JP2002352382A - 動作制御装置、及びそのプログラム - Google Patents

動作制御装置、及びそのプログラム

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JP2002352382A
JP2002352382A JP2001159156A JP2001159156A JP2002352382A JP 2002352382 A JP2002352382 A JP 2002352382A JP 2001159156 A JP2001159156 A JP 2001159156A JP 2001159156 A JP2001159156 A JP 2001159156A JP 2002352382 A JP2002352382 A JP 2002352382A
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wireless communication
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JP2001159156A
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Hiroyuki Yokogawa
裕幸 横川
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、無線通信技術を用いて、検
出された対象者数に応じて柔軟な動作制御を行うことが
できるようにすることである。 【解決手段】 信号切換制御サーバ10は、青信号に切
り換えた横断道路において、両端地点に設置されたアン
テナを備える無線受信機14aを介して、無線受信機1
4a周辺の所定範囲内の携帯端末20からのBluetooth
電波を発信信号として受信する。取得した発信信号から
発信者数を計数し、横断道路毎、及びユーザー種別毎に
発信者数を格納した発信者テーブルを作成する。次いで
作成した発信者テーブルに基づいて、信号待ちをしてい
る人数の多さ、横断に通常以上の時間を要するユーザー
の数を認識して、青信号点灯時間の算出を適宜行い、点
灯時間としてセットする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信を行っ
て、接続した無線通信装置から受信した受信信号に基づ
いて動作を制御する動作制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、生活における身近な動作制御の一
つとして、トラフィック制御があり、例えば、交通信号
機の切換制御装置が動作制御装置として使用されてい
る。交通量は、交差点の大きさ、その交差点が存在する
場所、或いは曜日や時間帯によって大きな差があるた
め、その交通量に柔軟に対応して信号の点灯間隔や信号
の切換動作を制御する必要がある。
【0003】従来の信号切換制御装置では、交差点にカ
メラを設置し、横断道路に居る歩行者を撮影した画像を
画像処理して信号待ちしている人数を検出することで交
通量の把握を行い、その交通量に応じて青信号の点灯時
間を調整し、交通の流れを円滑にするような動作制御が
行われていた。
【0004】一方、携帯電話やPDA(Personal Digit
al Assistants)等の携帯型の情報端末が実用化され、
これらに対応した無線通信技術である、Bluetoothが開
発されている。Bluetoothは、約1.3平方cmの小型
トランシーバを利用した、微弱電波を用いる無線通信技
術であり、機器間の距離が10m以内であれば上記携帯
型情報端末をケーブルなしでも接続し、音声やデータを
やりとりすることが可能である。
【0005】例えば、上記携帯型情報端末にBluetooth
を搭載し、Bluetoothに対応したアンテナを所定の地点
に設置することで、携帯型情報端末から発信される電波
を受信してそのアンテナから特定の範囲内に存在する携
帯型情報端末を検出することが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の動作制御装置では、交通量の把握はできる
ものの、例えば、お年寄りや身体障害者等のように、横
断する速度が遅く、横断に時間を要する横断者がいる場
合、その横断者を認識することができず、青信号点灯時
間を通常より長くする等のきめ細かな対応ができなかっ
た。
【0007】本発明の課題は、無線通信技術を用いて、
検出された対象者数に応じて柔軟な動作制御を行うこと
ができるようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決する為、以下のような特徴を備えている。以下に示す
手段の説明において、実施の形態に対応する構成を括弧
内に例示する。尚、符号は後述の図面参照符号に対応す
る。
【0009】請求項1記載の発明は、無線通信を行って
無線通信装置(例えば、図1の携帯端末20)に接続す
る動作制御装置(例えば、図1の信号切換制御サーバ1
0)であって、特定された範囲において、前記無線通信
装置から発信される発信信号(例えば、Bluetooth電
波)を受信する受信手段(例えば、図1の無線受信機1
4a)と、前記受信手段により受信された発信信号に基
づいて、前記無線通信装置の数(即ち、発信者数)を計
数する計数手段(例えば、図6のステップS5に示す処
理を行うCPU11)と、前記計数手段により計数され
た前記無線通信装置の数に応じて制御対象の動作を制御
する動作制御手段(例えば、図6のステップS17、及
びS2〜S3に示す処理を行うCPU11)と、を備え
ることを特徴としている。
【0010】この請求項1記載の発明によれば、無線通
信を行って無線通信装置に接続する動作制御装置であっ
て、受信手段により、特定された範囲内において、前記
無線通信装置から発信される発信信号を受信し、計数手
段により、前記受信手段により受信された発信信号に基
づいて、前記無線通信装置の数を計数し、動作制御手段
により、前記計数手段により計数された前記無線通信装
置の数に応じて制御対象の動作を制御するようにしたの
で、特定された範囲に存在する発信者数をすばやく的確
に把握することができ、その発信者数に応じた動作制御
を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1〜図6は、本発明を適用
した信号切換制御装置の一実施の形態を示す図である。
【0012】まず、構成を説明する。図1は、本実施の
形態における信号切換制御システム1の全体構成を示す
図である。図1に示すように、信号切換制御システム1
において、信号切換制御サーバ10は、無線受信機14
aが有する無線アンテナを介してBluetooth通信回線を
確立することにより、携帯端末20と無線接続されてい
る。
【0013】図1に示す信号切換制御システム1は、信
号切換制御サーバ10により、横断道路の両端の地点で
信号待ちをしているユーザーが携帯する携帯端末20か
ら発信される、Bluetooth電波を発信信号として受信
し、その発信信号に対応して青信号点灯時間を決定する
システムである。
【0014】信号切換制御サーバ10は、青信号に切り
換えた横断道路において、両端地点に設置されたアンテ
ナを備える無線受信機14aを介して、無線受信機14
a周辺の所定範囲内の携帯端末20からのBluetooth電
波を発信信号として受信する。受信した発信信号から発
信者数を計数し、横断道路毎、及びユーザー種別毎に発
信者数を格納した発信者テーブルを作成する。なお、種
別は、発信者を3種に種別化して予め設定されているも
のであり、発信信号には、発信者が該当する種別を識別
するための種別フラグが含まれる。信号切換制御サーバ
10は、作成した発信者テーブルに基づいて、信号待ち
をしている人数の多さ、横断に通常以上の時間を要する
ユーザーの有無を種別フラグにより認識して、青信号点
灯時間の算出を適宜行い、点灯時間としてセットする。
【0015】図1に示される携帯端末20は、Bluetoot
h通信機能を備え、ユーザーによって設定された種別に
応じた種別フラグを有するBluetooth電波を、無線アン
テナに対して発信する。
【0016】次に、図1に示す信号切換制御サーバ10
を、図2を参照してさらに詳細に説明する。図2は、信
号切換制御サーバ10の要部構成を示すブロック図であ
る。図2に示すように、信号切換制御サーバ10はCP
U11、表示部12、入力部13、無線受信機14aを
有する伝送制御部14、RAM15、記録媒体16aを
有する記憶装置16、信号制御部17により構成され、
記録媒体16aを除く各部は、バス18により接続され
ている。
【0017】CPU(Central Processing Unit)11
は、記憶装置16が有する記録媒体16aに記憶されて
いる各種制御プログラムを読み出し、RAM15に展開
し、該制御プログラムに従って各部の動作を集中制御す
る。また、CPU11は上記制御プログラムに従って、
