JP2002356765A - 真空成膜装置用部品とそれを用いた真空成膜装置 - Google Patents
真空成膜装置用部品とそれを用いた真空成膜装置Info
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Abstract
する際に、成膜工程中に付着する成膜材料の剥離を安定
かつ有効に防止し、装置クリーニングや部品の交換など
に伴う生産性の低下や成膜コストの増加を抑える。 【解決手段】 Ti、Zr、Hf、Nb、Ta、W、R
u、Pd、Ir、Pt、Ag、AuおよびInから選ば
れる金属元素の単体、もしくは前記金属元素を含む合金
または化合物の薄膜を成膜する真空成膜装置の構成部品
である。装置構成部品1は、部品本体2と、この部品本
体2の表面に形成され、膜厚が300μm以上のCu溶射膜
3とを具備する。Cu溶射膜3はビッカース硬さでHv10
0以下の硬度を有する。さらに、Cu溶射膜は算術平均
粗さRaで15〜35μmの範囲の表面粗さを有する。
Description
置やCVD装置などの真空成膜装置に用いられる真空成
膜装置用部品とそれを用いた真空成膜装置に関する。
スパッタリング法やCVD法などの成膜方法を利用して
各種の配線や電極などを形成している。具体的には、半
導体基板やガラス基板などの被成膜基板上に、スパッタ
リング法やCVD法などを適用して、各種の金属薄膜や
金属化合物薄膜を形成している。これら各薄膜は配線
層、電極層、バリア層、下地層(ライナー材)などとし
て利用される。
薄膜の形成に使用されるスパッタリング装置やCVD装
置などの真空成膜装置においては、成膜工程中に成膜装
置内に配置されている各種部品にも成膜材料が付着、堆
積することが避けられない。このような部品上に付着、
堆積した成膜材料(付着物)は、成膜工程中に部品から
剥離することによりダストの発生原因となる。このよう
なダストが被成膜基板上の薄膜中に混入すると、配線形
成後にショートやオープンなどの配線不良を引き起こ
し、製品歩留りの低下を招くことになる。
グ装置などにおいては、防着板やターゲット固定部品な
どの装置構成部品の表面に、ターゲット材もしくはそれ
と熱膨張率が近い材料の被膜を形成することが行われて
いる。また、部品表面への被膜の形成方法に関しても種
々の提案がなされており、特に部品本体との密着性や成
膜材料の付着性などに優れる溶射法が適用されている
(例えば特開昭61-56277号公報、特開平9-272965号公報
など参照)。このような部品表面の被膜によって、装置
構成部品上に付着、堆積した成膜材料(付着物)の剥
離、脱落を防止している。
策によっても、ある程度の効果が得られている。しか
し、例えばWやTaに代表される高融点の金属を成膜材
料として用いて、金属薄膜や化合物薄膜を成膜した場合
には、薄膜の内部応力が大きいことに起因して、装置構
成部品上に付着、堆積した成膜材料(付着物)の剥離が
生じやすいという問題がある。特に、窒化物や酸化物な
どの化合物薄膜は内部応力が顕著であることから、付着
物の装置構成部品に対する密着力が低下して容易に剥離
してしまう。
の真空成膜装置の構成部品における付着物の剥離防止対
策では、W膜、Ta膜、WN膜、TaN膜などに代表さ
れる内部応力が大きい薄膜を成膜する際に、部品表面に
付着した成膜材料(付着物)の剥離を十分に抑制するこ
とができず、比較的短期間で付着物の剥離が生じてしま
うという問題がある。付着物の剥離が発生すると急激に
ダストの発生量が増加するため、装置のクリーニングや
部品の交換が必要となり、結果的に生産性の低下や成膜
コストの上昇などが生じてしまう。
合物薄膜を成膜するための真空成膜装置においては、従
来の付着物の剥離防止対策が十分に機能せず、生産性の
低下や成膜コストの増加などを招いている。さらに、内
部応力が大きい薄膜は、被成膜基板に対する付着力も弱
いため、成膜時に基板温度を高く設定する場合が多く、
このような際には部品温度も例えば500℃前後まで上昇
する。このため、装置構成部品の表面に形成する被膜に
は、高温環境下での使用に耐え得るような特性を有する
ことが求められている。
M、1Gというような高集積度を達成するために、配線幅
