち、介護用ベッド、浴槽等の大型介護用品は、配送に特
別な留意点があるため、配送業者にこれら介護用品の配
送のための知識がないと配送に日数を要することがあ
る。更に、居宅介護支援事業者や居宅介護サービス事業
者から国保連への請求書を、提供する介護用品の選定に
対応して作成する場合、作業が非常に煩雑である。特に
キャンセル等も含めた場合、請求書の作成には膨大な労
力を要する。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、居宅介護支援事業者が持つ端末装置を居宅サービ
ス事業者が持つ広域配送ネットワークに接続することに
より、必要な介護用品の在庫の有無、在庫の所在、配送
所要日数等を簡単に把握でき、また、介護用品の選定は
データベース化された電子カタログによって行ない、ア
セスメントに対応して介護用品の種類、限界額等の絞込
みを容易化してケアプラン作成時における効率化をはか
り、居宅介護支援事業者の負担軽減をはかった居宅介護
支援システムを提供することを目的とする。更に、取引
情報に基づく請求書の印刷や、作成したケアプランおよ
び実際に行なったサービスの入力情報に基づき国保連に
対する介護費請求を自動で編集して伝送を行なうことが
でき、また、介護用品の貸与終了、あるいは引き上げ確
認等によりサービスの実行確認も容易とし、介護用品の
在庫管理を行なうことにより稼働率の向上を実現した居
宅介護支援システムを提供することも目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、居宅サービス事業者が持つ配送ネットワー
クとはウェッブ経由で端末装置が接続され、前記端末装
置を利用して居宅介護支援専門員が要居宅介護者のケア
プランを作成する際、前記要居宅介護者の症状によって
一意に決まる介護保険対象製品をデータベース検索によ
り得ると共に、その介護保険対象製品に相当する電子カ
タログを画面表示し、前記カタログ表示された介護保険
対象製品を発注する際、前記配送ネットワークに接続し
て前記対象製品の取引情報の交換を行ない、前記介護保
険対象製品が持つその利用属性に応じて請求項目を振分
け、前記配送ネットワークに送信することを特徴とす
る。
【0009】また、本発明の居宅介護支援システムにお
いて、前記取引情報は、必要な介護保険対象製品の調達
の可否、調達までに要する日数に関する情報とし、前記
ウェッブ経由でCSVデータをアップもしくはダウンロ
ードすることによって行ない、前記請求項目は、前記取
引情報に応じて、前記介護保険対象製品毎、少なくとも
その介護保険請求、償還払い、自費請求の利用属性に振
分け、それぞれに必要な書類を作成して前記ウェッブ経
由で配送ネットワークに送信することを特徴とする。
【0010】上記構成において、居宅介護支援事業者が
持つ端末装置を居宅サービス事業者が持つ広域配送ネッ
トワークに接続することにより、居宅介護支援事業者
は、必要な介護用品の在庫の有無、在庫の所在、配送所
要日数等を簡単に把握でき、また、介護用品の選定をデ
ータベース化された電子カタログによって行なうことに
より、アセスメントに対応した介護用具の種類、限界額
等の絞込みを容易化することができる。このことによ
り、ケアプラン作成時における効率化をはかり、居宅介
護支援事業者の負担軽減をはかれる。また、端末装置を
利用して作成したケアプランや、実際に行なったサービ
スの入力情報に基づいて国保連への提出も自動編集して
作成することができ、国保連の介護保険請求受付システ
ムへオンラインで伝送することができる。
【0011】なお、介護用具が調達できなかった場合、
ケアプランと実際に要介護者に行なうサービスとの違い
が大きくなるが、ここでは、介護用具の調達の可否、お
よび調達に要する日数が事前にわかることでケアプラン
の作成が正確なものとなり、ケアプランの変更が非常に
少なくなるために実際のサービス時に混乱が生じること
はない。また、ケアプランの作成時には、アセスメント
に対応して国保連から支給される保険金の範囲でサービ
スを提供したり、あるいはその他の公的補助金も考慮に
入れる必要があるが、ここでは、介護用具の調達可否等
にこれら料金問題も含めたケアプランの作成が容易とな
っている。
【0012】また、本発明の居宅介護支援システムにお
いて、前記端末装置は、前記要居宅介護者の症状によっ
て一意に決まる介護保険対象製品がリストされた第1の
データベースと、前記介護保険対象製品のそれぞれに相
当する電子カタログが格納された第2のデータベース
と、前記要居宅介護者のケアプランを作成する際、前記
第1のデータベースを検索することによって得られる介
護保険対象製品リストの電子カタログを前記第2のデー
タベースを検索することによって得て画面表示するデー
タベース検索手段と、前記介護保険対象製品を発注する
際、前記配送ネットワークに接続して前記対象製品の取
引確認を行なう取引情報交換手段と、前記介護保険対象
製品が持つ利用属性に応じて請求項目を振分け、前記ウ
ェッブ経由で配送ネットワークに送信する送信手段とを
備えたことを特徴とする。
【0013】また、本発明の居宅介護支援システムにお
いて、前記端末装置は、介護保険対象製品が持つ利用属
性に応じて請求項目を振分けて介護保険請求書を作成
し、国民健康保険団体連合会が管理する保険請求受付シ
ステムに伝送する保険請求作成手段を更に備えたことを
特徴とする。
【0014】上記した課題を解決するために本発明は、
居宅サービス事業者が持つ配送ネットワークとはウェッ
