JP2002356002A - レーザプリンタ - Google Patents

レーザプリンタ

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JP2002356002A
JP2002356002A JP2001162846A JP2001162846A JP2002356002A JP 2002356002 A JP2002356002 A JP 2002356002A JP 2001162846 A JP2001162846 A JP 2001162846A JP 2001162846 A JP2001162846 A JP 2001162846A JP 2002356002 A JP2002356002 A JP 2002356002A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザプリンタの内部にレーザスキャナユニ
ットを固定すると、定着ユニットからの熱影響が避けら
れず、開閉する外装カバーにレーザスキャナユニットを
設けると、外装カバーの開時にポリゴンミラー駆動モー
タが傷むことがある。 【解決手段】 本体に開閉可能に設けた外装カバー7
と、レーザスキャナユニット25とを別体とし、レーザ
スキャナユニット25を支持する支持部材32を設け、
レーザスキャナユニット25は、プロセスユニット13
の上方に配置し、外装カバー7の回動軸と、支持部材3
2の支点軸33とを、互いに直交する方向に配置し、外
装カバー7の開閉を検知する検知手段35を設け、外装
カバー7の開状態が検知されると、レーザスキャナユニ
ット25への電力供給をオフとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタに
関し、特に、レーザスキャナユニットへの熱影響および
寿命低下を防止する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にレーザプリンタは、複合機の一部
を形成する場合、単体で使用される場合のいずれであっ
ても、その内部に配置される画像記録部には、現像器及
び感光体を備えたプロセスユニットが設けられている。
このプロセスユニットは、トナーが消耗したとき、ある
いはプロセスユニットの下方に配置される用紙搬送路で
ジャムが発生したとき等のために、上方に着脱自在とし
ている。上記装置において、プロセスユニットを着脱自
在とするために、レーザスキャナユニットは、定着装置
の近傍に配置せざるを得なかった。しかし、定着装置の
近傍に配置する場合には、定着装置から出る熱の影響に
より、レーザスキャナユニット内部のミラーやレンズが
変形したりすることがあった。そうすると、安定した印
字画像を得ることができないという問題がある。そこ
で、クラムシェル型のプリンタ、複写機、FAX等で
は、外装カバーにプロセスユニットを設けることによ
り、プロセスユニットの着脱を容易にしつつ、レーザス
キャナユニットを定着装置から離して定着装置の熱の影
響を受けないようにすることがある。このような装置に
おいては、外装カバーを開いたときに安全装置が作動し
て、レーザスキャナユニットが備えるレーザ光学系への
電力供給を断つ構成が用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したクラ
ムシェル型の装置のように、レーザスキャナユニットを
外装カバーに設けている場合には、外装カバーの開状態
が検知されると同時に電力供給を断ったとしても、レー
ザスキャナユニット内に配置されるポリゴンミラーは慣
性により、電力遮断直後から数秒間は回転し続けてしま
うことになる。この結果、外装カバーの開放動作中(即
ち、ポリゴンミラー駆動モータが傾斜している状態)で
ポリゴンミラーが慣性により回転し続ける自体となり、
慣性回転するモータ軸が精密部品であるモータ軸受けに
負荷を与え、感光体ドラムに形成される静電潜像が乱れ
るほか、さらにはモータの寿命が短くなるという問題が
ある。つまり、外装カバーにレーザスキャナユニットを
設ける場合は、レーザスキャナユニットへの電力遮断の
タイミングが遅れて不具合を生じる一方で、別体として
レーザスキャナユニットを設けると、配設のスペースの
関係から定着装置の近傍に設けざるを得ない。つまり、
外装カバーにレーザスキャナユニットを設ける場合は、
レーザスキャナユニットへの電力遮断のタイミングが遅
れて不具合を生じる一方で、別体としてレーザスキャナ
