JP2002352585A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP2002352585A
JP2002352585A JP2001155165A JP2001155165A JP2002352585A JP 2002352585 A JP2002352585 A JP 2002352585A JP 2001155165 A JP2001155165 A JP 2001155165A JP 2001155165 A JP2001155165 A JP 2001155165A JP 2002352585 A JP2002352585 A JP 2002352585A
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circuit
input circuit
speed
signal
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Susumu Hatano
進 波多野
Chihoko Kusaba
千穂子 草場
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成により実装状態での最適な入力特
性を持たせるようにした入力回路を備えた半導体集積回
路装置を提供する。 【解決手段】 デジタル信号によって特性が変化させら
れる高速系入力回路に対して、上記高速系入力回路より
も低速にされた入力回路を用いてレジスタに上記デジタ
ル信号を入力し、それぞれの実装状態に対応して最適な
入力特性に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
装置に関し、特に高速動作が要求される入力回路を備え
たメモリ回路等に利用して有効な技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】高速動作するバスに接続されるメモリ回
路の出力ドライバインピーダンスの調整を外部書込み可
能なレジスタの設定により実施する事は比較的簡単に出
来る。これはメモリバスのインピーダンスに出力ドライ
バのイピーダンスを合わせ反射を低減する目的又は単純
に高負荷状態でドライバビリティを上げセットアップタ
イミングマージンを確保するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、入力回
路においては、上記出力回路のようにインピーダンス調
整、タイミング調整等は出来ずに固定となる。このた
め、バス上に多数のメモリ回路が実装された場合、一つ
のメモリコントローラの設定では全ての場所で波形を最
適化出来ずに高速化時に問題となる。
【0004】入力回路の入力信号レベル判定点の変更又
は動作速度変更を行なうため、定数の異なるMOSトラ
ンジスタを準備しこれらを切替えて使う方法が考えられ
るが、切替えMOSを追加すると寄生容量が増加し動作
速度が低下し問題となる。外部ピンから可変電圧を加え
る方法もあるがユーザーには不便である。
【0005】高速系入力回路として代表的なSSTLイ
ンターフェイスでの入力回路はカレントミラー回路を採
用する事が多いが、カレントミラー回路動作高速化に伴
い入力信号の比較対象の参照電圧Vrefのレベルが信
号量が減る方向のカップリングを入力回路のゲートを介
して受けると言う問題が有る。高速、小振幅回路で特に
顕著となり問題となる。
【0006】この発明の目的は、簡単な構成より実装状
態での最適な入力特性を持たせるようにした入力回路を
備えた半導体集積回路装置を提供することにある。この
発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本
明細書の記述および添付図面から明らかになるであろ
う。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。デジタル信号によって特性が変化させ
られる高速系入力回路に対して、上記高速系入力回路よ
りも低速にされた入力回路を用いてレジスタに上記デジ
タル信号を入力し、それぞれの実装状態に対応して最適
な入力特性に設定する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1には、この発明に係る半導体
集積回路装置の入力部の一実施例のブロック図が示され
ている。この実施例では、高速系信号を取り込む入力回