ブ経由で接続される居宅介護支援専門員の持つ端末装置
装置に用いられる居宅介護支援プログラムであって、要
居宅介護者のケアプランを作成する際、前記要居宅介護
者の症状によって一意に決まる介護保険対象製品をデー
タベース検索により得るステップと、前記介護保険対象
製品に相当する電子カタログを画面表示するステップ
と、前記介護保険対象製品を発注する際、前記配送ネッ
トワークに接続して前記対象製品の取引情報の交換を行
なうステップと、前記対象製品が持つ利用属性に応じて
請求項目を振分け前記配送ネットワークに送信するステ
ップと、をコンピュータに実行させるための居宅介護支
援プログラムである。
【0015】上記した課題を解決するために本発明は、
居宅サービス事業者が持つ配送ネットワークとはウェッ
ブ経由で接続される居宅介護支援専門員の持つ端末装置
装置に用いられる居宅介護支援プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、要居宅介
護者のケアプランを作成する際、前記要居宅介護者の症
状によって一意に決まる介護保険対象製品をデータベー
ス検索により得るステップと、前記介護保険対象製品に
相当する電子カタログを画面表示するステップと、前記
介護保険対象製品を発注する際、前記配送ネットワーク
に接続して前記対象製品の取引情報の交換を行なうステ
ップと、前/記対象製品が持つ利用属性に応じて請求項
目を振分け前記配送ネットワークに送信するステップ
と、をコンピュータに実行させるための居宅介護支援プ
ログラムを記録した記録媒体である。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明における居宅介護
支援システムの利用主体およびその関係を説明するため
に引用した図である。図1において、符号1は居宅介護
支援事業者、符号2は居宅介護サービス事業者、符号3
は国保連合(市町村介護窓口)、符号4は要居宅介護者
である。
【0017】まず、居宅介護支援事業者1は、要居宅介
護者4に必要な介護を聞き取り等によって調査、確認し
てケアプランを作成する(、)。ケアプラン作成に
あたり、居宅介護支援事業者1は、要居宅介護者4の症
状によって一意に決まる介護保険対象製品をデータベー
ス検索により得ると共に、その介護保険対象製品に相当
する電子カタログを画面表示してその詳細を得ることが
できる。このことにより、居宅介護支援事業者1は、介
護用品の知識をさほど必要とせずに、アセスメントに対
応した介護用具の種類、限界額等の絞込みを容易化する
ことができ、ケアプラン作成時における効率化がはかれ
る。
【0018】そして、カタログ表示された介護保険対象
製品を発注する際、居宅介護サービス事業者2との間で
対象製品の取引情報の交換を行なう(、)。具体的
には、在庫、納期等に関する情報である。介護保険対象
製品が貸与品の場合は、前の貸与者の貸与終了、引き上
げに関する情報も必要になる。次に、居宅介護支援事業
者1は、国保連3に対し、要介護者の介護に要する介護
保険対象製品の利用属性である、貸与品、購入品に関す
る情報を報告し()、国保連3では、別途、居宅介護
サービス事業者2から得られる介護保険請求書と照合の
上()、居宅介護サービス事業者2に対して9割の保
険金給付を行なう()。このことにより、必要な介護
用品の在庫の有無、在庫の所在、配送所要日数等が簡単
に把握することができ、介護用品の在庫管理による稼働
率の向上に寄与する。また、介護用品の貸与終了、引き
上げ確認等によりサービスの実行確認が容易になる。更
に、取引情報に基づく請求書等の印刷、国保連への請求
書の伝送が可能になる。
【0019】図2は、本発明における第1の実施形態に
おける居宅介護支援システムの通信インフラとの接続構
成を説明するために引用した図である。図2において、
符号11は、居宅介護支援事業者端末(PC)であり、
居宅介護サービス事業者が持つサーバ12(居宅介護サ
ービス事業サーバ12)とは、ウェッブ10経由で接続
される。居宅介護サービス事業サーバ12は、ウェッブ
サーバ121と取引サーバ122とから構成され、取引
サーバ122は、専用回線から成る広域配送ネットワー
ク20を介して各支店サーバ13に接続されている。な
お、取引サーバ122と各支店サーバ13とはマスタス
レーブの関係にあり、取引サーバ122が各支店サーバ
13を統括する立場にあり、常時、取引サーバ122が
各支店サーバ13の在庫状況を管理している。
【0020】図3は、図2に示す居宅介護支援事業者端
末11の内部構成を機能展開して示したブロック図であ
る。以下に示す各ブロックは、具体的には、CPUなら
びにメモリを含む周辺LSIで構成され、CPUがメモ
リに記録されたプログラムを読み出し、逐次実行するこ
とにより、そのブロックが持つ機能を実現する。居宅介
護支援事業者端末11は、第1データベース111(D
B)、第2データベース112(DB)、DB検索部1
13、取引情報交換部114、送受信制御部115、介
護請求発行部116で構成される。
【0021】第1DB111には、要居宅介護者の症状
によって一意に決まる介護保険対象製品がリストされ、
第2DB112には、介護保険対象製品のそれぞれに相
当する電子カタログがあらかじめ登録されるものとす
る。第2DB112は、居宅介護サービス事業者2か
ら、例えば、CD−ROMで事前に配布され、電子カタ
ログの更新分についてはウェッブ10経由で居宅介護サ
ービス事業者サーバ12を介して提供されるものとす
