JP2002356705A - 真空炉 - Google Patents

真空炉

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JP2002356705A
JP2002356705A JP2001160094A JP2001160094A JP2002356705A JP 2002356705 A JP2002356705 A JP 2002356705A JP 2001160094 A JP2001160094 A JP 2001160094A JP 2001160094 A JP2001160094 A JP 2001160094A JP 2002356705 A JP2002356705 A JP 2002356705A
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tray
exhaust pipe
exhaust
driving means
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JP2001160094A
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English (en)
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Shinobu Inuzuka
忍 犬塚
Satoru Hori
堀  哲
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワックス等の飛散を防止して炉メンテナンス
の頻度を少なくできるとともに、効率の良い排気を行な
うことができる。 【解決手段】 被処理物Mは開放されたトレー3上に載
置されて搬入され、駆動シリンダ44はワイヤ43を介
して蓋体4の開口縁がトレー3の上面外周縁に当接して
閉鎖空間Sを形成するように蓋体4を上方からトレー3
に向けて下降進出させる。トレー3には排気孔31が形
成され、駆動シリンダ56によって排気管5がトレー3
に向けて上昇進出させられて、排気管5の上端51開口
が排気孔31に連通させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は真空炉に関し、特
に、真空焼結炉の脱ワックス室等を構成するのに好適な
真空炉に関する。
【0002】
【従来の技術】連続式の真空焼結炉では、大気と炉内を
遮断するための前室から、脱ワックス室、焼結室、冷却
室へと搬送ローラ等の搬送機構によって被処理物を連続
的に搬送している。脱ワックス室では被処理物を例えば
600℃程度に加熱しつつ、真空排気して脱ワックスを
行なう。また、焼結室では真空排気をしつつ被処理物を
例えば1400℃程度に加熱して焼結を行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
連続式真空焼結炉では、加熱を効率的に行なうために開
放されたトレー上等に被処理物を載置して露出状態で各
室へ搬送しているため、脱ワックス室では被処理物から
蒸発したワックスが炉壁等に付着して、これを取り除く
ために炉のメンテナンス頻度が上がるという問題があ
る。また、炉壁等に付着したワックスが再度蒸発して被
処理物に付着し、その品質を低下させるという問題もあ
った。さらに、容積の大きい炉全体を真空引きしつつ被
処理物の脱ワックスを行なうのは排気効率が悪いという
問題もある。これを解決するために、被処理物を閉鎖容
器に収納して搬送することによってワックスの飛散を防
止することが考えられるが、搬送手段と干渉する等によ
って閉鎖容器を使用することが困難な場合があるととも
に、閉鎖容器に収納すると、焼結室等における被処理物
の加熱効率が悪くなる。
【0004】そこで、本発明はこのような課題を解決す
るもので、ワックス等の飛散を防止して炉メンテナンス
の頻度を少なくできるとともに、効率の良い排気を行な
うことができる真空炉を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本第1発明では、半容器体(4,61,62)を支
持し、炉内へ搬入された被処理物(M)に対して半容器
体(4,61,62)を進出させて、被処理物(M)を
