JP2002354042A - 電子メール・システム、電子メールの消去方法およびプログラム - Google Patents

電子メール・システム、電子メールの消去方法およびプログラム

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JP2002354042A
JP2002354042A JP2001140771A JP2001140771A JP2002354042A JP 2002354042 A JP2002354042 A JP 2002354042A JP 2001140771 A JP2001140771 A JP 2001140771A JP 2001140771 A JP2001140771 A JP 2001140771A JP 2002354042 A JP2002354042 A JP 2002354042A
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setting
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electronic
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Masahiko Hatori
正彦 羽鳥
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International Business Machines Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザにとってより使い勝手のよい電子メー
ルの消去方法を備えた電子メール・システムを提供す
る。 【解決手段】 本発明の電子メール・システムは、受信
した電子メールを記憶する受信者メール・ボックス5
と、受信者メール・ボックス5に記憶された電子メール
を管理するメール管理部7と、電子メールのユーザが、
電子メールに関する属性および当該属性を具備する場合
の電子メールの有効期間を設定する受信者設定DB8
と、を備える。そして、メール管理部7は受信者メール
・ボックス5に記憶された電子メールが受信者設定DB
8に設定した属性を有しているか否か判断する。属性を
有していると判断した場合には、有効期間経過時に当該
電子メールを消去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子メール・システ
ムに関し、特に所定の電子メールをメール・ボックスか
ら消去することのできる電子メール・システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】インターネットの発達と、パーソナル・
コンピュータをはじめとする情報機器端末の普及によ
り、電子メールによるコミュニケーションはますます重
要度を増している。したがって、電子メール・システム
は、単なるビジネス・ツールではなく社会的インフラス
トラクチャ(Infrastructure)となっている。電子メー
ルとして送・受信される情報は増加するとともに、その
種類も多種多様となっている。その結果、迅速な処理を
必要とするメールから見る必要のないメールまで、重要
度の異なる電子メールが混在して記憶される。したがっ
て、重要度の高い電子メールが埋没してしまう。
【0003】そこでこれまでも、電子メールの受信者が
受信した電子メールを自動的に消去する手法が種々提案
されている。例えば、特開平5−95369号公報、特
開平7−221784号公報、特開平10−29373
4号公報、特開平11−25012号公報および特開平
11−177610号公報等である。特開平5−953
69号公報は、ユーザが参照済みでかつ有効期間を経過
した電子メールを自動的に消去することを提案してい
る。特開平7−221784号公報は、電子メールを参
照した後に、電子メールを受信したユーザが、長期保管
であれば圧縮処理し、消去であれば消去処理し、一時的
保管であれば所定期間経過後に消去処理する、いずれか
の処理を施すことを提案している。特開平10−293
734号公報は、メール保存属性として保存期間と保存
期間経過時の処理とを設定しておき、保存期間を経過す
る際にユーザへ通知するかまたは当該電子メールを消去
することを提案している。特開平11−25012号公
報は、ユーザが電子メールごとに消去/保存期限の延長
および重要度を指定することにより、ファイルサーバが
自動的に電子メールを消去し、かつ保存期間を延長する
ことを提案している。特開平11−177610号公報
は、電子メールを記憶する記憶手段の空き容量が所定の
値に収まるまで自動的に古い順番に電子メールを記憶手
段から消去する手法を提案している。また、電子メール
に当該電子メールの有効期間を規定する処理スクリプト
を電子メール送信者側が添付する手法を特開平9−19
8328号公報は提案している。さらに、特開平9−3
05505号公報では、メールの送信元識別子に対応し
てあらかじめ優先度の対応テーブルに設定された保存期
間や受信メール数に基づいて、メールの受信日付および
/または受信数に応じてメールを自動的に消去する手法
を開示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のような種々の提
案によって、適宜電子メールを消去することができるよ
うになった。ところが、特開平5−95369号公報の
提案は、ユーザが参照した電子メールのみを消去の対象
としているため、参照することなく消去してもよい電子
メールは蓄積されていく。特開平7−221784号公
報は、ユーザが受信した電子メールごとにその後の処理
を指定する必要があり、多数の電子メールを受信するユ
ーザにとっては煩雑な作業となる。特開平10−293
734号公報および特開平11−25012号公報で提
案の手法も、電子メールごとに有効期間の指定が必要な
点で特開平7−221784号公報と同様の課題を含ん
でいる。特開平11−177610号公報は、古い順番
に電子メールを記憶手段から消去することを提案してい
るが、古い順番が必ずしも消去を許容する順番と一致し
ない。つまり、ユーザの使い勝手を満足させるにはさら
なる改善が望まれるところである。したがって本発明
は、ユーザにとってより使い勝手のよい電子メールの消
去手法を備えた電子メール・システムの提供を課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】電子メールの受信者とな
るユーザが、電子メールに対して予め有効期間を設定で
きれば、電子メールを受信するたびに有効期間を設定す
るという煩雑な作業は必要なくなる。ところが、どのよ
うな電子メールに対してどの程度の有効期間を設定する
かを予め設定することは容易ではない。そこで、本発明
者は、電子メールに付加されるヘッダ情報を利用するこ
とに着目した。このヘッダ情報は、電子メールの「件
名」、電子メールの「送信者」、電子メールの「送信日
時」および/または「受信日時」、電子メールの「容
量」等を含んでいる。このヘッダ情報を利用することに
より、ユーザが個別に電子メールの有効期間を設定する
