JP2002356200A - 宇宙機器用モニターシステム - Google Patents

宇宙機器用モニターシステム

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JP2002356200A
JP2002356200A JP2001165472A JP2001165472A JP2002356200A JP 2002356200 A JP2002356200 A JP 2002356200A JP 2001165472 A JP2001165472 A JP 2001165472A JP 2001165472 A JP2001165472 A JP 2001165472A JP 2002356200 A JP2002356200 A JP 2002356200A
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network
signal
sensor
sensors
monitor system
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JP2001165472A
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Shinji Satou
進司 佐藤
Takuji Nakamura
卓史 中村
Itsuki Igarashi
巖 五十嵐
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 宇宙機器用モニターシステムにおいて、軽量
でしかも耐ノイズ性及び耐放射線を向上させるるととも
に、センサの設置及び接続を極めて容易とする。 【解決手段】 モニターシステムは複数のセンサ21乃
至28を有し、センサからの出力信号に応じて宇宙用機
器をモニターする。センサの各々に対応して、センサの
近傍には、センサから出力されるアナログ信号をデジタ
ル信号に変換する変換装置41乃至48が配置されてい
る。変換装置の各々はネットワーク51に接続されてお
り、制御装置52がネットワークに接続され、デジタル
信号を収集する。変換装置は、アナログ信号をデジタル
信号に変換する際、センサを識別するための符号をデジ
タル信号に付加しており、変換装置は予め設定された送
信タイミングで、デジタル信号をネットワークに送出す
る。さらに、ネットークには、変換装置をネットワーク
に接続するための接続部が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロケット等の宇宙
船に搭載される宇宙機器用モニターシステムに関し、特
に、宇宙機器が正常に動作しているか否かを監視する際
に用いられるシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ロケット等の宇宙船には、多数
の機器(以下宇宙機器と呼ぶ)が搭載されており、宇宙
船の打ち上げに当たっては、これら宇宙機器が正常に動
作しているか否かを常に監視する必要がある。例えば、
宇宙往還機等においては、その打ち上げから帰還に至る
まで、宇宙往還機に搭載された宇宙機器の状態を常に監
視して、不測の事態に備える必要がある。
【0003】上述の宇宙機器の状態を監視する際には、
各種センサ(例えば、水素センサ、圧力センサ、温度セ
ンサ、液位センサ、及び振動センサ等)が用いられてお
り、宇宙船等に搭載される宇宙機器は極めて多数である
関係上、センサの数も宇宙機器の数に比例して増加す
る。一般に、センサの数は数百にも及ぶ。
【0004】宇宙船等には制御装置が搭載されており
(以下この制御装置を搭載制御装置と呼ぶ)、搭載制御
装置では、各種センサから与えられる監視結果(アナロ
グ信号)を受けて、これらアナログ信号をアナログ−デ
ジタル変換(A/D変換)して、例えば、テレメーター
によって地上施設に送付している。
【0005】ここで、図4を参照して、従来のモニター
システムについて説明する。図4(a)に示すように、
宇宙船11には、宇宙機器(図示せず)を監視するため
のセンサが多数配置されており(図4(a)には8個の
センサ21乃至28のみが示されているが実際には数百
個のセンサが備えられている)、これらセンサ21乃至
28は従来の搭載制御装置29にそれぞれケーブル21
a乃至28aで接続されている。各センサ21乃至28
からそれぞれ監視信号(監視結果)がアナログ信号とし
て搭載制御装置29に与えられる。
【0006】図4(b)に示すように、従来の搭載制御
