JP2002356881A - 井戸ポンプ - Google Patents

井戸ポンプ

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JP2002356881A
JP2002356881A JP2001168372A JP2001168372A JP2002356881A JP 2002356881 A JP2002356881 A JP 2002356881A JP 2001168372 A JP2001168372 A JP 2001168372A JP 2001168372 A JP2001168372 A JP 2001168372A JP 2002356881 A JP2002356881 A JP 2002356881A
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Japan
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water
water storage
well
storage section
pipe
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JP2001168372A
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English (en)
Inventor
Akira Sugaya
晟 菅谷
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置平面積が小さくて済み、給水管17の接
続方向も自由であり、なお且つ構造も簡素でありなが
ら、吸水管を通して空気を含まない水を供給することが
でき、給水管17側での圧力変動が小さな井戸ポンプを
得る。 【解決手段】 井戸ポンプは、井戸11の井戸水の中に
浸漬され、井戸水を揚水管14により汲み上げる水中部
20と、この水中部20に電力を制御しながら供給する
制御給電部12と、前記揚水管14を通して水中部20
により揚水された水を蓄える貯水部13と、この貯水部
13に蓄えた水を吐出する吐出口15とを有する。貯水
部13をタンク状のものとし、前記揚水管14を貯水部
13の底部に通し、その揚水管14の上端の揚水排出口
14aを前記貯水部13内に配置し、前記吐出口15を
貯水部13の底部に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、例えば井戸等の水中に配設され
た水中部により揚水し、この揚水した水を一旦貯水部に
蓄え、この貯水部に蓄えた水をその吐出口から必要な箇
所に供給する形式の井戸ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水中に浸漬する水中部を備える井
戸ポンプは、図3に示すようなものである。縦に掘られ
た井戸1は、コンクリート管等からなる円筒形のケーシ
ング7により保護され、その中に地下水である井戸水が
蓄えられる。この井戸水の中には、多段タービン構造を
有する水中ポンプである水中部6が浸漬されており、こ
の水中部6は、ケーシング7の天面を閉じた井戸蓋8か
ら吊り下げられ、井戸水の中に浸漬されている。
【0003】地上には、制御給電部2と貯水部3が設け
られている。制御給電部2からは、水中部6に電力が供
給され、水中部6が駆動する。水中部6と貯水部3と
は、揚水管4で接続され、水中部6の駆動により揚水管
4を通して汲み上げられた水が貯水部3に一旦蓄えられ
る。この貯水部3に蓄えられた水が給水管5を通して必
要な箇所に給水される。
【0004】前記のような貯水部3は、給水箇所へ安定
して水を給水するためのものであり、貯水部3と給水管
5とにそれぞれ設けた図示してない圧力スイッチや流量
スイッチ等により、貯水部3の貯水量と給水管5からの
給水量とにより水中部6への電力の供給を制御する。こ
れにより、水中部6が必要な時に駆動し、水を汲み上げ
て貯水部3に水を貯水し、この貯水部3に水を貯水した
水を給水管5を通して所要の給水箇所に給水する。
【0005】従来の井戸ポンプでは、図3に示すよう
に、揚水管4は貯水部3の一つの側面に接続され、給水
管5は、貯水部3の別の側面に接続されている。また図
示はしていないが、水中部6の駆動と駆動の停止に伴う
給水管5での水圧の急激な変動を避けるため、貯水部3
の中には、長いチューブ状の水路が形成され、揚水管4
から給水管5に至る水路を長くとるような工夫がなされ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】前述したように、
従来の井戸ポンプでは、揚水管4は貯水部3の一つの側
面に接続され、給水管5は、貯水部3の別の側面に接続
されているため、井戸1の中で縦に配管された揚水管4
を井戸蓋8の上で水平に折り曲げ、貯水部3の側面に接
続する必要がある。従って、貯水部3を井戸1の真上、
すなわち井戸蓋8の上に載せて設置することが出来ず、
井戸1の脇に設けた台座9等に貯水部3を設置する必要
がある。そのため、井戸ポンプ全体の占有平面積が大き
くなるという課題がある。
【0007】さらに、貯水部3を設置する位置や方向に
より、給水管5を接続する方向も自ずと固定されてしま
うため、貯水部3の設置場所が制限されてしまうという
課題がある。また、給水管5から給水される水圧の変動
や、貯水部3内で空気を巻き込んで空気を多く含んだ水
が吸水管5を通して給水されるのを避けるため、貯水部
3にチューブ状の水路を設ける必要がある。加えて圧力
スイッチと流量スイッチとの併用が必要である等、構造
