JP2002354856A - 巻線型電動機の始動装置 - Google Patents
巻線型電動機の始動装置Info
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- JP2002354856A JP2002354856A JP2001156603A JP2001156603A JP2002354856A JP 2002354856 A JP2002354856 A JP 2002354856A JP 2001156603 A JP2001156603 A JP 2001156603A JP 2001156603 A JP2001156603 A JP 2001156603A JP 2002354856 A JP2002354856 A JP 2002354856A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】液体抵抗器を用いた巻線型電動機の始動装置の
短絡段数を増やしてラッシュ電流を減少させる。 【解決手段】電動機1の二次巻線に接続され電動機始動
後抵抗値が減少するように制御される液体抵抗器2と、
この液体抵抗器2の抵抗が最小にされた後液体抵抗器2
に開閉器3を介して並列に接続される短絡用抵抗器5
と、この短絡用抵抗接続後電動機二次巻線(短絡抵抗
5)を短絡する短絡用開閉器4を有する巻線型電動機の
始動装置において、短絡用開閉器4を順次投入される第
1の開閉器4uvと第2の開閉器4vwとして電動機二
次巻線の第1の相間と第2の相間を片方ずつ短絡させ
る。第1の開閉器4uvの投入で電動機1の二次側抵抗
が不平衡となるが、短絡段数が2段となり、液体抵抗器
2の可動電極2bの位置を最小にしてから短絡完了まで
の間に発生するラッシュ電流は減少する。
短絡段数を増やしてラッシュ電流を減少させる。 【解決手段】電動機1の二次巻線に接続され電動機始動
後抵抗値が減少するように制御される液体抵抗器2と、
この液体抵抗器2の抵抗が最小にされた後液体抵抗器2
に開閉器3を介して並列に接続される短絡用抵抗器5
と、この短絡用抵抗接続後電動機二次巻線(短絡抵抗
5)を短絡する短絡用開閉器4を有する巻線型電動機の
始動装置において、短絡用開閉器4を順次投入される第
1の開閉器4uvと第2の開閉器4vwとして電動機二
次巻線の第1の相間と第2の相間を片方ずつ短絡させ
る。第1の開閉器4uvの投入で電動機1の二次側抵抗
が不平衡となるが、短絡段数が2段となり、液体抵抗器
2の可動電極2bの位置を最小にしてから短絡完了まで
の間に発生するラッシュ電流は減少する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、液体抵抗器を使
用した巻線型電動機の始動装置に関する。
用した巻線型電動機の始動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】中・大容量の巻線型電動機の始動装置は
図1に示すように、電動機1の二次巻線に接続された液
体抵抗器2と、液体抵抗器2と並列に接続された開閉器
3と短絡用抵抗器5の直列回路と、短絡抵抗器5を短絡
させ電動機1の二次巻線を完全に短絡させる短絡用開閉
器4などで構成されている。電動機1の始動は、液体抵
抗器2の各相の可動電極2aの固定電極2bに対する位
置を変えて抵抗値が小さくなるように変化させて始動す
る。
図1に示すように、電動機1の二次巻線に接続された液
体抵抗器2と、液体抵抗器2と並列に接続された開閉器
3と短絡用抵抗器5の直列回路と、短絡抵抗器5を短絡
させ電動機1の二次巻線を完全に短絡させる短絡用開閉
器4などで構成されている。電動機1の始動は、液体抵
抗器2の各相の可動電極2aの固定電極2bに対する位
置を変えて抵抗値が小さくなるように変化させて始動す
る。
【0003】液体抵抗器2は金属抵抗器に比べ抵抗値が
連続して変化するため電動機1の電流推移も連続となり
ラッシュ電流が生じない特長があるが、可動電極2bの