の狭小化(例えば0.18μm、さらには0.1μm以下)が進
められている。このように狭小化された配線やそれを有
する素子においては、例えば直径0.2μm程度の極微小粒
子(微小パーティクル)が混入しても、配線不良や素子
不良などを引起こすことになるため、装置構成部品に起
因する微細なダスト(パーティクル)の発生をより一層
抑制することが強く望まれている。
なされたもので、内部応力が大きい薄膜を成膜する際
に、成膜工程中に付着する成膜材料の剥離を安定かつ有
効に防止し、装置クリーニングや部品の交換などに伴う
生産性の低下や成膜コストの増加を抑えると共に、微細
なダストの発生を抑制することを可能にした真空成膜装
置用部品、さらに成膜した膜中へのダストの混入を抑制
し、高集積化された半導体素子などへの対応を図ると共
に、稼働率の改善により成膜コストの低減などを図るこ
とを可能にした真空成膜装置を提供することを目的とし
ている。
部品は、請求項1に記載したように、Ti、Zr、H
f、Nb、Ta、W、Ru、Pd、Ir、Pt、Ag、
AuおよびInから選ばれる金属元素の単体、もしくは
前記金属元素を含む合金または化合物の薄膜を成膜する
真空成膜装置の構成部品であって、部品本体と、前記部
品本体の表面に形成され、膜厚が300μm以上のCu溶射
膜とを具備することを特徴としている。Cu溶射膜は特
に請求項2に記載したように、ビッカース硬さでHv100
以下の硬度を有することが好ましい。
u溶射膜は請求項3に記載したように、JIS B 0601-199
4で規定する算術平均粗さRaで15〜35μmの範囲の表面
粗さを有することが好ましい。また、Cu溶射膜は請求
項5に記載したように表面酸化深さが50nm以下であるこ
とが好ましい。さらに、Cu溶射膜を有する真空成膜装
置用部品は、請求項6に記載したように、部品を室温か
ら500℃まで加熱したときに、部品から発生するガス発
生量が水素、窒素、酸素、一酸化炭素、二酸化炭素およ
びメタンの総量で50μL/10g以下であることが好まし
い。
部品本体の表面に膜厚が300μm以上のCu溶射膜を形成
している。このような膜厚を有するCu溶射膜は優れた
応力緩和効果を有している。すなわち、Cu溶射膜上に
付着した成膜材料(付着物)の内部応力を十分に緩和す
る機能を有することから、上述したような内部応力が大
きい金属の単体薄膜、合金薄膜または化合物薄膜を成膜
する場合においても、部品上に堆積した付着物の剥離を
長期間にわたって安定かつ有効に抑制することができ
る。
付着物の剥離によるダスト(パーティクル)の発生を抑
えることができるだけでなく、装置クリーニングや部品
交換の回数を大幅に減らすことができる。ダスト(パー
ティクル)の発生量の低減は、真空成膜装置で形成する
各種の薄膜、さらにはそれを用いた素子や部品の歩留り
向上に大きく寄与する。また、装置クリーニングや部品
交換回数の低減は、生産性の向上並びに成膜コストの削
減に大きく寄与する。
品本体上に形成する溶射膜はCu溶射膜の単層構造に限
られるものではない。すなわち、請求項8に記載したよ
うに、Cu溶射膜上にそれとは異種の金属材料からなる
第2の金属溶射膜を設けてもよい。このような第2の金
属溶射膜には、例えば薄膜を構成する金属元素の単体な
どが使用される。
したように、真空容器と、前記真空容器内に配置される
被成膜試料保持部と、前記真空容器内に前記被成膜試料
保持部と対向して配置され、Ti、Zr、Hf、Nb、
Ta、W、Ru、Pd、Ir、Pt、Ag、Auおよび
Inから選ばれる金属元素の単体、もしくは前記金属元
素を含む合金または化合物の薄膜を成膜するための成膜
源と、前記成膜源を保持する成膜源保持部と、前記被成
膜試料保持部または前記成膜源保持部の周囲に配置され
た防着部品とを具備し、前記被成膜試料保持部、前記成
膜源保持部および前記防着部品から選ばれる少なくとも
1つが、上記した本発明の真空成膜装置用部品からなる
ことを特徴としている。
態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態
による真空成膜装置用部品の要部構成を示す断面図であ
る。同図に示す真空成膜装置用部品1は、部品本体(基