路として、可変入力回路が用いられる。可変入力回路
は、その特性が変化するようにされる。この可変入力回
路の特性の設定のために、中速系信号入力回路が設けら
れる。すなわち、上記高速系信号に比べて速度の遅い、
中速系あるいは低速系信号によって、上記可変入力回路
の特性設定のための入力信号が入力される。
【0009】例えば、公知のDDR シンクロナス・ダ
イナミック・ランダム・アクセス・メモリ(Double Dat
a Rate Synchronous Dynamic Random Access Memory )
では、クロックの立ち上がりと立ち下がりに同期して書
き込みデータの取り込みや読み出しデータの出力が行わ
れるので高速動作が要求される。これに対して、アドレ
ス信号及びRAS,CAS,WE等の制御信号低速でよ
いので、アドレス入力回路及び図示しないRAS,CA
S.WE等の制御入力回路を利用し、上記メモリ回路の
コマンドとして使用していない入力信号の組み合わせで
コマンドを設定し、それをコマンドデコーダを介してレ
ジスタに取り込む。
【0010】上記レジスタに取り込まれた入力特性設定
信号は、特に制限されないが、プログラマブル電源によ
り、デジタル/アナログ変換されて電圧又は電流の形態
の制御信号に変換される。この制御信号により可変入力
回路が制御されて、それが搭載されたシステムのメモリ
バス等に対応して最適な入力特性を持つように設定され
る。上記可変入力回路を介して取り込まれた高速系信号
は、データラッチに転送され、例えば前記のようなDD
R SDRAMでは書き込みデータとして選択されたメ
モリセルに書き込まれる。。これに対して、アドレス信
号の入力はは、特に制限されないが、プログラマブ
【0011】この実施例では、プログラマブル電源及び
レジスタ及び入力回路からなる特性設定回路に、特性を
厳密に調整不要な中速信号ピンを使うので、高速系信号
の可変入力回路を何等問題なく意図した特性に設定する
ことができる。上記可変入力回路の特性は、入力容量、
動作速度、ViH判定電圧、ViL判定電圧、動作モー
ド(低消費電力、高速モード)の中の1以上がレジスタ
によって変更可能にされる。
【0012】図2には、この発明に係る半導体集積回路
装置が用いられたシステムの一実施例の概略ブロックで
ある。この実施例は、パーソナルコンピュータシステム
に搭載されるメモリシステムが例として示せている。こ
のメモリシステムは、メモリコントローラを中心にして
メモリバスに複数のメモリDIMMが搭載されて構成さ
れる。上記各メモリDIMMにおいて、図1のような入
力部を持つのでメモリコントローラから逐一メモリ回路
DIMMを指定し、上記コマンドによって入力特性を設
定することができる。
【0013】図3には、この発明に用いられる入力回路
の一実施例の回路図が示されている。この実施例は、S
STLインターフェイスに使用されるカレントミラー増
幅回路の例が示されている。同図には、差動素子をNチ
ャンネル型MOSFETで構成したN型と、差動素子を
Pチャンネル型MOSFETで構成したP型との例が示
されている。
【0014】N型回路は、Nチャンネル型MOSFET
Q1とQ2が差動形態にされ、そのドレインにはカレン
トミラー形態にされたPチャンネル型MOSFETQ3
とQ4が負荷として設けられる。そして、差動MOSF
ETQ1とQ2の共通ソースには、活性化信号ENによ
って動作電流を流すNチャンネル型MOSFETQ5が
設けられる。一方の差動MOSFETQ1のゲートに
は、入力信号INが供給され、他方の差動MOSFET
Q2のゲートには参照電圧(又は基準電圧)VREFが
供給されている。これにより、差動MOSFETQ1と
Q2は、参照電圧VREFに対して入力信号INが高い
か低いかのレベル判定を行う。
【0015】P型回路は、上記MOSFETQ1〜Q5
の導電型を逆にしたものであり、例えば差動MOSFE
TQ1とQ2及び動作電流を流すMOSFETQ5がP
チャンネル型MOSFETとされ、カレントミラー形態
にされた負荷MOSFETQ3とQ4がNチャンネル型
とされる。上記N型回路は入力電圧がしきい値電圧Vth
よりも低くなるとオフになり出力が歪む問題が発生す
る。上記P型回路は入力電圧がVDD−Vthより高くな
るとオフになり出力が歪む問題が有る。
【0016】図4には、この発明に係る入力回路の一実
施例の回路図が示されている。この実施例の入力回路
は、インピーダンス変更機能を持つようにされる。特に
