JP2002351791A - 電子メール通信装置、電子メール通信方法および電子メール通信プログラム - Google Patents

電子メール通信装置、電子メール通信方法および電子メール通信プログラム

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JP2002351791A
JP2002351791A JP2001163062A JP2001163062A JP2002351791A JP 2002351791 A JP2002351791 A JP 2002351791A JP 2001163062 A JP2001163062 A JP 2001163062A JP 2001163062 A JP2001163062 A JP 2001163062A JP 2002351791 A JP2002351791 A JP 2002351791A
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mail
voice
data
recognition
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Tadashi Suzuki
鈴木  忠
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Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の電子メール通信装置は、音声入力端か
ら入力された音声が正しく認識処理されない場合には、
認識結果に誤りが多く生じ、正しい返信メールデータが
得られない等の課題があった。 【解決手段】 電子メールを送受信するメール送受信部
1と、音声合成を行う音声合成文章データ4と音声認識
に関わる語彙データ5と音声認識を指示する音声認識命
令6とを出力するメール文解析部3と、音声を出力する
音声合成部7と、認識辞書10を作成し出力する認識辞
書作成部9と、音声認識命令6に従って入力する音声に
対して認識処理を行う音声認識部12と、認識結果13
と受信メールデータ2とに基づいて返信メールデータ1
5を出力する返信メール作成部14とを備えるものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、受信した電子メ
ールを音声で出力し、返信する電子メールを音声で入力
する電子メール通信装置、電子メール通信方法および電
子メール通信プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の電子メール通信装置の構
成を示すブロック図であり、特開平3−289854号
公報に開示された電子メールシステムの一例を示してい
る。図5において、101はLANやモデム等を介して
電子メールを送受信するメール送受信部、102はメー
ル送受信部101から出力する受信メールデータ、10
3は受信メールデータ102に基づいて出力先を切替え
る音声入出力切替部、104は音声入出力切替部103
から出力する音声合成文章データ、105は音声入出力
切替部103から出力する音声認識命令、106は音声
合成文章データ104に基づいて音声合成を行い音声を
出力する音声合成部、107は音声を入力する音声入力
端、108は音声認識命令105に基づいて音声入力端
107から入力する音声に対して認識処理を行う音声認
識部、109は音声認識部108から出力する認識結
果、110は認識結果109と受信メールデータ102
とから返信する電子メールを作成しメール送受信部10
1に出力する返信メール作成部、111は返信メール作
成部110から出力する返信メールデータである。
【0003】次に動作について説明する。メール送受信
部101が受信した電子メールは、受信メールデータ1
02として音声入出力切替部103に出力する。音声入
出力切替部103は、受信メールデータ102に含まれ
る音声認識開始を示す文字コードを検出するまで、受信
メールデータ102を音声合成文章データ104として
音声合成部106に出力する。音声入出力切替部103
から音声合成文章データ104を入力した音声合成部1
06は、音声合成文章データ104に基づいて音声合成
を行い音声を出力する。
【0004】また、音声入出力切替部103が、受信メ
ールデータ102に含まれる音声認識開始を示す文字コ
ードを検出した場合には、音声合成文章データ104を
音声合成部106に出力することを停止し、音声の出力
を止める。次に、音声認識部108に音声認識命令10
5を出力する。音声認識部108は、音声入出力切替部
103から入力した音声認識命令105に基づいて音声
入力端107から入力する音声に対して認識処理を行
い、認識結果109を出力する。
【0005】次に、返信メール作成部110は、認識結
果109と受信メールデータ102とから返信する電子
メールを作成し、メール送受信部101に返信メールデ
ータ111を出力する。
【0006】次に実施例について説明する。例えば、メ
ール送受信部101が出力した受信メールデータ102
が次に示すような場合について説明する。
【0007】会議に出席できますか # どうもありがとうございます
【0008】上記のように、1行目末の「#」が音声認
識開始を示す文字コードとすると、先ず、音声入出力切
替部103は、「会議に出席できますか」までを音声合
成文章データ104として音声合成部106に出力す
る。音声合成部106は、音声合成文章データ104に
基づいて音声合成を行い、「会議に出席できますか」を
音声として出力する。次に、音声入出力切替部103
は、音声認識開始を示す文字コード「#」を検出するこ
とによって、音声合成文章データ104の出力を停止
し、音声認識部108に音声認識命令105を出力す
る。
【0009】次に、音声認識部108は、音声認識命令
105に基づいて音声入力端107から入力する音声に
対して認識処理を行う。認識処理が終了した場合には、
音声入出力切替部103が、2行目の「どうもありがと
うございます」を音声合成文章データ104として音声
合成部106に出力する。音声合成部106は、音声合
成文章データ104に基づいて音声合成を行い、「どう
もありがとうございます」を音声として出力する。次
に、音声認識部108において、音声入力端107から
入力された音声である「はい、出席します」が正しく認
識処理され、認識結果109として「はい、出席しま
す」を返信メール作成部110に出力した場合には、返
信メール作成部110が、認識結果109と受信メール
データ102とから返信する電子メールとして次に示す
ような返信メールデータ111を出力する。
【0010】>会議に出席できますか はい、出席します >どうもありがとうございます
【0011】返信メール作成部110は、上記のような
返信する電子メールである返信メールデータ111をメ
ール送受信部101に出力する。次に、メール送受信部
101は、受信メールデータ102の送信者に対して返
信メールデータ111を電子メールとして返信する。
【0012】以上説明したように、従来の電子メール通
信装置は、キーボード等の操作を行うことなく、返信す
る電子メールの作成と送信とを行うことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子メール通信
装置は以上のように構成されているので、音声認識部に
おいて、音声入力端から入力された音声が正しく認識処
理されない場合には、認識結果に誤りが多く生じるの
で、返信する電子メールとしての正しい返信メールデー
タが得られないという課題があった。
【0014】また、従来の電子メール通信装置は、音声
認識部において、精度の高い認識処理を実現するために
は、処理速度が速いCPU(中央演算処理装置)や大容
量のメモリ(主記憶装置)等が必要となるので、携帯電
話等の小型の通信機器に搭載することが困難であるとい
う課題があった。
【0015】さらに、従来の電子メール通信装置は、受