後述する信号切換処理を実行し、その処理結果をRAM
15に格納すると共に、表示部12に表示させ、信号制
御部17に信号を切り換えさせる。そして、RAM15
に格納した処理結果を、記憶装置16或いは記録媒体1
6a内の所定の保存先に保存させる。
【0018】また、CPU11は、後述する信号切換処
理において、伝送制御部14から入力される発信信号を
認識して、発信者テーブル161を作成し、記憶装置1
6に格納する。
【0019】表示部12は、CRT(Cathode Ray Tub
e)やLCD(Liquid Crystal Display)等によって構
成される表示画面を備え、CPU11から入力される表
示情報に基づいて入力部13、伝送制御部14を介して
送受信されるデータの内容等を表示画面上に表示させ
る。
【0020】入力部13は、カーソルキー、数字入力キ
ー、及び各種機能キーを備えたキーボードを含み、この
キーボードで押下されたキーに対応する押下信号をCP
U11に出力する。なお、入力部13は、必要に応じて
マウス、タッチパネル等のポインティングデバイスや、
その他の入力装置を備えるものとしてもよい。
【0021】伝送制御部14は、無線受信機14aを備
えており、電波によるBluetooth通信の無線データ通信
機能を有している。伝送制御部14は、無線受信機14
aから入力された、図1における携帯端末20からの種
別フラグを有するBluetooth電波を発信信号としてCP
U11に出力する。
【0022】無線受信機14aは、アンテナを有してお
り、図3に示すようにアンテナA1〜Anで検出した、
図1における携帯端末20からの種別フラグを有したBl
uetooth電波を、伝送制御部14に出力する。なお、種
別フラグは、ユーザー種別を識別するための識別フラグ
である。
【0023】無線受信機14aに備えられているアンテ
ナは、アンテナ周辺の所定範囲内に存在するユーザーの
携帯端末20から電波を検出するが、隣り合うアンテナ
同士で所定範囲内が重なるところでは、より強い電波を
検出するアンテナ、つまり携帯端末20とアンテナの距
離がより近い方のアンテナが発信信号の受信を行うこと
になる。また、無線受信機14aと伝送制御部14の接
続は、図2では専用線や公衆回線等の有線接続としてい
るが、無線接続であってもよい。
【0024】RAM(Random Access Memory)15は、
CPU11により実行制御される後述の各種処理におい
て、記憶装置16から読み出された信号切換制御サーバ
10上で実行可能なシステムプログラム、制御プログラ
ム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等の一時
的な格納領域を形成する。
【0025】記憶装置16は、プログラムやデータ等が
予め記憶された記録媒体16aを有し、この記録媒体1
6aは磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体等の不
揮発性メモリで構成されている。記録媒体16aは、記
憶装置16に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に
装着するものであり、記録媒体16aには、信号切換制
御サーバ10に対応するシステムプログラム、及び該シ
ステムプログラム上で実行可能な信号切換処理プログラ
ム等の各種処理プログラム、及びこれらのプログラムで
処理されたデータ等を記憶する。これらの各処理プログ
ラムは、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納
され、CPU11は、当該プログラムコードに従った動
作を逐次実行する。
【0026】また、記憶装置16は、CPU11が作成
した発信者テーブル161を格納する。図4は各横断道
路において、信号待ちしている人の携帯端末20が発信
したBluetooth電波の発信者数を格納した発信者テーブ
ル161のデータ格納例を示している。図4に示すよう
に、発信者テーブル161は、発信信号を格納するた
め、横断道路名領域161a、総発信者数領域161
b、ユーザー種別領域161cの3つのデータ格納領域
を有し、さらにユーザー種別領域161cは、(I)、
(II)、(III)の各種別毎に応じた発信者数を格納す
る。
【0027】以下、記録される発信信号を具体的に説明
する。まず横断道路名領域161aには、横断道路の名
称を示す文字データ(例えば、“A横断道路”、“B横
断道路”、…)が記録され、総発信者数161bには、