ことができる。例えば、件名に「週間」といった文言が
含まれていたとすると、その電子メールは1週間程度保
管しておけば足りる、というように、ユーザが自己のニ
ーズに合わせて有効期間を設定することができるのであ
る。しかもこの設定は、ユーザが予め行なうことができ
るから、電子メールを受信、参照するたびに有効期間を
設定するという煩雑な作業を行なう必要がない。本発明
は以上の知見に基づきなされたものであり、電子メール
のヘッダ情報に対応付けて電子メールを消去すべき時期
を設定するメール消去時期設定部と、前記ヘッダ情報を
有する前記電子メールを前記消去すべき時期に消去する
メール管理部と、を備えたことを特徴とする電子メール
・システムである。
【0006】本発明の電子メール・システムにおいて、
前記電子メールのユーザが前記ヘッダ情報に対応付けて
電子メールを消去すべき時期を前記メール消去時期設定
部に設定することができる。各ユーザが自己のニーズに
合わせて個別的に電子メールを消去する時期を設定する
ことが、使い勝手の向上に資するからである。また本発
明の電子メール・システムを、ネットワークを構築する
複数のユーザが利用することを許容する。そしてその場
合には、ユーザごとに電子メールを記憶する複数のメー
ル記憶部を備え、前記メール消去時期設定部は、前記複
数のメール記憶部全てに対して前記ヘッダ情報に対応付
けて電子メールを消去すべき時期を設定することもでき
る。所謂ウィルス・メール、チェーン・メールを消去す
る場合に、ネットワーク管理者が、ネットワークを構築
する全てのユーザについて一括してウィルス・メール、
チェーン・メールを消去する場合に有効である。よく知
られているように、メール・サーバのメール・ボックス
が電子メールを受信しかつ記憶するとともに、各ユーザ
がメール・ボックスから読み出した電子メールは各ユー
ザの端末に備えられたメモリに記憶される。本発明のメ
ール記憶部は、メール・サーバのメール・ボックスおよ
びユーザ端末のメモリの両者を包含する概念である。し
たがって、本発明の電子メール・システムにおいて、メ
ール管理部は、ユーザ側の端末に備えたメール記憶部に
記憶された電子メールを消去する形態とすることができ
る。また、本発明の電子メール・システムにおいて、前
記メール管理部は、メール・サーバのメール・ボックス
に記憶された電子メールを消去する形態とすることもで
きる。
【0007】また本発明は、受信した電子メールを記憶
するメール記憶部と、前記メール記憶部に記憶された電
子メールを管理するメール管理部と、前記電子メールの
ユーザが、前記電子メールに関する消去条件および当該
消去条件を具備する場合の前記電子メールの有効期間を
設定するユーザ設定部と、を備え、前記メール管理部
は、 前記メール記憶部に記憶された前記電子メールが
前記ユーザ設定部に設定した消去条件を有しているか否
か判断することを特徴とする電子メール・システムを提
供する。
【0008】本発明の電子メール・システムにおいて、
前記消去条件として、前記電子メールの送信者、前記電
子メールの件名、前記電子メールについての送信または
受信に関する時間的情報、前記電子メールの容量のうち
少なくとも1種を用いることができる。ただし、電子メ
ールの内容を示す他の特徴あるいは要素を用いても良い
ことはいうまでもない。また本発明の電子メール・シス
テムにおいて、前記ユーザ設定部は、消去条件ごとに前
記有効期間を設定することができる。有効期間を任意に
設定できることを意味する。また本発明の電子メール・
システムにおいて、前記メール記憶部は、ネットワーク
を構築するユーザごとに設置され、 前記ユーザ設定部
は、前記ユーザごとに前記消去条件および前記有効期間
を設定し、前記メール管理部は、 前記ユーザごとに、
前記メール記憶部に記憶された前記電子メールが前記ユ
ーザ設定部に設定した消去条件を有しているか否か判断
するとともに、前記消去条件を有している電子メールに
ついて前記有効期間を経過した後に前記メール記憶部か
ら消去することができる。各ユーザが個別に有効期間を
設定する態様を想定している。また本発明の電子メール
・システムにおいて、前記メール記憶部は、ネットワー
クを構築するユーザごとに設置され、前記ユーザ設定部
は、全ての前記ユーザに対して前記消去条件および前記
有効期間を共通して設定し、前記メール管理部は、 全
ての前記ユーザに対して、前記メール記憶部に記憶され
た前記電子メールが前記ユーザ設定部に設定した消去条
件を有しているか否か判断するとともに、前記消去条件
を有している電子メールについて前記有効期間を経過し
た後に前記メール記憶部から消去することもできる。ネ
ットワーク管理者がネットワーク内において一括して電
子メールを消去することを想定している。
【0009】本発明は以上の電子メール・システムを用
いた以下の電子メールの消去方法を提供する。すなわち
本発明の電子メールの消去方法は、受信した電子メール
をユーザが占有する記憶領域に記憶し、かつ前記ユーザ
の端末に対して配信する電子メール・サーバにおける電
子メールの消去方法であって、電子メールを特定する要
素に対応した有効期間を設定する設定ステップと、受信
した電子メールについて、前記要素を備えているか否か
判断する判断ステップと、前記要素を備えていると判断
された前記電子メールを、前記要素に対応して設定され
た有効期間を経過した後に消去する消去ステップと、を
備えたことを特徴とする。
【0010】本発明の電子メールの消去方法において、
前記要素は複数存在し、前記設定ステップは、複数存在
する前記要素ごとに前記有効期間を設定することができ
る。この要素としては、電子メールのヘッダ情報を用い
ることができるが、電子メールの本文テキストを用いる
こともできる。また本発明の電子メールの消去方法にお
いて、複数の前記ユーザが前記電子メール・サーバに接
続している場合、前記設定ステップは、電子メールを特
定する要素に対応した有効期間を複数の前記ユーザが個
別に設定することができる。本発明の電子メールの消去
方法において、前記判断ステップは、複数の前記ユーザ
が各々受信した電子メールについて、ユーザごとに前記
要素を備えているか否か判断し、前記消去ステップは、
前記判断ステップにおける前記ユーザごとの判断結果に
基づいて、複数の前記ユーザが各々受信した電子メール
について個別的に消去することができる。ユーザの使い
勝手を向上するためである。
【0011】また本発明の電子メールの消去方法におい
て、複数の前記ユーザは前記ユーザが構築するネットワ
ークを介して前記電子メール・サーバを利用し、前記設
定ステップは、電子メールを特定する要素に対応した有
効期間を前記ネットワークに対して設定することもでき
る。そして、前記判断ステップは、複数の前記ユーザが
各々受信した電子メールについて、前記要素を備えてい
るか否か判断し、前記消去ステップは、前記判断ステッ
プにおける判断結果に基づいて、複数の前記ユーザが各
々受信した電子メールを一括して消去することができ
る。
【0012】本発明はまた、以下の電子メールの消去方
法を提供する。すなわち、受信した電子メールを消去す
る方法であって、電子メールを消去する条件および当該
条件に対応する有効期間を設定する設定ステップと、受
信した電子メールが前記条件を備えているか否か判断す