信メールデータに基づいて、音声入出力切替部が、音声
合成部と音声認識部とを切替えて駆動させるという動作
に限られているので、認識結果によって音声合成を変化
させたり、電子メールの送信者がメールの文章中に挿入
する特殊記号(顔文字や記号、マーク、キャラクタ等)
が有する感情表現を、電子メールの受信者に伝えること
ができない等の課題があった。
【0016】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、音声認識部における認識処理の対
象となる語彙を含めて作成された電子メールから、認識
処理の対象となる語彙を抽出し、認識辞書を作成するこ
とによって、精度の高い認識処理を実現する電子メール
通信装置、電子メール通信方法および電子メール通信プ
ログラムを得ることを目的とする。
【0017】また、この発明は、受信した電子メールの
受信メールデータに基づいて、音声認識部が出力する認
識結果に応じた音声合成や返信する電子メールの作成を
行うことによって、音声認識部が出力する認識結果によ
って変化する電子メールの作成を行うことができる電子
メール通信装置、電子メール通信方法および電子メール
通信プログラムを得ることを目的とする。
【0018】さらに、この発明は、受信した電子メール
の受信メールデータに基づいて、電子メール通信装置が
有する種々の機能を操作することによって、電子メール
の送信者によって電子メールの文章中に挿入される特殊
記号が有する感情表現を、電子メールの受信者に伝える
ことができる電子メール通信装置、電子メール通信方法
および電子メール通信プログラムを得ることを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電子メー
ル通信装置は、受信した電子メールを受信メールデータ
として出力し返信メールデータが入力した際には電子メ
ールを送信するメール送受信手段と、受信メールデータ
を解析することによって音声合成を行う部分と音声認識
に関わる部分とを判断し、音声合成を行う部分は音声合
成文章データとして出力し、音声認識に関わる部分は語
彙データとして出力すると共に、音声認識を指示する音
声認識命令を出力するメール文解析手段と、音声合成文
章データに基づいて音声合成を行い音声を出力する音声
合成手段と、音響モデルに基づいて語彙データの認識辞
書を作成し出力する認識辞書作成手段と、音声認識命令
に従って音声入力端から入力する音声に対して認識辞書
によって制限された認識処理を行うことにより認識結果
を出力する音声認識手段と、認識結果と受信メールデー
タとに基づいて返信する電子メールを作成し返信メール
データを出力する返信メール作成手段とを備えるもので
ある。
【0020】この発明に係る電子メール通信装置は、音
声符号化命令に従って音声入力端から入力する音声を符
号化することによって音声符号化データを作成し出力す
る音声符号化手段を備え、メール文解析手段が、受信メ
ールデータを解析することによって音声符号化命令を出
力し、返信メール作成手段が、認識結果,受信メールデ
ータ及び音声符号化データとに基づいて返信する電子メ
ールを作成し返信メールデータを出力するようにしたも
のである。
【0021】この発明に係る電子メール通信装置は、操
作命令に従って出力・表示機能を操作する端末操作手段
を備え、メール文解析手段が、受信メールデータを解析
することによって操作命令を出力するようにしたもので
ある。
【0022】この発明に係る電子メール通信装置は、メ
ール文解析手段が、音声認識手段から出力する認識結果
の内容に応じて受信メールデータを解析する部分を変更
するようにしたものである。
【0023】この発明に係る電子メール通信方法は、受
信した電子メールを受信メールデータとして出力するス
テップと、受信メールデータを解析することによって音
声合成を行う部分と音声認識に関わる部分とを判断し、
音声合成を行う部分は音声合成文章データとして出力
し、音声認識に関わる部分は語彙データとして出力する
と共に、音声認識を指示する音声認識命令を出力するス
テップと、音声合成文章データに基づいて音声合成を行
い音声を出力するステップと、音響モデルに基づいて語
彙データの認識辞書を作成し出力するステップと、音声
認識命令に従って音声入力端から入力する音声に対して
認識辞書によって制限された認識処理を行うことにより
認識結果を出力するステップと、認識結果と受信メール
データとに基づいて返信する電子メールを作成し返信メ
ールデータを出力するステップと、返信メールデータが
入力した際には受信メールデータに対する返信の電子メ
ールとして送信するステップとを有するものである。
【0024】この発明に係る電子メール通信方法は、受
信メールデータを解析することによって音声符号化命令
を出力するステップと、音声符号化命令に従って音声入
力端から入力する音声を符号化することによって音声符
号化データを作成し出力するステップと、認識結果,受
信メールデータ及び音声符号化データとに基づいて返信
する電子メールを作成し返信メールデータを出力するス
テップとを有するようにしたものである。
【0025】この発明に係る電子メール通信方法は、受
信メールデータを解析することによって操作命令を出力
するステップと、操作命令に従って出力・表示機能を操
作するステップとを有するようにしたものである。
【0026】この発明に係る電子メール通信方法は、認
識結果の内容に応じて受信メールデータを解析する部分
を変更するステップを有するようにしたものである。
【0027】この発明に係る電子メール通信プログラム
は、コンピュータに受信した電子メールを受信メールデ
ータとして出力するステップと、受信メールデータを解
析することによって音声合成を行う部分と音声認識に関
わる部分とを判断し音声合成を行う部分は音声合成文章
データとして出力し音声認識に関わる部分は語彙データ
として出力すると共に音声認識を指示する音声認識命令
を出力するステップと、音声合成文章データに基づいて
音声合成を行い音声を出力するステップと、音響モデル
に基づいて語彙データの認識辞書を作成し出力するステ
ップと、音声認識命令に従って音声入力端から入力する
音声に対して認識辞書によって制限された認識処理を行
うことにより認識結果を出力するステップと、認識結果
と受信メールデータとに基づいて返信する電子メールを
作成し返信メールデータを出力するステップと、返信メ
ールデータが入力した際には受信メールデータに対する
返信の電子メールとして送信するステップとを実行させ
るものである。
【0028】この発明に係る電子メール通信プログラム
は、コンピュータに受信メールデータを解析することに
よって音声符号化命令を出力するステップと、音声符号
化命令に従って音声入力端から入力する音声を符号化す
ることによって音声符号化データを作成し出力するステ
ップと、認識結果,受信メールデータ及び音声符号化デ
ータとに基づいて返信する電子メールを作成し返信メー
ルデータを出力するステップとを実行させるものであ
る。
【0029】この発明に係る電子メール通信プログラム
は、コンピュータに受信メールデータを解析することに
よって操作命令を出力するステップと、操作命令に従っ
て出力・表示機能を操作するステップとを実行させるも
のである。
【0030】この発明に係る電子メール通信プログラム
は、コンピュータに認識結果の内容に応じて受信メール
データを解析する部分を変更するステップを実行させる
ものである。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
電子メール通信装置の構成を示すブロック図である。図
1において、1はLANやモデム等を介して電子メール
を送受信するメール送受信部(メール送受信手段)、2
はメール送受信部1から出力する受信メールデータ、3
は受信メールデータ2に対して解析処理を行うメール文
解析部(メール文解析手段)、4はメール文解析部3が
受信メールデータ2の解析結果に基づいて出力する音声
合成文章データ、5はメール文解析部3が受信メールデ
