JP2002354588A - 圧電スピーカ - Google Patents

圧電スピーカ

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JP2002354588A
JP2002354588A JP2001161192A JP2001161192A JP2002354588A JP 2002354588 A JP2002354588 A JP 2002354588A JP 2001161192 A JP2001161192 A JP 2001161192A JP 2001161192 A JP2001161192 A JP 2001161192A JP 2002354588 A JP2002354588 A JP 2002354588A
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piezoelectric
piezoelectric body
piezoelectric speaker
speaker
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JP2001161192A
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Takao Mori
隆夫 毛利
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高域まで高い音圧を維持することの出来るス
ピーカを提供する。 【解決手段】 開口を有するドーム状で厚み方向に分極
されている圧電体1と、前記圧電体の内面に形成された
第一の電極12と、外面に形成された第二の電極3を備
え、前記圧電体の内面および外面の少なくとも一方に、
前記第一または第二の電極の非形成部を有するととも
に、前記第一および第二の電極が、前記圧電体の内面お
よび外面に、少なくとも対向部分を有するように形成さ
れる。 【効果】 外部信号が印加されることにより圧電体は部
分駆動し、高域の周波数において音圧を高めることが出
来る。また対向する電極面積が狭く容量が小さくなった
ためインピーダンスが高く、整合トランスによる十分な
信号の昇圧がされるようになり、高域を伸ばすことが出
来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電スピーカに関
し、詳しくは、圧電体が用いられ、周波数特性が改善さ
れた圧電スピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14に従来の圧電スピーカの断面図を
示す。
【0003】図14において、圧電スピーカ140は開
口を有するドーム状で厚みの均一な圧電体1、圧電体1
の内面に形成された第一の電極2、同じく外面に形成さ
れた第二の電極3から構成されている。第一の電極2は
圧電体1の内面のほぼ全面に形成されており、第二の電
極3は圧電体1の外面のほぼ全面に形成されている。圧
電体1は厚み方向に分極されている。
【0004】このように構成された圧電スピーカ140
において第一の電極2と第二の電極3の間に外部信号源
4から信号が印加されると、それに応じて圧電体1の全
面が伸び縮みする。このような圧電体1の全面が伸び縮
みする駆動を全面駆動という。圧電体1の全面が伸び縮
みすることによって、ドーム状の圧電体1が全体として
呼吸振動し、それによって音が発生する。
【0005】図14の圧電スピーカ140にホーンが付
けられた構成の圧電スピーカの破砕断面図を図15に示
す。ここで外部信号源4は使用されるが省略して示して
いる。圧電スピーカ150は圧電スピーカ140にホー
ン156が付けられた構成となっている。
【0006】図15において、ドーム状圧電スピーカ1
40はホーン156の突出し部分158が覆われるよう
にしてその開口部が数カ所で固着されている。ホーン1
56は中心軸上で間隔を隔てて多重に配置される複数の
筒151ないし155で構成され、その中央から外側に
従って広がりかつ折り返される音道157を有する。こ
のホーンの詳細は特開平9−322283号公報に示さ
れている。