材)2の表面に設けられたCu溶射膜3を有している。
なお、部品本体2の構成材料は特に限定されるものでは
ないが、例えば装置部品の構成材料として一般的なステ
ンレス材などが用いられる。部品本体2の溶射膜形成面
はアンカー効果が得られるように、予めブラスト処理な
どで荒らしておくことが好ましい。
生を低減するために、その表面形態が制御可能な溶射法
を適用して形成することが好ましい。具体的には、部品
本体2の構成材料や形状、使用される環境条件、溶射材
料などに応じて、アーク溶射法、プラズマ溶射法、超高
速フレーム溶射法などを適宜選択して使用する。溶射材
料には、例えば線材や粉末などが用いられる。そして、
電流、電圧、ガス流量、圧力、溶射距離、ノズル径、材
料供給量などの溶射条件をコントロールすることによっ
て、Cu溶射膜3の膜厚や表面粗さなどを制御すること
ができる。溶射した部品1には、膜の軟化、脱ガス、酸
化物の還元などを目的としてアニーリング処理が施され
る。
おり、このようなCu溶射膜3により成膜工程中に付
着、堆積した成膜材料(付着物)の剥離が防止される。
すなわち、Cu溶射膜3は材料特性として低硬度である
ことに加えて、気孔を多数含む内部構造などにより付着
物の内部応力を吸収して緩和する作用を有している。特
に、膜厚が300μm以上のCu溶射膜3は優れた応力緩和
効果を示すことから、内部応力が大きい金属の単体薄
膜、合金薄膜または化合物薄膜を成膜する場合において
も、部品1上に堆積した付着物の剥離、脱落を長期間に
わたって安定かつ有効に抑制することができる。
と、付着物の応力緩和効果が小さく、比較的短期間で付
着物の剥離、脱落が生じてしまう。Cu溶射膜3の膜厚
の上限は必ずしも規定されるものではないが、あまり厚
くしてもそれ以上の効果が得られないだけでなく、Cu
溶射膜3自体の剥離が発生しやすくなるため、その膜厚
は1mm以下とすることが好ましい。Cu溶射膜3の膜厚
は、特に付着物の応力緩和効果に優れると共に、それ自
体の内部応力も小さい400〜600μmの範囲とすることが
好ましい。
果をより良好に発揮させる上で、ビッカース硬さでHv10
0以下の硬度を有することが好ましい。ビッカース硬さ
がHv100以下のCu溶射膜3は、その上部に堆積する付
着物の内部応力を緩和する効果に優れるだけでなく、そ
れ自体(Cu溶射膜3自体)の内部応力も十分に緩和さ
れていることから、Cu溶射膜3自体の剥離も有効に防
ぐことができる。すなわち、Cu溶射膜3の内部応力を
十分に緩和することによって、成膜工程時に外部応力
(例えば熱応力)が負荷された際に、Cu溶射膜3の内
部からの破壊の進行を有効に抑制することができる。こ
れによって、Cu溶射膜3自体の剥離を防ぐことが可能
となる。Cu溶射膜3の硬度はHv80以下とすることがよ
り好ましい。
やNi系の溶射膜も考えられるが、Al系溶射膜はCu
溶射膜3に比べて高温特性に劣る。前述したように、内
部応力が大きい薄膜を成膜する際には、基板温度を高く
設定することが多く、このような場合には部品温度も例
えば500℃前後まで上昇する。また、膜質の安定化など
を図るためにも、成膜温度を高温に設定することがあ
る。従って、被膜には高温環境下での使用に耐え得るよ
うな特性を有することが求められる。Cu溶射膜3はこ
のような特性を満足するものである。また、Ni系の溶
射膜は部品に対する密着性に劣るのに対して、Cu溶射
膜3は部品本体2との密着力に優れる。このようなこと
から、本発明ではCu溶射膜3を用いている。
ビッカース硬さは、以下のようにして測定した値を示す
ものとする。すなわち、まずCu溶射膜3の表面を研磨
して平坦化する。次いで、平坦化した面に荷重200gでダ
イヤモンド圧子を30秒間押し付ける。これにより生じた
圧痕の長さをXおよびY方向に測定し、その平均長さか
らビッカース硬さ値に変換する。このような測定を5回
行い、その平均値を本発明のビッカース硬さとする。
雑な表面形態を有することから、付着物に対して良好な
密着性を示す。すなわち、Cu溶射膜3の表面粗さがあ
まり小さいと、成膜材料(付着物)の堆積量が増加した
際に、その内部応力などにより剥離、脱落が生じやすく
なるおそれがある。このようなことから、Cu溶射膜3