る。
【0022】DB検索部113は、居宅介護支援事業者
1が、要居宅介護者4のケアプランを作成する際、第1
DM111を検索することによって得られる介護保険対
象製品リストの電子カタログを第2DB112を検索す
ることによって得、介護支援事業者端末11が持つ表示
画面に表示する機能を持つ。取引情報交換部114は、
居宅介護支援事業者1が、要居宅介護者4に必要とする
介護保険対象製品を発注する際、広域配送ネットワーク
20に接続して対象製品の取引確認を行なう機能を持
つ。送受信制御部115は、介護保険対象製品が持つ利
用属性に応じて請求項目を振分け、ウェッブ10経由で
広域配送ネットワーク20に送信する機能を持つ。
【0023】介護請求発行部116は、介護保険対象製
品が持つ利用属性に応じて請求項目を振分けて介護保険
請求書を作成し、送受信制御部114を介して国民健康
保険団体連合会が管理する保険給付請求受付システム
(図示せず)に伝送する機能を持つ。
【0024】図4〜図11は本発明実施形態の動作を説
明するために引用した図であり、それぞれ、アセスメン
トから取引に至る基本動作フローチャート(図4)、取
引情報交換時における居宅介護支援事業者端末11と居
宅介護サービス事業者サーバ12間の動作シーケンスチ
ャート(図5)、画面構成の一例(図6〜図11)を示
す図である。以下、図4〜図12を参照しながら図2、
図3に示す本発明の第1の実施形態における居宅介護支
援システムの動作について詳細に説明する。
【0025】まず、居宅介護支援事業者1は、居宅介護
支援事業者端末11を操作することにより、図6に一例
を示す基本情報画面を使用して、要居宅介護者の属性で
ある医療情報、家族情報、住居情報、費用援助情報等の
基本情報を入力する(ステップS401)。これら情報
の中身については図6に示すとおりであり、本発明と直
接関係しないため各項目の説明は省略する。図6の画面
下に示す釦をクリックすることにより、その情報種に応
じて必要な情報を入力するものとする。ここで入力され
た情報については図7以降に示す画面に書誌事項として
各フィールトに設定表示されるものとする。
【0026】次に、居宅介護支援事業者1は、要居宅介
護者の聞き取りを行なうことによりケアプランを作成し
てアセスメントの作業を開始する(ステップS40
2)。ケアプラン作成にあたり、図7に示すトリガー抽
出情報画面を使用してトリガー抽出コードを入力するこ
とにより、要居宅介護者の介護に必要な介護用品を特定
する(ステップS403)。ここでは、あらかじめ要居
宅介護者4の症状に応じてコード化されたトリガー抽出
コードを入力することにより、サービスコード(種類、
項目)が設定され、一意に算定項目として必要な介護用
品が表示される。ここでは、介護用品が介護保険法で定
められる貸与品、購入品、あるいは自費購入品毎、それ
ぞれモデル設定され(ステップS404〜S407)、
電子カタログとリンクさせる場合に限ってその電子カタ
ログが表示される(ステップS408、S409)。
【0027】具体的には、DB検索部113が第1DB
111に格納された介護保険対象製品リストを検索する
ことによって必要な介護用品が出力される。ここでは、
トリガー抽出コードとして、あらかじめ症状に応じてA
〜Xまで階層化されて定義されており、トリガー抽出コ
ードとして、例えば、”G6a1x”が入力されたと
き、サービスコードとして、”121001”が設定さ
れ、算定項目として”車椅子”が表示される。また、ト
リガー抽出コードとして、例えば、”G6b1x”が入
力されたとき、サービスコードとして、”12100
3”が設定され、算定項目として”特殊寝台”が表示さ
れる。なお、サービスコードの頭2桁の”12”は貸与
製品であることを示す。また、トリガー抽出コードの”
Ga1x”は、”ベッド上で体を動かすことについて励
ましがあればできる”症状を意図し、また、”Gb1
x”は”ベッドから車椅子へ励ましがあれば移動できる
症状”を意図する。これらコード化の定義については国
保連3でも認識できるものとする。
【0028】次に、このように特定される介護用品名を
有効化し、画面右端にある「カタログへ」釦をクリック
することにより、その介護用品の電子カタログが画面上
に表示される(ステップS408、S409)。電子カ
タログとリンクさせることなく直接取引画面を表示して
在庫確認の後、発注しても構わない。ここでは、電子カ
タログとリンクさせ取引を行なうものとして説明する。
具体的には、DB検索部113が、先に第1DB112
を検索することにより得た介護保険対象製品リストに基
づき第2DB112を検索することによってその電子カ
タログイメージを得ることができる。図8にその電子カ
タログ情報の表示イメージが示されている。
【0029】なお、図8に示す画面において、画面右端
に位置する「削除」釦をクリックすることによってその
算定項目を不要とすることも可能である。ここで、アセ
スメントに対応して用具の種類、限界額等の絞込みを容
易化してケアプラン作成時における効率化をはかってい
る。また、電子カタログについては、あらかじめ居宅介
護支援サービス事業者2が居宅介護支援事業者1にCD
−ROMで配布しておくものとし、その更新分について
は、都度、ウェッブ10経由で頒布するものとする。
【0030】居宅介護支援事業者1は、図7に示す電子
カタログを確認したうえで取引を決定し(ステップS4
10)、画面下に表形式で表示された取引欄にその商品