ユニットを設けると、配設の自由度を損ない、定着器の
熱影響を受けてしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、請求項1においては、少なく
ともレーザスキャナユニットを覆う外装カバーを、レー
ザスキャナユニットとは別途に開閉可能に設けたもので
ある。
【0005】請求項2においては、レーザスキャナユニ
ットを支持する支持部材を設け、該支持部材を本体から
開放する方向へ回動可能に取り付けたものである。
【0006】請求項3においては、レーザスキャナユニ
ットは、プロセスユニットの上方に配置されるものであ
る。
【0007】請求項4においては、外装カバーの支点軸
と、レーザスキャナユニットを支持する支持部材の支点
軸とを、互いに直交する方向に配置したものである。
【0008】請求項5においては、外装カバーの開閉を
検知する検知手段を設け、外装カバーの開状態が検知さ
れると、レーザスキャナユニットへの電力供給をオフと
するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のレーザプリンタ6が適用
される複合機1の概略構成について、図1、図2を用い
て説明する。図1は複合機1を示す全体斜視図であり、
図2は複合機1を示す正面断面図である。本実施例で
は、本発明のレーザプリンタ6を、ファクシミリ機能と
コピー機能とを備えた複合機1に適用している。複合機
1は画像読取装置とレーザプリンタ6である画像記録装
置とを備えており、画像読取装置は、自動原稿送り装置
2と画像読取部3とを備えている。自動原稿送り装置2
は画像読取部3の上方に配置される。また、レーザプリ
ンタ6である画像記録装置は、画像記録部4と用紙給紙
部5とを備えている。用紙給紙部5は画像記録部4の下
方に配置される。以下の説明においては便宜的に、図1
に示す矢印Aの方向を複合機1の前方(正面側)とす
る。
【0010】自動原稿送り装置2および画像読取部3
は、複合機1本体の左上部に配置される。また、自動原
稿送り装置2の右方には、外装カバー7が複合機1本体
に対して、回動自在に設けられている。外装カバー7の
詳細な構成は後述する。外装カバー7の上面には、原稿
排出トレイ10が形成されるとともに、その上方に原稿
供給トレイ9が載置されている。原稿供給トレイ9上に
載置された原稿は、自動原稿送り装置2により一枚ずつ
ピックアップされて、該自動原稿送り装置2内部を搬送
され、しかる後に原稿排出トレイ10へ排出される。ま
た、画像読取部3には、光源、ミラーを備えた走査体等
からなる画像読取機構が収納されると共に、画像読取部
3の上面にプラテンガラスを設けている。該プラテンガ
ラスは前後方向に延出しており、自動原稿送り装置2内
の原稿が該プラテンガラスのすぐ上方を左から右へと通
過する。前記プラテンガラスは、複合機1の扱う最大原
稿幅より長く形成されている。このため前記原稿は、搬
送されるに伴って(搬送路外側に面する)全面がプラテ
ンガラスの上方を通過し、該プラテンガラス上方を通過
する原稿を、前記走査体により走査して、読取りが行わ
れるようにしている。
【0011】用紙給紙部5には、複合機1本体に対して
着脱可能とした給紙カセット11が挿入されており、該
給紙カセット11内部に、用紙が積層して収納される。
該給紙カセット11は、前記前方に引き出すことで複合
機1本体より取り外せるように構成している。給紙カセ
ット11には、用紙押圧板12が一端部(下端部)を支
点として回動可能に設けられ、図示せぬ押圧バネにより
上方へ付勢されるようにしている。そして、用紙押圧板
12の上に積層された最上層の用紙が、図示せぬ給紙ロ
ーラにより一枚だけ分離されて、画像記録部4へ給送さ
れるようにしている。
【0012】画像記録部4の構成について、図2、図3
を用いて説明する。図3は支持部材32の回動構成を示
す正面断面図である。図2、図3に示すように、給紙カ
セット11の上方には、プロセスユニット13が配置さ
れている。プロセスユニット13は、ドラムユニット1
5と現像ユニット14とを組み合わせて構成されるもの
である。現像ユニット14は、トナーを収容するトナー
ケース19、供給ローラ21、現像ローラ20等が配置
されている。供給ローラ21は、トナーケース19から
トナーを帯電させつつ現像ローラ20に供給するもので
ある。現像ローラ20は、供給ローラ21から供給され
たトナーを感光体ドラム16に供給する。ドラムユニッ
ト15には、外周面に光導電膜を有する感光体ドラム1