覆い少なくとも真空排気路(5)に連通する閉鎖空間
(S)を形成する容器体駆動手段(43,44,56)
を設ける。
【0006】本第1発明においては、炉内全体を排気す
るのに代えて、被処理物周囲の容積の小さい閉鎖空間内
を排気すれば良いから効率的な排気が可能であるととも
に、被処理物からの蒸発物は閉鎖空間内から放散するこ
となく排気されるから、蒸発物が炉壁等に付着して頻繁
なメンテナンスの必要を生じ、あるいは炉壁等に付着し
た蒸発物が被処理物に再付着して品質低下を来すことは
ない。また、被処理物を加熱する場合には半容器体を後
退させて被処理物を露出させることにより、被処理物の
効率的な加熱が可能である。
【0007】本第2発明では、本第1発明において、上
記被処理物(M)は開放されたトレー(3)上に載置さ
れて搬入され、上記容器体駆動手段は、半容器体(4)
の開口縁がトレー(3)の上面外周縁に当接して閉鎖空
間(S)を形成するように半容器体(4)を上方からト
レー(3)に向けて進出させるものである。本第2発明
においては、被処理物を搬送するトレーと半容器体とで
容易に閉鎖空間を形成することができる。
【0008】本第3発明では、本第2発明において、上
記容器体駆動手段は、半容器体(4)を吊り下げてこれ
を下降進出させる変形可能な紐状体(43)と、当該紐
状体(43)を上下方向へ移動させる紐状体移動部材
(44)とを具備している。本第3発明においては、ト
レーの搬送にローラを使用した場合に、ローラのオッシ
レーションによってトレーが周期的に前後に移動して
も、半容器体をトレーに当接させたまま容易にトレーの
移動に追従することができる。
【0009】本第4発明では、本第2発明または本第3
発明において、上記トレー(3)には排気孔(31)が
形成されるとともに、真空排気路を構成する排気管
(5)をトレー(3)に向けて進出させて排気管(5)
の先端(51)開口を排気孔(31)に連通させる排気
管駆動手段(56)を設ける。本第4発明においては、
トレーと半容器体により形成された閉鎖空間内を容易に
排気することができる。
【0010】本第5発明では、本第1発明において、容
器体駆動手段(44,5,56)を対向させて一対設
け、これら容器体駆動手段(44,5,56)は、炉内
へ搬入された被処理物(M)に対してそれぞれ半容器体
(61,62)を進出させてその開口縁を互いに当接衝
合させることにより被処理物(M)を覆う閉鎖空間
(S)を形成するものである。本第5発明においては、
被処理物を載置したトレーの形状に無関係に、被処理物
周囲に容易に閉鎖空間を形成することができる。
【0011】本第6発明では、本第5発明において、上
記一対の容器体駆動手段(44,5,56)は上下に対
向して設けられ、下側に位置する容器体駆動手段は、真
空排気路を構成し上下動自在に炉壁(11)に支持され
てその上端に半容器体(62)を固定した排気管(5)
と、当該排気管(5)を上下動させる排気管移動部材
(56)を具備し、上記排気管(5)の上端(51)開
口を半容器体(62)内に開口させる。本第6発明にお
いては、排気管を容器体駆動手段として利用することが
できる。
【0012】なお、上記カッコ内の符号は、後述する実
施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1には本発明
の真空炉を真空焼結炉の脱ワックス室に使用した例を示
す。脱ワックス室1は円筒型の室壁の両端に設けた開口
が気密扉12,13で閉鎖されている。各気密扉12,
13は駆動シリンダ2A,2Bから下方へ延びるロッド
21先端の作動子22と平行リンク23により結合され
て、作動子22の上昇に伴って開放されるようになって
いる。多数の搬送ローラ14が前段の前室AFから脱ワ
ックス室1を経て後段の焼結室BFへと一定間隔で配設
されており、トレー3に積載された被処理物Mが搬送ロ
ーラ14によって脱ワックス室1内へ搬入されている。
搬送ローラ14は耐熱性に優れる炭素繊維複合材製で、
脱ワックス室1のほぼ中央にトレー3を位置決めした状
態で回転を停止し静止している。なお、上記トレー3に
は中央に排気孔31が設けられている。
【0014】脱ワックス室1内には室壁11と気密扉1
2,13の内面に沿った内側に断熱壁15が設けられて