る判断ステップと、電子メールを受信した日時と前記有
効期間に基づいて受信した前記電子メールについての消
去日時を特定する消去日時特定ステップと、前記消去日
時に当該電子メールを消去するメール消去ステップと、
を備えたことを特徴とする電子メールの消去方法を提供
する。本発明の電子メールの消去方法において、前記消
去日時は受信した前記電子メールに対して書き込み、書
き込まれた消去日時を参照することにより当該電子メー
ルを消去することができる。電子メールのユーザ側から
前記書き込まれた消去日時を参照しかつ当該電子メール
を消去することもできる。本発明は以上の電子メールの
消去方法を実行するためのプログラムを提供する。すな
わち本発明のプログラムは、コンピュータに、電子メー
ルを特定する要素に対応した有効期間を設定する設定ス
テップと、受信した電子メールをユーザが占有する領域
に記憶する記憶ステップと、 記憶した前記電子メール
について、前記要素を備えているか否か判断する判断ス
テップと、前記要素を備えていると判断された前記電子
メールについて、前記要素に対応して設定された有効期
間を経過した後に消去する消去ステップと、を実行させ
ることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施の形態に基づい
て説明する。 <第1の実施形態>図1は本発明を適用した電子メール
・システムの構成を示すブロック図である。図1におい
て、電子メール・システムは電子メール・サーバ1、受
信者システム2および送信者システム3との間の電子メ
ールをインターネット等のネットワーク4を介して送受
信するためのシステムである。なお、受信者システム2
および送信者システム3はともに電子メールのユーザで
あり、受信者システム2が電子メールの送信者システム
3となる場合、または送信者システム3が受信者システ
ム2となる場合もあるが、説明の便宜上受信者システム
2および送信者システム3を区別している。電子メール
・サーバ1は、受信者メール・ボックス5と、送信者メ
ール・ボックス6と、メール管理部7と、受信者設定D
B(データ・ベース)8と、管理者設定DB(データ・
ベース)9と、タイマー10とから構成される。
【0014】受信者メール・ボックス5は電子メールの
アカウントごとに割り当てられた仮想的な私書箱であ
る。私書箱の様に各受信者システム2あてに届いた電子
メールを記憶し、受信者システム2がネットワーク4を
介してアクセスすると受信者システム2に対して記憶し
た電子メールを転送する。この受信者メール・ボックス
5は、所謂メール・サーバに設けられるものとする。ま
た、受信者システム2には、転送された電子メールを記
憶するメール記憶部2aが設けてある。送信者メール・
ボックス6は、基本的に受信者メール・ボックス5と同
様の機能を有している。メール管理部7は、電子メール
の送受信を管理するとともに、受信者メール・ボックス
5および送信者メール・ボックス6に記憶された電子メ
ールを所定の消去条件に基づいて所定の時期に消去する
機能を有している。受信者設定DB8は、メール管理部
7が受信者メール・ボックス5に記憶された電子メール
を消去する所定の消去条件を設定する。この所定の消去
条件および有効期間は、受信者システム2が設定する。
管理者設定DB9は、メール管理部7が受信者メール・
ボックス5および送信者メール・ボックス6に記憶され
た電子メールを消去する所定の消去条件を設定する。こ
の所定の消去条件は、管理者11が設定する。ここで、
管理者11とは、例えば、受信者システム2がLAN
(Local Area Network)を構築している場合のシステム
管理者のことをいう。受信者システム2は、具体的に
は、企業内の従業員が各々所有するパーソナル・コンピ
ュータ(PC)として具現化される。そして、PCがL
ANによるネットワーク・システムを構成している場合
に、そのシステムを管理する者が存在する。管理者設定
DB9は、管理者11がシステム管理の観点から受信者
メール・ボックス5および送信者メール・ボックス6に
記憶された電子メールを消去する所定の消去条件を設定
するのである。タイマー10は、メール管理部7が受信
者設定DB8および管理者設定DB9に登録された消去
条件に基づいて受信者メール・ボックス5および送信者
メール・ボックス6に記憶された所定の電子メールを消
去する際に参照する計時手段である。
【0015】次に、図2〜図4に基づき受信者システム
2が受信者設定DB8に受信者メール・ボックス5に記
憶された電子メールを消去する消去条件を設定した場合
の電子メール・サーバ1の動作を説明する。図2におい
て、受信者システム2は自己の受信メール・ボックス5
に記憶された電子メールを消去する消去条件を受信者設
定DB8に設定する。受信者設定DB8は、図2に示す
ように、「件名」、「送信者」、「日付」および「サイ
ズ」の各消去条件に対応付けて有効期間を設定すること
ができる。「件名」、「送信者」、「日付」および「サ
イズ」は、電子メールのヘッダ情報であって、これは電
子メールを特定する要素である。この要素を用いて消去
すべき所定の電子メールを特定する。ここで、「件名」
とは、電子メールのタイトルを示す情報である。メーラ
ーによっては例えば「subject」といった名称が
付されている。「送信者」とは、電子メールを送信して
きた相手を特定する情報である。メーラーによっては
「差出人」、「who」といった名称が付されている。
「日付」とは、電子メールが送信された日時を示す情報
である。メーラーによっては、「日時」、「date」
といった名称が付されていることもある。「サイズ」
は、電子メールの容量を示す情報であり、通常byte(バ
イト)単位で表示される。
【0016】図3は受信者設定DB8に設定した消去条
件の一例を示している。図3において、1行目の設定
は、受信者システム2がこれまで受信したことのない送
信者、つまり新規な送信者から送信された電子メールに
ついては、有効期間を1週間と設定している。したがっ
て、新規な送信者、換言すれば既知でない名前を送信者
とする電子メールは受信後1週間だけ受信者メール・ボ
ックス5に記憶された後に消去されることになる。新規
な送信者からの電子メールは、受信者システム2にとっ
て重要度が低い場合があることを考慮している。2行目
は、電子メールのサイズによって有効期間を設定した例
である。つまり、この例では1,000,000バイト
(1MB)を超えるサイズの電子メールは、有効期間を
10日間と設定している。したがって、1,000,0
00バイト(1MB)を超えるサイズの電子メールは、
受信者メール・ボックス5に10日間だけ記憶された後
に消去されることになる。
【0017】次に、図3の3行目は、受信した電子メー
ルの件名によって有効期間を設定した例を示している。
図3の例では、件名について「メール・マガジン」と
し、かつ有効期間を1ヶ月間と設定している。ここで、
件名については、受信した電子メールの件名に「メール
・マガジン」が含まれていることを消去条件とする。例
えば、受信した電子メールの件名が、「メール・マガジ
ン・スペシャル」であっても、また「メール・マガジン
・ファン」であっても、その電子メールの有効期間は1
