JP2002353501A - オフカット底材上の半導体発光ダイオード - Google Patents

オフカット底材上の半導体発光ダイオード

Info

Publication number
JP2002353501A
JP2002353501A JP2001150978A JP2001150978A JP2002353501A JP 2002353501 A JP2002353501 A JP 2002353501A JP 2001150978 A JP2001150978 A JP 2001150978A JP 2001150978 A JP2001150978 A JP 2001150978A JP 2002353501 A JP2002353501 A JP 2002353501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
emitting diode
light emitting
light
diode according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001150978A
Other languages
English (en)
Inventor
Ritsushin Kaku
立信 郭
Seigo Kyo
靖豪 許
Hakujin Go
伯仁 呉
Bunshi Kyo
文士 許
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHURAI KAGI KOFUN YUGENKOSHI
Original Assignee
SHURAI KAGI KOFUN YUGENKOSHI
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHURAI KAGI KOFUN YUGENKOSHI filed Critical SHURAI KAGI KOFUN YUGENKOSHI
Priority to JP2001150978A priority Critical patent/JP2002353501A/ja
Publication of JP2002353501A publication Critical patent/JP2002353501A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Led Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 オフカット基板上の半導体発光ダイオード。 【解決手段】 多重量子ウェル構造の活性層より光を発
射し、活性層が上下二層のInGaAlPと上層のクラ
ッド層でサンドイッチ形態に被覆される。活性層の発光
効率が発光ダイオード中で増加する光線と電子反射層に
より強化される。InGaAlPのエピタキシャル層が
OMVPEでGaAs基板上に傾斜角度<111>Aを
以て成長させられ、エピタキシャル層の品質とエピタキ
シャル層表面の平坦度及び発光効率を改善し、オフカッ
ト底材と低層の底材に接近するクラッド層の電性が同じ
である。高層のクラッド層の上面に第2種の導電性の光
線透過層があり電流拡散層とされ、この一層が電流拡散
と発射光線の拡散に供される。この光線透過層がバリア
層と、格子勾配層及び入射光線に対してそのエネルギー
レベルが透明なウインドウ層を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一種の発光ダイオー
ドの製造方法に係り、特に、伝統の技術中の発光ダイオ
ードに代わる化合物半導体材料で製造する発光ダイオー
ドに関し、並びに発光ダイオードの放射効率を高める方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】InGaAlPを基礎とする合金は、波
長が赤光と緑光の間の発光ダイオードの製造方法に対し
て、相当重要な半導体材料である。In0.5 (Ga1-X
AlX0.5 P合金とGaAs底材は結晶格子がマッチ
し(lattice match)、並びに1.9eV
から2.3Evの直接遷移バンドギャップを有し、この
バンドギャップ内にあってAlの分子組成はほぼ0<x
<0.7の間とされる。Alの組成がほぼx〜0.7の
時、In0.5 (Ga1-X AlX0.5 Pは間接エネルギ
ーレベルを有し、焼く2.3eVである。効率的な発光
を得るためには、強大なキャリア発光再結合(reco
mbination)及び高効率の発光ダイオードが必
要である。InGaAlPを基礎とする発光ダイオード
中の比較的短い波長は、赤光と黄−緑光の可視光スペク
トルの間に直接遷移バンドギャップを有して高輝度の発
光に供する。
【0003】このほか、In0.5 (Ga1-X AlX
0.5 Pはほぼ完全な結晶格子アライメントを有し且つG
aAsはV/III/V/III族界面半導体底材上に
あって、放電平衡(charge balance)の
特性を有する。このような特性はそれが原子レベル(a
tomic level)エピタキシャル成長であるこ
とを示し、それは多重量子ウェル(Multiple
quantum well;MQW)の厚さ及び組成を
正確に制御する良好な使用元素であり、このため、良好
なLEDエピタキシャル製造材料であり、またIn0.5
(Ga1-X AlX0.5 Pに可視光発光ダイオード工程
上、極めて大きな吸引力を持たせる。
【0004】図1は、伝統的な発光ダイオードの構造を
示す。図中の構造は、少なくとも、n形GaAs底材1
01上面に、InGaAlP合金系統で組成されたダブ
ルヘテロ構造(double heterostruc
ture;DH)があり、DHは一つのn形In0.5
(Ga1-X AlX0.5 Pの低層のクラッド層102、
アンドープアクティブ層In0.5 (Ga1-X AlX
0.5 P 103、p形In 0.5 (Ga1-X AlX0.5
Pの高層のクラッド層104、p形GaP電流拡散層1
05、上層金属106及び底層金属107で組成されて
いる。
【0005】図1に示されるように、発光ダイオードは
pn接合を有し、順方向バイアスを加えて正孔をp形ク
ラッド層104より及び電子をn形クラッド層102よ
り活性層103に注入する。活性層103は電子と正孔
の本活性層での再結合により可視光を発生する。電子と
正孔は少数のキャリアのように、注入され且つ活性層1
03を跨過し、並びに発光性或いは非発光性の再結合を
し、InGaAlPを基礎とするLEDはその発射波長
が活性層(In0.5 (Ga1-X AlX0.5 P)103
中のAlの組成により改変され、正確なバンドギャップ
により特定の発光波長に対応する。例えば、比較的短い
波長の時、例えば黄−緑光なら、活性層In0.5 (Ga
1-X AlX0.5 P 103は比較的多くのAl組成を
有して光線を放射する必要がある。活性層103の厚さ
も重要であり、通常、入射キャリア拡散長度(carr
ier diffusion lenghth)が短い
と、キャリアが再度組合される。比較的厚い活性層10
3の発光効率は低密度のキャリアにより減少できる。活
性層103の厚さは約0.3〜0.5μmである。活性
層103はキャリア注入(injection)と再結
合(recombination)により光線を発生す
る領域とされる。活性層103の材料品質要求は極めて
高く、その目的は、高効率の発光を得ることにある。活
性層103のヘビードープの背景は活性層103中の高
密度のディープトラップにより引き起こされ、光線放射
の過程中に非発光性再結合を形成させる。In0.5 (G
1-XAlX0.5 P活性層103はノンドープ領域
で、p形或いはn形とされ、ドープ密度はほぼ5*10
15から1*1017/cm2 の間とされ。一方、活性層1
03の背景ドープ程度はAlの組成の増加により増加す
る。活性層103中の比較的高いAl組成は、ディープ
レベルを増加せしめ、ディープレベルは非発光性再結合
を引き起こし、発光の効率を減少する。
【0006】n形とp形クラッド層(102及び10
4)は入射キャリアの由来(source)とされ、並
びにこの活性層103は比較的高いエネルギーレベルを
有し、以て注入されるキャリア及び発生する光を制限す
る。クラッド層In0.5 (Ga 1-X AlX0.5 Pの厚
さは十分に厚くしなければならず、それによりキャリア
の活性層103からクラッド層への逆流を防止するが、
厚さがLEDの発射効率に影響を与えないようにしなけ
ればならない。通常、発光効率は伝統的なLEDダブル
ヘテロ構造にあって波長が小さくなると減衰する。
【0007】p形クラッド層104の上に、電流拡散層
105が設けられて、光線の有効な拡散に供される。電
流拡散層105は活性層の発生する光線を透過させる半
導体とされ、ウインドウ層に相当する。該半導体が光線
に対して活性層103より発射する光の波長は透過性と
される。このほか、電流拡散ウインドウ層(電流拡散層
105)は活性層103とクラッド層(102及び10
4)に進入する電流を有効に拡散させる必要があり、こ
のため高いドープ濃度と厚さを必要とする。
【0008】本発明中、InGaAlPを基礎とするL
EDに係る複数の請求項を提出し、以て効率的な発光ダ
イオードを製造する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一つの目的
は、化合物半導体材料で発光ダイオードを製造する方法
を提供することにある。
【0010】本発明のもう一つの目的は、伝統的な技術
中の発光ダイオードに代わる化合物半導体材料で製造し
た発光ダイオードを提供し、並びに発光ダイオードの放
射効率を高める方法を提供することにある。
【0011】以上の目的に基づき、本発明は発光ダイオ
ードを製造するための新たな材質を用いた製造方法を提
供し、これにより光線を発光ダイオードより発射させる
時に高い効率を得られるようにする。本発明中、発光ダ
イオードのInGaAlPの数項の伝統的な技術とは異
なる請求項を提出し、効率的な発光ダイオードの製造に
供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、金属
コンタクトベースと、該金属コンタクトベースの上に設
けられ、<111>A角度に沿ってオフカットされ、該
オフカット角度が10°より大きい、第1導電型のGa
As底材と、該底材の上面に位置する第1導電型のIn
GaAlP層と、該第1導電型のInGaAlP層の上
面に位置し、原子順序を有さない活性層と、該活性層の
上面に位置し、その電性が第1導電型のInGaAlP
層と反対である第2導電型のInGaAlP層と、該第
2導電型のInGaAlP層の上面に位置し、成長方向
電流を阻止し並びに光線を拡散する光線抽出層と、を具
えたことを特徴とする、発光ダイオードとしている。請
求項2の発明は、前記発光ダイオードにおいて、さらに
一つのGaAsバッファ層を、底材と第1導電型のIn
GaAlP層の間に有することを特徴とする、請求項1
に記載の発光ダイオードとしている。請求項3の発明
は、前記発光ダイオードにおいて、バッファ層の厚度が
0.2から0.5μmの間とされたことを特徴とする、
請求項2に記載の発光ダイオードとしている。請求項4
の発明は、前記発光ダイオードにおいて、底材の上に位
置する一つの光反射層を有し、該光反射層のドープ濃度
が2*1017/cm2 より大きいことを特徴とする、請
求項1に記載の発光ダイオードとしている。請求項5の
発明は、前記発光ダイオードにおいて、光反射層が反射
波長αを有し該反射波長αが活性層の波長βに接近し、
α=β−5nm或いはα=β+5nmで、且つキャリア
の電性が底材と同じとされたことを特徴とする、請求項
4に記載の発光ダイオードとしている。請求項6の発明
は、前記発光ダイオードにおいて、光反射層が、AlA
s/AlX1Ga1-X1As底材(x1≧0.5)、In
0.5 (Ga1-X2AlX20.5 P底材(x2≧0.1)及
びAlAs/In0.5 (Ga1-X2AlX20.5 P底材か
らなる群より選んだ底材の超結晶構造で組成されたこと
を特徴とする、請求項4に記載の発光ダイオードとして
いる。請求項7の発明は、前記発光ダイオードにおい
て、Alの組成x1とx2が発射光波長が630nmよ
り大きいとき、x1が0.6より小さく且つx2が0.