コード他を入力し、「取引情報」釦をクリックして在庫
確認を行なう。取引情報画面は、図9〜図11に示され
ている。図9の下に表形式で示される支払い区分は、先
に電子カタログを利用して選択した介護用品の利用属性
を示すものであり、「貸与」とは、介護保険制度で貸与
品として指定された用具のことをいい、要居宅介護者1
が1割負担、残りの9割を地方公共団体(具体的には市
町村単位)が負担し国保連3経由で居宅サービス事業者
等に支払われることになっている。「購入」とは、介護
保険制度で購入品として指定された用具のことをいい、
要居宅介護者1が全額を支払って購入した後、地方公共
団体(具体的には市町村)への償還申請によって、購入
金額の9割の償還を受けることになっている。また、
「自費購入」とは、要居宅介護者4が全額自己負担によ
り購入し、償還手続等の対象にはなっていない用具をい
う。
【0031】ここでは、画面下にある「在庫・納期」釦
をクリックすることにより在庫確認が行なわれる。すな
わち、購入、貸与希望用品の決定後(ステップS41
0)、居宅介護支援事業者1は、在庫の有無、納入日を
確認する(ステップS411)。そして、納入希望日を
決定して要居宅介護者4の了解を得て「注文」釦をクリ
ックして発注する。納品確認後は後述するように各請求
項目へ振分けして請求書を発行する。また、貸与終了希
望があった場合は、業務委託契約により引き取り、保
管、消毒を依頼する。そして、引き取り済み確認も行な
う。これらの情報により、介護保険請求、公費請求、自
費請求、償還払いへと書く請求項目への振分けと(ステ
ップS412)、自費の請求費、および領収書発行、償
還払いに必要な書類の作成を行なう。
【0032】なお、在庫確認、納期確認、貸与終了は、
画面右下に位置する「発信」釦をクリックすることによ
りウェッブ10経由で居宅介護サービス事業者サーバ1
2へ送信する。また、納品確認と引き上げ確認は、「受
信」釦をクリックすることによってウェッブ10経由で
居宅介護サービス事業者サーバ12から受信する。「発
信」釦、「受信」釦のクリックは、取引情報交換部11
4を介して送受信制御部115が検知してこれを実行す
る。更に、上記の振分け結果は、別パッケージで提供さ
れる介護保険請求ソフトウェアへ供給される他、ウェッ
ブ10経由で居宅介護サービス事業者サーバ12へ送信
する。
【0033】介護請求発行ソフトウェアとして現在市場
に流通しているものに、ニツプケアサービス日本福祉医
療総合研究所から発売されている「ニップクケアソフ
ト」がある。このパッケージソフトウェアは、介護給付
費請求業務に必要な帳票を印刷する他、FD出力、ある
いは、直接国保連3が管理する給付請求受付システム
(図示せず)へ伝送することができる。当該パッケージ
ソフトウェアと同等のソフトウェアを本発明の介護支援
システムに組み込めば、直接国保連3への介護保険給付
請求も可能となる。この場合、図3に示される介護請求
発行部116がその書式を整え、送受信制御部115を
介して国保連3の図示せぬ保険給付請求受付システムに
伝送される。
【0034】なお、図10は、発注時における取引情報
が設定される画面であり、利用者IDから受給者番号に
至る書誌事項は基本情報入力時に設定されたデータが利
用され、また、画面下に表形式で示された商品欄は、電
子カタログ情報から抽出した情報ならびに居宅介護サー
ビス事業者サーバ12から送信される納入日、納入時間
情報である。これら居宅介護サービス事業者サーバ12
から得られる情報は、居宅介護支援事業者端末11によ
り「受信」釦をクリックすることによって得ることがで
きる。また、図11に示す画面は、図9、図10に示す
取引情報画面のうち、画面下に割り付けられた「クレー
ム処理」釦をクリックすることによって出現する画面で
ある。例えば、要居宅介護者宅に意図しない介護用品が
配送された場合等、居宅介護支援事業者1が当該画面を
介してクレーム内容欄にクレームを入力することによっ
て居宅介護サービス事業者2に通知して注意を喚起し、
その対応を促がすものである。
【0035】ここで、取引情報交換における居宅介護支
援事業者端末11と居宅介護サービス事業者サーバ12
間のデータの流れについて、図5に示すシーケンスチャ
ートを参照しながら説明する。取引情報については、こ
こでは全てがCSV(CommaSeparated Value)形式の
ファイルを利用して仲介される。
【0036】まず、居宅介護支援事業者端末11は、ウ
ェッブ10経由で居宅介護サービス事業者2のホームペ
ージを立ち上げる(ステップS501)。そして、居宅
介護サービス事業者サーバ12から介護用品の受発注の
メニューを受信する(ステップS502)。次に、居宅
介護支援事業者1は、メニュー選択を行なうと共に、C
SVデータをアップロードする(ステップS503、S
504)。ウェッブ10経由でアップロードされ、CS
Vデータを受信した居宅介護サービス事業者サーバ12
は、そのCSVデータを自身のDBに格納して(ステッ
プS505)、正常終了通知を発行し、これを受信した
居宅介護支援事業者端末11は正常送信を確認する(ス
テップS506)。
【0037】ダウンロード時、居宅介護支援事業者端末
11は、ウェッブ10経由で居宅介護サービス事業者2
のホームページを立ち上げ(ステップS601)、居宅
介護サービス事業者サーバ12から介護用品の受発注の
メニューを受信する(ステップS602)。そして、居
宅介護支援事業者1は、メニュー選択を行なうと共に、
