JP2002357507A - レンズの光学性能検査方法及び光学性能検査装置 - Google Patents

レンズの光学性能検査方法及び光学性能検査装置

Info

Publication number
JP2002357507A
JP2002357507A JP2001167646A JP2001167646A JP2002357507A JP 2002357507 A JP2002357507 A JP 2002357507A JP 2001167646 A JP2001167646 A JP 2001167646A JP 2001167646 A JP2001167646 A JP 2001167646A JP 2002357507 A JP2002357507 A JP 2002357507A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
optical system
image
optical
inspected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001167646A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiko Koike
毅彦 小池
Hikari Hayashi
光 林
Hirokazu Tanaka
宏和 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2001167646A priority Critical patent/JP2002357507A/ja
Publication of JP2002357507A publication Critical patent/JP2002357507A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、拡大光学系を用いる場合において
も光束を自動で追尾して常に像を拡大光学系でとらえて
レンズの光学性能の検査を可能とするレンズの光学性能
検査装置を提供する。 【解決手段】 固体撮像素子8から得られるピンホール
像の撮像信号を基に演算処理装置18により被検レンズ
9の主光線と拡大光学系の光軸とのズレ量を求める。そ
して、光軸方向に顕微鏡8を移動させる際には、ズレ量
に基づいて演算処理装置18が顕微鏡8のX、Y方向の
補正量を算出し、顕微鏡・CCD駆動系12を制御して
顕微鏡8を補正量分駆動する。これにより、顕微鏡8を
用いる場合においても常にピンホール像の自動追尾が可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズの光学性能
評価方法及び光学性能検査装置に関し、詳しくは、例え
ば銀塩フィルムを用いたカメラやデジタルカメラのよう
なカメラ等の光学機器に使用されるレンズの光学性能評
価方法及び光学性能検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レンズの性能評価方法として、投
影試験法、撮影試験法、空中像観測法の3方法が用いら
れているが、このうち最も高精度に測定ができるものは
空中像観測法である。この空中像観測法に関しては、被
検レンズによって作られた空中像を顕微鏡等に用いられ
る高性能な拡大光学系を通して観察する技術が公知であ
る。このような技術を用いると、肉眼ではとらえづらい
空中像の高周波成分を高精度にとらえることができる。
【0003】図5に上記結像光学系の空中像観測法に基
づくMTF(空間伝達関数)測定装置の概略構成図を示
す。図5において、光源部101の軸上及び任意の軸外
位置に配置された光源102から光源部101の軸上及
び軸外のピンホール103を照射することにより、ピン
ホール103を経た光束が被検レンズ104を介してピ
ンホール像として結像する。さらに像面に臨ませて配置
した顕微鏡105でピンホール像を拡大する。上記顕微
鏡105の結像位置に固体撮像素子106を配置し、拡
大像を固体撮像素子106の撮像面上に結像させる。固
体撮像素子106から出力される出力信号を演算装置1
07によりFFT(高速フーリェ変換)演算してMTF
値を算出することにより空間像を解析する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したMTF測定装
置において、顕微鏡のような高倍率の拡大光学系を使用
した場合、固体撮像素子の撮像面に取り込んだピンホー
ル像の光束エリアは、この撮像面でのエリアに換算する
と、拡大光学系の倍率で割った大きさになるため非常に
小さくなる。
【0005】このような測定方法において、レンズの偏
心等の影響により中心物体の結像位置が光軸上にない場
合、また、軸外測定のように、軸外主光線に対して拡大
光学系の光軸が平行ではない場合に、拡大光学系を光軸