1より大きく、発射光波長が590nmより大きいと
き、x1が0.7より小さく且つx2が0.2より大き
く、発射光波長が570nmより大きいとき、x1が
0.8より小さく且つx2が0.3より大きいことを特
徴とする、請求項6に記載の発光ダイオードとしてい
る。請求項8の発明は、前記発光ダイオードにおいて、
光反射層が、AlAs/AlX Ga1-X As底材、In
0.5 (Ga1-X AlX0.5 P底材及びAlAs/In
0.5 (Ga1-X AlX0.5 P底材からなる群より選ん
だ底材の超結晶構造で組成され、該超結晶構造の各層と
層との間の反射係数の差値が0.15以上であることを
特徴とする、請求項6に記載の発光ダイオードとしてい
る。請求項9の発明は、前記発光ダイオードにおいて、
光反射層と底材の格子ミスマッチ度が0.3%より小さ
いことを特徴とする、請求項4に記載の発光ダイオード
としている。請求項10の発明は、前記発光ダイオード
において、第1導電型のInGaAlP層が0.4*1
18/cm2 から1*1018/cm2 の間で勾配性変化
のドープ濃度を有することを特徴とする、請求項1に記
載の発光ダイオードとしている。請求項11の発明は、
前記発光ダイオードにおいて、ドープ濃度が少なくとも
一つの高/低ドープ濃度厚度比の比率を0.1から0.
5の間に有することを特徴とする、請求項10に記載の
発光ダイオードとしている。請求項12の発明は、前記
発光ダイオードにおいて、活性層が少なくとも一つのひ
ずみIny (Ga1-X1AlX11-y P/In0.5 (Ga
1-X2AlX20.5 P多重量子ウェル構造を有し、この多
重量子ウェル構造のIny (Ga1-X1AlX11-y P<
001>格子定数がオフカット底材GaAs<001>
格子定数より0.2%から0.6%大きいことを特徴と
する、請求項1に記載の発光ダイオードとしている。請
求項13の発明は、前記発光ダイオードにおいて、ひず
み多重量子ウェル層と層の間の厚度比が0.75−1.
25の間とされたことを特徴とする、請求項12に記載
の発光ダイオードとしている。請求項14の発明は、前
記発光ダイオードにおいて、電子反射層中にあってIn
0.5 Al0.5 Pバリア層を、活性層の上に有し、該バリ
ア層の厚度が20−40nmの間とされたことを特徴と
する、請求項1に記載の発光ダイオードとしている。請
求項15の発明は、前記発光ダイオードにおいて、電子
反射層中に少なくともIn0.5 (Ga1-X AlX0.5
P/In0.5 Al0.5 P超結晶構造を、活性層と第2導
電型のInGaAlP層の間に有することを特徴とす
る、請求項14に記載の発光ダイオードとしている。請
求項16の発明は、前記発光ダイオードにおいて、電子
反射層が固定、階段及び勾配変化の成長層から選択して
組み合わせてなり、各層の厚度が2−5nmとされるこ
とを特徴とする、請求項14に記載の発光ダイオードと
している。請求項17の発明は、前記発光ダイオードに
おいて、第1導電型のInGaAlP層が勾配性変化を
有し、この勾配性変化断面が0.4*1018/cm2
ら1*1018/cm2 の間とされたことを特徴とする、
請求項4に記載の発光ダイオードとしている。請求項1
8の発明は、前記発光ダイオードにおいて、勾配性変化
断面の低/高ドープ濃度厚度比の比率が0.1から0.
5の間とされたことを特徴とする、請求項17に記載の
発光ダイオードとしている。請求項19の発明は、前記
発光ダイオードにおいて、活性層が少なくとも一つのひ
ずみIny (Ga1-X1AlX11-y P/In0.5 (Ga
1-X2AlX20.5 P多重量子ウェル構造を有し、このI
y (Ga1-X1AlX11-y Pウェルが有する<001
>格子定数がオフカット底材GaAs<001>格子定
数より0.2%から0.6%大きいことを特徴とする、
請求項18に記載の発光ダイオードとしている。請求項
20の発明は、前記発光ダイオードにおいて、ひずみ多
重量子ウェルの層と層の間の厚度比が0.75から1.