各横断道路での全発信者数、つまり信号待ちをしている
全歩行者数を示す数値データ(例えば、“10”、
“7”、…)が記録される。次いでユーザー種別161
cには、発信された電波(発信信号)がもつ種別毎の発
信者数を示す数値データ(例えば、(I);“5”、(I
I);1、(III);1、…)が記録される。なお、
(I)は、通常の青信号点灯時間で横断できるユーザ
ー、(II)は、お年寄りや、身体に障害があり、通常よ
り長い青信号点灯時間を要するユーザー、(III)は、
目が不自由である等、通常より長い青信号点灯時間を要
する上、音声等の誘導指示を要するユーザーを示してい
る。
【0028】信号制御部17は、CPU11からの信号
切換指示に応じて、切り換え指定された信号機Sを指定
された信号(青信号、赤信号)に切り換えさせる。ま
た、信号切換とともにCPU11から音や音声ガイド等
の音報知の指示があった際には、スピーカーを備える信
号機Sに音出力を指示する。
【0029】次に、本実施の形態の動作を説明する。図
5は、ある交差点において、横断道路の両端地点に無線
アンテナを設置したことを示す図である。まず、信号切
換制御システム1において、信号切換制御サーバ10の
CPU11によって実行される信号切換処理について、
図5を参照しながら、図6に示すフローチャートを用い
て説明する。
【0030】図6において、信号切換制御サーバ10の
CPU11は、図5における横断道路A、Bに対応する
青信号を点灯させるとともに、それに対応する全ての信
号機の信号を切り換える。その際、横断道路A、Bの青
信号点灯時間を初期値30(秒)にセットし、経過時間
のカウントを開始する(ステップS1)。
【0031】次いで、CPU11は、ステップS1でセ
ットされた青信号の点灯時間(以下、「セット時間」と
記す。)が経過するのを待機し(ステップS2)、セッ
ト時間が経過すると(ステップS2;YES)、青信号
を点灯する横断道路をA、Bから横断道路C、Dに切り
換える(ステップS3)とともに、横断道路C、Dの両
地点(図5におけるC1、C2、及びD1、D2)に設
置されている無線アンテナ(図5におけるアンテナ5〜
8)周辺の所定範囲内にいる信号待ちのユーザーから発
信された種別フラグを有するBluetooth電波を発信信号
として受信する(ステップS4)。
【0032】次いで受信した発信信号に基づいて横断道
路C、Dにおける総発信者数を計数し(ステップS
5)、さらに、発信信号に含まれる種別フラグを識別し
て横断道路C、Dにおける種別毎の発信者数を計数する
(ステップS6)。この発信者数の計数は、無線受信機
14aにより受信された発信信号に基づいて、上記所定
の範囲内の携帯端末20の数を計数することにより行
う。
【0033】続いて、CPU11は、計数した発信者数
を発信者テーブル161(図4参照)に格納する(ステ
ップS7)。この際、ステップS5で計数した総発信者
数は、総発信者領域161bに、ステップS6で計数し
た種別毎の発信者数はユーザー種別領域161cに形成
された各種別項「I」、「II」、「III」に対応する格納
領域にそれぞれ格納する(図4参照)。
【0034】次に、CPU11は、発信者テーブル16
1に格納されている「総発信者数」の数値データが最大
数である最大発信者数を検出し(ステップS8)、(最
大発信者数)×0.5+30=α1(秒)を算出する
(ステップS9)。
【0035】次に、CPU11は、横断道路C、Dでユ
ーザー種別(II)(横断時間を長く要するお年寄り、身
体障害者)の種別フラグを有する発信信号を受信したか
否かを判定する(ステップS10)。ユーザー種別(I
I)の種別フラグを有する発信信号を受信していない場
合は(ステップS10;NO)、後述するステップS1
3に移行する。ユーザー種別(II)の種別フラグを有し
た発信信号を受信している場合(ステップ10;YE
S)、(ユーザー種別(II)の発信者数)×1.0+3
0+20=α2(秒)を算出する(ステップS11)。
【0036】続いてCPU11は、ステップS9で算出
したα1の数値データが、ステップS11で算出したα
2の数値データより大きいか否かを比較し(ステップS
12)、α1の方が大きい場合(ステップS12;YE
S)、α1をαとして設定し(ステップS13)、α2
の方が大きい場合(ステップS14;NO)、α2をα
として設定する(ステップS14)。
【0037】さらに、横断道路C、Dでユーザー種別番
号(III)(横断時間を長く要し、音声ガイドを必要と