ヶ月間となる。したがって、「メール・マガジン・スペ
シャル」、「メール・マガジン・ファン」等の件名に
「メール・マガジン」を含む電子メールは、受信者メー
ル・ボックス5に1ヶ月間だけ記憶された後に消去され
ることになる。次に、図3の4行目は、受信した電子メ
ールの件名および送信者によって有効期間を設定した例
を示している。つまり、件名に「MYCOM」を含み、
かつ送信者が「pcmail」の場合には、有効期間を
1日間と設定している。また、図3の5行目は、200
0年10月2日以前の日付の電子メールについての有効
期間を3ヶ月間と設定している。古い電子メールを消去
するための設定である。以上のように、受信者システム
2は、受信者設定DB8に自己の受信者メール・ボック
ス5に対する電子メールの消去条件を設定する。そし
て、受信者メール・ボックス5に記憶される電子メール
は、受信者設定DB8に設定された消去条件と一致する
要素を備えている場合に、受信者設定DB8に設定され
ている有効期間に基づいて消去される。
【0018】図4は電子メール・サーバ1の動作を説明
するためのフローチャートである。なお、受信者設定D
B8には上述した図3の設定がなされているものとす
る。図4において、メール管理部7は、受信者設定DB
8にアクセスして受信者システム2が設定した消去条件
を読み込む(図4 S101)。つまり、メール管理部
7は、受信者設定DB8に設定されている図3に示した
消去条件を読み込む。次に、メール管理部7は、受信者
メール・ボックス5に記憶されている電子メールを読み
込む(図4 S103)。受信者メール・ボックス5か
ら電子メールを読み込むと、当該電子メールと受信者設
定DB8から読み込んでいる消去条件とを比較する(図
4 S103)。図3に示した設定を行なっている場合
には、受信者メール・ボックス5から読み込んだ電子メ
ールに、送信者が「新規」のものが存在するか、サイズ
が「1,000,000バイト」を超えるものが存在す
るか、件名に「メール・マガジン」を含むものがある
か、件名に「MYCOM」を含みかつ送信者が「pcmai
l」のものが存在するか、2000年10月2日以前の
日付のものが存在するか否かを判断することになる。こ
の判断は、所謂パターン・マッチングに基づくものであ
り、受信者設定DB8に設定された消去条件とパターン
が一致した電子メールが抽出されることになる(図4
S103)。
【0019】次いで、メール管理部7は、タイマー10
を参照する。一方で、S103で抽出された電子メール
に記述されている日時を参照し、タイマー10の日時を
比較、演算することにより、抽出された各電子メールを
受信者メール・ボックス5が受信してからの経過時間を
算出する(図4 S105)。次に、メール管理部7
は、各電子メールの経過時間と、各電子メールから抽出
された消去条件について設定された有効期間とを比較す
ることにより有効期間を過ぎているか否かの判断を行な
う(図4 S107)。有効期間を過ぎている電子メー
ルは、受信者メール・ボックス5から消去される(図4
S109)。一方、有効期間を過ぎていない電子メー
ルは、有効期間が過ぎるまで受信者メール・ボックス5
に記憶される。なお、本実施の形態による電子メール・
サーバ1は、受信者メール・ボックス5内の電子メール
が消去されると、受信者システム2側のメール記憶部2
a内にダウンロードされた電子メールも同期して消去さ
れる仕組みになっている。したがって、S109におい
て受信者メール・ボックス5において消去された電子メ
ールに対応する電子メールは、受信者システム2側のメ
ール記憶部2aにおいても消去される。
【0020】次に、図5〜図7に基づき管理者11が管
理者設定DB9に受信者メール・ボックス5および送信
者メール・ボックス6に記憶された電子メールを消去す
る条件を設定した場合の電子メール・サーバ1の動作を
説明する。図2〜図4は各受信者システム2が受信者メ
ール・ボックス5について電子メールを消去する条件を
設定する例、つまり個別的に電子メールを消去する例に
ついて説明した。図5〜図7に基づいて説明する例は、
受信者システム2および送信者システム3がLANを構
築している場合に、そのシステムを管理する管理者11
が包括的に電子メールを消去することを想定している。
図5において、管理者11は自己の受信者メール・ボッ
クス5に記憶された電子メールを消去する条件を管理者
設定DB9に設定する。この設定は、ネットワーク4で
あるLANに対して行なっているとみなすことができ
る。管理者設定DB9の設定項目は、図2と同様に、
「件名」、「送信者」、「日付」および「サイズ」であ
る。
【0021】図6は管理者設定DB9に設定した消去条
件の一例を示している。管理者設定DB9に設定される
消去条件は、受信者システム2あるいは送信者システム
3に共通して設定される。図6に示すように、管理者設
定DB9に設定される消去条件は、この例では全て件名
を対象としている。そして、図6の1行目の例では、件
名に「I LOVE YOU」を含む電子メールについて
は、有効期間を0日間と設定している。つまり、件名に
「I LOVE YOU」を含む電子メールは、受信する
ことはするが、1日以上記憶することなく消去する。件
名が判明したコンピュータ・ウィルスを添付したウィル
ス・メール、あるいはチェーン・メールについて、その
被害を未然に防止するためである。図6の2行目の例
は、件名に「本文なし」を含む電子メールについては、
有効期間を2日間と設定している。したがって、件名に
「本文なし」を含む電子メールは受信後2日間だけ受信
者メール・ボックス5に記憶された後に消去されること
になる。本文がなく件名に要件を含んでいるような電子
メールは、受信者システム2にとって重要度が低い場合
があることを考慮している。次の3行目は、件名に「勤
務カード」を含む電子メールについては、有効期間を1
2月31日までと設定している。勤務カードは、新年に
なると旧年中のものが不要となるからである。したがっ
て、件名に「勤務カード」を含む電子メールは、受信者
メール・ボックス5に12月31日まで記憶された後に
消去されることになる。以上のように、管理者11は、
管理者設定DB9に受信者メール・ボックス5および送
信者メール・ボックス6に対する電子メールの消去条件
を設定する。そして、受信者メール・ボックス5および
送信者メール・ボックス6に記憶される電子メールは、
管理者設定DB9に設定された消去条件と一致する条件
を備えている場合に、管理者設定DB9に設定されてい
る有効期間に基づいて消去される。
【0022】図7は電子メール・サーバ1の動作を説明
するためのフローチャートである。なお、管理者設定D
B9には上述した図6の設定がなされているものとす
る。図7において、メール管理部7は、管理者設定DB
9にアクセスして管理者11が設定した消去条件を読み
込む(図7 S201)。つまり、メール管理部7は、
管理者設定DB9に設定されている図7に示した消去条
件を読み出す。次に、メール管理部7は、全ての受信者
メール・ボックス5および全ての送信者メール・ボック
ス6に記憶されている電子メールを読み込む(図7 S
203)。受信者メール・ボックス5および送信者メー
