JP2002352994A - 放電灯点灯装置および照明器具 - Google Patents

放電灯点灯装置および照明器具

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JP2002352994A JP2001159728A JP2001159728A JP2002352994A JP 2002352994 A JP2002352994 A JP 2002352994A JP 2001159728 A JP2001159728 A JP 2001159728A JP 2001159728 A JP2001159728 A JP 2001159728A JP 2002352994 A JP2002352994 A JP 2002352994A
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Koji Saeki
浩司 佐伯
Yoshifumi Kuroki
芳文 黒木
Koji Fujimoto
幸司 藤本
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

Abstract

(57)【要約】 【課題】リモコン信号と点灯回路との干渉によるリモコ
ン操作性能の低下を防止した放電灯点灯装置を提供す
る。 【解決手段】リモコンからのリモコン信号により放電灯
への出力電力を連続的に変化させる調光制御が可能なイ
ンバータ回路を備えた放電灯点灯装置において、調光制
御時におけるインバータ回路の動作周波数がリモコン信
号の周波数の整数倍を含む所定範囲に一致しないように
設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リモコンからの無
線信号によって放電灯の連続的(無段階)な調光を可能
とした放電灯点灯装置および照明器具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、図8に示す形状を有した家庭
用の天井取付型の照明器具が提供されている。天井には
円形の浅皿場に形成された本体シャーシ10が取り付け
られ、本体シャーシ10の下面側は透光カバー11によ
り覆われる。本体シャーシ10は、天井に取着する手段
および透光カバー11を装着する手段を備える。本体シ
ャーシ10の下面側には反射板12が取り付けられ、反
射板12の下方には環状に形成された放電灯Lが配設さ
れる。透光カバー11は、反射板12および放電灯Lを
包囲する。反射板12は、本体シャーシ10から下面側
への突出寸法ができるだけ小さくなり、かつ透光カバー
11の表面輝度が均一化されるように放電灯Lの光を反
射する形状に成形されている。放電灯Lには本体シャー
シ10と反射板12との間の空間に配設された点灯回路
13から電力が供給され、点灯回路13の動作は照明器
具の内部に配設されたリモコン受信部14により制御さ
れる。
【0003】リモコン受信部14は点灯回路13および
放電灯Lとともに放電灯点灯装置を構成するものであ
り、図8(b)に示すように、照明器具とは別に設けた
リモコン20から送信される赤外線等の無線信号による
リモコン信号を受信し、リモコン信号による指示内容に
応じて放電灯Lの点灯・消灯および調光点灯を行うよう
に点灯回路13を制御する。リモコン受信部14は、リ
モコン20に設けたアップスイッチSuとダウンスイッ
チSdとの操作によって、放電灯Lの光出力を連続的に
変化させる機能を有している。すなわち、アップスイッ
チSuまたはダウンスイッチSdの押操作を継続すると
リモコン20からリモコン信号が送出され続け、リモコ
ン信号の送信が停止するまでの間においてリモコン受信
部14では放電灯Lの光出力の増減を行う。したがっ
て、リモコン20を操作することによって、任意の調光
レベルに設定することができ、かつリモコン20の操作
によって放電灯Lの光出力を連続的に(光出力の変化が
無段階に見えるように)変化させることができる。
【0004】点灯回路13は、たとえば図9に示す回路
構成を有する。図示する点灯回路13は、商用電源AC
を整流回路DBにより整流し、整流回路DBの出力を昇
圧型のチョッパ回路からなるDC−DC変換回路に通し
た後、インバータ回路により高周波電力に変換し、その
高周波電力を放電灯Lに供給するように構成されてい
る。ここに、放電灯Lは後述する共振回路とともに負荷
回路を構成し、インバータ回路の出力が共振回路を通し
て放電灯Lに供給されるようにしてある。商用電源AC
と整流回路DBとの間には、電源帰還ノイズを低減する
ためのフィルタ回路LFが挿入され、DC−DC変換回
路およびインバータ回路により生じる高周波のノイズ成
分をフィルタ回路LFで阻止することにより、商用電源
ACに帰還されるノイズを低減する。
【0005】DC−DC変換回路は、整流回路DBの出
力端間に接続されたMOSFETからなるスイッチ素子
Q1とチョッパチョークL1との直列回路を備え、スイ
ッチ素子Q1には、チョッパダイオードD1と平滑コン
デンサC2との直列回路が並列に接続される。さらに、
整流回路DBの出力端間には雑音防止用のコンデンサC
