JP2002354529A - ローミング制御方式 - Google Patents

ローミング制御方式

Info

Publication number
JP2002354529A
JP2002354529A JP2001160961A JP2001160961A JP2002354529A JP 2002354529 A JP2002354529 A JP 2002354529A JP 2001160961 A JP2001160961 A JP 2001160961A JP 2001160961 A JP2001160961 A JP 2001160961A JP 2002354529 A JP2002354529 A JP 2002354529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pbx
sequence
roaming
signal
message
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001160961A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisakatsu Watanabe
寿勝 渡辺
Noriyuki Hashimoto
宣之 橋本
Makoto Murata
誠 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Telecom Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Telecom Technologies Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Telecom Technologies Ltd filed Critical Hitachi Telecom Technologies Ltd
Priority to JP2001160961A priority Critical patent/JP2002354529A/ja
Publication of JP2002354529A publication Critical patent/JP2002354529A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 交換機間の網制御を共通線信号方式とサービ
ス総合ディジタル網ISDNの信号方式の両方で行う交
換網において、移動体通信機のローミング制御を行う。 【解決手段】 共通線信号方式のローミング制御信号メ
ッセージフォーマット101の中103に、サービス総
合ディジタル網のローミング制御信号メッセージを埋め
込むことによって、両信号方式間のローミング制御信号
メッセージの変換を容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換機間における
移動体通信機のローミング制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動体通信機のローミングを制御
する交換網においては、交換機間の信号制御方式を統一
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の方式では、サービス総合ディジタル網の局
間制御信号方式と、共通線信号方式を、同一交換網内で
混在させることができず、交換網内で採用する局間制御
信号方式に制約があった。本発明は、移動体通信機のロ
ーミングを制御しながら、交換網内で適材適所の局間制
御信号方式の採用を可能とすることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに請求項1に記載の発明は、互いに共通線信号で接続
された複数の交換機間を移動体通信機がローミングする
交換網において、共通線信号で規定された通信規約に則
ったローミング制御用メッセージフォーマットに、サー
ビス総合ディジタル網で規定されたローミング制御用メ
ッセージを埋め込んでローミングの制御をすることを特
徴とする。
【0005】本発明によれば、共通線信号におけるロー
ミング制御用メッセージの一部としてサービス総合ディ
ジタル網におけるローミング制御用メッセージを含んで
いるので、両信号方式間のローミング制御用メッセージ
の変換が容易になる。
【0006】本発明の請求項2に記載のローミング制御
方式は、第1の交換機と第2の交換機とをサービス総合
ディジタル網の制御信号で接続され、第2の交換機と第
3の交換機とが共通線信号により接続されて、第1の交
換機と第3の交換機の間を第2の交換機を経由して移動
体通信機がローミングする交換網において、第1の交換
機と第2の交換機の間においては、サービス総合ディジ
タル網で規定されたローミング制御用メッセージでロー
ミングの制御をし、第2の交換機と前記第3の交換機の
間においては、共通線信号で規定された通信規約に則っ
たローミング制御用メッセージフォーマットにサービス
総合ディジタル網で規定されたローミング制御用メッセ
ージを埋め込んでローミングの制御をし、第2の交換機