装置29は、端子盤29aを備えており、この端子盤の
入力側端子にケーブル21a乃至28aが接続される。
この際、ケーブル21a乃至28a、つまり、センサ2
1乃至28を接続する入力側端子は予め規定されてい
る。言い換えると、端子盤29aのいずれの入力側端子
にセンサ21乃至28を接続するかは予め定められてい
る。
【0007】端子盤29aの出力側端子には切り替えス
イッチ(SW)29bを介してセンサ制御部29cが接
続されており、SW29bによって端子盤29aの出力
側端子が選択的にセンサ制御部29cに接続される。つ
まり、SW制御部29dによって端子盤29aが予め定
められた時間間隔で切り替え制御され、端子盤29aの
出力側端子が選択的にセンサ制御部29cに接続される
ことになる。この結果、センサ21乃至28が予め定め
られた時間間隔(監視時間間隔)で選択的にセンサ制御
部29cに接続されることになる。
【0008】図示の例では、センサ制御部29cでは、
A/D変換及び異常検出を行っており、センサ21乃至
28から送られる監視信号(アナログ信号)をデジタル
信号に変換するとともに、各アナログ信号に基づいて宇
宙機器に異常が発生したか否かを監視している。各デジ
タル信号は、前述の監視時間間隔毎に搭載通信装置29
eに与えられ、搭載通信装置29eでは、デジタル信号
を変調して送信信号として地上施設30に送る。地上施
設30においては、送信信号を受信信号として受け、受
信信号に基づいて宇宙機器の状態を知る。つまり、受信
信号に基づいて各宇宙機器の状態を表示するとともに記
録し、さらに、宇宙機器に異常等があると、宇宙船に対
して指令等を送ることになる。
【0009】一方、各アナログ信号を監視した結果、例
えば、宇宙機器の一つに異常があると判断すると、セン
サ制御部29cでは、SW制御部29dを制御して、当
該異常の宇宙機器をモニターしているセンサをセンサ制
御部29cに接続する。つまり、通常の場合、SW制御
部29dは監視時間間隔でSW29bを切り替え制御し
ているが、前述のように異常が発生すると、センサ制御
部29cから切り替え指令がSW制御部29dに与えら
れ、SW制御部29dがSW29bを切り替え制御し
て、直ちに異常宇宙機器を監視しているセンサとセンサ
制御部29cとを接続することになる。
【0010】さらに、センサ制御部29cでは、異常を
検出すると、異常の程度によっては、機器制御部29f
を制御して、搭載機器(宇宙機器)31を非常停止等す
る。なお、地上施設30からも搭載機器(宇宙機器)制
御信号が送られ、これによって、搭載機器がコントロー
ルされる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
モニターシステムでは、各種センサとセンサ制御部(A
/D変換部等)とをケーブルで接続して、監視信号をア
ナログ信号でセンサ制御部に与えている関係上、宇宙環
境を考慮すると、耐ノイズ性及び耐放射線等に優れたケ
ーブルを用いる必要がある。つまり、アナログ信号の耐
ノイズ性等を向上させるため、シールド性の高いケーブ
ルを用いる必要がある。
【0012】ところが、シールド性の高いケーブルは、
一般に重量が重く、宇宙船等に搭載されるセンサの数が
数百であることを考えると、ケーブル重量が極めて重く
なってしまう。例えば、宇宙船等に用いるシールドケー
ブルの長さは、数百センチメートルから20メートル程
度であり、このようなシールドケーブルを数百用いると
すると、その重量は、200キログラム程になる。
【0013】ロケット打ち上げに当たっては、宇宙船等
の重量は軽いことが望ましく、ケーブルの重量が重い
と、その分、宇宙機器等の重量を減らさなければならな
いこともある。しかしながら、宇宙機器等は宇宙船等に
とって必要不可欠のものであり、その重量を減らすのに
は限界がある。
【0014】上述のように、従来のモニターシステムで
は、ケーブルの重量が重く、打ち上げに与える影響が大
きいという問題点があり、ケーブル重量を少なくしよう
とすると、不可避的に耐ノイズ性が低下してしまうとい
う問題点がある。
【0015】加えて、射点(射場)整備等においては、
つまり、打ち上げの際には、各種整備点検を行う必要が
あるため、必然的にセンサの数が増加し、その結果、配
線数が増えてしまい、センサ設置に時間がかかるという
問題点もある。言い換えると、センサ数が増加すると、
その分配線数を増やさなければならず、センサの設置・
接続が煩雑となってしまう。
【0016】また、ケーブルを端子盤に接続する際、そ
の位置(端子)は予め規定されているため、接続箇所を