制限されないが、入力回路は前記P型回路が用いられ、
その入力端子INと回路の接地電位との間に、Nチャン
ネル型のスイッチMOSFETQ6と容量Q7が接続さ
れる。上記容量Q7は、Nチャンネル型MOSFETの
ソース,ドレインを共通化して接地電位に接続し、ゲー
トを上記スイッチMOSFETQ6に接続することによ
り、ゲート容量を容量として利用するものである。この
入力回路では、制御信号S1を電源電圧VDDのような
ハイレベルに設定することにより、入力端子INから容
量(Q7)が見えるようになりインピーダンスを下げる
事が出来る。
【0017】図5には、この発明に係る入力回路の一実
施例の回路図が示されている。この実施例の入力回路
は、可変ヒステリシス機能を持つようにされる。この実
施例では、前記N型回路を用い、そのカレントミラー負
荷回路が、MOSFETQ3にMOSFETQ10とQ
12がスイッチMOSFETQ11とQ12によって選
択的に並列接続され。つまり、入力側のカレントミラー
をMOSFETQ3とQ10の並列接続、さらにMOS
FETQ12を並列接続したときには、入出力の電流比
が小さく変更することができる。このようなスイッチ信
号S1とS2によるスイッチMOSFETQ11とQ1
3ををオンする事により入力判定のヒステリシスレベル
を高い値に変更することが出来る。
【0018】つまり、上記のようにMOSFETQ3に
対してMOSFETQ10、さらにはQ11を並列接続
することにより、MOSFETQ1のドレイン電流は上
記2あるいは3個のMOSFETに分流して流れ、MO
SFETQ4に流れる電流も減少させる。例えば、MO
SFETQ3、Q4、Q10を同じサイズとし、Q12
を2倍のサイズとすると、MOSFETQ10、Q12
に電流が流れないときには、入力信号INとVREFと
が一致したときに、MOSFETQ5の動作電流が半分
ずつ差動MOSFETQ1とQ2に流れる。これを中心
にして、上記VREFに対して入力信号が高くなると、
MOSFETQ1に流れる電流が増加し、MOSFET
Q2に流れる電流が減少し、その差分の電流が出力端子
から流れだすので容量性負荷をハイレベルにチャージア
ップする。逆に、上記VREFに対して入力信号が低く
なると、MOSFETQ2に流れる電流が増加し、MO
SFETQ1に流れる電流が減少し、その差分の電流が
出力端子から流れ込むので容量性負荷をロウレベルにデ
ィスチージさせる。
【0019】上記のカレントミラー回路での電流比を上
記1:1からスイッチMOSFETQ11をオン状態に
してMOSFETQ10を並列接続して、2:1のよう
に変化させ、あるいはMOSFETQ13をオン状態に
してMOSFETQ12を並列接続して、3:1のよう
に変化させ、更にはスイッチMOSFETQ11とQ1
3をオン状態にしてMOSFETQ10とQ12を並列
接続して、4:1のように変化させることにより、上記
差動MOSFETQ1とQ2に流れる電流が等しくなる
入力信号INのレベルを低くすることができる。このス
イッチ信号S1とS2を出力信号OUTの変化に対応し
てオンレベルにすれば、ヒステリシス幅が上記3通りに
変化させることができる。
【0020】図6には、この発明に係る入力回路の一実
施例の回路図が示されている。この実施例の入力回路
は、インターフェイスレベル変更機能を持つようにされ
る。この実施例では、前記図5の回路のスイッチMOS
FETQ11とQ13を共通のスイッチ信号S1で制御
するものである。スイッチ信号S1をオンレベルにする
事によりMOSFETQ11とQ13をオン状態にし、
前記のような電流比の設定によって入力判定レベルを上
げることができる。つまり、VREFに対してINのレ
ベルが低い状態で差動MOSFETQ1とQ2に流れる
電流を等しくでき、入力信号INからみると参照電圧V
REFが高くなったようにすることができる。これによ
り、異なるインターフェイスレベル、例えばSSTL
(1.8V)>SSTL(2.5V)に変更することが
出来る。
【0021】図7には、この発明に係る入力回路の他の
一実施例の回路図が示されている。この実施例の入力回
路も、インターフェイスレベル変更機能を持つようにさ
れる。この実施例では、MOSFETQ11のゲートに
スイッチ信号ではなく、アナログ電圧VGを供給して、
MOSFETQ10,Q11に流れる電流を、MOSF
ETQ3とQ10のサイズ比ではなく電圧VGにより設
