JP2002354568A - マイクホルダ - Google Patents

マイクホルダ

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JP2002354568A
JP2002354568A JP2001158143A JP2001158143A JP2002354568A JP 2002354568 A JP2002354568 A JP 2002354568A JP 2001158143 A JP2001158143 A JP 2001158143A JP 2001158143 A JP2001158143 A JP 2001158143A JP 2002354568 A JP2002354568 A JP 2002354568A
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JP
Japan
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microphone
holder
circuit board
projection
protrusion
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JP2001158143A
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English (en)
Inventor
Kentaro Tokiwa
健太郎 常盤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単、低コストにマイクを回路基板に保持さ
せることが可能なマイクホルダを提供する。 【解決手段】 ゴム素材で構成されたマイクホルダ1
は、円筒形状のホルダ本体部3と、その側面に設けられ
た舌片部4と、舌片部4の端部に設けられた突起部6と
からなる。突起部6は、回路基板13上に設けられた大
孔部15及び小孔部16とからなる錠穴14に係合す
る。小孔部15の径は、突起部6の径よりも小さくなっ
ている。突起部6は、小孔部15に係合することで弾性
変形し、その側面が小孔部15に圧着される。マイクホ
ルダ1は、突起部6と錠穴14の端縁との摩擦力によ
り、回路基板13に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に対してマイ
クを定位置に保持させるマイクホルダに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年普及しているデジタルスチルカメラ
には、連続して複数の静止画像を記録し、これを動画と
して再生する機能を備えたものが増えてきている。この
動画記録機能を用いると、メモリカードに数十秒から数
分程度の動画、及び音声を同時に記録することができ
る。音声の記録には、カメラに内蔵された小型マイクが
用いられる。
【0003】従来、デジタルカメラ内にマイクを組み込
むためには、例えば、図7に示すように、マイク31を
弾性素材からなる防振ケース32に収納し、その上から
プラスチック製の保持部品33を取り付け、この保持部
品33を回路基板34にネジ止めすることでマイク31
を固定している。その後、コネクタ35を介して回路基
板34にマイク31を結線し、カメラの外装カバー36
を被せると、マイク31が音声を拾うためのマイク穴3
7に対面する。
【0004】また、他の手法として、図8に示すよう
に、外装カバー36の裏側に防振ケース32に収納され
たマイク31を嵌め入れるための圧入部38を形成して
おき、マイク31を外装カバー36に取り付けた後、コ
ネクタ35を介して回路基板34に結線するようにした
ものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ものでは、マイクを定位置に保持するための保持部品を
設ける必要があるとともに、ネジ止めによって保持部品
を回路基板に固定していることから、部品点数や製造工
数が多いという問題点がある。
【0006】また、後者のものでは、外装カバーにマイ
クを圧入して保持させていることから、外装カバーと回
路基板の2つの部品間に渡ってマイクを取り付けること
になる。これでは、カメラの製造過程において、マイク
の音声記録テストなどを行う際、回路基板と外装カバー
とを必ず組み付けなければならない。さらに、テスト後
に調整作業を行うと、被せた外装カバーを取り外す必要
が生じるなど、組み立て作業性が悪いという問題点があ
る。また、外装カバーにマイクが密着していることか
ら、外装カバーからの振動がマイクに伝わりやすいとい
う問題もある。
【0007】本発明は、上記の問題点を考慮してなされ
たもので、マイクを組み込むにあたり、従来よりも部品
点数や製造工数が削減できるとともに組み立て作業性が
よく、雑音の要因となる振動をマイクに伝わりにくくし
たマイクホルダを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、弾性素材から構成され、基板に対してマ
イクを定位置に保持するマイクホルダにおいて、前記マ
イクが嵌め込まれるホルダ本体部と、このホルダ本体部