方向に移動させて測定を行うと拡大光学系が像をとらえ
られなくなる可能性が高いという問題があった。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、拡大光学系を用いる場合
においても、また、拡大光学系の光軸と主光線が平行で
はない場合においても、光束を自動で追尾して常に像を
拡大光学系でとらえてレンズの光学性能の検査を可能と
するレンズの光学性能検査方法及び光学性能検査装置を
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
光源で照明される基準パターンを被検レンズ、拡大光学
系を介して撮像手段にて撮像し、撮像手段から得られる
撮像信号を演算手段にて演算して前記被検レンズの光学
性能を求めるレンズの光学性能検査方法において、被検
レンズの主光線と拡大光学系の光軸とのズレ量を求める
過程と、光軸方向に拡大光学系を移動させる際に、求め
たズレ量に基づいて光軸方向と直交するX、Y方向の補
正量を算出する過程と、拡大光学系をX、Y方向に補正
量分駆動し被検レンズの主光線を自動追尾する過程とを
含むことを特徴とするものである。
【0008】この発明によれば、撮像手段から得られる
被検レンズを経て結像する基準パターン像の撮像信号を
演算手段にて演算し、被検レンズの主光線と拡大光学系
の光軸とのズレ量を求め、光軸方向に拡大光学系を移動
させる際に、求めたズレ量に基づいて光軸方向と直交す
るX、Y方向の補正量を算出し、拡大光学系をX、Y方
向に補正量分駆動して被検レンズの主光線を自動追尾す
るようにしたものであるから、拡大光学系を含む場合に
おいても、被検レンズの主光線を自動追尾して常に基準
パターン像を拡大光学系でとらえてレンズの光学性能の
検査を行うことができる。
【0009】請求項2記載の発明は、光源で照明される
基準パターンを被検レンズ、拡大光学系を介して撮像手
段にて撮像し、撮像手段から得られる撮像信号を演算手
段にて演算して前記被検レンズの光学性能を求めるレン
ズの光学性能検査方法において、被検レンズの軸外主光
線と、拡大光学系の光軸が平行ではない場合に、被検レ
ンズの射出瞳から焦点位置までの距離と、結像面である
X−Y平面上で、X軸と被検レンズの光軸−軸外主光線
を結んだ線分がなす角と、線分の長さとを基にX、Y方
向のズレ量を算出する過程と、光軸方向に拡大光学系を
移動させる際に、求めたズレ量に基づいて光軸方向と直
交するX、Y方向の補正量を算出する過程と、拡大光学
系をX、Y方向に補正量分駆動し被検レンズの軸外主光
線を自動追尾する過程とを含むことを特徴とするもので
ある。
【0010】この発明によれば、拡大光学系の光軸と主
光線が平行ではない場合においても、請求項1記載の発
明の場合と同様にして被検レンズの主光線を自動追尾し
て常に基準パターン像を拡大光学系でとらえてレンズの
光学性能の検査を行うことができる。
【0011】請求項3記載の発明は、光源と、該光源で
照明された基準パターンと、該基準パターンを物点とす
る被検レンズと、該被検レンズによる該基準パターンの
像を観察し得る位置に置かれた拡大光学系と、該拡大光
学系による該基準パターンの拡大像を撮像する撮像手段
と、拡大光学系及び撮像手段を光軸方向及び光軸に垂直
なX、Y平面内に移動可能な駆動手段と、撮像手段から
得られる撮像信号を演算処理して被検レンズの光学性能
を検査するとともに駆動手段の制御を行う演算処理装置
とを有するレンズの光学性能検査装置において、前記演
算処理装置は、前記撮像信号と駆動手段から取得する拡
大光学系の位置情報とを基に被検レンズの主光線と拡大
光学系の光軸とのズレ量を求め、駆動手段にて光軸方向
に拡大光学系を移動させる際に、求めたズレ量に基づい
て光軸方向と直交するX、Y方向の補正量を算出し、駆
動手段を制御して拡大光学系をX、Y方向に補正量分駆
動して被検レンズの主光線を自動追尾するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0012】この発明によれば、撮像手段から得られる
基準パターン像の撮像信号を基に演算処理装置により被
検レンズの主光線と拡大光学系の光軸とのズレ量を求め
る。そして、光軸方向に拡大光学系を移動させる際に
は、ズレ量に基づいて演算処理装置が拡大光学系のX、
Y方向の補正量を算出し、駆動手段を制御して拡大光学
系を補正量分駆動する。これにより、拡大光学系を用い
る場合においても常に空中像の自動追尾が可能となり、
支障なく光学性能の検査を行うことができるレンズの光
学性能検査装置を提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0014】(実施の形態1) (構成)図1は本発明の実施の形態1のレンズ性能評価
装置の概略構成を示すブロック図である。