DB検索CSVデータを作成する(ステップS603、
S604)。ウェッブ10経由でDB検索CSVデータ
を受信した居宅介護サービス事業者サーバ12は、CS
Vデータをアップロードする。また、居宅介護支援事業
者端末11は、そのCSVデータを格納する(ステップ
S605、S606)。そして、居宅介護支援事業者端
末11は、正常受信通知を発行し(ステップS60
7)、居宅介護サービス事業者サーバ12は、正常送信
を確認する(ステップS608)。
【0038】検索にあたり、居宅介護支援事業者端末1
1は、ウェッブ10経由で居宅介護サービス事業者2の
ホームページを立ち上げ(ステップS701)、居宅介
護サービス事業者サーバ12から介護用品の受発注のメ
ニューを受信する(ステップS702)。そして、居宅
介護支援事業者1は、メニュー選択を行ない(ステップ
S703)、これを受けた居宅介護支援サービス事業者
サーバ12は、DB検索を行なう(ステップS70
4)。そして、居宅介護支援サービス事業者サーバ12
は、ウェッブ10経由で検索データを送信し、居宅介護
支援事業者端末11は検索データを確認して在庫状況等
取引情報を得ることができる(ステップS705、S7
06)。
【0039】なお、在庫確認は居宅サービス事業者サー
バ12のみで行なわれ、各支店の在庫状況は常時取引サ
ーバ122での管理となる。在庫確認は、担当支店の商
品在庫を確認し、ない場合は、最寄支店の在庫状況を表
示して納期情報を提供する。また、受注後、取引サーバ
122は、納品のために支店サーバ13経由で発送担当
部署へ転送し、支店サーバ13は、納品完了時に、納品
情報、集金情報等を返し、これら納品等の情報をウェッ
ブ10経由で居宅介護支援事業者端末11に伝える。貸
与品については、貸与情報として取引サーバ122内の
DBに格納し、要居宅介護者4の利用請求および国保連
3への給付請求時に利用する。
【0040】以上説明のように本実施形態によれば、居
宅介護支援事業者が持つ端末装置を居宅サービス事業者
が持つ広域配送ネットワークに接続することにより、必
要な介護用品の在庫の有無、在庫の所在、配送所要日数
等を簡単に把握でき、また、介護用品の選定はデータベ
ース化された電子カタログによって行ない、アセスメン
トに対応して介護用品の種類、限界額等の絞込みを容易
化してケアプラン作成時における効率化をはかり、居宅
介護支援事業者の負担軽減をはかった居宅介護支援シス
テムを提供するものである。更に、取引情報に基づく請
求書の印刷や、作成したケアプランおよび実際に行なっ
たサービスの入力情報に基づき国保連に対する介護費請
求を自動で編集して伝送を行ない、また、介護用品の貸
与終了、あるいは引き上げ確認等によりサービスの実行
確認も容易とし、介護用品の在庫管理を行なうことによ
り稼働率の向上を実現した居宅介護支援システムを提供
するものである。
【0041】次に、本発明の第2の実施形態に係る居宅
介護支援システムについて説明する。上述した第1の実
施形態では、介護支援事業者端末11が、第1DB11
1、第2DB112を備え、DB検索部113が居宅介
護支援事業者1によって入力される種々の情報に基づい
て、上記第1DB111から該当する情報を抽出して、
介護支援事業者端末11の表示画面に表示させていた。
これに対し、本実施形態における居宅介護支援システム
では、上記第1DB111及び第2DB112並びにD
B検索部113を居宅介護サービス事業者サーバ12が
備える構成とし、居宅介護サービス事業者サーバ12に
おいて第1DB111や第2DB112の検索が行われ
(例えば電子カタログ情報の検索等)、検索結果をウェ
ッブ10経由で介護支援事業者端末11が取得する構成
とする。
【0042】具体的には、居宅介護支援事業者1から入
力された情報は、ウェッブ10を経由して居宅介護サー
ビス事業者サーバ12へ送信され、居宅介護サービス事
業者サーバ12において係る入力情報に基づく検索、例
えば、電子カタログの抽出、在庫確認等の種々の処理が
行われ、その結果が居宅介護サービス事業者サーバ12
からウェッブ10を経由して介護支援事業者端末11に
送信されるような構成とする。
【0043】なお、入力情報に基づいて行われる処理
は、上述した実施形態と同様の処理とする。即ち、上述
した第1の実施形態における居宅介護支援システムと第
2の実施形態における居宅介護支援システムとは、検索
処理等を行う場所が介護支援事業者端末11内で行われ
るのか、居宅介護サービス事業者サーバ12内で行われ
るのかの違いであり、同一の入力情報に対して行われる
処理自体は双方の実施形態においてなんら代わりはな
い。なお、在庫管理においても、上記第1の実施形態と
同様に、居宅介護サービス事業者サーバ12が一元管理
するものとする。また、上述した第1の実施形態におい
ては、送受信制御部115は広域配送ネットワーク20
にもアクセス可能であるとしていたが、本実施形態で
は、送受信制御部が接続できる網は、ウェッブ10のみ
とし、居宅介護サービス事業者サーバ12との情報の送
受信のみで上述した第1の実施形態と同様又はそれ以上
の効果を得るものとする。
【0044】このように本実施形態においては、介護支
援事業者端末11及び支店サーバ13に分散されていた
情報を居宅介護サービス事業者サーバ12が一元管理す
ることにより、居宅介護支援事業者1は居宅介護サービ
ス事業者サーバ12にアクセスすれば、所望の情報を取
得することが可能となる。これにより、介護支援事業者
