JP2002358269A - メール通信システム - Google Patents

メール通信システム

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JP2002358269A
JP2002358269A JP2001124058A JP2001124058A JP2002358269A JP 2002358269 A JP2002358269 A JP 2002358269A JP 2001124058 A JP2001124058 A JP 2001124058A JP 2001124058 A JP2001124058 A JP 2001124058A JP 2002358269 A JP2002358269 A JP 2002358269A
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mail
unit
communication system
electronic
electronic mail
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JP2001124058A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamamoto
浩 山本
Mariko Torii
真理子 鳥居
Mitsuaki Kono
光明 河野
Gerbrich Leonhard
レオンハルト・ゲルブリッヒ
Hiroshi Harada
寛史 原田
Aya Inoguchi
綾 猪口
Hiroshi Shintani
宏志 新谷
Hiroshi Yamaguchi
浩志 山口
Kazuyasu Ogura
一泰 小倉
Akinori Iwase
章則 岩瀬
Yoshio Inaba
美穂 稲葉
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い勝手のよいメール通信システムを提供す
る。 【解決手段】 メール通信システムに、電子メールの送
信元となる第1の通信端末と、この第1の通信端末から
送信される電子メールを少なくとも第1の部分と第2の
部分とに分割する分割手段と、前記電子メールの第1の
部分を蓄積する蓄積手段と、この蓄積手段に蓄積された
前記電子メールの前記第1の部分を印刷する印刷手段
と、前記電子メールの第2の部分を受信するとともに、
前記蓄積手段に蓄積されている第1の部分を前記印刷手
段から印刷する要求を出力する第2の通信端末とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメール通信システム
に関し、例えば、インターネット接続サービスを実施し
ている携帯電話ネットワーク中の携帯電話機に対しイン
ターネット経由で電子メールを送信する場合などに用い
て好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インターネット接続サービスを実
施している携帯電話ネットワークでは、インターネット
経由で到達した電子メールの内容を携帯電話機のディス
プレイ画面で見ることができる。
【0003】インターネット上の電子メールと異なり、
携帯電話機で電子メールの内容を受信する場合には、所
定の着信音やバイブレーションによって電子メールの着
信が当該携帯電話機のユーザ(携帯者)に直ちに伝えら
れるため、電子メールは、ほぼリアルタイムな通信手段
となり得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、コンパクト
性に関する要求水準の高い携帯電話機では、そのディス
プレイ画面の大きさには一定の上限があり、電子メール
を読む場合の使い勝手は必ずしも良好ではない。一例と
して、携帯電話機の本体のサイズは、縦130mm程
度、幅40mm程度、厚さ20mm程度であるため、そ
のディスプレイ画面の大きさは、最も大きく設計したと
しても、自ずとこの程度のサイズに制限され、長文の電
子メールを快適に読むには不十分である。
【0005】また、電子メールには、その送信者が、テ
キストデータからなるテキストファイルにテキストデー
タ以外のデータ(すなわち、バイナリデータ)からなる
バイナリファイルを添付(アタッチ)して送信する場合
がある。同一の携帯電話ネットワーク内では添付ファイ
ル(バイナリファイル)の送信、受信を認めている携帯
電話事業者もあるが、インターネット経由で添付ファイ
ルを受信することを認めている携帯電話事業者は、現在
のところ皆無である。
【0006】そして、このような添付ファイル(ワープ
ロ文書ファイル、画像ファイル、音声ファイル、実行形
式ファイルなど)の添付されたインターネット経由の電
子メールに対し、携帯電話事業者は、携帯電話ネットワ
ーク内のメールサーバで当該添付ファイルを削除してし
まうポリシーを取っていることが多い。
【0007】添付ファイルはテキストファイルよりもサ
イズの大きなものが多いため、このようなポリシーを取
ることで、メールサーバの処理能力にかかる負荷を大幅
に軽減するとともに、搭載している限られた記憶資源の
1携帯電話ユーザ当たりの消費量を低減し、より多くの
携帯電話ユーザへのメール着信に対応することを意図し
たものであると考えられる。
【0008】また、仮に削除しなかったとしても、携帯
電話機自体の性能が、そのような添付ファイルを取り扱
うには全く不十分である場合が多いことを見越してのポ
リシーであるとも考えられる。
【0009】しかしながら携帯電話ユーザの立場からす
ると、自身に宛てて送信された電子メールの添付ファイ
ルが、携帯電話ネットワーク内で勝手に削除されては困
ることも多い。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、第1の発明のメール通信システムは、(1)電子
メールの送信元となる第1の通信端末と、(2)この第
1の通信端末から送信される電子メールを少なくとも第
1の部分と第2の部分とに分割する分割手段と、(3)
前記電子メールの第1の部分を蓄積する蓄積手段と、
(4)この蓄積手段に蓄積された前記電子メールの前記
第1の部分を印刷する印刷手段と、(5)前記電子メー
ルの第2の部分を受信するとともに、前記蓄積手段に蓄
積されている第1の部分を前記印刷手段から印刷する要
求を出力する第2の通信端末とからなる。
【0011】また、第2の発明のメール通信システム
は、(1)電子メールの送信元となる第1の通信端末
と、(2)この第1の通信端末から送信される電子メー
ルを少なくとも第1の部分と第2の部分とに分割する分
割手段と、(3)前記電子メールの第1の部分を蓄積す
る蓄積手段と、(4)この蓄積手段に蓄積された前記電
子メールの前記第1の部分を印刷可能な複数の印刷手段
と、(5)前記電子メールの第2の部分を受信するとと
もに、前記蓄積手段に蓄積されている第1の部分を前記
複数の印刷手段のうちの特定の印刷手段から印刷する要
求を出力する第2の通信端末と、(6)この第2の通信
端末から前記電子メールの前記第1の部分の印刷要求が
出力されたとき、前記蓄積手段に蓄積されている前記電
子メールの前記第1の部分を、前記第2の通信端末から
要求された特定の印刷手段に送信する制御手段とからな
る。
【0012】さらに、第3のメール通信システムは、
(1)第1の部分とこの第1の部分に関連する第2の部
分からなる電子メールの送信元となる第1の通信端末
と、(2)前記電子メールの第1の部分を蓄積する蓄積
手段と、(3)この蓄積手段に蓄積された前記電子メー
ルの前記第1の部分を印刷する印刷手段と、(4)前記
電子メールの第2の部分を受信するとともに、前記蓄積
手段に蓄積されている第1の部分を前記印刷手段から印
刷する要求を出力する第2の通信端末とからなる。
【0013】
【発明の実施の形態】(A)実施形態 以下、本発明にかかるメール通信システムの実施形態に
ついて説明する。
【0014】本実施形態は、携帯電話機(32など)に
おいてそのディスプレイ部に画面表示できない電子メー
ルのファイル(主として添付ファイル)につき、随所に
配置された遠隔プリンタ端末(33など)を用いて画面
表示や、印刷出力することを特徴とする。
【0015】(A−1)第1の実施形態の構成 本実施形態の通信システム10の全体構成例を図1に示
す。
【0016】図1において、当該通信システム10は、
インターネット11と、携帯電話ネットワーク12、1
3と、プリンタネットワーク14とを備えている。
【0017】このうちインターネット11には、メール
配送サーバ20,21が含まれ、注目する電子メールM
E1の送信元となる送信元端末30が接続されている。
【0018】当該送信元端末30は、例えば、メーラ
(MUA)を搭載したパーソナルコンピュータなどであ
ってよい。
【0019】また、前記携帯電話ネットワーク12には
メールボックスサーバ22が含まれ、携帯電話機31が
接続されている。同様に、携帯電話ネットワーク13に
はメールボックスサーバ23が含まれ、携帯電話機32
が接続されている。
【0020】これらの携帯電話ネットワーク12,13
は、それぞれ異なる携帯電話事業者により、異なるポリ
シーに基づいて運営されている。したがって、各メール
ボックスサーバ22,23の機能や携帯電話機31,3
2の機能も、相違するのが普通である。
【0021】メールボックスサーバ22,23の機能
や、MTA、MUA等によって決定される各携帯電話ネ
ットワーク12,13内の電子メールシステムの内容
は、基本的には各携帯電話事業者が自由に決定すること
ができるが、インターネット11に接続する以上、あま
りに特異な電子メールシステムを構築してしまうと、イ
ンターネット11との接続が正常に行えなくなる可能性
が高いため、通常は、インターネット11と同じか、イ
ンターネット11に類似した電子メールシステムを構築
することになるものと考えられる。
【0022】本実施形態の通信システム10で特徴的な
点は、以上のような構成に加え、プリンタネットワーク
14が存在することである。当該プリンタネットワーク
14の電子メールシステムも、携帯電話ネットワーク1
2,13と同様、インターネット11に類似したものと
なる。
【0023】当該プリンタネットワーク14はメールボ
ックスサーバ24を含み、遠隔プリンタ端末33を接続
している。
【0024】当該遠隔プリンタ端末33は、基本的に
は、メールボックスサーバ24から取得したデータを印
刷出力する機能を備えた装置であるが、通常、1つのプ
リンタネットワーク14中には多数の遠隔プリンタ端末
(その1つが当該遠隔プリンタ端末33)が存在し、各
遠隔プリンタ端末は、例えば、駅の構内や、コンビニエ
ンスストアなどに、固定的に配置される。
【0025】高水準のコンパクト性が求められる携帯電
話機31,32などと比較すると、当該遠隔プリンタ端
末33はサイズも大きく、十分なユーザインタフェース
を提供することができる。
【0026】なお、図1中、U1は送信元端末30を操
作して電子メールME1を送信するユーザを示し、U2
は携帯電話機31を携帯するユーザを示し、U3は携帯
電話機32を携帯するユーザを示す。
【0027】図1の各構成要素のうち送信元端末30の
主要部の構成例は、図10に示すとおりである。
【0028】(A−1−1)送信元端末の構成例 図10において、当該送信元端末30は、送受信部45
と、ディスプレイ部46と、メール処理部47と、記憶
部48と、操作部49とを備えている。
【0029】このうちディスプレイ部46は、例えば1
7インチ程度のサイズを持つビットマップディスプレイ
であり、メール処理部47は、前記メーラを搭載した部
分である。
【0030】また、記憶部48は、電子メールME1
(F1、F2)の本体を記憶しているメモリ(またはハ
ードディスク)で、操作部49は、マウスなどのポイン
ティングデバイスやキーボードなどから構成されてい
る。
【0031】ここで、「ME1(F1、F2)」の中の
「(F1、F2)」部分は、電子メールME1には、図
11に示す本文メッセージPF1(このPF1は、F1