位置を最小にしても多少の抵抗が残る(残留抵抗)。
連続して変化するため電動機1の電流推移も連続となり
ラッシュ電流が生じない特長があるが、可動電極2bの
位置を最小にしても多少の抵抗が残る(残留抵抗)。
【0004】上記残留抵抗のある状態で電動機1の二次
巻線を短絡した場合の電動機のトルクカーブは図5
(a)に示す通りとなり、上記電動機1に二次巻線短絡
によるラッシュ電流Irが流れる。電動機1の負荷トル
クが小さい場合はラッシュ電流Irが小さく問題になら
ないが、負荷トルクが大きいとラッシュ電流Irが大き
くなり電動機1に悪影響を与える。このラッシュ電流I
rを軽減するために電磁開閉器3により液体抵抗器2と
並列に短絡用抵抗器5を挿入して二次側抵抗を減少させ
た後二次巻線を電磁開閉器4で短絡する。この場合ラッ
シュ電流は図5(b)のように、Ira、Irbに推移
し軽減される。
巻線を短絡した場合の電動機のトルクカーブは図5
(a)に示す通りとなり、上記電動機1に二次巻線短絡
によるラッシュ電流Irが流れる。電動機1の負荷トル
クが小さい場合はラッシュ電流Irが小さく問題になら
ないが、負荷トルクが大きいとラッシュ電流Irが大き
くなり電動機1に悪影響を与える。このラッシュ電流I
rを軽減するために電磁開閉器3により液体抵抗器2と
並列に短絡用抵抗器5を挿入して二次側抵抗を減少させ
た後二次巻線を電磁開閉器4で短絡する。この場合ラッ
シュ電流は図5(b)のように、Ira、Irbに推移
し軽減される。
【0005】ラッシュ電流値に制限がある場合やラッシ
ュ電流が短絡段数1段では減らない場合は2段又は3段
の短絡段数が必要となる場合がある。この場合短絡段数
1段増える毎に短絡用開閉器は2個ずつ増えることにな
る。
ュ電流が短絡段数1段では減らない場合は2段又は3段
の短絡段数が必要となる場合がある。この場合短絡段数
1段増える毎に短絡用開閉器は2個ずつ増えることにな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、上記課題
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、上記短絡段数の増加毎に短絡用電磁開閉器を2個ず
つ増やすことなく、短絡段数を増やしてラッシュ電流を
減少させることができる巻線型電動機の始動装置を提供
することにある。
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、上記短絡段数の増加毎に短絡用電磁開閉器を2個ず
つ増やすことなく、短絡段数を増やしてラッシュ電流を
減少させることができる巻線型電動機の始動装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願明に係る巻線型電動
機の始動装置は、電動機二次巻線に接続され電動機始動
後抵抗値が減少するように制御される液体抵抗器と、こ
の液体抵抗器の抵抗が最小にされた後液体抵抗器に開閉
器を介して並列に接続される短絡用抵抗器と、この短絡
抵抗が接続された後液体抵抗器の第1の相間と第2の相
間を順次短絡させる第1、第2の相間短絡用開閉器とを
有することを特徴とする。
機の始動装置は、電動機二次巻線に接続され電動機始動
後抵抗値が減少するように制御される液体抵抗器と、こ
の液体抵抗器の抵抗が最小にされた後液体抵抗器に開閉
器を介して並列に接続される短絡用抵抗器と、この短絡
抵抗が接続された後液体抵抗器の第1の相間と第2の相
間を順次短絡させる第1、第2の相間短絡用開閉器とを
有することを特徴とする。
【0008】または、電動機二次巻線に接続され電動機
始動後抵抗値が減少するように制御される液体抵抗器
と、この液体抵抗器の抵抗が最小になった後液体抵抗器
に開閉器を介して並列に接続される短絡用抵抗器と、こ
の短絡抵抗器の各相抵抗器とそれぞれ並列に接続されて
おり短絡抵抗器が前記液体抵抗器と並列に接続された後
の各相抵抗器を順次短絡させることができる第1、第
2、第3の短絡用開閉器とを有することを特徴とする。
