JP2002355132A - 厨房組み込み型生ごみ処理装置 - Google Patents

厨房組み込み型生ごみ処理装置

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JP2002355132A
JP2002355132A JP2001158010A JP2001158010A JP2002355132A JP 2002355132 A JP2002355132 A JP 2002355132A JP 2001158010 A JP2001158010 A JP 2001158010A JP 2001158010 A JP2001158010 A JP 2001158010A JP 2002355132 A JP2002355132 A JP 2002355132A
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JP
Japan
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lid
garbage disposal
garbage
kitchen
tank
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Withdrawn
Application number
JP2001158010A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Omura
浩之 大村
Kazumasa Rokushima
一雅 六嶋
Takayoshi Nakaoka
敬善 中岡
Shigeyuki Yamaguchi
重行 山口
Hideaki Yamada
秀昭 山田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生ごみ処理槽を引き出し構造とした上、生ご
み処理槽を引き出したときに蓋が開くと共に生ごみ処理
槽の収納時に蓋が閉じるようにする。 【解決手段】 生ごみを処理する生ごみ処理槽4を収納
するための前面を開口した収納部3を厨房キャビネット
1に設けると共に厨房キャビネット1の収納部3に生ご
み処理槽4をスライドレール5にて引き出し状に出し入
れ自在になるように装着する。生ごみ処理槽4の上面開
口を閉塞し得る蓋13を上下に回転自在に装着して蓋1
3を開閉自在にする。蓋13から連出したアーム15の
先端にローラ16を設けると共に収納部3に上記ローラ
16が倣って蓋13を開閉させるガイドレール17を設
ける。生ごみ処理槽4を収納部3に収納した状態で蓋1
3が閉じ且つ生ごみ処理槽4を引き出すに従って蓋13
が徐々に開くようにローラ16が倣う形状にガイドレー
ル17を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台所の厨房キャビ
ネットにビルトインした厨房組み込み型生ごみ処理装置
に関し、詳しくは生ごみ処理槽を引き出し状に出し入れ
できるようにした厨房組み込み型生ごみ処理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、生ごみ処理槽を厨房キャビネット
内に設置することで、調理時に発生した生ごみをその場
で容易に処理できるようにした生ごみ処理装置が多数提
供されている。図20に厨房組み込み型の生ごみ処理装
置の一例を示す。厨房キャビネット1のシンク2の下に
は前面を開口せる収納部3を設けてあり、この収納部3
に対して引き出し状に出し入れ自在になるように生ごみ
処理槽4をスライドレール5にてスライド自在になるよ
うに装着してある。
【0003】生ごみ処理槽4は上面を開口せる外槽6内
に上面を開口せる処理容器7を内装して形成されてい
る。処理容器7は中に生ごみを投入して処理する容器で
あって、取っ手8を持つことで処理容器7を取り出し、
処理残滓等を取り出すことができるようになっている。
また生ごみ処理槽4にはモータ9にて駆動される攪拌羽
根10を設けてあり、生ごみを処理するとき生ごみを攪
拌することができるようになっている。生ごみ処理槽4
の前面には厨房キャビネット1の前面と同じような外観
の前面板11を装着してある。また収納部3内には臭気
を脱臭する脱臭器12や、生ごみ処理槽4を収納部3に
収納したとき生ごみ処理槽4の上面開口を閉塞する蓋1
3を設けてあり、蓋13には生ごみを加熱乾燥する加熱
乾燥ブロック14を設けてある。この加熱乾燥ブロック
14はヒータとファンとで構成されており、生ごみ処理
槽4を収納部3に収納した状態で加熱乾燥ブロック14
から高温の熱風を送風して生ごみを加熱乾燥処理するこ
とができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、乾燥
動作時にファンを運転して内部の水蒸気を脱臭して排気
するが、乾燥ごみの排気経路への吸い込み防止と、ヒー
タやファンへの繊維質の巻き込みを防止するためにヒー
タカバーが設けられている。そのためユーザが適宜、ヒ
ータカバーに付着したごみや汚れを取り除く必要があ
る。加熱乾燥ブロック14を有する蓋13を厨房キャビ
ネット1の収納部3内に設けた場合、ヒータカバーの汚
れ具合の視認や掃除が困難である。また蓋13が収納部
3の上部に固定的に設けてあり、生ごみ処理槽4を収納
部3に収納したときに生ごみ処理槽4の上面と蓋13と
の間に隙間が開き、気密性を保持できなくて断熱性等が
損なわれて熱効率が悪いという問題がある。
【0005】この問題を解決するため、加熱乾燥ブロッ
ク14を有する蓋13を生ごみ処理槽4に開閉自在に取
り付け、蓋13毎生ごみ処理槽4を引き出すことででき
るようにすることも考えられるが、生ごみ処理槽4を引
き出した後に蓋13を手で開けて生ごみを投入し、再び
蓋13を閉じて収納する必要があり、生ごみの投入に手
間がかかるという問題がある。
【0006】本発明は叙述の点に鑑みてなされたもので
あって、生ごみ処理槽を引き出し構造とした上、生ごみ
処理槽を引き出したときに蓋が開くと共に生ごみ処理槽
の収納時に蓋が閉じる厨房組み込み型生ごみ処理装置を