も複雑である。
【0008】本発明は、前記従来の井戸ポンプにおける
課題に鑑み、設置平面積が小さくて済み、給水管の接続
方向も自由であり、なお且つ構造も簡素でありながら、
吸水管を通して空気を含まない水を供給することがで
き、さらに給水管側での圧力変動が小さな井戸ポンプを
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記の目的
を達成するため、貯水部13をタンク状とし、井戸11
の中の井戸水に浸漬した水中部20から水を汲み上げる
揚水管14をタンク状の貯水部13の下からその中に通
し、その揚水管14の上端の揚水排出口14aから貯水
部13の中の空間中に水を汲み上げる。さらに、水を供
給する吐出口15を前記揚水排出口14aの下方に設
け、貯水部13の下部に溜まった水を供給するようにし
たものである。
【0010】すなわち、井戸ポンプは、井戸11の井戸
水の中に浸漬され、井戸水を揚水管14により汲み上げ
る水中部20と、この水中部20に電力を制御しながら
供給する制御給電部12と、前記揚水管14を通して水
中部20により揚水された水を蓄える貯水部13と、こ
の貯水部13に蓄えた水を吐出する吐出口15とを有す
る。本発明では、このような井戸ポンプにおいて、貯水
部13をタンク状のものとし、前記揚水管14を貯水部
13の底部に通し、その揚水管14の上端の揚水排出口
14aを前記貯水部13内に配置し、前記吐出口15を
貯水部13の底部に設けたものである。
【0011】このような井戸ポンプでは、揚水管14を
貯水部13の底部に通しているので、貯水部13を井戸
11の真上に配置することができ、井戸蓋18の上等に
貯水部13を載せて設置することができる。これによ
り、貯水部13を井戸11の脇に置くのに比べて、井戸
ポンプ全体の設置面積を低減することができる。
【0012】また、貯水部13をタンク状のものとし、
前記揚水管14を貯水部13の底部に通し、その揚水管
14の上端の揚水排出口14aを前記貯水部13内に配
置しているので、揚水管14を通して揚水した水は、そ
の上端の揚水排出口14aから貯水部13の中に流れ出
し、その底部に溜まる。この貯水部13の底部に溜まっ
た水に含まれる空気は、その浮力によって水中を上昇
し、水面から貯水部13の上側の空隙部分へと逃げる。
このため、貯水部13の底部に溜まった水からは自ずと
空気が排出される。
【0013】そして空気が排出された貯水部13の底部
に水が、貯水部13の底部に設けた吐出口15から水が
排出される。これにより、給水管17を通して空気を含
まない井戸水を供給することができる。また、揚水管1
4と吐出口15とが直接つながっておらず、揚水管14
と吐出口15とがタンク状の貯水部13を介して間接的
に連なり、貯水部13の上部に空間部が生じるため、水
中部20の駆動とその停止に伴い、吐出口15側に水圧
の変動が起こりにくい。
【0014】さらに、揚水管14を貯水部13の底部を
上下に貫通するように設け貯水部13の底部においてそ
の貯水部13から吐出口15に通じる排水部16を前記
揚水管14の周囲に同心状に配置する。これにより、貯
水部13を設置する向きによって、吐出口15をあらゆ
る方向に向けて設置することができ、給水管17の配管
の自由度が格段に向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について、具体的且つ詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態による井戸ポンプを示すも
ので、図2はその貯水部12を示す要部拡大図である。
【0016】井戸11は地中に縦に掘られ、コンクリー
ト管等からなる円筒形のケーシング21により土留めさ
れ、保護されている。当然のことながら、井戸11は地
下水位まで掘り下げられ、その中に地下水である井戸水
が蓄えられる。この井戸水の中には、水中部20が浸漬
されており、この水中部20は、例えば多段タービン構
造を有する水中ポンプである。この水中部20は、ケー
シング21の天面を閉じた井戸蓋22から吊り下げられ
ている。
【0017】この井戸蓋22は、鉄筋コンクリート製或
いは金属製のものであり、その上に制御給電部12と貯
水部13が設置されている。制御給電部12からは、水
中部20に電力が供給され、水中部20が駆動、停止さ
れる。水中部20と貯水部13とは、揚水管14で接続
され、水中部20の駆動により揚水管14を通して汲み
上げられた水が貯水部13に一旦蓄えられ、この貯水部
13に蓄えられた水が吐出口14に接続された給水管1
7を通して必要な箇所に給水される。
【0018】図示の井戸ポンプにおいて、貯水部13
は、内部に水を蓄える空間を形成した球形のタンク状の
ものである。但し、この貯水部13の形状は、特に球形
には限られない。この貯水部13は、井戸11の天面を
閉じた井戸蓋22の上に載せられ、フランジ18を介し
て取り付けられている。このフランジ18から垂直に立
ち上がった部分は円筒形であり、この円筒形の部分が貯
水部13の垂直な中心軸に沿って貯水部13のタンク状
の部分に連なっている。この円筒形の部分の一部に吐出
口14が設けられ、これに給水管17が接続されてい
る。
【0019】前記水中部20と貯水部13とを接続する
揚水管14は、井戸11の中を垂直に配管され、その上
端側は、前記貯水部13の底部の前記円筒形の部分から
タンク状の部分に挿入され、揚水管14の上端の揚水排
出口14aは、貯水部13の中間の高さに配置されてい
る。これによって、貯水部13の底部の前記円筒形の部
分は、二重の水路になっており、中心側が揚水管14で