の表面粗さはJIS B 0601-1994で規定する算術平均粗さ
Raで15μm以上であることが好ましい。
りすぎると、付着物の形態が不安定となって、逆に脱落
が生じやすくなるおそれがある。すなわち、Cu溶射膜
3表面の凹凸が大きくなりすぎると、付着物がパーティ
クルの発生しやすい付着形態となり、さらに付着物がC
u溶射膜3全体に付着せずに空孔が残るため、そこを起
点として付着物の剥離、脱落が起こるおそれがある。従
って、Cu溶射膜3の表面粗さは算術平均粗さRaで35
μm以下であることが好ましい。Cu溶射膜3の表面粗
さは算術平均粗さRaが18〜30μmの範囲となるように制
御することがより好ましい。
溶射膜3は、付着物の内部応力を吸収する応力緩和効果
に優れることから、内部応力が大きい金属の単体薄膜、
合金薄膜または化合物薄膜を成膜する場合においても、
部品1上に堆積した付着物の剥離を長期間にわたって安
定かつ有効に抑制することができる。従って、真空成膜
装置用部品1上に堆積する付着物の剥離によるダスト
(パーティクル)の発生を抑えることができ、さらには
装置クリーニングや部品交換の回数を大幅に減らすこと
が可能となる。言い換えると、装置構成部品1の寿命を
大幅に延ばすことができる。このように、装置構成部品
1を長寿命化することによって、成膜装置の稼働率の向
上(生産性の向上)、ひいては成膜コストの削減を達成
することができる。さらに、真空成膜装置で形成する各
種の膜、それを用いた素子や部品などの歩留りを高める
ことが可能となる。
膜3は、上述したように付着物の剥離抑制効果などの優
れた特性を有する反面、容易に酸化されて表面並びに表
面近傍部に酸化物が形成されやすい。特に、大気中で溶
射すると容易に酸化されてしまう。また、真空中で溶射
した場合においても、その後の大気放置により容易に酸
化されてしまう。Cu溶射膜3の表面や表面近傍部が酸
化されると、膜の諸特性が変化して付着物との密着性な
どに影響を及ぼすおそれがある。
おいては、部品本体2の表面にCu溶射膜3を形成した
後に、水素雰囲気中で還元処理を行うことが好ましい。
この還元処理は、Cu溶射膜3の軟化や脱ガスなどを目
的としたアニール処理と同時に実施することができる。
すなわち、Cu溶射膜3には通常300〜800℃の温度でア
ニール処理を施すが、この際にアニール装置内に水素を
導入して還元処理を行うことによって、Cu溶射膜3の
表面や表面近傍部の酸化物を還元除去することができ
る。
が50nm以下であることが好ましい。このように、表面酸
化深さを50nm以下とすることによって、付着物の密着性
などに優れる安定したCu溶射膜3を提供することがで
きる。還元処理を行っていないCu溶射膜(例えば真空
雰囲気中でアニール)では表面酸化深さが100nm以上と
なるのに対して、還元処理を行うことでCu溶射膜3の
表面酸化深さを50nm以下とすることができる。
は、電界放射型オージェ電子分光(EF−AES)装置
にて測定した溶射膜の深さ方向の酸素濃度が、初期値の
半量になったときの深さを意味するものである。具体的
には、以下のようにして測定することができる。すなわ
ち、例えばSAM-680装置(ULVAC-PHI製)を使用して、電
子銃加速電圧5kV-5nA、イオン銃加速電圧3kV、エッチン
グレート7nm/min(SiO2換算)の条件で、30×30μm
の測定範囲の酸素濃度を測定し、初期の濃度が半減する
までのスパッタ時間によって、表面酸化深さを測定、評
価する。
中でアニールしただけでは、Cu溶射膜3中や部品本体
2中に残存するガス成分を十分に除去することができな
い。また、水素雰囲気中で昇温すると、ガス成分(含有
ガス)の影響によりCu溶射膜3や部品本体2が変色す
るおそれがある。Cu溶射膜3および部品本体2の含有
ガス成分の除去が不十分であると、部品1を真空成膜装
置に使用した際に、装置内の圧力が必要な真空度(例え
ば1×10-5Pa前後)に到達するまでに時間を要するほ
か、成膜した膜特性に悪影響を及ぼすおそれがある。
u溶射膜3を有する部品1をまず真空雰囲気中でアニー
リングした後、その温度より低い温度で水素還元するこ
とが好ましい。具体的には、まず1.33×10-3Pa以下の真