においてローミング制御用メッセージの変換して中継す
ることを特徴とする。
【0007】本発明によれば、第2の交換機において共
通線信号用のローミング制御メッセージとサービス総合
ディジタル網用のローミング制御メッセージの変換を行
うので、一部の交換機間では局間制御に共通線信号を用
い、他の交換機間ではサービス総合ディジタル網の局間
制御信号を用いる交換網においても、ローミングの制御
が自由に行える。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は交換網の一例で、3つの構
内交換機PBX(以下、PBXと略称する)から構成さ
れる。
【0009】1、2、および3は、それぞれPBXで、
PBX1とPBX2は、サービス総合ディジタル網(以
下、ISDNと略称する)の中継線5で接続され、PB
X2とPBX3は、通話用中継線6および共通線信号回
線7で接続されている。
【0010】11、21、および31は、それぞれPB
X1、PBX2、およびPBX3を制御する中央処理装
置CPU、12、22、および32は、それぞれPBX
1、PBX2、およびPBX3のプログラムやデータを
蓄積する記憶装置MEMである。
【0011】13、23、および33は、それぞれPB
X1、PBX2、およびPBX3において交換接続を行
うスイッチSWである。
【0012】14、24、および34は、それぞれスイ
ッチSW13、スイッチSW23、およびスイッチSW
33に接続されると共に、移動体通信機との間で電波を
送受する基地局BSである。
【0013】15および25は、PBX1とPBX2と
をISDN中継線5を介して接続するISDN中継線ト
ランクTTで、ベアラチャネルB−chおよびデータチ
ャネルD−chから構成される。
【0014】26および36は、PBX2とPBX3と
の間の通話用中継線6を収容する通話用中継線トランク
TTである。
【0015】27および37は、PBX2とPBX3を
接続する共通線信号回線7を収容する共通線信号装置C
SE(以下、CSEと略称する)である。
【0016】18、28、および38は、それぞれPB
X1、PBX2、およびPBX3をホームPBXとし、
それぞれ基地局BS14、基地局BS24、および基地
局BS34の無線通信エリア内にある移動体通信機PS
であり、8はローミングをしてホームPBXの基地局B
Sの無線通信エリア外に出てPBX3の無線通信エリア
内にある移動体通信機PSである。
【0017】19、29、および39は、それぞれPB
X1、PBX2、およびPBX3に収容された内線電話
機である。
【0018】図2は、共通線信号回線7を介してCSE
27とCSE37の間でやり取りされるローミング制御
用共通線信号メッセージの構成例で、共通線信号方式
(図の例ではNo.7共通線信号方式)の通信規約に則
ったメッセージフォーマットをもつローミング制御用の
メッセージの構成101を示したものである。
【0019】ローミング制御用共通線信号メッセージ1
01は、ローミング制御を可能にするためにその一部
に、ファシリティ識別子102、および図3に一部の例
を示すISDNで規定されたローミング開始要求等のロ
ーミング制御用メッセージ挿入部103から構成され
る。
【0020】図3は、ISDNで規定されたローミング
制御用のメッセージの一例で、制御の目的によって図3
の(1)〜(9)が図2の103に挿入される。
【0021】図4は、移動体通信機PS8がPBX2を
ホームPBX(以下、H−PBXと略称する)とし、P
BX3へローミングした場合の位置登録のシーケンスチ
ャートである。この場合、移動体通信機PS8にとって
PBX3はビジターPBX(以下、V−PBXと略称す
る)になる。
【0022】図4によってPBX2をH−PBXとする
移動体通信機PS8が、V−PBXであるPBX3へロ
ーミングし、位置登録をした場合のシーケンスを説明す
る。
【0023】PBX2とPBX3は共通線信号回線7で
接続され、共通線信号方式が採用されているので、ロー
ミングの制御は図2に示す共通線信号メッセージで行わ
れる。
【0024】V−PBX3の無線通信エリア内で移動体
通信機PS8が位置登録要求をすると(シーケンスS1
01)、基地局BS34がこれを受信し、中央処理装置
CPU31にこれを伝える。中央処理装置CPU31は
H−PBXがPBX2であることを識別するとCSE3
7を捕捉する(シーケンスS102)。
【0025】V−PBX3のCSE37はH−PBX2
のCSE27を起動、捕捉し(シーケンスS104)、
図2の103に図3の(1)を埋め込んだローミング開
始要求メッセージを転送する(シーケンスS103)。
【0026】H−PBX2では移動体通信機PS8がロ
ーミングできる状態にあるかどうかを判定し(シーケン
スS105)、ノー(N)であれば図2のメッセージフ
ォーマットでローミング開始エラーメッセージをV−P
BX3に返す。
【0027】V−PBX3では規制処理をして(シーケ
ンスS107)、解放メッセージをH−PBX2に送る
(シーケンスS108)。H−PBX2では解放シーケ
ンスに入る。
【0028】シーケンスS105でローミングOKの判