に対応)と、PF2(このPF2は、F2に対応)が含
まれていることを示す。
【0032】ユーザU1は、ディスプレイ部46の表示
画面を目視しながら、当該操作部49を操作することに
より、所望の電子メールME1を構成して送信すること
ができる。
【0033】現在の電子メールのほとんどは、添付ファ
イル(アタッチファイル)を添付するか否かにかかわら
ず、基本的に、RFC2045〜2047に規定されて
いるMIME規格に対応しているので、ここでは、前記
電子メールME1も、メール処理部47に搭載している
メーラも、当該MIME規格にしたがったものであると
する。
【0034】MIME規格にしたがう場合、ヘッダおよ
び添付ファイルを含む電子メールME1の構造は、例え
ば、図11に示すようになる。電子メールME1の本文
(PT1、PT2)の書式は、ユーザU1が自由に決定
し得るが、ヘッダの書式は予め規定されている。
【0035】図11において、電子メールME1のヘッ
ダ(MIMEヘッダ)は、「フィールド名:フィールド
本体」の構造を持つフィールド行の連続である。図11
中には、フィールドFD10〜FD23を示し、基本的
にフィールド本体は省略してある。
【0036】ただしFromフィールドFD12のフィール
ド本体には、当該ユーザU1(送信元端末30)を指定
する送信者のメールアドレスとして「ADD(U1)」
が記述され、ToフィールドFD15のフィールド本体に
は、当該電子メールME1の送信先であるユーザU3
(携帯電話機32)を指定するメールアドレスとして
「ADD(U3)」が記述され、CcフィールドFD16
のフィールド本体には、カーボンコピー(電子メールの
電子的なコピー)の送信先となるメールボックスサーバ
24のメールアドレスとして「ADD(24)」が記述
されている。ドメイン名として当該メールボックスサー
バ24を含むメールアドレスをCcフィールドなどに収容
した電子メールは、すべて当該メールボックスサーバ2
4に送達されるようにするとよい。
【0037】なお、ここでは簡略のために、ADD(U
1)、ADD(U3)、ADD(24)という、実在し
ないメールアドレスを示したが、実際には、通常のメー
ルアドレスの表記(例えば、「ユーザ名+ドメイン名」
など)にしたがった記述が行われることは当然である。
【0038】また、図11の例では、当該電子メールM
E1の主な送信先がユーザU3であり、副次的な送信先
がメールボックスサーバ24であることを示すためにこ
のような記述となったが、必要ならば、ToフィールドF
D15のフィールド本体にカンマやセミコロンで区切っ
て2つの送信先を記述してもかまわない。
【0039】すなわち、「To:ADD(U3),ADD
(24)」と記述し、CcフィールドFD16には有効な
記述を行わないようにしてもかまわない。
【0040】また、図11において、PT1やPT2
は、電子メールME1の本文メッセージが記述される部
分である。このうちパートPT1は、当該電子メールM
E1の本来的な本文(プレーンテキスト部分)を示し、
パートPT2は、当該本来的本文に添付された添付ファ
イル(ここでは、画像ファイル)を示す。
【0041】この電子メールME1の本文メッセージ
(本来的本文および添付ファイルの本文)が複数のパー
ト(ここでは、PT1、PT2の2パート)から構成さ
れていることは、Content-TypeフィールドFD18のフ
ィールド本体に「multipart」と記述されていることに
よっても示される。
【0042】ここでは特に「multipart/mixed」とある
ことから、ユーザU3が当該電子メールME1を開くと
きには、2つのパートPT1とPT2を混合して開くよ
うに指示していることが分かる。
【0043】また、当該Content-TypeフィールドFD1
8中の変数boundaryは、本文メッセージの境界を指定す
る部分で、「boundary="BD11"」は、当該変数bound
aryに、boundary文字列としてBD11を格納すること
を意味する。
【0044】ここで、boundary文字列BD11は、イン
ターネット11上や携帯電話ネットワーク13上で別個
の電子メールME11(F1)、ME12(F2)、及
びME21(F1)、ME22(F2)として転送され
得る本文メッセージPF1とPF2とを、メールを開く
際、送信先のメーラが正しくつなぎ合わせることができ
るように配置されるユニークな識別子である。
【0045】すなわちメーラは、メールボックス内にあ
る多数のメールのなかから、当該boundary文字列BD1
1に着目して、つなぎ合わせるべき分割メール(ここで
は、例えば、ME11(F1)、ME12(F2))を
認識し、分割前のもとの電子メール(ここではME1
(F1、F2))を復元する。
【0046】当該boundary文字列BD11が配置されて
いる位置PS1、PS2が、各本文メッセージPF1、
PF2の開始を示す位置である。
【0047】メール処理部47に搭載されているメーラ
は、電子メールME1のContent-TypeフィールドFD1
8のフィールド本体に「multipart」と記述されている
ことに基づいて、当該電子メールME1(F1、F2)
を、2つの分割メールME11(F1)とME12(F
2)に分割する。
【0048】また、電子メールME1のToフィールドF
D15のフィールド本体に「ADD(U3)」とあるこ
とから、これらの分割メールME11(F1)とME1
2(F2)の送信先は、当該「ADD(U3)」とな
る。
【0049】さらに当該メーラは、当該電子メールME
1のCcフィールドFD16のフィールド本体に「ADD
(24)」とあることから、前記分割メールME11の
電子的なコピーである分割電子メールME21(F1)
と、分割メールME12(F2)の電子的なコピーであ
る分割電子メールME22(F2)を、当該「ADD
(24)」に宛てて送信する。
【0050】なお、前記「ME11(F1)」の中の
「(F1)」部分は、電子メールME11が、図11に
示す本文メッセージPF1の内容を含んでいることを示
す。同様に、「ME12(F2)」は、電子メールME
12が、図11に示す本文メッセージPF2の内容を含
んでいることを示す。ME21(F1)、ME22(F
2)に関しても、これと同様である。
【0051】したがって、送信元端末30から送信され
た電子メールは、メール処理部47に搭載されたMIM
E対応のメーラによって、すでに自動的に2つの分割メ
ールME11(F1)およびME12(F2)に分割さ
れており、各分割メールについて1つずつのカーボンコ
ピー電子メールも送信される。
【0052】すなわち、電子メールME11(F1)の
カーボンコピーがME21(F1)であり、電子メール
ME21(F1)のカーボンコピーがME22(F2)
である。
【0053】ただしこのとき、前記分割が自動的に行わ
れるものとすれば、当該送信元端末30を操作するユー
ザU1は通常、1つの電子メールME1(F1、F2)
を、ユーザU3宛てに、そのカーボンコピーをメールボ
ックスサーバ24宛てに送ったことしか意識していない
こともあり得る。
【0054】また、図11中、Content-Typeフィールド
FD19に、「text/plain」とあるのは、本文メッセー
ジPT1の形式が、プレーンテキストであることを意味
し、Content-TypeフィールドFD21に、「image/gi
f」とあるのは、本文メッセージPT2の形式が、画像
データであることを意味する。
【0055】ここでは、一例として、本文メッセージP
T2は、携帯電話機32を携帯している営業担当者に顧
客の所在地までの道順などを示した地図であり、本文メ
ッセージPT1には、当該地図に関する補足説明や当該
顧客の顧客情報などが記載されているものとする。
【0056】次に、前記メール配送サーバ20は、SM
TPプロトコルなどのMTAを搭載したサーバで、その
主要部の構成例は図2に示すとおりである。
【0057】(A−1−2)メール配送サーバ20の構
成例 図2において、当該メール配送サーバ20は、受信部4
0と、記憶部41と、送信部42と、MIMEヘッダ解
析部43とを備えている。
【0058】このうち受信部40は、インターネット1
1上の伝送路から前記電子メールME1を受信する部分
である。
【0059】また、記憶部41は、当該電子メールME
1をMIMEヘッダ解析部43等の処理に必要な処理時
間だけ、一時的に蓄積する受信バッファメモリである。
【0060】MIMEヘッダ解析部43は、図11に示
したMIMEヘッダの内容を解析する部分である。
【0061】本実施形態では上述したように、前記メー
ル処理部47に搭載されているメーラが、電子メールM
E1の分割処理やカーボンコピー処理を実行するように
したが、必要に応じて、当該MIME解析部43がこれ
ら処理を実行するようにしてもよい。
【0062】送信元端末30から前記4つの分割メール
ME11、ME12、ME21、ME22を受信した当
該メール配送サーバ20内のMIMEヘッダ解析部43
は、各分割メールのToフィールドやCcフィールドの記述
をもとに、これらの分割メールを、送信部42からイン
ターネット11上の伝送路に送出する。
【0063】当該メール配送サーバ20から送出された
あと、通常、各分割メールME11、ME12、ME2
1、ME22は、それぞれ別個の転送経路(メール配送
サーバ)を辿って送信先に接続されているメールボック
スサーバ(23、24)まで送達される。一般に、電子
メールの転送経路上に存在する各メール配送サーバ(例
えば、当該メール配送サーバ20)は、前記Toフィール
ドやCcフィールドの記述だけでなく、自身に接続されて
いる各伝送路(物理リンク)の輻輳度などの情報やラウ
ンドロビンなどの手順にしたがって、時々刻々と電子メ
ールを送出する伝送路を変化させるため、送信元および
送信先が同じ電子メールであっても、同じ伝送路に送出
されるとは限らないからである。
【0064】なお、図1上に示したメールサーバ21
も、ここでは、当該メール配送サーバ20と同様なメー
ル配送サーバの1つであるものとする。
【0065】ところで、本実施形態の構成上は、(最終
的に削除される分割メールME12の送信は行われず)
前記分割メールME11だけがメールボックスサーバ2
3に送達され、(最終的に削除される分割メールME2
1の送信は行われず)前記分割メールME22だけがメ
ールボックスサーバ24に送達されたほうが、後で実行
する不必要なファイルを削除する処理を省くことができ
て好都合なのであるが、現状の電子メールシステムはそ
のような機能は備えておらず、自動的にこれら4つの分
割メールME11、ME12、ME21、ME22が送
信されることになる。
【0066】もちろん、必要ならば、前述のケースでは
前記分割メールME11だけがメールボックスサーバ2
3に送達されるとともに、前記分割メールME22だけ
がメールボックスサーバ24に送達されるような電子メ
ールシステム(しかも、ME11とME22の対応関係
は保持できる電子メールシステム)を構築するようにし
てもよい。
【0067】ただし本実施形態では、実現の容易性を確
保するため、現在、インターネット上で実際に運用され
ている電子メールシステムを、できるだけ改変すること
なく使用することとするので、このケースでは、4つの
分割メールME11、ME12、ME21、ME22が
送信される。
【0068】次は、インターネット11を経由して(必
要ならば携帯電話ネットワーク13内のメール配送サー
バ(このサーバも、前記メール配送サーバ20と同じで
あってよい)も経由して)、前記分割メールME11と
ME12を受け取るメールボックスサーバ23の主要部
の構成例を図3に示す。
【0069】(A−1−3)メールボックスサーバ23
の構成例 図3において、当該メールボックスサーバ23は、受信
部51と、添付ファイル削除部52と、本体ファイル蓄
積部53と、記憶部54と、メールボックス処理部55
と、送信部56とを備えている。
【0070】このうち受信部51は、前記2つの分割メ