1も接続される。スイッチ素子Q1は、チョッパ制御部
CN1(たとえば、モトローラ社製のMC34262)
により高周波でオンオフされる。チョッパ制御部CN1
では、平滑コンデンサC2の両端電圧を略一定に保つよ
うに、スイッチ素子Q1のオンオフの周波数(スイッチ
ング周波数)とデューティとの少なくとも一方を制御す
る。すなわち、チョッパ制御部CN1は、DC−DC変
換回路の負荷電力と入力電圧との変化に対してDC−D
C変換回路の出力電圧(つまり、平滑コンデンサC2の
両端電圧)を略一定に保つようにスイッチ素子Q1を制
御する。
【0006】インバータ回路は、ハーフブリッジ型であ
って、平滑コンデンサC2の両端間に接続される一対の
スイッチ素子Q2,Q3からなる直列回路を有してい
る。ここに、スイッチ素子Q2,Q3にはMOSFET
を用いており、ボディダイオードが存在することによ
り、オフ時においてオン時とは逆向きの電流の通過が可
能になっている。両スイッチ素子Q2,Q3は、駆動部
DVを介してインバータ制御部CN2からの駆動信号に
より交互にオンオフするように制御される。インバータ
制御部CN2では、スイッチ素子Q2,Q3のオンオフ
の周波数を制御することによって放電灯Lに供給する電
力を制御し、放電灯Lの予熱、始動、点灯の各点灯状態
に応じた電力をインバータ回路から放電灯Lに供給す
る。
【0007】負荷回路は、インバータ回路を構成するス
イッチ素子Q3の両端間に接続される。スイッチ素子Q
2,Q3の接続点には直流カット用のコンデンサC3を
介して、インダクタL2とコンデンサC4とからなる直
列共振回路が接続される。つまり、コンデンサC3,C
4とインダクタL2との直列回路がスイッチ素子Q3の
両端間に接続される。コンデンサC4にはトランスT1
の1次巻線が並列接続され、トランスT1の2次巻線に
は短絡保護用のコンデンサC5を介して放電灯Lのフィ
ラメントf1,f2が接続される。ここに、放電灯Lの
一方のフィラメントf1とトランスT1の2次巻線との
間にはコンデンサC5ともにカレントトランスCTの巻
線N1が挿入され、他方のフィラメントf2とトランス
T1の2次巻線との間にはカレントトランスCTの別の
巻線N2が挿入される。さらに、コンデンサC6と予熱
トランスT2の1次巻線との直列回路がコンデンサC3
に直列接続され、コンデンサC3,C6と予熱トランス
T2の1次巻線との直列回路がスイッチ素子Q3の両端
間に接続される。予熱トランスT2には2個の2次巻線
が設けられ、各2次巻線にはそれぞれ短絡保護用のコン
デンサC7,C8を介して各フィラメントf1,f2が
接続される。
【0008】上述した構成の点灯回路について簡単に動
作を説明する。まず、電源を投入すれば商用電源ACを
整流回路DBで全波整流した脈流電圧がDC−DC変換
回路に入力され昇圧される。平滑コンデンサC2の両端
電圧はインバータ回路により高周波電力に変換され、負
荷回路に含まれる共振回路を通して放電灯Lに高周波電
力が供給されるのである。放電灯Lの点灯後にはインバ
ータ回路の動作周波数(スイッチ素子Q2,Q3のオン
オフの周波数)を制御するかDC−DC変換回路の出力
電圧を制御することにより放電灯Lの出力を制御するこ
とができる。なお、図9に示す構成例ではインバータ回
路の動作周波数のみを制御する構成を採用している。
【0009】ところで、リモコン20からのリモコン信
号を受信するリモコン受信部14からの信号は、リモコ
ン制御部CN3を通してインバータ制御部CN2に入力
される。リモコン制御部CN3では、リモコン受信部1
4で受信したリモコン信号を信号処理しインバータ制御
部CN2へ信号を伝達する。この構成によりリモコン2
0から送信されるリモコン信号の情報に応じて放電灯L
の点灯・消灯および調光点灯の制御を行う。
【0010】また、インバータ回路の動作が開始される
と、予熱トランスT2とコンデンサC6との共振作用に
よって予熱トランスT2に共振電圧が発生するから、予
熱トランスT2の2次巻線を介してフィラメントf1,
f2に共振電圧を印加することによりフィラメントf
1,f2に予熱電流を供給することができる。
【0011】カレントトランスCTの出力はフィラメン
ト検出部DFに入力され、フィラメント検出部DFに設
けたコンパレータCPにより、カレントトランスCTの
巻線N3の両端電圧が基準電圧Vrefと比較される。
カレントトランスCTの巻線N1,N2の極性は、2個
のフィラメントf1,f2に流れる電流が略等しいとき
に巻線N3には電圧が発生しない極性で巻回されてい
る。したがって、フィラメントf1,f2のいずれか一
方が断線すれば、カレントトランスCTの巻線N1,N
2に流れる電流に差が生じ、その差分に応じた電圧が巻
線N3に発生する。この電圧がコンパレータCPにより
基準電圧Vrefと比較されることによって、フィラメ
ントf1,f2の異常と判断されるのである。フィラメ
ント検出部DFにおいてフィラメントf1,f2の異常
が検出されると、インバータ制御部CN2に通知され、
インバータ回路の動作を停止させたりインバータ回路の
出力を低減させるなどの保護動作をを行う。