提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の厨房組み込み型生ごみ処理装置は、生ごみを処
理する生ごみ処理槽4を収納するための前面を開口した
収納部3を厨房キャビネット1に設けると共に厨房キャ
ビネット1の収納部3に生ごみ処理槽4をスライドレー
ル5にて引き出し状に出し入れ自在になるように装着
し、生ごみ処理槽4の上面開口を閉塞し得る蓋13を上
下に回転自在に装着して蓋13を開閉自在にし、蓋13
から連出したアーム15の先端にローラ16を設けると
共に収納部3に上記ローラ16が倣って蓋13を開閉さ
せるガイドレール17を設け、生ごみ処理槽4を収納部
3に収納した状態で蓋13が閉じ且つ生ごみ処理槽4を
引き出すに従って蓋13が徐々に開くようにローラ16
が倣う形状にガイドレール17を形成したことを特徴と
する。生ごみ処理槽4をスライドレール5にてスライド
させて出し入れしたときアーム15のローラ16がガイ
ドレール17に沿って倣い、生ごみ処理槽4を引き出し
たとき蓋13が自動的に開き、生ごみ処理槽4を収納し
たとき蓋13が自動的に閉じる。従って生ごみ処理槽4
の引き出し動作と同時に蓋13が開くのでそのまま生ご
み処理槽4に生ごみの投入ができ、また生ごみ処理槽4
の収納動作と同時に蓋13が閉じるため片手または膝で
生ごみ処理槽4を手間なく収納することができる。
【0008】またガイドレール17の前面開口側の先端
を下方に向けて略垂直に折り曲げて垂下片18を設け、
生ごみ処理槽4を引き出したときローラ16が垂下片1
8に当たって止まると共に生ごみ処理槽4内の処理容器
7が上面開口から取り出し可能な角度まで蓋13を開け
るようにし、ローラ16が垂下片18に当たった状態よ
り蓋13の開度をさらに広げることによりローラ16が
ガイドレール17から外れて生ごみ処理槽4をスライド
レール5から取り外し可能になるようにしたことを特徴
とすることも好ましい。このようにしたことでローラ1
6が垂下片18に当たる位置まで生ごみ処理槽4を引き
出したとき蓋13を十分に開いて処理容器7を取り出す
ことができる。また蓋13をさらに開いてローラ16を
ガイドレール17から外すことにより生ごみ処理槽4を
厨房キャビネット1から取り外して容易に点検、修理が
できる。
【0009】また生ごみを処理する生ごみ処理槽4を収
納するための前面を開口した収納部3を厨房キャビネッ
ト1に設けると共に厨房キャビネット1の収納部3に生
ごみ処理槽4をスライドレール5にて引き出し状に出し
入れ自在になるように装着し、生ごみ処理槽4の上面開
口を閉塞し得る蓋13を回転軸19にて上下に回転自在
に装着して蓋13を開閉自在にすると共に蓋13が開く
方向に付勢するねじりコイルばね20を回転軸19に設
け、生ごみ処理槽4を引き出したときにねじりコイルば
ね20の巻き戻し力で蓋13を開くと共に生ごみ処理槽
4を収納部3に収納したときにねじりコイルばね20の
ばね力に抗して蓋13を押さえて閉じるようにしたこと
を特徴とすることも好ましい。生ごみ処理槽4を引き出
したときねじりコイルばね20の巻き戻し力で自動的に
蓋13が開き、生ごみ処理槽4を収納部3に収納したと
きねじりコイルばね20のばね力に抗して蓋13が自動
的に閉じる。従って生ごみ処理槽4の引き出し動作と同
時に蓋13が開くのでそのまま生ごみ処理槽4に生ごみ
の投入ができ、また生ごみ処理槽4の収納動作と同時に
蓋13が閉じるため片手または膝で生ごみ処理槽4を手
間なく収納することができる。
【0010】また蓋13には生ごみ処理槽4との間をシ
ールするパッキン21を設けると共に生ごみ処理槽4を
厨房キャビネット1の収納部3内に収納したとき蓋13
の天面に接触して蓋13を押さえることによりパッキン
21を蓋13や生ごみ処理槽4に密着させるローラ22
を設けたことを特徴とすることも好ましい。生ごみ処理
槽4を収納部3に収納したときパッキン21が強く密着
して厨房キャビネット1内への臭気漏れを防ぐことがで
きる。
【0011】また生ごみを処理する生ごみ処理槽4を収
納するための前面を開口した収納部3を厨房キャビネッ
ト1に設けると共に厨房キャビネット1の収納部3に生
ごみ処理槽4をスライドレール5にて引き出し状に出し
入れ自在になるように装着し、生ごみ処理槽4の上面開
口を閉塞し得る蓋13を収納部3内の上部に上下動自在
に配置し、生ごみ処理槽4を収納部3に収納したとき蓋
13が下降して上面開口が閉塞されると共に生ごみ処理
槽4を収納部3から引き出したとき蓋13が上昇して上
面開口が開放されるようにしたことを特徴とすることも
好ましい。生ごみ処理槽4を引き出したとき蓋13が収
納部3内で上昇して開き、生ごみ処理槽4を収納部3に
収納したとき蓋13が収納部3内で下降して閉じる。従
って生ごみ処理槽4の引き出し動作と同時に蓋13が開
くのでそのまま生ごみ処理槽4に生ごみの投入ができ、
また生ごみ処理槽4の収納動作と同時に蓋13が閉じる
ため片手または膝で生ごみ処理槽4を手間なく収納する
ことができる。また収納部3内に蓋13があっても上下
に昇降することで収納部3に生ごみ処理槽4を収納した
とき生ごみ処理槽4の上面開口を蓋13で閉塞して密閉
できる。
【0012】またリンク33,34の一端を蓋13に回
転自在に連結すると共にリンク33,34の他端を収納
部3に回転自在に連結して蓋13を上下動自在に配置
し、生ごみ処理槽4を収納部3から引き出したとき蓋1
3を上昇させるように付勢すると共に生ごみ処理槽4を
収納部3に収納したとき蓋13を下降させるように付勢
する引っ張りばね40をリンク33,34と収納部3と
の間に架設して成ることを特徴とすることも好ましい。
生ごみ処理槽4を収納部3から引き出したとき引っ張り
ばね40の力で蓋13が上昇して開き、生ごみ処理槽4
を収納部3に収納したとき引っ張りばね40の力で蓋1
3が下降するように付勢されて生ごみ処理槽4の上面開
口が蓋13にて閉塞保持される。蓋13を閉じたとき引
っ張りばね40の力で蓋13が付勢されて蓋13が生ご
み処理槽4に密着し、シール性が確実に保持される。