ータ2の解析結果に基づいて出力する語彙データ、6は
メール文解析部3が受信メールデータ2の解析結果に基
づいて出力する音声認識命令、7は音声合成文章データ
4に基づいて音声合成を行い音声を出力する音声合成部
(音声合成手段)、8は音響モデルが記憶されている音
響モデルメモリ、9は語彙データ5に基づいて音響モデ
ルメモリ8に記憶されている音響モデルを用いて認識辞
書を作成する認識辞書作成部、10は認識辞書作成部9
が作成し出力する認識辞書、11は音声を入力する例え
ばマイク等の音声入力端、12は音声認識命令6及び認
識辞書10に基づいて音声入力端11から入力する音声
に対して認識処理を行う音声認識部(音声認識手段)、
13は音声認識部12が出力する認識結果、14は認識
結果13と受信メールデータ2とから返信する電子メー
ルを作成しメール送受信部1に出力する返信メール作成
部(返信メール作成手段)、15は返信メール作成部1
4から出力された返信メールデータである。なお、音響
モデルメモリ8と認識辞書作成部9とから認識辞書作成
手段が構成される。
【0032】次に動作について説明する。メール送受信
部1が受信した電子メールは、受信メールデータ2とし
てメール文解析部3に出力される。メール文解析部3
は、受信メールデータ2の解析処理として、音声合成を
行う部分と音声認識に関わる部分とを判断する。音声合
成を行う部分は音声合成文章データ4として音声合成部
7に出力し、音声認識に関わる部分は語彙データ5とし
て認識辞書作成部9に出力し、同時に音声認識命令6を
音声認識部12に出力する。音声合成部7は、音声合成
文章データ4に基づいて音声合成を行い音声を出力す
る。また、認識辞書作成部9は、音響モデルメモリ8を
接続することによって認識辞書10を作成し音声認識部
12に出力する。
【0033】次に、音声認識部12は、メール文解析部
3が出力した音声認識命令6に基づいて、音声入力端1
1から入力する音声に対して認識処理を行い、認識結果
13を出力する。次に、返信メール作成部14は、認識
結果13と受信メールデータ2とから返信する電子メー
ルを作成し、メール送受信部1に返信メールデータ15
を出力する。
【0034】次に実施例について説明する。実施の形態
1による電子メール通信装置が、次に示すような文章の
電子メールを受信した場合について説明する。
【0035】To: xxx@aaa.com From: oo@bbb.co.jp Subject: 明日の会議について : : ――― ○○です。 明日の会議に出られますか? <はいorいいえ> 了解しました。
【0036】上記のような電子メールを受信した場合、
メール送受信部1は、上記電子メールの本文の部分を受
信メールデータ2としてメール文解析部3に出力する。
メール文解析部3は、受信メールデータ2の解析処理と
して、音声合成を行う部分と音声認識に関わる部分とを
判断する。つまり、メール文解析部3は、受信メールデ
ータ2において、「○○です。明日の会議に出られます
か?」の部分を音声合成文章データ4として音声合成部
7に出力する。音声合成部7は、音声合成文章データ4
に基づいて、音声合成を行い、「○○です。明日の会議
に出られますか?」の部分を音声として出力する。次
に、メール文解析部3は、カギ括弧(<>)でくくられ
た部分を音声認識に関わる部分と判断し、カギ括弧内の
「はいorいいえ」において、「or」を区切り記号と
して抽出する単語群、「はい」と「いいえ」を音声認識
に関わる語彙データ5として認識辞書作成部9に出力す
る。また、メール文解析部3は、音声認識命令6を音声
認識部12に出力する。
【0037】次に、認識辞書作成部9は、音響モデルメ
モリ8に記憶されている音響モデル、例えば日本語に現
れる各音素について複数の話者の音声データにより学習
されたHMM(Hidden Marcov Mode
l)のような音素モデルを接続することによって、語彙
データ5の「はい」と「いいえ」についての単語モデル
を作成し、認識辞書10として音声認識部12に出力す
る。次に、音声認識部12は、メール文解析部3から出
力する音声認識命令6に基づいて、認識辞書作成部9が
出力する認識辞書10を用いて、音声入力端11から入
力する音声に対して認識処理を行い、認識結果13を返
信メール作成部14に出力する。
【0038】次に、メール文解析部3は、認識処理が終
了した場合には、受信メールデータ2の「了解しまし
た。」の部分を音声合成文章データ4として音声合成部
7に出力する。音声合成部7は、音声合成文章データ4
に基づいて音声合成を行い、「了解しました。」を音声
として出力する。次に、返信メール作成部14は、認識
結果13として、例えば「はい」が入力された場合に
は、認識結果13と受信メールデータ2とから返信する
電子メールとして次に示すような返信メールデータ15
を出力する。
【0039】>○○です。 >明日の会議に出られますか? はい >了解しました。
【0040】返信メール作成部14は、上記のような返
信する電子メールである返信メールデータ15をメール
送受信部1に出力する。次に、メール送受信部1は、受
信メールデータ2の送信者に対して返信メールデータ1
5を電子メールとして返信する。
【0041】以上説明したように、この実施の形態1に
よる電子メール通信装置は、受信した電子メールを受信
メールデータ2として出力し返信メールデータ15が入
力した際には電子メールを送信するメール送受信部1
と、受信メールデータ2を解析することによって音声合
成を行う部分と音声認識に関わる部分とを判断し、音声
合成を行う部分は音声合成文章データ4として出力し、
音声認識に関わる部分は語彙データ5として出力すると
共に、音声認識を指示する音声認識命令6を出力するメ
ール文解析部3と、音声合成文章データ4に基づいて音
声合成を行い音声を出力する音声合成部7と、音響モデ
ルに基づいて語彙データ5の認識辞書10を作成し出力
する認識辞書作成部9と、音声認識命令6に従って音声
入力端11から入力する音声に対して認識辞書10によ
って制限された認識処理を行うことにより認識結果13
を出力する音声認識部12と、認識結果13と受信メー
ルデータ2とに基づいて返信する電子メールを作成し返
信メールデータ15を出力する返信メール作成部14と
を備えるものである。
【0042】また、以上の説明では、この実施の形態1
を電子メール通信装置としたが、この電子メール通信装
置の各構成要素が行う処理過程を備えた電子メール通信
方法として、この実施の形態1を実現することもでき
る。
【0043】即ち、この実施の形態1による電子メール
通信方法は、受信した電子メールを受信メールデータ2
として出力するステップと、受信メールデータ2を解析
することによって音声合成を行う部分と音声認識に関わ
る部分とを判断し、音声合成を行う部分は音声合成文章
データ4として出力し、音声認識に関わる部分は語彙デ
ータ5として出力すると共に、音声認識を指示する音声
認識命令6を出力するステップと、音声合成文章データ
4に基づいて音声合成を行い音声を出力するステップ
と、音響モデルに基づいて語彙データ5の認識辞書10
を作成し出力するステップと、音声認識命令6に従って
音声入力端11から入力する音声に対して認識辞書10
によって制限された認識処理を行うことにより認識結果
13を出力するステップと、認識結果13と受信メール
データ2とに基づいて返信する電子メールを作成し返信
メールデータ15を出力するステップと、返信メールデ
ータが入力した際には受信メールデータ2に対する返信
の電子メールとして送信するステップとを有するもので
ある。
【0044】また、この実施の形態1による電子メール
通信方法は、その方法をコンピュータで実行するための
電子メール通信プログラムとして実現することもでき
る。
【0045】即ち、この実施の形態1による電子メール
通信プログラムは、受信した電子メールを受信メールデ
ータ2として出力するステップと、受信メールデータ2
を解析することによって音声合成を行う部分と音声認識