ル・ボックス6から電子メールを読み込むと、当該電子
メールと管理者設定DB9から読み込んでいる消去条件
とを比較する(図7 S203)。図6に示した設定を
行なっている場合には、受信者メール・ボックス5およ
び送信者メール・ボックス6から読み込んだ電子メール
に、件名に「I LOVE YOU」を含むものが存在す
るか、件名に「本文なし」を含むものが存在するか、件
名に「勤務カード」を含むものが存在するかを判断する
ことになる。この判断は、所謂パターン・マッチングに
基づくものであり、管理者設定DB9に設定された消去
条件とパターンが一致した電子メールが抽出されること
になる(図7 S203)。
【0023】次いで、メール管理部7は、タイマー10
を参照する。一方で、S203で抽出された電子メール
に記述されている日時を参照し、タイマー10の日時を
比較、演算することにより、抽出された各電子メールを
受信者メール・ボックス5および送信者メール・ボック
ス6が受信してからの経過時間を算出する(図7 S2
05)。ここで、電子メールに記述されている日時と
は、受信者メール・ボックス5については受信の日時、
送信者メール・ボックス6については送信の日時であ
る。次に、メール管理部7は、各電子メールの経過時間
と、各電子メールから抽出された条件について設定され
た有効期間とを比較することにより有効期間を過ぎてい
るか否かの判断を行なう(図7 S207)。有効期間
を過ぎている電子メールは、受信者メール・ボックス5
および送信者メール・ボックス6から消去される(図7
S209)。一方、有効期間を過ぎていない電子メー
ルは、有効期間が過ぎるまで受信者メール・ボックス5
および送信者メール・ボックス6に記憶される。なお、
本実施の形態による電子メール・サーバ1は、受信者メ
ール・ボックス5および送信者メール・ボックス6内の
電子メールが消去されると、受信者システム2側のメー
ル記憶部2a内にダウンロードされた電子メールおよび
送信者システム3側のメール記憶部3aにダウンロード
された電子メールも同期して消去される仕組みになって
いる。したがって、S209において受信者メール・ボ
ックス5および送信者メール・ボックス6において消去
された電子メールに対応する電子メールは、受信者シス
テム2側のメール記憶部2aおよび送信者システム3側
のメール記憶部3aにおいても消去される。
【0024】以上では、理解を容易にするために、受信
者システム2が受信者メール・ボックス5について電子
メールを消去する条件を設定する例と、管理者11が受
信者メール・ボックス5および送信者メール・ボックス
6について電子メールを消去する条件を設定する例を区
別して説明した。しかし、電子メール・サーバ1におい
て、電子メールの消去に到る動作を区別する必要はな
く、例えば、図4のS101と図7のS201とを同時
または並行して行なうこともできるし、また図4のS1
03以降のステップと図7のS203以降のステップと
を同時または並行して行なうこともできる。
【0025】次に、図8〜図10に基づいて、本実施の
形態によるメール消去方法を適用する前後の受信メール
・リストの状況を説明する。図8は、本実施の形態によ
るメール消去方法を適用する前の受信メール・リストを
示す図である。図8に示すように、受信メール・リスト
には、14件の電子メールが掲載されている。このメー
ル・リストは「送信者」、「日時」、「サイズ」および
「件名」という、電子メールを特定する要素がヘッダ情
報として列挙している。この受信メール・リストに掲載
されている電子メールの消去条件と、受信者設定DB8
および管理者設定DB9に設定されている消去条件とが
比較される(図4 S103および図7 S203)。図
9に電子メール消去方法を適用する前の電子メールの受
信メール・リストと、受信者設定DB8および管理者設
定DB9に設定されている消去条件とを対比して示す。
まず、受信者設定DB8に設定されている消去条件と受
信メール・リストとを比較する。受信者設定DB8の上
から1行目最上段は、送信者が「新規」であるという条
件を特定している。受信メール・リストに掲載されてい
る電子メールの3行目の電子メールは、受信者システム
2にとって既知でない送信者(TakashiIwase)から送信
されている。したがって、送信者(Takashi Iwase)か
らの電子メールは、受信者設定DB8の1行目の設定と
パターンが一致するから、メール管理部7により抽出さ
れる(図4 S103)。受信者設定DB8の2行目
は、サイズが1,000,000バイト(1MB)を超
えるという条件を特定している。受信メール・リストに
掲載されている電子メールのうち上から4行目の電子メ
ールは、サイズが2,974,820(バイト)と1,
000,000バイトを超えている。したがって、4行
目の電子メールは受信者設定DB8の4行目の設定とパ
ターンが一致するから、メール管理部7により抽出され
る(図4 S103)。受信者設定DB8の3行目は、
件名が「メール・マガジン」を含むという条件を特定し
ている。受信メール・リストに掲載されている電子メー
ルのうち上から7行目の電子メールは、件名が「LSJ
開発製造向け研修メール・マガジン10月号」と「メー
ル・マガジン」を含んでいる。したがって、受信メール
・リストの7行目の電子メールは受信者設定DB8の3
行目の設定とパターンが一致するから、メール管理部7
により抽出される抽出される(図4 S103)。
【0026】受信者設定DB8の4行目は、件名が「M
YCOM」を含みかつ送信者が「pcmail」であるという
条件を特定している。受信メール・リストに掲載されて
いる電子メールのうち13行目の電子メールは、件名が
「MYCOM PC MAIL2000.10.3 No.665」と
「MYCOM」を含んでいる。また、この電子メールの
送信者は「pcmail」である。したがって、受信メール・
リストの13行目の電子メールは受信者設定DB8の4
行目の設定とパターンが一致するから、メール管理部7
により抽出される(図4 S103)。受信者設定DB
8の5行目は、日付が「2000年10月2日以前」という条
件を特定している。受信メール・リストに掲載されてい
る電子メールのうち上から14行目の電子メールは、日
付が「2000年10月2日」と「2000年10月2日以前」を満足
する。したがって、受信メール・リストの上から14行
目の電子メールは受信者設定DB8の5行目の設定とパ
ターンが一致するから、メール管理部7により抽出され
る(図4 S103)。
【0027】次に、管理者設定DB9に設定されている
消去条件と受信メール・リストとを比較する。管理者設
定DB9の1行目は、件名に「I LOVE YOU」を
含むという条件を特定している。受信メール・リストに
掲載されている電子メールのうち1行目の電子メール
は、件名が「I LOVE YOU」である。したがっ
て、受信メール・リストの1行目の電子メールは管理者
設定DB9の1行目の設定とパターンが一致するから、
メール管理部7により抽出される(図7 S203)。
管理者設定DB9の2行目は、件名に「本文なし」を含
むという条件を特定している。受信メール・リストに掲
載されている電子メールのうち5行目および9行目の電