【0013】またリンク33,34の一端を蓋13に回
転自在に連結すると共にリンク33,34の他端を収納
部3に回転自在に連結して蓋13を上下動自在に配置
し、生ごみ処理槽4を収納部3から引き出したとき磁力
の反発力で蓋13が生ごみ処理槽4に対して上昇するよ
うに付勢すると共に生ごみ処理槽4を収納部3に収納し
たとき磁力の引力で蓋13を下降させるように付勢する
ように蓋13と生ごみ処理槽3の上部に磁石41,42
を設けたことを特徴とすることも好ましい。生ごみ処理
槽4を収納部3から引き出したとき、磁石41,42の
反発力で蓋13が上昇して開き、生ごみ処理槽4を収納
部3に収納したとき磁石41,42の引力にて蓋13が
下降するように付勢されて生ごみ処理槽4の上面開口が
蓋13にて閉塞保持される。蓋13を閉じたとき磁石4
1,42の引力で蓋13が下降するように付勢されて蓋
13が生ごみ処理槽4に密着し、シール性が確実に保持
される。
【0014】また磁石41,42として永久磁石を用い
たことを特徴とすることも好ましく、 また蓋13に設
ける磁石41として電磁石を用いたことを特徴とするこ
とも好ましい。
【0015】また蓋13の裏面に対向する部分に蓋13
の裏面の清掃手段を設け、生ごみ処理槽4の引き出し時
に蓋13の裏面の清掃をするようにしたことを特徴とす
ることも好ましい。生ごみ処理槽4の引き出し時に蓋1
3の裏面を清掃手段で自動的に清掃できて蓋13の裏面
に汚れやごみが付着するのを防止でき、蓋13を閉塞し
たときのシール性を一層向上できる。
【0016】また清掃手段としてブラシ状のものを用い
たことを特徴とすることも好ましく、また清掃手段とし
てゴム等の弾性のある材料を用いたことを特徴とするこ
とも好ましく、また 清掃手段に金属またはプラスチッ
ク等の硬い材料を用い、蓋の裏面の汚れを削り落とすよ
うにしたことを特徴とすることも好ましく、また清掃手
段の先端部に金属やプラスチックなどの硬い材料を用
い、清掃手段のその他の部分にゴム等の弾性のある材料
を用いたことを特徴とすること好ましい。
【0017】また収納部3の底面に対して取り外し可能
なトレー43を設けたことを特徴とすることも好まし
い。ごみや処理物が収納部3内に飛散してもトレー43
にて受けて収納部3内が汚れるのを防止できる。
【0018】また蓋13に対して蓋13の裏面を着脱自
在にして清掃できるようにしたことを特徴とすることも
好ましい。この場合も蓋13の裏面を容易に清掃でき
る。
【0019】
【発明の実施の形態】まず、図1や図2に示す実施の形
態の例から述べる。厨房キャビネット1のシンク2の下
には生ごみ処理槽4を収納できる収納部3を設けてあ
る。本例の場合、収納部3は厨房キャビネット1内に前
面を開口せる外殻23を組み込むことで形成されてい
る。この外殻23内の収納部3に対して生ごみ処理槽4
がスライドレール5にて引き出し状に出し入れ自在にな
るように装着してある。かかるスライドレール5は通常
の机の引き出しに設けられるものと同じ構造のものであ
る。
【0020】生ごみ処理槽4は上面を開口せる外槽6内
に上面を開口せる処理容器7を内装して形成されてい
る。処理容器7は中に生ごみを投入して処理する容器で
あって、処理容器7を取り出すことで処理残滓等を廃棄
できるようになっている。また生ごみ処理槽4にはモー
タ9にて駆動される攪拌羽根10を設けてあり、生ごみ
を処理するとき生ごみを攪拌することができるようにな
っている。生ごみ処理槽4の前面には厨房キャビネット
1の前面と同じような外観の前面板11を装着してあ
る。本例の場合、生ごみ処理槽4の方に脱臭器12や送
風ファン25を装着してある。また外殻23の収納部3
内には排気ファン26を装着してあり、外壁27の外に
開口せる排気口28と排気ファン26とを排気管路29
にて連通させてある。
【0021】本例の場合、生ごみ処理槽4の上面を閉塞
する蓋13が生ごみ処理槽4に開閉自在に装着してあ
る。蓋13の側端には横腕15aと縦腕15bとでL字
状に形成せるアーム15を一体に装着してあり、アーム
15の横腕15aと縦腕15aとの間の部分を回転軸1
9にて回転自在に装着してあり、回転軸19を中心に蓋
13を上下に回動することで蓋13を開閉できるように
なっている。本例の場合、蓋13の下面に生ごみを加熱
乾燥する加熱乾燥ブロック14を設けてある。この加熱
乾燥ブロック14はヒータとファンとで構成されてお
り、生ごみ処理槽4を収納部3に収納した状態で加熱乾
燥ブロック14から高温の熱風を送風して生ごみを加熱
乾燥処理することができるようになっている。
【0022】蓋13のアーム15の縦腕15bの上端に
はローラ16を回転自在に装着してある。収納部3の上
部には上記ローラ16が倣って転動するガイドレール1
7を設けてある。かかるガイドレール17は収納部3の
前面開口に向かって徐々に下がるように傾斜している。
生ごみ処理槽4をスライドレール5にてスライドさせて
生ごみ処理槽4を外に引き出したり、収納部3に生ごみ
処理槽4を収納したりする。このとき、ローラ16がガ
イドレール17に沿って転動して倣うために図2に示す
ように生ごみ処理槽4の移動に従って蓋13が上下に回
動して開閉し、生ごみ処理槽4を収納したとき蓋13が
自動的に閉じられ、生ごみ処理槽4を引き出したときに
蓋13が開放される。従って生ごみ処理槽4の引き出し
動作と同時に蓋13が開くのでそのまま生ごみ処理槽4
に生ごみの投入ができ、また生ごみ処理槽4の収納動作
と同時に蓋13が閉じるため片手または膝で生ごみ処理
槽4を手間なく収納することができる。収納部3に生ご
み処理槽4を収納した状態で加熱乾燥ブロック14から
高温の熱風を生ごみ処理槽4内に送風して生ごみを加熱
乾燥処理することができる。このとき、生ごみ処理槽4
の上面の開口を蓋13にて密閉することができ、断熱性
を保ちながら生ごみを効率よく乾燥処理することができ
る。また生ごみ処理槽4を引き出した状態では蓋13が
開放され、生ごみ処理槽4の上面開口から生ごみの投入
ができる他に、処理容器7を取り出して処理残滓を廃棄
することもできる。
【0023】尚、本例の場合、生ごみ処理槽4に投入し