【0007】図15の圧電スピーカ150において、圧
電体1の外面から主として高音が発生し、ホーン156
によって主として低音が発生し、全体として広帯域の音
圧周波数特性が得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の圧
電スピーカでは、圧電体の全面が駆動される構造の為に
音圧周波数特性において高域、すなわち約2KHzない
し約15KHzの周波数帯域で音圧が低かった。また第
一および第二の電極2、3の面積が広く、その間の容量
が大きい為に、特に高域でインピーダンスが低くなり、
整合トランスによる十分な信号の昇圧がされず、音圧周
波数特性において高域が延びないという問題があった。
【0009】図3に、従来の圧電スピーカ150の音圧
周波数特性を示している。図3にはまた、本発明の圧電
スピーカ20の特性も示しているが、それについては後
で詳述する。ここで従来の圧電スピーカの特性は細線で
示しており、本発明の圧電スピーカの特性は太線で示し
ている。
【0010】図3より解るように従来の圧電スピーカ1
50の場合、約2KHzないし約15KHzの周波数帯
域の音圧が低くなっている。
【0011】本発明は上記の問題点を解決することを目
的とするもので、高域まで高い音圧を維持することの出
来る圧電スピーカを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の圧電スピーカは開口を有するドーム状で厚
み方向に分極されている圧電体と、前記圧電体の内面に
形成された第一の電極と、外面に形成された第二の電極
を備え、前記圧電体の内面および外面の少なくとも一方
に、前記第一または第二の電極の非形成部を有するとと
もに、前記第一および第二の電極が、前記圧電体の内面
および外面に、少なくとも対向部分を有するように形成
されたことを特徴とする。
【0013】また、本発明の圧電スピーカは、前記第一
の電極が前記圧電体の頂部を中心とする略同心帯状に形
成されたことを特徴とする。
【0014】また、本発明の圧電スピーカは、前記第二
の電極が前記圧電体の頂部を中心とする略同心帯状に形
成されたことを特徴とする。
【0015】また、本発明の圧電スピーカは、前記第一
の電極が前記圧電体の頂部を中心とする略円形に形成さ
れたことを特徴とする。
【0016】また、本発明の圧電スピーカは、前記第二
の電極が前記圧電体の頂部を中心とする略円形に形成さ
れたことを特徴とする。
【0017】また、本発明の圧電スピーカは、前記圧電
体の開口部にホーンが設けられたことを特徴とする。
【0018】このように構成することにより、本発明の
圧電スピーカにおいては、高域まで高い音圧を維持する
ことが出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の圧電スピーカの
一実施例の断面図を示す。図1において、図14と同一
もしくは同等の部分には同じ記号を符し、その説明を省
略する。
【0020】図1において、圧電スピーカ10は開口を
有するドーム状で厚みの均一な圧電体1、圧電体1の内
面に形成された第一の電極12、同じく外面に形成され
た第二の電極3から構成されている。第一の電極12は
圧電体1の内面に開口面中心より仰角45度の範囲で全
周に渡って形成される。言い換えると、第一の電極12
が、圧電体1の内面にその頂部を中心とする略同心帯状
に形成されたものであり、その結果圧電体1の内面が第
一の電極の非形成部を有することになる。また第一の電
極12および第二の電極3は対向部分を有する。圧電体
1は厚み方向に分極されている。
【0021】このように構成された圧電スピーカ10に
おいて第一の電極12と第二の電極3の間に外部信号源
4から信号が印加されると、それに応じて圧電体1の第
一の電極12と第二の電極3が対向する部分が伸び縮み
し、音が発生する。このような、圧電体1の一部が部分
的に伸び縮みする駆動を部分駆動といい、特に圧電体1
の側面のみが伸び縮みする駆動を側面駆動という。
【0022】図2に、図1の圧電スピーカ10にホーン
が付けられた構成の圧電スピーカの破砕断面図を示す。
ここで外部信号源4は使用されるが省略して示してい