定される電流により制御するものである。この電圧VG
は、MOSFETQ16、Q17及びQ18の並列回路
と、MOSFETQ15とQ14の直列回路との分圧電
圧VGを用いるものである。
【0022】すなわち、上記MOSFETQ15とQ1
4の直列回路で固定抵抗を構成し、並列回路の上記MO
SFETQ16〜Q18をスイッチ信号S1〜S3から
なるデジタル信号でオン/オフ制御して可変抵抗として
動作させて、上記デジタル信号S1〜S3に対応したア
ナログ電圧VGを形成するD/Aコンバータ等のプログ
ラマブル電源として動作させる。このようなプログラマ
ブル電源をを使い異なるレベルのVGを発生させる。V
Gを使いカレントミラー増幅回路の電流値を変更し判定
レベルの種々に変更することが出来る。
【0023】図8には、この発明に用いられる入力回路
の動作説明図が示されている。同図には、SSTLイン
ターフェイスに使用されるカレントミラー増幅回路にお
ける参照電圧VREFカップリングのメカニズムを説明
するための等価回路と波形が示されている。前記のよう
な参照電圧VREFを受ける差動MOSFETQ2のゲ
ート(VREF)とドレイン(OUT)との間には、M
OSFETのゲート電極とドレイン拡散相との間に存在
する寄生容量Cにより出力ノードOUTがロウレベルか
らハイレベルに増幅されると、カップリングにより参照
電圧VREFを若干浮き上がるように変化させる。この
時の入力信号INはハイレベルであるためVREFとの
電圧差が少なくなり信号量低下する。
【0024】図9には、この発明に係る入力回路の更に
他の一実施例の回路図が示されている。この実施例は、
前記のような入力回路でのVREFカップリング低減に
向けられている。この実施例では、参照電圧VREFが
固定電圧である事に着目してVSSとVDDに対して容
量C3,C4を追加するものである。つまり、前記のよ
うなMOSFETQ1ないしQ5からなるP型回路に供
給される参照電圧VREFに対して、上記容量C3,C
4を追加する。これにより、上記寄生容量を介して伝え
られるノイズ成分がキャパシタC3やC4を介して電源
側に抜けるのでVREFの安定化が図られる。
【0025】特に制限されないが、上記のような容量C
3,C4を付加することに加えて、これに加えて、入力
回路として、前記のようなP型回路をA1〜A3の3個
を組み合わせる。つまり、アンプA1に対してA2には
入力信号INとVREFを逆にして、互いに逆相の出力
信号OUT1とOUT1Bを形成し、アンプA3の差動
入力に供給するという2段構成とするものである。そし
て、1段目アンプA1とA2の出力電圧OUT1とOU
T1Bの振幅を、出力信号OUTに比べて小さくなるよ
うに押さえることによりカップリングによるVREFノ
イズ低減を図るようにするものである。
【0026】図10には、この発明が適用されたメモリ
システムの一実施例のブロック図が示されている。メモ
リは、前記実施例のような可変入力回路を備えた高速系
入力回路を持つ。メモリコントローラは、不揮発性メモ
リを利用して次のような手順によりメモリの入力特性を
設定する。
【0027】(1)メモリコントローラは、システムの
電源オン時に初期設定値を不揮発性メモリから読み出
す。 (2)上記不揮発性メモリから読み出した初期値を前記
中速系入力回路を通してメモリのレジスタに書き込む。 (3)コントローラからメモリに対してトレーニングと
してデータの書き込みを行う。 (4)コントローラにより上記メモリから上記トレーニ
ングとして書き込んだデータの読み出しを行う。 (5)上記書き込んだデータと読み出したデータを比較
し、誤りがなければ動作をレジスタ設定動作を終了す
る。 (6)読み出したデータに誤りがあれば、新しい設定値
計算して上記(2)に戻りレジスタに書き込む。以上の
動作を繰り返して行う。
【0028】上記のような最適化のためのシーケンス
は、例えば図12に示すように、レジスタ設定値を初期
値から特定のアルゴリズムを使って変化させる。つま
り、レジスタ設定値を小から大に順次変化させ、パス領
域を確認した後にパス領域の中心(センタ)値となるレ
ジスタ設定値を計算して、メモリの前記入力特性を設定
するレジスタ値を得ることができる。
【0029】上記のようの実施例に従えば、入力回路の
動作特性を環境によって変更し動作の最適化出来る。特
性切替え用MOSを複数個追加する必要がないため、寄
生容量成分を減らし高速動作させる事が可能となる。さ