た生ごみを加熱乾燥ブロック14からの熱風にて加熱乾
燥することで処理する例について述べたが、生ごみ処理
槽4に生ごみ処理材を入れて微生物にて分解処理するも
のであっても同様に実施できる。
【0024】次に図3に示す実施の形態の例について述
べる。本例も上記例と基本的に同じであり、異なる点だ
けを主に述べる。上記のように収納部3内の上部には前
面開口に行くほど下に下がるガイドレール17を設けて
あるが、ガイドレール17の前面開口側の先端に下方に
向けて略垂直に折り曲げた垂下片18を設けてある。そ
して生ごみ処理槽4を最大限引き出した状態でローラ1
6が垂下片18に当たって止まり、図3(a)の二点鎖
線に示す角度まで蓋13が開く。この状態で処理容器7
が取り出し可能な角度まで開き、蓋13を十分に開いて
処理容器7を容易に取り出すことができる。上記のよう
にローラ16が垂下片18に当たった状態よりさらに蓋
13の開度をさらに広げて図3(a)の実線に示す状態
まで蓋13を開くと、ローラ16が垂下片18から外
れ、生ごみ処理槽4を引くことでスライドレール5の収
納部3側から抜き取るように図3(b)に示すように取
り外すことができる。つまり、通常の机の引き出しを抜
き取るように取り外すことができる。これにより、生ご
み処理槽4を厨房キャビネット1から取り外して容易に
点検、修理ができる。
【0025】次に図4に示す実施の形態の例について述
べる。本例も上記例と基本的に同じであり、異なる点だ
けを主に述べる。生ごみ処理槽4の上には蓋13を回転
軸19にて回転自在に装着してある。この回転軸19に
はねじりコイルばね20を装着してあり、ねじりコイル
ばね20の両端を生ごみ処理槽4と蓋13に夫々係当し
てあり、ねじりコイルばね20にて蓋13が上方に回動
して開くように付勢してある。収納部3の前面開口の上
部には蓋締め用ローラ30を装着してあり、蓋13の上
面には上記蓋締め用ローラ30が転接する勾配面31を
設けてある。この勾配面31は前から後に向かって徐々
に下がるように傾斜させてある。
【0026】生ごみ処理槽4を出し入れするとき、ねじ
りコイルばね20にて上方へ弾発付勢された蓋13の上
面の勾配面31が蓋締め用ローラ30に倣い、生ごみ処
理槽4を引き出したときねじりコイルばね20の力で自
動的に蓋13が開き、生ごみ処理槽4を収納部3に収納
したときねじりコイルばね20のばね力に抗して蓋締め
用ローラ30で蓋13が押されて蓋13が自動的に閉じ
る。従って生ごみ処理槽4の引き出し動作と同時に蓋1
3が開くのでそのまま生ごみ処理槽4に生ごみが投入で
き、また生ごみ処理槽4の収納動作と同時に蓋13が閉
じるため片手または膝で生ごみ処理槽4を手間なく収納
することができる。また生ごみ処理槽4を引き出すと
き、蓋13を開くように付勢するねじりコイルばね20
の力で付勢され、生ごみ処理槽4を引き出すときの引き
出し力が小さくてすむ。
【0027】次に図5に示す実施の形態の例について述
べる。本例も図1や図2に示すような例と基本的に同じ
であり、異なる点だけを主に述べる。本例の場合、蓋1
3の下面にはパッキン21を装着してあり、蓋13を閉
めたときパッキン21を介して蓋13と生ごみ処理槽4
とが密着してシールするようになっている。収納部3の
上部にはローラ22を垂下してあり、ローラ22を蓋1
3の上面に転接させてある。蓋13の上面が山形の傾斜
面32にしてあり、生ごみ処理槽4を収納部3に収納し
た状態で傾斜面32の最も高さの高い部分とローラ22
とが対応するようにしてある。
【0028】生ごみ処理槽4を引き出したとき上記のよ
うに蓋13が自動的に開き、生ごみ処理槽4を収納部3
に収納したとき上記のように蓋13が自動的に閉じる
が、生ごみ処理槽4を収納部3に収納したときローラ2
2にて蓋13の上面が強く押されてパッキン21が蓋1
3や生ごみ処理槽4に強く密着して気密性が保持され臭
気漏れや熱気漏れを防止できる。
【0029】次に図6、図7に示す実施の形態の例につ
いて述べる。本例の場合も上記例と基本的に同じであ
り、異なる点だけを主に述べる。本例の場合、収納部3
内の上部に蓋13を上下動自在に装着してある。蓋13
を上下動自在に装着するとき前後に設けたリンク33,
34にて吊ってあり、リンク33,34の一端を軸にて
蓋13に回転自在に装着すると共にリンク33,34の
他端を軸にて外殻23に回転自在に装着してある。前側
に位置するリンク33からは一体にレバー部35を連出
してあり、生ごみ処理槽4には生ごみ処理槽4を収納部
3内に収納したとき上記レバー部35に当たる開閉ピン
36を装着してある。リンク33,34には蓋13が上
方に移動するように付勢するねじりコイルばね37を装
着してある。かかるねじりコイルばね37は少なくとも
後側のリンク34に装着してあるだけでもよいが、前側
及び後側のリンク33,34の両方に装着してある方が
好ましい。
【0030】生ごみ処理槽4を図7(a)のように引き
出した状態では蓋13はねじりコイルばね37の力で上
方に移動して離れており、生ごみ処理槽4を収納部3内
に収納すると開閉ピン36にてレバー部35が押されて
リンク33,34が回動してねじりコイルばね37に抗
して蓋13が図7(b)に示すように下降して生ごみ処
理槽4の上面開口が閉塞される。このようにすること
で、収納部3内に蓋13があっても上下に昇降すること
で収納部3に生ごみ処理槽4を収納したとき生ごみ処理
槽4の上面開口を蓋13で閉塞して密閉できる。
【0031】ところで、上記図6、図7に示す例の場
合、ねじりコイルばね37が図8に示すようにリンク3
3と収納部3との間に装着してあり、生ごみ処理槽4を
収納部3から引き出したときねじりコイルばね37のば
ね力で蓋13が上方に移動して離れているが、生ごみ処
理槽4を収納部3に収納すると開閉ピン36にて矢印a
に示すようにレバー部35が押されてリンク33が回動
し、ねじりコイルばね37のばね力に抗して矢印bのよ
うにリンク33が回動し、蓋13が下降して生ごみ処理
槽4の上面開口が閉塞されるようになっている。しかし
ながら、蓋13が下降して生ごみ処理槽4の上面開口を