端末11として使用される端末装置は、居宅介護に特化
した端末装置である必要はなくなり、一般的な端末装置
でも同様のサービスを得ることができる。
【0045】また、上述したように介護支援事業者端末
11が備える機能を極めて少なくすることができるとと
もに、居宅介護支援システムを実現させるために必要な
情報は居宅介護サービス事業者サーバ12によって一元
管理されているので、パーソナルコンピュータ等に比べ
てメモリ容量が小さい上に、処理能力が劣る携帯電話機
や情報通信端末等の携帯可能な端末装置でも、介護支援
事業者端末11の一部として用いることが可能である。
そして、このような携帯端末を用いることにより、外出
先においても気軽に居宅介護サービス事業者サーバ12
にアクセスすることにより種々の情報を入手したり、所
定の指示要求を行ったりすることが可能となる。この一
つの例として、仮発注の説明をする。
【0046】例えば、居宅介護支援事業者1が介護者の
ところへ訪問し、近況を聞くときに、話の内容から発注
したい介護商品等があった場合には、その場で携帯端末
を使用することにより、居宅介護サービス事業者サーバ
12へアクセスする。そして、携帯端末から介護用品の
仮発注を行う。具体的には、仮発注に必要となる情報、
例えば、介護者の識別情報、居宅介護支援事業者1の識
別情報、必要となる介護用品の商品コードを入力し、居
宅介護サービス事業者サーバ12へ送信する。これによ
り、居宅介護サービス事業者サーバ12が商品コードと
居宅介護支援事業者及び介護者の識別情報とを受信する
と、受信した商品コードに対応する商品の在庫状況を確
認し、在庫の確認がとれると仮発注可能である旨を携帯
端末に対して返信する。
【0047】居宅介護支援事業者1は、携帯端末に送信
されていた情報を見て、仮発注をする場合には、その旨
を指示する操作を携帯端末から行う。これにより、この
仮発注の情報が居宅介護サービス事業者サーバ12へ送
信され、仮発注が成立する。また、仮発注の成立したと
きに、当該携帯端末に対して、該仮発注を本発注に変更
する際に必要となる情報を返信する(例えば、仮発注の
登録番号等)。これにより、居宅介護支援事業者1は、
社に戻り、そこに設置されているパーソナルコンピュー
タ等の介護支援事業者端末11から改めて居宅介護サー
ビス事業者サーバ12へアクセスし、先ほどの仮発注を
本発注すべく所定の情報入力を行う。
【0048】具体的には、居宅介護サービス事業者サー
バ12にアクセスし、先ほど与えられた仮発注の登録番
号等を送信することにより、居宅介護サービス事業者サ
ーバ12からは、当該仮発注を本発注にするための詳細
情報を入力する画面が送信されてくる。従って、居宅介
護支援事業者1は、介護支援事業者端末11の表示画面
に表示されている詳細情報の入力画面において、本発注
に必要となる情報を入力して、送信操作を行うことによ
り、詳細な情報が居宅介護サービス事業者サーバ12へ
送信され、居宅介護サービス事業者サーバ12において
本発注の処理が行われる。
【0049】このように、本実施形態によれば、居宅介
護サービス事業者サーバ12が介護に関連する情報を一
元管理するので、携帯端末も介護支援事業者端末11の
一部として適用することが可能となる。そして、このよ
うな携帯可能な端末装置を使用することにより、よりリ
アルタイムなより、介護者の要望等を反映した介護用品
の発注等を行うことが可能となる。なお、上記仮発注の
場合には、所定時間以内に本発注の処理を行わなければ
仮発注の効果が失われるように設定しておいても良い。
これにより、本発注される可能性の低い商品について
は、仮発注が解除されるため、より正確な在庫情報を管
理することが可能となる。
【0050】なお、居宅介護支援事業者1や介護者宅に
商品を納品する際に、運送業者の運転手が、納品と同時
に携帯端末から居宅介護サービス事業者サーバ12へア
クセスし、納品完了の情報を送信するようにしてもよ
い。このようにすることで、納品の極めて正確な時間を
管理することが可能となる。
【0051】なお、上述した第1及び第2の実施形態に
おけるDB検索部、取引情報交換部、送受信制御部、介
護請求発発行部が持つ機能を実現するためのプログラム
を、それぞれコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記
録して、この記録媒体に記録されたプログラムを、コン
ピュータシステムに読み込ませ、当該コンピュータが上
記プログラムを逐次読み出し実行することによって、本
発明の音声認識による情報提供サーバならびにその方法
が構築される。また、ここでいうコンピュータシステム
とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとす
る。
【0052】更に、コンピュータシステムは、WWWシ
ステムを利用している場合であれば、ホームページ提供
環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、コ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、フレキシブル
ディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の
可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードデ
ィスク等の記憶装置のことをいう。さらにコンピュータ
読み取り可能な記録媒体とは、インターネット等のネッ