【0012】ところで、上述したリモコン20では、ア
ップスイッチSuやダウンスイッチSdの押操作を継続
すると、図10に示すように、一定の周波数(搬送周波
数)fRでパルス状のデータ信号をリモコン信号として
繰り返し送出する。一般的には、リモコン信号の周波数
fRとインバータ回路の動作周波数との相互干渉による
不動作や誤動作を低減するために、リモコン信号の周波
数fRを30〜40kHz(たとえば、36.7kH
z)に設定し、インバータ回路の動作周波数を30kH
z以下または40kHz以上とするように推奨されてい
る。したがって、リモコンを用いる機器および照明器具
のインバータ回路として現在普及しているものでは、上
述の周波数範囲に設定されているものが大半を占めてい
る。
【0013】ところで、図8に示したように、リモコン
受信部14は照明器具の外観が損なわれないように照明
器具の透光カバー11の内側に配置されることが多いか
ら、リモコン信号に赤外線を用いる場合には、透光カバ
ー11による赤外線の減衰、放電灯Lから放射される赤
外線ノイズの影響、インバータ回路の動作周波数に起因
して照明器具の内部に生じる電磁ノイズの影響(おもに
金属製の本体シャーシ10、反射板12が電磁ノイズの
伝播経路となる)を強く受け、リモコン20による操作
性能を低下させる要因となる。この種の問題は、上述の
ようにリモコン信号の周波数とインバータ回路の動作周
波数とを適宜に設定することによってある程度は緩和さ
れる。
【0014】一方、点灯回路13としては、図11に示
すように、リモコン制御部CN3の出力により、インバ
ータ制御部CN2を制御してインバータ回路の動作周波
数を変化させるだけではなく、チョッパ制御部CN1も
制御してDC−DC変換回路の出力電圧も変化させるよ
うにする構成も考えられている。
【0015】図11に示す構成を採用し、放電灯Lへの
出力電力を変化させるものとすれば、インバータ動作周
波数は図12にAで示すように、放電灯Lへの出力電力
の増加に伴って低下させ、DC−DC変換回路の出力電
圧は図12にBで示すように出力電力の増加に伴って増
加させることになる。
【0016】上述のようにDC−DC変換回路の出力電
圧を調節することによって、放電灯Lへの出力電力を調
節する構成を採用すれば、出力電力を低下させる際に、
負荷回路に含まれる共振回路を構成するインダクタL2
のインダクタンスを小さくしながらもインバータ回路の
動作周波数をあまり高くせずに放電灯Lへの出力電力を
低下させることが可能になる。その結果、回路構成部品
の小型化、低コスト化、インバータ回路の発熱量の低
下、高効率化などの効果が得られる。
【0017】DC−DC変換回路の出力電圧を変化させ
には、たとえばDC−DC変換回路におけるスイッチQ
1のオンオフの周波数およびデューティを連続的に変化
させればよく、出力電圧を低下させるにはスイッチ素子
Q1の動作周波数を高くし、デューティ(オン期間)を
小さくするように制御する。したがって、DC−DC変
換回路の出力電圧の制御は、リモコン制御部CN3によ
るインバータ回路の動作周波数の制御と同様の制御処理
により行うことができるから、上述のようにリモコン制
御部CN3をチョッパ制御部CN1とインバータ制御部
CN2との制御に共用することができ、部品点数の増加
がなく比較的低コストで実現することができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9に示す
構成では、インバータ回路の動作周波数を変化させるだ
けで放電灯Lの光出力を調節するから、放電灯Lの光出
力の可変範囲を広げようとすれば、インバータ回路の動
作周波数の可変範囲も広くしなければならない。
【0019】つまり、図13に示すように、インバータ
回路の動作周波数とリモコン信号の周波数fRとの干渉
によるリモコン20の不動作や誤動作の可能性を低減す
るために、放電灯Lへの出力電力が最大である期間にお
いてもインバータ回路の動作周波数がリモコン信号の周
波数fRよりも高くなるように設定されている(図13
に実線で表した範囲)。しかしながら、放電灯Lの光出
力を連続的に変化させると、インバータ回路の動作周波
数がリモコン信号の周波数fRの整数倍になる場合があ
る(いま、リモコン信号の周波数fRが36.7kHz
であるときに、インバータ回路の動作周波数には、周波
数fRの2倍周波数73.4kHzや3倍周波数11
0.1kHzが含まれることがある)。
【0020】このように、インバータ回路の動作周波数
がリモコン信号の周波数fRの整数倍付近になれば、両
者が干渉する可能性が高くなり、リモコン20の不動作
や誤動作が生じる可能性がある。とくに、リモコン20
の操作により放電灯Lの光出力を連続的に変化させる際
には、光出力を連続的に変化させている過程においてイ
ンバータ回路の動作周波数がリモコン信号の周波数fR
の整数倍付近に達すると、干渉によってリモコン受信部
14でのリモコン信号の受信性能が著しく低下し、放電
灯Lの光出力の連続調光制御をスムーズに行うことがで
きなくなり、場合によっては、インバータ回路の動作周