定になった場合には、図2の103に図3の(2)を埋
め込んだローミング開始応答メッセージをV−PBX3
に返す(シーケンスS109)。
【0029】V−PBX3ではPHS認証処理(この例
では、移動体通信方式としてパーソナル・ハンディホン
・システム(以下、PHSと略称する)を仮定してい
る)をして(シーケンスS110)、H−PBX2に対
し図2の103に図3の(3)を埋め込んだローミング
位置登録要求メッセージを送る(シーケンスS11
1)。
【0030】H−PBX2では位置情報を記憶装置ME
M22へ登録して(シーケンスS112)、V−PBX
3へ、図2の103へ図3の(4)を埋め込んだローミ
ング位置登録応答メッセージを返す(シーケンスS11
3)。
【0031】V−PBX3でも位置情報を記憶装置ME
M32へ登録して(シーケンスS114)、H−PBX
2へ解放メッセージを送り(シーケンスS115)、H
−PBX2は解放シーケンスに入る。
【0032】このようにして、H−PBX2と、V−P
BX3に移動体通信機PS8の位置登録が行われる。
【0033】図5は、図4に示したようにV−PBX3
にローミングし、位置登録されたPHSの移動体通信機
PS8に着信があった場合のシーケンスチャートであ
る。
【0034】図5〜図7の場合にもH−PBX2とV−
PBX3の間でやり取りされるメッセージは、図4の場
合と同様に図2のメッセージフォーマットに図3のメッ
セージを埋め込んだ共通線信号メッセージである。
【0035】図5においてH−PBX2に移動体通信機
PS8への着信があると、PHS呼出のシーケンスに入
り(シーケンスS201)、呼出されたPHS移動体通
信機PS8がローミング中かどうかを判定する(シーケ
ンスS202)。
【0036】ローミング中でなければ通常の内線着信処
理が行われる。
【0037】ローミング中であればH−PBX2ではC
SE27が捕捉され(シーケンスS203)、対向する
PBX3のCSE37が起動、捕捉される(シーケンス
S205)。
【0038】これによりH−PBX2からV−PBX3
へ、図2の103に図3の(7)を埋め込んだローミン
グ着信メッセージが送られ(シーケンスS204)、V
−PBX3ではPHS移動体通信機PS8の呼出が行わ
れる(シーケンスS206)。そして呼出完了メッセー
ジがH−PBX2に返される(シーケンスS207)。
【0039】V−PBX3でPHS移動体通信機PS8
の応答を検出すれば(シーケンスS208)、H−PB
X2に応答メッセージを返す(シーケンスS209)。
そして通話に入る。
【0040】図6は位置登録解除のシーケンスチャート
である。
【0041】移動体通信機PS8がH−PBX2の無線
通信エリアに入り基地局BS24に対して位置登録する
と、H−PBX2では位置登録要求を受信する(シーケ
ンスS301)。
【0042】これにより記憶装置MEM22に記憶され
たローミング中の位置情報の解除を行い(シーケンスS
302)、CSE27を捕捉する(シーケンスS30
3)。そしてV−PBX3のCSE37を起動、捕捉し
(シーケンスS305)、図2の103に図3の(5)
を埋め込んだローミング終了要求メッセージを送る(シ
ーケンスS304)。
【0043】V−PBX3では記憶装置MEM32に記
憶された移動体通信機PS8の位置情報を削除し(シー
ケンスS306)、図2の103に図3の(6)を埋め
込んだローミング終了応答メッセージをH−PBX2に
返す(シーケンスS307)。H−PBX2は解放シー
ケンスに入る。
【0044】これによって位置登録の解除が終了する。
【0045】図7は位置情報整合のシーケンスチャート
である。位置情報整合とは、移動体通信機PS8がV−
PBX3に位置登録した状態で、H−PBX2とV−P
BX3の位置情報の整合をとる動作である。
【0046】V−PBX3においてはタイマで時間を監
視しており、タイマが満了すると(シーケンスS40
1)CSE37を捕捉する(シーケンスS402)。
【0047】CSE37はH−PBX2のCSE27を
起動、捕捉し(シーケンスS404)、図2の103に
図3の(8)を埋め込んだローミング情報問合せ要求メ
ッセージをH−PBX2に送る(シーケンスS40
3)。
【0048】H−PBX2では記憶装置MEM22に登
録されている位置情報との整合を試み(シーケンスS4
05)、移動体通信機PS8がローミングをしてPBX
3の無線通信エリアから出ていれば、H−PBX2の位
置情報と整合がとれないので、図2の103に図3の
(9)のNGを埋め込んだローミング情報問合せ応答
(NG)を返す(シーケンスS406)。
【0049】V−PBX3では記憶装置MEM32に記
憶している移動体通信機PS8の位置情報を削除し(シ
ーケンスS407)、H−PBX2に解放メッセージを
送る(シーケンスS408)。
【0050】シーケンスS405で位置情報の整合がと
れれば、H−PBX2はV−PBX3に、図2の103
に図3の(9)のOKを埋め込んだローミング情報問合
せ応答(OK)を返す(シーケンスS409)。V−P
BX3は位置情報をそのままにして解放メッセージをH
−PBX2に送り(シーケンスS410)、H−PBX