【0015】このレンズ性能評価装置は、観測系本体1
7と、演算処理装置として機能する画像処理装置18と
を有している。
【0016】観測系本体17において、光源10から光
源部に設けたピンホールを設けたピンホール板11を照
射して、ここからの光束が被検レンズ9を経てその焦点
位置に基準パターン像であるピンホール像として結像す
る。さらに、ピンホール像の結像面に臨ませて配置した
拡大光学系である顕微鏡8でピンホール像を拡大する。
顕微鏡8の結像位置に撮像手段としてのCCDを用いた
固体撮像素子13を配置し、拡大されたピンホール像を
撮像して電気信号に変換する。この固体撮像素子13か
ら出力される撮像信号(電気信号)は、映像信号処理回
路15に送られ、映像信号処理回路15はピンホール像
の映像信号を生成して画像処理装置18に送信するよう
に構成している。
【0017】また、観測系本体17は、さらに観測系本
体17を制御するマイクロコンピュータ16と、顕微鏡
8、固体撮像素子13を駆動する駆動手段である顕微鏡
・CCD駆動系12とを具備している。
【0018】画像処理装置18は、外部インターフェイ
ス7を介して観測系本体17のマイクロコンピュータ1
6と情報交換する制御部であるホストプロセッサ(図示
せず)を搭載したホストCPUボード1と、画像メモリ
2と、高速演算処理ボード3とをシステムバス4、デー
タバス5にて各々接続し、画像データの入出力操作、ピ
ンホール像の位置情報の演算処理動作等の制御を行い、
また、外部インターフェイス7を介して顕微鏡8の駆動
方向及び速度のデータを観測系本体17のマイクロコン
ピュータ16へ送信するように構成されている。
【0019】前記観測系本体17の映像信号処理回路1
5は、画像処理装置18における画像信号をデジタル信
号に変換するA/Dコンバータ6と接続され、さらにA
/Dコンバータ6はデジタル信号を記憶する画像メモリ
2に接続されている。
【0020】また、画像メモリ2の記憶データは、デー
タバス5を介して高速演算処理ボード3に送られ演算処
理される。高速演算処理ボード3で算出されたピンホー
ル像の位置情報は、データバス5を介してホストCPU
ボード1のホストプロセッサに送られて処理され、その
処理結果に基づいて出力される顕微鏡8の駆動方向及び
速度のデータは外部インターフェイス7を介して観測系
本体17のマイクロコンピュータ16へ出力される。
【0021】マイクロコンピュータ16は、ピンホール
像が常に固体撮像素子13の撮像面に映し出されるよう
に顕微鏡・CCD駆動系12を介して顕微鏡8、固体撮
像素子13を制御する。
【0022】また、顕微鏡・CCD駆動系12は、顕微
鏡8の対物レンズのレンズ位置情報を送出し、このレン
ズ位置情報はマイクロコンピュータ16、外部インター
フェイス7を介してホストCPUボード1に送信され
る。
【0023】以上のハードウェア構成からなるレンズ性
能評価装置において実行される測定方法は、被検レンズ
9の光軸と光源10からの主光束が平行ではない場合で
も、主光束を自動で追尾して常にピンホール像を固体撮
像素子13で取り込む自動追尾機能を有している。
【0024】(作用)以下、本実施の形態1における顕
微鏡8、固体撮像素子13のピンホール像に対する追尾
機能について図1及び図2のフローチャートに従って説
明する。
【0025】観測系本体17の固体撮像素子13にて撮
像したピンホール像の画像信号は、映像信号処理回路1
5にて処理され、画像処理装置18のA/Dコンバータ
6によりデジタル信号に変換された後、画像メモリ2に
取り込まれる(ステップS1)。
【0026】高速演算処理ボード3は、画像メモリ2に
取り込んだピンホール像のデジタル信号を用いて、ピン
ホール像の重心(XG1,YG1)を算出する。また、
ホストCPUボード1は、光軸方向(以下Z方向)のレ
ンズ位置Zも、マイクロコンピュータ16、外部イン
ターフェイス7を介して取得し、画像メモリ2に記憶す
るする。
【0027】さらに、高速演算処理ボード3は、画像中
心すなわち拡大光学系の中心(X,Y)と、重心
(XG1,YG1)とから下記数1に示すズレ量(△X
,△Y)を算出する(ステップS2)。
【0028】
【数1】
【0029】そして、ホストCPUボード1は、高速演
算処理ボード3の処理結果に基づいて顕微鏡8の駆動方
向及び駆動速度のデータを算出し外部インターフェイス
7を介して観測系本体17のマイクロコンピュータ16
へ出力する。これにより、マイクロコンピュータ16
は、顕微鏡8の対物レンズをZ方向に任意の微少量(Δ
Z)でステップ駆動する(ステップ3)。この状態で既
述した場合と同様にして観測系本体17にてピンホール
像を撮像し、デジタル信号に変換したピンホール像の画
像データを画像メモリ2に格納する。次に、ホストCP
Uボード1は、画像メモリ2から画像データを取り込み
(ステップS4)、その画像データからピンホール像の