25の間とされたことを特徴とする、請求項19に記載
の発光ダイオードとしている。請求項21の発明は、前
記発光ダイオードにおいて、電子反射層を有し、この電
子反射層が、In0.5 Al0.5 Pバリア層を、活性層の
上面に有し、該バリア層の厚度が約20から40nmの
間とされたことを特徴とする、請求項19に記載の発光
ダイオードとしている。請求項22の発明は、前記発光
ダイオードにおいて、電子反射層中に少なくともIn
0.5 (Ga1-X AlX0.5 P/In0.5 Al0.5 P超
結晶構造を、活性層と第2導電型のInGaAlP層の
間に有することを特徴とする、請求項21に記載の発光
ダイオードとしている。請求項23の発明は、前記発光
ダイオードにおいて、電子反射層が固定、階段及び勾配
変化の成長層から選択して組み合わせてなり、各層の厚
度が2−5nmとされることを特徴とする、請求項21
に記載の発光ダイオードとしている。請求項24の発明
は、前記発光ダイオードにおいて、発光ダイオードがO
MVPEを利用して反応炉中で750より小さい温度下
で成長させられることを特徴とする、請求項21に記載
の発光ダイオードとしている。請求項25の発明は、前
記発光ダイオードにおいて、光線抽出層が少なくも、第
2導電型のInGaAlP層上面に形成されて、少なく
とも第2導電型と同性のIn0.5 (Ga1-X AlX
0.5 P層を具え、厚さが10−100nmとされる、電
流バリア層と、該電流バリア層の上面に位置し、電流バ
リア層とその上の一層との格子定数の差異性を緩和す
る、勾配層と、該勾配層の上面に位置して電流拡散機能
を有する、ウインドウ層と、を有することを特徴とす
る、請求項1に記載の発光ダイオードとしている。請求
項26の発明は、前記発光ダイオードにおいて、電流バ
リア層が、少なくとも、第2導電型のIn0.5 (Ga
1-X AlX0.5 P層を有し、この第2導電型のIn
0.5 (Ga1-X AlX0.5 P層のドープ密度が第1導
電型のInGaAlP層のドープ密度の2−4倍高いこ
とを特徴とする、請求項25に記載の発光ダイオードと
している。請求項27の発明は、前記発光ダイオードに
おいて、第2導電型の電流バリア層のIn0.5 (Ga
1-X AlX0.5 Pのアルミニウム分子成分組成xが
0.1から0.5の間とされたことを特徴とする、請求
項25に記載の発光ダイオードとしている。請求項28
の発明は、前記発光ダイオードにおいて、三層を含む光
線抽出層のエネルギーレベルが活性層のエネルギーレベ
ルより高いことを特徴とする、請求項25に記載の発光
ダイオードとしている。請求項29の発明は、前記発光
ダイオードにおいて、勾配層のドープ濃度が、ウインド
ウ層と第2導電型のバリア層の間とされたことを特徴と
する、請求項25に記載の発光ダイオードとしている。
請求項30の発明は、前記発光ダイオードにおいて、ウ
インドウ層のドープ濃度の階段式或いは勾配式変化が2
*1018/cm2 から8*1018/cm2 の間とされた
ことを特徴とする、請求項25に記載の発光ダイオード
としている。請求項31の発明は、前記発光ダイオード
において、ウインドウ層のウインドウ層/クラッド層界
面に接近するドープ濃度が、ウインドウ層/クラッド層
界面より離れたドープ用度より低いことを特徴とする、
請求項30に記載の発光ダイオードとしている。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施例の詳細な
討論は以下のとおりである。実施例は、本発明の特定の
範例を説明し、本発明の範囲を限定するものではない。
【0014】InGaAlPを基礎とする発光ダイオー
ドは、その発光色が活性層中のIn 0.5 (Ga1-X Al
X0.5 P合金のAlの組成成分により特定の発射波長
に対応する正確なバンドギャップを達成し、活性層のI
0.5 (Ga1-X AlX0. 5 Pの改変が、バンドギャ
ップ幅を小さくし、その構造は順序を有する傾向にあ
る。同じ発射光波長を達成するため、活性層のAl成分
は比較的高い含有量を有する必要があるが、しかし、こ
れは却って活性層の高い不純物密度を形成し、並びに低
い放射効率をもたらす。In0.5 (Ga1-X AlX
0.5 P合金系統中、インジウム(In)はGa或いはA
l原子より比較的大きな四面体(tetrahedra
l)共有半径(covalent radius)を有
する。このため、四面体の共有半径の差異性が同類クラ
スタ(clustering oflike spec
ies)を発生しうる。結果として結晶構造の局部変形
収縮と延長(dilation)が発生する。spin
odal decomposition熱力観念からみ
て、位相図の可溶性(miscibility)バンド
ギャップ中に位置するある一つの組成合金は、ある遷移
温度で順序的から無順序的遷移を発生する。我々の実験
によると、In0.5 (Ga1-X AlX0.5 P薄膜はs
pinodal decomposition熱力学基
本理論により、成長温度660−770度の間である種
の異なる程度の順序構造を有する傾向にあり、これが本
発明の一つの請求項とされる。また一方で、<001>
GaAsの新たな成長は<110>方向のサブ表面層に
あって可変性圧縮と延伸の領域を有する。InはGa或
いはAlに較べて更に大きな四面体共有半径を有し、そ
の成長面上の可変性延長と圧縮性は、エネルギーの好ま
しい原子核位置(energy favorable
nucleation site)とされ、In、Al
或いはGaに対して、それらの成長に極めて適合する。
この点から、上述の規則的と非規則的の遷移温度以外
に、規則構造の形成と底材の表面構造には関係があるこ
とが暗示される。我々の実験によると、規則の程度は異
なるオフカットaAs底材を使用することにより改善さ
れる。規則と非規則の遷移温度は底材GaAsの切割角
度の増加により下降する。オフカットGaAs底材の表
面には周期性を以て延伸と収縮する表面リビルト領域が
あり、底材GaAsのオフカット角度の増加により改善
並びに減少を獲得できる。以上の結果により、GaAs
底材のオフカット角度の増加にともない、InGaAl
P無いの原子順序規則程度も顕著に減少する。
【0015】ある成長温度下では、In0.5 (Ga1-X
AlX0.5 P合金系統中の規則構造は、量子効率を下
げる一つの因子と見なされ、このため、AlをIn0.5
(Ga1-X AlX0.5 P活性層の成分にあって増加す
ることにより、特定のエネルギーレベル幅の量子ウェル
を獲得する。これにより、In0.5 (Ga1-X AlX
0.5 Pエピタキシャルをオフカットの底材上に成長させ
て、遷移温度を700℃より低くすることができる。
【0016】このほか、Alを含むIn0.5 (Ga1-X
AlX0.5 P多重量子ウェル中の量子効率は底材のオ
フカット角度を増加することにより改善できる。GaA
s底材のオフカットが<111>A表面に向かうほど、
ますます多くの陽イオン末端ステップエッジ(cati
on terminated step edges)
が成長表面の<111>Aに沿ったオフカット角度の増
加に伴いその付着効果を減少する。ゆえに、活性層の不
純物の加入(例えばシリコン或いは酸素)は、角度の増
加により減少する。このような不純物質は光発射領域の
深層及び非発光再結合の中心とされ得て、並びに、LE
Dの発射効率に影響を与える。本発明中、GaAsを底
材とし且つオフカット角度が<111>Aに沿って、1
0度以上であれば発射の光が良好な効率を有する。
【0017】このほか、InGaAlPを基礎とするL
EDの薄膜光滑度と品質は、オフカット底材GaAs構
造にあっての成長により改善できる。過去に半導体表面
の光滑度を改善するのに応用されるエピタキシャル技術
例えばLPE或いはCVDは、薄膜の光滑度を改善す
る。本発明中、InGaAlPを基礎とする発光ダイオ
ード(LED)は並びにOMVPE(Organome
talic VaporPhase Epitaxy;
OMVPE)を応用して10°より大きいオフカット角
度の底材GaAs上に成長させられ、これにより薄膜光
滑度を改善する。我々の研究によると、LED構造の光
滑度は底材カットオフ角度の増加により増加し、このよ
うな光滑度の改善の、3−5族ミスマッチヘテロ構造例
えばGaP、AlGaP及びInGaAlPを基礎とす
るエピタキシャル成長はGaAs底材上にあって特別に
顕著である。このようなエピタキシャル層例えばGa
P、AlGaP及びInGaAlP合金と底材の間の結
晶格子のミスマッチの程度はほぼ0−3.6%であり、
並びに合金の組成と関係がある。ミスマッチの底材上の
堆積過程中に、薄膜初期成長は底材上に形状がアイラン
ド状の結晶物を成長させる傾向にあり、このアイランド
の大きさは薄膜と底材のミスマッチ度の増加により増大
する。これにより薄膜上に高密度のスレッドディスロケ
ーション(thread dislocation)が
形成され、且つ堆積される薄膜の表面の粗さを増す。こ