空中にて500〜800℃の温度で2時間以上アニーリングし
た後、真空雰囲気を維持した状態で降温し、300℃程度
の温度になったところで水素、あるいは水素を含む不活
性ガス(例えば水素+アルゴンガス)を流入して還元処
理を行う。水素還元は1時間程度実施することが好まし
い。水素還元後は再度真空引きし、真空中で室温まで降
温することが好ましい。
を組合せた処理を実施することによって、表面酸化深さ
を十分に低減すると共に、ガス成分(含有ガス)を十分
に除去したCu溶射膜3を得ることができる。Cu溶射
膜3を有する部品1の含有ガス成分量は、部品1を室温
から500℃まで加熱したときに、部品1から発生するガ
ス発生量が水素(H2)、窒素(N2)、酸素(O2)、
一酸化炭素(CO)、二酸化炭素(CO2)およびメタ
ン(CH4)の総量で50μL/10g以下であることが好まし
い。部品1から発生する水素ガス量については30μL/10
g以下とすることが好ましく、より好ましくは25μL/10g
以下である。このようなガス発生量を満足させることに
よって、真空成膜装置に使用した際の作業性、信頼性、
特性などを高めることが可能となる。
発生量は、以下のようにして求めた値を指すものとす
る。すなわち、まず厚さ3mmの板材に膜厚500μmのCu
溶射膜を形成し、これを10×10mmに切断して測定試料と
し、この試料のガス発生量をガス抽出分析器で測定す
る。ガス発生量の測定は、まず試料を室温(常温)から
100℃まで昇温し、100℃で15分間保持する。この100℃
で保持している間のガス発生量を測定する。同様にし
て、100℃から200℃、200℃から300℃、300℃から400
℃、400℃から500℃まで、それぞれの温度(200℃、300
℃、400℃、500℃)で15分間ずつ保持しながら昇温す
る。そして、各温度で保持している間のガス発生量をそ
れぞれ測定し、これらの合計量をガス発生量とする。こ
れを試料10g当りのガス発生量に換算する。
部品本体2上に形成する溶射膜はCu溶射膜3の単層構
造に限られるものではない。例えば図2に示すように、
Cu溶射膜3上にそれとは異種の金属材料からなる第2
の金属溶射膜4を設けてもよい。このような第2の金属
溶射膜4には、例えば付着物との熱膨張率の差が小さい
金属材料(例えば熱膨張率の差が15×10-6/K以下の金属
材料)、さらには成膜材料と同一材料などが用いられ
る。このような構成を採用することによって、成膜した
薄膜のコンタミなどを防止することができる。第2の金
属溶射膜4の膜厚は50〜150μmの範囲とすることが好ま
しい。
i、Zr、Hf、Nb、Ta、W、Ru、Pd、Ir、
Pt、Ag、AuおよびInから選ばれる金属元素の単
体、もしくは前記金属元素を含む合金または化合物の薄
膜、すなわち内部応力が大きい薄膜を成膜する真空成膜
装置に用いられる。具体的には、スパッタリング装置や
CVD装置などの真空成膜装置の構成部品として用いら
れ、特にスパッタリング装置に好適である。また、装置
構成部品1は成膜工程中に成膜材料が付着する部品であ
れば種々の部品に対して適用可能である。
ついて説明する。図3は本発明の真空成膜装置をスパッ
タリング装置に適用した一実施形態の要部構成を示す図
である。同図において、11はバッキングプレート12
に固定されたスパッタリングターゲットである。スパッ
タリングターゲット11には、Ti、Zr、Hf、N
b、Ta、W、Ru、Pd、Ir、Pt、Ag、Auお
よびInから選ばれる金属元素の単体、もしくは前記金
属元素を含む合金または化合物の薄膜を成膜するための
材料が用いられる。
11の外周部下方には、アースシールド13が設けられ
ている。アースシールド13の下方には、さらに上部防
着板14および下部防着板15が配置されている。被成
膜試料である基板16は、スパッタリングターゲット1
1と対向配置するように、被成膜試料保持部であるプラ
テンリング17により保持されている。これらは図示を
省略した真空容器内に配置されている。真空容器には、
スパッタガスを導入するためのガス供給系(図示せず)
と真空容器内を所定の真空状態まで排気する排気系(図
示せず)とが接続されている。