ールM11(F1)とME12(F2)を受信する部分
で、記憶部54は、前記記憶部41と同様な受信バッフ
ァメモリである。
【0071】また、添付ファイル削除部52は、メッセ
ージ形式がプレーンテキスト以外の電子メール(分割メ
ール)をすべて削除する部分である。したがって、分割
メールME11(F1)とME12(F2)を受信した
場合、分割メールME12はそのメッセージ形式が、図
11に示したContent-TypeフィールドFD21由来の画
像データ(「image/gif」)であることから、当該添付
ファイル削除部52によって削除され、分割メールME
11(F1)だけが本体ファイル蓄積部53に蓄積され
る。
【0072】本体ファイル蓄積部53は、前記記憶部4
8と異なり、携帯電話機32からメールの受信要求が到
来するまで、当該分割メールME11(F1)を保管す
る部分である。当該本体ファイル蓄積部53は通常、物
理的には記憶部48よりもかなり大きい記憶容量を備え
た記憶装置であり、論理的には各携帯電話ユーザ(例え
ばユーザU3)ごとに区分されたメールボックスを多数
備えている。
【0073】そのうち、ユーザU3のためのメールボッ
クスをMBU3とすると、当該電子メールME11(F
1)は、当該メールボックスMBU3に格納されること
になる。
【0074】一般的に各携帯電話事業者は、当該メール
ボックスの物理的なサイズ、すなわち記憶容量に、一定
の上限を設定するものと考えられる。
【0075】また、メールボックス自体のサイズに上限
を設定するだけでなく、各メールボックスに収容する各
電子メールのサイズ(ここでは、電子メールME1(F
1)のサイズ)にも物理的な上限を設定している。
【0076】当該電子メールサイズの上限は広く知られ
ており、例えば、ある携帯電話事業者BA1では、送
信、受信ともに全角で最大250文字までであり、別な
携帯電話事業者BA2の場合には、受信は全角で最大2
000文字までで、送信は最大250文字程度となって
いる。
【0077】一般に、電子メールのサイズがこの上限を
超過すると、超過した部分は削除されてしまうため、携
帯電話ユーザ(例えばU3)は、超過した部分を読むこ
とはできない。携帯電話ネットワーク13を運営する携
帯電話事業者がBA1であれば、例えば500文字の電
子メールを受信した場合、最初の250文字までは読む
ことができるが、残りの250文字は読むことができな
い。
【0078】当該本体ファイル蓄積部53に接続されて
いるメールボックス処理部55は、携帯電話ユーザが自
身のメールボックスに蓄積された電子メールを取り出す
ためのプロトコル、または、携帯電話機がアベイラブル
であればサーバ主導で着信した電子メールを該当する携
帯電話機に送り付けるためのプロトコルを搭載している
部分である。
【0079】本体ファイル蓄積部53に新たな電子メー
ル(例えばME11(F1))が格納されたとき、その
電子メールの送信先となる携帯電話機(例えば32)に
対し所定の通知信号を送信することで、着信音を発生さ
せたり、バイブレーションを発生させたりして、当該電
子メールの着信をほぼリアルタイムで携帯電話ユーザ
(ここではU3)に伝える機能も、当該メールボックス
処理部55が装備している。
【0080】また、前記受信部51を介して、携帯電話
ユーザからの電子メール取出し要求(S9)を受け取る
と、当該メールボックス処理部55は、ユーザ認証など
の所定の処理を実行した後、正当なユーザが求める電子
メールを本体ファイル蓄積部53内の該当メールボック
スから取出し、送信部56を介して当該ユーザの携帯電
話機に送信する機能をも有する。
【0081】後述するように、当該メールボックスMB
UXが送信先ユーザU3に対応付けられたものである場
合、ユーザ認証は、予め当該送信先ユーザU3に付与し
てあるパスワードなどを使用して行うことができるが、
当該メールボックスMBUXが送信元ユーザU1に対応
付けられたものである場合には、そのようなパスワード
を使用することは困難であると考えられる。したがって
その場合には、電子メール(ME21、)ME22が収
容している図11に示すToフィールドFD15の内容
(ユーザU3の電子メールアドレス)を利用して、当該
認証を実行するようにするとよい。
【0082】なお、携帯電話ネットワーク12に属する
メールボックスサーバ22の機能も、基本的には当該メ
ールボックスサーバ23と同じである。
【0083】当該携帯電話機31、32の主要部の構成
例は、例えば、図7または図8に示す通りである。携帯
電話機32の機能は、当該携帯電話機32が属する携帯
電話ネットワーク13の携帯電話事業者に応じても異な
り、同じ携帯電話事業者であっても、携帯電話機メーカ
が相違すること等によっても異なる。
【0084】また、このような携帯電話機の機能は、メ
ールボックスサーバの機能と対称的な関係を持つことを
要するので、ここでは、図7は携帯電話機31を示し、
図8は携帯電話機32を示すものとして説明を進める。
【0085】また、携帯電話機31の説明では、前記電
子メールME11(F1)は、メールボックスサーバ2
2を介して、当該携帯電話機31に着信したものとして
説明する。
【0086】(A−1−4)携帯電話機31の構成例 図7において、携帯電話機31は、送受信部61と、操
作部62と、メール処理部63と、ディスプレイ部64
とを備えている。
【0087】このうち送受信部61は、アンテナや各種
の高周波回路に加え、例えばCDMA(符号分割多元接
続)方式の処理回路などを装備した部分で、図示しない
基地局を介して、メールボックスサーバ22とのあいだ
で上述した電子メール取出し要求S9の送信や、電子メ
ールME11(F1)の受信などを行う。
【0088】また、メール処理部63は、所定の携帯電
話用のメーラを搭載した部分で、ディスプレイ部64
は、受信した電子メール(例えばME11(F1))の
内容をユーザU2が目視するための画面表示を行う部分
で、操作部62は、電子メールの受信に必要な各種の操
作を行う部分である。
【0089】この携帯電話機22は、着信した電子メー
ルME11(F1)の全部を完全に記憶するためのメモ
リを備えていないため、ユーザU2は、メールボックス
サーバ22の本体ファイル蓄積部53に蓄積されている
電子メールME11(F1)を、少しずつ読み込むこと
により、メールを読むことになる。
【0090】したがって当該携帯電話機31では、メー
ルME11(F1)を読んでいるあいだも携帯電話機3
1とメールボックスサーバ22は通信を継続することが
必要で、その間、通信料金は積算されつづける可能性が
ある。
【0091】携帯電話機では一般に、コンパクト性の要
求水準が高いため搭載できるメモリ容量の制限が厳しい
上、多機能化しているため、電子メールのために割り振
ることのできるメモリ容量はさらに少ない。したがっ
て、上述した携帯電話事業者BA2のように、最大20
00文字までという携帯電話用の電子メールとしては比
較的サイズの大きなメールの受信を可能とする場合に
は、携帯電話機の構成は、当該携帯電話機31のように
なる。
【0092】これに対し、携帯電話機32は図8に示す
ようにメモリ65を搭載している。
【0093】(A−1−5)携帯電話機32の構成例 図8において、携帯電話機32は、送受信部61と、操
作部62と、メール処理部63と、ディスプレイ部64
に加え、当該メモリ65を備えている。
【0094】ここで、図7と同一の符号を付与した各構
成要素の機能は、基本的に携帯電話機31と同じであ
る。
【0095】したがって当該携帯電話機32が前記携帯
電話機31と相違する点は、メモリ65を搭載している
点に限られる。
【0096】当該メモリ65は、着信した電子メールM
E11(F1)の全部を完全に記憶するためのメモリで
ある。このメモリ65に電子メールME11(F1)の
内容を完全に読み込んでからユーザU3が当該電子メー
ルを読むようにすれば、当該携帯電話機32では、ユー
ザU3が電子メールを読んでいるあいだ、メールボック
スサーバ23との通信は継続する必要がなく、通信料金
はかからない。
【0097】ただし当該メモリ65の容量はわずかであ
るため、電子メールME11(F1)の前半部分などし
か読めないということが起こる可能性は、携帯電話機3
1よりも高い。
【0098】上述した携帯電話事業者BA1のように、
送信、受信ともに全角で最大250文字までに制限する
ケースでは、携帯電話機の構成は、当該携帯電話機32
のようになる。
【0099】一方、プリンタネットワーク14内のメー
ルボックスサーバ24の主要部の構成例は、図4に示
す。
【0100】(A−1−6)メールボックスサーバ24
の構成例 図4において、当該メールボックスサーバ24は、受信
部51と、本体ファイル削除部70と、添付ファイル蓄
積部71と、記憶部54と、メールボックス処理部55
と、送信部56とを備えている。
【0101】このうち図3と同じ符号を付与した各構成
要素の機能は、基本的にメールボックスサーバ22と同
じである。したがって、当該メールボックスサーバ24
が前記メールボックスサーバ23と相違する点は、本体
ファイル削除部70と、添付ファイル蓄積部71に関連
する部分に限られる。
【0102】すなわち当該メールボックスサーバ24で
は、前記メールボックスサーバ23が削除した添付ファ
イルを削除せずに添付ファイル蓄積部71に格納し、反
対に、前記メールボックスサーバ23が蓄積した本体フ
ァイル(F1等)は削除する。
【0103】したがって、当該メールボックスサーバ2
4では、受信したカーボンコピーにかかる分割メールM
E21(F1)とME22(F2)のうち、本体ファイ
ル(F1)に対応する分割メールME21(F1)は本
体ファイル削除部70で削除され、添付ファイル蓄積部
71には、添付ファイルに対応する分割メールME22
(F2))だけが蓄積されることになる。
【0104】当該分割メールME22(F2)は、添付
ファイル蓄積部71内に設けられたメールボックスMB
UXに格納される。
【0105】当該添付ファイル蓄積部71には、プレー
ンテキストに比べてサイズの大きいことが多いバイナリ
形式のデータだけが格納されることになるため、もしも
携帯電話ネットワーク13と同数のユーザを収容するの
なら、当該添付ファイル蓄積部71の物理的な記憶容量
は、前記本体ファイル蓄積部53よりも大きくするのが
望ましい。
【0106】また、当該添付ファイル蓄積部71に設け
られるメールボックス(ここではMBUX)を送信元ユ
ーザ(ここではU1)に対応付けるか、送信先ユーザ
(ここではU3)に対応付けるかは、メールボックスに
格納された添付ファイルが必ず取出されるとは限らない
点を考慮すると、課金の問題ともからんでくる。
【0107】携帯電話ネットワーク13の携帯電話ユー
ザ(この場合U3)に、必ず、プリンタネットワーク1
4を運営する事業者との契約を義務づけるのであれば、
添付ファイル蓄積部71内のメールボックスは、携帯電
話ユーザに対応付け、添付ファイル(ME22(F
2))の取出しを行うか否かにかかわらず、該当するメ
ールボックスに添付ファイルが格納された時点で課金す
ることができるが、そのような義務づけを行わない場合
には、むしろ送信元ユーザに対応付けたほうが自然であ
ると考えられる。
【0108】なぜなら、前述のケースでは、電子メール
ME1(F1、F2)を作成する際、前記Ccフィールド
FD16のフィールド本体にカーボンコピーの送信先と
して当該メールボックスサーバ24のメールアドレス
「ADD(24)」を記述したのは、送信元ユーザU1
であり、当該記述によって、メールボックスサーバ24
の資源が消費されたからである。
【0109】なお、ここでは、本体ファイル削除部70
で本体ファイルを削除して添付ファイルだけを添付ファ
イル蓄積部71に蓄積するようにしたが、もともと本体
ファイルのサイズは添付ファイルに比べて小さいのであ
るから、当該削除を行わず、本体ファイルと添付ファイ
ルの双方を蓄積するようにしてもよい。
【0110】上述したように携帯電話機31、32で