おり、上下の断熱壁15の内側にはヒータ16が配設さ
れている。トレー3とほぼ同じ大きさで下方へ開放する
矩形半容器状の蓋体4が設けられて、その開口縁フラン
ジ41がトレー3の外周縁に接して被処理物Mを覆う閉
鎖空間Sが形成されている。蓋体4には前後(図1の左
右)の側壁にガス流通孔42が形成されている。蓋体4
は頂面の前後端がワイヤ43に結合されており、これら
ワイヤ43は上側断熱壁15を貫通して上方へ延びてい
る。脱ワックス室1の頂壁には前後位置に駆動シリンダ
44が設けられて、そのロッド441が脱ワックス室1
内に突出しており、これらロッド441の先端に上記各
ワイヤ43の上端がそれぞれ連結されている。駆動シリ
ンダ44間の脱ワックス室1頂壁には、上側断熱壁15
を下方へ貫通するガス吹込み管45の基端が固定されて
おり、このガス吹込み管45には窒素ガス配管46が連
結されている。なお、上記ワイヤ43に代えて、チェー
ン、コイルバネ等を使用することができる。
【0015】脱ワックス室1の底壁中央を貫通して排気
管5が設けてあり、排気管5は下側断熱壁15を貫通し
て、その上端51が、排気孔31を設けたトレー3の中
央下面に当接している。これにより、蓋体4内の閉鎖空
間Sと排気管5内が排気孔31を介して連通している。
排気管5はその下端52が脱ワックス室1外で水平方向
へ直角に屈曲し、蛇腹体53を介して排気本管54に連
結されている。排気本管54は図略の真空排気装置に至
っている。上記排気管5は、気密性を保ってこれを上下
に摺動自在に保持するフランジ55を貫通しており、排
気管5の下端52は駆動シリンダ56のロッド561上
端に連結されてこれに支持されている。
【0016】このような脱ワックス室1で脱ワックス処
理を行なう場合には、気密扉12が開放されて、搬送ロ
ーラ14によってトレー3上に載置された被処理物Mが
前室AFから脱ワックス室1内へ搬入される。この際、
ワイヤ43に吊り下げられた蓋体4は、被処理物Mと干
渉しない高さへ駆動シリンダ44によって引き上げられ
ており、また、排気管5も、駆動シリンダ56によって
トレー3と干渉することがない搬送ローラ14よりも低
い位置に下降させられている。トレー3が脱ワックス室
1内の所定位置に位置決めされると蓋体4が下ろされ、
その開口縁フランジ41がトレー3の外周縁に接して
(図1の状態)被処理物Mを覆う閉鎖空間Sが形成され
る。この閉鎖空間Sはガス流通孔42のみによって脱ワ
ックス室1内へ通じている。続いて排気管5が上昇させ
られてその上端51の開口縁がトレー3下面の排気孔3
1周囲に当接して(図1の状態)排気管5と閉鎖空間S
が排気孔31を介して連通する。
【0017】この後、ヒータ16に通電して被処理物M
を所定温度(約600℃)に加熱するとともに、ガス供
給管45から所定量の窒素ガスを供給しつつ閉鎖空間S
内を排気して脱ワックス処理を行う。この際、容積の小
さい蓋体4内の閉鎖空間Sは効率的に排気されるととも
に、窒素ガスが脱ワックス室1の室内からガス流通孔4
2を経て閉鎖空間S内へ流入する流れを形成するため、
被処理物Mから分離蒸発させられたワックスは脱ワック
ス室内へ飛散することなく速やかに排気管5を経て排出
される。これにより、効率的な脱ワックス処理がなされ
るとともに、被処理物Mから蒸発したワックスが室壁等
に付着して頻繁なメンテナンスの必要を生じあるいは被
処理物Mの品質低下を来すという問題は解消される。脱
ワックス処理が終了すると、蓋体4が上昇させられると
ともに排気管5が下降させられ、気密扉12,13が開
いて、搬送ローラ14によってトレー3上の被処理物M
が後段の焼結室BFへ送られる。この状態では、トレー
3上の被処理物Mは蓋体4で覆われることなく開放され
ているから、焼結室BFにおいて効率的に高温へ加熱さ
れる。
【0018】(第2実施形態)上記第1実施形態では被
処理物Mを覆う閉鎖空間Sを形成するのにトレー3を利
用したが、本実施形態では図2に示すように、下方へ開
放する半容器状の上蓋体61と上方へ開放する半容器状
の下蓋体62によって閉鎖空間Sを形成する。すなわ
ち、上蓋体61はトレー3全体を覆う大きさで、その頂
壁の両端部が第1実施形態における蓋体4と同様に、駆
動シリンダ44(図1)のロッド441先端から延びる
ワイヤ43に結合されて、搬送ローラ14の上方位置に