ては、アースシールド13、上部防着板14、下部防着
板15およびプラテンリング17を、上述した本発明の
真空成膜装置用部品1で構成している。真空成膜装置用
部品1の具体的な構成は前述した通りである。なお、C
u溶射膜3はいずれもスパッタリングターゲット11か
らスパッタされた粒子が付着する面に形成されている。
成膜工程中にアースシールド13、上部防着板14、下
部防着板15、プラテンリング17などの表面にスパッ
タされた成膜材料(ターゲット11の構成材料)が付着
するが、この付着物の剥離は部品表面のCu溶射膜3に
より安定かつ有効に防止される。また、Cu溶射膜3自
体も安定で長寿命である。これらによって、パーティク
ルの発生量、さらには基板16に形成される膜中への混
入量を大幅に抑制することができる。従って、256M、1G
というような高集積度の半導体素子や液晶表示素子など
の製造歩留りを大幅に高めることが可能となる。すなわ
ち、配線幅が0.2μm以下というように狭小でかつ高密度
の配線網を形成する配線膜であっても、微小パーティク
ル(例えば直径0.2μm以上)の混入を大幅に抑制できる
ことから、配線不良を大幅に低減することが可能とな
る。これにより、素子歩留りが向上する。
を安定かつ有効に抑制することが可能であることから、
装置クリーニングや部品交換の回数を大幅に減らすこと
ができる。この装置クリーニングや部品交換回数の低減
に基づいて、スパッタリング装置の稼働率の向上(生産
性の向上)を図ることができる。すなわち、スパッタリ
ング装置のランニングコストを低減することができ、ひ
いては各種薄膜の成膜コストを削減することが可能とな
る。
ールド13、上部防着板14、下部防着板15、プラテ
ンリング17を本発明の部品で構成した例について説明
したが、これら以外にバッキングプレート12、ターゲ
ット外周押え(図示せず)、シャッタ(図示せず)など
を本発明の真空成膜装置用部品で構成することも有効で
ある。さらに、これら以外の部品についても、成膜工程
中に成膜材料の付着が避けられない部品であれば、本発
明の真空成膜装置用部品は有効に機能する。
空成膜装置をスパッタリング装置に適用した例について
主として説明したが、これ以外に真空蒸着装置(イオン
プレーティングやレーザーアブレーションなどを含
む)、CVD装置などに対しても本発明の真空成膜装置
は適用可能であり、上述したスパッタリング装置と同様
な効果を得ることができる。
る。
ド13、上部防着板14、下部防着板15およびプラテ
ンリング17(部品基材は全てSUS 304)について、ブ
ラストによる下地処理を施した後、基材表面にアーク溶
射法でCu溶射膜を形成した。この際、溶射条件を変化
させることによって、Cu溶射膜の膜厚および表面粗さ
Raを変化させた。各Cu溶射膜の膜厚および表面粗さ
Raはそれぞれ表1に示す通りである。なお、Cu溶射
は純Cu線材(線径16mm)を溶射材として用い、電流10
0〜200A、電圧20〜40V、空気圧50〜100PSI、溶射距離10
0〜150mmのアーク溶射条件下で実施した。
処理した後、アニールおよび脱ガス処理として水素雰囲
気に置換可能なバッチ式真空炉で熱処理した。熱処理は
まず3×10-2Pa以下の真空下で600℃まで昇温して2時間
保持した後、真空雰囲気を維持した状態で300℃まで降
温し、この温度にて水素で炉内を常圧状態まで戻し、こ
の状態で1時間保持した。次いで、再度炉内を3×10-2Pa
まで真空引きして1時間保持した後、Arガスで炉内を
完全に置換して常温(30℃)まで冷却した。炉から取出
した部品は即座に防湿袋で真空密閉することが好まし
い。熱処理後のCu溶射膜の硬度(ビッカース硬さ)を
表1に併せて示す。
射膜の膜厚を200μmとする以外は、実施例1と同様にし
て部品を作製した。この比較例1においても実施例1と
同一条件で熱処理を施した。比較例1によるCu溶射膜
の表面粗さRaおよび熱処理後の硬度(ビッカース硬
さ)は表1に示す通りである。
較例1による各部品を用いて、それぞれマグネトロンス
パッタリング装置を組立てた。これら各マグネトロンス
パッタリング装置に高純度Taターゲット11をセット
し、マグネトロンスパッタリングを行った。具体的に、