に関わる部分とを判断し、音声合成を行う部分は音声合
成文章データ4として出力し、音声認識に関わる部分は
語彙データ5として出力すると共に、音声認識を指示す
る音声認識命令6を出力するステップと、音声合成文章
データ4に基づいて音声合成を行い音声を出力するステ
ップと、音響モデルに基づいて語彙データ5の認識辞書
10を作成し出力するステップと、音声認識命令6に従
って音声入力端11から入力する音声に対して認識辞書
10によって制限された認識処理を行うことにより認識
結果13を出力するステップと、認識結果13と受信メ
ールデータ2とに基づいて返信する電子メールを作成し
返信メールデータ15を出力するステップと、返信メー
ルデータが入力した際には受信メールデータ2に対する
返信の電子メールとして送信するステップとをコンピュ
ータで実行するようにしたものである。
【0046】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、音声合成を行う部分と音声認識に関わる部分とを判
断し音声認識に関わる部分は語彙データ5として認識辞
書作成部9に出力するメール文解析部3と、音響モデル
に基づいて語彙データ5の認識辞書10を作成し出力す
る認識辞書作成部9と、音声入力端11から入力する音
声に対して認識辞書10で制限された認識処理を行う音
声認識部12とを備えるようにしたので、音声認識部1
2における音声の認識処理が、認識対象となる認識辞書
10に制限されて行われるから、認識処理の精度が向上
し正しい認識結果13が出力されるという効果が得られ
る。
【0047】なお、この実施の形態1において、音声認
識に関わる部分をカギ括弧で表現した場合について説明
したが、これに限られるものではなく、他の記号や記述
子、記述ルールを用いてもよい。また、音響モデルはH
MMのような音素モデルに限られるものではなく、他の
音声単位、例えば音素片、半音節、音節、単語などにつ
いてのモデルであってもよい。
【0048】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2による電子メール通信装置の構成を示すブロック
図である。図2において、図1と同一符号は同一または
相当部分を示すのでその説明を省略する。但し、3は音
声認識部12から出力する認識結果13が入力される点
で、図1に符号3を付して示したものとは異なるメール
文解析部(メール文解析手段)である。
【0049】次に動作について説明する。実施の形態2
におけるメール送受信部1,音声合成部7,音響モデル
メモリ8,認識辞書作成部9,音声認識部12,返信メ
ール作成部14に係る動作及び奏する効果は、実施の形
態1と同様であるのでその説明を省略する。
【0050】メール文解析部3は、実施の形態1におい
て説明した動作に加えて、音声認識部12から出力され
た認識結果13が入力した場合には、認識結果13を受
信メールデータ2の解析に用いる。つまり、メール文解
析部3は、受信メールデータ2の解析処理として、音声
合成文章データ4の抽出、音声認識における語彙データ
5の抽出、認識結果13に依存して処理を行う部分とに
分ける処理を行う。
【0051】次に実施例について説明する。実施の形態
2による電子メール通信装置が、次に示すような文章の
電子メールを受信した場合について説明する。
【0052】○○です。いつものメンバーで、居酒屋△
△で飲んでます。 これますか? <はいorいいえ> <result> <ifはい> 何時に来られますか? <しちじorはちじorくじ> では、待ってます。 <¥ifはい> <ifいいえ> では、また次の機会に。 <¥ifいいえ> <¥result>
【0053】上記のような電子メールを受信した場合、
メール送受信部1は、上記電子メールを受信メールデー
タ2としてメール文解析部3に出力する。メール文解析
部3は、受信メールデータ2の解析処理として、先ず、
「○○です。いつものメンバーで、居酒屋△△で飲んで
ます。これますか?」の部分を音声合成文章データ4と
して音声合成部7に出力し、音声合成部7は音声として
出力する。次に、カギ括弧内の「はいorいいえ」の部
分を語彙データ5として認識辞書作成部9に出力し、認
識辞書10が作成される。
【0054】次に、メール文解析部3は、<resul
t>を検出することによって、<result>と<¥
result>とに挟まれた部分を認識結果13に依存
して処理を行う部分と判断し、音声認識部12から認識
結果13が入力するまで待機する。認識結果13が入力
した場合には、<result>と<¥result>
とに挟まれた部分についての解析処理を行う。なお、こ
の実施の形態2における実施例では、<if[認識結果
13の内容]>と<¥if[認識結果13の内容]>と
に挟まれた部分が、認識結果13に依存した処理を示す
部分である。
【0055】次に、メール文解析部3は、認識結果13
が「はい」である場合には、<ifはい>と<¥ifは
い>とに挟まれている「何時に来られますか?<しちじ
orはちじorくじ>では、待ってます。」の部分に対
して解析処理を行い、認識結果13が「いいえ」である
場合には、<ifいいえ>と<¥ifいいえ>とに挟ま
れている「では、また次の機会に。」の部分に対して解
析処理を行う。
【0056】認識結果13が「はい」である場合には、
メール文解析部3は、「何時に来られますか?」の部分
を音声合成文章データ4として音声合成部7に出力し、
音声合成部7は音声として出力する。次に、メール文解
析部3は、「<しちじorはちじorくじ>」の部分が
音声認識における語彙データ5が記述されている部分と
判断し、「or」で区切られた「しちじ」,「はち
じ」,「くじ」を語彙データ5として認識辞書作成部9
に出力する。また、音声認識命令6を音声認識部12に
出力する。
【0057】次に、認識辞書作成部9は、音響モデルメ
モリ8に記憶されている音響モデルを用いて、「しち
じ」,「はちじ」,「くじ」のそれぞれについて単語モ
デルを作成し、認識辞書10として音声認識部12に出
力する。次に、音声認識部12は、認識辞書10を用い
て音声入力端11から入力する音声に対して認識処理を
行い、認識結果13として、例えば「はちじ」を出力す
る。次に、メール文解析部3は、認識処理が終了した場
合には、「では、待ってます。」を音声合成文章データ
4として音声合成部7に出力し、音声合成部7は音声と
して出力する。次に、返信メール作成部14は、認識結
果13と受信メールデータ2とから返信する電子メール
として次に示すような返信メールデータ15を出力す
る。
【0058】>○○です。いつものメンバーで、居酒屋
△△で飲んでます。 >これますか? はい >何時に来られますか? はちじ >では、待ってます。
【0059】認識結果13が「いいえ」である場合に
は、「では、また次の機会に。」を音声合成文章データ
4として音声合成部7に出力し、音声合成部7は音声と
して出力する。次に、返信メール作成部14は、認識結
果13と受信メールデータ2とから返信する電子メール
として次に示すような返信メールデータ15を出力す
る。
【0060】>○○です。いつものメンバーで、居酒屋
△△で飲んでます。 >これますか? いいえ >では、また次の機会に。
【0061】返信メール作成部14は、上記のような返
信する電子メールである返信メールデータ15をメール
送受信部1に出力する。次に、メール送受信部1は、受
信メールデータ2の送信者に対して返信メールデータ1
5を電子メールとして返信する。
【0062】以上説明したように、この実施の形態2に
よる電子メール通信装置は、実施の形態1による電子メ
ール通信装置に加えて、メール文解析手段が、音声認識
手段から出力する認識結果の内容に応じて受信メールデ
ータを解析する部分を変更するようにしたものである。
【0063】また、以上の説明では、この実施の形態2
を電子メール通信装置としたが、この電子メール通信装
置の各構成要素が行う処理過程を備えた電子メール通信
方法として、この実施の形態2を実現することもでき