有無を判定する(ステップS5)。
【0030】ホストCPUボード1は、ピンホール像が
見つからない場合には、顕微鏡8の対物レンズを既述し
たステップS3の場合とは逆方向にステップ駆動する
(ステップS6)。この状態で既述した場合と同様にし
て観測系本体17にて撮像し、処理したピンホール像の
画像データを画像メモリ2に格納する。
【0031】次に、ホストCPUボード1は、画像メモ
リ2の画像データを取り込み(ステップS7)、この画
像データを用いてピンホール像の有無を判定する(ステ
ップS8)。そして、ピンホール像が見つからない場合
には、ステップS6へ戻り、ステップS6〜ステップS
8の処理を繰り返す。
【0032】一方、ピンホール像が存在する場合には、
ステップS9へ進み、後述するように画像メモリ2に格
納された画像データから、ピンホール像の重心
(XG2,Y G2)の算出を行い(ステップS9)、さら
に、顕微鏡8の中心(光軸)と、重心(XG2
G2)とのズレ量(△X,△Y)を下記数2にて
算出する。但し、数2においてmは顕微鏡8の光学系の
倍率である。また、ホストCPUボード1は、光軸方向
(以下Z方向)のレンズ位置Zも、マイクロコンピュ
ータ16、外部インターフェイス7を介して取得する
(ステップS10)。
【0033】
【数2】
【0034】次に、ステップS10により、ステップS
3及びステップS9で各々算出した値から、Z軸上で任
意微小量(△Z=Z−Z)ステップ移動したときの
X軸、Y軸の補正係数、すなわち、被検レンズ9の光軸
と顕微鏡8の光軸とのズレ量(ΔX、ΔY)を下記数3
にて求める(ステップS11)。
【0035】
【数3】
【0036】次に、ホストCPUボード1は、Z方向に
顕微鏡8をdだけステップ移動させる際、前記ズレ量Δ
X、ΔY及び任意微小量△Zを用いて下記数4にてX、
Y位置を算出する。
【0037】
【数4】
【0038】このようにして、顕微鏡8の対物レンズの
Z軸方向のステップ移動と同時に、顕微鏡8のX軸、Y
軸も数4で示すX、Y位置に移動させることにより、常
にピンホール像を顕微鏡8でとらえることが可能とな
る。
【0039】次に、ホストCPUボード1の制御の基に
高速演算処理ボード3は、固体撮像素子13により撮像
される画像データを用いて、被検レンズ9のMTF(変
調伝達関数)を算出する(ステップS12)。そして、
測定回数nが指定回数Nに達していない場合にはステッ
プS11へ戻り、ステップS11からステップS13の
処理を繰り返し、MTF算出を繰り返し行う(ステップ
S13)。
【0040】(効果)上述したように本実施の形態1に
よれば、光軸方向に顕微鏡8をステップ移動する前と移
動した後のピンホール像を画像メモリ2に格納して、
X、Y方向の移動量と、Z方向ステップ移動量とから補
正係数△X、△Yを算出し、顕微鏡・CCD駆動系12
にフイードバックすることにより、高速にピンホール像
の追尾を行い被検レンズ9のMTFを算出することが可
能となる。
【0041】(実施の形態2) (構成)本発明の実施の形態2について以下に説明す
る。本実施の形態2の構成は上記実施の形態1の場合と
同様である。
【0042】(作用)以下、実施の形態2の作用につい
て、図1、図3のフローチャート及び図4を参照して説
明する。
【0043】図4に示す被検レンズ9の射出角ωと、射
出瞳から焦点位置までの距離D、結像面であるX−Y
平面上で、X軸と、光軸−軸外主光線を結んだ線分Im
とがなす角θを既知として、顕微鏡8の対物レンズをZ
方向に△Z動かした場合のX、Y方向のズレ量△X、△
Yを下記数5にて算出する(ステップS21)。
【0044】
【数5】
【0045】次に、Z軸方向に顕微鏡8の対物レンズを
をdだけ駆動する場合に、X軸、Y軸を下記数6に示す
X,Yだけ移動する(ステップS22)。
【0046】
【数6】
【0047】これにより、常にピンホール像を顕微鏡8
でとらえ、さらに固体撮像素子13にて撮像されたピン
ホール像の画像データを用いてMTFを算出する(ステ
ップS23)。そして、測定回数nが指定回数Nに達し
ていない場合にはステップS22へ戻り、ステップS2
2からステップS24の処理を繰り返しMTFを繰り返
し算出する(ステップS24)。
【0048】(効果)本実施の形態2によれば、軸外の
空間像観察の場合でも、既知のデータから、顕微鏡8の
対物レンズを光軸方向に任意微小量△Z移動させた場合
のX、Y方向の移動量△X、△Yを算出し、顕微鏡・C
CD駆動系12にフイードバックすることにより、高速
にピンホール像の自動追尾を行いMTFを算出すること
ができる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、拡大光学系を含む場合
においても、被検レンズの主光線を自動追尾して常に基
準パターン像を拡大光学系でとらえてレンズの光学性能