らにプログラマブル可変電圧源を内蔵することできめ細
かい設定が可能になる。そして、高速動作入力回路にお
いて特に複数の入力回路を持つ場合、VREFの揺れが
減少しノイズマージン増加、小振幅高速動作が可能にな
る。
【0030】この実施例の入力回路を持つ半導体集積回
路装置では、入力特性が個別環境に対応可能となり、大
規模/小型メモリシステムのいずれでも本製品を使いコ
ントローラが対応していればノイズ、タイミングマージ
ン拡大し安定動作及び高速データ転送可能となる。さら
に機能変更可能であれば同一チップでで様々なインター
フェイスレベルに対応可能となり在庫管理が簡便で、ア
ップグレード時にも有効に機能することができる。
【0031】つまり、入力インピーダンス変更機能は、
実装密度により入力インピーダンスを変更し、コントロ
ーラから見て一定の伝送線インピーダンスを保つように
レジスタを設定し、シグナルインテグリティを改善出来
る。これによりタイミングマージンが確保出来るように
なり高速動作可能となる。入力レベル判定点変更機能
は、入力回路がハイレベル及びロウレベルと判定する入
力電圧を変更可能とする事によりシステムのノイズマー
ジン、タイミングマージンに合つた最高速で動作出来る
判定値を設定することが出来る。
【0032】入力回路として、ヒステリシス特性を持っ
た回路はヒステリシス幅を広げると動作速度は低下する
傾向であり、高速動作のためにはヒステリシス幅を下げ
る必要がある。ところが幅を下げるとノイズマージンが
無くなり誤動作の可能性が高くなり判定点変更機能によ
る最適化は重要となるものである。
【0033】インターフェイスモード変更機能は、レジ
スタ設定値により上記判定値を変えそれぞれのインター
フェイスに合つたトランジスタの設定を行ない2.5V
SSTL/1.8V SSTL/3.3V LVTT
L等の3通りの異なるインターフェイスレベルに適合可
能なように変更できる。これにより半導体集積回路装置
の個々のインターフェイスに対応するような複数品種製
造やストックを避けることができる。
【0034】動作モード変更機能は、カレントミラー型
入力回路の電流ソースの電流値をレジスタから制御する
事により動作速度の制御を行なう。高速動作モードでは
電流を多く流し、入力回路の高速動作を行ない、低消費
電力モードでは電流を少なく設定し、速度を落とした状
態で動作する。例えば、前記図3の実施例回路では、動
作電流を流すMOSFETQ5を複数個設けておいて、
イネーブル信号ENに対して動作するMOSFETの数
を変更するようにすればよい。あるいは、回路中のMO
SFETQ5のゲートに印可される電圧EN(/EN)
を前記のようなD/Aコンバータ等のプログラブル電源
により変更し特性変更を行なうようにしてもよい。この
構成では、最低の追加MOSFET数で回路を構成出来
きるため寄生容量を低減し高速動作させる事が出来る。
【0035】SSTLインターフェイスで使われるカレ
ントミラー回路ではVREF(参照電圧)は全入力回路
で共通に使われている。VREFは、MOSFETのゲ
ートに供給されているが、入力回路が高速動作(Tr/
Tf増加)し、出力電圧の振幅が大きい(Vp−p大)
とMOSFETの拡散層とゲートとのカップリングによ
りVREFに数十mV程度のノイズが乗る。今後の20
0mV以下の小振幅入力回路ではノイズマージンの減
少、動作速度の低下につながるが、この発明の適用によ
って、ノイズマージンの改善も図ることができる。
【0036】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。 (1) デジタル信号によって特性が変化させられる高
速系入力回路に対して、上記高速系入力回路よりも低速
にされた入力回路を用いてレジスタに上記デジタル信号
を入力し、それぞれの実装状態に対応して最適な入力特
性に設定することにより、簡単な構成により入力回路の
動作特性を環境によって変更し動作の最適化出来るとい
う効果が得れる。
【0037】(2) 上記に加えて、上記高速系入力回
路の特性を、入力容量、動作速度、入力信号の判定レベ
ルのうちの1つ以上を含むようにすることにより、入力
回路に要求される必要な動作の最適化出来るという効果
が得れる。
【0038】(3) 上記に加えて、上記デジタル信号
によって変化される特性は、デジタル信号に対応して電
圧又は電流が変化させられるプログラマブル電源を用い
ることにより、回路の簡素化と特性設定をきめこまかく