2は解放シーケンスに入る。このようにして位置情報の
整合が完了する。
【0051】図8〜図14は、PBX1をH−PBXと
する移動体通信機PS8が、PBX3へローミングし、
PBX2を中継PBXとしてローミング制御をする場合
のシーケンスチャートである。
【0052】図8および図9は位置登録のシーケンスチ
ャートで、移動体通信機PS8がV−PBXであるPB
X3の無線通信エリア内で電源を投入して位置登録を要
求すると、図8のシーケンスS501で位置登録要求が
受付けられる。
【0053】V−PBX3では直ちにCSE37を捕捉
し(シーケンスS502)、中継PBXであるPBX2
のCSE27を起動、捕捉する(シーケンスS50
4)。そして共通線信号線7を通して図2の103に図
3の(1)を埋め込んだローミング開始要求メッセージ
を送る(シーケンスS503)。
【0054】中継PBX2では、共通線信号メッセージ
である図2の101を構成する103の部分に埋め込ま
れたISDNの信号メッセージ、図3の(1)を取出
し、中継線トランクTT25のデータチャネル(D−c
h)を捕捉する(シーケンスS505)。
【0055】これによって対向する中継線トランクTT
15のデータチャネル(D−ch)が起動、捕捉され
(シーケンスS507)、中継PBX2ではシーケンス
S503で受取った共通線信号のローミング開始要求メ
ッセージから取出した、ISDN信号である図3(1)
のメッセージだけを、ローミング開始要求メッセージと
してH−PBX1へ転送する(シーケンスS506)。
これは呼設定信号に対応する。
【0056】H−PBX1ではデータチャネル(D−c
h)を通してISDN制御メッセージとしての呼設定受
付信号を中継PBX2へ返す(シーケンスS508)と
共に、H−PBX1がローミング可能な状態にあるかど
うかを判定する(シーケンスS509)。
【0057】H−PBX1がローミングできる状態にな
ければ判定はノー(N)となり、データチャネル(D−
ch)を通してローミング開始エラーメッセージ(応答
信号)を中継PBX2へ返す(シーケンスS510)。
【0058】中継PBX2ではデータチャネル(D−c
h)から受取ったローミング開始エラーメッセージに対
して応答確認信号を返す(シーケンスS511)と共
に、ISDN制御メッセージとして受取ったローミング
開始エラーメッセージを図2の103に埋め込むことに
よって共通線信号メッセージにして、CSE27―共通
信号線7―CSE37の経路でV−PBX3に返送する
(シーケンスS512)。
【0059】V−PBX3ではローミング開始エラーメ
ッセージを受取ったことにより、位置登録要求に対する
規制処理をし(シーケンスS513)、中継PBX2に
対して共通線信号による解放メッセージを送る(シーケ
ンスS514)。
【0060】中継PBX2ではISDN信号に変換して
解放メッセージをH−PBX1に送る(シーケンスS5
15)。これによってH−PBX1は解放シーケンスに
入る。
【0061】シーケンスS509でローミングOKとな
った場合には、飛越記号によって図9へ飛越し、中継
PBX2へISDN信号によるローミング開始応答メッ
セージ図3の(2)(応答信号)を返す(シーケンスS
516)。
【0062】中継PBX2は図2の103に図2の
(2)を埋め込むことにより共通線信号によるローミン
グ開始応答メッセージに変換して、V−PBX3へ返す
(シーケンスS517)。
【0063】V−PBX3ではPHSの認証処理を行い
(シーケンスS518)、図2の103へ図2の(3)
を埋め込んだ共通線信号によるローミング位置登録要求
メッセージを中継PBX2へ送る(シーケンスS51
9)。
【0064】中継PBX2では受取ったローミング位置
登録要求メッセージから図3の(3)を取出すことによ
り、ISDN信号メッセージに変換してH−PBX1へ
送る(シーケンスS520)。
【0065】H−PBX1では記憶装置MEM12へ位
置情報を登録して(シーケンスS521)、ISDN信
号によるローミング位置登録応答メッセージ、図3の
(4)を中継PBX2へ返す(シーケンスS522)。
【0066】中継PBX2では受取ったローミング位置
登録応答メッセージを図2の103に埋め込むことによ
り、共通線信号メッセージに変換してV−PBX3へ返
す(シーケンスS523)。
【0067】V−PBX3では記憶装置MEM32へ位
置情報を登録して(シーケンスS524)、共通線信号
による解放メッセージを中継PBX2へ送る(シーケン
スS525)。
【0068】中継PBX2では受取った解放メッセージ
をISDN信号メッセージに変換してH−PBX1へ送
る(シーケンスS526)。これを受取ったH−PBX
1は解放シーケンスに入る。
【0069】このようにして、V−PBX3のエリア内
にローミングした移動体通信機PS8のローミング位置
がH−PBX1とV−PBX3に登録され、以後の移動
体通信機PS8の通信は、V−PBX3経由で行われ
る。
【0070】図10および図11によって、PBX3の
エリア内にローミング中のPHS移動体通信機PS8へ
着信した場合のシーケンスを説明する。