トワークや電話回線等の通信回線網を介してプログラム
が送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピ
ュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のよう
に、一定時間プログラムを保持しているものも含むもの
とする。
【0053】また、上記プログラムは、このプログラム
を記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝
送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により
他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここ
で、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネ
ット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回
線網(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒
体のことをいう。また、上記プログラムは、上述した機
能の一部を実現するためのものであっても良い。さら
に、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録
されているプログラムとの組み合わせで実現できるも
の、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であって
も良い。
【0054】以上、本発明の実施形態につき図面を参照
して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限
られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲
の設計等も含まれる。
【0055】
【発明の効果】以上説明のように本発明によれば、居宅
介護支援事業者が持つ端末装置を居宅サービス事業者が
持つ広域配送ネットワークに接続することにより、居宅
介護支援事業者は、必要な介護用品の在庫の有無、在庫
の所在、配送所要日数等を簡単に把握でき、また、介護
用品の選定をデータベース化された電子カタログによっ
て行なうことにより、アセスメントに対応した介護用具
の種類、限界額等の絞込みを容易化することができる。
このことにより、ケアプラン作成時における効率化をは
かり、居宅介護支援事業者の負担軽減をはかれる。ま
た、端末装置を利用して作成したケアプランや、実際に
行なったサービスの入力情報に基づいて国保連への提出
も自動編集して作成することができ、国保連の介護保険
請求受付システムへオンラインで伝送することができ
る。
【0056】なお、介護用具が調達できなかった場合、
ケアプランと実際に要介護者に行なうサービスとの違い
が大きくなるが、ここでは、介護用具の調達の可否、お
よび調達に要する日数が事前にわかることでケアプラン
の作成が正確なものとなり、ケアプランの変更が非常に
少なくなるために実際のサービス時に混乱が生じること
はない。また、ケアプランの作成時には、アセスメント
に対応して国保連から支給される保険金の範囲でサービ
スを提供したり、その他の公的補助金も考慮に入れる必
要があるが、ここでは、介護用具の調達可否等にこれら
料金問題も含めたケアプランの作成が容易となってい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における居宅介護支援システムの利用
主体およびその関係を説明するために引用した図であ
る。
【図2】 本発明における居宅介護支援システムの接続
構成を説明するために引用した図である。
【図3】 図2に示す居宅介護支援事業者端末の内部構
成を機能展開して示したブロック図である。
【図4】 本発明実施形態の動作を説明するために引用
した図であり、アセスメントから取引に至る基本動作フ
ローチャートである。
【図5】 本発明実施形態の動作を説明するために引用
した図であり、取引情報交換時における居宅介護支援事
業者端末と居宅介護サービス事業者サーバ間の動作シー
ケンスチャートである。
【図6】 本発明実施形態の動作を説明するために引用
した図であり、基本情報画面構成の一例を示す図であ
る。
【図7】 本発明実施形態の動作を説明するために引用
した図であり、トリガー抽出情報画面構成の一例を示す
図である。
【図8】 本発明実施形態の動作を説明するために引用
した図であり、カタログ情報画面構成の一例を示す図で
ある。
【図9】 本発明実施形態の動作を説明するために引用
した図であり、取引情報(在庫)画面構成の一例を示す
図である。
【図10】 本発明実施形態の動作を説明するために引
用した図であり、取引情報(注文)画面構成の一例を示
す図である。
【図11】 本発明実施形態の動作を説明するために引
用した図であり、クレーム処理情報画面構成の一例を示
す図である。
【符号の説明】
1…居宅介護支援事業者、2…居宅介護サービス事業
者、3…国保連、4…要居宅介護者、10…ウェッブ、
11…居宅介護支援事業者端末(PC)、12…居宅介
護サービス事業者サーバ、13…支店サーバ、20…広
域配送ネットワーク、111…第1DB、112…第2
DB、113…DB検索部、114…取引情報交換部、