6、転写ローラ17、ブラシローラ式の帯電器としての
帯電ブラシ18、イレーサブラシ等が配置されている。
感光体ドラム16は駆動源(図示せず)により回転さ
れ、この感光体ドラム16に対向して配置された転写ロ
ーラ17は、用紙搬送路を挟んで感光体ドラム16の外
周面と接触するように回転可能に配置される。また、感
光体ドラム16の周囲に配置された帯電ブラシ18は、
回転しながら感光体ドラムの外周面を一様に帯電させ
る。感光体ドラム16の上方に配置されたレーザスキャ
ナユニット25は、入力された画情報に基づき感光体ド
ラム16に光を照射し、ドラム外周面に画情報に対応す
る静電潜像を形成する。さらに、感光体ドラム16の周
囲に配置されたイレーサブラシは、転写後にも感光体ド
ラム16の外周面に残留したトナー像を分散させるため
のものである。
【0013】プロセスユニット13の左方(用紙給送方
向の下流側)には、定着装置22が設けられている。定
着装置22は、ハロゲンランプ等のヒータを有する加熱
ローラ23、プレスローラ24等で構成される。加熱ロ
ーラ23のヒータはヒータ駆動回路(図示せず)により
所定温度に加熱される。加熱ローラ23とプレスローラ
24は、転写ローラ17により、トナー像が形成された
用紙を加熱・押圧することにより、用紙上のトナー像を
定着させている。即ち、帯電ブラシ18により、感光体
ドラム16が一様に帯電され、その感光体ドラム16に
レーザスキャナユニット25により光照射され、画情報
に対応する静電潜像が形成される。この感光体ドラム1
6上の静電潜像に現像ローラ20によりトナーが吸着さ
れて、感光体ドラム16上に画像が形成される。そし
て、転写ローラ17により感光体ドラム16上のトナー
像が用紙に転写される。転写後は、加熱ローラ23とプ
レスローラ24により構成される定着装置により、用紙
が加熱・押圧され、用紙にトナー像が永久像として定着
される。
【0014】プロセスユニット13の左方(用紙給送方
向の下流側)には、定着装置22が設けられている。定
着装置22は、加熱ローラ23と、加熱ローラ23に対
向して配置されるプレスローラ24とを備えている。そ
して、給送される用紙をプレスローラ24により加熱ロ
ーラ23に向けて押圧し、前記プロセスユニット13に
おいて用紙上に転写されたトナーを加熱ローラ23によ
り加熱溶融させて定着するようにしている。
【0015】プロセスユニット13の上方には、図2に
示すように、レーザスキャナユニット25が配置されて
いる。レーザスキャナユニット25は、前記画像読取部
3で読み取った電子情報(コピー装置として利用の場
合)、もしくは送信された電子情報(ファクシミリ装置
として利用の場合)を、レーザビームに変換して感光体
ドラム16へ向けて射出し、該感光体ドラム16上に、
静電潜像が形成されるようにしている。前述したよう
に、プロセスユニット13の左方には定着装置22が配
置されており、レーザスキャナユニット25と定着装置
22とが相互に離間したレイアウトとなるようにしてい
る。これは、熱の影響によりレーザスキャナユニット2
5の性能が低下するのを防止すべく、定着装置22で発
生する熱ができ得る限りレーザスキャナユニット25に
伝播しないようにするためである。
【0016】レーザスキャナユニット25について、図
4を用いて説明する。図4はレーザスキャナユニット2
5の構成を示すブロック図である。図4に示すように、
レーザスキャナユニット25には、発光ダイオードであ
るレーザ光源26、コリメータレンズ27、シリンダレ
ンズ28、ポリゴンミラー29が備えられている。レー
ザ光源26で射出されたレーザビームは、コリメータレ
ンズ27で平行ビームに整形され、シリンダレンズ28
で集光される。この作業は、レーザ光源26での拡散光
を、平行光とするために行われる。そして、シリンダレ
ンズ28で集光されたレーザビームをポリゴンミラー2
9に照射し、該レーザビームはポリゴンミラー29で偏
光される。偏光されたレーザビームは、fθレンズ30
を介して前記感光体ドラム16上に集光され、該感光体
ドラム16上に静電潜像が形成される。なお、図4中で
は、ポリゴンミラー29の一側より入射したレーザビー
ムが、ポリゴンミラー29を透過して他側より射出され
るように描いているが、実際には、多面鏡に形成される
ポリゴンミラー29で、入射光は反射されるものであ
る。図4は概念図としており、実際には、レーザ光源2
6およびfθレンズ30は対向する位置ではなく、ポリ
ゴンミラー29に対して同側に設けられる。