波数がリモコン信号の周波数fRの整数倍付近になった
ときに、リモコン20の操作による制御がきかなくなる
おそれもある。
【0021】さらに、DC−DC変換回路ではスイッチ
素子Q1のオンオフの周波数を変化させることによって
出力電圧を略一定に保っているから、DC−DC変換回
路のスイッチ素子Q1のスイッチング周波数がリモコン
信号の周波数fRと干渉することもあり、このことによ
ってもリモコン不動作や誤動作の問題を生じるおそれが
ある。ここに、チョッパ制御部CN1に上述した集積回
路を用いるとすれば、放電灯Lを調光点灯させることに
よって放電灯Lへの出力電力が低下すると、DC−DC
変換回路が軽負荷になり出力電圧が上昇しようとするか
ら、この昇圧傾向を抑制するためにDC−DC変換回路
のスイッチ素子Q1のオンオフの周波数を高める制御が
行われる。また逆に放電灯Lへの出力電力が増加する
と、DC−DC変換回路のスイッチ素子Q1のオンオフ
の周波数を低くするように制御するから、結果的にDC
−DC変換回路のスイッチ素子Q1のオンオフの周波数
は調光制御に伴う負荷変動により大きく変化することに
なる。つまり、スイッチ素子Q1のオンオフの周波数が
周波数fRあるいは周波数fRの整数倍付近になる可能
性があり、結果的にリモコン信号との干渉による問題が
生じる可能性がある。
【0022】図11に示した従来構成では、放電灯Lの
光出力を制御するために、インバータ回路の動作周波数
とDC−DC変換回路の出力電圧とをともに連続的に変
化させているから、インバータ回路の動作周波数とイン
バータ回路に接続される負荷回路の共振出力との関係は
図14のようになる。たとえば、放電灯Lの光出力を、
100%→60%→20%と変化させるとすれば、共振
出力の特性カーブはイ→ロ→ハのように変化し、インバ
ータ回路の動作周波数はfFL→fDM1→fDM2の
ように変化することになり、共振出力はA→B→Cのよ
うに変化する。ところが、インバータ回路の動作周波数
を高めるとともにDC−DC変換回路の出力電圧の値を
低下させるように制御されるものであるから、共振出力
はDC−DC変換回路の出力電圧の低下に伴って弱めら
れる。その結果、光出力が60%(曲線ロ)の動作例の
ように、インバータ回路の動作周波数が遅相側(インバ
ータ回路の動作周波数が共振出力カーブ特性の最大出力
となる周波数よりも高くなる側)ではなくなり、いわゆ
る同相(同相スイッチング)ないし進相側(進相スイッ
チング)でインバータ回路が動作することになる。同相
スイッチングや進相スイッチングが行われると、インバ
ータ回路のスイッチ素子Q2,Q3の一方がオンになっ
た直後に、他方のスイッチ素子Q2,Q3のボディダイ
オードのリカバリー電流によって、両スイッチ素子Q
2,Q3を通して電流(いわゆる貫通電流)が流れ、ス
イッチ素子Q2,Q3に過大なストレスが発生すること
になる。
【0023】このような不具合を回避するには、DC−
DC変換回路の出力電圧を連続的に変化させるのではな
く、たとえばインバータ回路の動作周波数が周波数fF
Lから周波数fDM1までの間はDC−DC変換回路の
出力電圧を一定に保ち、周波数fDM1から周波数fD
M2の間のみインバータ回路の動作周波数に応じてDC
−DC変換回路の出力電圧を段階的に変化させることが
考えられる。しかしながら、このような制御はチョッパ
制御部CN1やリモコン制御部CN3の構成を複雑化す
ることになり、部品点数の増加によるコスト増などの問
題が生じることになる。
【0024】さらに、図9に示した構成と図11に示し
た構成とのいずれも、放電灯Lの2つのフィラメントf
1,f2に流れる電流値の差分を検出するフィラメント
検出部DFを備えており、この構成を採用すると、以下
のような問題が生じる。各フィラメントf1,f2に流
れる電流の実効値およびカレントトランスCTの巻線N
3の両端間に発生する電圧値の時間変化の一例を図15
に示す。
【0025】フィラメントf1,f2に電圧を印加して
予熱電流を得る構成ではフィラメントf1,f2のイン
ピーダンスにより電流値が変化する。とくに、通電前で
あってフィラメントf1,f2が冷えている状態からイ
ンバータ回路の動作が開始されてフィラメントf1,f
2に予熱電流の供給が開始された直後では、フィラメン
トf1,f2が急速に加熱される。この過渡期間にはフ
ィラメントf1,f2のインピーダンスは大きく変動
し、各フィラメントf1,f2のインピーダンス値が安
定するまでには若干の時間を要する。したがって、この
過渡期間においてフィラメントf1,f2のインピーダ
ンスの変動特性にばらつきがあると、図15に示すよう
に、各フィラメントf1,f2に流れる電流値に差が生
じることになる。図15に示す例では、フィラメントf
1の方がフィラメントf2よりもインピーダンスの上昇
が遅いためにフィラメントf1に流れる電流のほうが多
くなっている。このように各フィラメントf1,f2に
流れる電流値に差が生じると、カレントトランスCTの
巻線N3の両端間に発生する電圧値が上昇し、基準電圧
Vrefに達する可能性がある。この場合に、フィラメ
ント検出部DFはフィラメントf1,f2が断線してい