閉塞したとき蓋13にはねじりコイルばね37により常
に上方向の力がかかっており、生ごみ処理槽4を収納部
3に収納して閉める力が十分でない場合等には、蓋13
が十分に締まらず、シール不良により生ごみ処理槽4の
臭気が外部に漏れるおそれがある。これを防止するため
に図9に示すような構造を採用することも好ましい。
【0032】図9に示すようにリンク33の一端は軸4
5にて蓋13に回転自在に装着してあり、リンク33の
他端は軸46にて外殻23に回転自在に装着してある
が、コイルスプリングのような引っ張りばね40の一端
を軸45に連結してあり、引っ張りばね40の他端を軸
46より下で収納部3に連結してある。このようにして
あると、生ごみ処理槽4を収納部3から引き出したとき
引っ張りばね40のばね力で蓋13が上方に移動して離
れるが、生ごみ処理槽4を収納部3に収納すると、開閉
ピン36にて矢印aに示すようにレバー部35が押され
て引っ張りばね40のばね力に抗して矢印bのようにリ
ンク33が回動し、リンク33の一端が軸46を越えて
下方に行った状態で引っ張りばね40が反転して蓋13
を生ごみ処理槽4の上面開口に押し付けるように引っ張
りばね40のばね力が作用する。これにより蓋13が強
く締め付けられてパッキン等を介して強く密着し、生ご
み処理槽4から臭気が漏れたりしないように確実にシー
ルできる。
【0033】また図10は実施の形態の他の例を示す。
本例も上記図6、図7の例と基本的に同じであり、異な
る点だけを主に述べる。図6、図7の例のようにねじり
コイルばね37を設けたり図9の例のように引っ張りば
ね40を設けたりする代わりに、蓋13に磁石41を設
けると共に生ごみ処理槽4の上端に磁石42を設けてあ
る。本例の場合、蓋13の下面の前部に磁石41として
永久磁石41aを設けてあり、生ごみ処理槽4の上面に
磁石42として前部の永久磁石42aと後部の永久磁石
42bとを設けてある。永久磁石41aと永久磁石42
aとは同極同士が対向して互いに反発し合うようになっ
ており、永久磁石41aと永久磁石42bとは異極同士
が対向して互いに引き合うようになっている。
【0034】しかして生ごみ処理槽4を収納部3から引
き出したときには永久磁石41aと永久磁石42aとが
対向して互いに反発し合い、この反発力で蓋13が上昇
して開放される。また生ごみ処理槽4を収納部3に収納
したときには永久磁石41aと永久磁石42bとが対向
して互いに引き合って蓋13が生ごみ処理槽4の上面に
強く密着する。これにより生ごみ処理槽4から臭気が漏
れたりしないように確実にシールできる。
【0035】また図11は実施の形態の他の例を示す。
本例も図10に示す例と基本的に同じであり、異なる点
だけを主に述べる。本例の場合、蓋13の下面には磁石
41として電磁石41bを設けてあり、生ごみ処理槽4
の上面に磁石42として永久磁石42cを設けてある。
このようにしてあると、生ごみ処理槽4を収納部3から
引き出したとき永久磁石42cに対して電磁石41bを
同極にするように電磁石41bの極性を切り替えること
で互いに反発し合い、この反発力で蓋13が上昇して開
放される。また生ごみ処理槽4を収納部3に収納したと
きには永久磁石42cに対して電磁石41bを異極にす
るように電磁石41bの極性を切り替えることで互いに
引き付け合い、この引き付け力によって蓋13が生ごみ
処理槽4の上面に強く密着する。これにより、生ごみ処
理槽4から臭気が漏れたりしないように確実にシールで
きる。この場合、電磁石41bの極性を変えるために生
ごみ処理槽4側は1つの永久磁石42cだけでよい。
【0036】ところで上記のような構造の生ごみ処理装
置の場合、生ごみを乾燥処理する際に、蓋13の裏面に
処理中のごみや処理済のごみが触れて付着する場合があ
る。この状態で生ごみの投入のために生ごみ処理槽4を
引き出すと、図12に示すように蓋13の裏面に付着し
たごみが収納部3に落下し、生ごみ処理槽4を取り外さ
なければ掃除できなくなるおそれがある。また蓋13の
裏面へのごみの付着が蓄積されて行き、不潔な状態とな
るおそれがある。この問題を解決するのが以下の実施の
形態の例である。
【0037】また図13、14は実施の形態の他の例を
示す。本例も上記例と基本的に同じであり、異なる点だ
けを述べる。生ごみ処理槽4の後部には生ごみ処理槽4
と一体になるように脱臭器12や送風ファン25を装着
してあるが、この脱臭器12や送風ファン25の上方に
上カバー47を装着してある。生ごみ処理槽4内と脱臭
器12とは蓋13の排気経路54や排気管路55にて連
通させてある。また外殻23内の収納部3から排気管路
29を介して外部に排気できるようになっている。生ご
み処理槽4や蓋13には断熱材58を設けてある。また
生ごみ処理槽4の底部には生ごみを加熱乾燥するための
ヒータ59を設けてある。
【0038】上カバー47には清掃手段の一例としてブ
ラシ状物48を取り付けてあり、ブラシ状物48と蓋1
3の裏面に接触させてある。これにより生ごみ処理槽4
を引き出すことによりブラシ状物48が蓋13の裏面に
摺接して蓋13の裏面に付着したごみ等を上カバー47
の上に落とすことができる。ブラシ状物48は上カバー
47に取り付けてあるが、このブラシ状物48の上カバ
ー47に対する位置は上カバー47の奥より手前であ
り、ブラシ状物48で落としたごみ等が収納部3に落ち
ない位置である。また上カバー47の奥部には凸部50
を突設してあり、この凸部50でもごみ等が収納部3に
落ちないようにしてある。このようにすると、蓋13の
裏面に付着したごみ等を清掃できて不潔な状態とならな
いと共に蓋13を閉じたときに蓋13と生ごみ処理槽4
の上面との間にごみ等が挟まってシール性が低下したり
するおそれがない。またごみ等が収納部3に落ちる弊害
も防止できる。
【0039】また図15に示す例では上カバー47の前
部に傾斜部51を設けてあり、上カバー47の奥部をご
みが落ちないように高くしてある、そして傾斜部51に
ブラシ状物48を設けてある。このようにすると、ブラ
シ状物48で掃き落としたごみを傾斜部51にて生ごみ
処理槽4内にスムーズに落とすことができる。