間違えることもあり、接続に当たっては細心の注意を払
わなければならない。このため、接続作業が極めて困難
になってしまう。
【0017】本発明の目的は、軽量でしかも耐ノイズ性
及び耐放射線に優れた宇宙機器用モニターシステムを提
供することにある。
【0018】本発明の他の目的はセンサの設置及び接続
が極めて容易な宇宙機器用モニターシステムを提供する
ことにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
宇宙用機器をモニターする際に用いられ、複数のセンサ
を有し、該センサからの出力信号に応じて前記宇宙用機
器をモニターするモニターシステムにおいて、前記セン
サの各々に対応して前記センサの近傍に配置された前記
センサから出力されるアナログ信号をデジタル信号に変
換する変換装置を有し、前記変換装置の各々はネットワ
ークに接続されており、前記ネットワークに接続され前
記デジタル信号を収集する制御装置とを有することを特
徴とする宇宙機器用モニターシステムが得られる。
【0020】このように、センサからのアナログ信号を
センサ近傍でデジタル信号に変換して、デジタル信号を
ネットワーク上で伝送して制御装置に送るようにした
為、シールドケーブル等を用いることなく、耐ノイズ性
及び耐放射線を向上させることができ、その結果、ケー
ブル重量を極めて少なくすることができる。
【0021】そして、前記変換装置には、前記アナログ
信号を前記デジタル信号に変換する際前記センサを識別
するための符号を前記デジタル信号に付加する付加手段
が備えられており、前記ネットワークには前記デジタル
信号が多重化されて伝送されている。また、前記変換装
置は予め設定された送信タイミングで前記デジタル信号
を前記ネットワークに送出しており、前記変換装置は前
記アナログ信号で示される検出値が予め設定された異常
値を越えると前記送信タイミングに関係なく前記デジタ
ル信号を前記ネットワークに送出する。なお、前記ネッ
トワークには前記変換装置を前記ネットワークに接続す
るための接続部が設けられている。
【0022】このように、ネットワーク上に接続部を予
め設けておけば、単に接続部に変換装置を接続するだけ
でよく、その結果、センサの数が増えても容易にセンサ
の設置及び接続を行うことができる。また、デジタル信
号には、センサを識別するための符号が付加されている
から、制御装置において、容易にセンサを識別すること
ができる。
【0023】なお、前記センサは前記変換装置に一つの
ユニットとして構成するようにしてよい。そして、前記
ネットワークには、例えば、光ファイバーが用いられて
おり、この場合には、前記変換装置は前記デジタル信号
を光信号として前記ネットワークに送出する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下本発明について図面を参照し
て説明する。なお、以下の説明では、宇宙船に搭載され
た搭載機器(宇宙機器)をモニターするシステムについ
て説明するが、宇宙船に限らず、宇宙環境でセンサを用
いて搭載機器をモーターする場合に適用できる。
【0025】まず、図1を参照して、図1(a)に示す
ように、宇宙船11には、搭載機器(宇宙機器:図示せ
ず)を監視するためのセンサが多数配置されており(図
1(a)には8個のセンサ21乃至28のみが示されて
いるが実際には数百個のセンサが備えられている)、図
示の例では、これらセンサ21乃至28に近接してそれ
ぞれ信号変換装置41乃至48が配置され、センサ21
乃至28の出力(センサ信号:アナログ信号)は、それ
ぞれ信号変換装置41乃至48に与えられる。そして、
センサ21乃至28の出力(アナログ信号)は、それぞ
れ信号変換装置41乃至48で、後述するようにして、
デジタル信号に変換される。以下の説明では、信号変換
装置41乃至48から出力されるデジタル信号をそれぞ
れ第1乃至第8のデジタル信号と呼ぶことにする。
【0026】信号変換装置41乃至48は、後述するよ
うにして、通信ケーブル51によって相互に接続されて
おり、さらに、通信ケーブル51には搭載制御装置52
が接続されている。つまり、通信ケーブル51によって
信号変換装置41乃至48と搭載制御装置52が接続さ
れ、これによって、ネットワークが構成されている。通
信ケーブル51は、例えば、光ファイバーケーブルであ
り、この場合には、各信号変換装置には電気−光変換部
が備えられ、一方、搭載制御装置52には光−電気変換
部が備えられている。以下の説明では、通信ケーブル5
1は光ファイバーケーブルであるとして説明する。