ないにもかかわらず、断線と誤判断することになる。ま
た、フィラメント検出部DFでの誤判断を回避するため
に基準電圧Vrefを十分に余裕がある値まで高める
と、フィラメントf1,f2に異常が生じたときの検出
感度が低下し、フィラメントf1,f2の断線を正しく
検出することができない可能性が生じる。
【0026】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、リモコン信号と点灯回路との干渉に
よるリモコン操作性能の低下を防止した放電灯点灯装置
および照明器具を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、交流
電源を整流する整流回路と、前記整流回路の出力を所望
の直流電圧に変換するDC−DC変換回路と、前記DC
−DC変換回路の出力を高周波に変換するインバータ回
路と、前記インバータ回路の出力に接続されインダクタ
とコンデンサとからなる共振回路および前記共振回路を
介して前記インバータ回路から供給される高周波電力に
より点灯制御される放電灯を含む負荷回路と、外部のリ
モコンから送信される無線信号によるリモコン信号を受
信するリモコン受信部と、リモコン受信部で受信したリ
モコン信号により放電灯への出力電力を連続的に変化さ
せる調光制御が可能なリモコン制御部とを備え、調光制
御時における前記インバータ回路の動作周波数がリモコ
ン信号の周波数の整数倍を含む所定範囲に一致しないよ
うに設定されていることを特徴とする。
【0028】請求項2の発明は、交流電源を整流する整
流回路と、前記整流回路の出力を第1のスイッチ素子の
オンオフを制御することにより所望の直流電圧に変換す
るDC−DC変換回路と、前記DC−DC変換回路の出
力を第2のスイッチ素子のオンオフを制御することによ
り高周波に変換するインバータ回路と、前記インバータ
回路の出力に接続されインダクタとコンデンサとからな
る共振回路および前記共振回路を介して前記インバータ
回路から供給される高周波電力により点灯制御される放
電灯を含む負荷回路と、外部のリモコンから送信される
無線信号によるリモコン信号を受信するリモコン受信部
と、リモコン受信部で受信したリモコン信号によりイン
バータ回路の動作周波数とDC−DC変換回路の出力電
圧との少なくとも一方を連続的に変化させることにより
放電灯への出力電力を連続的に変化させる調光制御が可
能なリモコン制御部とを備え、調光制御時における前記
DC−DC変換回路に含まれる第1のスイッチ素子と前
記インバータ回路に含まれる第2のスイッチ素子との動
作周波数を等しく設定することを特徴とする。
【0029】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2において、前記放電灯を含む負荷回路に直列に容量性
の共振要素を備えることを特徴とする。
【0030】請求項4の発明は、放電灯に設けた一対の
フィラメントに流れる電流の差分を検出することにより
フィラメントの異常を検出するフィラメント検出部を備
え、動作開始後であってフィラメントへの通電が開始さ
れる時点から所定期間はフィラメント検出部の検出動作
を禁止するかもしくはフィラメント検出部の検出感度を
低下させることを特徴とする。
【0031】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置を備えること
を特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本実施形態
は、図9に示した従来構成と同様の回路構成を備えるも
のであるが、リモコン信号の周波数と点灯回路に含まれ
るインバータ回路の動作周波数との関係を干渉が生じな
いように、インバータ回路の動作周波数と放電灯Lへの
出力電力との関係を、図1に示すように設定したもので
ある。すなわち、リモコン信号の周波数fRの整数倍付
近の周波数(周波数fRの整数倍を含む所定範囲)を避
けるように、インバータ回路の動作周波数の可変範囲を
設定してある。言い換えると、調光点灯の際にインバー
タ回路の動作周波数がリモコン信号の周波数fRの整数
倍付近を取り得ないように、インバータ制御部CN2に
おいてインバータ回路の動作周波数を制限している。図
1に示す例では、斜線部の範囲が周波数fRの整数倍付
近(たとえばn×fR±5kHz:n=1,2,……)
の範囲であり、調光点灯時のインバータ回路の動作周波
数の制御の際には、斜線部の周波数範囲をジャンプさせ
る。この動作によって、インバータ回路の動作周波数と
リモコン信号の周波数とが干渉することなく、リモコン
20の操作によって放電灯Lの光出力をスムーズに変化
させることができるのである。他の構成および動作は図
9に示した従来構成と同様である。
【0033】(第2の実施の形態)本実施形態は、図1
1に示した従来構成と同様の回路構成を備えるものであ
るが、リモコン信号の周波数と点灯回路に含まれるイン
バータ回路の動作周波数およびDC−DC変換回路のス
イッチ素子Q1のオンオフの周波数とが干渉しないよう
に、インバータ回路の動作周波数およびDC−DC変換