のような高密度の結晶の欠陥と粗さを有する薄膜表面
は、表面結晶点数を増加しアイランド面積を減少し、ミ
スマッチヘテロ構造の格子定数を勾配変化させることに
より、改善できる。薄膜結核点数目増加及びアイランド
面積の減少は、本発明中の請求項のもう一つの重点であ
る。GaAs底材の10°より大きい角度にカットオフ
し、且つ一つのInGaAlP中間層をLEDIn0. 5
(Ga1-X AlX0.5 Pエピタキシャル層とウインド
ウ層の間に挿入して勾配層となすことによりこの効果を
達成する。オフカット底材上にあって、底材のステップ
エッジは底材のオフカット角度の増加により増加する。
このステップエッジが低いエネルギー量位置を薄膜堆積
の結核点に提供する。これにより密度が比較的高く面積
が比較的小さいアイランド結核はオフカット底材上で薄
膜品質の増加と比較的平滑な程度の達成をもたらし、薄
膜品質の改変によりLED発光の出力効率が増す。この
ほか薄膜表面の光滑度は素子工程の範囲を増加し、例え
ば発光ダイオードの金属接点製造とパッケージ、薄膜の
品質、発光体の効率、素子製図時の工程上の範囲(pr
ocess window of devicefab
rication)の改善はいずれも本発明の請求項中
にあり、LED中のIn0.5 (Ga1-X AlX0.5
基礎構造をオフカット角度10°以上のGaAs底材上
に成長させる。
【0018】
【実施例】本発明の第1実施例は、図2の発光ダイオー
ドの断面図に示されるよう、少なくとも、一つの光線反
射層と四元素合金In0.5 (Ga1-X AlX0.5 Pが
n形傾斜底材GaAs208の上面に成長させられ、こ
の装置は少なくとも一つのn形GaAsバッファ層20
9、n形AlAs/AlX Ga1-X As−或いはIn
0.5 (Ga1-X AlX0.5 Pを基礎とする分散型ブラ
ッグ発射層(distributed Bragg r
eflector;DBR)210、n形In 0.5 (G
1-X AlX0.5 P低層クラッド層211、ひずみノ
ンドープIny(Ga1-X AlX1-y P/In0.5
(Ga1-X AlX0.5 P多重量子ウェル(multi
ple quantum well;MQW)212、
- 形In 0.5 (Ga1-X AlX0.5 P高層クラッド
層213、薄いIn0.5 (Ga1-XAlX0.5 P中間
バリア層214、p- 形GaP或いはAlGaAs電流
拡散層215、上層金属コンタクト216、及び底層金
属コンタクト217を含む。
【0019】図2の発光ダイオードの断面図と図1の伝
統的なダブルヘテロ構造は似ているが、図1のInGa
AlP活性層103の代わりに図2ではひずみノンドー
プIny (Ga1-X AlX1-y P/In0.5 (Ga
1-X AlX0.5 P多重量子ウェル212が設けられて
いる。n- 形光線反射層の、AlAs/AlX Ga1-X
As−或いはIn0.5 (Ga1-X AlX0.5 Pを基礎
とする分散型ブラッグ発射層210はIn0.5 (Ga
1-X AlX0.5 P−LED構造の底部に設置され、光
線を反射する。このほか、In0.5 (Ga1-X AlX
0.5 P電流バリア層214は、p- 形In0.5 (Ga
1-X AlX0.5 Pクラッド層213とp- 形GaP、
AlGa或いはAlGaAsウインドウ層215の中間
に設けられる。
【0020】図2中のLED構造はほぼ0.2〜0.4
μmケイ素ドープGaAsバッファ層209がケイ素ド
ープ傾斜底材208の上に成長したものの上に成長す
る。GaAsバッファ層209はGaAs底材の成長表
面の光滑性と均一性を改善するのに用いられる。GaA
sバッファ層209の成長はLED多重量子ウェル21
2のヘテロインタフェース薄膜の良好な品質に対して必
要である。続いてGaAsバッファ層209の上面に分
散型ブラッグ反射層210を成長させて、光線反射に供
する。この光線反射層の組成物質はエネルギーレベルの
禁止バンド高度において活性層212と非常に近似の材
質で組成される。この層の組成物質の選択には格子定数
マッチング、バンドと反射係数の差別及び個別反射層の
ドープリミットを考慮する必要がある。一般には、一つ
の、10から20のブラッグ反射層210の周囲が、光
線外部量子効率(external quantum
efficiency of emitting li
ght)を、ブラッグ反射層を使用しない状況での一般
のLEDの1.5倍に増加できる。AlAs/Alx
1-x Asブラッグ反射層210の反射波の波長λは個
別反射層の厚さにより決定され、その関数関係は、d=
λ/4nで、nはブラッグ反射層210の各層の反射係
数である。ブラッグ反射層の目的は、活性層212から
の入射光線を反射することにあり、Alx Ga1-x As
のバンドギャップは活性層212のバンドギャップより
大きくなければならず、これにより光線の吸収を防止す
る。
【0021】このほか、ブラッグ反射層210の各層の
層と層の反射係数の差はできるだけ大きくしてブラッグ
反射層210に良好な再反射効率を獲得させなければな
らない。しかし、ブラッグ反射層210の役割は、また
高密度(≧2*1017/cm 2 )の伝導キャリアの電流
を伝播層に注入する機能も必要とされる。AlAs−底
材のブラッグ反射層にあって、n- 形ドープ濃度の本質
制限(intrinsic limitation)に
より、ブラッグ反射層210の制限は低い順方向作業バ
イアスを達成し並びにブラッグ反射層中の反射率を90
−95%以上の効率とすることができる。一般に、In
GaAlP−を基礎とするブラッグ反射層210の周期
はほぼ10から20の間とされる。もう一つのブラッグ
反射層210の使用元素はIn0.5 (Ga1-X AlX
0.5 P−底材合金とされ、それはAlAs/AlGaA
s−底材のブラッグ反射層210の底材より更に高い導
電度を達成するが、却ってGaAs基板上に成長する格
子マッチングの制御性が打ち消される。
【0022】図2中、n- 形の低層クラッド層In0.5
(Ga1-X AlX0.5 P211は、キャリアの活性層
212に供給し、キャリアを活性層212に局限する。
-形In0.5 (Ga1-X AlX0.5 P−クラッド層
211中のAlの分子組成はだいたい0.7<x<1と
され、且つ活性層212の放射波長と関係がある。n -
形クラッド層211の厚さはこのキャリアの拡散長度に
較べて厚く、これによりキャリアが活性層よりクラッド
層に拡散するのを防止する。一般のn- 形In 0.5 (G
1-X AlX0.5 Pクラッド層211は約0.3−
0.8μmである。本発明中のn- 形クラッド層211
ドープ深度の違いには、勾配の変化或いは階段式の変化
があり、キャリア密度は約5*1017/cm2 から1*
1018/cm2 とされる。
【0023】本発明中、p- 形クラッド層213のドー
プは深度に伴い勾配或いは階段変化を現出し、キャリア
濃度は約5*1017/cm2 から1*1018/cm2
される。LEDの光出力効率とn- 形とp- 形クラッド
層ドープ濃度と断面には極めて大きな関係があり、正確
なIn0.5 (Ga1-X AlX0.5 Pクラッド層のp−
n形ドープ断面の発生する活性層内のpn接合位置は、
電流注入後の活性層内の効率を有する電子と正孔の発光
性再結合に対して必須である。どのような個別注入キャ
リアのオーバフローでも、pn接合の位置の偏りとドー
プ分子の活性層内の拡散により、非発射再結合(non
radiative recombination)中
心の発生をもたらし、放射光の効率の減少を形成する。
本発明中のp- 形In0.5 (Ga1-X AlX0.5 Pク
ラッド層214の低/高ドープ程度の厚度比率は約0.
1から0.3で、これにより正確なキャリア再結合を保
証し、且つクラッド層にあって大き過ぎる電圧降下或い
はキャリアオーバーフローの現象を発生しない。良好な
放射装置は、多重量子ウェルから離れたn- 形とp-
クラッド層のドープ密度が0.75〜1*1018/cm
2 にあり、多重量子ウェルに接近するn- 形とp- 形の
低層のクラッド層のドープ密度が0.4〜0.75*1
18/cm2 であることが必要とされる。
【0024】n- 形In0.5 (Ga1-X AlX0.5
クラッド層211に近接して、一層の歪んだIny (G
1-X AlX1-y P/In0.5 (Ga1-X AlX
0.5 P多重量子ウェル212を、n形とp形のクラッド
層の中間に入れて活性層となす。本発明中、InGaA
lPは超結晶格子の多重量子ウェルとされて活性層の効
率増加と量子ウェル中のアルミニウム含有量を減少する
のに用いられる。LED中、量子ウェル構造は放射光の
効率を増加しうる。量子ウェルはギャップを透過するウ
ェルと比較的高いバンドギャップのバリアにより形成さ
れる。結果として、電子と正孔のエネルギー量が量子化
(局限)され、且つ電流入射方向が自由移動不能とされ
る。しかし、入射電流の垂直平面上の自由移動は可能で