【0027】ここで、図2(a)を参照して、いま、信
号変換装置41に注目すると、図示の例では、信号変換
装置41は、A/D変換機能(A/D変換部)、電気−
光変換機能(電気−光変換部)、タイマー機能(タイマ
ー部)、及び異常検知機能(異常検知部)を備えてい
る。図2に示すように、信号変換装置41は、接続装置
53によってネットワーク51に接続されており、セン
サ21から常時その出力信号(アナログ信号)を受けて
いる。
【0028】センサ21からのアナログ信号は、信号変
換装置でA/D変換される。この際、センサ毎に予め定
められたヘッダ部(例えば、センサ識別コード)が付与
される。その結果、第1のデジタル信号は、図2(b)
に示すフォーマットを有することになる。つまり、第1
のデジタル信号は、ヘッダ部とそれに連続するデータ部
とを有しており、データ部にはアナログ信号で示すセン
サ検出値が格納される。そして、第1のデジタル信号は
電気−光変換機能で、第1の光波長を有する第1の光信
号に変換される。なお、信号変換装置41が異常を検知
すると、ヘッダ部に異常検知の旨を付加するようにして
もよい。
【0029】信号変換装置41はタイマー機能で予め設
定さられた時間をカウントしており、この予め設定さら
れた時間が経過すると、第1の光信号をネットワーク5
1に送出する。そして、タイマー機能をリセットして再
び予め設定さられた時間をカウントする。つまり、予め
定められた送信タイミングで第1の光信号をネットワー
ク51に送出する。この送出タイミングは、例えば、セ
ンサの種類及びその配置位置に基づいて設定される。な
お、信号変換装置41はセンサからの出力信号が異常値
を示していると、タイマー機能のカウントに関係なく直
ちに第1の光信号を送出する。
【0030】信号変換装置42乃至48も信号変換装置
41と同様の機能を備えており、信号変換装置42乃至
48は接続装置(図示せず)でネットワークに接続され
ている。そして、信号変換装置42乃至48では、第2
乃至第8のデジタル信号を第2乃至第8の光信号に変換
してネットワーク51に送出する。第2乃至第8の光信
号は第2乃至第8の光波長を有しており、第1乃至第8
の光波長は互いに異なる。なお、ヘッダ部とデータ部と
で、合計4バイトとすると、センサが500個あって
も、全部で2000バイトであり、10Mバイト程度の
ネットワークでも、1/5000秒程度でデータを収集
できることになる。
【0031】再び、図2(a)に注目して、第1の光信
号は接続装置53でネットワーク上の光信号に合波され
る。接続装置53は、例えば、第1の光波長のみを通過
させる帯域フィルターを備えており、これによって、第
1の光信号はネットワーク上の光信号に合波される。同
様に、信号変換装置42乃至48に対応する接続装置
は、それぞれ第2乃至第8の光波長のみを通過させる帯
域フィルターを備えており、これによって、第2乃至第
8の光信号をそれぞれネットワーク51上の光信号に合
波する。このようにして、ネットワーク51上には、第
1乃至第8の光信号が合波、つまり、多重化された光信
号(多重化光信号)が伝送されることになる。信号変換
装置41と同様に、信号変換装置42乃至48において
も、それぞれセンサ22乃至28からの出力信号が異常
値を示していると、タイマー機能のカウントに関係なく
直ちに第2乃至第8の光信号を送出する。
【0032】なお、図2(a)に破線で示すようにハブ
装置(HUB:通信ケーブルをT字形又は放射線状に中
継接続する装置)54を用いて信号変換装置41をネッ
トワーク51に接続するようにしてもよい。
【0033】ここで、図1(b)を参照して、搭載制御
装置52は、ネットワーク装置52a、異常検出装置5
2b、搭載通信装置52c、及び機器制御装置52dを
備えており、ネットワーク装置52aによってネットワ
ーク51に接続されている。つまり、ネットワーク装置
52aはインターフェースとして機能している。図示の
例では、ネットワーク装置52aは、8個の帯域フィル
ター(第1乃至第8の帯域フィルター)を備えており、
第1乃至第8の帯域フィルターはそれぞれ第1乃至第8
の光波長の通過を許す。つまり、ネットワーク装置52
aは光多重化信号を分離して第1乃至第8の光信号を得
る。そして、ネットワーク装置52aは第1乃至第8の
光信号を光−電気変換部(図示せず)によって第1乃至
第8のデジタル信号に変換する。そして、これら第1乃
至第8のデジタル信号は異常検出装置52bに与えられ
る。
【0034】異常検出装置52bでは、第1乃至第8の