まず6インチSiウェハー上にTa薄膜を形成し、さら
にその上にN2ガスを導入しながらマグネトロンスパッ
タリングを行ってTaN薄膜を形成した。スパッタ条件
は、スパッタ圧3×10-5Pa、スパッタ電流5A、Ar流量1
5sccm、N2流量30sccmとした。
以上のダスト数をパーティクルカウンタで測定した。こ
のような操作を連続して行い、10ロット毎にダスト数を
測定した。さらに、膜剥離が発生するまでスパッタ操作
を続け、膜剥離までの寿命(ロット数)を調べた。これ
らの結果を表1に示す。
上のCu溶射膜を形成した部品を用いることによって、
膜剥離までの寿命を延ばすことができると共に、ダスト
数も低減できることが分かる。特に、膜厚が400〜600μ
mの範囲であると共に、表面粗さRaが15〜35μmの範囲
のCu溶射膜を使用することによって、ダスト数をより
一層減らすことができる。このように、実施例1の各C
u溶射膜は部品寿命の改善並びにダストの低減に有効で
ある。
0μm,表面粗さRa:20μm)を作製した各部品に対し
て、それぞれ以下の条件で熱処理を施した。試料1は実
施例1と同一条件で熱処理した。試料2は3×10-2Pa以
下の真空下で600℃まで昇温して3時間保持した後、Ar
ガスで炉内を完全に置換して常温(30℃)まで冷却し
た。試料3は水素雰囲気中で500℃まで昇温して3時間保
持した後、水素雰囲気のままで常温(30℃)まで冷却し
た。試料4には熱処理を施さなかった。
0℃まで加熱したときのガス発生量を前述した方法にし
たがって測定した。これら各試料の測定結果を表2〜5
にそれぞれ示す。さらに、各表には熱処理後の表面酸化
深さと、各試料に相当する部品を用いたスパッタリング
装置の真空到達時間(1×10-5Paに到達するまでの時
間)を併せて示す。なお、スパッタリング装置の真空到
達時間は300℃で4時間ベーキングした後に測定した。
に真空雰囲気中での熱処理と水素還元処理を施した試料
1は表面の酸化物量が少ない(表面酸化深さが50nm以
下)に加えて、ガス発生量が少ないことが分かる。従っ
て、Cu溶射膜の安定性が高く、かつスパッタリング装
置の真空到達時間を短くすることができる。
3、上部防着板14、下部防着板15およびプラテンリ
ング17(部品基材は全てSUS 304)について、ブラス
トによる下地処理を施した後、基材表面にアーク溶射法
でCu溶射膜を形成した。この際、実施例1と同様に溶
射条件を変化させることで、Cu溶射膜の膜厚および表
面粗さRaを変化させた。
溶射法でW溶射膜を一定の条件の下で形成した。W溶射
は、溶射材として粒径45μm以下のW粉末を用い、電流5
00A、電圧65V、Ar流量39L/min、H2流量10L/minの条
件下で実施した。これら各2層溶射膜(Cu+W)の膜
厚および表面粗さRaはそれぞれ表6に示す通りであ
る。
した後、アニールおよび脱ガス処理として水素雰囲気に
置換可能なバッチ式真空炉で熱処理した。熱処理は実施
例1と同一条件下で実施した。熱処理後の2層溶射膜の
硬度(Cu溶射膜およびW溶射膜の各ビッカース硬さ)
を表6に併せて示す。
射膜の膜厚を200μmとする以外は、実施例3と同様にし
て部品を作製した。この比較例2についても実施例3と
同一条件で熱処理を施した。比較例2による溶射膜の表
面粗さRaおよび熱処理後の硬度(ビッカース硬さ)は
表6に示す通りである。
較例2による各部品を用いて、それぞれマグネトロンス
パッタリング装置を組立てた。これら各マグネトロンス
パッタリング装置に高純度Wターゲット11をセット
し、マグネトロンスパッタリングを行った。具体的に、
まず6インチSiウェハー上にW薄膜を形成し、さらに
その上にN2ガスを導入しながらマグネトロンスパッタ
リングを行ってWN薄膜を形成した。スパッタ条件は実
施例1と同一とした。
のダスト数をパーティクルカウンタで測定した。このよ
うな操作を連続して行い、10ロット毎にダスト数を測定
した。さらに、膜剥離が発生するまでスパッタ操作を続
け、膜剥離までの寿命(ロット数)を調べた。これらの
結果を表6に示す。
装置用部品によれば、成膜工程中に付着する成膜材料の
剥離を安定かつ有効に防止できると共に、クリーニング