多様にできるという効果が得られる。
【0039】(4) 上記に加えて、上記高速系入力回
路は、入力信号を参照電圧を用いてレベル判定する差動
回路を用い、上記参照電圧と、交流的接地電位との間に
はキャパシタを設けることにより、高速化とノイズマー
ジンの改善を図ることができるという効果が得られる。
【0040】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、入力
特性を変更させる回路は、種々の実施形態を採ることが
できる。デジタル信号をアナログ信号に変換する回路
は、前記のような抵抗比によるものの他、電流値を変化
させるものを利用するものであってもよい。この発明
は、DDRSDRAMのような高速メモリの他、小振幅
で高速な信号の入力を行う高速系信号入力回路を備えた
各種半導体集積回路装置に広く利用できる。
【0041】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。デジタル信号によって特性が変化させ
られる高速系入力回路に対して、上記高速系入力回路よ
りも低速にされた入力回路を用いてレジスタに上記デジ
タル信号を入力し、それぞれの実装状態に対応して最適
な入力特性に設定することにより、簡単な構成により入
力回路の動作特性を環境によって変更し動作の最適化出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る半導体集積回路装置の入力部の
一実施例を示すブロック図である。
【図2】この発明に係る半導体集積回路装置が用いられ
たシステムの一実施例を示す概略ブロックである。
【図3】この発明に用いられる入力回路の一実施例を示
す回路図である。
【図4】この発明に係る入力回路の一実施例を示す回路
図である。
【図5】この発明に係る入力回路の一実施例を示す回路
図である。
【図6】この発明に係る入力回路の一実施例を示す回路
図である。
【図7】この発明に係る入力回路の他の一実施例を示す
回路図である。
【図8】この発明に用いられる入力回路の動作説明図で
ある。
【図9】この発明に係る入力回路の更に他の一実施例を
示す回路図である。
【図10】この発明が適用されたメモリシステムの一実
施例を示すブロック図である。
【図11】レジスタの最適値の設定動作を説明するため
の説明図である。
【符号の説明】
Q1〜Q112…MOSFET、G1〜G5…ゲート回
路、N1〜N9…インバータ回路。
フロントページの続き (72)発明者 草場 千穂子 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 Fターム(参考) 5J056 AA01 AA11 BB02 BB10 BB32 BB51 CC00 CC02 CC21 DD13 DD51 EE06 FF06 FF08 5M024 AA23 AA43 AA47 BB03 BB05 BB34 DD32 DD33 DD35 DD37 DD40 JJ03 PP01 PP03 PP07 PP10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル信号によって特性が変化させら
    れる高速系入力回路と、 上記デジタル信号を保持するレジスタと、 上記高速系入力回路よりも低速にされ、上記レジスタに
    上記デジタル信号を入力する入力回路とを備えてなるこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記高速系入力回路の特性は、入力容量、動作速度、入
    力信号の判定レベルのうちの1つ以上を含むことを特徴
    とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 上記デジタル信号によって変化される特性は、デジタル
    信号に対応して電圧又は電流が変化させられるプログラ
    マブル電源により設定されることを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、 上記高速系入力回路は、入力信号を参照電圧を用いてレ
    ベル判定する差動回路からなり、 上記参照電圧と、交流的接地電位との間にはキャパシタ
    が設けられてなることを特徴とする半導体集積回路装
    置。
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