【0040】上記例では清掃手段としてブラシ状物48
を用いた例について述べたが、ゴムのような弾性を持っ
た材料で形成したへら状のものでもよい。また清掃手段
としては金属、プラスチックのような弾性が少なくて硬
い材料でへら状に形成し、これにより掻き取るようにし
てもよい。この場合、こびりついた汚れやごみを掃除で
きるのでよい。また清掃手段として図16に示すような
へら状物52を用いてもよい。このヘら状物52は先端
部52aに金属やプラスチックなどの硬い材料を用い、
その他の部分52bにゴム等の弾性のある材料を用いて
いる。このように蓋13の裏面に接する部分は弾性の少
ない材料を用いて汚れを削り落としやすくし、他の部分
は弾性材料を用いて適度な強さで蓋13の裏面に押し付
ける構造にすると、蓋13の裏面を傷付けることなくこ
びり付いた汚れを掃除できる。
【0041】上記のように清掃手段を設けて蓋13の裏
面の汚れを少なくして収納部3内にごみが落ちないよう
にしても長期間に亙って使用していると、収納部3内に
除去しれなかったごみが落ちて蓄積することがある。こ
れを解決するのが図17に示す実施の形態の例である。
これは収納部3の底部にトレー43を配置してあり、こ
のトレー43をスライド自在にしてトレー43を収納部
3の前部から取り出すことができるようになっている。
このようにしてあると、収納部3に蓄積するごみや間違
って収納部3内に落とした物をトレー43に受け、トレ
ー43を取り出すことで掃除できる。
【0042】また図18、図19は実施の形態の他の例
を示す。本例の場合、蓋13の裏面に内蓋53を着脱自
在に装着してある。蓋13には排気経路54を設けてあ
るが、この排気経路54と対応する位置で内蓋53には
開口55を設けてある。そして蓋13に内蓋53を開口
55と排気経路54とが対応するように重ねると共に開
口55の周囲にパッキン56を介装し、ばね性のある固
定金具57を内蓋53の端縁に係止させて内蓋53を着
脱自在に装着してある。この場合、内蓋53を取り外す
ことで蓋13の裏面の掃除ができるようになっている。
【0043】
【発明の効果】本発明の請求項1の発明は、生ごみを処
理する生ごみ処理槽を収納するための前面を開口した収
納部を厨房キャビネットに設けると共に厨房キャビネッ
トの収納部に生ごみ処理槽をスライドレールにて引き出
し状に出し入れ自在になるように装着し、生ごみ処理槽
の上面開口を閉塞し得る蓋を上下に回転自在に装着して
蓋を開閉自在にし、蓋から連出したアームの先端にロー
ラを設けると共に収納部に上記ローラが倣って蓋を開閉
させるガイドレールを設け、生ごみ処理槽を収納部に収
納した状態で蓋が閉じ且つ生ごみ処理槽を引き出すに従
って蓋が徐々に開くようにローラが倣う形状にガイドレ
ールを形成したので、生ごみ処理槽をスライドレールに
てスライドさせて出し入れしたときアームのローラがガ
イドレールに沿って倣い、生ごみ処理槽を引き出したと
き蓋が自動的に開き、生ごみ処理槽を収納したとき蓋が
自動的に閉じるものであって、生ごみ処理槽の引き出し
動作と同時に蓋が開くのでそのまま生ごみ処理槽に生ご
みの投入ができ、また生ごみ処理槽の収納動作と同時に
蓋が閉じるため片手または膝で生ごみ処理槽を手間なく
収納することができるものである。
【0044】また本発明の請求項2の発明は、請求項1
において、ガイドレールの前面開口側の先端を下方に向
けて略垂直に折り曲げて垂下片を設け、生ごみ処理槽を
引き出したときローラが垂下片に当たって止まると共に
生ごみ処理槽内の処理容器が上面開口から取り出し可能
な角度まで蓋を開けるようにしたので、ローラが垂下片
に当たる位置まで生ごみ処理槽を引き出したとき蓋を十
分に開いて処理容器を取り出すことができるものであ
り、しかもローラが垂下片に当たった状態より蓋の開度
をさらに広げることによりローラがガイドレールから外
れて生ごみ処理槽をスライドレールから取り外し可能に
なるようにしたので、蓋をさらに開いてローラをガイド
レールから外すことにより生ごみ処理槽を厨房キャビネ
ットから取り外して容易に点検、修理ができるものであ
る。
【0045】また本発明の請求項3の発明は、生ごみを
処理する生ごみ処理槽を収納するための前面を開口した
収納部を厨房キャビネットに設けると共に厨房キャビネ
ットの収納部に生ごみ処理槽をスライドレールにて引き
出し状に出し入れ自在になるように装着し、生ごみ処理
槽の上面開口を閉塞し得る蓋を回転軸にて上下に回転自
在に装着して蓋を開閉自在にすると共に蓋が開く方向に
付勢するねじりコイルばねを回転軸に設け、生ごみ処理
槽を引き出したときねじりコイルばねの巻き戻し力で蓋
を開くと共に生ごみ処理槽を収納部に収納したときにね
じりコイルばねのばね力に抗して蓋を押さえて閉じるよ
うにしたので、生ごみ処理槽を引き出したときねじりコ
イルばねの巻き戻し力で自動的に蓋が開き、生ごみ処理
槽を収納部に収納したときねじりコイルばねのばね力に
抗して蓋が自動的に閉じるものであって、生ごみ処理槽
の引き出し動作と同時に蓋が開くのでそのまま生ごみ処
理槽に生ごみの投入ができ、また生ごみ処理槽の収納動
作と同時に蓋が閉じるため片手または膝で生ごみ処理槽
を手間なく収納することができるものである。
【0046】また本発明の請求項4の発明は、請求項1
乃至請求項3のいずれかにおいて、蓋には生ごみ処理槽
との間をシールするパッキンを設けると共に生ごみ処理
槽を厨房キャビネットの収納部内に収納したとき蓋の天
面に接触して蓋を押さえることによりパッキンを蓋や生
ごみ処理槽に密着させるローラを設けたので、生ごみ処
理槽を収納部に収納したときパッキンが強く密着して厨
房キャビネット内への臭気漏れを防ぐことができるもの
である。
【0047】また本発明の請求項5の発明は、生ごみを
処理する生ごみ処理槽を収納するための前面を開口した
収納部を厨房キャビネットに設けると共に厨房キャビネ
ットの収納部に生ごみ処理槽をスライドレールにて引き
出し状に出し入れ自在になるように装着し、生ごみ処理
槽の上面開口を閉塞し得る蓋を収納部内の上部に上下動
自在に配置し、生ごみ処理槽を収納部に収納したとき蓋