吊り下げられている。また、上側蓋体61の開口縁には
各搬送ローラ14に対応させてこれよりも大径の半円凹
所611が形成されている。一方、搬送ローラ14の下
方に設けられた下側蓋体62は平面視で上側蓋体61と
同様の大きさであり、その下面中央には排気管5の上端
51が固定されて当該排気管5によって下側蓋体62が
支持されるとともに、排気管5が当該蓋体62内に開口
している。また、下側蓋体62の開口縁には上側蓋体6
1と同一位置に同形の半円凹所621が形成されるとと
もに、これら半円凹所621間には、上方へ突出する支
持壁622が設けられている。その他の構造は第1実施
形態と同様である。
【0019】このような構造の脱ワックス室1で脱ワッ
クス処理を行う場合には、搬送ローラ14によってトレ
ー3上の被処理物Mを室内の所定位置に搬入し位置決め
した後、駆動シリンダ56によって排気管5および下側
蓋体62を上昇させるとともに、駆動シリンダ44(図
1)によってワイヤ43を介して上側蓋体61を下降さ
せ、図2の鎖線で示すように、搬送ローラ14の高さで
これら蓋体61,62の開口縁を互いに当接衝合させ
る。これにより、被処理物Mを覆う閉鎖空間Sが形成さ
れるとともに、当該閉鎖空間Sは各搬送ローラ14の周
りに形成された環状間隙63によって室内に連通する。
また、この時、支持壁622によってトレー3は上方へ
持ち上げられて搬送ローラ14から離れる。
【0020】ヒータ16に通電して被処理物Mを所定温
度に加熱するとともに、ガス供給管45(図1)から所
定量の窒素ガスを供給しつつ閉鎖空間S内を排気して脱
ワックス処理を行う。上蓋体61と下蓋体62によって
形成された容積の小さい閉鎖空間Sは効率的に排気され
るとともに、窒素ガスは脱ワックス室内から環状間隙6
3を経て閉鎖空間S内へ流入する流れを形成するから、
被処理物Mから分離蒸発させられたワックスは室内へ飛
散することなく速やかに排気管5を経て排出される。こ
の際、トレー3は搬送ローラ14から離れて支持壁62
2上に支持されているから、搬送ローラ14の曲がりを
防止するためにこれを周期的に反転させるオッシレーシ
ョンを行なうことができ、搬送ローラ14の材料として
炭素繊維複合材に代えて、より安価な耐熱金属材を使用
することができる。
【0021】脱ワックス処理が終了すると、上側蓋体6
1が上昇させられるとともに下側蓋体62が下降させら
れ、気密扉12,13(図1)が開いて、搬送ローラ1
4によってトレー3上の被処理物Mが後段の焼結室BF
へ送られて、開放状態の被処理物Mに対して効率的な高
温への加熱がなされる。
【0022】(第3実施形態)第1実施形態に示した構
造の脱ワックス室1にさらに図3に示すようなトレー持
ち上げ装置7を付設すると、搬送ローラ14のオッシレ
ーションが可能となる。すなわち、図3において、脱ワ
ックス室1の底壁にはさらに駆動シリンダ71が設けら
れて、そのロッド711先端に支持架台72が固定され
ている。支持架台72の直立枠721は断熱壁15を貫
通して搬送ローラ14の上方へ延び、トレー3の下面に
当接してこれを搬送ローラ14から離れた上方へ持ち上
げている。排気管5の上端51開口はトレー3の下面に
当接して、蓋体4により形成された閉鎖空間S内を、排
気孔31を介して排気している。これにより、搬送ロー
ラ14のオッシレーションが可能である。
【0023】支持架台72の直立枠721は、通常はそ
の上端が搬送ローラ14よりも低い位置に下降させられ
ており、搬送ローラ14によってトレー3上の被処理物
Mが脱ワックス室1内へ搬入されて位置決めされると、
図3に示すように上記直立枠721(すなわち支持架台
72)はトレー3を持ち上げつつ上昇させられる。持ち
上げられたトレー3に対して、排気管5が上昇させられ
てその上端51開口がトレー3下面に当接させられ、閉
鎖空間S内の排気が行なわれる。なお、蓋体4はワイヤ
43によって吊り下げられているから、トレー3が上昇
してもワイヤ43がその分弛むだけで、蓋体4はトレー
3に覆着された状態を維持する。
【0024】(その他の実施形態)上記第1実施形態お
よび第3実施形態でガス流通孔42は必須ではないが、
窒素ガスの流れを形成して蒸発ワックスが脱ワックス室
1内へ逆流するのを確実に防止できる点で設けることが