【0017】ポリゴンミラー29は、上下方向(給送さ
れる用紙面に垂直となる方向)に設けた回動軸に固設さ
れており、ポリゴンミラー駆動モータ31により回動す
るようにしている。ポリゴンミラー駆動モータ31も、
レーザスキャナユニット25に設けられている。ポリゴ
ンミラー29の回動により、ポリゴンミラー29で反射
したレーザビームは、照射方向が左右にずれる。正確に
は、照射方向は、左右の一側より他側に向けて変化す
る。そして、ポリゴンミラー29で反射したレーザビー
ムが、fθレンズ30を介し、感光体ドラム16上で左
右一側より他側まで照射されるようにしている。この作
業は、画像読取部3で走査体が、プラテンガラス上の原
稿を左右方向に読取る作業と対応している。レーザービ
ームを感光体ドラム16上で左右一側より他側まで照射
することで、該感光体ドラム16上に書き込み(静電潜
像の形成)を行うものである。
【0018】レーザスキャナユニット25のケーシング
には射出孔25aが設けられており、この射出孔25a
は長手方向を前後方向とする長孔に形成されている。前
記fθレンズ30で反射されたレーザビームが該射出孔
25aより射出され、該レーザビームが直下方に位置す
る感光体ドラム16へ到達するようにしている。
【0019】以上に説明した構成のレーザスキャナユニ
ット25は、支持部材32により支持される構成となっ
ている。この支持部材32は図3に示すように、該支持
部材32の一端部(左端部)に設けた支点軸33を回動
支点とし、複合機1本体から開放される方向(上方)へ
回動可能に取り付けられている。前記支点軸33は前後
方向に配置され、複合機1のケーシングに支持されてい
る。また、支持部材32の他端部(支点軸33の左右反
対側)にはロック機構34が設けられており、該ロック
機構34により、支持部材32が前記現像ユニット14
のケーシングにロックされるようにしている。そして、
支持部材32の閉状態において、支持部材32に設けた
レーザスキャナユニット25の位置決めが行われるよう
にしている。
【0020】以上構成により、レーザスキャナユニット
25の配置に自由度が増し、例えば、レーザスキャナユ
ニット25の配置位置に依らず、例えばレーザスキャナ
ユニット25をプロセスユニット13の上方に配置して
も、レーザスキャナユニット25がプロセスユニット1
3の着脱の支障となることがない。
【0021】外装カバー7および支持部材32の開閉に
ついて、図5、図6を用いて説明する。図5は外装カバ
ー7の開状態を示す複合機1の斜視図であり、図6は外
装カバー7および支持部材32の開状態を示す複合機1
の斜視図である。前記外装カバー7は、図2、図3に示
すように、レーザスキャナユニット25を備えた支持部
材32の上方に配置される。外装カバー7の一端部(奥
側の端部)には支点軸が設けられており、該支点軸は複
合機1のケーシングに左右方向に設けられている。以上
構成により、外装カバー7は図5、図6に示すように、
外装カバー7の後端部を回動支点として回動し、複合機
1に開閉可能に設けられている。外装カバー7の前記支
点軸は、支持部材32の支点軸33よりも外側(上方)
に設けられている。このため、外装カバー7および支持
部材32を閉状態とすると、外装カバー7は支持部材3
2の外側(上方)に位置する。
【0022】つまり、外装カバー7は、少なくともレー
ザスキャナユニット25を覆うものであると共に、レー
ザスキャナユニット25とは別途に、複合機1本体に対
して開閉可能に設けられるものである。以上構成によ
り、定着ユニット22の熱によるレーザスキャナユニッ
ト25内部のポリゴンミラー29の変形等の熱変形を防
止できる。このため、安定した印字性能を得ることがで
きる。
【0023】前述したように、外装カバー7の支点軸
は、軸方向を左右方向としている。また、レーザスキャ
ナユニット25を支持する支持部材32の支点軸33
は、軸方向を前後方向としている。したがって、外装カ
バー7の支点軸と支持部材32の支点軸33とは、平面
視において互いに垂直な方向に配置されている。この結
果外装カバー7および支持部材32の双方を開状態とす
ると、図6に示すような状態となる。このため、例え
ば、支持部材32を開状態としたまま外装カバー7が閉
じられようとすると、外装カバー7の底面(外装カバー
7の閉状態で内側に位置する面)が支持部材32の側面
に突き当たって、そのような外装カバー7の閉動作は規
制されることになる。一方、両支点軸(外装カバー7お
よび支持部材32の支点軸)を互いに平行に設けた場合