と一体に設けられ、前記基板に形成された取付部に係合
する係合部とからなることを特徴とするもので、マイク
ホルダを基板に直接取り付けられるようにしたものであ
る。
【0009】また、マイクホルダを構成する弾性素材と
しては、音声記録の際の雑音に関与する振動の伝達を抑
制するために、振動吸収性を有するものを用いるのが好
適である。
【0010】
【発明の実施の形態】図1及び図2において、本発明の
マイクホルダ1は、マイク2が嵌め込まれる円筒状をし
たホルダ本体部3を有する。ホルダ本体部3には、その
円筒側面から舌片部4及び襟状部5が連設され、舌片部
4には突起部6が設けられている。
【0011】ホルダ本体部3の前面側は、マイク2の抜
けを防止するマイク受け7及び開口8が設けられてい
る。なお、開口8の周囲は、マイク受け7よりも突出し
ている。ホルダ本体部2の後面側は、前面側と同様なマ
イク受け9と、マイクを嵌め込むために開口8よりも径
が大きくなった嵌入開口10が設けられている。
【0012】舌片部4は、ホルダ本体部3の前面寄りに
設けられている。舌片部4の端部に突設された突起部6
は、突起軸11と、リベット状にその先端が大きくなっ
た突起傘12とからなる。突起部6は、回路基板13に
形成された錠穴14に係合する。錠穴14は、大孔部1
5及び小孔部16とからなり、大孔部15の穴径は、突
起傘12の最大直径部分とほぼ等しくなっている。ま
た、大孔部15と小孔部16の境目は、突起軸11の径
とほぼ等しく、小孔部16は大孔部15から遠のくに従
って細くなるように形成され、その端部では突起軸11
の径よりも小さくなっている。
【0013】回路基板13には、ホルダ本体部3の円筒
形状に沿って、円弧状の切欠17が形成されているが、
ホルダ本体部3の側面と切欠17とは接触しないように
されている。切欠17は、舌片部4と襟状部5の間に位
置するようになっており、切欠17と襟状部5とは圧接
しないようにされている。これにより、ホルダ本体部3
が大きく前後に揺れ動こうとするときに、襟状部5を撓
ませることで、ホルダ本体部3の揺れが抑えられる。ま
た、マイクホルダ1と回路基板13との接触面積を小さ
くすることで、回路基板13からの微振動がマイクホル
ダ1に伝わりにくくなる。
【0014】マイクホルダ1は、合成ゴムの成形品で構
成されており、大きな揺れ以外にも、回路基板13から
の微振動が伝わらないようにして、音声記録時に雑音が
混入することを防ぐための振動吸収性を有している。マ
イクホルダ1には、回路基板13の構成素材などに起因
する固有振動数に対して、減衰性に優れたゴム素材が用
いられる。
【0015】マイクホルダ1を回路基板13に取り付け
る際は、まず、マイク2をホルダ本体部3に嵌め込む。
そして、図3に示すように、ホルダ本体部3の側面を、
回路基板13の切欠17に押し当てて、舌片部4と襟状
部5との間に回路基板13が入るようにする。ここで、
突起部6を錠穴14に押し込むと、舌片部4と突起軸1
1とが撓み、突起傘12が大孔部15を通り抜ける。舌
片部4は、突起部6が錠穴14に係合する際に撓くこと
で、その回路基板側の面が僅かに伸長した状態となる。
【0016】図4に示すように、突起傘12が大孔部1
5を通り抜けると、前述の舌片部4の撓みに起因する弾
性力が、突起部6を引き戻すように作用する。この弾性
力により、突起軸11は、径の小さくなった小孔部16
に入り込む。小孔部16に入り込んだ突起軸11は、ゴ
ム材でできているため、その径方向に弾性変形する。こ
の弾性変形に伴う弾性力により、突起軸11と錠穴14
の端縁とが圧着し、相互間で摩擦力を生じさせ、マイク
ホルダ1を回路基板13に固定させる。
【0017】マイクホルダ1により、回路基板13に対
して定位置に保持されたマイク2は、回路基板13に電
気的に接続される。回路基板13には、基板上に設けら
れた回路テストや、マイク2の音声記録テストが終了し
た後、製造工程の最後で金属製の外装カバー18が被せ
られる。外装カバー18の内側には、回路基板組み付け
用に設けられたプラスチック製の内枠19が取り付けら
れている。回路基板13に外装カバー18を被せると、
マイク2の前面は、外装カバー18に形成されたマイク
穴20と対面する。このように、マイクホルダ1を用い
ることで、外装カバー18の取り付けを、回路基板の組
み立て後に行うことができる。
【0018】なお、突起部を係合させる穴は、回路基板
以外の基板、すなわち薄い板状の支持体であればよく、
例えば、箱状に形成された部品などに、突起部を係合さ
せる穴を設けて、マイクホルダ1を取り付けてもよい。
【0019】図5及び図6に示すマイクホルダ21は、
上記実施形態と同様な合成ゴムの成形品で、円筒形状の
ホルダ本体部22と、その後部に連設された突起部23
とから構成される。突起部23は、突起軸24と、その
先端に突起軸24よりも径が大きくなった突起傘25と
を有する。ホルダ本体部22には、その前面側からマイ
クが嵌め込まれ、マイクの信号線は、中空となった筒状
の突起部22を介して、マイクホルダ21の後面側に通
される。
【0020】基板26には、平行部27と円形部28と
からなる切欠29が形成され、ここにマイクホルダ21