好ましい。また、排気管5は必ずしもトレー3に当接連
通させる必要はなく、排気孔31を蓋体4側に設けて排
気管5を当該蓋体4に当接連通させる構成としても良
い。あるいは排気管5の先端を蓋体4に固定してその内
部に開口させ、当該蓋体4と一体に上下動させる構造と
しても良い。上記各実施形態では本発明の真空炉を連続
式真空焼結炉の脱ワックス室として利用した場合を説明
したが、バッチ式においても利用可能であり、また脱ワ
ックスに限らず、広く脱ガス処理に適用することができ
る。また、被処理物の搬送は搬送ローラに限られないこ
とはもちろんである。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明の真空炉によれ
ば、ワックス等の飛散を防止して炉メンテナンスの頻度
を少なくできるとともに、効率の良い排気を行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す真空炉の全体断面
図である。
【図2】本発明の第2実施形態を示す真空炉の要部断面
図である。
【図3】本発明の第3実施形態を示す真空炉の要部断面
図である。
【符号の説明】
1…脱ワックス室、11…室壁、3…トレー、31…排
気孔、4…蓋体、43…ワイヤ、44…駆動シリンダ、
5…排気管、51…上端、56…駆動シリンダ、61,
62…蓋体、M…被処理物、S…閉鎖空間。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F27D 3/12 F27D 3/12 Z 7/06 7/06 A B Fターム(参考) 4K018 DA04 DA32 4K055 AA05 HA02 HA08 HA11 4K061 AA01 BA02 BA09 CA09 4K063 AA06 AA09 AA16 BA02 BA03 BA04 CA01 CA02 CA05 DA19 DA22

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半容器体を支持し、炉内へ搬入された被
    処理物に対して前記半容器体を進出させて、前記被処理
    物を覆い少なくとも真空排気路に連通する閉鎖空間を形
    成する容器体駆動手段を設けたことを特徴とする真空
    炉。
  2. 【請求項2】 前記被処理物は開放されたトレー上に載
    置されて搬入され、前記容器体駆動手段は、前記半容器
    体の開口縁が前記トレーの上面外周縁に当接して前記閉
    鎖空間を形成するように前記半容器体を上方から前記ト
    レーに向けて進出させるものである請求項1に記載の真
    空炉。
  3. 【請求項3】 前記容器体駆動手段は前記半容器体を吊
    り下げてこれを下降進出させる変形可能な紐状体と、当
    該紐状体を上下方向へ移動させる紐状体移動部材とを具
    備している請求項2に記載の真空炉。
  4. 【請求項4】 前記トレーには排気孔が形成されるとと
    もに、真空排気路を構成する排気管を前記トレーに向け
    て進出させて前記排気管の先端開口を前記排気孔に連通
    させる排気管駆動手段を設けた請求項2又は3に記載の
    真空炉。
  5. 【請求項5】 前記容器体駆動手段を対向させて一対設
    け、これら容器体駆動手段は、炉内へ搬入された前記被
    処理物に対してそれぞれ前記半容器体を進出させてその
    開口縁を互いに当接衝合させることにより前記被処理物
    を覆う閉鎖空間を形成するものである請求項1に記載の
    真空炉。
  6. 【請求項6】 前記一対の容器体駆動手段は上下に対向
    して設けられ、下側に位置する容器体駆動手段は、前記
    真空排気路を構成し上下動自在に炉壁に支持されてその
    上端に前記半容器体を固定した排気管と、当該排気管を
    上下動させる排気管移動部材とを具備し、前記排気管の
    上端開口を前記半容器体内に開口させた請求項5に記載
    の真空炉。
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Cited By (4)

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