【0071】ローミング中の移動体通信機PS8へ着信
があると、H−PBX1においてPHS呼出がかかる
(シーケンスS601)。H−PBX1においては、移
動体通信機PS8がローミング中であるかどうかを判断
する(シーケンスS602)。ローミング中でなければ
H−PBX1のエリア内に居るので通常の内線着信処理
が行われる。
【0072】ローミング中であればH−PBX1内の位
置登録情報によってPBX3の無線通信エリア内にロー
ミングしていることを知り、PBX2を経由して接続し
なければならないことを識別する。
【0073】H−PBX1は中継PBX2に接続するた
めに、中継線トランクTT15 ―ISDN中継線5
― 中継線トランクTT25、のデータチャネル(D−
ch)を捕捉する(シーケンスS603)。
【0074】これによって中継PBX2のデータチャネ
ル(D−ch)が起動、捕捉され(シーケンスS60
5)、H−PBX1から図3(7)に示すISDN信号
のローミング着信メッセージが送られる(シーケンスS
604)。
【0075】中継PBX2はH−PBX1に呼設定受付
信号を返す(シーケンスS606)と共に、PBX3へ
の共通線信号装置CSE27を捕捉する(シーケンスS
607)。これによってPBX3のCSE37が起動、
捕捉される(シーケンスS609)。
【0076】中継PBX2においては、H−PBX1か
ら受信したISDN信号フォーマットのローミング着信
メッセージ、図3の(7)を図2の103に埋め込み、
共通線信号フォーマットのメッセージに変換してV−P
BX3に送出する(シーケンスS608)。
【0077】V−PBX3ではローミング着信メッセー
ジを受信したことにより、PHS呼出を行い(シーケン
スS610)、基地局BS34を通して移動体通信機P
S8を呼出す。
【0078】中継PBX2へは共通線信号で呼出完了メ
ッセージが返送され(シーケンスS611)、中継PB
X2からH−PBX1へはISDN信号による呼出完了
信号が返送される(シーケンスS612)。
【0079】被呼移動体通信機PS8が応答すれば、V
−PBX3においてPHS応答が識別され(図11、シ
ーケンスS613)、中継PBX2へは共通線信号の応
答メッセージが返され(図11、シーケンスS61
4)、中継PBX2でISDN信号に変換された応答信
号がH−PBX1に返送されて(シーケンスS615)
通話状態に入る。
【0080】図12によって、位置登録解除のシーケン
スを説明する。
【0081】移動体通信機PS8がローミングをして、
V−PBX3の無線通信エリアからH−PBX1の無線
通信エリアに移動し、H−PBX1に位置登録要求した
場合を考える。
【0082】H−PBX1は位置登録要求を受信すると
(シーケンスS701)、移動体通信機PS8がV−P
BX3へローミングしているという位置情報を解除する
(シーケンスS702)。
【0083】そしてISDN中継線5のデータチャネル
(D−ch)を捕捉し(シーケンスS703)、中継P
BX2のデータチャネル(D−ch)を起動、捕捉して
(シーケンスS705)、ISDN信号でローミング解
除要求(呼設定信号に対応)を送る(シーケンスS70
4)。
【0084】中継PBX2は呼設定受付信号をH−PB
X1に返す(シーケンスS706)と共に、共通線信号
装置CSE27を捕捉し(シーケンスS707)、V−
PBX3のCSE37を起動、捕捉する(シーケンスS
709)。
【0085】中継PBX2からは図2の103に埋め込
んで、共通線信号フォーマットに変換されたローミング
解除要求メッセージがV−PBX3へ送られ(シーケン
スS708)、V−PBX3では移動体通信機PS8の
位置情報を削除する(シーケンスS710)。
【0086】位置情報の削除が終ればV−PBX3は共
通信号線7を通して共通線信号フォーマットのローミン
グ解除応答メッセージを中継PBX2に返し(シーケン
スS711)、中継PBX2においてISDN信号フォ
ーマットに変換してデータチャネル(D−ch)を通し
てH−PBX1にローミング解除応答メッセージを返送
する(シーケンスS712)。
【0087】ローミング解除応答メッセージを受信した
H−PBX1は、中継PBX2へ応答確認信号を送り
(シーケンスS713)、また解放信号を送る(シーケ
ンスS714)。これによって中継PBX2は解放シー
ケンスに入る。
【0088】図13および図14によって位置情報整合
シーケンスを説明する。
【0089】移動体通信機PS8がローミングしている
V−PBX3では時間監視をして、一定時間経過後にV
−PBX3が記憶しているローミング中の位置情報とH
−PBX1の位置情報の整合をとり、移動体通信機PS
8がまだV−PBX3の通信エリアにローミング中かど
うかを検証する。
【0090】V−PBX3においてタイマの時間が満了
すると(シーケンスS801)、共通線信号装置CSE
37を捕捉し(シーケンスS802)、中継PBX2の
CSE27を起動、捕捉する(シーケンスS804)。
そして共通線信号メッセージとしてローミング位置情報
整合要求メッセージを送る(シーケンスS803)。
【0091】中継PBX2では、ISDN中継線5のデ