始動後抵抗値が減少するように制御される液体抵抗器
と、この液体抵抗器の抵抗が最小になった後液体抵抗器
に開閉器を介して並列に接続される短絡用抵抗器と、こ
の短絡抵抗器の各相抵抗器とそれぞれ並列に接続されて
おり短絡抵抗器が前記液体抵抗器と並列に接続された後
の各相抵抗器を順次短絡させることができる第1、第
2、第3の短絡用開閉器とを有することを特徴とする。
【0009】または、電動機二次巻線に接続され電動機
始動後抵抗値が減少するように制御される液体抵抗器
と、この液体抵抗器の抵抗が最小にされた後液体抵抗器
の第1の相間と第2の相間を順次短絡させさせる第1、
第2の相間短絡用開閉器とを有することを特徴とする。
始動後抵抗値が減少するように制御される液体抵抗器
と、この液体抵抗器の抵抗が最小にされた後液体抵抗器
の第1の相間と第2の相間を順次短絡させさせる第1、
第2の相間短絡用開閉器とを有することを特徴とする。
【0010】あるいは、電動機二次巻線に接続され電動
機始動後抵抗値が減少するように制御される液体抵抗器
と、この液体抵抗器の各相抵抗器とそれぞれ並列に接続
されておりこの液体抵抗器の抵抗が最小にされた後液体
抵抗器の各相抵抗器を順次短絡させることができる第
1、第2、第3の短絡用開閉器とを有することを特徴と
する。
機始動後抵抗値が減少するように制御される液体抵抗器
と、この液体抵抗器の各相抵抗器とそれぞれ並列に接続
されておりこの液体抵抗器の抵抗が最小にされた後液体
抵抗器の各相抵抗器を順次短絡させることができる第
1、第2、第3の短絡用開閉器とを有することを特徴と
する。
【0011】
【発明の実施の形態】実施形態1 上記図1の従来巻線型電動機の始動装置では、電動機1
に液体抵抗器2を接続して始動を開始し、液体抵抗器2
の可動電極2aの位置を最大位置付近から最小に漸減し
た後、開閉器3(3u、3v、3w)により短絡用抵抗
器5(5u、5v、5w)を液体抵抗器2と並列に接続
し、最後に短絡用開閉器4(4uv、4vw)により電
動機1の二次巻線を平衡短絡させている。
に液体抵抗器2を接続して始動を開始し、液体抵抗器2
の可動電極2aの位置を最大位置付近から最小に漸減し
た後、開閉器3(3u、3v、3w)により短絡用抵抗
器5(5u、5v、5w)を液体抵抗器2と並列に接続
し、最後に短絡用開閉器4(4uv、4vw)により電
動機1の二次巻線を平衡短絡させている。
【0012】実施形態1にかかる巻線型電動機の始動装
置は、上記図1の従来巻線型電動機の始動装置における
短絡用開閉器4(4uv、4vw)を片方ずつ投入し得
る第1、第2の短絡用開閉器4uv、4vwとしたもの
である。電動機1の始動は、液体抵抗器2を用いて始動
を開始し、液体抵抗器2の可動電極2aの位置を最大位
置付近から最小位置に漸減した後、開閉器3(3u、3
v、3w)により短絡用抵抗器5(5u、5v、5w)
を液体抵抗器2と並列に接続して電動機1の二次側抵抗
を更に減少させ、その後第1の開閉器4uvを投入して
短絡用抵抗器5のU、V、相間のみを短絡させ、最後に
第2の開閉器4vwを投入して短絡用抵抗器5のV、U
相間を短絡させることにより短絡用抵抗器5の各相間全
てを短絡させる。
置は、上記図1の従来巻線型電動機の始動装置における
短絡用開閉器4(4uv、4vw)を片方ずつ投入し得
る第1、第2の短絡用開閉器4uv、4vwとしたもの
である。電動機1の始動は、液体抵抗器2を用いて始動
を開始し、液体抵抗器2の可動電極2aの位置を最大位
置付近から最小位置に漸減した後、開閉器3(3u、3
v、3w)により短絡用抵抗器5(5u、5v、5w)
を液体抵抗器2と並列に接続して電動機1の二次側抵抗
を更に減少させ、その後第1の開閉器4uvを投入して
短絡用抵抗器5のU、V、相間のみを短絡させ、最後に
第2の開閉器4vwを投入して短絡用抵抗器5のV、U
相間を短絡させることにより短絡用抵抗器5の各相間全
てを短絡させる。
【0013】この始動装置によれば、上記第1の開閉器
4uvの投入で電動機1の二次側抵抗が不平衡となる