子メールは、それぞれ件名に「<本文なし>」を含んで
いる。したがって、受信メール・リストの5行目および
9行目の電子メールは管理者設定DB9の2行目の設定
とパターンが一致するから、メール管理部7により抽出
される(図7 S203)。管理者設定DB9の3行目
は、件名に「勤務カード」を含むという条件を特定して
いる。受信メール・リストに掲載されている電子メール
のうち8行目の電子メールは、件名が「勤務カード通知
(2000年09月分)」と「勤務カード」を含んでいる。し
たがって、受信メール・リストの8行目の電子メールは
管理者設定DB9の3行目の設定とパターンが一致する
から、メール管理部7により抽出される(図7 S20
3)。
【0028】以上のように抽出された電子メールについ
て、受信者メール・ボックス5および送信者メール・ボ
ックス6が受信してからの経過時間の算出(図4 S1
05および図7 S205)、前記経過時間と各電子メ
ールが抽出された条件について設定された有効期間とを
比較することにより有効期間を過ぎているか否かの判断
を行なう(図4 S107および図7 S207)。そし
て、有効期間を過ぎている電子メールは、受信者メール
・ボックス5および送信者メール・ボックス6から消去
される(図4 S109および図7 S209)。図8
(図9)に示した受信メール・リストにおいて、抽出さ
れた各電子メールについて以上の一連の処理がなされ
る。つまり、図8(図9)に示した受信メール・リスト
の1行目に掲載された電子メールは、管理者設定DB9
において有効期間が0日間と設定されている「I LO
VE YOU」を含むから、受信した当日に消去され
る。より具体的には、2000年12月13日中に消去
される。2行目および3行目の電子メールは、送信者が
既知でないので、受信者設定DB8における設定によ
り、受信メール・リストに掲載されている各々の日時か
ら1週間後に消去される。4行目の電子メールは、サイ
ズが1,000,000バイトを超えているので、受信
者設定DB8における設定により、受信メール・リスト
に掲載されている日時から10日後、具体的には200
0年11月4日に消去される。5行目以降の電子メール
についても同様に消去処理がなされた後の受信メール・
リストを示したものが図10である。図10に示すよう
に、当所14件の電子メールを記憶していたが、本実施
の形態による消去処理を自動実行することにより、4件
の電子メールが記憶するのみとなった。
【0029】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、受信者が消去条件を考慮して電子メールの有効期間
を設定することができるので、適切なタイミングで電子
メールを消去することができる。上述した例に限らず、
例えば社内ミーティングに関するお知らせメールについ
ては、ミーティング当日を経過すれば消去しても構わな
い。また、定期的な電子メール、例えば毎日配信される
情報あるいは週単位で配信される情報については、その
定期期間に応じて有効期間を設定することも有効であ
る。さらに、ウィルス・メール、チェーン・メール等、
好まざるメールに対して、包括的に対策することもでき
る。以上のように、電子メールを自動で消去できるか
ら、メール・ボックスの容量を小さく抑えることもでき
るし、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistan
t) のように、メモリの容量の小さい機器に対して好適
な技術といえる。以上説明した実施形態では、メール・
サーバに設置されるメール・ボックス内の電子メールを
直接の消去対象としているが、受信者システム2または
送信者システム3に設置されるメール記憶部2a,3a
を直接の消去対象とすることもできる。
【0030】<第2の実施形態>次に、図11〜図16
に基づき受信者システム2が受信者設定DB8に受信者
メール・ボックス5に記憶された電子メールを消去する
条件を設定した場合の第2の実施形態における電子メー
ル・サーバ1の動作を説明する。第2の実施形態におい
ては、図11に示すように、メール管理部7は、受信者
設定DB8を参照し、各受信者メール・ボックス5に格
納されている電子メールの消去日時設定フィールドに直
接消去日時の書き込みを行なう。メール消去部2b,3
bは、受信者システム2と送信者システム3側に設けら
れる。
【0031】図12は受信者設定DB8に設定した消去
条件設定テーブルの一例を示している。 図12に示す
ように、消去条件設定テーブルは、受信者のメールアド
レスに対応して管理されており、メールを消去する条件
を定義している。
【0032】図13〜図15は電子メール・サーバ1の
第2の実施形態における消去日時の設定書き込み動作を
説明するためのフローチャートである。なお、受信者設
定DB8には上述した図12のように複数の消去条件が
設定されているものとする。図13〜図15において、
送信者の送信したメールが、電子メール・サーバ1に到
着すると(図13 S301)、メール管理部7は、受
信者設定DB8にアクセスして到着したメールの受信者
メールアドレスに対応する受信者の消去条件設定情報を
読み込む(図13 S302)。その受信者について消
去条件設定情報の登録がない場合には(図13 S30
3)、従来のメール受信処理と同様に、受信したメール
を受信者の受信者メール・ボックス5に入れる(図14
S304)。その受信者について消去条件設定情報の
登録がある場合には(図13 S303)、メール管理
部7は、当該電子メールと受信者設定DB8から読み込
んでいる消去条件設定情報とを比較する(図13 S3
05)。条件の合致がなかった場合には(図13 S3
06)、この受信者の次の消去条件設定情報を抽出し
(図13 S307)、次の消去条件設定情報がある場
合には(図13 S308)、S305に戻る。一方、
次の消去条件設定情報がない場合には(図13 S30
8)、受信したメールを受信者の受信者メール・ボック
ス5に入れる(図14 S304)。ステップS306
において、条件の合致があったと判断された場合には
(図13 S306)、消去条件設定情報の有効期間を
参照し、有効期間が0に設定されている場合には、即座
にメールを削除して(図13 S310)処理を終了
し、有効期間が0に設定されていない場合には、タイマ
ー10の示す現在の日時に設定されている有効期間を加
えることにより、消去日時を計算する(図13 S31
1)。
【0033】次いで、メール管理部7は、受信メールの
消去日時設定フィールドに既に消去日時の設定が存在す
るか否かをチェックし(図15 S312)、消去日時
の設定が存在しない場合には、S311で計算した消去
日時を受信メールの消去日時設定フィールドに書き込む
(図15 S313)。既に消去日時の設定が存在する
場合には、既に設定されている消去日時とS311で計
算した消去日時を比較し、今回計算した消去日時が既に
設定されている消去日時よりも早い日時である場合には
(図15 S314)、S311で計算した消去日時を
受信メールの消去日時設定フィールドに書き込む(図1
5 S313)。
【0034】図16は電子メール・サーバ1の第2の実
施形態における消去日時の経過したメールの消去動作を