る。
【0064】即ち、この実施の形態2による電子メール
通信方法は、実施の形態1による電子メール通信方法に
加えて、認識結果13の内容に応じて受信メールデータ
2を解析する部分を変更するステップを有するようにし
たものである。
【0065】また、この実施の形態2による電子メール
通信方法は、その方法をコンピュータで実行するための
電子メール通信プログラムとして実現することもでき
る。
【0066】即ち、この実施の形態2による電子メール
通信プログラムは、実施の形態1による電子メール通信
プログラムに加えて、認識結果13の内容に応じて受信
メールデータ2を解析する部分を変更するステップをコ
ンピュータで実行するようにしたものである。
【0067】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、受信メ
ールデータ2の解析処理として音声合成文章データ4の
抽出,音声認識における語彙データ5の抽出,認識結果
13に依存して処理を行う部分とに分ける処理を行うメ
ール文解析部3を備えるようにしたので、認識結果13
の内容に応じた音声の出力や返信する電子メールの作成
ができるという効果が得られる。
【0068】なお、この実施の形態2において、認識結
果13に依存して処理を行う部分を判断するために、<
result>と<¥result>とを用いて該当す
る部分を挟む場合について説明したが、これに限られる
ものではなく、他の記号や記述子、記述ルールを用いて
もよい。また、認識結果13の内容に依存して処理を行
う部分を判断するために、<if[認識結果13の内
容]>と<¥if[認識結果13の内容]>とを用いて
該当する部分を挟む場合について説明したが、これに限
られるものではなく、他の記号や記述子、記述ルールを
用いてもよい。
【0069】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3による電子メール通信装置の構成を示すブロック
図である。図3において、図2と同一符号は同一または
相当部分を示すのでその説明を省略する。但し、3は後
述する音声符号化部に音声符号化命令を出力する点で、
図2に符号3を付して示したものとは異なるメール文解
析部(メール文解析手段)である。図3において、21
はメール文解析部3から出力する音声符号化命令、22
は音声符号化命令21に基づいて音声入力端11から入
力する音声を符号化する音声符号化部(音声符号化手
段)、23は音声符号化部22が符号化した音声符号化
データである。
【0070】次に動作について説明する。実施の形態3
におけるメール送受信部1,音声合成部7,音響モデル
メモリ8,認識辞書作成部9,音声認識部12,返信メ
ール作成部14に係る動作及び奏する効果は、実施の形
態2と同様であるのでその説明を省略する。
【0071】メール文解析部3は、実施の形態2におい
て説明した動作に加えて、受信メールデータ2の解析処
理として、受信メールデータ2に含まれる音声符号化命
令21を表す記述子の検出と音声符号化命令21の出力
とを行う。次に、音声符号化部22は、音声符号化命令
21に基づいて、音声入力端11から入力する音声を符
号化する処理を行い、音声符号化データ23を返信メー
ル作成部14に出力する。
【0072】次に実施例について説明する。実施の形態
3による電子メール通信装置が、次に示すような文章の
電子メールを受信した場合について説明する。
【0073】明日の夕食の希望があれば、どうぞ。 <rec10> どうもありがとう。
【0074】上記のような電子メールを受信した場合、
メール送受信部1は、上記電子メールを受信メールデー
タ2としてメール文解析部3に出力する。メール文解析
部3は、受信メールデータ2の解析処理として、先ず、
「明日の夕食の希望があれば、どうぞ。」の部分を音声
合成文章データ4として音声合成部7に出力し、音声合
成部7は音声として出力する。次に、メール文解析部3
は、音声符号化命令21を表す<rec10>を検出
し、音声入力端11から入力する音声を10秒間だけ音
声符号化を行うように音声符号化部22に音声符号化命
令21を出力する。なお、音声符号化命令21の記述子
は、<rec[符号化時間(秒)]>として表してい
る。
【0075】次に、音声符号化部22は、メール文解析
部3が出力した音声符号化命令21に基づいて、音声入
力端11から入力する音声を10秒間だけ音声符号化を
行う。この時、音声符号化部22が用いる符号化方式
は、例えばADPCM,CELP,VCELPなどを用
いる。但し、この発明の実施の形態3による電子メール
通信装置が、携帯電話等の小型の通信機器に搭載される
場合には、当該通信機器が用いている符号化方式を利用
することによって、機器全体の構成を簡略化するとよ
い。次に、音声符号化部22は、音声入力端11から入
力する音声を符号化した音声符号化データ23を返信メ
ール作成部14に出力する。
【0076】次に、メール文解析部3は、音声符号化部
22による音声の符号化が終了した場合に、「どうもあ
りがとう。」を音声合成文章データ4として音声合成部
7に出力し、音声合成部7は音声として出力する。次
に、返信メール作成部14は、認識結果13,受信メー
ルデータ2及び音声符号化データ23から返信する電子
メールとして、例えば音声入力端11から入力した音声
が「寒いので鍋物が食べたい」である場合には、次に示
すような返信メールデータ15を出力する。
【0077】>明日の夕食の希望があれば、どうぞ。 [符号化データ「寒いので鍋物が食べたい」] >どうもありがとう。
【0078】返信メールデータ15に挿入される音声符
号化データ23は、UUENCODEでキャラクタ化し
た符号化データを挿入してもよいし、MIME形式で挿
入してもよい。返信メール作成部14は、上記のような
返信する電子メールである返信メールデータ15をメー
ル送受信部1に出力する。次に、メール送受信部1は、
受信メールデータ2の送信者に対して返信メールデータ
15を電子メールとして返信する。
【0079】以上説明したように、この実施の形態3に
よる電子メール通信装置は、実施の形態2による電子メ
ール通信装置に加えて、音声符号化命令21に従って音
声入力端11から入力する音声を符号化することによっ
て音声符号化データ23を作成し出力する音声符号化部
22を備え、メール文解析部3が、受信メールデータ2
を解析することによって音声符号化命令21を出力し、
返信メール作成部14が、認識結果13,受信メールデ
ータ2及び音声符号化データ23とに基づいて返信する
電子メールを作成し返信メールデータ15を出力するよ
うにしたものである。
【0080】また、以上の説明では、この実施の形態3
を電子メール通信装置としたが、この電子メール通信装
置の各構成要素が行う処理過程を備えた電子メール通信
方法として、この実施の形態3を実現することもでき
る。
【0081】即ち、この実施の形態3による電子メール
通信方法は、実施の形態2による電子メール通信方法に
加えて、受信メールデータ2を解析することによって音
声符号化命令21を出力するステップと、音声符号化命
令21に従って音声入力端11から入力する音声を符号
化することによって音声符号化データ23を作成し出力
するステップと、認識結果13,受信メールデータ2及
び音声符号化データ23とに基づいて返信する電子メー
ルを作成し返信メールデータ15を出力するステップと
を有するようにしたものである。
【0082】また、この実施の形態3による電子メール
通信方法は、その方法をコンピュータで実行するための
電子メール通信プログラムとして実現することもでき
る。
【0083】即ち、この実施の形態3による電子メール
通信プログラムは、実施の形態2による電子メール通信
プログラムに加えて、受信メールデータ2を解析するこ
とによって音声符号化命令21を出力するステップと、
音声符号化命令21に従って音声入力端11から入力す
る音声を符号化することによって音声符号化データ23
を作成し出力するステップと、認識結果13,受信メー