は、文字数が250文字や2000文字等に制限されて
いるため、プレーンテキスト形式の本体ファイルでさ
え、最後まで読めないことも多いことを考慮すると、こ
のような構成によって、完全な形の本体ファイルおよび
添付ファイルを読むことができれば、携帯電話ユーザに
とって好ましい。
【0111】次に、当該メールボックスサーバ24か
ら、添付ファイル(ME22(F2))を取出すために
ユーザ(ここではU3)によって操作される遠隔プリン
タ端末33の主要部の構成例につき、図9に基づいて説
明する。
【0112】(A−1−8)遠隔プリンタ端末の構成例 図9において、当該遠隔プリンタ端末33は、送受信部
71と、操作部72と、メール処理部73と、ディスプ
レイ部74と、メモリ(あるいはハードディスク)75
と、印刷処理部76とを備えている。
【0113】このうち送受信部71は前記携帯電話機3
1などの送受信部61と同じものであってもよいが、通
常、当該送受信部71は、有線でメールボックスサーバ
24に接続されている。
【0114】また、メール処理部73には、遠隔プリン
タ端末用のメーラが搭載されている。
【0115】このメーラは、添付ファイルを処理するこ
とのない携帯電話機に搭載されるメーラと異なり、添付
ファイル中の画像データなどを送信元端末30のメーラ
で使用したMIME対応のエンコード方法(例えばBA
SE64など)に基づいてデコードする機能を装備して
いる。
【0116】また、前記メールボックスサーバ24内
で、前記本体ファイルの削除を行わない場合には、上述
したboundary文字列BD11をもとに、分割メールME
21とME22をつなぎ合わせて、送信元ユーザU1が
意図した最初の電子メールME1(F1、F2)を復元
する機能も装備する必要がある。
【0117】さらに、必要に応じて、添付ファイルのデ
ータをユーザ(U3)が読むことのできる形式に変換す
るためのワープロソフトなども、当該メール処理部73
に搭載される。
【0118】操作部72は、携帯電話ユーザ(ここでは
U3)の操作に応じて、上述した電子メール取出し要求
S9に対応する電子メール取出し要求S19を、送受信
部71からメールボックスサーバ24へ送信したり、受
信され、デコードされた(必要な場合には、つなぎ合わ
せも実行して復元された)電子メール(例えばME22
(F2))の内容をディスプレイ部74で画面表示した
り、あるいは印刷処理部76から印刷出力したりするた
めの部分である。
【0119】当該遠隔プリンタ端末33の構成は、印刷
処理部76が存在する点を除くと、図面上、ほとんど前
記携帯電話機32などと相違しないが、実際の機械的、
電子的な仕様は大きく異なる。
【0120】例えば、ディスプレイ部74は、通常のデ
スクトップタイプのパーソナルコンピュータと同程度の
サイズ(例えば17インチ程度)の画面を備え、その画
面サイズは携帯電話機31や32の画面よりもはるかに
大きいので、電子メールに含まれるテキストや画像など
を目視する場合にも、携帯電話機よりも、簡単、かつ詳
細に目視することができ、使い勝手のよいユーザインタ
フェースを備えている。
【0121】また、印刷処理部76から出力される印刷
出力は、例えば、用紙サイズとしてB5やA4を用い
て、テキストや画像を、ユーザの読み取りやすい大きさ
で印刷表示することができる。
【0122】画面表示だけで済ませたり、画面表示した
あと印刷出力したりすることは、ユーザ(U3)が操作
部72を操作することによって、自由に選択することが
できる。
【0123】また、当該遠隔プリンタ端末33は固定的
に配置されるものであるため、十分に大きな容量を持つ
メモリ75を搭載することが可能である。これにより、
電子メール取出し要求S19に応じてメールボックスサ
ーバ24から取出された電子メールの内容は、完全に当
該メモリ75に格納することが容易となり、電子メール
を読む際には、メールボックスサーバ24と通信する必
要はない。
【0124】ところで、前記メールボックスサーバ20
の添付ファイル蓄積部71内には、通常、多数の添付フ
ァイルが蓄積されているが、ユーザU3が目的の添付フ
ァイルME22(F2)を指定するには、例えば、自身
のメールアドレスである前記「ADD(U3)」や送信
元ユーザのメールアドレスである前記「ADD(U
1)」を使用するようにするとよい。
【0125】また、該当するメールボックス(MBU
X)内に、同じ送信元ユーザU1から自身に宛てて送信
された添付ファイルが複数存在する場合には、これらの
メールアドレスだけでは目的の添付ファイルを絞り込む
ことができないので、例えば、前記Message-IDフィール
ドFD10に記述されるメッセージIDや、boundary文
字列BD11をもとに特定するようにしてもよい。
【0126】当該メッセージIDは、メールサーバが自
動的に付与するユニークなメール番号である。
【0127】以下、上記のような構成を有する本実施形
態の動作について説明する。
【0128】(A−2)第1の実施形態の動作 いま、送信元端末30を操作するユーザU1が添付ファ
イル(F2)を添付した図11に示す電子メールME1
(F1、F2)を送信するよう、送信元端末30を操作
したとする。
【0129】これを受けて送信元端末30内のメール処
理部47に搭載されたメーラは、本体ファイルPF1と
添付ファイルPF2の本文メッセージをエンコードし、
前記分割メールME11(F1)とME12(F2)、
およびそのカーボンコピーである分割メールME21
(F1)とME22(F2)を送信する。
【0130】これらの4つの電子メールは、各個に、イ
ンターネット11上のメール配送サーバ(例えば20)
によって配送されるが、最終的には、分割メールME1
1(F1)とME12(F2)は、メールボックスサー
バ23に到達し、カーボンコピーである分割メールME
21(F1)とME22(F2)は、メールボックスサ
ーバ24に到達する。
【0131】分割メールME11(F1)とME12
(F2)を受け取って、添付ファイルME12(F2)
は削除し、電子メールME11(F1)を本体ファイル
蓄積部53に蓄積すると、直ちに、当該メールボックス
サーバ23は、当該電子メールME11(F1)のMI
MEヘッダのToフィールドの情報から当該電子メールが
携帯電話機32を携帯するユーザU3に宛てたものであ
ることを認識し、当該携帯電話機32に所定の通知信号
を送信して、着信音等の発生を行わせる。
【0132】これにより電子メールの着信を認識したユ
ーザU3は、携帯電話機32を操作してメールボックス
サーバ23から当該電子メールME11を取り出す。
【0133】このとき、当該電子メールME11の本文
メッセージPT1が250文字以内であれば、ユーザU
3は完全に当該電子メールを読むことができるが、25
0文字を超えていると、超えた分は読むことができな
い。
【0134】当該電子メールME11に削除された添付
ファイルME12が存在していたことは、当該電子メー
ルの本文メッセージPT1の意味内容などからも、ユー
ザU3に分かると考えられるが、もしも必要と考えた場
合には送信元ユーザU1は、当該携帯電話機32に電話
をかけること等の方法でも、添付ファイルの存在を携帯
電話ユーザU3に知らせることもできる。
【0135】ユーザU3が、削除された当該添付ファイ
ルME12を見る必要性を認めた場合(あるいは、本文
メッセージPT1の前記250文字を超えた部分を読む
必要性を認めた場合)には、近くのコンビニエンススト
アや駅などに立ち寄り、そこに設置されている遠隔プリ
ンタ端末(例えば33)を操作する。
【0136】ユーザU3が当該遠隔プリンタ端末33を
操作しようとするときには、すでにカーボンコピーであ
る分割メールME21(とME22)は、メールボック
スサーバ24によって処理され、添付ファイル蓄積部7
1に蓄積されている。
【0137】自身の電子メールアドレスを入力すること
等により、ユーザ認証を済ませたユーザU3は遠隔プリ
ンタ端末33を操作して、メールボックスサーバ24か
ら添付ファイルF2(と本体ファイルF1)を取出す。
【0138】取出された添付ファイルF2は、メール処
理部73の処理を受け、操作部72の操作内容に応じ
て、印刷処理部76から印刷出力されたり、ディスプレ
イ部74から表示出力されたりする。
【0139】これにより、ユーザU3は、顧客の所在地
までの道順などを示した地図を取得することができる。
【0140】また、本体ファイルF1も取出すようにし
た場合には、携帯電話機32では途中までしか読むこと
ができなかった、前記250文字以降の文章も読むこと
が可能になる。
【0141】なお、遠隔プリンタ端末33のメモリ75
に記憶された添付ファイルF2(と本体ファイルF1)
の内容は、印刷出力(表示出力)後ただちに消去され得
るが、メールボックスサーバ24の本体ファイル蓄積部
53のメールボックス(ここではMBUX)に格納され
ている添付ファイルF2(と本体ファイルF1)は、そ
の後も一定期間保存され、その期間内であれば、プリン
タネットワーク14内のいずれかの遠隔プリンタ端末か
ら何度でも取出し可能である。
【0142】必要に応じて、メールボックス(MBU
X)における保存は、このように期間で限定せず、取出
し回数で限定するようにしてもよい。
【0143】(A−3)第1の実施形態の効果 以上のように、本実施形態によれば、携帯電話機(32
など)においてそのディスプレイ部に画面表示できない
電子メールの添付ファイルにつき、随所に配置された遠
隔プリンタ端末(33など)を用いて画面表示させた
り、印刷出力させたりすることが可能であり、使い勝手
のよい通信システムを提供することができる。
【0144】また、本実施形態は、インターネット上や
携帯電話ネットワーク上に実装された既存の電子メール
システムをほとんどそのまま利用することができるた
め、実現性に優れている。
【0145】(B)第2の実施形態 以下では、本実施形態が上述した第1の実施形態と相違
する点についてのみ説明する。
【0146】本実施形態では、電子メールME1(F
1,F2)において稟議書を取り扱い、当該稟議書に対
応した電子決済を実行する。
【0147】電子メールで稟議書を送信する場合には、
「詳細は添付の通り。」などと記載して、稟議書の全内
容は、ワープロ文書などで記述することが多い。ワープ
ロ文書などは、上述したバイナリデータであるため、添
付ファイルの形式で送信される。
【0148】したがってこの場合、「詳細は添付の通
り。」などの記述は、図11に示す前記本文PT1に配
置され、稟議書の全内容は前記本文PT2に配置される
ことになる。このため稟議書の全内容は、前記分割メー
ルME22(F2)として、メールボックスサーバ24
内のメールボックスMBUXに蓄積される。
【0149】本実施形態では、図1において、電子メー
ルが遠隔プリンタ端末を操作する受信者(送信先ユー
ザ)によって受信されたか否かを、当該電子メールの送
信者が希望するときにいつでも確認することができるよ
うに、送信者側からの確認要求メールが届いた場合に
は、すでに電子メールが受信者によって受信されたか否
かを示す受信確認メールを送信する受信確認サーバ25
を設けてある。
【0150】また、図1に示す決済サーバ34も本実施
形態のための構成要素である。
【0151】なお、本実施形態では、メールボックスサ
ーバ24内のメールボックスMBUXは送信先ユーザU
3に対応付けられたものであり、前記ADD(24)は
当該メールボックスを指定するものとする。
【0152】(B)第2の実施形態の構成および動作 本実施形態の通信システム80も、その全体構成は図1
に示す第1の実施形態の通信システム10とほぼ同じで
あり、図1に示した各構成要素11〜14、22〜2
4、31〜33の機能も基本的に第1の実施形態と同じ
である。
【0153】ただし本実施形態のプリンタネットワーク
14が備えるメールボックスサーバ24は、遠隔プリン
タ端末33から電子メールを取出すためのプロトコルと
して、例えばIMAP4などの多機能なプロトコルを装
備している。
【0154】周知のように、通信速度の制約が厳しく、