115…送受信制御部、116…介護請求発行部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 居宅サービス事業者が持つ配送ネットワ
    ークとはウェッブ経由で端末装置が接続され、 前記端末装置を利用して居宅介護支援専門員が要居宅介
    護者のケアプランを作成する際、前記要居宅介護者の症
    状によって一意に決まる介護保険対象製品をデータベー
    ス検索により得ると共に、その介護保険対象製品に相当
    する電子カタログを画面表示し、 前記カタログ表示された介護保険対象製品を発注する
    際、前記配送ネットワークに接続して前記対象製品の取
    引情報の交換を行ない、前記介護保険対象製品が持つそ
    の利用属性に応じて請求項目を振分け、前記配送ネット
    ワークに送信することを特徴とする居宅介護支援システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記取引情報は、必要な介護保険対象製
    品の調達の可否、調達までに要する日数に関する情報、
    および発注情報とし、前記ウェッブ経由でCSVデータ
    をアップもしくはダウンロードすることによって行な
    い、 前記請求項目は、前記取引情報に応じて、前記介護保険
    対象製品毎、少なくともその介護保険請求、償還払い、
    自費請求の利用属性に振分け、それぞれに必要な書類を
    作成して前記ウェッブ経由で配送ネットワークに送信す
    ることを特徴とする請求項1に記載の居宅介護支援シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記端末装置は、 前記要居宅介護者の症状によって一意に決まる介護保険
    対象製品がリストされた第1のデータベースと、 前記介護保険対象製品のそれぞれに相当する電子カタロ
    グが格納された第2のデータベースと、 前記要居宅介護者のケアプランを作成する際、前記第1
    のデータベースを検索することによって得られる介護保
    険対象製品リストの電子カタログを前記第2のデータベ
    ースを検索することによって得て画面表示するデータベ
    ース検索手段と、 前記介護保険対象製品を発注する際、前記配送ネットワ
    ークに接続して前記対象製品の取引確認を行なう取引情
    報交換手段と、 前記介護保険対象製品が持つ利用属性に応じて請求項目
    を振分け、前記ウェッブ経由で配送ネットワークに送信
    する送信手段とを備えたことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の居宅介護支援システム。
  4. 【請求項4】 前記端末装置は、 介護保険対象製品が持つ利用属性に応じて請求項目を振
    分けて介護保険請求書を作成し、国民健康保険団体連合
    会が管理する保険請求受付システムに伝送する保険請求
    作成手段を更に備えたことを特徴とする請求項3に記載
    の居宅介護支援システム。
  5. 【請求項5】 居宅サービス事業者が持つ配送ネットワ
    ークとはウェッブ経由で接続される居宅介護支援専門員
    の持つ端末装置装置に用いられる居宅介護支援プログラ
    ムであって、 要居宅介護者のケアプランを作成する際、前記要居宅介
    護者の症状によって一意に決まる介護保険対象製品をデ
    ータベース検索により得るステップと、 前記介護保険対象製品に相当する電子カタログを画面表
    示するステップと、 前記介護保険対象製品を発注する際、前記配送ネットワ
    ークに接続して前記対象製品の取引情報の交換を行なう
    ステップと、 前/記対象製品が持つ利用属性に応じて請求項目を振分
    け前記配送ネットワークに送信するステップと、をコン
    ピュータに実行させるための居宅介護支援プログラム。
  6. 【請求項6】 居宅サービス事業者が持つ配送ネットワ
    ークとはウェッブ経由で接続される居宅介護支援専門員
    の持つ端末装置装置に用いられる居宅介護支援プログラ
    ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
    って、 要居宅介護者のケアプランを作成する際、前記要居宅介
    護者の症状によって一意に決まる介護保険対象製品をデ
    ータベース検索により得るステップと、 前記介護保険対象製品に相当する電子カタログを画面表
    示するステップと、 前記介護保険対象製品を発注する際、前記配送ネットワ
    ークに接続して前記対象製品の取引情報の交換を行なう
    ステップと、 前/記対象製品が持つ利用属性に応じて請求項目を振分
    け前記配送ネットワークに送信するステップと、をコン
    ピュータに実行させるための居宅介護支援プログラムを
    記録した記録媒体。
JP2001299590A 2001-03-30 2001-09-28 居宅介護支援システム、居宅介護支援プログラム、記録媒体 Withdrawn JP2002358364A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105303491A (zh) * 2015-07-20 2016-02-03 欧阳锡伟 一种健康干预系统

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