する身体障害者)の種別フラグを有する発信信号を受信
したか否かを判定する(ステップS15)。ユーザー種
別(III)の種別フラグを有する発信信号を受信してい
る場合(ステップS15;YES)、信号機Sに設定さ
れている音声ガイドを発声する(ステップS16)。一
方、ユーザー種別(III)の種別フラグを有する発信信
号を受信していない場合(ステップS15;NO)に
は、ステップS16の発声処理を行わずに、後述するス
テップS17に移行する。
【0038】次いで、CPU11は、ステップS13,
又はステップS14で設定されたα(秒)を青信号点灯
時間としてセットし、ステップS3における信号切換か
らの経過時間のカウントを開始し(ステップS17)、
再びステップS2に戻る。すなわち、CPU11は、セ
ット時間が経過するまで信号切換を待機し(ステップS
2)、青信号を点灯させる横断道路を切り換えて(ステ
ップS3)、切り換えた横断道路に対して同様の処理を
行う。
【0039】以上のように、本実施の形態における信号
切換制御システム1によれば、青信号点灯切換時に青信
号が点灯している横断道路で信号待ちをしているユーザ
ーが携帯する携帯端末20から種別フラグを有した電波
を発信信号として受信する。受信した発信信号に基づい
て、発信者数を計数し、その発信者数、即ち横断する人
数に応じて青信号点灯時間を算出して、適宜延長する。
また、通常より長い横断時間を要する、或いは音声ガイ
ドを要する等の種別に応じた種別フラグを有する電波を
受信した際は、青信号点灯時間を更に延長したり、音声
ガイドを発声して、その種別に応じた動作制御を行う。
【0040】したがって、交通量をすばやく的確に把握
できるだけでなく、通常より長い横断時間を要する人や
音声ガイド等の誘導を要する人を種別フラグにより認識
できるので、認識した種別に応じた、より柔軟な動作制
御を行うことができる。
【0041】なお、本実施の形態における記述内容は、
本発明に係る動作制御装置の好適な一例であり、これに
限定されるものではない。上記説明した実施の形態で
は、交通信号機の切替装置に適用したが、例えば、図7
に示すように、入場ゲートを複数有する施設の入口にお
いて、ゲートA〜Dがある場合、各ゲートにアンテナを
有した無線受信機A1〜A4を設置することによって、
ゲート前で並んでいる人の数を計数し、ゲートの開閉を
制御する施設に適用してもよい。
【0042】図7において、ゲートAは定数10人、ゲ
ートDは定数15人の施設に通じた入場用のゲートであ
り、待機スペースに、その所定の人数がそろった時点で
ゲートを自動的に開くように設定されている。また、ゲ
ートBは、計数した人数が最多数である場合のみ開くよ
うに、ゲートCは、計数した人数の多さが上位2番目内
に入った場合のみ開くように、とゲート毎に開閉する条
件を個別に設定しておいて、各設定に応じたゲート開閉
制御を行う構成としてもよい。
【0043】なお、施設としては、例えば、劇場、展示
会場、大型販売店、遊園地、バス停エリア等が挙げられ
るが、これに限らず、入場ゲートを複数有する施設であ
ればよい。また、検出する対象は人だけでなく、自動車
のような人の移動手段であってもよい。その場合、複数
入場ゲートを有する駐車場等にも本発明を適用できる。
【0044】なお、本実施の形態において、ユーザーが
携帯する携帯端末20は、小型装置の形態であってもよ
いし、IDチップ等のように小型で脱着可能な形態で、
ユーザーが身につける靴やネクタイピン等に装着できる
ようにしてもよい。
【0045】その他、本実施の形態における信号切換制
御サーバ10の細部構成、及び詳細動作に関しても、本
発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0046】
【発明の効果】この請求項1記載の発明によれば、無線
通信を行って無線通信装置に接続する動作制御装置であ
って、受信手段により、特定された範囲内において、前
記無線通信装置から発信される発信信号を受信し、計数
手段により、前記受信手段により受信された発信信号に
基づいて、前記無線通信装置の数を計数し、動作制御手
段により、前記計数手段により計数された前記無線通信
装置の数に応じて制御対象の動作を制御するようにした
ので、特定された範囲に存在する発信者数をすばやく的
確に把握することができ、その発信者数に応じた動作制
御を行うことができる。
【0047】請求項2記載の発明によれば、動作制御装
置は、交通信号機の信号切換制御装置であり、受信手段