デジタル信号のヘッダ部によって、センサ種別、異常検
知の旨(ヘッダ部に異常検知の旨が付加されている場
合)を知り、さらに、データ部でその検出値を知ること
になる。そして、異常検出装置52bは第1乃至第8の
デジタル信号を搭載通信装置52cに送り、第1乃至第
8のデジタル信号は搭載通信装置52cで送信信号とし
て、地上施設61に送られる。
【0035】図3を参照して、地上施設61には、少な
くとも、地上通信装置61a、地上制御装置61b、表
示装置61c、記録装置61d、及び搭載機器制御装置
61eが備えられており、地上施設61においては、地
上通信装置61aによって、送信信号を受信信号として
受け、受信信号を復調して前述の第1乃至第8のデジタ
ル信号を得る。そして、これら第1乃至第8のデジタル
信号は、地上制御装置61bに与えられる。地上制御装
置61bでは第1乃至第8のデジタル信号から宇宙船搭
載機器(宇宙機器)の状態を知り、各搭載機器の状態を
表示装置61cに表示するとともに記録装置61dに記
録する。
【0036】さらに、地上制御装置61bは搭載機器の
制御も行う。例えば、前述の第1乃至第8のデジタル信
号に基づいて搭載機器のいずれかを制御する必要がある
際には、搭載機器制御装置61eを制御して、搭載機器
制御信号を送出する(この制御信号には制御する搭載機
器を示すコードと制御内容が含まれている)。この搭載
機器制御信号は地上通信装置61aから送信制御信号と
して宇宙船11に送られる。そして、搭載制御装置52
では、送信制御信号に基づいて該当する搭載機器を制御
する(地上施設61のからコマンドに応じて搭載機器を
制御する構成は、本発明とは直接的には関係ないので、
図1(b)には示されていない)。
【0037】再び、図1(b)を参照して、異常検出装
置52bでは、例えば、ヘッダ部にの異常検知の旨が付
加されている場合や、第1乃至第8のデジタル信号から
その検出値が予め設定された異常値を越えるとき、異常
が発生した搭載機器を特定して搭載機器制御装置52d
に異常信号を送出する。搭載機器制御装置52dは異常
信号を受けると、例えば、該当する搭載機器31を非常
停止等する。
【0038】上述の例では、センサからのアナログ信号
をセンサ近傍でデジタル信号に変換して、デジタル信号
(デジタル光信号)をネットワーク上で伝送して搭載制
御装置に送るようにした為、従来のようにシールドケー
ブルを用いることなく、耐ノイズ性及び耐放射線を向上
させることができ、その結果、ケーブル重量を極めて少
なくすることができる。
【0039】さらに、ネットワーク上に接続装置を予め
設けておけば、単に接続装置に信号変換装置を接続する
だけでよく、その結果、センサの数が増えても容易にセ
ンサの設置及び接続を行うことができる。
【0040】なお、上述の例では、ネットワーク上を光
多重化信号が伝送される例について説明したが、光変換
することになく、第1乃至第8のデジタル信号を多重化
してネットワーク上を伝送するようにしてもよい。
【0041】また、センサの数は8個として説明した
が、8個に限らず、N個(Nは2以上の整数)のセンサ
を有する場合に適用できる。そして、信号変換装置とセ
ンサとを一つのユニットに組み込むようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、セン
サからのアナログ信号をセンサ近傍でデジタル信号に変
換して、デジタル信号をネットワーク上で伝送して搭載
制御装置に送るようにした為、従来のようにシールドケ
ーブルを用いることなく、耐ノイズ性及び耐放射線を向
上させることができ、その結果、ケーブル重量を極めて
少なくすることができるという効果がある。
【0043】加えて、ネットワーク上に接続装置(接続
部)を予め設けておけば、単に接続装置に変換装置を接
続するだけでよく、その結果、従来のように端子盤への
接続を間違えることもなく、さらには、センサの数が増
えても容易にセンサの設置及び接続を行うことができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による宇宙機器モニターシステムの一例
を示すブロック図であり、(a)は宇宙船内における機
器配置を示す図、(b)は搭載制御装置の構成を示す図
である。
【図2】 図1(a)に示す信号変換装置の動作を説明
するための図であり、(a)は信号変換装置とネットワ
ークとの接続を示す図、(b)は信号フォーマットを示
す図である。
【図3】 地上施設の構成の一例を示す図である。
【図4】 従来の宇宙機器モニターシステムを示すブロ