あり、その周囲が貯水部13の底部から前記吐出口14
に通じる排水部16となる。
【0020】貯水部13には、その中の水位を検知し、
制御給電部12により水中部20を駆動制御するための
水位検知手段として、圧力スイッチ19が設けられてい
る。この圧力スイッチ19により、貯水部13の水位が
或る程度下がると水中部20に給電してそれを駆動し、
揚水する。この揚水により、貯水部13の水位が揚水管
14の上端の揚水排出口14aの近くに達すると、水中
部20への給電を停止してその駆動を停止し、揚水を停
止する。これにより、水は貯水部13の下部側にのみ貯
留され、その上は空間部となる。図1と図2に矢印で示
すように、水中部20から揚水管14を通して揚水され
た水は、揚水管14の上端の揚水排出口14aから前記
貯水部13の空間部に導入される。貯水部13の内部の
圧力変動を避けるため、貯水部13の上部には、その内
部の空間を大気圧に維持するポートを設けるのが好まし
い。このポートは、水が貯水部13から漏れるのを防止
し、且つ外部から貯水部13内に塵等が入り込むのを防
止する機能を有するものがよい。
【0021】前記水中部20から揚水管14を通して揚
水した水は、その上端の揚水排出口14aから貯水部1
3の中に流れ出し、その底部に溜まる。この貯水部13
の底部に溜まった水に含まれる空気は、その浮力によっ
て水中を上昇し、水面から貯水部13の上側の空隙部分
へと逃げる。このため、貯水部13の底部に溜まった水
からは自ずと空気が排出される。そして空気が排出され
た貯水部13の底部に水が、貯水部13の底部に設けた
吐出口15から水が排出される。これにより、給水管1
7を通して空気を含まない井戸水を供給することができ
る。
【0022】また、揚水管14と吐出口15とが直接つ
ながっておらず、揚水管14と吐出口15とがタンク状
の貯水部13を介して間接的に連なり、貯水部13の上
部に空間部が生じるため、水中部20の駆動とその停止
に伴い、吐出口15側に水圧の変動が起こりにくい。吐
出口15は、給水先の方向に応じて任意の方向に向けて
設置することができる。そして、そこに接続した給水管
17により必要な箇所へ給水する。
【0023】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明による井戸ポ
ンプでは、揚水管14を貯水部13の底部に通している
ので、貯水部13を井戸11の真上に配置することがで
き、井戸ポンプ全体の設置面積を低減することができ
る。また、貯水部13をタンク状のものとし、前記揚水
管14を貯水部13の底部に通し、その揚水管14の上
端の揚水排出口14aを前記貯水部13内に配置してい
るので、吐出口15から給水管17を通して予め空気が
排除された井戸水を供給することができる。また、吐出
口15側に水圧の変動が起こりにくい。さらに、貯水部
13を設置する向きによって、吐出口15をあらゆる方
向に向けて設置することができ、給水管17の配管の自
由度が格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態よる井戸ポンプを備えた井
戸の例を示す概略縦断側面図である。
【図2】同実施形態よる井戸ポンプを備えた井戸の例を
示す要部拡大概略縦断側面図である。
【図3】従来例である井戸ポンプを備えた井戸の例を示
す概略縦断側面図である。
【符号の説明】
11 井戸 12 制御給電部 13 貯水部 14 揚水管 14a 揚水管の揚水排出口 15 吐出口 18 井戸蓋 20 水中部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 井戸(11)の井戸水の中に浸漬され、
    井戸水を揚水管(14)により汲み上げる水中部(2
    0)と、この水中部(20)に電力を制御しながら供給
    する制御給電部(12)と、前記揚水管(14)を通し
    て水中部(20)により揚水された水を蓄える貯水部
    (13)と、この貯水部(13)に蓄えた水を吐出する
    吐出口(15)とを有する井戸ポンプにおいて、貯水部
    (13)をタンク状のものとし、前記揚水管(14)を
    貯水部(13)の底部を通し、その揚水管(14)の上
    端の揚水排出口(14a)を前記貯水部(13)内に配
    置し、前記吐出口(15)を貯水部(13)の底部に設
    けたことを特徴とする給液ポンプ。
  2. 【請求項2】 揚水管(14)を貯水部(13)の底部
    を上下に貫通するように設け、貯水部(13)の底部に
    おいてその貯水部(13)から吐出口(15)に通じる
    排水部(16)を前記揚水管(14)の周囲に同心状に
    配置したことを特徴とする請求項1に記載の井戸ポン
    プ。
JP2001168372A 2001-06-04 2001-06-04 井戸ポンプ Pending JP2002356881A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007210537A (ja) * 2006-02-11 2007-08-23 Kagero Kobosha:Kk ウォータージェット推進船

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007210537A (ja) * 2006-02-11 2007-08-23 Kagero Kobosha:Kk ウォータージェット推進船

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