の検査を行うことができるレンズの光学性能検査方法を
提供することができる。
【0050】また本発明によれば、被検レンズの光軸
と、拡大光学系の光軸のズレ量を求め、拡大光学系の駆
動手段にフイードバックすることにより、常に空中像を
とらえることをができ、これにより、軸外の空間像観察
の場合を含め常に空中像を拡大光学系でとらえてレンズ
の性能評価を行うことができるレンズの光学性能検査装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1、2のレンズ性能評価装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1のレンズ性能評価装置に
よるレンズ性能評価の処理を示すフローチャートてあ
る。
【図3】本発明の実施の形態2のレンズ性能評価装置に
よるレンズ性能評価の処理を示すフローチャートてあ
る。
【図4】本発明の実施の形態2のレンズ性能評価装置に
おける被検レンズの射出角、射出瞳から焦点位置までの
距離、結像面であるX−Y平面上でX軸と、光軸−軸外
主光線を結んだ線分とがなす角を示す説明図である。
【図5】従来例のMTF測定装置を示す概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 ホストCPUボード 2 画像メモリ 3 高速演算処理ボード 4 システムバス 5 データバス 6 A/Dコンバータ 7 外部インターフェイス 8 顕微鏡 9 被検レンズ 10 光源 11 ピンホール板 12 顕微鏡・CCD駆動系 13 固体撮像素子 15 映像信号処理回路 16 マイクロコンピュータ 17 観測系本体 18 画像処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 宏和 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA07 BB22 CC22 FF01 FF04 HH04 JJ03 JJ26 MM06 PP03 PP24 PP26 QQ24 QQ31 RR05 2G086 FF04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源で照明される基準パターンを被検レ
    ンズ、拡大光学系を介して撮像手段にて撮像し、撮像手
    段から得られる撮像信号を演算手段にて演算して前記被
    検レンズの光学性能を求めるレンズの光学性能検査方法
    において、 被検レンズの主光線と拡大光学系の光軸とのズレ量を求
    める過程と、 光軸方向に拡大光学系を移動させる際に、求めたズレ量
    に基づいて光軸方向と直交するX、Y方向の補正量を算
    出する過程と、 拡大光学系をX、Y方向に補正量分駆動し被検レンズの
    主光線を自動追尾する過程と、 を含むことを特徴とするレンズの光学性能検査方法。
  2. 【請求項2】 光源で照明される基準パターンを被検レ
    ンズ、拡大光学系を介して撮像手段にて撮像し、撮像手
    段から得られる撮像信号を演算手段にて演算して前記被
    検レンズの光学性能を求めるレンズの光学性能検査方法
    において、 被検レンズの軸外主光線と、拡大光学系の光軸が平行で
    はない場合に、被検レンズの射出瞳から焦点位置までの
    距離と、結像面であるX−Y平面上で、X軸と被検レン
    ズの光軸−軸外主光線を結んだ線分がなす角と、線分の
    長さとを基にX、Y方向のズレ量を算出する過程と、 光軸方向に拡大光学系を移動させる際に、求めたズレ量
    に基づいて光軸方向と直交するX、Y方向の補正量を算
    出する過程と、 拡大光学系をX、Y方向に補正量分駆動し被検レンズの
    軸外主光線を自動追尾する過程と、 を含むことを特徴とするレンズの光学性能検査方法。
  3. 【請求項3】 光源と、該光源で照明された基準パター
    ンと、該基準パターンを物点とする被検レンズと、該被
    検レンズによる該基準パターンの像を観察し得る位置に
    置かれた拡大光学系と、該拡大光学系による該基準パタ
    ーンの拡大像を撮像する撮像手段と、拡大光学系及び撮
    像手段を光軸方向及び光軸に垂直なX、Y平面内に移動
    可能な駆動手段と、撮像手段から得られる撮像信号を演
    算処理して被検レンズの光学性能を検査するとともに駆
    動手段の制御を行う演算処理装置とを有するレンズの光
    学性能検査装置において、 前記演算処理装置は、前記撮像信号と駆動手段から取得
    する拡大光学系の位置情報とを基に被検レンズの主光線
    と拡大光学系の光軸とのズレ量を求め、駆動手段にて光
    軸方向に拡大光学系を移動させる際に、求めたズレ量に
    基づいて光軸方向と直交するX、Y方向の補正量を算出