ルデータ2及び音声符号化データ23とに基づいて返信
する電子メールを作成し返信メールデータ15を出力す
るステップとをコンピュータで実行するようにしたもの
である。
【0084】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、実施の形態2と同様の効果を奏すると共に、音声入
力端11から入力する音声を符号化することによって音
声符号化データ23を作成し出力する音声符号化部22
を備えるようにしたので、音声認識部12が認識結果1
3として文字列に変換できないような音声に対しても返
信メールデータ15に挿入することが可能になるという
効果が得られる。
【0085】なお、この実施の形態3において、音声符
号化命令21の記述子は、<rec[符号化時間
(秒)]>として説明したが、これに限られるものでは
なく、他の記号や記述子、記述ルールを用いてもよい。
【0086】実施の形態4.図4は、この発明の実施の
形態4による電子メール通信装置の構成を示すブロック
図である。図4において、図3と同一符号は同一または
相当部分を示すのでその説明を省略する。但し、3は後
述する端末操作部に操作命令を出力する点で、図3に符
号3を付して示したものとは異なるメール文解析部(メ
ール文解析手段)である。図4において、31はメール
文解析部3が出力する操作命令、32は操作命令31に
基づいて電子メール通信装置が搭載された端末が有する
種々の出力・表示機能を操作する端末操作部(端末操作
手段)である。
【0087】次に動作を説明する。実施の形態4におけ
るメール送受信部1,音声合成部7,音響モデルメモリ
8,認識辞書作成部9,音声認識部12,返信メール作
成部14,音声符号化部22に係る動作及び奏する効果
は、実施の形態3と同様であるのでその説明を省略す
る。
【0088】メール文解析部3は、実施の形態3におい
て説明した動作に加えて、受信メールデータ2の解析処
理として、受信メールデータ2に含まれる操作命令31
を表す記述子の検出と操作命令31の出力とを行う。次
に、端末操作部32は、操作命令31に基づいて、電子
メール通信装置が搭載された端末が有する種々の出力・
表示機能を操作する。なお、実施の形態4による電子メ
ール通信装置の操作命令31は、例えば電子メール通信
装置を携帯電話に搭載した場合では、音楽を奏でる、振
動する、液晶画面のライトを点滅させる等の操作を行う
命令を表しているものである。
【0089】次に実施例について説明する。実施の形態
4による電子メール通信装置が携帯電話に搭載されてお
り、次に示すような文章の電子メールを受信した場合に
ついて説明する。
【0090】<music C4D4E3> こんにちは、△△です。 今日は雪が降って寒かった<vib3>ですが、 明日は晴<lon0.5>れ<lon0.5>そ<lo
n0.5>うですね。
【0091】上記の電子メールにおいて、<music
[メロディのデータ]>は音楽を奏でる命令の記述子で
あり、<vib[振動時間(秒)]>は振動する命令の
記述子であり、<lon[点灯時間(秒)]>及び<l
off[消灯時間(秒)]>は液晶画面のライトを点灯
したり消灯したりする命令の記述子である。
【0092】上記のような電子メールを受信した場合、
メール送受信部1は、上記電子メールを受信メールデー
タ2としてメール文解析部3に出力する。メール文解析
部3は、受信メールデータ2の解析処理として、先ず、
<music C4D4E3>の部分を音を鳴らす操作
命令31として端末操作部32に出力する。次に、端末
操作部32は、C4に対応する端末の操作として、Cに
対応する「ド」の音を4に対応する四分音符の長さで鳴
らし、D4に対応する端末の操作として、Dに対応する
「レ」の音を4に対応する四分音符の長さで鳴らし、最
後にE3に対応する端末の操作として、Eに対応する
「ミ」の音を3に対応する二分音符の長さで鳴らす。
【0093】音を鳴らす操作命令31は、「CDEFG
AB」が音程の「ドレミファソラシ」に対応しており、
シャープやフラットは、C#やBbのようにアルファベ
ットの後ろに#やbを付けて表現している。また、1オ
クターブ高い音は、C+のようにアルファベットの後ろ
に+を付けて表現し、1オクターブ低い音は、C−のよ
うにアルファベットの後ろに−を付けて表現している。
また、音の長さは、音程の後ろに数字を付けることによ
って表現し、4が四分音符、3が二分音符、2が全音
符、5が八分音符、6が十六分音符にそれぞれ対応して
いる。
【0094】次に、メール文解析部3は、「こんにち
は、△△です。今日は雪が降って寒かった」の部分を音
声合成文章データ4として音声合成部7に出力し、音声
合成部7は音声として出力する。次に、メール文解析部
3は、<vib3>の部分を端末を振動させる操作命令
31として端末操作部32に出力する。次に、端末操作
部32は、3秒間だけ端末のバイブレーションを駆動す
る。
【0095】次に、メール文解析部3は、「ですが、明
日は晴(は)」の部分を音声合成文章データ4として音
声合成部7に出力し、音声合成部7は音声として出力す
る。次に、メール文解析部3は、<lon0.5>の部
分を液晶画面のライトを点灯させる操作命令31として
端末操作部32に出力する。次に、端末操作部32は、
液晶画面のライトを0.5秒間だけ点灯する。
【0096】次に、メール文解析部3は、「れ」の部分
を音声合成文章データ4として音声合成部7に出力し、
音声合成部7は音声として出力する。次に、メール文解
析部3は、<lon0.5>の部分を液晶画面のライト
を点灯させる操作命令31として端末操作部32に出力
する。次に、端末操作部32は、液晶画面のライトを
0.5秒間だけ点灯する。
【0097】次に、メール文解析部3は、「そ」の部分
を音声合成文章データ4として音声合成部7に出力し、
音声合成部7は音声として出力する。次に、メール文解
析部3は、<lon0.5>の部分を液晶画面のライト
を点灯させる操作命令31として端末操作部32に出力
する。次に、端末操作部32は、液晶画面のライトを
0.5秒間だけ点灯する。次に、メール文解析部3は、
最後の「うですね。」の部分を音声合成文章データ4と
して音声合成部7に出力し、音声合成部7は音声として
出力する。
【0098】また、受信メールデータ2において、一般
的に電子メールで用いられる記号(「!」や「?!」な
ど)や顔文字(「(^o^」や「(^^;」など)に対
して、上述した音楽,振動及び液晶画面のライトの点灯
・消灯などの端末が有する種々の出力・表示機能を操作
するように予め操作命令31を定義しておいた場合で
は、メール文解析部3が、受信メールデータ2の解析処
理において当該記号や当該顔文字を検出した際に、定義
された操作命令31を端末操作部32に出力することが
できる。つまり、電子メールの送信者が電子メールの文
章中に挿入する特殊記号(上述した記号や顔文字)が有
する感情表現を、音楽や振動等を用いて電子メールの受
信者に伝えることができる。
【0099】以上説明したように、この実施の形態4に
よる電子メール通信装置は、実施の形態3による電子メ
ール通信装置に加えて、操作命令31に従って出力・表
示機能を操作する端末操作部32を備え、メール文解析
部3が、受信メールデータ2を解析することによって操
作命令31を出力するようにしたものである。
【0100】また、以上の説明では、この実施の形態4
を電子メール通信装置としたが、この電子メール通信装
置の各構成要素が行う処理過程を備えた電子メール通信
方法として、この実施の形態4を実現することもでき
る。
【0101】即ち、この実施の形態4による電子メール
通信方法は、実施の形態3による電子メール通信方法に
加えて、受信メールデータ2を解析することによって操
作命令31を出力するステップと、操作命令31に従っ
て出力・表示機能を操作するステップとを有するように
したものである。
【0102】また、この実施の形態4による電子メール
通信方法は、その方法をコンピュータで実行するための