が、短絡用開閉器4の数が同じで短絡用抵抗器5を短絡
する短絡段数が1段増加し2段となる。この短絡段数の
増加により、液体抵抗器2の可動電極2bの位置を最小
にしてから短絡完了までの間に発生するラッシュ電流値
は上記従来の短絡段数が1段の場合より更に小さくな
る。なお、上記二次側抵抗の不平衡により支障は格別生
じない。
4uvの投入で電動機1の二次側抵抗が不平衡となる
が、短絡用開閉器4の数が同じで短絡用抵抗器5を短絡
する短絡段数が1段増加し2段となる。この短絡段数の
増加により、液体抵抗器2の可動電極2bの位置を最小
にしてから短絡完了までの間に発生するラッシュ電流値
は上記従来の短絡段数が1段の場合より更に小さくな
る。なお、上記二次側抵抗の不平衡により支障は格別生
じない。
【0014】実施形態2 図2に実施形態2に係る巻線型電動機の始動装置の回路
を示す。この始動装置は、電動機1の二次巻線に接続さ
れる液体抵抗器2と、この液体抵抗器2と並列に接続さ
れた開閉器3(3u、3v、3w)と短絡用抵抗器5
(5u、5v、5w)の直列回路と、この短絡抵抗器5
の各相抵抗器5u、5v、5wと並列に接続され各相抵
抗器5u、5v、5wを一つずつ短絡させることができ
る第1、第2、第3の短絡用開閉器4u、4v、4wで
構成されている。
を示す。この始動装置は、電動機1の二次巻線に接続さ
れる液体抵抗器2と、この液体抵抗器2と並列に接続さ
れた開閉器3(3u、3v、3w)と短絡用抵抗器5
(5u、5v、5w)の直列回路と、この短絡抵抗器5
の各相抵抗器5u、5v、5wと並列に接続され各相抵
抗器5u、5v、5wを一つずつ短絡させることができ
る第1、第2、第3の短絡用開閉器4u、4v、4wで
構成されている。
【0015】電動機1の始動は、液体抵抗器2を用いて
始動を開始し、液体抵抗器2の可動電極2bの位置を最
大位置付近から最小位置に漸減した後、開閉器3(3
u、3v、3w)により短絡用抵抗器5(5u、5v、
5w)を液体抵抗器2と並列に接続し電動機1の二次側
抵抗を更に減少させ、その後第1、第2、第3の短絡用
開閉器4u、4v、4wを順次投入して短絡用抵抗器5
u、5v、5wを順次短絡させる。最後の開閉器4wの
投入により電動機二次巻線の全てが短絡される。
始動を開始し、液体抵抗器2の可動電極2bの位置を最
大位置付近から最小位置に漸減した後、開閉器3(3
u、3v、3w)により短絡用抵抗器5(5u、5v、
5w)を液体抵抗器2と並列に接続し電動機1の二次側
抵抗を更に減少させ、その後第1、第2、第3の短絡用
開閉器4u、4v、4wを順次投入して短絡用抵抗器5
u、5v、5wを順次短絡させる。最後の開閉器4wの
投入により電動機二次巻線の全てが短絡される。
【0016】この始動装置によれば、短絡段数が実施形
態1の場合より更に1段増え3段となるので、液体抵抗
器2の可動電極2aの位置を最小にしてから短絡完了ま
での間に発生するラッシュ電流値は更に小さくなる。
態1の場合より更に1段増え3段となるので、液体抵抗
器2の可動電極2aの位置を最小にしてから短絡完了ま
での間に発生するラッシュ電流値は更に小さくなる。
【0017】実施形態3 図3に実施形態3に係る巻線型電動機の始動装置の回路
を示す。この始動装置は、電動機1の二次巻線に接続さ
れた液体抵抗器2と、液体抵抗器2のU−V相間及びV
−W相間に接続され夫々の相間を片方ずつ短絡させるこ
とができる第1、第2の短絡用開閉器4uv、4vwで
構成されている。
を示す。この始動装置は、電動機1の二次巻線に接続さ
れた液体抵抗器2と、液体抵抗器2のU−V相間及びV
−W相間に接続され夫々の相間を片方ずつ短絡させるこ
とができる第1、第2の短絡用開閉器4uv、4vwで
構成されている。
【0018】電動機1の始動は、液体抵抗器2を用いて
始動し、液体抵抗器2の可動電極2aの位置を最大位置
付近から最小位置に漸減した後、第1の開閉器4uvに
より液体抵抗器2のU−V相間を短絡させ、次いで第2
の開閉器4vwにより液体抵抗器2のU−V相間を短絡