ータチャネル(D−ch)を捕捉し(シーケンスS80
5)、H−PBX1のデータチャネル(D−ch)を起
動、捕捉する(シーケンスS807)。そして中継PB
X2では共通線信号フォーマットのローミング位置情報
整合要求メッセージから、図2、103のISDN信号
メッセージを抜き出して、H−PBX1へローミング位
置情報整合要求メッセージ(呼設定信号に対応)として
送出する(シーケンスS806)。
【0092】H−PBX1は呼設定受付信号を中継PB
X2に返す(シーケンスS808)と共に、位置情報の
整合が取れたかどうかを判定する(シーケンスS80
9)。
【0093】整合が取れなければ中継PBX2にISD
N信号フォーマットでローミング位置情報整合応答(N
G)メッセージ(応答信号に対応)を返す(シーケンス
S810)。
【0094】中継PBX2ではH−PBX1に応答確認
信号を返す(シーケンスS811)と共に、共通線信号
フォーマットに変換したローミング位置情報整合応答
(NG)メッセージをV−PBX3へ返す(シーケンス
S812)。
【0095】V−PBX3ではローミング位置情報整合
応答(NG)メッセージを受信したことにより、移動体
通信機PS8が自分の通信エリアから出たと判断して、
記憶していたローミング位置情報を削除する(シーケン
スS813)。そして中継PBX2には解放メッセージ
を送り(シーケンスS814)、中継PBX2は解放シ
ーケンスに入る。
【0096】シーケンスS809で位置情報の整合が取
れ、位置情報OKになった場合には、飛越記号で図1
4に飛び、ISDN信号メッセージとしてローミング位
置情報整合応答(OK)メッセージ(応答信号に相当)
を中継PBX2へ送る(シーケンスS815)。
【0097】中継PBX2ではH−PBX1へ応答確認
信号を返す(シーケンスS816)と共に、受信したロ
ーミング位置情報整合応答(OK)メッセージを共通線
信号フォーマットに変換して、V−PBX3へ送る(シ
ーケンスS817)。
【0098】V−PBX3は移動体通信機PS8が自分
の無線通信エリアにローミング中であると判断して、位
置情報を記憶したまま中継PBX2に解放メッセージを
送る(シーケンスS818)。解放メッセージを受信し
た中継PBX2は解放シーケンスに入る。
【0099】これによってローミング状態が継続され
る。
【0100】以上の説明は交換機としてPBXを例とし
て説明したが、本発明はPBXに限定されるものではな
く、交換網一般に適用可能なものである。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば、局間制御信号方式とし
て共通線信号方式とサービス総合ディジタル網の信号方
式が混在するような交換網において、ローミングの制御
を自由に行えるようにする効果がある。従って、交換網
に移動体通信を導入する際、局間制御信号方式を意識す
る必要が無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるシステム構成図で
ある。
【図2】共通線信号方式におけるローミング制御信号メ
ッセージの構成である。
【図3】サービス総合ディジタル網におけるローミング
制御メッセージの例の一部である。
【図4】共通線信号によるローミング制御における位置
登録のシーケンスチャートである。
【図5】共通線信号によるローミング制御におけるロー
ミング中の移動体通信機への着信のシーケンスチャート
である。
【図6】共通線信号によるローミング制御における位置
登録解除のシーケンスチャートである。
【図7】共通線信号によるローミング制御における位置
情報整合のシーケンスチャートである。
【図8】共通線信号とサービス総合ディジタル網の信号
の両方を使ってのローミング制御における位置登録のシ
ーケンスチャートの一部である。
【図9】共通線信号とサービス総合ディジタル網の信号
の両方を使ってのローミング制御における位置登録のシ
ーケンスチャートの一部である。
【図10】共通線信号とサービス総合ディジタル網の信
号の両方を使ってのローミング制御におけるローミング
中の移動体通信機への着信のシーケンスチャートの一部
である。
【図11】共通線信号とサービス総合ディジタル網の信
号の両方を使ってのローミング制御におけるローミング
中の移動体通信機への着信のシーケンスチャートの一部
である。
【図12】共通線信号とサービス総合ディジタル網の信
号の両方を使ってのローミング制御における位置登録解
除のシーケンスチャートである。
【図13】共通線信号とサービス総合ディジタル網の信
号の両方を使ってのローミング制御における位置情報整
合のシーケンスチャートの一部である。
【図14】共通線信号とサービス総合ディジタル網の信
号の両方を使ってのローミング制御における位置情報整
合のシーケンスチャートの一部である。
【符号の説明】
1 構内交換機PBX 2 構内交換機PBX 3 構内交換機PBX 5 サービス総合ディジタル網ISDNの回線 7 共通線信号の信号回線 8 ローミングしている移動体通信機PS 11 PBX1の中央処理装置CPU 21 PBX2の中央処理装置CPU 31 PBX3の中央処理装置CPU 12 PBX1の記憶装置MEM 22 PBX2の記憶装置MEM 32 PBX3の記憶装置MEM 27 PBX2の共通線信号装置CSE 37 PBX3の共通線信号装置CSE