る。本発明の圧電スピーカ20は圧電スピーカ10にホ
ーン26が付けられた構成となっている。
【0023】図2においてドーム状圧電スピーカ10は
ホーン26の突出し部分28が覆われるようにしてその
開口部が数カ所で固着されている。ホーン26は中心軸
上で間隔を隔てて多重に配置される複数の筒21ないし
25で構成され、その中央から外側に従って広がりかつ
折り返される音道27を有する。
【0024】図2の圧電スピーカ20において、圧電体
1の外面から主として高音が発生し、ホーン26によっ
て主として低音が発生し、全体として広帯域の音圧周波
数特性が得られる。
【0025】図3に、本発明の圧電スピーカ20の音圧
周波数特性を示している。
【0026】図3にはまた、既に発明が解決しようとす
る課題で説明したように、従来の圧電スピーカ150の
特性も示している。なお繰り返しになるが本発明の圧電
スピーカ20の特性は太線で示しており、従来の圧電ス
ピーカ150の特性は細線で示している。
【0027】図3より解るように、従来の圧電スピーカ
150のような全面駆動の場合と比べて、本発明のよう
な部分駆動の実施例である圧電スピーカ20のような側
面駆動の場合、約2KHzないし約15KHzの周波数
帯域の音圧を高めることが出来、平坦な特性が得られ
る。
【0028】また、図14に示した従来の圧電スピーカ
140に比べて、図1に示した本発明の圧電スピーカ1
0は、第一および第二の電極12、3の対向面積が狭
く、その間の容量が小さくなったため特に高域でインピ
ーダンスが高くなり、整合トランスによる十分な信号の
昇圧がなされ、音圧周波数特性において高域を延ばすこ
とが出来る。
【0029】なお、ここで言うドーム状とは、垂直断面
が略楕円弧、または略円弧を持ち、水平断面が略楕円、
または略円を持つ丸屋根状の形状を表し、半球や部分球
を含む。また部分的に曲率が変わっていても構わない。
さらには厚みが一定でなくても構わないものである。
【0030】また、ドーム状の圧電体の頂点に位置する
部分を頂部と表現している。
【0031】さらに、図1の圧電スピーカ10におい
て、内面の第一電極12が開口面中心より仰角45度の
範囲で全周に渡って形成されているが、一つの実施例で
あってこれに限定されるものではない。
【0032】図4に、本発明の圧電スピーカの別の実施
例の断面図を示す。図4において、図1と同一もしくは
同等の部分には同じ記号を符し、その説明を省略する。
【0033】図4において、圧電スピーカ40は開口を
有するドーム状で厚みの均一な圧電体1、圧電体1の内
面に形成された第一の電極12、同じく外面に形成され
た第二の電極43から構成されている。第二の電極43
は、圧電体1の外面で圧電体1の開口部と頂部の間に、
圧電体1の頂部を中心とする略同心帯状に形成されたも
のであり、その結果圧電体1の外面が第二の電極43の
非形成部を有する。また第一の電極12および第二の電
極43は対向部分を有する。
【0034】このように構成された圧電スピーカ40に
おいても第一の電極12と第二の電極43の間に外部信
号源4から信号が印加されると、図1と同様の作用効果
が得られる。
【0035】図5に、本発明の圧電スピーカのさらに別
の実施例の断面図を示す。図5において、図1と同一も
しくは同等の部分には同じ記号を符し、その説明を省略
する。
【0036】図5において、圧電スピーカ50は開口を
有するドーム状で厚みの均一な圧電体1、圧電体1の内
面に形成された第一の電極52、同じく外面に形成され
た第二の電極3から構成されている。第一の電極52
は、圧電体1の内面で圧電体1の開口部と頂部の間に、
圧電体1の頂部を中心とする略同心帯状に形成されたも
のであり、その結果圧電体1の内面が第一の電極52の
非形成部を有する。また第一の電極52および第二の電
極3は対向部分を有する。
【0037】このように構成された圧電スピーカ50に
おいても第一の電極52と第二の電極3の間に外部信号
源4から信号が印加されると、図1と同様の作用効果が
得られる。
【0038】図6に、本発明の圧電スピーカのさらに別
の実施例の断面図を示す。図6において、図5と同一も
しくは同等の部分には同じ記号を符し、その説明を省略