回路のオンオフの周波数と、放電灯Lの出力電力(図2
のA)と、DC−DC変換回路の出力電圧(図2のB)
との関係を、図2に示すように設定したものである。
【0034】すなわち、調光制御時においてインバータ
回路の動作周波数がリモコン信号の周波数fRの整数倍
付近を取り得ないようにインバータ制御部CN2におい
て制限するとともに、インバータ回路の動作周波数が取
り得ない周波数範囲ではチョッパ制御部CN1において
DC−DC変換回路の出力電圧を変化させるようにして
ある。要するに、リモコン20を操作して連続的に調光
する際に、インバータ回路の動作周波数が図2における
斜線部の範囲に達すると、インバータ回路の動作周波数
を一旦固定し、斜線部の範囲ではDC−DC変換回路の
出力電圧を変化させることにより放電灯Lへの出力電力
を変化させるのである。DC−DC変換回路の出力電圧
の変化によって放電灯Lの出力電力を変化させることに
より、インバータ回路の動作周波数が斜線部の範囲を超
えることができるようになれば、再びインバータ回路の
動作周波数を変化させて調光制御を行う。
【0035】本実施形態の構成では、第1の実施の形態
と同様にリモコン20の操作によって放電灯Lの光出力
をスムーズに変化させることができるのに加えて、イン
バータ回路の動作周波数がジャンプする周波数範囲で
は、DC−DC変換回路の出力電圧の変化によって放電
灯Lの出力電力を変化させることで、放電灯の出力電力
をほぼ直線的に変化させることが可能になり、放電灯L
の光出力の変化をジャンプさせることなく連続的に変化
させることが可能になる。その結果、第1の実施の形態
よりも視認性が向上し、連続調光の際に放電灯Lの光出
力をさらにスムーズに変化させることができる。
【0036】(第3の実施の形態)本実施形態は、図3
に示すように、図11に示した従来構成と同様の構成を
有するものであるが、インバータ回路の動作周波数とD
C−DC変換回路のスイッチ素子Q1のオンオフ周波数
とを一致させているものである。
【0037】インバータ制御部CN2にはインバータ回
路の動作周波数を決定する発振器21が設けられ、発振
器21から出力される源発振信号S1はインバータ制御
部CN2に設けたPWM回路22と、チョッパ制御部C
N1に設けたPWM回路23とに入力され、チョッパ制
御部CN1とインバータ制御部CN2との両方で源発信
信号S1を用いて、スイッチ素子Q1〜Q3のオンオフ
を制御する信号が生成される。したがって、スイッチ素
子Q1のオンオフの周波数とスイッチ素子Q2,Q3の
オンオフの周波数とを一致させることができる。この構
成では、DC−DC変換回路の出力電圧の制御には、ス
イッチ素子Q1のデューティを制御することになる。
【0038】本実施形態の構成では、インバータ回路の
動作周波数とDC−DC変換回路のスイッチ素子Q1の
オンオフの周波数とが一致しているから、DC−DC変
換回路に設けたスイッチ素子Q1のオンオフの周波数と
リモコン信号の周波数fRとの相互干渉によるリモコン
不動作や誤動作が問題が回避される。なお、本実施形態
の構成を、第1の実施の形態の構成あるいは第2の実施
の形態の構成と組み合わせて用いることが可能であり、
組み合わせて用いることによってリモコン不動作や誤動
作の可能性を一層低減することができる。
【0039】(第4の実施の形態)本実施形態は、図4
に示すように、図11に示した従来構成と同様の構成で
あるが、負荷回路に設けたトランスT1の1次巻線にコ
ンデンサC9を直列接続することにより、容量性の共振
要素としてのコンデンサC9を負荷回路に直列接続した
形としてある。コンデンサC9の容量はインバータ回路
の出力に対して共振作用に影響するように小さく設定さ
れており、放電灯Lに流れる電流量が多い(つまりは放
電灯Lへの出力電力が大きい)時にはコンデンサC9に
よる共振作用の影響が強くなり、逆に放電灯Lに流れる
電流量が少ない(つまりは放電灯Lへの出力電力が小さ
い)時にはコンデンサC9による共振作用の影響が弱く
なる。
【0040】このように負荷回路に共振要素となるコン
デンサC9を追加することにより、負荷回路の共振出力
は図5に示すように100%出力時(図5のイ)や60
%出力時(図5のロ)に共振出力を強めることができ
る。なお、図5について図14と同符号は同じ内容を意
味する。しかして、本実施形態の構成では、調光制御の
際にインバータ回路の動作周波数を連続的に変化させる
と同時にDC−DC変換回路の出力電圧も連続的に変化
させる場合において、インバータ回路の発振動作を確実
に遅相側で行うことができ、スイッチ素子Q2,Q3へ
の過大なストレス発生を防止できる。他の構成および動
作は図11に示した従来構成と同様である。また、本実
施形態の構成は第1ないし第3の実施の形態と適宜に組
み合わせて用いることが可能である。
【0041】(第5の実施の形態)本実施形態は、図6
に示すように、図9に示した従来構成に対して、フィラ
メント検出部DFの基準電圧Vrefを可変としたもの
である。基準電圧Vrefはインバータ制御部CN2に
よって2段階に切り換えられる。具体的には、図7に示