させ、電動機1の二次側各相間全てを短絡させる。
始動し、液体抵抗器2の可動電極2aの位置を最大位置
付近から最小位置に漸減した後、第1の開閉器4uvに
より液体抵抗器2のU−V相間を短絡させ、次いで第2
の開閉器4vwにより液体抵抗器2のU−V相間を短絡
させ、電動機1の二次側各相間全てを短絡させる。
【0019】この始動方法によれば、液体抵抗2を用い
て始動した後の液体抵抗器2の残留抵抗を短絡する短絡
段数が2段となり、液体抵抗器2の可動電極2aの位置
を最小にしてから短絡完了までの間に発生するラッシュ
電流値が小さくなる。
て始動した後の液体抵抗器2の残留抵抗を短絡する短絡
段数が2段となり、液体抵抗器2の可動電極2aの位置
を最小にしてから短絡完了までの間に発生するラッシュ
電流値が小さくなる。
【0020】実施形態4 図4に実施形態4に係る巻線型電動機の始動装置の回路
を示す。この始動装置は、電動機1の二次巻線に接続さ
れた液体抵抗器2と、液体抵抗器2の各相抵抗器2u、
2v、2wとそれぞれ並列に接続され順次投入すること
ができる第1、第2、第3の短絡用開閉器4u、4v、
4wで構成されている。なお、短絡用開閉器4u、4
v、4wは液体抵抗器2の中にあるように図示してある
が液体抵抗器2の外に設ける。
を示す。この始動装置は、電動機1の二次巻線に接続さ
れた液体抵抗器2と、液体抵抗器2の各相抵抗器2u、
2v、2wとそれぞれ並列に接続され順次投入すること
ができる第1、第2、第3の短絡用開閉器4u、4v、
4wで構成されている。なお、短絡用開閉器4u、4
v、4wは液体抵抗器2の中にあるように図示してある
が液体抵抗器2の外に設ける。
【0021】電動機1の始動は、液体抵抗器2を用いて
始動を開始し、液体抵抗器2の可動電極2aの位置を最
大位置付近から最小位置に漸減した後、第1、第2、第
3の短絡用開閉器4u、4v、4wを順次投入させて液
体抵抗器2の各相抵抗器2u、2v、2wの残留抵抗を
順次短絡させる。最後の第3の短絡用開閉器4w投入に
より電動機1の二次側は完全短絡となる。
始動を開始し、液体抵抗器2の可動電極2aの位置を最
大位置付近から最小位置に漸減した後、第1、第2、第
3の短絡用開閉器4u、4v、4wを順次投入させて液
体抵抗器2の各相抵抗器2u、2v、2wの残留抵抗を
順次短絡させる。最後の第3の短絡用開閉器4w投入に
より電動機1の二次側は完全短絡となる。
【0022】この始動装置によれば、液体抵抗器2を用
いて始動した後の液体抵抗器2の残留抵抗を短絡する短
絡段数が3段となるので、液体抵抗器2の可動電極2a
の位置を最小にしてから電動機1二次側短絡完了までの
間に発生するラッシュ電流値が実施形態3の場合より小
さくなる。
いて始動した後の液体抵抗器2の残留抵抗を短絡する短
絡段数が3段となるので、液体抵抗器2の可動電極2a
の位置を最小にしてから電動機1二次側短絡完了までの
間に発生するラッシュ電流値が実施形態3の場合より小
さくなる。
【0023】
【発明の効果】(1)請求項1の発明によれば、短絡用
開閉器の最少個数(2個)を増加させることなく短絡段
数が増加する。 (2)請求項2、4の発明によれば、第1、第2、第3
の短絡用開閉器の同時投入、順次投入および第1、第2
の短絡用開閉器の同時投入とその後の第3の短絡用開閉
器投入など短絡段数を1,2,3と任意に変えることが
可能である。 (3)請求項3、4の発明によれば、短絡用抵抗器無で
もラッシュ電流を軽減できる。
開閉器の最少個数(2個)を増加させることなく短絡段
数が増加する。 (2)請求項2、4の発明によれば、第1、第2、第3
の短絡用開閉器の同時投入、順次投入および第1、第2
の短絡用開閉器の同時投入とその後の第3の短絡用開閉
器投入など短絡段数を1,2,3と任意に変えることが
可能である。 (3)請求項3、4の発明によれば、短絡用抵抗器無で
もラッシュ電流を軽減できる。
【図1】実施の形態1及び従来例を説明する電動機始動
装置の回路図。
装置の回路図。
【図2】実施の形態2に係る電動機始動装置の回路図。