は、交通信号機が設置される範囲を特定された範囲とし
て備えられ、動作制御手段は、計数手段によって計数さ
れた無線通信装置の数に応じて、交通信号機の切換間隔
を制御する。従って、交通量をすばやく的確に把握する
ことができ、その交通量に応じた信号の点灯時間を設定
できる。
【0048】請求項3記載の発明によれば、受信手段
は、無線通信装置を携帯する発信者を種別化した種別情
報を含む発信信号を受信し、動作制御手段は、受信手段
により受信した種別情報に応じて制御対象の動作を制御
する。従って、無線通信装置の携帯者が該当する種別を
認識できるため、種別に応じた動作制御を行うことがで
きる。
【0049】請求項4記載の発明によれば、無線通信装
置から発信される発信信号を受信し、受信された発信信
号に基づいて発信者数を計数し、計数された発信者数に
応じて動作を制御するプログラムをコンピュータに読み
込ませることで、請求項1に記載する動作制御切換装置
を実現できる。また、装置と独立したソフトウェア単体
の製品としての販売、配布も容易になる。さらに、汎用
コンピュータ等のハードウェア資源を用いて、当該プロ
グラムを実行することにより、本発明の動作制御技術を
ハードウェア上で容易に実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態の信号切換制御
システム1のシステム構成を示す図である。
【図2】図1に示される信号切換制御サーバ10の要部
構成を示すブロック図である。
【図3】無線受信機14aがアンテナA1〜Anで検出
した電波を発信信号として信号切換制御サーバ10へ送
信する様子を示す図である。
【図4】信号切換制御サーバ10の記憶装置16に格納
される発信者テーブル161を示す図である。
【図5】信号切換制御システム1を交差点に適用した例
を概念的に示す図である。
【図6】信号切換制御サーバ10のCPU11によって
実行される信号切換処理を示すフローチャートである。
【図7】信号切換制御システム1を適用した他の実施例
を示す図である。
【符号の説明】
1 信号切換制御システム 10 信号切換制御サーバ 11 CPU 12 表示部 13 入力部 14 伝送制御部 14a 無線受信機 15 RAM 16 記憶装置 161 発信者テーブル 161a 横断道路名格納領域 161b 総発信者数格納領域 161c ユーザー種別格納領域 16a 記録媒体 17 信号制御部 18 バス 20 携帯端末

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線通信を行って無線通信装置に接続する
    動作制御装置であって、 特定された範囲内において、前記無線通信装置から発信
    される発信信号を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された発信信号に基づいて、前
    記無線通信装置の数を計数する計数手段と、 前記計数手段により計数された前記無線通信装置の数に
    応じて制御対象の動作を制御する動作制御手段と、 を備えることを特徴とする動作制御装置。
  2. 【請求項2】前記動作制御装置は、交通信号機の信号切
    換制御装置であり、 前記受信手段は、前記交通信号機が設置される範囲を前
    記特定された範囲として備えられ、 前記動作制御手段は、前記計数手段によって計数された
    前記無線通信装置の数に応じて、前記交通信号機の切換
    間隔を制御することを特徴とする請求項1記載の動作制
    御装置。
  3. 【請求項3】前記受信手段は、前記無線通信装置を携帯
    する発信者を種別化した種別情報を含む発信信号を受信
    し、 前記動作制御手段は、前記受信手段により受信した種別
    情報に応じて制御対象の動作を制御することを特徴とし
    た請求項1記載の動作制御装置。
  4. 【請求項4】コンピュータに、 特定された範囲内において無線通信装置から発信される
    発信信号を受信させる機能と、 受信された発信信号に基づいて、前記無線通信装置の数
    を計数させる機能と、 計数された前記無線通信装置の数に応じて制御対象の動
    作を制御させる機能と、 を実現させるためのプログラム。
JP2001159156A 2001-05-28 2001-05-28 動作制御装置、及びそのプログラム Pending JP2002352382A (ja)

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