は、誤って外装カバー7が閉じられた際に、支持部材3
2もつられて閉じてしまい、精密部品である、前記プロ
セスユニット13および支持部材32内のレーザスキャ
ナユニット25に衝撃が発生して、ポリゴンミラー等が
変形してしまうおそれがある。本発明は、両支点軸を垂
直に設けることで、以上の不具合の発生を防止するよう
にしている。
【0024】次に、外装カバー7の開時に、レーザスキ
ャナユニット25への電力供給を停止させる機構につい
て、図2、図4を用いて説明する。図2に示すように、
複合機1のケーシングの内側の上部前端には、検知手段
35が設けられている。検知手段35は押しボタンスイ
ッチに構成されており、ボタン35aは検知手段35本
体に対して進退可能に設けられ、また、上方に突出する
よう付勢されている。ボタン35aが外装カバー7によ
り押下されて検知手段35本体に押し込まれた状態が、
検知手段35のオン状態であり、押圧が解除されてボタ
ン35aが検知手段35本体より伸び出ている状態が、
検知手段35のオフ状態である。したがって、外装カバ
ー7の開状態では検知手段35はオフ状態であり、外装
カバー7の閉状態では検知手段35がオン状態となる。
【0025】図4に示すように、前記レーザ光源26お
よびポリゴンミラー駆動モータ31は、スイッチ36を
介して電源37に接続されており、該電源37からの電
力供給を受けて駆動可能としている。スイッチ36およ
び電源37は、レーザプリンタ6内部に収納されてい
る。スイッチ36は、前記電力供給の入切を切り換える
スイッチであり、前記検知手段35と信号伝達可能に接
続されている。そして、検知手段35のオン状態ではス
イッチ36もオン状態となって、前記電力供給が行われ
るようにし、検知手段35のオフ状態ではスイッチ36
がオフ状態となって、前記電力供給が停止されるように
している。つまり、外装カバー7の開状態を検知手段3
5が検知する(検知手段35がオフ状態)と、スイッチ
36がオフ状態となって、レーザスキャナユニット25
への電力供給が停止されるようにしている。
【0026】外装カバー7が開放された状態において、
レーザスキャナユニット25への電力供給が停止してい
ないと、レーザスキャナユニット25の駆動状態で、支
持部材32を誤って開放(回動)させてしまうことがあ
る。レーザスキャナユニット25の駆動状態で支持部材
32を回動させると、レーザスキャナユニット25より
複合機1外部に向けてレーザビームが射出されてしま
う。また、ポリゴンミラー駆動モータ31が外装カバー
7の開状態で駆動し続けると、ポリゴンミラー29を支
持する回動軸が上下方向より傾いて、該回動軸が軸受け
部材との間で摩耗してしまうことになる。つまり、ポリ
ゴンミラー駆動モータ31の寿命が短くなってしまう。
【0027】本発明は、これらの不具合を防止するもの
である。即ち、通常ではレーザプリンタ6は支持部材3
2も外装カバー7も閉じた状態で使用されるが、紙詰ま
り等が発生した場合に、紙を取り除くべくユーザは外装
カバー7を開放する。この外装カバー7の開放の瞬間に
前記スイッチ36がオフ状態となるので、レーザスキャ
ナユニット25への電力供給が停止される。レーザスキ
ャナユニット25は、開放される外装カバー7ではな
く、内部で閉状態で静止している支持部材32に取り付
けられているから、電力遮断直後にレーザスキャナユニ
ット25内部でポリゴンミラー29が慣性回転していて
も、上述のようなポリゴンミラー駆動モータ31の寿命
の問題は生じない。また、レーザービーム漏出の問題も
発生しない。外装カバー7が完全に開放されてから、ユ
ーザは次に支持部材32を開放する。このときに該支持
部材32に取り付けられる前記レーザスキャナユニット
25は傾けられるが、前記外装カバー7が完全開放状態
になる頃には前記ポリゴンミラーの慣性回転は停止して
いるから、モータ軸の軸受に大きな負荷が加わるのを防
止でき、モータの寿命が短縮されるのを防ぐことができ
る。
【0028】
【発明の効果】少なくともレーザスキャナユニットを覆
う外装カバーを、レーザスキャナユニットとは別途に開
閉可能に設けたので、定着ユニットの熱によるレーザス
キャナユニット内部のポリゴンミラー変形等の熱変形を
防止できる。このため、安定した印字性能を得ることが
できる。
【0029】レーザスキャナユニットを支持する支持部
材を設け、該支持部材を本体から開放する方向へ回動可
能に取り付けたので、レーザスキャナユニットの配置に
自由度が増し、例えば、レーザスキャナユニットの配置