が下降して上面開口が閉塞されると共に生ごみ処理槽を
収納部から引き出したとき蓋が上昇して上面開口が開放
されるようにしたので、生ごみ処理槽を引き出したとき
蓋が収納部内で上昇して開き、生ごみ処理槽を収納部に
収納したとき蓋が収納部内で下降して閉じるものであっ
て、生ごみ処理槽の引き出し動作と同時に蓋が開くので
そのまま生ごみ処理槽に生ごみの投入ができ、また生ご
み処理槽の収納動作と同時に蓋が閉じるため片手または
膝で生ごみ処理槽を手間なく収納することができるもの
であり、また収納部内に蓋があっても上下に昇降するこ
とで収納部に生ごみ処理槽を収納したとき生ごみ処理槽
の上面開口を蓋で閉塞して密閉できるものである。
【0048】また本発明の請求項6の発明は、請求項5
において、リンクの一端を蓋に回転自在に連結すると共
にリンクの他端を収納部に回転自在に連結して蓋を上下
動自在に配置し、生ごみ処理槽を収納部から引き出した
とき蓋を上昇させるように付勢すると共に生ごみ処理槽
を収納部に収納したとき蓋を下降させるように付勢する
引っ張りばねをリンクと収納部との間に架設したので、
生ごみ処理槽を収納部から引き出したとき引っ張りばね
の力で蓋が上昇して開き、生ごみ処理槽を収納部に収納
したとき引っ張りばねの力で蓋が下降するように付勢さ
れて生ごみ処理槽の上面開口が蓋にて閉塞保持されるも
のであって、蓋を閉じたとき引っ張りばねの力で蓋が付
勢されて蓋が生ごみ処理槽に密着し、シール性が確実に
保持されるものである。
【0049】また本発明の請求項7の発明は、請求項5
において、リンクの一端を蓋に回転自在に連結すると共
にリンクの他端を収納部に回転自在に連結して蓋を上下
動自在に配置し、生ごみ処理槽を収納部から引き出した
とき磁力の反発力で蓋が生ごみ処理槽に対して上昇する
ように付勢すると共に生ごみ処理槽を収納部に収納した
とき磁力の引力で蓋を下降させるように付勢するように
蓋と生ごみ処理槽の上部に磁石を設けたので、生ごみ処
理槽を収納部から引き出したとき、磁石の反発力で蓋が
上昇して開き、生ごみ処理槽を収納部に収納したとき磁
石の引力にて蓋が下降するように付勢されて生ごみ処理
槽の上面開口が蓋にて閉塞保持されるものであって、蓋
を閉じたとき磁石の引力で蓋が下降するように付勢され
て蓋が生ごみ処理槽に密着し、シール性が確実に保持さ
れるものである。
【0050】また本発明の請求項10の発明は、請求項
6乃至請求項9のいずれかにおいて、蓋の裏面に対向す
る部分に蓋の裏面の清掃手段を設け、生ごみ処理槽の引
き出し時に蓋の裏面の清掃をするようにしたので、生ご
み処理槽の引き出し時に蓋の裏面を清掃手段で自動的に
清掃できて蓋の裏面に汚れやごみが付着するのを防止で
き、蓋を閉塞したときのシール性を一層向上できるもの
である。
【0051】また本発明の請求項15の発明は、請求項
6乃至請求項9のいずれかにおいて、収納部の底面に対
して取り外し可能なトレーを設けたので、ごみや処理物
が収納部内に飛散してもトレーにて受けて収納部内が汚
れるのを防止できるものである。
【0052】また本発明の請求項16の発明は、請求項
6乃至請求項9のいずれかにおいて、蓋に対して蓋の裏
面を着脱自在にして清掃できるようにしたので、蓋の裏
面を容易に清掃できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の要部の断面図であ
る。
【図2】同上の動作を説明する断面図である。
【図3】(a)(b)は同上の他の例の動作を説明する
断面図である。
【図4】同上の他の例の断面図である。
【図5】同上の他の例の断面図である。
【図6】同上のさらに他の例の断面図である。
【図7】(a)(b)は図6の例の動作を示す断面図で
ある。
【図8】図7のリンクのねじりコイルばねの動作を説明
する説明図である。
【図9】同上の他の例のリンクの引っ張りばねの動作を
説明する説明図である。
【図10】同上の他の例の断面図である。
【図11】同上の他の例の断面図である。
【図12】図10の例の問題を説明する断面図である。
【図13】同上の他の例の全体の断面図である。
【図14】同上の要部の断面図である。
【図15】同上の他の例の断面図である。
【図16】同上の他の例の要部の断面図である。
【図17】同上の他の例の断面図である。
【図18】同上の他の例の断面図である。
【図19】同上の要部の断面図である。
【図20】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 厨房キャビネット 3 収納部 4 生ごみ処理槽 5 スライドレール 13 蓋 15 アーム 16 ローラ 17 ガイドレール 18 垂下片 19 回転軸 20 ねじりコイルばね 21 パッキン 22 ローラ 33 リンク 34 リンク 40 引っ張りばね 41 磁石 42 磁石 43 トレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65F 1/00 B65F 1/14 E 1/14 1/16 B09B 3/00 303M 1/16 ZAB D (72)発明者 中岡 敬善 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 山口 重行 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 山田 秀昭 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3B060 KA01 KA02 3B116 AA46 AB02 BA02 BA03 BA23 3E023 DA10 4D004 AA03 AC02 CA15 CA18 CA22 CA42 CA48 CB02 CB06 CB27 CB32 CC07

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ごみを処理する生ごみ処理槽を収納す
    るための前面を開口した収納部を厨房キャビネットに設
    けると共に厨房キャビネットの収納部に生ごみ処理槽を
    スライドレールにて引き出し状に出し入れ自在になるよ