フロントページの続き (72)発明者 村田 誠 福島県郡山市字船場向94番地 株式会社日 立テレコムテクノロジー内 Fターム(参考) 5K051 AA05 CC04 CC07 CC08 DD13 DD15 EE01 FF11 GG02 GG06 HH02 HH03 HH05 HH13 HH15 JJ14 5K067 DD17 DD30 DD51 DD57 EE02 EE10 EE16 FF03 JJ12 JJ39 JJ64 JJ70

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに共通線信号で接続された複数の交
    換機間を移動体通信機がローミングする交換網におい
    て、前記共通線信号で規定された通信規約に則ったロー
    ミング制御用メッセージフォーマットに、サービス総合
    ディジタル網で規定されたローミング制御用メッセージ
    を埋め込んでローミングの制御をすることを特徴とする
    ローミング制御方式。
  2. 【請求項2】 第1の交換機と第2の交換機とをサービ
    ス総合ディジタル網の制御信号で接続され、前記第2の
    交換機と第3の交換機とが共通線信号により接続され
    て、前記第1の交換機と前記第3の交換機の間を前記第
    2の交換機を経由して移動体通信機がローミングする交
    換網において、 前記第1の交換機と前記第2の交換機の間においては、
    前記サービス総合ディジタル網で規定されたローミング
    制御用メッセージでローミングの制御をし、前記第2の
    交換機と前記第3の交換機の間においては、共通線信号
    で規定された通信規約に則ったローミング制御用メッセ
    ージフォーマットに前記サービス総合ディジタル網で規
    定されたローミング制御用メッセージを埋め込んでロー
    ミングの制御をし、前記第2の交換機においてローミン
    グ制御用メッセージを変換して中継することを特徴とす
    るローミング制御方式。
JP2001160961A 2001-05-29 2001-05-29 ローミング制御方式 Pending JP2002354529A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001160961A JP2002354529A (ja) 2001-05-29 2001-05-29 ローミング制御方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001160961A JP2002354529A (ja) 2001-05-29 2001-05-29 ローミング制御方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002354529A true JP2002354529A (ja) 2002-12-06

Family

ID=19004304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001160961A Pending JP2002354529A (ja) 2001-05-29 2001-05-29 ローミング制御方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002354529A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008219666A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Hitachi Communication Technologies Ltd 交換機、内線移動端末システムおよび交換機のローミング制御方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06217363A (ja) * 1992-08-11 1994-08-05 American Teleph & Telegr Co <Att> セリュラ無線通信システムのアーキテクチャ
JPH09266594A (ja) * 1996-01-23 1997-10-07 Kokusai Denshin Denwa Co Ltd <Kdd> 加入者/移動機識別装置
JPH11113046A (ja) * 1997-10-02 1999-04-23 Fujitsu Ltd 構内交換機ネットワークシステム
JPH11122659A (ja) * 1997-10-15 1999-04-30 Oki Tsushin System Kk ローミングサービスシステム
JP2000224644A (ja) * 1999-02-01 2000-08-11 Oki Tsushin System Kk 移動体通信システム及びローミング方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06217363A (ja) * 1992-08-11 1994-08-05 American Teleph & Telegr Co <Att> セリュラ無線通信システムのアーキテクチャ