且つ再結合可能である。Iny (Ga1-X AlX1-y
P/In0.5 (Ga1-X AlX0. 5 P多重量子ウェル
212中、伝導帯中にあって導電帯エネルギーレベルの
向上が促進され、価電子帯のキャリアが価電子帯エネル
ギーレベルを下げるのを促進する。多重量子ウェル構造
は放射光の有効波長を比較的短い波長にシフトする。こ
のため、活性層212中のアルミニウムの含有量は大量
に減少可能で、これにより特定の放射光入源長に対し
て、LEDの多重量子構造が非輻射再組成の生命期を増
加し、且つ光線放射の被吸収を減少する。このほか、多
重量子ウェルIn y (Ga1-X AlX1-y P/In
0.5 (Ga1-X AlX0.5 P212の総厚度は約50
から150nmで、現在の応用上、図2中のヘテロ構造
活性層(200−250nm)の厚さより小さい。これ
により活性層注入キャリア密度の増加と快速再結合がも
たらされる。多重量子ウェル構造はAl含有量を減ら
し、輻射再組成のキャリア生命期も短縮する。これによ
り、LED多重量子ウェル活性層212量子効率は大量
に増加する。多重量子ウェル212中の合金のアルミニ
ウム組成分子はほぼ0から0.3の間で、対応する波長
は赤光から黄光の間とされ、それは量子ウェル212の
厚度と量子ウェルの数により調整される。多重量子ウェ
ル中のAl組成は、バンドギャップの合金In0.5 (G
1-X AlX0.5P、多重量子ウェル212の発射光
波長とウェルの厚度に極めて大きな関連性を有する。多
重量子ウェルの厚度が減少すると、その導電帯量子化キ
ャリアが有効サブバンドを押し上げ、且つ共価電子帯量
子化キャリアが有効にサブバンドを押し下げる。多重量
子ウェル212の量子化帯構造はウェル厚度が1から1
0nmにあって相当敏感である。結果として、エネルギ
ーレベル構造の量子化により、電子と正孔再結合時の波
長が短くなる。In0.5 (Ga1-X AlX0.5 P合金
の一般の総厚度は1から10nmとされ、最も好ましい
発光効率周期は10から50である。一方で、発光の内
部量子効率もウェル対バリア(ウェル/抵抗)厚度比率
に関係がある。一般に効率的なキャリア再結合時に、ウ
ェルとバリアの比の値は0.75から1.25とされ
る。
【0025】格子ひずみもLED多重量子ウェル212
の設計の重要な考慮因子である。多重量子ウェル構造の
二軸ひずみ(biaxial strain)は量子化
エネルギーバンド構造内にあって、価電子帯エネルギー
レベルを分裂し並びに退化させる(quantized
band structure)。これが薄膜エネル
ギーバンド構造と薄膜物質の光学特性と電力特性に影響
する。圧縮性と延伸性応力の両者は、LEDの発光効率
に正面から貢献する。多重量子ウェル212の格子に作
用する不対称の応力は、エネルギーレベル構造と価電子
帯エネルギーレベル分裂に相当する。圧縮性の二軸応力
に対して、ヘビーホールエネルギーレベルは一つのグラ
ンドステート(ground states)に変化
し、このグラウンドステートは比較的低い有効質量特性
(lower effectivemass char
acter)を価電子帯の頂上に有する。この可圧縮の
応力は入射電流の垂直面のキャリアの運動と再結合を強
化し、並びに量子ウェル内の内部量子効果(inter
nal quantum efficiency)の増
加を形成し、一方でライトホールの伸縮性ひずみ二軸応
力に対して、グラウンドステートとされ、且つ比較的高
い有効質量を有する。伸張応力を受ける時、量子ウェル
内の有効質量は比較的大きく、電子と正孔が比較的少量
のk空間分布(poor k−space)が自発性発
射係数を減少し、こうして内部量子効率を増加できる。
これにより、多重量子ウェル中の圧縮性と伸張性応力は
いずれも量子ウェル中の光線発射効率に対して貢献す
る。我々の研究によると、LED中のその他の構造との
ミスマッチ度が1%を超過する時、多重量子ウェルIn
y(Ga1-X AlX1-y P/In0.5 (Ga1-X AlX
0.5 P 212は瓦解する。LED生命期試験によ
ると、ヘテロ構造に作用する内部ミスフィット応力は多
重量子ウェル中で不適当な錯位の由来とされる。並びに
素子の製造、操作時に点欠陥を形成する。量子ウェル中
の光出力効率伸張或いは収縮応力が制限されるのを改善
するため、InGaAlPの多重量子ウェルとGaAs
底材間の格子ミスマッチングは0.2%から0.6%の
間とされる。本発明中、LEDの最良の出力効率は成長
方向に沿って約0.3〜0.6%の結晶ミスマッチ度で
発生する圧縮性ひずみにより得られる。
【0026】図3はLED多重量子ウェル構造を示し、
図中、少なくとも一つのDBR、n - 形傾斜底材GaA
s318上に成長した四元素化合物In0.5 (Ga1-X
Al X0.5 P合金を含み、この装置は少なくともGa
Asバッファ層319、AlAs/Alx Ga1-x As
−、AlAs/In0.5 (Ga1-X AlX0.5 P或い
はIn0.5 (Ga1-X AlX0.5 P−底材分散型ブラ
ッグ反射層(distributed Bragg r
eflector;DBR)320、n形In 0.5 (G
1-X AlX0.5 P低層クラッド層321、ひずみI
y (Ga1-XAlX1-y P/In0.5 (Ga1-X
X0.5 P多重量子ウェル322、Iny (Ga1-X
AlX1-y P−底材電子反射層323、p形In0.5
(Ga1- X AlX0.5 P高層クラッド層324、薄い
In0.5 (Ga1-X AlX0.5P電流バリア層32
5、p- 形GaP或いはp形−AlGaAs電流拡散層
326、トップ金属コンタクト327、ボトム金属コン
タクト328で組成されている。
【0027】図3中、薄いひずみバリア層325或いは
多層電子反射層323がp- 形クラッド層324の上面
に挿入されてクラッド層のバリア高度を増加している。
電子反射層323はOMVPE法で成長し、非常に正確
なインタフェースコントラスト、層の厚度と組成の正確
な制御を必要とする。細いひずみバリア層325はエネ
ルギーレベルがクラッド層以上のエネルギーレベルを有
し且つ活性層322に接近する領域に設置されてキャリ
アオーバーフローしてクラッド層に流入するのを防止
し、これにより発光効率を改善する。p- 形In0.5
0.5 P電子反射層323はひずみ、その位置は活性層
322に接近し、相当な厚度と応力を有して活性層32
2が電子トンネル効果を発生するのを防止する。また一
方で、電子反射層323の超結晶構造は電子を反射する
よう設計され、その厚さは約N/4deBrogile
電子波長であり、そのうちNは奇数である。反射電子の
最大の反射率はp形超結晶In0.5 (Ga1-X AlX
0.5 P/In0.5 Al0.5 Pの組成、厚度、周期により
調整される。電子反射層323中のpドープのIn0. 5
(Ga1-X AlX0.5 Pとノンドープの活性層322
量子ウェルは同じ組成を有する。
【0028】In0.5 (Ga1-X AlX0.5 P/In
0.5 Al0.5 P超結晶の周期が増加し、活性層322の
光射出効率も増加する時、これが電子反射層323の反
射率増加の原因となる。しかし、このような現象は、個
別の電子反射層の厚さが2−5nmの範囲内で勾配性或
いは階段性の厚度増加を有する時に特に顕著であり、複
数層の電子反射層323のIn0.5 (Ga1-X AlX
0.5 Pの厚度変化(gradient)は、活性層より
入射される異なる高エネルギー量電子の反射エネルギー
量を示す。このため、キャリアは勾配或いは階段の領域
に局限され並びに高い電子入射エネルギー量を有し、電
子反射層の多様性(variety in elect
ron reflector)は層の厚さの勾配性変化
により獲得される。
【0029】本発明中、電子反射層323は少なくとも
一つのひずみバリアIn0.5 Al0. 5 Pを有し、続いて
活性層322に接近するIn0.5 (Ga1-X AlX
0.5 P/In0.5 Al0.5 P超結晶構造層を有し、活性
層からのオーバーフローキャリアを反射し、ひずみバリ
アIn0.5 Al0.5 Pの厚さはほぼ20−40nm、I
0.5 (Ga1-X AlX0.5 P/In0.5 Al0.5
超結晶構造周期は約10−40、In0.5 (Ga1-X
X0.5 P/In0.5 Al0.5 P超結晶構造の厚さは
約2−5nm、In0.5 (Ga1-X AlX0.5 P超結
晶構造層は、固定的、階段的或いは勾配性の厚度断面を
有する。
【0030】図3中、多重量子ウェル322と電子反射
層323の上に、p- 形In0.5 (Ga1-X AlX
0.5 P−高層クラッド層324がある。p- 形In0.5
(Ga 1-X AlX0.5 Pクラッド層324の作用はキ
ャリアを活性層322に注入し、並びにキャリアを活性
層322内に限り留めることにある。In0.5 (Ga1-
X AlX0.5 Pクラッド層324のAl組成は約0.