する。
【0039】図6において、圧電スピーカ60は開口を
有するドーム状で厚みの均一な圧電体1、圧電体1の内
面に形成された第一の電極52、同じく外面に形成され
た第二の電極63から構成されている。第二の電極63
は、圧電体1の外面で圧電体1の開口部と頂部の間に、
圧電体1の頂部を中心とする略同心帯状に形成されたも
のであり、その結果圧電体1の外面が第二の電極63の
非形成部を有する。また第一の電極52および第二の電
極63は対向部分を有する。
【0040】このように構成された圧電スピーカ60に
おいても第一の電極52と第二の電極63の間に外部信
号源4から信号が印加されると、図1と同様の作用効果
が得られる。
【0041】図7に、本発明の圧電スピーカのさらに別
の実施例の断面図を示す。図7において、図14と同一
もしくは同等の部分には同じ記号を符し、その説明を省
略する。
【0042】図7において、圧電スピーカ70は開口を
有するドーム状で厚みの均一な圧電体1、圧電体1の内
面に形成された第一の電極2、同じく外面に形成された
第二の電極73から構成されている。第二の電極73
は、圧電体1の外面で圧電体1の開口部端に、圧電体1
の頂部を中心とする略同心帯状に形成されたものであ
り、その結果圧電体1の外面が第二の電極73の非形成
部を有する。また第一の電極2および第二の電極73は
対向部分を有する。
【0043】このように構成された圧電スピーカ70に
おいても第一の電極2と第二の電極73の間に外部信号
源4から信号が印加されると、図1と同様の作用効果が
得られる。
【0044】図8に、本発明の圧電スピーカのさらに別
の実施例の断面図を示す。図8において、図7と同一も
しくは同等の部分には同じ記号を符し、その説明を省略
する。
【0045】図8において、圧電スピーカ80は開口を
有するドーム状で厚みの均一な圧電体1、圧電体1の内
面に形成された第一の電極2、同じく外面に形成された
第二の電極83から構成されている。第二の電極83
は、圧電体1の外面で圧電体1の開口部と頂部の間に、
圧電体1の頂部を中心とする略同心帯状に形成されたも
のであり、その結果圧電体1の外面が第二の電極83の
非形成部を有する。また第一の電極2および第二の電極
83は対向部分を有する。
【0046】このように構成された圧電スピーカ80に
おいても第一の電極2と第二の電極83の間に外部信号
源4から信号が印加されると、図1と同様の作用効果が
得られる。
【0047】図9に、本発明の圧電スピーカのさらに別
の実施例の断面図を示す。図9において、図14と同一
もしくは同等の部分には同じ記号を符し、その説明を省
略する。
【0048】図9において、圧電スピーカ90は開口を
有するドーム状で厚みの均一な圧電体1、圧電体1の内
面に形成された第一の電極92、同じく外面に形成され
た第二の電極3から構成されている。第一の電極92
は、圧電体1の内面に、圧電体1の頂部を中心とする略
円形に形成されたものであり、その結果圧電体1の内面
が第一の電極92の非形成部を有する。また第一の電極
92および第二の電極3は対向部分を有する。
【0049】このように構成された圧電スピーカ90に
おいても第一の電極92と第二の電極3の間に外部信号
源4から信号が印加されると、図1と同様の作用効果が
得られる。
【0050】図10に、本発明の圧電スピーカのさらに
別の実施例の断面図を示す。図10において、図9と同
一もしくは同等の部分には同じ記号を符し、その説明を
省略する。
【0051】図10において、圧電スピーカ100は開
口を有するドーム状で厚みの均一な圧電体1、圧電体1
の内面に形成された第一の電極92、同じく外面に形成
された第二の電極103から構成されている。第二の電
極103は、圧電体1の外面に、圧電体1の頂部を中心
とする略円形に形成されたものであり、その結果圧電体
1の外面が第二の電極103の非形成部を有する。また
第一の電極92および第二の電極103は少なくとも対
向部分を有する。
【0052】このように構成された圧電スピーカ100
においても第一の電極92と第二の電極103の間に外
部信号源4から信号が印加されると、図1と同様の作用
効果が得られる。