電子メール通信プログラムとして実現することもでき
る。
【0103】即ち、この実施の形態4による電子メール
通信プログラムは、実施の形態3による電子メール通信
プログラムに加えて、受信メールデータ2を解析するこ
とによって操作命令31を出力するステップと、操作命
令31に従って出力・表示機能を操作するステップとを
コンピュータで実行するようにしたものである。
【0104】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、操作命令31に基づいて電子メール通信装置が搭載
された端末が有する種々の出力・表示機能を操作する端
末操作部32を備えるようにしたので、電子メール通信
装置が搭載された端末(実施例における携帯電話)が有
する種々の出力・表示機能を操作できるから、電子メー
ルの送信者が電子メールの文章中に挿入する感情表現
を、容易に電子メールの受信者に伝えることができると
いう効果が得られる。
【0105】なお、この実施の形態4において、<mu
sic[メロディのデータ]>は音楽を奏でる命令の記
述子であり、<vib[振動時間(秒)]>は振動する
命令の記述子であり、<lon[点灯時間(秒)]>及
び<loff[消灯時間(秒)]>は液晶画面のライト
を点灯したり消灯したりする命令の記述子であるとして
説明したが、これに限られるものではなく、他の記号や
記述子、記述ルールを用いてもよい。
【0106】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、受信
した電子メールを受信メールデータとして出力し返信メ
ールデータが入力した際には電子メールを送信するメー
ル送受信手段と、受信メールデータを解析することによ
って音声合成を行う部分と音声認識に関わる部分とを判
断し、音声合成を行う部分は音声合成文章データとして
出力し、音声認識に関わる部分は語彙データとして出力
すると共に、音声認識を指示する音声認識命令を出力す
るメール文解析手段と、音声合成文章データに基づいて
音声合成を行い音声を出力する音声合成手段と、音響モ
デルに基づいて語彙データの認識辞書を作成し出力する
認識辞書作成手段と、音声認識命令に従って音声入力端
から入力する音声に対して認識辞書によって制限された
認識処理を行うことにより認識結果を出力する音声認識
手段と、認識結果と受信メールデータとに基づいて返信
する電子メールを作成し返信メールデータを出力する返
信メール作成手段とを備えるように構成したので、音声
認識手段における音声の認識処理が、認識対象となる認
識辞書に制限されて行われるから、認識処理の精度が向
上し正しい認識結果が出力されるという効果がある。
【0107】この発明によれば、音声符号化命令に従っ
て音声入力端から入力する音声を符号化することによっ
て音声符号化データを作成し出力する音声符号化手段を
備え、メール文解析手段が、受信メールデータを解析す
ることによって音声符号化命令を出力し、返信メール作
成手段が、認識結果,受信メールデータ及び音声符号化
データとに基づいて返信する電子メールを作成し返信メ
ールデータを出力するように構成したので、音声認識手
段が認識結果として文字列に変換できないような音声に
対しても返信メールデータに挿入することが可能になる
という効果がある。
【0108】この発明によれば、操作命令に従って出力
・表示機能を操作する端末操作手段を備え、メール文解
析手段が、受信メールデータを解析することによって操
作命令を出力するように構成したので、電子メール通信
装置が搭載された端末が有する種々の出力・表示機能を
操作できるから、電子メールの送信者が電子メールの文
章中に挿入する感情表現を、容易に電子メールの受信者
に伝えることができるという効果がある。
【0109】この発明によれば、メール文解析手段が、
音声認識手段から出力する認識結果の内容に応じて受信
メールデータを解析する部分を変更するように構成した
ので、認識結果の内容に応じた音声の出力や返信する電
子メールの作成ができるという効果がある。
【0110】この発明によれば、受信した電子メールを
受信メールデータとして出力するステップと、受信メー
ルデータを解析することによって音声合成を行う部分と
音声認識に関わる部分とを判断し、音声合成を行う部分
は音声合成文章データとして出力し、音声認識に関わる
部分は語彙データとして出力すると共に、音声認識を指
示する音声認識命令を出力するステップと、音声合成文
章データに基づいて音声合成を行い音声を出力するステ
ップと、音響モデルに基づいて語彙データの認識辞書を
作成し出力するステップと、音声認識命令に従って音声
入力端から入力する音声に対して認識辞書によって制限
された認識処理を行うことにより認識結果を出力するス
テップと、認識結果と受信メールデータとに基づいて返
信する電子メールを作成し返信メールデータを出力する
ステップと、返信メールデータが入力した際には受信メ
ールデータに対する返信の電子メールとして送信するス
テップとを実行させるように構成したので、音声の認識
処理が認識対象となる認識辞書に制限されて行われるか
ら、認識処理の精度が向上し正しい認識結果が出力され
るという効果を奏する。また、音声の認識処理が認識対
象となる認識辞書に制限されて行われるから、認識処理
の精度が向上し正しい認識結果が出力されるコンピュー
タで実行可能なプログラムを得ることができるという効
果がある。
【0111】この発明によれば、受信メールデータを解
析することによって音声符号化命令を出力するステップ
と、音声符号化命令に従って音声入力端から入力する音
声を符号化することによって音声符号化データを作成し
出力するステップと、認識結果,受信メールデータ及び
音声符号化データとに基づいて返信する電子メールを作
成し返信メールデータを出力するステップとを実行させ
るように構成したので、認識結果として文字列に変換で
きないような音声に対しても返信メールデータに挿入す
ることが可能になるという効果を奏する。また、認識結
果として文字列に変換できないような音声に対しても返
信メールデータに挿入することが可能になるコンピュー
タで実行可能なプログラムを得ることができるという効
果がある。
【0112】この発明によれば、受信メールデータを解
析することによって操作命令を出力するステップと、操
作命令に従って出力・表示機能を操作するステップとを
実行させるように構成したので、端末が有する種々の出
力・表示機能を操作できるから、電子メールの送信者が
電子メールの文章中に挿入する感情表現を、容易に電子
メールの受信者に伝えることができるという効果を奏す
る。また、端末が有する種々の出力・表示機能を操作で
きるから、電子メールの送信者が電子メールの文章中に
挿入する感情表現を、容易に電子メールの受信者に伝え
ることができるコンピュータで実行可能なプログラムを
得ることができるという効果がある。
【0113】この発明によれば、認識結果の内容に応じ
て受信メールデータを解析する部分を変更するステップ
を実行させるように構成したので、認識結果の内容に応
じた音声の出力や返信する電子メールの作成ができると
いう効果を奏する。また、認識結果の内容に応じた音声
の出力や返信する電子メールの作成ができるコンピュー
タで実行可能なプログラムを得ることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による電子メール通
信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による電子メール通
信装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による電子メール通
信装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態4による電子メール通
信装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 従来の電子メール通信装置の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】 1 メール送受信部(メール送受信手段)、2 受信メ