7<x<1であり、活性層322の発射光の波長と関係
があり、赤(625nm)から黄−緑(570nm)の
間とされる。p- 形クラッド層324の厚さは必ず注入
キャリアの拡散長度より大きくなければならず、これに
より活性層322のキャリアのクラッド層への進入を防
止する。このほか、p形クラッド層324はn形クラッ
ド層321に較べて厚くなければならず、これは即ちL
ED成長過程中にあってp形ドープ元素例えばZn或い
はMgの拡散性の関係による。典型的なp- 形In0.5
(Ga1-X AlX0.5 P低層クラッド層324の厚度
はほぼ0.7から1.5μmとされる。勾配変化或いは
ツーステップ式ドープのp- 形クラッド層について、本
発明中そのドープ濃度は4*1017/cm2 から1*1
18/cm2 とされる。LEDの光線外部効率とドープ
程度とn- 形及びp- 形クラッド層のドープ程度には関
係がある。In0.5 (Ga1-X AlX0.5 P−324
中、正確なn-形及びp- 形クラッド層ドープ断面と活
性層322のp−nの正確な接合位置は有効な発光性再
結合に対して必要である。入射キャリアのオーバーフロ
ーはpn接合の不整合とドープ因子の活性層非輻射中心
の形成する再結合により光線の効率を低下させる。本発
明中、勾配性ドープクラッド層のIn0.5 (Ga1-X
X0.5 P 324は、その高/低ドープ程度の厚度
比率が約0.1から0.3とされて、クラッド層の正確
なキャリア再結合が大きな電圧下降或いはキャリアオー
バーフローを発生しないことを保証する。
【0031】好ましい発光ダイオード装置は多重量子ウ
ェル322から離れたn- 形とp-形クラッド層が高い
ドープ濃度(0.75から1*1018/cm2 )を有
し、及び多重量子ウェルに接近する低いn- 形とp-
クラッド層の低いドープ濃度(0.4から0.75*1
18/cm2 )を必要とする。
【0032】p- 形クラッド層の上に、ドープ密度がp
- 形クラッド層324より大きい薄いIn0.5 (Ga
1-X AlX0.5 P中間層325があり、注入キャリア
のスムーズな透過及び拡散を確保するのに用いれ、並び
にこの中間層の高伝導性を確保して電流を、その注入方
向に垂直な平面にあって有効に拡散させるため、細い中
間層325のAl組成(xが0.1から0.5の間)を
p形In0.5 (Ga1-XAlX0.5 Pクラッド層32
4より更に小さくする必要があり、並びにp形クラッド
層格子とマッチングさせる必要がある。厚さが約50−
100nmで、ドープ密度がp形電導層より高い中間電
流拡散層325が、設計により注入電流垂直平面の低抵
抗チャンネルを発生する。このほか、中間層In0.5
(Ga1-X AlX0.5 P 325が活性層322より
大きなバンドギャップを有し、これにより活性層322
の発射する光線が吸着されるのを防止する。この中間層
325の厚度は非常に薄く且つp形クラッド層324に
較べて高いがウインドウ層326に較べて低いドープ密
度を有するため、電流の成長方向のバリア層及び電流入
射成長方向垂直平面の低抵抗チャンネルとされうる。電
流拡散領域範囲が非常に大きいため、素子内注入電流密
度はが拡散面の増大により減少しうる。これがLED光
線発射効率を高め、このようなp形クラッド層324と
活性層322内の電流拡散効果はIn0.5 (Ga1-X
X0.5 Pバリア層の厚度、組成とドープ程度により
定められ、典型的なIn0.5 (Ga1-X AlX0.5
の中間層のドープ濃度はp形クラッド層324の2−4
倍で1−3*1018である。Al組成はこの層において
0.2−0.4の間とされる。
【0033】In0.5 (Ga1-X AlX0.5 P発光ダ
イオードに最大の機能を発揮させる経路は、p形In
0.5 (Ga1-X AlX0.5 P層 325の頂上に加え
られた一層のウインドウ層326である。GaP、Al
GaP或いはAlGaAsを使用しウインドウ層とし、
並びにLED電流の拡散機能の観念はすでに過去の文献
において研究され、且つ発表済みの特許案中にある。G
aP或いはGaAsPのLED活性層322に対して放
射する光は対応する可透光バンドギャップを有する。本
発明中の、OMVPE法を利用したカットオフ方向<1
11>角度のGaAs底材上のLED構造は、p形Ga
P、AlGaP或いはAlGaAsウインドウ層326
を含む。この観念は1976年のある文献中からのもの
で、エピタキシャル堆積AlGaAs、GaP或いはそ
の他の族半導体表面にLPE或いはCVDエピタキシャ
ル成長方式で堆積薄膜の平滑性を改善する。本発明中で
は、III −V族化合物例えばGaP、AlX Ga1-X
(x<1)及びAly Ga1- y As(0.5<y)がM
OVPE法で成長させられて、LED放射波長が650
−565nm範囲内で鵜引導層とされて注入電流を分散
し、なぜならそれらは放射波長650−565nmに対
して透明であるためである。このほか、これらの三種類
のGaP、AlX Ga1-X P(x<1)とAly Ga
1-y As(0.5<y)の高ドープ濃度(容量)も選択
考慮の因子の一つであり、それらはいずれもヘビードー
プ密度(>2*1018/cm2 )を用いることにより比
較的広い電流拡散を達成する。ウインドウ層の入射キャ
リア(ドープ程度)が増加する時、LEDの効率も増加
する。ウインドウ層326中へのキャリア注入の各層表
面に平行なドープ程度も増加する。典型的なウインドウ
層326ドープ濃度は約3−8*1018/cm2 の間と
される。しかし、ウインドウ層326ドープ程度が1*
1019/cm2 )より高くなると、格子欠陥が発生する
可能性があり、且つLEDの生命期が低減する。このほ
か、発光効率もウインドウ層326の厚さと関係があ
る。ウインドウ層326の厚さが増加する時、比較的広
い電流拡散面積及びLED側面から放出される光がいず
れも増加するため、LEDの出力も増加する。ヘビード
ープ程度(>1*1018/cm2 )GaP、AlX Ga
1-X P(x<0.1)とAly Ga1-y As(0.7<
y)且つ厚度が10−15μmの間のウインドウ層が本
発明中において、630nm波長、輝度は60mcdの
LED、590nm波長、輝度は100mcdのLE
D、572nm波長、輝度は40mcdのLEDに使用
される。
【0034】図4はIny (Ga1-X AlX1-y Pを
基礎とし且つ勾配或いは階段式変化の(001)格子定
数の超結晶のLED素子構造発光ダイオードである。図
中、少なくとも一つの四元素化合物In0.5 (Ga1-X
AlX0.5 P合金の分散型ブラッグ反射層(DBR)
431が、n- 形傾斜底材GaAs429の上に成長さ
せられている。この素子は少なくとも一つのn形GaA
sバッファ層430、分散型ブラッグ反射層431、n
形In0.5 (Ga1-X AlX0.5 P低層クラッド層4
32、ひずみIny (Ga1-X AlX1-y P/In
0.5 (Ga1-X AlX0.5 P多重量子ウェル433、
Iny (Ga1-X AlX1-y P底材電子反射層43
4、p形In0.5 (Ga1-X AlX0.5 P高層クラッ
ド層435、薄いIn0.5 (Ga1-X AlX0.5 P電
流バリア層436、勾配組成変化を有するp形Iny
(Ga1-X AlX1-y P合金超結晶構造437、p形
GaP或いはp形AlGaP電流拡散層438、上層金
属コンタクト439、底層金属コンタクト440で組成
されている。
【0035】図4中、一層の光線抽出層があり、この光
線抽出層は実際には三層を含み、上から下に、それぞれ
電流バリア層436、格子勾配層437及びウインドウ
層438とされ、光線抽出層の主要な機能は、下のp形
InGaAlP層より放射された光線を阻止し、並びに
この光線を効率的に放射することにある。図4中の全体
構造は以下のようである。p形Iny (Ga1-X Al
X1-y P(001)格子定数の勾配或いは階段式変化
の超結晶構造437が、中間電流バリア層436とp形
ウインドウ層438の中間に置かれている。p形Iny
(Ga1-X AlX1-y Pの勾配組成変化を有する超結
晶437はIn0.5 (Ga1-X AlX0. 5 P合金43
6とp形GaPウインドウ層438の間で勾配層として
用いられる。GaPウインドウ層438とIn0.5 (G
1-X AlX0.5 P合金バリア層436の格子定数の
差は約3.6%とされ、GaP/In0.5 (Ga1-X
X0.5 Pのヘテロ構造のしきい厚度は約5−10n
mの間である。これら、GaPエピタキシャル層はIn
0.5 (Ga1-X AlX0.5 P中間電流バリア層436
の上に形成されたアイランド状の結晶体とされる。この
エピタキシャル結晶アイランド結合後、このエピタキシ
ャルアイランドの合併した高密度の条紋錯位の結晶がG
aPウインドウ層438の上面に発生し、並びに表面の
粗さを形成する。この欠点は薄膜の品質とLED素子の