すように、インバータ回路が動作を開始することにより
予熱電流の供給が開始されてから、所定期間Tには基準
電圧Vrefを通常時よりも引き上げるように切り換え
る(図7では基準電圧Vrefの変化を破線で示してい
る)。なお、基準電圧Vrefの切換には、たとえば分
圧抵抗の分圧比を変化させればよい。
【0042】このように誤検出の可能性がある予熱電流
の供給が開始されてから所定期間Tにおいては、基準電
圧Vrefを引き上げることによって、フィラメント検
出部DFの検出感度を低下もしくは禁止するから、放電
灯Lが正常に点灯している際のフィラメント検出部DF
の検出感度を下げることなく、予熱電流の供給開始直後
の誤検出も回避できる。本実施形態の構成は第1ないし
第4の実施の形態と適宜に組み合わせて用いることがで
きる。
【0043】上述した各実施形態の点灯回路を、図8に
示した形状の照明器具に用いることによって、リモコン
受信部14によって照明器具の外観を損なわないように
照明器具でリモコン受信部14を覆いながらも、操作性
能を損なうことなくリモコン20を使用することが可能
になる。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明は、交流電源を整流する
整流回路と、前記整流回路の出力を所望の直流電圧に変
換するDC−DC変換回路と、前記DC−DC変換回路
の出力を高周波に変換するインバータ回路と、前記イン
バータ回路の出力に接続されインダクタとコンデンサと
からなる共振回路および前記共振回路を介して前記イン
バータ回路から供給される高周波電力により点灯制御さ
れる放電灯を含む負荷回路と、外部のリモコンから送信
される無線信号によるリモコン信号を受信するリモコン
受信部と、リモコン受信部で受信したリモコン信号によ
り放電灯への出力電力を連続的に変化させる調光制御が
可能なリモコン制御部とを備え、調光制御時における前
記インバータ回路の動作周波数がリモコン信号の周波数
の整数倍を含む所定範囲に一致しないように設定されて
いるものであり、インバータ回路の動作周波数とリモコ
ン信号の周波数との相互干渉によるリモコン操作性能の
低下を防止することができる。
【0045】請求項2の発明は、交流電源を整流する整
流回路と、前記整流回路の出力を第1のスイッチ素子の
オンオフを制御することにより所望の直流電圧に変換す
るDC−DC変換回路と、前記DC−DC変換回路の出
力を第2のスイッチ素子のオンオフを制御することによ
り高周波に変換するインバータ回路と、前記インバータ
回路の出力に接続されインダクタとコンデンサとからな
る共振回路および前記共振回路を介して前記インバータ
回路から供給される高周波電力により点灯制御される放
電灯を含む負荷回路と、外部のリモコンから送信される
無線信号によるリモコン信号を受信するリモコン受信部
と、リモコン受信部で受信したリモコン信号によりイン
バータ回路の動作周波数とDC−DC変換回路の出力電
圧との少なくとも一方を連続的に変化させることにより
放電灯への出力電力を連続的に変化させる調光制御が可
能なリモコン制御部とを備え、調光制御時における前記
DC−DC変換回路に含まれる第1のスイッチ素子と前
記インバータ回路に含まれる第2のスイッチ素子との動
作周波数を等しく設定するものであり、DC−DC変換
回路の動作周波数とリモコン信号の周波数との相互干渉
によるリモコン操作性能の低下を防止することができ
る。
【0046】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2において、前記放電灯を含む負荷回路に直列に容量性
の共振要素を備えるので、インバータ回路のスイッチ素
子に過大なストレスを発生させることなく放電灯の調光
制御が可能になる。
【0047】請求項4の発明は、放電灯に設けた一対の
フィラメントに流れる電流の差分を検出することにより
フィラメントの異常を検出するフィラメント検出部を備
え、動作開始後であってフィラメントへの通電が開始さ
れる時点から所定期間はフィラメント検出部の検出動作
を禁止するかもしくはフィラメント検出部の検出感度を
低下させるものであり、フィラメント異常時の検出感度
を低下させることなくフィラメントに予熱電流の供給が
開始された直後のフィラメント検出部の誤作動を回避す
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す動作説明図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す動作説明図で
ある。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図5】同上の動作説明図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図7】同上の動作説明図である。
【図8】(a)は従来構成の外観を示す斜視図、(b)
は従来構成の断面図である。
【図9】従来構成を示す回路図である。
【図10】同上に用いるリモコン信号を示す動作説明図
である。
【図11】他の従来構成を示す回路図である。