    し、駆動手段を制御して拡大光学系をX、Y方向に補正
    量分駆動して被検レンズの主光線を自動追尾するように
    したことを特徴とするレンズの光学性能検査装置。
JP2001167646A 2001-06-04 2001-06-04 レンズの光学性能検査方法及び光学性能検査装置 Withdrawn JP2002357507A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001167646A JP2002357507A (ja) 2001-06-04 2001-06-04 レンズの光学性能検査方法及び光学性能検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001167646A JP2002357507A (ja) 2001-06-04 2001-06-04 レンズの光学性能検査方法及び光学性能検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002357507A true JP2002357507A (ja) 2002-12-13

Family

ID=19010004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001167646A Withdrawn JP2002357507A (ja) 2001-06-04 2001-06-04 レンズの光学性能検査方法及び光学性能検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002357507A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103454068A (zh) * 2013-08-20 2013-12-18 浙江工业大学 基于ccd探测的x射线组合折射透镜聚焦性能测试装置
JP7520556B2 (ja) 2020-04-07 2024-07-23 キヤノン株式会社 光学機器の評価方法および評価装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103454068A (zh) * 2013-08-20 2013-12-18 浙江工业大学 基于ccd探测的x射线组合折射透镜聚焦性能测试装置
JP7520556B2 (ja) 2020-04-07 2024-07-23 キヤノン株式会社 光学機器の評価方法および評価装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2530081B2 (ja) マスク検査装置
JP2005514606A (ja) 立体3次元計測システムおよび方法
WO2007149050A1 (en) Method and apparatus for 3-dimensional vision and inspection of ball and like protrusions of electronic components
CN105791691B (zh) 一种自动聚焦装置及其实时自动聚焦方法
JP2015138207A (ja) 焦点位置調整方法および検査方法
JP2006276454A (ja) 画像補正方法、およびこれを用いたパターン欠陥検査方法
JP2015108582A (ja) 3次元計測方法と装置
JP2002100649A (ja) ボンディング装置およびボンディング方法
KR100926019B1 (ko) 결함 입자 측정 장치 및 결함 입자 측정 방법
JP2002357507A (ja) レンズの光学性能検査方法及び光学性能検査装置
JP4206393B2 (ja) パターン検査方法
JP3329018B2 (ja) 赤外顕微鏡
JP7191632B2 (ja) 偏心量測定方法
JP3652014B2 (ja) 距離計測装置
JP5046004B2 (ja) 非接触振動計測システム、非接触振動計測方法及びコンピュータプログラム
JP4634478B2 (ja) 試料検査装置及び試料検査方法
CN219265287U (zh) 一种入射空间角度测量系统
JP4003274B2 (ja) 距離測定装置
JPH1114308A (ja) 3次元位置検出方法と装置
JP2004212330A (ja) レンズの性能評価装置
JP3966800B2 (ja) 表面検査装置
JP2004163207A (ja) レンズ測定装置および測定方法
JP2003050183A (ja) Mtf測定装置
JP2006113189A (ja) 鏡筒の検査装置及び鏡筒の検査方法
JP4418205B2 (ja) オートフォーカス方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080805