機能を悪化させることにある。ウインドウ層内の高密度
の結晶体欠陥は光線吸収中心を形成し、並びに光線の外
部効率を減少し、及びその生命期を減少する。このほ
か、この結晶格子欠陥が工程及びパッケージ例えばワイ
ヤボンディング、コンタクトの困難を増加する。これに
より、格子ミスマッチのヘテロ構造GaP/In0.5
(Ga1-X AlX0.5 Pを製造する時、必ずこの以上
の点に注意する必要がある。InとAlの勾配変化組成
を有するp形Iny (Ga1-X AlX1-y P超結晶4
37を用いてのGaP及びInGaAlPの間の格子定
数の差異は、本発明の請求項の一部分であり、InとA
l組成(xとy)はIny (Ga1-X AlX1-y P底
材超結晶構造437中にあって勾配変化し、厚度は0か
ら100乃至300nmの間とされ、その成長速度はほ
ぼ0.05から0.2μm/時であり、且つ100より
大きい高いV/III 族比率を有する。Iny (Ga1-X
AlX1-y P底材勾配層437はp形In0.5 (Ga
1-X AlX0.5 Pクラッド層435の2から4倍のド
ープ濃度を有する。
【0036】以上は本発明の好ましい実施例の説明にす
ぎず、本発明の請求範囲を限定するものではなく、本発
明に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも
本発明の請求範囲に属するものとする。
【0037】
【発明の効果】本発明は一種の発光ダイオードを提供
し、特に、化合物半導体材料の発光ダイオードを提供す
る。本発明によると、多重量子ウェル構造の活性層より
光を発射し、活性層が上下二層のInGaAlPと上層
のクラッド層でサンドイッチ形態に被覆される。活性層
の発光効率が発光ダイオード中で増加する光線と電子反
射層により強化される。InGaAlPのエピタキシャ
ル層がOMVPEでGaAs底材上に傾斜角度<111
>Aを以て成長させられ、エピタキシャル層の品質とエ
ピタキシャル層表面の平坦度及び発光効率を改善し、オ
フカット底材と低層の底材に接近するクラッド層の電性
が同じである。高層のクラッド層の上面に第2種の導電
性の光線透過層があり電流拡散層とされ、この一層が電
流拡散と発射光線の拡散に供される。この光線透過層が
バリア層と、格子勾配層及び入射光線に対してそのエネ
ルギーレベルが透明なウインドウ層を含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】伝統的な発光ダイオードの断面表示図である。
【図2】本発明の第1実施例の発光ダイオードの断面表
示図である。
【図3】本発明の第2実施例の発光ダイオードの断面表
示図である。
【図4】本発明の第3実施例の発光ダイオードの断面表
示図である。
【符号の説明】
101 n形GaAs底材 102 n−InGaAlP 103 活性層 104 p−InGaAlP 105 p−GaP 106 上層コンタクト 107 底層コンタクト 217 底層コンタクト 208 n形オフカットGaAs底材 209 n形バッファ層 210 n−DBR 211 n−InGaAlP 212 多重量子ウェル 213 p−InGaAlP 214 p−In0.5 (Ga1-X AlX0.5 P 電流
バリア層 215 p−GaP,AlGaP,又はAlGaAs 216 上層コンタクト 328 底層コンタクト 318 n形オフカットGaAs底材 319 n形GaAsバッファ層 320 n−DBR 321 n−InGaAlP 322 多重量子ウェル 323 電子反射層 324 p−InGaAlP 325 p−In0.5 (Ga1-X AlX0.5 P 電流
バリア層 326 p−GaP,AlGaP,又はAlGaAs 327 上層コンタクト 440 底層コンタクト 429 n形オフカットGaAs底材 430 n形GaAsバッファ層 431 n−DBR 432 n−InGaAlP 433 多重量子ウェル 434 電子反射層 435 p−InGaAlP 436 p−In0.5 (Ga1-X AlX0.5 P 電流
バリア層 437 p−Iny (Ga1-X AlX1-y P 格子勾
配層 438 p−GaP,AlGaP,又はAlGaAs 439 上層コンタクト
フロントページの続き (72)発明者 許 文士 台湾桃園縣大溪鎮中正路23巷20號 Fターム(参考) 5F041 AA03 CA05 CA08 CA34 CA67

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属コンタクトベースと、 該金属コンタクトベースの上に設けられ、<111>A
    角度に沿ってオフカットされ、該オフカット角度が10
    °より大きい、第1導電型のGaAs底材と、該底材の
    上面に位置する第1導電型のInGaAlP層と、 該第1導電型のInGaAlP層の上面に位置し、原子
    順序を有さない活性層と、 該活性層の上面に位置し、その電性が第1導電型のIn
    GaAlP層と反対である第2導電型のInGaAlP
    層と、 該第2導電型のInGaAlP層の上面に位置し、成長
    方向電流を阻止し並びに光線を拡散する光線抽出層と、 を具えたことを特徴とする、発光ダイオード。
  2. 【請求項2】 前記発光ダイオードにおいて、さらに一
    つのGaAsバッファ層を、底材と第1導電型のInG
    aAlP層の間に有することを特徴とする、請求項1に
    記載の発光ダイオード。
  3. 【請求項3】 前記発光ダイオードにおいて、バッファ
    層の厚度が0.2から0.5μmの間とされたことを特
    徴とする、請求項2に記載の発光ダイオード。
  4. 【請求項4】 前記発光ダイオードにおいて、底材の上
    に位置する一つの光反射層を有し、該光反射層のドープ
    濃度が2*1017/cm2 より大きいことを特徴とす
    る、請求項1に記載の発光ダイオード。
  5. 【請求項5】 前記発光ダイオードにおいて、光反射層
    が反射波長αを有し該反射波長αが活性層の波長βに接
    近し、α=β−5nm或いはα=β+5nmで、且つキ
    ャリアの電性が底材と同じとされたことを特徴とする、
    請求項4に記載の発光ダイオード。
  6. 【請求項6】 前記発光ダイオードにおいて、光反射層
    が、AlAs/Al X1Ga1-X1As底材(x1≧0.
    5)、In0.5 (Ga1-X2AlX20.5 P底材(x2≧
    0.1)及びAlAs/In0.5 (Ga1-X2AlX2
    0.5 P底材からなる群より選んだ底材の超結晶構造で組
    成されたことを特徴とする、請求項4に記載の発光ダイ
    オード。
  7. 【請求項7】 前記発光ダイオードにおいて、Alの組
    成x1とx2が発射光波長が630nmより大きいと
    き、x1が0.6より小さく且つx2が0.1より大き
    く、発射光波長が590nmより大きいとき、x1が
    0.7より小さく且つx2が0.2より大きく、発射光
    波長が570nmより大きいとき、x1が0.8より小
    さく且つx2が0.3より大きいことを特徴とする、請
    求項6に記載の発光ダイオード。
  8. 【請求項8】 前記発光ダイオードにおいて、光反射層
    が、AlAs/Al X Ga1-X As底材、In0.5 (G
    1-X AlX0.5 P底材及びAlAs/In0.5 (G
    1-X AlX0.5 P底材からなる群より選んだ底材の
    超結晶構造で組成され、該超結晶構造の各層と層との間
    の反射係数の差値が0.15以上であることを特徴とす
    る、請求項6に記載の発光ダイオード。
  9. 【請求項9】 前記発光ダイオードにおいて、光反射層
    と底材の格子ミスマッチ度が0.3%より小さいことを
    特徴とする、請求項4に記載の発光ダイオード。
  10. 【請求項10】 前記発光ダイオードにおいて、第1導
    電型のInGaAlP層が0.4*1018/cm2 から
    1*1018/cm2 の間で勾配性変化のドープ濃度を有
    することを特徴とする、請求項1に記載の発光ダイオー
    ド。
  11. 【請求項11】 前記発光ダイオードにおいて、ドープ
    濃度が少なくとも一つの高/低ドープ濃度厚度比の比率
    を0.1から0.5の間に有することを特徴とする、請
    求項10に記載の発光ダイオード。
  12. 【請求項12】 前記発光ダイオードにおいて、活性層
    が少なくとも一つのひずみIny (Ga1-X1AlX1
    1-y P/In0.5 (Ga1-X2AlX20.5 P多重量子ウ
    ェル構造を有し、この多重量子ウェル構造のIny (G
    1-X1AlX1 1-y P<001>格子定数がオフカット
    底材GaAs<001>格子定数より0.2%から0.