【図12】同上の動作説明図である。
【図13】図9に示した構成の動作説明図である。
【図14】同上の動作説明図である。
【図15】同上の動作説明図である。
【符号の説明】
14 リモコン受信部 20 リモコン AC 交流電源 C4 コンデンサ C9 コンデンサ CN1 チョッパ制御部 CN2 インバータ制御部 CN3 リモコン制御部 DB 整流回路 DF フィラメント検出部 L2 インダクタ L 放電灯 Q1 (第1の)スイッチ素子 Q2,Q3 (第2の)スイッチ素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 41/24 H05B 41/24 Q 41/282 41/29 C (72)発明者 藤本 幸司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3K072 AA02 AC02 BA05 BB10 CA16 DB09 DC07 DD04 DE02 DE06 EB07 GA03 GB12 GC04 HA05 HA06 HA10 3K073 AA14 AA28 AA53 AA94 AB06 BA09 CB07 CF10 CF21 CG10 CG11 CG42 CJ13 CJ18 CL10 CL11 CM06 CM08 3K098 CC41 CC44 CC52 CC70 DD22 DD35 DD42 DD43 DD46 EE03 EE13 EE14 EE32 EE40 FF04 FF16 FF20 GG03 5K048 AA04 BA07 CA13 DB01 DC01 EA23 EB02 HA04 HA06 HA11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を整流する整流回路と、前記整
    流回路の出力を所望の直流電圧に変換するDC−DC変
    換回路と、前記DC−DC変換回路の出力を高周波に変
    換するインバータ回路と、前記インバータ回路の出力に
    接続されインダクタとコンデンサとからなる共振回路お
    よび前記共振回路を介して前記インバータ回路から供給
    される高周波電力により点灯制御される放電灯を含む負
    荷回路と、外部のリモコンから送信される無線信号によ
    るリモコン信号を受信するリモコン受信部と、リモコン
    受信部で受信したリモコン信号により放電灯への出力電
    力を連続的に変化させる調光制御が可能なリモコン制御
    部とを備え、調光制御時における前記インバータ回路の
    動作周波数がリモコン信号の周波数の整数倍を含む所定
    範囲に一致しないように設定されていることを特徴とす
    る放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 交流電源を整流する整流回路と、前記整
    流回路の出力を第1のスイッチ素子のオンオフを制御す
    ることにより所望の直流電圧に変換するDC−DC変換
    回路と、前記DC−DC変換回路の出力を第2のスイッ
    チ素子のオンオフを制御することにより高周波に変換す
    るインバータ回路と、前記インバータ回路の出力に接続
    されインダクタとコンデンサとからなる共振回路および
    前記共振回路を介して前記インバータ回路から供給され
    る高周波電力により点灯制御される放電灯を含む負荷回
    路と、外部のリモコンから送信される無線信号によるリ
    モコン信号を受信するリモコン受信部と、リモコン受信
    部で受信したリモコン信号によりインバータ回路の動作
    周波数とDC−DC変換回路の出力電圧との少なくとも
    一方を連続的に変化させることにより放電灯への出力電
    力を連続的に変化させる調光制御が可能なリモコン制御
    部とを備え、調光制御時における前記DC−DC変換回
    路に含まれる第1のスイッチ素子と前記インバータ回路
    に含まれる第2のスイッチ素子との動作周波数を等しく
    設定することを特徴とする放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 前記放電灯を含む負荷回路に直列に容量
    性の共振要素を備えることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 放電灯に設けた一対のフィラメントに流
    れる電流の差分を検出することによりフィラメントの異
    常を検出するフィラメント検出部を備え、動作開始後で
    あってフィラメントへの通電が開始される時点から所定
    期間はフィラメント検出部の検出動作を禁止するかもし
    くはフィラメント検出部の検出感度を低下させることを
    特徴とする放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか1項
    に記載の放電灯点灯装置を備えることを特徴とする照明
    器具。
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