【0053】図11に、本発明の圧電スピーカのさらに
別の実施例の断面図を示す。図11において、図14と
同一もしくは同等の部分には同じ記号を符し、その説明
を省略する。
【0054】図11において、圧電スピーカ110は開
口を有するドーム状で厚みの均一な圧電体1、圧電体1
の内面に形成された第一の電極2、同じく外面に形成さ
れた第二の電極113から構成されている。第二の電極
113は、圧電体1の外面に、圧電体1の頂部を中心と
する略円形に形成されたものであり、その結果圧電体1
の外面が第二の電極113の非形成部を有する。また第
一の電極2および第二の電極113は対向部分を有す
る。
【0055】このように構成された圧電スピーカ110
においても第一の電極2と第二の電極113の間に外部
信号源4から信号が印加されると、図1と同様の作用効
果が得られる。
【0056】図12に、本発明の圧電スピーカのさらに
別の実施例であるドーム状圧電体の開口部側から見た底
面図を示す。図12において、図5と同一もしくは同等
の部分には同じ記号を符し、その説明を省略する。
【0057】図12において、圧電スピーカ120は開
口を有するドーム状で厚みの均一な圧電体1、圧電体1
の内面に形成された第一の電極122aないし122
d、同じく外面に形成された第二の電極3で構成されて
いる。第二の電極3は外面のため図示されていないが圧
電体1の外面のほぼ全面に形成されている。第一の電極
122aないし122dは、圧電体1の内面で圧電体1
の開口部と頂部の間に、全体として、圧電体1の頂部を
中心とする同心帯状に形成されたものであり、その結果
圧電体1の内面が第一の電極122aないし122dの
非形成部を有する。また第一の電極122aないし12
2dおよび第二の電極3は対向部分を有する。さらに第
一の電極122aないし122dは頂部を中心とした同
心帯状の電極が周方向で分割された形状をしており、全
体として略同心帯状になっている。
【0058】このように構成された圧電スピーカ120
においても第一の電極122aないし122dと第二の
電極3の間に外部信号源4から信号が印加されると、図
1と同様の作用効果が得られる。
【0059】ここでは一例を示したが、第一の電極、第
二の電極にかかわらず、図1、図4ないし図8に記載の
略同心帯状の電極について周方向で分割された形状をと
ることができる。
【0060】図13に、本発明の圧電スピーカのさらに
別の実施例であるドーム状圧電体の開口部側から見た底
面図を示す。図13において、図9と同一もしくは同等
の部分には同じ記号を符し、その説明を省略する。
【0061】図13において、圧電スピーカ130は開
口を有するドーム状で厚みの均一な圧電体1、圧電体1
の内面に形成された第一の電極132aないし132
d、同じく外面に形成された第二の電極3で構成されて
いる。第二の電極3は外面のため図示されていないが圧
電体1の外面のほぼ全面に形成されている。第一の電極
132aないし132dは、圧電体1の内面に、全体と
して、圧電体1の頂部を中心とした円形に形成されたも
のであり、その結果圧電体1の内面が第一の電極132
aないし132dの非形成部を有する。また第一の電極
132aないし132dおよび第二の電極は対向部分を
有する。さらに第一の電極132aないし132dは頂
部を中心とした円形の電極を周方向で分割された形状を
しており、全体として略円形になっている。
【0062】このように構成された圧電スピーカ130
においても第一の電極132aないし132dと第二の
電極3の間に外部信号源4から信号が印加されると、図
1と同様の作用効果が得られる。
【0063】ここでは一例を示したが、第一の電極、第
二の電極にかかわらず、図1、図5図7、図8、図9な
いし図11に記載の略円形の電極について周方向で分割
された形状をとることができる。
【0064】また、図12、図13において第一の電極
が周方向で分割された形状をとる例を示したが、第一の
電極、第二の電極にかかわらず、図1、図4ないし図1
1に記載の電極について径方向で分割された形状をと
り、それぞれの分割電極に外部信号源4から信号が印加
されても図1と同様の作用効果が得られる。
【0065】電極の非形成部を有する状態とは、本当に