説明するためのフローチャートである。この動作は、受
信者システム2が、受信者システム2内のメーラーを起
動し、受信者メール・ボックス5を表示する際、または
受信者メール・ボックス5の表示を更新する際(メール
の受信、メーラーによる自動更新など)に実行すること
ができる(図16 S401)。そうでなければ、待機
状態となる(図16 S404) この動作が開始すると、メーラーに組み込まれたメール
消去部2bは、受信メール・ボックス5の各メールの消
去日時設定フィールドを参照し、現在日時を経過した消
去日時を有するメールを探索し、そのメールをメーラー
のメール消去機能を用いて消去する(図16 S40
2)。これにより、受信者システム2と電子メール・サ
ーバ1の双方で、該当するメールが消去されることにな
る。その後、メーラーは、消去後の受信者メール・ボッ
クス5を表示し(図16S403)、以後、従来のメー
ラーを用いたオペレーションを可能にする。なお、第2
の実施形態においては、メール消去部2bを受信者シス
テム2に持たせた例を説明したが、このメール消去部2
bを電子メール・サーバ1に持たせ、定期的にS40
2,S403の処理を行なったり、ユーザマシンから受
信者メール・ボックス5のデータの取得要求があったと
きに、当該受信者メール・ボックス5のデータを受信者
システム2に送信するに先立ってS402,S403を
実行することもできる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
煩雑な設定を行なうことなくユーザのニーズに合わせて
電子メールを消去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態による電子メール・システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】 第1の実施形態による電子メール・システム
の構成を示すブロック図であって、受信者が受信者設定
DBに受信者メール・ボックスに記憶された電子メール
を消去する条件を設定した場合の電子メール・システム
の動作を示すブロック図である。
【図3】 第1の実施形態において受信者設定DBに設
定された消去条件の例を示す図である。
【図4】 第1の実施形態における電子メール・システ
ムの動作を示すフローチャートである。
【図5】 第1の実施形態による電子メール・システム
の構成を示すブロック図であって、管理者が管理者設定
DBに送信者メール・ボックスおよび受信者メール・ボ
ックスに記憶された電子メールを消去する条件を設定し
た場合の電子メール・システムの動作を示すブロック図
である。
【図6】 管理者設定DBに設定された消去条件の例を
示す図である。
【図7】 管理者が管理者設定DBに受信者メール・ボ
ックスに記憶された電子メールを消去する条件を設定し
た場合の電子メール・システムの動作を示すフローチャ
ートである。
【図8】 第1の実施形態による電子メール消去方法を
適用する前の電子メールの受信メール・リストを示す図
である。
【図9】 第1の実施形態による電子メール消去方法を
適用する前の電子メールの受信メール・リストと、受信
者設定DBおよび管理者設定DBに設定されている消去
条件とを対比して示す図である。
【図10】 第1の実施形態による電子メール消去方法
を適用した後の電子メールの受信メール・リストを示す
図である。
【図11】 第2の実施形態による電子メール・システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図12】 第2の実施形態において受信者設定DBに
設定された消去条件の例を示す図である。
【図13】 第2の実施形態における電子メール・シス
テムの動作を示すフローチャートである。
【図14】 第2の実施形態における電子メール・シス
テムの動作を示すフローチャートである。
【図15】 第2の実施形態における電子メール・シス
テムの動作を示すフローチャートである。
【図16】 第2の実施形態における電子メール・シス
テムの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…電子メール・サーバ、2…受信者システム、3…送
信者システム、4…ネットワーク、5…受信者メール・
ボックス、6…送信者メール・ボックス、7…メール管
理部、8…受信者設定DB、9…管理者設定DB、10
…タイマー、11…管理者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽鳥 正彦 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 Fターム(参考) 5K030 GA11 HA06 HB15 KA01 KA05 KA06 KA08 LC18 LD18

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メールのヘッダ情報に対応付けて電
    子メールを消去すべき時期を設定するメール消去時期設
    定部と、 前記ヘッダ情報を有する前記電子メールを前記消去すべ
    き時期に消去するメール管理部と、を備えたことを特徴
    とする電子メール・システム。
  2. 【請求項2】 前記電子メールのユーザが前記ヘッダ情
    報に対応付けて電子メールを消去すべき時期を前記メー
    ル消去時期設定部に設定することを特徴とする請求項1
    に記載の電子メール・システム。
  3. 【請求項3】 前記電子メール・システムは、ネットワ
    ークを構築する複数のユーザが接続するとともにユーザ
    ごとに電子メールを記憶する複数のメール記憶部を備
    え、 前記メール消去時期設定部は、前記複数のメール記憶部
    全てに対して前記ヘッダ情報に対応付けて電子メールを
    消去すべき時期を設定することを特徴とする請求項1に
    記載の電子メール・システム。
  4. 【請求項4】 前記メール管理部は、ユーザ側の端末が
    備えたメール記憶部に記憶された電子メールを消去する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子メール・システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記メール管理部は、メール・サーバが
    備えたメール記憶部に記憶された電子メールを消去する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子メール・システ
    ム。
  6. 【請求項6】 受信した電子メールを記憶するメール記
    憶部と、 前記メール記憶部に記憶された電子メールを管理するメ
    ール管理部と、 前記電子メールのユーザが、前記電子メールに関する消
    去条件および当該消去条件を具備する場合の前記電子メ
    ールの有効期間を設定するユーザ設定部と、を備え、 前記メール管理部は、 前記メール記憶部に記憶された
    前記電子メールが前記ユーザ設定部に設定した消去条件
    を有しているか否か判断することを特徴とする電子メー
    ル・システム。