や部品の交換回数を削減することができる。従って、こ
のような真空成膜装置用部品を有する本発明の真空成膜
装置によれば、配線膜や素子の不良発生原因となる膜中
へのダストの混入を抑制することが可能となると共に、
生産性の向上並びに成膜コストの低減を図ることができ
る。
品の要部構造を示す断面図である。
示す断面図である。
ング装置の一実施形態の要部構造を示す図である。
u溶射膜,4……第2の溶射膜,11……スパッタリン
グターゲット,12……バッキングプレート,13……
アースシールド,14、15……防着板,16……被成
膜基板,17……プラテンリング
Claims (10)
- 【請求項1】 Ti、Zr、Hf、Nb、Ta、W、R
u、Pd、Ir、Pt、Ag、AuおよびInから選ば
れる金属元素の単体、もしくは前記金属元素を含む合金
または化合物の薄膜を成膜する真空成膜装置の構成部品
であって、 部品本体と、前記部品本体の表面に形成され、膜厚が30
0μm以上のCu溶射膜とを具備することを特徴とする真
空成膜装置用部品。 - 【請求項2】 請求項1記載の真空成膜装置用部品にお
いて、 前記Cu溶射膜はビッカース硬さでHv100以下の硬度を
有することを特徴とする真空成膜装置用部品。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の真空成膜
装置用部品において、 前記Cu溶射膜はJIS B 0601-1994で規定する算術平均
粗さRaで15〜35μmの範囲の表面粗さを有することを特
徴とする真空成膜装置用部品。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
記載の真空成膜装置用部品において、 前記Cu溶射膜の膜厚は400〜600μmの範囲であること
を特徴とする真空成膜装置用部品。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか1項
記載の真空成膜装置用部品において、 前記Cu溶射膜は表面酸化深さが50nm以下であることを
特徴とする真空成膜装置用部品。 - 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
記載の真空成膜装置用部品において、 前記部品を室温から500℃まで加熱したときに、前記部
品から発生するガス発生量が水素、窒素、酸素、一酸化
炭素、二酸化炭素およびメタンの総量で50μL/10g以下
であることを特徴とする真空成膜装置用部品。 - 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれか1項
記載の真空成膜装置用部品において、 前記部品を室温から500℃まで加熱したときに、前記部
品から発生する水素ガスの発生量が30μL/10g以下であ
ることを特徴とする真空成膜装置用部品。 - 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれか1項
記載の真空成膜装置用部品において、 さらに、前記Cu溶射膜上に設けられ、前記Cu溶射膜
とは異種の金属材料からなる第2の金属溶射膜を具備す
ることを特徴とする真空成膜装置用部品。 - 【請求項9】 真空容器と、 前記真空容器内に配置される被成膜試料保持部と、 前記真空容器内に前記被成膜試料保持部と対向して配置
され、Ti、Zr、Hf、Nb、Ta、W、Ru、P
d、Ir、Pt、Ag、AuおよびInから選ばれる金
属元素の単体、もしくは前記金属元素を含む合金または
化合物の薄膜を成膜するための成膜源と、 前記成膜源を保持する成膜源保持部と、 前記被成膜試料保持部または前記成膜源保持部の周囲に
配置された防着部品とを具備し、 前記被成膜試料保持部、前記成膜源保持部および前記防
着部品から選ばれる少なくとも1つが、請求項1ないし
請求項8のいずれか1項記載の真空成膜装置用部品から
なることを特徴とする真空成膜装置。 - 【請求項10】 請求項9記載の真空成膜装置におい
て、 前記成膜装置はスパッタリング装置であることを特徴と
する真空成膜装置。
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