電極の形成されていない状態だけでなく、電極そのもの
は存在していても第一の電極および第二の電極と接続さ
れていない状態を含む。
【0066】
【発明の効果】本発明の圧電スピーカでは、開口を有す
るドーム状圧電体と、圧電体の内面外面の少なくとも一
方に非形成部を有する電極を持ち、さらに少なくとも対
向部分を有するように形成された二つの電極からなる構
成で、外部信号が印加された場合、圧電スピーカは高域
の周波数において音圧を高めることが出来る。
【0067】また対向する電極面積が狭く容量が小さく
なったためインピーダンスが高く、整合トランスによる
十分な信号の昇圧がされるようになり、高域を延ばすこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧電スピーカの一実施例を示す断面図
である。
【図2】本発明の圧電スピーカとホーンを組合せた圧電
スピーカの破砕断面図である。
【図3】本発明の圧電スピーカおよび従来の圧電スピー
カとホーンを組合せた圧電スピーカの音圧周波数特性を
示す特性図である。
【図4】本発明の圧電スピーカの別の例を示す断面図で
ある。
【図5】本発明の圧電スピーカのさらに別の例を示す断
面図である。
【図6】本発明の圧電スピーカのさらに別の例を示す断
面図である。
【図7】本発明の圧電スピーカのさらに別の例を示す断
面図である。
【図8】本発明の圧電スピーカのさらに別の例を示す断
面図である。
【図9】本発明の圧電スピーカのさらに別の例を示す断
面図である。
【図10】本発明の圧電スピーカのさらに別の例を示す
断面図である。
【図11】本発明の圧電スピーカのさらに別の例を示す
断面図である。
【図12】本発明の圧電スピーカのさらに別の例を示す
底面図である。
【図13】本発明の圧電スピーカのさらに別の例を示す
底面図である。
【図14】従来の圧電スピーカを示す断面図である。
【図15】従来の圧電スピーカとホーンを組合せた圧電
スピーカの破砕断面図である。
【符号の説明】
1…圧電体 2、12、52、92、 122a 、122b 、122
c 、122d 、132a132b 、132c 、132d
…第一の電極 3、43、63、73、83、103、113…第二の
電極 4…信号源 10、40、50、60、70、80、90、100、
110、120、130、140…圧電スピーカ 26、156…ホーン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口を有するドーム状で厚み方向に分極
    されている圧電体と、前記圧電体の内面に形成された第
    一の電極と、外面に形成された第二の電極を備え、前記
    第一および第二の電極間に外部より信号が加えられて音
    が発生する圧電スピーカにおいて、 前記圧電体の内面および外面の少なくとも一方に、前記
    第一または第二の電極の非形成部を有するとともに、 前記第一および第二の電極が、前記圧電体の内面および
    外面に、少なくとも対向部分を有するように形成された
    ことを特徴とする圧電スピーカ。
  2. 【請求項2】 前記第一の電極が前記圧電体の頂部を中
    心とする略同心帯状に形成されたことを特徴とする請求
    項1に記載の圧電スピーカ。
  3. 【請求項3】 前記第二の電極が前記圧電体の頂部を中
    心とする略同心帯状に形成されたことを特徴とする請求
    項1に記載の圧電スピーカ。
  4. 【請求項4】 前記第一の電極が前記圧電体の頂部を中
    心とする略円形に形成されたことを特徴とする請求項1
    に記載の圧電スピーカ。
  5. 【請求項5】 前記第二の電極が前記圧電体の頂部を中
    心とする略円形に形成されたことを特徴とする請求項1
    に記載の圧電スピーカ。
  6. 【請求項6】 前記圧電体の開口部にホーンが設けられ
    たことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか
    に記載の圧電スピーカ。
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