携帯電話機自体の性能に制約が多い携帯電話機(例えば
32)では、携帯電話機がアベイラブルであればサーバ
主導で着信した電子メールを該当する携帯電話機に送り
付ける前述のプロトコルなどを採用していることも多
い。
【0155】しかしながらプリンタネットワーク14内
にはこのような制約はなく、通常のパーソナルコンピュ
ータでメールボックスに着信した電子メールを取出す場
合に使用するPOP3やIMAP4などの一般的なプロ
トコルを使用可能である。
【0156】このうちPOP3プロトコルは受信者が電
子メールを取出して読むための必要最小限の機能しか備
えていないが、IMAP4プロトコルは豊富な機能を備
えた多機能プロトコルである。
【0157】ただし本実施形態ではIMAP4の豊富な
機能(コマンド)のうち、着信した電子メールの未読/
既読のステータス情報を調べるSTATUSコマンド
(ステータスコマンド)と、ヘッダ内の一部のフィール
ドのフィールド本体(ToフィールドFD15のフィール
ド本体である送信者メールアドレスと、必要に応じてSu
bjectフィールドFD17またはDateフィールドFD1
1のフィールド本体)を取出すFETCHコマンドしか
使用しないため、メールボックスサーバ24に未読/既
読のステータス情報やヘッダ情報を蓄積し、受信確認サ
ーバ25がFETCHコマンドやSTATUSコマンド
などのコマンドを供給すると、未読/既読のステータス
情報やFETCHコマンドで指定したヘッダ情報を反す
機能を備えたプロトコルであれば、どのようなプロトコ
ルを使用することも可能である。このようなプロトコル
を、本実施形態では、受信確認プロトコルと呼ぶ。
【0158】本実施形態ではこの受信確認プロトコル
が、少なくともメールボックスサーバ24と受信確認サ
ーバ25間で使用される。
【0159】当該受信確認サーバ25の主要部の構成例
は、図13に示す通りである。
【0160】図13において、当該受信確認サーバ25
は、受信部90と、記憶部91と、確認情報抽出部92
と、受信確認メーラ部93と、送信部94とを備えてい
る。
【0161】このうち受信部90は、確認要求受付時に
はプリンタネットワーク25上の伝送路から、インター
ネット11経由で配送されてきた確認要求メールMA1
を受信し、受信確認時にはメールボックスサーバ24か
ら前記ヘッダ情報やステータス情報を受信する部分であ
る。前記送信元端末30が送信する電子メールであるか
ら、当該確認要求メールMA1も当然、前記MIME規
格に対応している。
【0162】当該確認要求メール(例えばMA1(AT
1))は、送信済みの電子メール(例えば、前記ME1
(F1,F2)、ただし遠隔プリンタ端末33がメール
ボックスサーバ24から添付ファイルだけを取出す場合
には、ME21(F2))がメールボックスから取出さ
れて遠隔プリンタ端末(例えば33)に受信されたか否
かの確認を求める電子メールである。
【0163】当該確認要求メールMA1(AT1)はそ
の本文メッセージに、基本属性情報として、送信済み電
子メール(ME1)のToフィールドFD15に記載して
あった電子メールアドレス(ここでは、前記ADD(2
4)によって指定されるメールボックスMBUXのアド
レス)を含む。
【0164】当該基本属性情報を用いることにより、受
信確認サーバ25は、メールボックスサーバ25中の多
数のメールボックスのなかから、求めるメールボックス
(ここでは、MBUX)を特定することができる。
【0165】さらに、当該メールボックス(ここではM
BUX)中に複数の電子メールが蓄積されている場合に
は、確認要求メールMA1のFromフィールドFD12に
記述されたメールアドレス(ここではADD(U1))
と合致するメールアドレスを持つ電子メールを探索する
ことによって目的の電子メールを特定することができ
る。
【0166】ところが、同じ送信者(U1)から同じ受
信者(U3)に送信された電子メールが当該メールボッ
クスに複数蓄積されていることも起こり得るため、この
ようなケースにも対応するためには、これらのメールア
ドレスだけでは不十分である。
【0167】そのような場合には付加的な属性情報(こ
こではAT1)も確認要求メール内に記述するようにし
て、受信確認を求める送信済みの電子メールを一義的に
識別するようにするとよい。
【0168】一般的に当該付加属性情報としては、受信
確認を求める送信済みの電子メールを一義的に識別する
ことのできる識別子であればどのようなものを使用して
もかまわないが、例えば、当該送信済み電子メール中の
DateフィールドFD11に記述された日付(および時
刻)情報や、SubjectフィールドFD17に記述したメ
ールの題名を使用することができる。
【0169】ただし日付情報を付加属性情報として使用
する場合には、送信者が何らかの方法で送信済みの電子
メールを作成した日付や時刻を記録しておく必要がある
(このような記録を行う機能は、メーラ等に装備しても
よい)。また、メールの題名を付加属性情報として使用
する場合には、同じ宛先に送信する各電子メールにはユ
ニークな題名(ここでは例えば、「稟議書について」な
どと記述する)を付与するように注意する必要がある。
【0170】確認要求メール(例えばMA1)において
これらの付加的属性情報を記述する場所は、本文メッセ
ージ中であってもよいが、それに限定する必要はない。
例えば、SubjectフィールドFD17に当該付加的属性
情報を記述するように決めておいてもよい。
【0171】当該確認要求メールは、基本属性情報と必
要な付加属性情報だけを備えた極めて小さなサイズの電
子メールで、前記ToフィールドFD15には、当該受信
確認サーバ25に割り当てられている電子メールアドレ
ス(ここでは、ADD(25))を収容している。
【0172】受信確認サーバ25は、自身宛ての電子メ
ールであって、本文メッセージに基本属性情報らしき情
報が収容された電子メールを受信すると、当該電子メー
ルを、確認要求メールとして取り扱う。
【0173】なお、一般に付加属性情報の要否(メール
ボックスサーバ24の該当するメールボックス(例え
ば、ユーザU3のメールボックスMBUX)内に送信者
U1から送信された電子メールが1つしか存在しない場
合には当該付加属性情報を用いなくても電子メールは一
義的に特定できる)については、送信者(例えばU1)
はこれまでの自身の電子メール送信履歴をもとに、ある
程度予測することが可能であると考えられるので、その
記述を行うか否かは送信者に委任することとし、付加属
性情報が含まれていなくても、それを理由として受信確
認サーバ25が確認要求メールとして取り扱わないとい
うことはないようにするとよい。
【0174】ところで当該確認要求メール(例えばMA
1)は、受信確認サーバ25と送信者U1にとっては特
別な意味を持つが、それ以外のメール配送サーバ(例え
ば20)などにとっては、SMTPプロトコルなどのメ
ール配送用プロトコルにしたがって配送するただのサイ
ズの小さな電子メールにすぎず、何ら特別な処理を要す
るものではない。
【0175】当該確認要求メールMA1はまた、添付フ
ァイルも添付されておらず、サイズも十分に小さいた
め、通常は、分割されることなく送信される。
【0176】図13において、前記受信部90に接続さ
れている記憶部90は、当該確認要求メールを確認情報
抽出部92で行う処理に必要な処理時間だけ、一時的に
蓄積する受信バッファメモリである。
【0177】確認情報抽出部92は、受信確認を実行す
るために必要な情報を確認要求メールから抽出する部分
である。
【0178】ここでは、前記確認要求メールMA1を受
信し、そのFromフィールドFD12から送信者のメール
アドレスとして前記ADD(U1)を抽出し、本文PT
1から前記基本属性情報としてADD(24)を抽出
し、SubjectフィールドFD17からは前記付加属性情
報AT1として例えば「稟議書について」などを意味す
るコード(このコードを、COD1とする)を取出す
(これは上述したように、SubjectフィールドFD17
に当該付加的属性情報を記述するように決めてある場合
に対応する処理)。
【0179】なお、SubjectフィールドFD17に日本
語を記述した場合、送信元端末30が装備するメール処
理部47がMIME対応のメーラであれば自動的にBA
SE64でエンコードするので、確認要求メールMA1
のSubjectフィールドFD17から抽出される付加属性
情報AT1は、「稟議書について」に対応するコードC
OD1になる。
【0180】次に、当該確認情報抽出部92で抽出され
た送信者メールアドレスADD(U1)と付加属性情報
AT1(すなわちコードCOD1)は、信号S48とし
て前記受信確認メーラ部93内のメール情報受信部95
に供給され、基本属性情報ADD(24)は信号S42
としてコマンド生成部96に供給される。
【0181】当該受信確認メーラ部93は当該コマンド
生成部96のほか、メール情報受信部95と、受信確認
メール生成部97とを備え、前記受信確認プロトコルを
搭載したメーラである。
【0182】すなわち当該受信確認メーラ部93は基本
的にメーラであり、メールボックスサーバ24に対して
は、遠隔プリンタ端末33のメール処理部73が搭載し
ているメーラと同じインタフェースを提供する。
【0183】ただし当該受信確認メーラ部93はもっぱ
ら受信確認のためだけに機能する特殊なメーラであるた
め、通常のパーソナルコンピュータ(例えば30)に搭
載されているメーラのように、任意の内容の本文メッセ
ージを収容したり、添付ファイルを添付したりする機能
は持っていない。
【0184】また、メールボックスサーバ24内の必要
なメールボックス(例えばMBUX)にアクセスするた
めに不可欠なパスワードなどは予め当該受信確認メーラ
部93内に格納されていて、送信者(例えばU1)から
求められた任意のメールボックス(例えばMBUX)に
アクセスすることができる。
【0185】ただしアクセスすることができるのは受信
確認に必要な電子メールのヘッダ情報とステータス情報
(未読/既読の情報)だけであり、メールボックス内の
その他の情報(電子メールの本文メッセージの内容やF
ETCHコマンドで指定しないヘッダ情報など)に対す
るアクセスは実行することができないように構成されて
いる。
【0186】また、FETCHコマンドで送信者のメー
ルアドレスを取出したとしても、当該メールアドレスは
受信確認メーラ部93内部の処理に使用されるだけであ
り、確認要求を送信した送信者U1に当該メールアドレ
スがそのまま通知されることはない。受信用メールボッ
クス内にどのような送信者メールアドレスから送信され
た電子メールが蓄積されているかは、一般的に、受信者
(例えばU3)のプライバシーに属する事象と考えられ
るからである。
【0187】このような受信確認メーラ部93内に設け
られているコマンド生成部96は、予め格納されている
前記パスワードなどを使用して、メールボックスサーバ
24の前記添付ファイル蓄積部71内に設けられている
ユーザU3のメールボックスMBUXにアクセスして、
ヘッダ情報(送信者情報)やステータス情報を問い合わ
せる部分である。
【0188】当該アクセスによって開始されたメールボ
ックスサーバ24とのセッションでは、まずFETCH
コマンドでヘッダ情報を取り出し、次いで必要ならば、
当該FETCHコマンドで付加属性情報を取り出し、最
後にSTATUSコマンドを用いてステータス情報の検
査を行う。
【0189】図4に示したメールボックスサーバ24の
添付ファイル蓄積部71内に設けられている当該メール
ボックスMBUXは論理的に、例えば、図12に示すよ
うな構成を備えている。
【0190】図12において、電子メールエリアEBF
には、当該メールボックスMBUX内に蓄積されている
各電子メールの本体(ここでは添付ファイルの本体)と
してML1〜MLNが格納され、ステータス情報エリア
SUFにはこれら電子メールにつき未読または既読の別
を示すステータス情報が格納され、属性エリアATFに
はこれら電子メールにつき上述した付加属性情報が格納