    6%大きいことを特徴とする、請求項1に記載の発光ダ
    イオード。
  13. 【請求項13】 前記発光ダイオードにおいて、ひずみ
    多重量子ウェル層と層の間の厚度比が0.75−1.2
    5の間とされたことを特徴とする、請求項12に記載の
    発光ダイオード。
  14. 【請求項14】 前記発光ダイオードにおいて、電子反
    射層中にあってIn 0.5 Al0.5 Pバリア層を、活性層
    の上に有し、該バリア層の厚度が20−40nmの間と
    されたことを特徴とする、請求項1に記載の発光ダイオ
    ード。
  15. 【請求項15】 前記発光ダイオードにおいて、電子反
    射層中に少なくともIn0.5 (Ga1-X AlX0.5
    /In0.5 Al0.5 P超結晶構造を、活性層と第2導電
    型のInGaAlP層の間に有することを特徴とする、
    請求項14に記載の発光ダイオード。
  16. 【請求項16】 前記発光ダイオードにおいて、電子反
    射層が固定、階段及び勾配変化の成長層から選択して組
    み合わせてなり、各層の厚度が2−5nmとされること
    を特徴とする、請求項14に記載の発光ダイオード。
  17. 【請求項17】 前記発光ダイオードにおいて、第1導
    電型のInGaAlP層が勾配性変化を有し、この勾配
    性変化断面が0.4*1018/cm2 から1*1018
    cm2 の間とされたことを特徴とする、請求項4に記載
    の発光ダイオード。
  18. 【請求項18】 前記発光ダイオードにおいて、勾配性
    変化断面の低/高ドープ濃度厚度比の比率が0.1から
    0.5の間とされたことを特徴とする、請求項17に記
    載の発光ダイオード。
  19. 【請求項19】 前記発光ダイオードにおいて、活性層
    が少なくとも一つのひずみIny (Ga1-X1AlX1
    1-y P/In0.5 (Ga1-X2AlX20.5 P多重量子ウ
    ェル構造を有し、このIny (Ga1-X1AlX11-y
    ウェルが有する<001>格子定数がオフカット底材G
    aAs<001>格子定数より0.2%から0.6%大
    きいことを特徴とする、請求項18に記載の発光ダイオ
    ード。
  20. 【請求項20】 前記発光ダイオードにおいて、ひずみ
    多重量子ウェルの層と層の間の厚度比が0.75から
    1.25の間とされたことを特徴とする、請求項19に
    記載の発光ダイオード。
  21. 【請求項21】 前記発光ダイオードにおいて、電子反
    射層を有し、この電子反射層が、In0.5 Al0.5 Pバ
    リア層を、活性層の上面に有し、該バリア層の厚度が約
    20から40nmの間とされたことを特徴とする、請求
    項19に記載の発光ダイオード。
  22. 【請求項22】 前記発光ダイオードにおいて、電子反
    射層中に少なくともIn0.5 (Ga1-X AlX0.5
    /In0.5 Al0.5 P超結晶構造を、活性層と第2導電
    型のInGaAlP層の間に有することを特徴とする、
    請求項21に記載の発光ダイオード。
  23. 【請求項23】 前記発光ダイオードにおいて、電子反
    射層が固定、階段及び勾配変化の成長層から選択して組
    み合わせてなり、各層の厚度が2−5nmとされること
    を特徴とする、請求項21に記載の発光ダイオード。
  24. 【請求項24】 前記発光ダイオードにおいて、発光ダ
    イオードがOMVPEを利用して反応炉中で750より
    小さい温度下で成長させられることを特徴とする、請求
    項21に記載の発光ダイオード。
  25. 【請求項25】 前記発光ダイオードにおいて、光線抽
    出層が少なくも、 第2導電型のInGaAlP層上面に形成されて、少な
    くとも第2導電型と同性のIn0.5 (Ga1-X AlX
    0.5 P層を具え、厚さが10−100nmとされる、電
    流バリア層と、 該電流バリア層の上面に位置し、電流バリア層とその上
    の一層との格子定数の差異性を緩和する、勾配層と、 該勾配層の上面に位置して電流拡散機能を有する、ウイ
    ンドウ層と、 を有することを特徴とする、請求項1に記載の発光ダイ
    オード。
  26. 【請求項26】 前記発光ダイオードにおいて、電流バ
    リア層が、少なくとも、第2導電型のIn0.5 (Ga
    1-X AlX0.5 P層を有し、この第2導電型のIn
    0.5 (Ga1-X AlX0.5 P層のドープ密度が第1導
    電型のInGaAlP層のドープ密度の2−4倍高いこ
    とを特徴とする、請求項25に記載の発光ダイオード。
  27. 【請求項27】 前記発光ダイオードにおいて、第2導
    電型の電流バリア層のIn0.5 (Ga1-X AlX0.5
    Pのアルミニウム分子成分組成xが0.1から0.5の
    間とされたことを特徴とする、請求項25に記載の発光
    ダイオード。
  28. 【請求項28】 前記発光ダイオードにおいて、三層を
    含む光線抽出層のエネルギーレベルが活性層のエネルギ
    ーレベルより高いことを特徴とする、請求項25に記載
    の発光ダイオード。
  29. 【請求項29】 前記発光ダイオードにおいて、勾配層
    のドープ濃度が、ウインドウ層と第2導電型のバリア層
    の間とされたことを特徴とする、請求項25に記載の発
    光ダイオード。
  30. 【請求項30】 前記発光ダイオードにおいて、ウイン
    ドウ層のドープ濃度の階段式或いは勾配式変化が2*1
    18/cm2 から8*1018/cm2 の間とされたこと
    を特徴とする、請求項25に記載の発光ダイオード。
  31. 【請求項31】 前記発光ダイオードにおいて、ウイン
    ドウ層のウインドウ層/クラッド層界面に接近するドー
    プ濃度が、ウインドウ層/クラッド層界面より離れたド
    ープ用度より低いことを特徴とする、請求項30に記載
    の発光ダイオード。
JP2001150978A 2001-05-21 2001-05-21 オフカット底材上の半導体発光ダイオード Pending JP2002353501A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001150978A JP2002353501A (ja) 2001-05-21 2001-05-21 オフカット底材上の半導体発光ダイオード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001150978A JP2002353501A (ja) 2001-05-21 2001-05-21 オフカット底材上の半導体発光ダイオード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002353501A true JP2002353501A (ja) 2002-12-06

Family

ID=18995915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001150978A Pending JP2002353501A (ja) 2001-05-21 2001-05-21 オフカット底材上の半導体発光ダイオード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002353501A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007318044A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置とその製造方法
JP2008103626A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Hitachi Cable Ltd 半導体発光素子
US7692203B2 (en) * 2006-10-20 2010-04-06 Hitachi Cable, Ltd. Semiconductor light emitting device
US8048694B2 (en) 2006-04-21 2011-11-01 Silicon Base Development Inc. Package base structure and associated manufacturing method
US9627578B2 (en) 2010-07-06 2017-04-18 Showa Denko K.K. Epitaxial wafer for light-emitting diodes
CN114361304A (zh) * 2021-02-20 2022-04-15 兆劲科技股份有限公司 一种发光元件

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8048694B2 (en) 2006-04-21 2011-11-01 Silicon Base Development Inc. Package base structure and associated manufacturing method
JP2007318044A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置とその製造方法
JP2008103626A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Hitachi Cable Ltd 半導体発光素子
US7692203B2 (en) * 2006-10-20 2010-04-06 Hitachi Cable, Ltd. Semiconductor light emitting device
US9627578B2 (en) 2010-07-06 2017-04-18 Showa Denko K.K. Epitaxial wafer for light-emitting diodes
CN114361304A (zh) * 2021-02-20 2022-04-15 兆劲科技股份有限公司 一种发光元件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6608328B2 (en) Semiconductor light emitting diode on a misoriented substrate
US10622512B2 (en) Light emitting diode with reflective part for UVA and blue wavelengths
US6057562A (en) High efficiency light emitting diode with distributed Bragg reflector
US5614734A (en) High efficency LED structure
US6081540A (en) Semiconductor light emitting device with high light emission efficiency
US6617606B2 (en) Light-emitting semiconductor element
KR20050010017A (ko) 비도핑 클래드층 및 다중 양자 우물을 가진 제iii족질화물 led
US20020104997A1 (en) Semiconductor light emitting diode on a misoriented substrate
US10032956B2 (en) Patterned substrate design for layer growth
US20030086467A1 (en) DBR comprising GaP, and use thereof in a semiconductor resonant cavity device
JPH04212479A (ja) 半導体発光ダイオード
US10522699B2 (en) Optoelectronic semiconductor chip
US6495859B2 (en) Opto-electronic component made from II-VI semiconductor material
US20040021142A1 (en) Light emitting diode device
JP2002353501A (ja) オフカット底材上の半導体発光ダイオード
JP2006040998A (ja) 半導体発光素子、半導体発光素子用エピタキシャルウェハ
JP4320654B2 (ja) 半導体発光素子
US11121295B2 (en) Method of adapting light extraction from a light emitting diode
CN1230923C (zh) 发光二极管结构
JP2004095827A (ja) 発光ダイオード
EP1302791A1 (en) Distributed Bragg Reflector comprising a GaP layer, and a semiconductor resonant cavity device comprising such a DBR
JP3635727B2 (ja) 半導体発光ダイオード
CN217955880U (zh) 红光led外延结构
JP2006135214A (ja) 半導体発光素子用エピタキシャルウェハ及び半導体発光素子
TW480751B (en) Semiconductor light emitting diode based on off-cut substrate

Legal Events

Date Code Title Description
A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20031211

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20031216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040907

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050330