が嵌め込まれる。円形部28の径は、突起軸24の径よ
りも僅かに小さくされ、平行部27の間隔は、さらに小
さくされている。突起軸24は、その高さが基板26の
厚みよりも僅かに小さく形成されており、また、ホルダ
本体部22及び突起傘25よりも厚肉となっている。
【0021】マイクホルダ21を基板26に取り付ける
際は、マイクの信号線をホルダ本体部22から突起部2
3の先端に向かって通した後、マイクをそのままホルダ
本体部22の前面から嵌め込む。次に、突起軸24を、
切欠29の平行部27に宛がって、そのまま押し込む。
すると、突起軸24は、平行部27の形状に合わせて押
し潰されるように弾性変形する。マイクホルダ21をそ
のまま切欠29に押し込んでいくと、突起軸24は、平
行部27よりも広くなった円形部28に到達する。
【0022】円形部28に到達した突起軸24は、押し
潰された状態から元に戻ろうとするが、円形部28の径
が突起軸24よりも小さいため、僅かに弾性変形したま
まの状態が保たれる。これにより、突起軸24の円筒側
面は、円形部28の端縁に圧着され、切欠29との摩擦
力により、マイクホルダ21が、基板26にしっかりと
固定される。また、突起軸24の高さは、基板26の厚
みよりも小さくなっているから、ホルダ本体部22の後
部と突起傘25の前面側とが、基板26を挟み込むよう
に作用し、マイクホルダ21はさらに強力に固定され
る。また、平行部27と円形部28は、その境目で幅が
異なっているから、突起軸24を引っ掛ける作用をし、
マイクホルダ21は、大きな揺れや振動が与えられたと
しても抜け落ちることが無い。
【0023】なお、上記2つの実施形態においては、円
筒状のホルダ本体部、及び円柱、円筒状の突起部を有す
るマイクホルダについてのみ述べているが、これに限ら
れることは無い。例えば、マイクの形状に合わせて、適
宜の形状が可能である。また、ホルダ本体部は、マイク
が嵌め込める形状であれば、半円筒状にしてもよく、突
起部の形状としても、その先端を球状にしてもよい。
【0024】また、マイクホルダを取り付ける基板は、
回路基板以外でもよく、例えばプラスチック板に取り付
ける場合では、基板側に突起を形成し、マイクホルダ側
には、基板上の突起と係合する穴を形成するようにして
もよい。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、マイク
が嵌め込まれるホルダ本体部と、このホルダ本体部と一
体に基板上の取付部に係合する係合部を設けたので、マ
イクホルダを基板に対して簡単、かつ直接とりつけるこ
とができ、デジタルカメラやボイスレコーダなどの携帯
型音声記録装置や携帯電話機に好適な小型マイクを内蔵
させるにあたり、部品点数及び組み立て工数が削減で
き、ローコスト化やマイク保持スペースの小型化を図る
ことができる。また、係合部の形状を工夫することで、
基板との間に摩擦力を生じさせ、安定した固着力を確保
することができる。さらに、振動吸収性を有する素材を
用いているから、基板からの振動がマイクに伝わらず、
クリアな音声記録を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マイクホルダの前面斜視図である。
【図2】基板に取り付けられたマイクホルダの背面斜視
図である。
【図3】マイクホルダを基板に取り付ける際の様子を示
す断面図である。
【図4】基板に取り付けられたマイクホルダの断面図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施形態を表す前面斜視図であ
る。
【図6】第2の実施形態の断面図である。
【図7】従来のマイクホルダの断面図である。
【図8】従来のマイクホルダの断面図である。
【符号の説明】
1,21 マイクホルダ 3,22 ホルダ本体部 6,23 突起部 11,24 突起軸 12,25 突起傘 13 回路基板 14 錠穴 26 基板 27 平行部 29 切欠

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性素材から構成され、基板に対してマ
    イクを定位置に保持するマイクホルダにおいて、 前記マイクが嵌め込まれるホルダ本体部と、このホルダ
    本体部と一体に設けられ、前記基板に形成された取付部
    に係合する係合部とからなることを特徴とするマイクホ
    ルダ。
  2. 【請求項2】 前記弾性素材は振動吸収性を有している
    ことを特徴とする請求項1記載のマイクホルダ。
JP2001158143A 2001-05-28 2001-05-28 マイクホルダ Pending JP2002354568A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010073787A1 (ja) * 2008-12-25 2010-07-01 富士通テン株式会社 スピーカ装置
KR20150002446U (ko) * 2013-12-16 2015-06-24 에릭슨엘지엔터프라이즈 주식회사 마이크 홀더

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