され、送信者情報エリアSIFにはこれら電子メールに
つき送信者情報(各電子メールの前記FromフィールドF
D12内に収容されている各送信者のメールアドレス)
が格納されている。
【0191】図示の状態において、当該メールボックス
MBUX内にはN個の電子メールML1〜MLNが蓄積
されており、前記送信者U1が送信した電子メールは、
送信者情報エリアSIF内にADD(U1)と記載され
ているML1とML2の2つで、他の電子メールML3
はメールアドレスADD(UX)の送信者からユーザU
3に送信されたもので、電子メールMLNはメールアド
レスADD(UY)の送信者からユーザU3に送信され
たものである。
【0192】また、ステータス情報エリアSUF内に
「未」とあることから、電子メールML1、ML2、M
LNは未読であり、「既」とあることから電子メールM
L3は既読であることが分かる。
【0193】なお、厳密には電子メールを「読む」こと
と「受信」することとは必ずしも同じではなく、「受
信」することと「印刷」することも、必ずしも同じでは
ないが、本実施形態ではこれらを区別せず、「既読」の
場合は「受信した」ことを意味すると同時に「印刷出
力」したことを意味するものとする。反対に、「未読」
の場合は「受信していない」ことを意味すると同時に
「印刷していない」ことを意味する。
【0194】「読む」こと、「受信」すること、「印
刷」することの異同は、実質的に遠隔プリンタ端末33
の機能との関連で異なってくる。例えば、遠隔プリンタ
端末33が受信した電子メールを開封しなくてもよい
(すなわち、読まなくてもよい)構成になっているか否
かに依存して、「読む」ことと「受信」することが同じ
であるかどうかが変わる。すなわち、遠隔プリンタ端末
33が、受信した電子メールは必ず(あるいは自動的
に)開封される構成になっていれば、受信したことは読
んだこと(開封したこと)に等しい。
【0195】「受信」と「印刷」の関係についてもこれ
と同様で、受信した電子メールが必ず(あるいは自動的
に)印刷出力されるように遠隔プリンタ端末33が構成
されていれば、受信したことは印刷したことに等しい。
【0196】図12中においては、付加属性情報が前記
AT1であることから、電子メールML1が前記稟議書
を収容した前記分割メールME22(F2)と同じもの
であることがわかる。本実施形態で当該分割メールME
22(F2)に、ワープロ文書として上述した稟議書の
全内容が収容されている。
【0197】コマンド生成部96が前記FETCHコマ
ンドでメールボックスMBUX内の送信者情報ADD
(U1)〜ADD(UY)を取り出すと、当該送信者情
報は前記受信部90を介してメール情報受信部95に受
信される。
【0198】メール情報受信部95は、取り出した送信
者情報ADD(U1)〜ADD(UY)のなかから確認
要求メールMA1の送信者メールアドレスADD(U
1)と一致するものを検索する部分である。この検索に
より、図12のケースでは一致するものが2つ存在する
(すなわち、ML1とML2)ことがわかる。
【0199】ここでもしも1つしか一致するものが検出
されなければ、次に行う付加属性情報の取り出しは省略
してもよい(もちろん、必要ならば、信頼性を高めるた
めに実行してもかまわない)が、図12の例では一致す
るものが2つ存在するため、FETCHコマンドによる
付加属性情報の取り出しは不可欠となる。
【0200】この取り出しのために、前記コマンド生成
部96は再びFETCHコマンドを前記メールボックス
サーバ24に供給して今度は当該2つの電子メールML
1とML2に関し、付加属性情報である送信済みメール
のSubjectフィールドFD17のフィールド本体を取り
出す。
【0201】これにより、メール情報受信部95は確認
要求メールMA1に収容されている付加属性情報(コー
ドCOD1)と一致する唯一の電子メールがML1であ
ることを特定できるので、コマンド生成部96に対し当
該電子メールML1のステータス情報を調べるように指
示し、コマンド生成部96はSTATUSコマンドを生
成して当該電子メールML1のステータス情報を取り出
す。
【0202】図示の例では当該電子メールML1のステ
ータス情報は未読を示す「未」なので、まだ1度も、受
信(印刷出力)されていないことがわかる。
【0203】コマンド生成部96が生成し送信部94か
ら送信したSTATUSコマンドによって取り出された
ステータス情報は、受信部90を介してメール情報受信
部95に受信されてから、前記信号S42として既に受
信されていた送信者メールアドレスADD(U1)とと
もに、信号S46として受信確認メール生成部97に渡
される。
【0204】受信確認メール生成部97は、信号S46
として受信した各情報を用いて受信確認メールMK1を
生成し、送信部94を介してプリンタネットワーク14
に送出する。
【0205】すなわち、当該受信確認メールMK1は、
ToフィールドFD14に前記ADD(U1)を、Fromフ
ィールドにADD(25)を収容し、例えば、本文PT
1に「未読」を示す情報を記述した電子メールである。
もし必要ならば、「未読」を示す当該情報は、Subject
フィールドFD17などに記述してもよい。これによ
り、送信者U1は着信した受信確認メールMK1を開封
しなくても一覧を画面表示するだけで、受信確認の結果
を知ることが可能になる。
【0206】いずれにしても当該受信確認メールMK1
は、前記確認要求メールMA1と同様、受信確認サーバ
25と送信者U1にとっては特別な意味を持つが、それ
以外のメール配送サーバ(例えば21)などにとって
は、SMTPプロトコルなどのメール配送用プロトコル
にしたがって配送するただのサイズの小さな電子メール
にすぎず、何ら特別な処理を要するものではない。
【0207】このため、プリンタネットワーク24内の
メール配送サーバ(図示せず)は、SMTPプロトコル
などのメール配送用プロトコルにしたがって通常の電子
メールと同様に、当該受信確認メールMK1を配送して
インターネット11に送出する。
【0208】インターネット11上のメール配送サーバ
(例えば21)も、通常の電子メールと同様に、当該受
信確認メールMK1を、前記送信元端末30のための受
信メールボックスを搭載したメールボックスサーバ(図
示せず)まで届けるので、ユーザU1は、いつでも望む
ときに、送信済みメール(ここではME1(の添付ファ
イルME22))が、送信先のユーザ(ここではU3)
に読まれたか否か(印刷出力されたか否か)を確認する
ことができる。
【0209】なお、必要に応じて、送信元端末30が搭
載しているメーラに、当該受信確認メール(例えばMK
1)を、着信した他の一般的な電子メールと異なる特別
なメールとして画面表示する機能を持たせてもよい。
【0210】このあと再び確認要求メールを送信して
「既読」を示す受信確認メールが返送されてくれば、ユ
ーザU1は、ユーザU3が前記稟議書を認識済みである
ことを確認できる。
【0211】通常は、携帯電話機32に前記分割メール
ME11が着信したあとで、ユーザU3が遠隔プリンタ
端末(例えば33)を操作して、当該分割メールME1
1に対応する内容を持つ分割メールME22(すなわ
ち、添付ファイル(稟議書))を印刷出力することにな
るので、分割メールME22が印刷出力されていれば、
携帯電話機32に対する分割メールME11の着信も正
常に行われたことが推測できる。
【0212】稟議書がユーザU3に認識されると、処理
は、ユーザU3による決済処理に進む。決済権を持って
いる重役など(ここではU3)は非常に多忙で会社内に
いないことが多いため、重要事項の主管者(ここではU
1)が早期の決済承認を受けるには、このように携帯電
話機32や遠隔プリンタ端末33を利用する必要が生じ
る。
【0213】決済処理は遠隔プリンタ端末33を用いて
行うようにしてもよいが、ここでは携帯電話機32を用
いて行うものとする。
【0214】本実施形態において決済処理を行うために
は、携帯電話機32は携帯電話ネットワーク13、イン
ターネット11を経由して、前記決済サーバ34と通信
する。なお、当該決済サーバ34は、必要に応じて、携
帯電話ネットワーク13やプリンタネットワーク14上
に配置してもよいが、ネットワークの規模等から、イン
ターネット11上に配置するのが一般的であると考えら
れる。
【0215】当該決済サーバ34の主要部の構成例は、
図14に示す通りである。
【0216】図14において、当該決済サーバ34は、
送受信部100と、認証部101と、データベース処理
部102と、第1〜第3データ処理部103〜105
と、データベース108と、受付部109とを備えてい
る。
【0217】なお、前記携帯電話機32のメール処理部
63にはメーラを搭載しているため、ここでは電子メー
ルシステムを用いて電子決済を行うことになるが、携帯
電話機の性能により、必要ならばハイパーテキストシス
テムやPB(プッシュボタン)信号と音声ガイダンスの
やり取りに応じて電子決済を行う機能も、当該決済サー
バ34は装備している。
【0218】決済サーバ34の構成要素のうち送受信部
100は、携帯電話機32から電子決済にかかる電子メ
ール(決済メールDM1)を受信する部分である。ただ
しハイパーテキストシステムや音声ガイダンスを用いた
電子決済を実行する場合には、ハイパーテキスト形式の
データや音声ガイダンスのデータを、当該送受信部10
0を介して送受信することになる。
【0219】決済メールDM1には少なくとも、稟議書
を特定するための稟議書識別子、携帯電話ユーザU3を
示すためのユーザ識別子(社員ID)、稟議書を承認す
るか否かを示す認否情報からなる必須決済事項が含まれ
ている。このような識別子や情報としては、どのような
数字や記号列、文字列を使用してもかまわない。
【0220】当該送受信部40に接続された認証部41
は、決済メールDM1に含まれる情報のうち、主として
前記ユーザ識別子を検査すること等により、当該決済メ
ールDM1が正当なユーザによって送信されたものであ
るか否かを検証する。検証結果が肯定的な場合には、そ
の旨の電子メールを携帯電話機32に返送するようにし
てもよい。
【0221】データベース処理部102は、データベー
ス108内に蓄積されているデータ(稟議書なども含ま
れていてよい)を検索したり書き換えたりする場合に動
作する部分である。
【0222】ここでは、前記決済メールDM1の認証が
肯定的であった場合、データベース108内の前記ユー
ザIDおよび稟議書識別子に対応する場所に、前記認否
情報を書き込む処理を、前記受付部109からの指示に
基づいて、当該データベース処理部102が実行するこ
とになる。
【0223】前記第1データ処理部43はCGIを搭載
したWebサーバとしての機能を持つ部分で、パーソナ
ルコンピュータのブラウザを用いて電子決済を行うため
のHTMLファイル、携帯電話機のブラウザを用いて電
子決済を行うためのコンパクトHTMLファイル(また
はHDMLファイルなど)を閲覧要求に応じて端末のブ
ラウザに送信する機能や、ブラウザから送り返された記
入済みの決済フォームの内容を解析して、正常な受付が
行えれば、受付完了を示す確認メッセージをHTML形
式(コンパクトHTML形式(またはHDML形式))
で返す機能を装備している。
【0224】決済フォームはどのような構成を備えてい
てもかまわないが、少なくとも、前記必須決済事項に相
当する情報を、各種のボタン、コントロール、ボックス
を使用して特定できるものとする必要がある。例えば、
決済の承認、非承認などは、排他的な選択を示すラジオ
ボタンによって特定することができる。
【0225】現在のインターネット11を前提とする
と、会社内の機密事項などに関する電子決済のために
は、SSLなどの暗号技術が普及しているハイパーテキ
ストシステムを利用するほうが、電子メールシステムを
利用するよりも安全で、セキュリティ性が高いものと考
えられる。
【0226】これに対し第2データ処理部44は、メー
ラとしての機能を持つ部分で、パーソナルコンピュータ
のメーラを用いて電子決済を行うためのメーラ、携帯電