【図3】実施の形態3に係る電動機始動装置の回路図。
【図4】実施の形態4に係る電動機始動装置の回路図。
【図5】電動機始動装置による電動機二次短絡時の電流
変化を説明する線図。
変化を説明する線図。
1…電動機 2…液体抵抗器 3、4…開閉器(電磁開閉器) 5…短絡用抵抗器
Claims (4)
- 【請求項1】 電動機二次巻線に接続され電動機始動後
抵抗値が減少するように制御される液体抵抗器と、この
液体抵抗器の抵抗が最小にされた後液体抵抗器に開閉器
を介して並列に接続される短絡用抵抗器と、この短絡抵
抗が接続された後短絡用抵抗器の第1の相間と第2の相
間を順次短絡させる第1、第2の相間短絡用開閉器とを
有することを特徴とする巻線型電動機の始動装置。 - 【請求項2】 電動機二次巻線に接続され電動機始動後
抵抗値が減少するように制御される液体抵抗器と、この
液体抵抗器の抵抗が最小になった後液体抵抗器に開閉器
を介して並列に接続される短絡用抵抗器と、この短絡抵
抗器の各相抵抗器とそれぞれ並列に接続されており短絡
抵抗器が前記液体抵抗器に並列に接続された後短絡用抵
抗器の各相抵抗器を順次短絡させることができる第1、
第2、第3の短絡用開閉器とを有することを特徴とする
巻線型電動機の始動装置 - 【請求項3】 電動機二次巻線に接続され電動機始動後
抵抗値が減少するように制御される液体抵抗器と、この
液体抵抗器の抵抗が最小にされた後液体抵抗器の第1の
相間と第2の相間を順次短絡させさせる第1、第2の相
間短絡用開閉器とを有することを特徴とする巻線型電動
機の始動装置。 - 【請求項4】 電動機二次巻線に接続され電動機始動後
抵抗値が減少するように制御される液体抵抗器と、この
液体抵抗器の各相抵抗器とそれぞれ並列に接続されてお
り液体抵抗器の抵抗が最小にされた後液体抵抗器の各相
抵抗器を順次短絡させることができる第1、第2、第3
の短絡用開閉器とを有することを特徴とする巻線型電動
機の始動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001156603A JP2002354856A (ja) | 2001-05-25 | 2001-05-25 | 巻線型電動機の始動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001156603A JP2002354856A (ja) | 2001-05-25 | 2001-05-25 | 巻線型電動機の始動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002354856A true JP2002354856A (ja) | 2002-12-06 |
Family
ID=19000596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001156603A Pending JP2002354856A (ja) | 2001-05-25 | 2001-05-25 | 巻線型電動機の始動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002354856A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8278773B2 (en) | 2011-08-05 | 2012-10-02 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Wind turbine generator and surplus energy control method for wind turbine generator |
CN104270038A (zh) * | 2014-09-29 | 2015-01-07 | 安吉县天宝电控设备有限公司 | 基于电液变阻起动器的变阻结构 |
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