    うに装着し、生ごみ処理槽の上面開口を閉塞し得る蓋を
    上下に回転自在に装着して蓋を開閉自在にし、蓋から連
    出したアームの先端にローラを設けると共に収納部に上
    記ローラが倣って蓋を開閉させるガイドレールを設け、
    生ごみ処理槽を収納部に収納した状態で蓋が閉じ且つ生
    ごみ処理槽を引き出すに従って蓋が徐々に開くようにロ
    ーラが倣う形状にガイドレールを形成したことを特徴と
    する厨房組み込み型生ごみ処理装置。
  2. 【請求項2】 ガイドレールの前面開口側の先端を下方
    に向けて略垂直に折り曲げて垂下片を設け、生ごみ処理
    槽を引き出したときローラが垂下片に当たって止まると
    共に生ごみ処理槽内の処理容器が上面開口から取り出し
    可能な角度まで蓋を開けるようにし、ローラが垂下片に
    当たった状態より蓋の開度をさらに広げることによりロ
    ーラがガイドレールから外れて生ごみ処理槽をスライド
    レールから取り外し可能になるようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の厨房組み込み型生ごみ処理装置。
  3. 【請求項3】 生ごみを処理する生ごみ処理槽を収納す
    るための前面を開口した収納部を厨房キャビネットに設
    けると共に厨房キャビネットの収納部に生ごみ処理槽を
    スライドレールにて引き出し状に出し入れ自在になるよ
    うに装着し、生ごみ処理槽の上面開口を閉塞し得る蓋を
    回転軸にて上下に回転自在に装着して蓋を開閉自在にす
    ると共に蓋が開く方向に付勢するねじりコイルばねを回
    転軸に設け、生ごみ処理槽を引き出したときにねじりコ
    イルばねの巻き戻し力で蓋を開くと共に生ごみ処理槽を
    収納部に収納したときにねじりコイルばねのばね力に抗
    して蓋を押さえて閉じるようにしたことを特徴とする厨
    房組み込み型生ごみ処理装置。
  4. 【請求項4】 蓋には生ごみ処理槽との間をシールする
    パッキンを設けると共に生ごみ処理槽を厨房キャビネッ
    トの収納部内に収納したとき蓋の天面に接触して蓋を押
    さえることによりパッキンを蓋や生ごみ処理槽に密着さ
    せるローラを設けたことを特徴とする請求項1乃至請求
    項3のいずれかに記載の厨房組み込み型生ごみ処理装
    置。
  5. 【請求項5】 生ごみを処理する生ごみ処理槽を収納す
    るための前面を開口した収納部を厨房キャビネットに設
    けると共に厨房キャビネットの収納部に生ごみ処理槽を
    スライドレールにて引き出し状に出し入れ自在になるよ
    うに装着し、生ごみ処理槽の上面開口を閉塞し得る蓋を
    収納部内の上部に上下動自在に配置し、生ごみ処理槽を
    収納部に収納したとき蓋が下降して上面開口が閉塞され
    ると共に生ごみ処理槽を収納部から引き出したとき蓋が
    上昇して上面開口が開放されるようにしたことを特徴と
    する厨房組み込み型生ごみ処理装置。
  6. 【請求項6】 リンクの一端を蓋に回転自在に連結する
    と共にリンクの他端を収納部に回転自在に連結して蓋を
    上下動自在に配置し、生ごみ処理槽を収納部から引き出
    したとき蓋を上昇させるように付勢すると共に生ごみ処
    理槽を収納部に収納したとき蓋を下降させるように付勢
    する引っ張りばねをリンクと収納部との間に架設して成
    ることを特徴とする請求項5記載の厨房組み込み型生ご
    み処理装置。
  7. 【請求項7】 リンクの一端を蓋に回転自在に連結する
    と共にリンクの他端を収納部に回転自在に連結して蓋を
    上下動自在に配置し、生ごみ処理槽を収納部から引き出
    したとき磁力の反発力で蓋が生ごみ処理槽に対して上昇
    するように付勢すると共に生ごみみ処理槽を収納部に収
    納したとき磁力の引力で蓋を下降させるように付勢する
    ように蓋と生ごみ処理槽の上部に磁石を設けたことを特
    徴とする請求項5記載の厨房組み込み型生ごみ処理装
    置。
  8. 【請求項8】 磁石として永久磁石を用いたことを特徴
    とする請求項7記載の厨房組み込み型生ごみ処理装置。
  9. 【請求項9】 蓋に設ける磁石として電磁石を用いたこ
    とを特徴とする請求項7記載の厨房組み込み型生ごみ処
    理装置。
  10. 【請求項10】 蓋の裏面に対向する部分に蓋の裏面の
    清掃手段を設け、生ごみ処理槽の引き出し時に蓋の裏面
    の清掃をするようにしたことを特徴とする請求項6乃至
    請求項9記載の厨房組み込み型生ごみ処理装置。
  11. 【請求項11】 清掃手段としてブラシ状のものを用い
    たことを特徴とする請求項10記載の厨房組み込み型生
    ごみ処理装置。
  12. 【請求項12】 清掃手段としてゴム等の弾性のある材
    料を用いたことを特徴とする請求項10記載の厨房組み
    込み型生ごみ処理装置。
  13. 【請求項13】 清掃手段に金属またはプラスチック等
    の硬い材料を用い、蓋の裏面の汚れを削り落とすように
    したことを特徴とする請求項10記載の厨房組み込み型
    生ごみ処理装置。
  14. 【請求項14】 清掃手段の先端部に金属やプラスチッ
    クなどの硬い材料を用い、清掃手段のその他の部分にゴ
    ム等の弾性のある材料を用いたことを特徴とする請求項
    10記載の厨房組み込み型生ごみ処理装置。
  15. 【請求項15】 収納部の底面に対して取り外し可能な
    トレーを設けたことを特徴とする請求項6乃至請求項1
    0記載の厨房組み込み型生ごみ処理装置。
  16. 【請求項16】 蓋に対して蓋の裏面を着脱自在にして
    清掃できるようにしたことを特徴とする請求項6乃至請
    求項9記載の厨房組み込み型生ごみ処理装置。
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