話機のメーラを用いて電子決済を行うためのメーラ(こ
のメーラが上述した決済メールMK1を処理する)を備
えているほか、形態素解析や構文解析、意味処理などの
自然言語処理を実行する自然言語処理部を搭載してい
る。
【0227】すなわち、第2データ処理部44内のメー
ラが、受け取った電子メールをデコードし、当該デコー
ド結果を自然言語処理部が処理することで、定型的な事
項、すなわち、前記必須決済事項に対応する情報を取得
するものである。
【0228】定型的な前記決済フォームを用いて電子決
済を行う場合には、通常、このような自然言語処理は不
要であるが、電子決済が電子メール(決済メールMK
1)で行われた場合には記述内容が不定形であるために
自然言語処理が必要になる。自然言語処理を実行するた
めには、決済サーバ34の処理能力にかなり大きな負荷
がかかるものと考えられるので、効率を重視する場合に
は電子メールによる電子決済を行わないようにしてもよ
い(その場合、第2データ処理部44は省略できる)。
【0229】ただしここでは、様々な機能の携帯電話機
を持つ携帯電話ユーザ(例えばU3)が正常に電子決済
を行うことができるようにするために、電子メールによ
る電子決済にも対応するものとした。
【0230】次に第3データ処理部105は、IVR
(インタラクティブ・ボイス・レスポンス(双方向性音
声応答))部や、CTI(コンピュータ・テレフォニ・
インテグレーション)部を搭載する部分で、携帯電話機
ユーザ(ここではU3)に音声ガイダンスを聴取させ、
当該音声ガイダンスにしたがったPB信号の送信を促す
ことで、前記社員ID、稟議書識別子、認否情報を取得
するものである。
【0231】前記第2データ処理部44と同様に、必要
に応じて、音声ガイダンスやPB信号を用いた電子決済
は受け付けず、当該第3データ処理部45を省略するよ
うにしてもよい。
【0232】本実施形態においてこれら3つのデータ処
理部43〜45に接続されている受付部49は、認証が
行われ、正常に前記必須決済事項に対応する情報が取得
できた場合に、前記データベース102に指示して、デ
ータベース108に対する認否情報の書き込み等を行わ
せる部分である。
【0233】なお、前記携帯電話機32はブラウザを搭
載していなかったが、最近の多くの携帯電話機はブラウ
ザを搭載しているため、ハイパーテキストシステムを利
用し、上述した第1データ処理部103を介した電子決
済を実行可能である。
【0234】また、当該決済サーバ34は例えばユーザ
U1の会社のイントラネットなどに配置されており、ユ
ーザU1はユーザU3による決済の内容(認否)を、前
記データベース108に読み出しアクセスすることによ
って、いつでも確認することが可能である。
【0235】以上のように、本実施形態では、ユーザU
1は稟議書の添付ファイルを添付した電子メールME1
を携帯電話ユーザU3宛てに送信することで、いつでも
決済承認を求めることができる。
【0236】パーソナルコンピュータなどに対して電子
メールを送信した場合には、当該パーソナルコンピュー
タのメーラを起動しないと電子メール受信者(例えばU
3)は、当該電子メールの着信を認識することができな
いが、携帯電話機32の場合には、電子メールの着信は
所定の着信音やバイブレーションによって直ちに認識で
きる利点がある。
【0237】さらに、先に稟議書の添付ファイルを添付
した電子メールME1を携帯電話ユーザU3宛てに送信
したユーザU1は、受信確認サーバ25に確認要求メー
ルMA1を送信することによって、いつでも、ユーザU
3が当該添付ファイルを印刷出力したか否かを確認する
ことができる。
【0238】なお、本実施形態では、通信の品質が保証
されていないインターネット11を経由する以上、電子
メール(例えばME1(あるいはその添付ファイルに対
応する分割メールME22))が宛先のメールボックス
(例えばMBUX)まで送達されないことも起こり得る
が、前記受信確認サーバ25に、当該送達の確認を行う
機能を装備すれば、ユーザU1は、ユーザU3と通信す
ることなく送達確認を実行することも容易である。
【0239】また、携帯電話ユーザU3は、携帯電話機
32を用いて読む電子メールME1(正確には、ME1
1)の本文中に「詳細は添付の通り。」などの記述を認
めると、添付ファイルにかかる稟議書を近くのコンビニ
エンスストアなどに設置されている遠隔プリンタ端末
(例えば33)を用いて印刷出力することができる。そ
して稟議書の内容を確認したのち、当該ユーザU3は、
携帯電話機32などを操作し前記決済サーバ34を介し
て電子決済を行うことができる。
【0240】なお、ここでは稟議書を例に説明したが、
本実施形態は、添付ファイルを利用する必要があるケー
スに広く適用することができる。
【0241】(B−2)第2の実施形態の効果 本実施形態によれば、第1の実施形態の効果と同等な効
果を得ることができる。
【0242】加えて、本実施形態では、例えば、添付フ
ァイルとして稟議書を添付した電子メール(ME1)の
送信者(U1)は、いつでも決済権限者(ユーザU3)
に対して決済承認を求めることができるとともに、当該
添付ファイルが印刷出力されたか否か等を確認すること
もできるので、使い勝手がよく、通信の信頼性が向上す
る。
【0243】また、本実施形態では、モバイル環境でユ
ーザ(U3)が電子決済を行うことができるので、例え
ば、稟議書の決済承認を早期に取得したいのに、決裁権
限者(ユーザU3)が近くにいない場合などには非常に
効率的である。
【0244】しかも本実施形態では、このような利点
を、インターネット上や携帯電話ネットワーク上に実装
された既存の電子メールシステムやハイパーテキストシ
ステムをほとんどそのまま利用して獲得することができ
るため、実現性にも優れている。
【0245】(C)他の実施形態 上記実施形態において、図3に示したメールボックスサ
ーバ23(22)は、図5に示すメールボックスサーバ
23(22)に置換することが可能である。
【0246】図5のメールボックスサーバ23では、携
帯電話機(例えば32)からの指示に応じて、添付ファ
イル(ME12(F2))をプリンタネットワーク24
上のメールボックスサーバ24に転送する転送処理部8
0を備えた点が、図3のメールボックスサーバと相違す
る。
【0247】添付ファイル(ME12(F2))の転送
経路は、図1に点線で示した経路RT1のようにインタ
ーネット11を経由するものであってもよく、一点鎖線
で示した経路RT2のように、携帯電話ネットワーク1
3とプリンタネットワーク14を接続する伝送路を経由
するものであってもよい。
【0248】この場合、メールボックスサーバ23の負
荷は増加するが、カーボンコピー(ME21、ME2
2)の送信は不要となり、インターネット上のトラヒッ
クは軽減する。
【0249】また、メールボックスサーバ23の負荷が
増加するといっても、その負荷は、添付ファイルを長時
間蓄積する場合に比べるとはるかに小さい。
【0250】さらに、上記実施形態において、図3に示
したメールボックスサーバ23(22)は、図6に示す
メールボックスサーバ23(22)に置換することも可
能である。
【0251】図6のメールボックスサーバ23(22)
は、全ファイル蓄積部81に本体ファイルと添付ファイ
ルの双方を蓄積し、携帯電話機(例えば、32)からの
指示に応じて、必要ならば本体ファイルと添付ファイル
の双方を、プリンタネットワーク14内のメールボック
スサーバ24に転送することができる点が、図5のメー
ルボックスサーバと相違する。
【0252】この場合、メールボックスサーバ23にか
かる負荷は増大するが、カーボンコピー(ME21、M
E22)の送信が不要となってインターネット上のトラ
ヒックが軽減するだけでなく、メールボックスサーバ2
4に蓄積するファイルを、添付ファイルだけにするか、
本体ファイルだけにするか、あるいは添付ファイルと本
体ファイルの双方にするかを、携帯電話ユーザ(U3)
が動的に変更することが可能である。
【0253】一方、上記実施形態ではもとの電子メール
(ME1)を、本体ファイルを主体とする電子メールと
添付ファイルを主体とする電子メールの2つに分割した
が、分割は、ファイルサイズをもとに実行してもよい。
インターネットのメール配送サーバのなかには、受け取
った電子メールのサイズが大きすぎると、送り返してし
まうものもあるため、1つの電子メールのサイズは例え
ば50Kバイト未満にしておくほうが安全である。
【0254】このような観点から、もとの電子メール
(ME1)は、必要に応じて、3つ以上に分割されるこ
ともある。
【0255】以上の説明では分割メールを利用したが、
本発明において分割メールの使用は必須の要件ではな
い。
【0256】分割メールを使用しない場合、添付ファイ
ルと本体ファイルの区別は、図11に示したContent-Ty
peフィールドFD19の内容をもとに、text/plainであ
れば本体ファイル、それ以外なら添付ファイルと判断す
ることにより行う。これにより携帯電話ネットワーク内
のメールボックスサーバ(例えば、23)は、添付ファ
イルを削除することが可能であり、プリンタネットワー
ク内のメールボックスサーバ(例えば24)は、本体フ
ァイルを削除することが可能である。
【0257】また、上記実施形態では、MIME規格と
BASE64を例に説明したが、本発明の適用範囲はこ
れに限定されるものではない。
【0258】例えば、uuencode方式や、BinHex方式を使
用することもできる。
【0259】さらに、上記実施形態におけるインターネ
ット(11)はイントラネットなど、他のネットワーク
に置換可能であり、携帯電話機(31,32など)はP
HS端末、PDA端末など他の携帯通信端末に置換可能
である。
【0260】PHS端末やPDA端末などに対しても、
インターネット経由で電子メールをやり取りするサービ
スは現に行われており、上述した携帯電話機の場合と同
様な問題を有するからである。
【0261】また、上記第2の実施形態では、受信確認
サーバ25をプリンタネットワーク14の内部に配置し
たが、当該受信確認サーバ25は、携帯電話ネットワー
ク12,13やインターネット11上に配置することも
可能である。電子メールの受信確認等を送信者側が望む
ときに行うことができれば、送信者にとって、携帯電話
ネットワーク12,13上やインターネット11上の電
子メールシステムの使い勝手が向上する。
【0262】なお、上記第2の実施形態では、受信確認
サーバ25の機能によって電子メールの受信確認を行う
ようにしたが、受信通信端末(例えば、遠隔プリンタ端
末33や携帯電話機32など)に搭載しているメーラの
機能によって、当該受信確認を行うことができるように
してもよい。
【0263】当該メーラは、添付ファイルを印刷(また
は開封)したときに、当該添付ファイルが印刷(または
開封)されたことを示す電子メールである印刷確認メー
ル(前記受信確認メールMK1に対応)を、前記送信元
へ返送する印刷確認通知部(または開封確認通知部)を
備えることになる。
【0264】ただしその場合には、送信者(U1)が望
むときに受信確認を行うことはできず、受信者(U3)
が当該電子メールを受信し、受信確認メールを送信した
ときにはじめて、当該受信確認メールが送信者のメール
ボックスに宛てて送信され、受信確認が可能となる。
【0265】また、受信者(U3)のメールボックス
(MBUX)に「仕事用」、「私用」などの区別を設
け、私用のメールボックスについては受信確認サーバ
(25)がアクセスできないようにすることで、電子メ
ール受信者(U3)のプライバシーに配慮するようにす
るとよい。
【0266】さらに、上記第2の実施形態では携帯電話
機32を用いて電子決済を行うようにしたが、遠隔プリ
ンタ端末33を使用して電子決済を行うことも可能であ
る。
【0267】遠隔プリンタ端末33を使用して電子決済
を行う場合、遠隔プリンタ端末33は、電子決済を受け
付ける電子決済受付部を備え、当該電子決済受付部から
電子決済を実行することになる。当該電子決済受付部