  7. 【請求項7】 前記メール管理部は、前記消去条件を有
    している電子メールについて前記有効期間を経過した後
    に前記メール記憶部から消去することを特徴とする請求
    項6に記載の電子メール・システム。
  8. 【請求項8】 前記電子メールに関する消去条件は、前
    記電子メールの送信者、前記電子メールの件名、前記電
    子メールについての送信または受信に関する時間的情
    報、前記電子メールの容量のうち少なくとも1種である
    ことを特徴とする請求項6に記載の電子メール・システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記ユーザ設定部は、消去条件ごとに前
    記有効期間を設定する請求項8に記載の電子メール・シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 前記メール記憶部は、ネットワークを
    構築するユーザごとに設置され、前記ユーザ設定部は、
    前記ユーザごとに前記消去条件および前記有効期間を設
    定し、 前記メール管理部は、 前記ユーザごとに、前記メール
    記憶部に記憶された前記電子メールが前記ユーザ設定部
    に設定した消去条件を有しているか否か判断するととも
    に、前記消去条件を有している電子メールについて前記
    有効期間を経過した後に前記メール記憶部から消去する
    ことを特徴とする請求項6に記載の電子メール・システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記メール記憶部は、ネットワークを
    構築するユーザごとに設置され、前記ユーザ設定部は、
    全ての前記ユーザに対して前記消去条件および前記有効
    期間を共通して設定し、 前記メール管理部は、 全ての前記ユーザに対して、前
    記メール記憶部に記憶された前記電子メールが前記ユー
    ザ設定部に設定した消去条件を有しているか否か判断す
    るとともに、前記消去条件を有している電子メールにつ
    いて前記有効期間を経過した後に前記メール記憶部から
    消去することを特徴とする請求項6に記載の電子メール
    ・システム。
  12. 【請求項12】 受信した電子メールをユーザが占有す
    る記憶領域に記憶し、かつ前記ユーザの端末に対して配
    信する電子メール・サーバにおける電子メールの消去方
    法であって、電子メールを特定する要素に対応した有効
    期間を設定する設定ステップと、受信した電子メールに
    ついて、前記要素を備えているか否か判断する判断ステ
    ップと、 前記要素を備えていると判断された前記電子メールを、
    前記要素に対応して設定された有効期間を経過した後に
    消去する消去ステップと、を備えたことを特徴とする電
    子メールの消去方法。
  13. 【請求項13】 前記要素は複数存在し、 前記設定ステップは、複数存在する前記要素ごとに前記
    有効期間が設定されることを特徴とする請求項12に記
    載の電子メールの消去方法。
  14. 【請求項14】 複数の前記ユーザが前記電子メール・
    サーバに接続し、 前記設定ステップは、電子メールを特定する要素に対応
    した有効期間を複数の前記ユーザが個別に設定すること
    を特徴とする請求項12に記載の電子メールの消去方
    法。
  15. 【請求項15】 前記判断ステップは、複数の前記ユー
    ザが各々受信した電子メールについて、ユーザごとに前
    記要素を備えているか否か判断し、 前記消去ステップは、前記判断ステップにおける前記ユ
    ーザごとの判断結果に基づいて、複数の前記ユーザが各
    々受信した電子メールについて個別的に消去することを
    特徴とする請求項14に記載の電子メールの消去方法。
  16. 【請求項16】 複数の前記ユーザは前記ユーザが構築
    するネットワークを介して前記電子メール・サーバを接
    続し、 前記設定ステップは、電子メールを特定する要素に対応
    した有効期間を前記ネットワークに対して設定すること
    を特徴とする請求項12に記載の電子メールの消去方
    法。
  17. 【請求項17】 前記判断ステップは、複数の前記ユー
    ザが各々受信した電子メールについて、前記要素を備え
    ているか否か判断し、 前記消去ステップは、前記判断ステップにおける判断結
    果に基づいて、複数の前記ユーザが各々受信した電子メ
    ールを一括して消去することを特徴とする請求項16に
    記載の電子メールの消去方法。
  18. 【請求項18】 受信した電子メールを消去する方法で
    あって、電子メールを消去する条件および当該条件に対
    応する有効期間を設定する設定ステップと、受信した電
    子メールが前記条件を備えているか否か判断する判断ス
    テップと、電子メールを受信した日時と前記有効期間に
    基づいて受信した前記電子メールについての消去日時を
    特定する消去日時特定ステップと、 前記消去日時に当該電子メールを消去するメール消去ス
    テップと、を備えたことを特徴とする電子メールの消去
    方法。
  19. 【請求項19】 前記消去日時は受信した前記電子メー
    ルに対して書き込み、 書き込まれた消去日時を参照することにより当該電子メ
    ールを消去することを特徴とする請求項18に記載の電
    子メールの消去方法。
  20. 【請求項20】 電子メールのユーザ側から前記書き込
    まれた消去日時を参照しかつ当該電子メールを消去する
    ことを特徴とする請求項19に記載の電子メールの消去
    方法。
  21. 【請求項21】 コンピュータに、電子メールを特定す
    る要素に対応した有効期間を設定する設定ステップと、
    受信した電子メールをユーザが占有する領域に記憶する
    記憶ステップと、記憶した前記電子メールについて、前
    記要素を備えているか否か判断する判断ステップと、 前記要素を備えていると判断された前記電子メールにつ
    いて、前記要素に対応して設定された有効期間を経過し
    た後に消去する消去ステップと、を実行させることを特
    徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011164970A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Nec Corp 端末装置におけるメール管理方法、メール管理装置及びメール管理プログラム
JP2013250737A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Ntt Docomo Inc 携帯端末および電子メール管理方法
JP2015510647A (ja) * 2012-02-20 2015-04-09 マイクロソフト コーポレーション 時間管理される電子メール・メッセージ

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