ック図であり、(a)は宇宙船内における機器配置を示
す図、(b)は搭載制御装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
11 宇宙船 21乃至28 センサ 21a乃至28a ケーブル 29 従来の搭載制御装置 29a 端子盤 29b 切り替えSW 29c センサ制御部 29d SW制御部 29e 搭載通信装置 29f 機械制御部 30 地上施設 31 搭載機器 41乃至48 信号変換装置 51 通信ケーブル(光ファイバーケーブ
ル:ネットワーク) 52 搭載制御装置 52a ネットワーク装置 52b 異常検出装置 52c 搭載通信装置 52d 機器制御装置 53 接続装置 54 HUB 61 地上施設 61a 地上通信装置 61b 地上制御装置 61c 表示装置 61d 記録装置 61e 搭載機器制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 321 G08C 23/00 A (72)発明者 五十嵐 巖 名古屋市港区大江町10番地 三菱重工業株 式会社名古屋航空宇宙システム製作所内 Fターム(参考) 2F073 AA21 AA40 AB01 BB06 BC04 CC03 CC05 CC08 CD17 CD24 DE07 DE08 FG03 FG04 FH01 FH07 5K048 AA01 BA34 BA46 CA08 DA02 DA05 DB01 DB02 DC02 DC08 EA11 EB02 EB12 FB08 FC01 HA01 HA02 HA05 HA07 HA21

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の宇宙用機器をモニターする際に用
    いられ、複数のセンサを有し、該センサからの出力信号
    に応じて前記宇宙用機器をモニターするモニターシステ
    ムにおいて、前記センサの各々に対応して前記センサの
    近傍に配置された前記センサから出力されるアナログ信
    号をデジタル信号に変換する変換装置を有し、前記変換
    装置の各々はネットワークに接続されており、前記ネッ
    トワークに接続され前記デジタル信号を収集する制御装
    置とを有することを特徴とする宇宙機器用モニターシス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記変換装置には、前記アナログ信号を
    前記デジタル信号に変換する際前記センサを識別するた
    めの符号を前記デジタル信号に付加する付加手段が備え
    られていることを特徴とする請求項1に記載の宇宙機器
    用モニターシステム。
  3. 【請求項3】 前記ネットワークには前記デジタル信号
    が多重化されて伝送されていることを特徴とする請求項
    1に記載の宇宙機器用モニターシステム。
  4. 【請求項4】 前記変換装置は予め設定された送信タイ
    ミングで前記デジタル信号を前記ネットワークに送出す
    るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の宇宙機
    器用モニターシステム。
  5. 【請求項5】 前記変換装置は前記アナログ信号で示さ
    れる検出値が予め設定された異常値を越えると前記送信
    タイミングに関係なく前記デジタル信号を前記ネットワ
    ークに送出するようにしたことを特徴とする請求項1に
    記載の宇宙機器用モニターシステム。
  6. 【請求項6】 前記ネットワークには前記変換装置を前
    記ネットワークに接続するための接続部が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の宇宙機器用モニター
    システム。
  7. 【請求項7】 前記センサと前記変換装置に一つのユニ
    ットとして構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の宇宙機器用モニターシステム。
  8. 【請求項8】 前記ネットワークには光ファイバーが用
    いられており、前記変換装置は前記デジタル信号を光信
    号として前記ネットワークに送出するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の宇宙機器用モニターシステ
    ム。
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