は、例えばWebブラウザによって構成することができ
る。
【0268】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、メール通信システムの使い勝手を良くすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1、第2の実施形態に係る通信システムの主
要部の構成例を示す概略図である。
【図2】第1、第2の実施形態で使用するメール配送サ
ーバの主要部の構成例を示す概略図である。
【図3】第1、第2の実施形態で使用する携帯電話ネッ
トワーク内のメールボックスサーバの主要部の構成例を
示す概略図である。
【図4】第1、第2の実施形態で使用するプリンタネッ
トワーク内のメールボックスサーバの主要部の構成例を
示す概略図である。
【図5】他の実施形態で使用する携帯電話ネットワーク
内のメールボックスサーバの主要部の構成例を示す概略
図である。
【図6】他の実施形態で使用する携帯電話ネットワーク
内のメールボックスサーバの主要部の構成例を示す概略
図である。
【図7】第1の実施形態で使用する携帯電話機の主要部
の構成例を示す概略図である。
【図8】第1、第2の実施形態で使用する携帯電話機の
主要部の構成例を示す概略図である。
【図9】第1、第2の実施形態で使用する遠隔プリンタ
端末の主要部の構成例を示す概略図である。
【図10】第1、第2の実施形態で使用する送信元端末
の主要部の構成例を示す概略図である。
【図11】第1、第2の実施形態で使用するヘッダの構
成例を示す概略図である。
【図12】第2の実施形態で使用する受信用メールボッ
クスの論理的構成例を示す概略図である。
【図13】第2の実施形態で使用する受信確認サーバの
主要部の構成例を示す概略図である。
【図14】第2の実施形態で使用する決済サーバの主要
部の構成例を示す概略図である。
【符号の説明】
10、80…通信システム、11…インターネット、1
2,13…携帯電話ネットワーク、14…プリンタネッ
トワーク、20,21…メール配送サーバ、22〜24
…メールボックスサーバ、25…受信確認サーバ、30
…送信元端末、34…決済サーバ、43…MIMEヘッ
ダ解析部、52…添付ファイル削除部、53…本体ファ
イル蓄積部、55…メールボックス処理部、70…本体
ファイル削除部、71…添付ファイル蓄積部、47、6
3、73…メール処理部、76…印刷出力部、ME1、
ME11、ME12、ME21、ME22、MA1、M
K1、DM1…電子メール、MBUX…受信用メールボ
ックス、FD10〜FD23…フィールド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 光明 東京都港区芝公園2−4−1 東芝テック 株式会社芝事業所内 (72)発明者 レオンハルト・ゲルブリッヒ 東京都港区芝公園2−4−1 東芝テック 株式会社芝事業所内 (72)発明者 原田 寛史 東京都港区芝公園2−4−1 東芝テック 株式会社芝事業所内 (72)発明者 猪口 綾 東京都港区芝公園2−4−1 東芝テック 株式会社芝事業所内 (72)発明者 新谷 宏志 東京都港区芝公園2−4−1 東芝テック 株式会社芝事業所内 (72)発明者 山口 浩志 東京都港区芝公園2−4−1 東芝テック 株式会社芝事業所内 (72)発明者 小倉 一泰 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 東芝テッ ク株式会社柳町事業所内 (72)発明者 岩瀬 章則 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 東芝テッ ク株式会社柳町事業所内 (72)発明者 稲葉 美穂 東京都目黒区青葉台4−7−7 東芝オ ー・エー・コンサルタント内 Fターム(参考) 5K030 GA18 HA06 HC01 JT09 LE14 5K067 AA21 BB04 DD51 EE02 FF02 HH23 KK15

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メールの送信元となる第1の通信端
    末と、 この第1の通信端末から送信される電子メールを少なく
    とも第1の部分と第2の部分とに分割する分割手段と、 前記電子メールの第1の部分を蓄積する蓄積手段と、 この蓄積手段に蓄積された前記電子メールの前記第1の
    部分を印刷する印刷手段と、 前記電子メールの第2の部分を受信するとともに、前記
    蓄積手段に蓄積されている第1の部分を前記印刷手段か
    ら印刷する要求を出力する第2の通信端末と、からなる
    メール通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のメール通信システムで
    あって、 前記第1の通信端末から送信される電子メールのサイズ
    を検知する検知手段をさらに具備してなり、 前記分割手段は、この検知手段の検知結果に応じて前記
    電子メールを少なくとも第1の部分と第2の部分とに分
    割することを特徴とするメール通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のメール通信システムで
    あって、 前記第1の通信端末から送信される電子メールの構成を
    検知する検知手段をさらに具備してなり、 前記分割手段は、この検知手段の検知結果に応じて前記
    電子メールを少なくとも第1の部分と第2の部分とに分
    割することを特徴とするメール通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のメール通信システムで
    あって、 前記検知手段は前記電子メールが本文と添付ファイルと
    によって構成されていることを検知することを特徴とす
    るメール通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のメール通信システムで
    あって、 前記蓄積手段に蓄積された前記電子メールの前記第1の
    部分を、前記印刷手段が印刷可能な形態に変換した後前
    記印刷手段に送信する変換手段をさらに具備したことを
    特徴とするメール通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のメール通信システムで
    あって、 前記蓄積手段に前記電子メールの前記第1の部分が蓄積
    されていることを前記第2の通信端末に対して報知する
    報知手段をさらに具備したことを特徴とするメール通信
    システム。
  7. 【請求項7】 電子メールの送信元となる第1の通信端
    末と、 この第1の通信端末から送信される電子メールを少なく
    とも第1の部分と第2の部分とに分割する分割手段と、 前記電子メールの第1の部分を蓄積する蓄積手段と、 この蓄積手段に蓄積された前記電子メールの前記第1の
    部分を印刷可能な複数の印刷手段と、 前記電子メールの第2の部分を受信するとともに、前記
    蓄積手段に蓄積されている第1の部分を前記複数の印刷
    手段のうちの特定の印刷手段から印刷する要求を出力す
    る第2の通信端末と、 この第2の通信端末から前記電子メールの前記第1の部
    分の印刷要求が出力されたとき、前記蓄積手段に蓄積さ
    れている前記電子メールの前記第1の部分を、前記第2
    の通信端末から要求された特定の印刷手段に送信する制
    御手段と、からなるメール通信システム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のメール通信システムで
    あって、 前記第1の通信端末から送信される電子メールのサイズ
    を検知する検知手段をさらに具備してなり、 前記分割手段は、この検知手段の検知結果に応じて前記
    電子メールを少なくとも第1の部分と第2の部分とに分
    割することを特徴とするメール通信システム。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載のメール通信システムで
    あって、 前記第1の通信端末から送信される電子メールの構成を
    検知する検知手段をさらに具備してなり、 前記分割手段は、この検知手段の検知結果に応じて前記
    電子メールを少なくとも第1の部分と第2の部分とに分
    割することを特徴とするメール通信システム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のメール通信システム
    であって、 前記検知手段は前記電子メールが本文と添付ファイルと
    によって構成されていることを検知することを特徴とす
    るメール通信システム。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載のメール通信システム
    であって、 前記蓄積手段に蓄積された前記電子メールの前記第1の
    部分を、前記印刷手段が印刷可能な形態に変換した後、
    前記第2の通信端末により特定された印刷手段に送信す
    る変換手段をさらに具備したことを特徴とするメール通
    信システム。
  12. 【請求項12】 請求項7に記載のメール通信システム
    であって、 前記蓄積手段に前記電子メールの前記第1の部分が蓄積
    されていることを前記第2の通信端末に対して報知する
    報知手段をさらに具備したことを特徴とするメール通信
    システム。
  13. 【請求項13】 第1の部分とこの第1の部分に関連す
    る第2の部分からなる電子メールの送信元となる第1の
    通信端末と、 前記電子メールの第1の部分を蓄積する蓄積手段と、 この蓄積手段に蓄積された前記電子メールの前記第1の
    部分を印刷する印刷手段と、 前記電子メールの第2の部分を受信するとともに、前記
    蓄積手段に蓄積されている第1の部分を前記印刷手段か
    ら印刷する要求を出力する第2の通信端末と、からなる
    メール通信システム。
  14. 【請求項14】 請求項13のメール通信システムにお
    いて、 前記第2の通信端末は携帯通信端末であり、 前記印刷手段から印刷される第1の部分の内容に応じ
    て、当該携帯通信端末から電子決済を実行することを特
    徴とするメール通信システム。
  15. 【請求項15】 請求項13のメール通信システムにお
    いて、 前記印刷手段は、 電子決済を受け付ける電子決済受付部を備え、 前記印刷手段から印刷される第1の部分の内容に応じ
    て、当該電子決済受付部から電子決済を実行することを
    特徴とするメール通信システム。
  16. 【請求項16】 請求項14または15のメール通信シ
    ステムにおいて、 前記印刷手段は、 前記第1の部分を印刷したときに、当該第1の部分が印
    刷されたことを示す電子メールである印刷確認メール
    を、前記送信元へ返送する印刷確認通知部を備えること
    を特徴とするメール通信システム。
  17. 【請求項17】 印刷手段と蓄積手段が多機能プロトコ
    ルによって接続されている場合の請求項14または15
    のメール通信システムにおいて、 前記蓄積手段は、 前記多機能プロトコルによって前記第1の部分が印刷手
    段に受信されたことを記録する受信記録部を備え、 当該蓄積手段には、当該蓄積手段に対して前記印刷手段
    と同等なインタフェースを有する受信確認手段が接続さ
    れ、 当該受信確認手段は、前記送信元から受信確認要求メー
    ルがもたらされると、前記受信記録部の内容を読み出し
    て、当該内容を収容した電子メールである受信確認メー
    ルを自動的に生成し、当該送信元に宛てて送信する受信
    確認通知部を備えることを特徴とするメール通信システ
    ム。
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