位置に依らず、例えばレーザスキャナユニットをプロセ
スユニットの上方に配置しても、レーザスキャナユニッ
トがプロセスユニットの着脱の支障となることがない。
【0030】レーザスキャナユニットは、プロセスユニ
ットの上方に配置されるので、定着ユニットから離間し
た位置にレーザスキャナユニットを配置することがで
き、定着ユニットによる熱影響をレーザスキャナユニッ
トが受けることが無く、印字性能の低下を防止できる。
【0031】外装カバーの回動軸と、レーザスキャナユ
ニットを支持する支持部材の回動軸とを、互いに直交す
る方向に配置したので、内部の支持部材が開放されてい
る状態で外装カバーを誤って閉じてしまっても、内部カ
バーたる支持部材がつられて閉じてしまうことを防止で
きる。特に、支持部材にレーザスキャナユニットを配置
している場合は、外装カバーにつられて支持部材が閉じ
られると、レーザスキャナユニットに強い衝撃が加えら
れてポリゴンミラー等が変形してしまうおそれがある
が、これを防止することができる。
【0032】外装カバーの開閉を検知する検知手段を設
け、外装カバーの開状態が検知されると、レーザスキャ
ナユニットへの電力供給をオフとするので、まず、外装
カバーを開いた時点で既にレーザスキャナユニットへの
電力供給が断たれるから、レーザビームが外部へ漏れる
のを防止することができる。また、外装カバーを開放し
た段階でポリゴンミラー駆動モータへの電力供給が停止
されるので、次に内部カバーたる支持部材を開放する際
には、前記モータの慣性回転を停止状態にすることがで
きる。従って、前記モータのモータ軸が傾いたまま慣性
回転して軸と軸受けとの間で摩耗し、該モータの寿命が
短縮されるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複合機1を示す全体斜視図である。
【図2】複合機1を示す正面断面図である。
【図3】支持部材32の回動構成を示す正面断面図であ
る。
【図4】レーザスキャナユニット25の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】外装カバー7の開状態を示す複合機1の斜視図
である。
【図6】外装カバー7および支持部材32の開状態を示
す複合機1の斜視図である。
【符号の説明】
1 複合機 6 レーザプリンタ 7 外装カバー 13 プロセスユニット 22 定着ユニット 25 レーザスキャナユニット 32 支持部材 33 支点軸 35 検知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41J 29/12 A Fターム(参考) 2C061 AP07 AQ06 BB17 BB19 BB35 CD07 CD11 CD16 CD28 2C362 AA43 AA73 DA01 EA11 2H027 DA26 DE04 DE07 DE10 JA18 JC05 JC16 ZA01 ZA04 2H071 AA26 AA42 BA03 BA13 DA02 DA34 EA04 EA08 EA16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともレーザスキャナユニットを覆
    う外装カバーを、レーザスキャナユニットとは別途に開
    閉可能に設けたことを特徴とするレーザプリンタ。
  2. 【請求項2】 レーザスキャナユニットを支持する支持
    部材を設け、該支持部材を本体から開放する方向へ回動
    可能に取り付けたことを特徴とする請求項1記載のレー
    ザプリンタ。
  3. 【請求項3】 レーザスキャナユニットは、プロセスユ
    ニットの上方に配置されることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載のレーザプリンタ。
  4. 【請求項4】 外装カバーの支点軸と、レーザスキャナ
    ユニットを支持する支持部材の支点軸とを、互いに直交
    する方向に配置したことを特徴とする請求項2記載のレ
    ーザプリンタ。
  5. 【請求項5】 外装カバーの開閉を検知する検知手段を
    設け、外装カバーの開状態が検知されると、レーザスキ
    ャナユニットへの電力供給をオフとすることを特徴とす
    る請求項2から請求項4のいずれかに記載のレーザプリ
    ンタ。
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