JPH09266594A (ja) * 1996-01-23 1997-10-07 Kokusai Denshin Denwa Co Ltd <Kdd> 加入者/移動機識別装置
JPH11113046A (ja) * 1997-10-02 1999-04-23 Fujitsu Ltd 構内交換機ネットワークシステム
JPH11122659A (ja) * 1997-10-15 1999-04-30 Oki Tsushin System Kk ローミングサービスシステム
JP2000224644A (ja) * 1999-02-01 2000-08-11 Oki Tsushin System Kk 移動体通信システム及びローミング方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008219666A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Hitachi Communication Technologies Ltd 交換機、内線移動端末システムおよび交換機のローミング制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6768904B2 (en) Data communication method using mobile terminal
US20040005886A1 (en) Radio terminal, radio terminal controlling apparatus and location registration auxiliary apparatus
EP0495692A2 (en) Call transfer method
JP2003189367A (ja) 無線通信システム及び発信側携帯端末における相手先携帯端末の時刻識別方法
DK1510048T3 (da) Styring af en kommunikationsindretning via en GPRS og en GSM forbindelse
JP2002354529A (ja) ローミング制御方式
JP2000299884A (ja) 第2の規格の構内通信ネットワーク内で、第1の規格の移動電話端末の使用を可能にするシステム
JPH1070765A (ja) 電話番号の自動制御システムおよび自動制御方法
JP2910655B2 (ja) 移動体通信システム
US6633591B2 (en) Switch device and system
JP2005191914A (ja) 交換処理システム
JP3830388B2 (ja) ハイブリッド型セルラーテレコミュニケーションシステムにおいて移動ステーションを伴うセキュリティ手順を実行するための方法及び装置
JP3338820B2 (ja) Phs端末認証方式
JPH09219745A (ja) 網間接続方式及びその接続装置
KR100233914B1 (ko) 개인 이동 통신 교환기에서의 호 보류 처리 방법
KR100273472B1 (ko) 이동단말및기지국과이동교환기간의접속방법
JP2671873B2 (ja) 携帯電話システムの着信接続制御方法と装置
KR100271308B1 (ko) Imt-2000 서비스 제공을 위한 지능망 호 모델을 이용한 출호처리 방법
JP4325396B2 (ja) 無線通信端末アダプタ装置、無線通信端末及び無線通信端末接続プログラム
JP3067701B2 (ja) 携帯電話システムの情報転送方法
KR100214120B1 (ko) 전전자 교환기의 단축 메시지 발신 처리 방법
CN112437395A (zh) 一种呼叫的方法、基站及移动终端
JP2820285B2 (ja) 遠隔電源制御方式
KR100480063B1 (ko) 광대역 부호분할 다중접속 방식의 이동 통신 시스템에서이동 통신 단말기의 시간 설정 방법
JPH11187464A (ja) 構内公衆phs回線接続制御方法および構内無線基地局制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20080220

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20100125

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

A977 Report on retrieval

Effective date: 20100730

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100803

A521 Written amendment

Effective date: 20101001

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110104