ールデータ、3 メール文解析部(メール文解析手
段)、4 音声合成文章データ、5 語彙データ、6
音声認識命令、7 音声合成部(音声合成手段)、8
音響モデルメモリ、9 認識辞書作成部、10 認識辞
書、11 音声入力端、12 音声認識部(音声認識手
段)、13 認識結果、14 返信メール作成部(返信
メール作成手段)、15 返信メールデータ、21 音
声符号化命令、22 音声符号化部(音声符号化手
段)、23 音声符号化データ、31 操作命令、32
端末操作部(端末操作手段)。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 19/00 G10L 9/18 A

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した電子メールを受信メールデータ
    として出力し、返信メールデータが入力した際には電子
    メールを送信するメール送受信手段と、 前記受信メールデータを解析することによって音声合成
    を行う部分と音声認識に関わる部分とを判断し、音声合
    成を行う部分は音声合成文章データとして出力し、音声
    認識に関わる部分は語彙データとして出力すると共に、
    音声認識を指示する音声認識命令を出力するメール文解
    析手段と、 前記音声合成文章データに基づいて音声合成を行い音声
    を出力する音声合成手段と、 音響モデルに基づいて前記語彙データの認識辞書を作成
    し出力する認識辞書作成手段と、 前記音声認識命令に従って、音声入力端から入力する音
    声に対して前記認識辞書によって制限された認識処理を
    行うことにより認識結果を出力する音声認識手段と、 前記認識結果と前記受信メールデータとに基づいて、返
    信する電子メールを作成し前記返信メールデータを出力
    する返信メール作成手段とを備える電子メール通信装
    置。
  2. 【請求項2】 音声符号化命令に従って音声入力端から
    入力する音声を符号化することによって音声符号化デー
    タを作成し出力する音声符号化手段を備え、メール文解
    析手段は、受信メールデータを解析することによって前
    記音声符号化命令を出力し、返信メール作成手段は、認
    識結果,前記受信メールデータ及び前記音声符号化デー
    タとに基づいて返信する電子メールを作成し返信メール
    データを出力することを特徴とする請求項1記載の電子
    メール通信装置。
  3. 【請求項3】 操作命令に従って出力・表示機能を操作
    する端末操作手段を備え、メール文解析手段は、受信メ
    ールデータを解析することによって前記操作命令を出力
    することを特徴とする請求項1または請求項2記載の電
    子メール通信装置。
  4. 【請求項4】 メール文解析手段は、音声認識手段が出
    力する認識結果の内容に応じて、受信メールデータを解
    析する部分を変更することを特徴とする請求項1から請
    求項3のうちのいずれか1項記載の電子メール通信装
    置。
  5. 【請求項5】 受信した電子メールを受信メールデータ
    として出力するステップと、 前記受信メールデータを解析することによって音声合成
    を行う部分と音声認識に関わる部分とを判断し、音声合
    成を行う部分は音声合成文章データとして出力し、音声
    認識に関わる部分は語彙データとして出力すると共に、
    音声認識を指示する音声認識命令を出力するステップ
    と、 前記音声合成文章データに基づいて音声合成を行い音声
    を出力するステップと、 音響モデルに基づいて前記語彙データの認識辞書を作成
    し出力するステップと、 前記音声認識命令に従って、音声入力端から入力する音
    声に対して前記認識辞書によって制限された認識処理を
    行うことにより認識結果を出力するステップと、 前記認識結果と前記受信メールデータとに基づいて、返
    信する電子メールを作成し返信メールデータを出力する
    ステップと、 前記返信メールデータが入力した際には前記受信メール
    データに対する返信の電子メールとして送信するステッ
    プとを有する電子メール通信方法。
  6. 【請求項6】 受信メールデータを解析することによっ
    て音声符号化命令を出力するステップと、前記音声符号
    化命令に従って音声入力端から入力する音声を符号化す
    ることによって音声符号化データを作成し出力するステ
    ップと、認識結果,前記受信メールデータ及び前記音声
    符号化データとに基づいて返信する電子メールを作成し
    返信メールデータを出力するステップとを有することを
    特徴とする請求項5記載の電子メール通信方法。
  7. 【請求項7】 受信メールデータを解析することによっ
    て操作命令を出力するステップと、前記操作命令に従っ
    て出力・表示機能を操作するステップとを有することを
    特徴とする請求項5または請求項6記載の電子メール通
    信方法。
  8. 【請求項8】 認識結果の内容に応じて、受信メールデ
    ータを解析する部分を変更するステップを有することを
    特徴とする請求項5から請求項7のうちのいずれか1項
    記載の電子メール通信方法。
  9. 【請求項9】 コンピュータに受信した電子メールを受
    信メールデータとして出力するステップと、 前記受信メールデータを解析することによって音声合成
    を行う部分と音声認識に関わる部分とを判断し、音声合
    成を行う部分は音声合成文章データとして出力し、音声
    認識に関わる部分は語彙データとして出力すると共に、
    音声認識を指示する音声認識命令を出力するステップ
    と、 前記音声合成文章データに基づいて音声合成を行い音声
    を出力するステップと、 音響モデルに基づいて前記語彙データの認識辞書を作成
    し出力するステップと、 前記音声認識命令に従って、音声入力端から入力する音
    声に対して前記認識辞書によって制限された認識処理を
    行うことにより認識結果を出力するステップと、 前記認識結果と前記受信メールデータとに基づいて、返
    信する電子メールを作成し返信メールデータを出力する
    ステップと、 前記返信メールデータが入力した際には前記受信メール
    データに対する返信の電子メールとして送信するステッ
    プとを実行させるための電子メール通信プログラム。
  10. 【請求項10】 コンピュータに受信メールデータを解
    析することによって音声符号化命令を出力するステップ
    と、前記音声符号化命令に従って音声入力端から入力す
    る音声を符号化することによって音声符号化データを作
    成し出力するステップと、認識結果,前記受信メールデ
    ータ及び前記音声符号化データとに基づいて返信する電
    子メールを作成し返信メールデータを出力するステップ
    とを実行させることを特徴とする請求項9記載の電子メ
    ール通信プログラム。
  11. 【請求項11】 コンピュータに受信メールデータを解
    析することによって操作命令を出力するステップと、前
    記操作命令に従って出力・表示機能を操作するステップ
    とを実行させることを特徴とする請求項9または請求項
    10記載の電子メール通信プログラム。
  12. 【請求項12】 コンピュータに認識結果の内容に応じ
    て、受信メールデータを解析する部分を変更するステッ
    プを実行させることを特徴とする請求項9から請求11
    のうちのいずれか1項記載の電子メール通信プログラ
    ム。
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